こんにちは。
BLI&NLPトレーナーの近藤です。
今回はコンディション編の3回目です。
テーマはメンタルケアです。
試験の本番が近づくとどうでしょうか。
もちろん、勉強は試験に備えて準備はばっちり。
でも、心が揺れる、自信が薄らぐ、何だか不安になる。
頭の準備ができていても、心の準備ができていないからでしょう。
心の準備、つまりメンタルケアが足りないとそうなるのは自然なこと。
では、どうすればメンタルケアができるのでしょうか。
この質問は講座に登壇しているとよくお受けする質問です。
お答えする前に必ずご質問することがあります。
それは「風呂、飯、寝る」についてです。
言葉少ないお父さんの台詞じゃないです。
メンタルケアにも欠かせないチェック項目です。
心の悩みというと、心の方ばかりを注目しがちです。
ところが、悩みの解決にあたって体にあまり注目をしません。
それは心と体は別物だと考えるからでしょう。
じつは、心と体は表裏一体です。
相互に影響し合っています。
例えば、悩みがあるときは体調が優れません。
体調が優れないときは、悩みやすくなります。
このときは悪循環になっています。
逆に、心が晴れ晴れとしていると、体調も良好です。
体調が良好ですと、心も晴ればれとしています。
このときは好循環です。
まさに心と体はまさに一心同体。
ここから「風呂、飯、寝る」をご案内したのです。
お風呂にゆっくりと入るとリラックスできてよく眠れて元気になります。
栄養のバランスがとれた食事をしていると体調もよくなります。
睡眠を十分に取っていると体のコンディションは良好です。
風呂、飯、寝るは体の調子を良くし、ひいては心の状態も良くします。
だから、お悩み相談のときは、先の3点を振り返ってもらいます。
悩むにしても、体のコンディションを整えた方が、楽です。
色々と考えるときに、体調が不良だと否定的になりがちです。
否定的に考え悩んでも解決策は見つかりにくいものです。
考えて打開策を考えるにも、まず体調を整える。
だから、まずは「風呂、飯、寝る」です。
このことは試験を前にしたメンタルケアも一緒です。
試験前の追い込みでついどれかが犠牲になりやすいものです。
すると体調が不調になります。
そして心に揺らぎが出やすくなります。
メンタルケアをするにしてもまずは体調を整える。
そのためにも「風呂、飯、寝る」です。
さて、体調はばっちり整ったとしましょう。
たぶん、それで不安や心の揺れはかなり収まるはずです。
それでも、心が揺らぐときはどうするかを考えて見ましょう。
もちろん、気合いと根性で吹き飛ばすのも1つでしょう。
でも、吹き飛ばそうとしてもできないから困るのです。
ではどうするか。
不安や恐れ、自信のなさにしっかりと向き合うことです。
どんなことを考えているのか、止まって、自分を観ることです。
自分を観るときは是非マインドマップを書いて下さい。
書くときはどんな小さいことでも、正直に全て書きます。
書いたら眺めて観ましょう。
自分の悩みは深くて大きいと思っていた。
でも、一枚に収まった自分の悩みを一望俯瞰するとどうでしょう。
頭の中で考えているときは大きなことのように思えます。
でも、書き出してみると「なーんだ、紙一枚のことか」と感じます。
それは自分の心を離れてみることができるからです。
書き出したことの中に勉強のことがあったらどうするか。
勉強の悩みは勉強で解消するのが一番です。
時間が許す限り勉強することです。
勉強するときはできる範囲をまず決めます。
できる範囲を自分の意志で決めるのがとても大切です。
人はできることしかできません、だからできることをやります。
決めたら自分に「ここまでやる」と小さな声を出して宣言します。
宣言したらできる範囲ですから必ずやりきります。
やって「思い通りにできた」と自分を認めます。
これを徹底的に繰り返します。
「言葉にしたことはできる」と心にセットされます。
つまり「自分の言葉は実現するのだ」と潜在意識が学習します。
馬鹿みたいに簡単なことですが、これが不安の解消に役立ちます。
不安や恐れは、失敗体験に基づくメンタルブロックが引き起こします。
メンタルブロックはことに際して「できない、やれない」とささやきます。
マイナス体験を潜在意識が学習してメンタルブロックが形成されています。
それを「できた、やれた」の体験で上書きし書き換えていくわけです。
「できた、やれた」の体験を小さくてもドンドン増やすのです。
潜在意識はことの大小をあまり区別しません。
小さいことでもできたことはできたこととして学びます。
だから、自分が必ずできることを選んで絶対にやるのです。
するとあなたの言葉は「言ったことはできる」と力を持ちます。
その言葉で今度は「私は自信に満ちて合格できる」と宣言します。
すると先のセットで潜在意識が働いてあなたを望みの状態に誘います。
以上が勉強しながらメンタルケアをする方法です。
勉強もすすみ心もしっかりしてくる一石二鳥の方法です。
さて、これまでマインドマップ試験勉強術として色々とお伝えしました。
長い間、このシリーズにお付き合い下さりありがとうございました。
お伝えしたことを少しでも役に立てていただければ幸いです。
皆さんの健闘をご祈念申し上げます。
最後に、感謝を込めて素敵なお知らせがあります。
本シリーズをまとめて1日の体験型のセミナーにしました。
「初めてのマインドマップで学ぶ合格を目指す試験勉強術講座」です。
本講座は初めてのマインドマップ講座を含みます。
だからマインドマップをまだ学んでいない方も大丈夫です。
試験勉強にマインドマップをどう使うかだけでなく心構えもできますよ。
こんにちは。
BLI&NLPトレーナーの近藤です。
今回はコンディション編の2回目です。
テーマは体内時計。
腹時計はおなか具合で時間を教えます。
おなかが空いてくると、そろそろ食事の時間だと分かる。
昔の人は上手いことを言ったものです。
同じように私達の体は時計を持っています。
その働きを体内時計と言います。
睡眠のサイクルを決めます。
また頭の働きを左右します。
体内時計が日常の生活とずれているとどうなるか。
例えば、睡眠の質が落ちて、寝ている割には調子が落ちます。
そのほかにも体調が思わしくない。
それこそおなかの具合が不調になります。
もちろん頭の働きが悪くなります。
ですから、試験勉強の結果にも障ります。
試験本番に向けて毎日勉強しても実力が出せなくなる。
それでは後悔しても後悔しきれません。
ではどうしたら良いのか。
試験時間にあわせて体内時計を調整するのです。
例えば、試験時間が朝の9時からならそれに合わせるようにする。
頭の働きは起きてから、だいたい90分で最高になります。
ならば、試験開始に頭がトップスピードになるように体を慣らします。
遅くとも7時30分には起きられるように、徐々に生活を変えることが不可欠。
でも、日頃が夜型ですとどうでしょう。
なかなか朝方に切り替えられないのは事実です。
ところが、切り替えられないのはやはりまずいのです。
理由を繰り返します。
実力が試験時間に出ない恐れがあるからです。
長期間も試験勉強して培った実力が不発に終わる恐れがある。
だから徐々にで結構ですから生活パターンを切り替えて頂きたい。
切り替えるときにはコツがあります。
早寝早起きと言いますが、そのやり方はどうでしょうか。
確かに、それで上手く切り替えが出来る人もいらっしゃいます。
しかし、上手く切り替えられないケースもあるのです。
日頃が夜型ですとなかなか寝付けません。
寝付けずにごろごろしているうちについ夜更かしをします。
すると、結局は夜型が続くことになってしまいます。
だから考えを逆転します。
早起き早寝にすることをお奨めします。
眠くてもとにかく早起きすることです。
早起きして朝日を浴びることです。
カーテンを開ける、ベランダに出て深呼吸をする。
目に日の光を感じることが体内時計を望む方に変えます。
あと、朝食をとる習慣から遠ざかっていたら、朝食をとりましょう。
食事をとることで、体内時計の調子が体と頭で一致してきます。
早起きをする。
朝日を浴びる。
朝食をとる。
以上が、体内時計を朝方に切り替える方法です。
そして本番の試験時間にあわせて調整するやり方です。
これまで夜更かしをしていて夜食をとる習慣について付け加えます。
夜食の習慣は朝方に切り替えると共に止めていきましょう。
夜食をとっていると消化のために体内時計が乱れます。
頭の体内時計は朝方になりつつある。
でも、体の体内時計は消化のためによる夜型のまま。
頭と体で体内時計が合わず、不調になります。
試験本番に向けて、頭も体も朝方に調整する。
調整して万全の体制で試験本番に臨んでくださいね。
こんにちは。
BLI&NLPトレーナーの近藤です。
肩書きはメルマガに今回からあわせたものにしました。
BLIはブザン公認マインドマップインストラクターをあらわします。
NLPトレーナーは神経言語プログラミングの最上位のライセンスです。
毎週のメルマガ発行に手間を取られて少し間隔が空きました。
今回から試験勉強術のコンディション編を始めます。
試験勉強は長いと1年の長期にわたり続きます。
その間、どのようにコンディションを維持するか。
それをテーマに、ここ数回は考えてみましょう。
まずは誰にでも共通する睡眠時間から始めましょうか。
睡眠時間に関して大学受験の時4当5落と言われたことはありませんか。
4時間の睡眠なら合格で、5時間も寝るようでは不合格という意味です。
もしかしたら資格試験もそうでなければと考えるかもしれませんね。
まずは4当5落について考えてみましょう。
4時間睡眠で頑張ればそれだけ勉強時間がふえるのも事実です。
ところが、4時間睡眠で頑張ることは正直なところお奨めしません。
その理由は脳にあります。
脳の中に記憶の中枢である海馬という部位があります。
この部分は私たちが寝ている間に記憶をより分けて記憶する役割をします。
その役割が十分に果たされるためには6時間以上の睡眠が必要といわれます。
だから睡眠時間を削って情報を頭に詰め込んでも記憶しにくいのです。
ズバリ言えば体がきつい思いをする割には、努力が無駄になる。
だから睡眠時間を削るのはお奨めしません。
と言ったものの、忙しい皆さんですから、つい睡眠時間を削りたくなる。
それも、もちろん良く分かりますが、やはり6時間以上は眠りたい。
ではどうすれば良いのか。
以前にお伝えした時間管理の方法を思い出しましょう。
調べてみると私たちの生活には結構な無駄な時間があるようです。
例えば、TVや携帯メールや長電話、付き合い残業やお義理の飲み会など。
それらを全部とは言いませんが、少しずつ減らして勉強時間に回す。
1週間の時間の使い方をマインドマップで記録してみて下さい。
記録を眺めると結構な無駄や使える時間を発見できます。
発見したらそれを勉強時間や睡眠時間に回すようにしていきます。
そうするだけでも、6時間睡眠は取れるようにもなります。
後は通勤時間を試験勉強の時間に充てることです。
聴覚教材を使えば満員電車の中でも勉強を奨めることができます。
消音型ヘッドフォンを使えばうるさい車中も快適な書斎に早変わりします。
でも、そうしつつも忙しいからやはり睡眠時間を削りたいでしょうか。
それならば、睡眠時間を1.5時間の倍数で取ることです。
3時間睡眠も悪くないですが、健康を考えると疑問です。
短くても4.5時間は眠ることです。
これなら1.5時間の3倍で、目覚めも良くなります。
1.5時間の倍数は脳がこのサイクルで活動を高めるからです。
その時に私たちは夢を見ます。
夢を見ている時に眼球が素早くうごくのでREM睡眠と呼ばれます。
REM睡眠の時は脳の活動水準が高くなり目覚めやすいのです。
REM睡眠のサイクルは1.5時間の倍数でやってきます。
夢も見ていますが、眠りも浅いのです。
だから1.5時間の倍数で睡眠時間を管理するのです。
できればやはり6時間くらいは眠りたいものです。
その方が学習の効率が良いですし健康状態も維持できます。
試験勉強は長期にわたりますので健康を損ねては続けられませんからね。
試験勉強にも役立つマインドマップ基礎講座の開催が間近です。
詳しくはこちらよりご覧下さい。
皆さん、こんにちは。
ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
さて、今回は記憶力編その5です。
今回で記憶力の強化については終わりにします。
トピックは、試験勉強をする多くの方が関心をお寄せになる記憶術です。
用語や法律文章を簡単に覚える頭の使い方です。
では、記憶術にどんなイメージをお持ちでしょうか。
確かに、そのイメージは新聞広告に時々出ていてちょっと胡散臭い。
しかし、記憶術は決して胡散臭く怪しいものではありません。
あまり知られていないことですが、記憶術は歴史的にしっかりとした背景を持っているからです。実は、ギリシャ時代から物事を思える方法として使われていました。ローマ時代は雄弁家のキケロが記憶術を使って3時間にも及ぶ、弁論を見事にやり遂げていました。
そして、今日では記憶力の世界的なチャンピオンたちがやはり記憶術を活用して、競技種目でトランプ4セットを短時間の内に完全に覚えるといった、超人的な能力を発揮しています。連続チャンピオンであったドミニク・オブライエンは「試験にパスする画期的なテクニック」という本を著しいます。そのなかで、数字から地理の分野まで幅広く活用できる記憶術を開示しています。
日本では渡辺氏が著名です。渡辺剛彰氏は東大文学部在学中に記憶術を使って畑違いながら司法試験に見事に合格されています。記憶術について多数の著作を残されています。最近では、津川博義さんが難しい漢字や英語のスペルを簡単に覚えられる記憶法を普及されていて、講座のカリキュラムを覚えるときに津川さんの記憶法で私も多いに助けられています。
その様に記憶術は決して怪しい物ではなく、確実に記憶力を高める確かな頭の使い方の1つです。円周率など長い数字から地名、英単語を覚えることまで様々な記憶術が存在します。その1つ1つをご紹介している内に本が一冊書けるくらい多様なテクニックが存在しています。
沢山ある記憶術は、名称ややり方は違っていますが、実は共通点を持っています。その共通点が分かると、改めて記憶術を覚えなくても、記憶力を高くすることができるようになります。また、記憶術を学ぶにしても、記憶術自体を簡単に習得することができるようになります。
その共通点は以下のことです。
1.想像と連想
2.強調と関連づけ
3.理解と集中
1はマインドマップの基本原理です。マインドマップの書き方に深く浸透しています。セントラルイメージを三色で立体的に書くのは想像を刺激しするからです。刺激された想像は記憶になりやすいのです。
さらにセントラルイメージからの連想が広がり安くなります。連想はある記憶と別の記憶を繋げるのりのような働きをしますから、関連した情報を沢山覚えることができるのです。連想されたこともカラフルにユニークに想像すると連想したことをしっかりと記憶にとどめることができます。
2は想像や連想をするときのコツを表現しています。強調は、想像する対象を多彩に、立体的に、動的に、ユニークに、おもしろく、可笑しく思い描くことです。このことは、マインドマップ創始者のブザン氏が自著「記憶の法則」で記憶力を強化するコツとして強調しています。関連づけが種々の記憶術のテクニックです。リンク法やペグ法、定位法などの具体的な技法です。
技法と言っても簡単です。覚えた対象を想起する手がかりになること、例えばペグ法ならペグ(帽子を掛ける金物のこと)や、定位法なら室内の特定の物などと、覚えたい対象をイメージのなかで結びつけるのです。
ここで、ペグ法の事例として、26、43、38、32、79、といった1番目から五番目までの数字を覚えるとしましょう。
音の連想を使ったペグを5つ用意します。ペグ(想起の手がかり)は「いちばん、いちご」「にばん、にんじん」「さんばん、さんま」「よばん、よっぱらい」「ごばん、ごはん」とします。これに先の数字を語呂合わせで、26は風呂、43は夜店、38は宮、32は札、79は泣く、とイメージしてペグに引っかけ安くします。
結びつけ方は例えば、「1・苺の風呂・26」「2・人参が夜店・43を開く」「3・秋刀魚が宮・38にお参り」「4・酔っぱらいが札・32をばらまく」「5・ご飯が泣く・79」とペグと覚える対象を結びつけたイメージをフレーズで作ります。色鮮やかに、立体的に、動的に、ユニークに、おもしろく、可笑しく、短いフレーズで表した5つの場面を想像して強調します。
例えば、1番目の26を覚えるときですが、想像のなかで「苺の風呂」は単にお風呂に苺を浮かべたり、可愛い苺模様の風呂桶を想像したりするより、風呂桶のように大きく真っ赤な苺の果肉を刳り抜いて、そのなかに人が入っているユニークなイメージにします。馬鹿馬鹿しいですが、後の方がしっかりと心に残ります。これが想像と連勝、強調と関連づけの好例です。
なぜ覚えられるのかですが、先のようにするとインパクトが上がるからです。「勉強に必要なことは全てTVのCMに学べる」と言いましたが、面白いCMはたった一度で覚えられることがありますが、そうなるのはインパクトが強いからです。これを記憶に応用するには、覚えるときのイメージがもつインパクトをあげるのです。
だから一度で覚えようと思ったら、インパクトが上がるように、視覚の他に聴覚や体感覚も入れてるのです。先の「苺の風呂」なら苺の風呂桶についている黒いつぶつぶがプチプチと音を立ててつぶれたり、苺の甘酸っぱい香りが浴室全体に広がっていたり、と感覚を豊かに想像を広げます。アホくさいと思いながらあなたの心にはそのイメージがしっかり焼き付いていませんか。
大人は個人的な体験の思い出であるエピソード記憶が優勢です。実際に体験していなくても、想像したことを脳は現実との区別しませんから、想像上の体験であっても、実際に体験していることと同じように、エピソード記憶として保存します。だから、ありありと強調して想像し、連想して関連づけたことは、記憶として定着するのです。これが記憶術の仕組みです。
3の理解と集中は、記憶術を使うにしても大切です。まず、集中ですが、想像と連想で何かを覚えるときの思い描き方は、何となくぼんやりとした気分よりも、やはり心のスクリーンに集中する方が上手く思い描けます。記憶術は荒唐無稽に想像と連想をするような印象があるかもしれませんが、やはり大事なのは理解です。先のペグ方でも「一番、苺」なら音の繋がりだと理解が必要です。
また、数学や物理の公式を覚えるときは、なぜその公式が成り立つのか理解することです。理解しておけば公式を忘れかけても、必要なときにその場で公式を作れます。加えて、法律文章を記憶するには文の意味を理解しておいた方が圧倒的に覚えやすいのです。逆に覚えられないのは、法律文章に使われている専門用語のどれかを理解できていないときです。
集中して覚える方法として、教科書や参考書に傍線をひく、大事なところをまるで囲むなどしますね。そうすると自然に注意がそこに集中して、覚えやすくなるのです。マインドマップなら大事なキーワードを太い枝に書くことと同じで、やなり太い枝の上に書いた言葉やイメージは思い出しやすいのです。また、大切なキーワードを独特な形で囲むと集中がおき、覚えやすいのです。
以上、今回は記憶術のエッセンスであり、マインドマップの書き方のコツでもある3つのことを述べました。3つのことは、試験勉強を進めるときもつかえるポイントです。1つのことを覚えたら、それと相反することとセットで覚えるようにするとお互いが強調され、覚えやすいのです。なぜ相反するのか、その訳を理解していると、より確かに記憶ができます。
さて、次回からはコンディション編を始めます。毎日の試験勉強を持続していくのに不可欠なことがコンディション作りです。コンディションの良否は記憶力にも影響します。どうしたら、試験勉強に役に立つコンディションを維持できるか心と体の両面から探求していきましょう。では、次回まで、勉強を楽しんでくださいね。
皆さん、こんにちは。
梅雨の中休みで急に暑くなりましたね。
ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
今日は重要なお知らせをいたします。
まぐまぐ!からマインドマップのメルマガを創刊しました。
題して「マインドマップ成功法~A4一枚で夢が叶う脳トレ講座」です。
「35歳前後の皆さんを始め、多くの方が夢を叶えるのに役立つ、世界的な能力開発法であるNLPやマインドマップの有益な情報を提供しています。やがて到来する知的な時代に備える、新しいことを素早く学べる知的な脳力が向上する脳トレ講座として、実践的なものです」が本メルマガの趣旨です。
A4はマインドマップを書く用紙のサイズです。
その用紙を一枚用意してマインドマップを書くことで、皆さんが夢を叶えることができる。
これからこの国を支える特に35歳前後の方が夢実現をするために有益な情報を発信をしていきたい。
以上がメルマガ発行の思いです。
週刊で皆さんの夢を叶えるNLPやマインドマップの使えるノウハウを惜しみなく発信していきます。
下記より、ふるって読者登録をなさってくださいね。
こんにちは。
ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
前回を振り返りましょう。
「試験に必要な記憶力をあげるにはTVコマーシャルに学べ」と述べました。
その要点は、記憶の度合いは体験の強度と体験の反復数の積、でした。
体験の反復数が多ければ、それに比例して記憶の度合いも高くなる。
繰り返しの効果が筋トレで見て取れるように、記憶も同様に効果が出る。
だから、復習することが大切な訳です。
体験の強度が高ければ、それに比例してもちろん記憶の度合いも高くなる。
体験の度合いを高めるには、同時に視覚や聴覚や身体感覚から情報を入れる。
そうするために一番手っ取り早いのがアウトプットすることでした。
アウトプットの典型が手元にある問題集を解くことです。
また、模擬試験に参加してみるのも、効果的なアウトプットになります。
あるいは、勉強したことをプレゼンしてみると強度の高い体験になります。
さて、毎回このように冒頭で振り返りをしているのどうしてか。
ヒントは、やはりTVの番組中にあるCMの後に視られることです。
思い出してみてくれますか、CMの後にどんな光景が画面に広がっているか。
そうです、CM直前の場面をもう一度再生しています。
一本の番組の一部を少し巻き戻して聴衆に見せているのです。
あれを単に時間稼ぎだとできますが、実はある効果を狙っています。
その効果とは記憶の効果です。番組はCMがなければ、本来は一続きで見せるものです。でも、民放でCMは不可欠ですから、番組の途中にCMが入ります。入ると本来は一本の番組として視て欲しいものが寸断され、話の筋が見えにくくなり、印象が薄くなります。つまり、聴衆の心に残りにくくなります。それを補うために、場面の巻き戻しをします。バックトラックと言います。
そうすると、寸断された番組が、聴衆の心の中で一本のものとして再構成され、記憶されやすいのです。つまり、これがバックトラックの効果です。この効果を狙って、必ず冒頭では前回を少し振り返るのです。これは試験勉強で学んだことをしっかり記憶するのにも重要です。確かな記憶は、記憶の対象がバラバラなものより、繋がりのある対象の方が、より記憶されます。
例えば、英単語を覚えるのも、1語を一枚の紙に書いた単語帳で覚えるよりも、複数の単語を1つの文章で覚える方が、よりよく覚えられるのです。歴史の年号も単独でバラバラに覚えるよりも、出来事のつながり前後関係を押さえて一連の繋がりとして覚える方が効率的に記憶できます。これが繋げて覚えることの意味です。よりよい記憶は繋がり、つまり連想で成り立ちます。
バラバラに覚える方法が決して悪い訳ではありません。また、バラバラに覚えることが苦にならない時期がありました。過去形で書いたように、ある年齢までは、バラバラなことがすーっと頭に入る時期があります。野球チームの選手の名前や自動車の名前を簡単に覚えられ記憶です。辞書に書いてあるようなバラバラなことを覚える記憶です。意味記憶と言います。
ところが、思春期を境に意味記憶から別の記憶方法、体験的な記憶であるエピソード記憶に頭の仕組みが変わります。バラバラな対象を覚える効率が落ちる代わりに、体験的な記憶が伸びてくるのです。体験的とは一連の流れで、物語的と言っても良いでしょう。始め、中、おわり、とストーリーになっていて、そこには視覚、聴覚、身体感覚の体験がある。これがエピソード記憶です。
このエピソード記憶を駆動させるように、TVではCMの後にバックトラックをするのです。TV制作者は、視聴者に番組を繰り返し観てもらうには、番組を覚えておいて欲しい。では、どうするかと言えば、先に述べたように記憶のシステムを駆動させたいのです。バックトラックをして番組をエピソード記憶にするのです。この巧みさを是非とも試験勉強に活かしてみましょう。
どうするか。すでにお分かりだと思いますが、勉強を始めるときに数分でも良いですから前回の振り返り、つまり復習をするのです。と言うよりも必ず復習をやりましょう。このときに速射マインドマップを書いても良いですし、キーワードだけ紙に書き出すだけでも良いのです。とにかく、前回をバックトラックして今から勉強することと繋げる。これが効率的に記憶を作るのです。
更に言うなら、1つの単元が済んだら、そこで今まで勉強した単元全体を振り返りまとめて行くのです。その振り返りもマインドマップを使うことを強く言っておきます。マインドマップに書いたそれぞれのキーワードを眺めて、関係があるもの同士を矢印で関連づけます。また、関連のあるものに☆印や※印などを書き入れて視覚的に繋がりがあることを表示します。
また繋がりを作る別の方法が大事なので再録しておきます。マインドマップに書いた一連の枝が単元や章、あるいは意味として一塊なら、それを線で囲みます。見た目には大きな葉っぱに葉脈が走っているようにも見える絵ができるでしょう。そしたら、囲みを一言であわすイメージを考えます。つまり、囲みの中の情報を抽象化した絵を考えましょう。
実はこれ自体が大事な記憶のプロセスです。覚える一連の対象を眺めてそこに共通する要素を見つける抽象化は抽象されたものと、そこに従属する事項の間に階層関係を作ることです。抽象化された上位概念と一連の下位概念が意味の上で連結される訳です。ここにも意味における繋がり、連想が働きます。これはあれに繋がると言った大人の記憶システムにそっているのです。
その書き入れるイメージは、思い出す重要な手がかりにするために、見たときの体験の強度を上げるように印象深いものにします。具体的には、色鮮やかに、立体的に、動的に、書きます。面白い、可笑しい、ユニークな絵になっていれば感情も刺激され身体感覚への強度もあがります。そうすると、書いた部分を見たときに体験の強度が上がりますから、記憶されやすくなります。
そうすると、これまでバラバラで覚えていた、あるいは小さな固まりで覚えていた学習内容がより大きな固まりに再組織化されます。1つ1つのエピソードが一連の繋がりを持ってより大きなエピソードになり、よりよく記憶されます。またそうする方が脳は連想で記憶し学習を進めますから、試験の時に思い出す確率が高いです。マインドマップ試験勉強術の中で、これは重要です。
試験は何を問うているのか。端的に言えば、「山→川」と言った合い言葉を言るかどうかを問題で試しているとも言るでしょう。一級建築士の試験なら窓と言ったら、採光、換気、排煙、更に消防上の有効な開口部まで言葉を思い出し、その中から最適の合い言葉を解答できるかどうか試しているのです。つまりは、一種の連想ゲームとも言るでしょうか。
単に連想ゲームと言っても、そこにはもちろん論理もあります。論理も話の道筋で繋がりです。と見て行くと、試験勉強とは試験に出ることを繋げて行くことに他なりません。そのために、以前に学習したことを復習・バックトラックをして、新しい学習内容とつなげる。そして情報をより大きな固まりにする、つまりは再組織化する。
試験勉強とは、合格点を目指して学習内容を再組織化して行くこと、忘却によって壊れつつある記憶の組織を修復しつつ、そこに新たな学習対象を連結し再組織化して行く動的な営みである、と言るでしょう。文章を節に、節を章に、章を作に、と一連の物語を編み出す作家にも似て、試験勉強をしているあなたはなかなか素敵な存在かもしれませんよ。
こちらが、試験勉強にも役に立つ【マインドマップ基礎講座】です。
こちらで公開しているのが、マインドマップの書き方です。
こんにちは。
ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
前回は記憶力を高める頭の使い方としてマインドマップを述べました。
述べるなかでマインドマップはあくまで手段であり、手段を持ってなそうとする合格になることを常に意識することが大切なことをにも触れてました。
今回はマインドマップも含めて色々な方法を使うにしても何が記憶力を高めるのかをお伝えしましょう。お伝えすることは、一見誰かでもが知っていることですが案外やっていないことで、やると驚くほど効果があることです。
記憶力をあげる方法を一言で表すとどうなるか。
「試験に必要な記憶力をあげるにはTVコマーシャルに学べ」です。
さてこれはどういうことだとお考えでしょうか。
記憶、学習に関して次の法則性があります。
体験の強度 × 体験の反復数 = 記憶度(学習度)
2003年から今年にかけて、NLPメタマスタートレーナーのクリスティーナ・ホール博士に学んだ学習に関する知見をもとに近藤が公式化したものです。
体験の強度は、何かを視たり、聴いたり、感じたり、と感覚を通して感じ取る情報の強烈さです。感じたりは、感情はもちろんのこと、触覚や筋肉に感じや「断腸の思い」と言うような内蔵をよぎる感覚です。
例えば、火事や交通事故です。目の前で激しい物音がする。目を覆うばかりの強烈な光景が展開する。覚えておこうと思わなくても、その出来事は忘れることができないくらいに、しっかりと記憶されます。
最近の話ですと、四川大地震のような災害に遭遇した場合は、視るもの、聴くもの、感じることが、まさに生死に関わる強烈な体験です。記憶という以上に心の傷、トラウマ的体験となるほど深くしっかりと記名されます。
四川で被災された方々にはお悔やみを申しあげるばかりですが、体験の強度に比例して記憶度が高くなる。それが私たちの脳が持っている記憶に関する性質です。この性質を試験勉強にどう使うかは後ほど詳細に述べます。
体験の反復数は、体験を繰り返した数です。ある体験が1回より2回、2回より3回と反復される数が増えるほど、来る返される体験は記憶に残ります。より鮮明に記憶されます。
筋肉トレーニングで荷重をかけることを繰り返すことで筋繊維は太くなります。同じように神経細胞も同じ刺激が繰り返し来ると、その刺激を処理する神経細胞が形成する回路が太くなります。その回路の太さと記憶度は比例します。
そのことは、自然の光景に見て取れます。山に雨が降り、雨が集まって渓流になります。渓流に繰り返し水が流れ、長年のあいだに渓流は深い渓谷に変わっていきます。渓谷には更に多くの水が流れる。
あるいは、山道や獣道のでき方と同じです。草木が生えている山肌を繰り返し人や獣が踏み分けて歩く。その度に道が少しずつ広くなり、更に多くの生き物がそこを通り、やがてはしっかりとした道になる。それにも似ています。
反復効果の好例がTVコマーシャルなのです。
それはなぜか、次の文章に続く答となる言葉をお答えください。
「すかっと爽やか」、「やめられない止まらない」、「ファイト一発」。
いかがですか。何を馬鹿なことを聴くのだ、と思うほど簡単に思い出されるのではないでしょうか。どうしてそうなるのか。答えは、至極簡単。皆さんがその言葉を何回もそれこそ数え切れないほど耳にしたからです。
それに加えて、TVには目を引く映像があり、耳を奪う音声や音楽がついている訳です。昔のラジオなら音だけですが、TVは絵もあります。視覚も聴覚も刺激する情報がそこにあります。つまり、体験の強度が高いのです。
更には、映像は単に商品だけではなく、目を奪う風景や可愛い動物、そして美しい女性やイケメンの男性が登場します。否応なく視覚的な体験の強度が上がるように作り込まれ、感情が動くようになっています。見事です。
つまり、TVコマーシャルは視聴者に商品を買ってもらう前提として、体験の強度をあげ、反復数を高めて、記憶してもらう工夫を見事に成し遂げている訳です。これが試験勉強に不可欠な記憶力をあげるのに使えるのです。
では、どうすれば試験に出ることを、TVコマーシャルの合い言葉のように易々と思い出せるようになるのか、先に進みましょう。
まずは、コマーシャルと同じく反復数です。復習を繰り返しすることです。当たり前と言えば当たり前ですが、「記憶力が低い」と嘆く方に限って、復習をあまりしない傾向があります。していてもその要領が悪いのです。
以前にこの試験勉強術のシリーズのなかで「試験問題を4回は解きましょう」と言いました。反復数が記憶を高めるからです。もちろん、4回だけと言わず時間が許すなら10回でもやっていただきたいのです。
ただし、時間は有限ですから、4回やるにも工夫の余地があります。記憶の中枢である海馬は面白い性質を持っています。その性質とは、2ヶ月の間に4回繰り返されたことを、長期記憶に蓄えることです。
その仕組みを踏まえて、次のように復習することが効率的です。1回目は勉強し終わり、一息入れたらすぐに復習します。2回目は次の日です。2回目から1週間後が3回目です。3回目から1ヶ月後が4回目です。
復習をする際にお奨めしたいのが、マインドマップです。書くといてもフルのマインドマップを書くに越したことはないですが、ブランチ(枝)は単線でスピード重視の速射マインドマップを書けば十分です。
速射マインドマップを書いたら関連した一連の枝を線で囲んで強調します。強度をあげるためにその側に一連の情報を代表する漫画・イラスト・イメージをカラフルに書きます。体験の強度が高まり、記憶度があげります。
3日間や4日間の研修を担当するときは研修の教程やコンテンツなど実に多くのことを記憶しますが、そのように代表する絵を描くことは講義の準備に良く使います。年齢に関係なく見事に覚えられるので本当に重宝しています。
次は、体験の強度のあげ方です。具体的には、覚える体験をするときにどれだけ強度をあげるかです。教材で言えば、視聴覚教材は時間や場所の拘束が生まれますが、体験の強度をあげる格好の教材であるのは事実です。
ところが、もっと覚える体験の強度をあげる方法として良いのが、アウトプットすることです。例えば、覚えたことを誰かに話す。使って文章を書く。覚えたことを問題集を解く。模擬試験を受けるのもアウトプットです。
理由はこうです。アウトプットするとき、特に相手がいるときのアウトプットは質問されたり、反論されたり、うろ覚えなところでどきどきしたり、といろんな体験があります。模擬試験なら点数が分かり、喜怒哀楽があります。
そのときは視覚、聴覚、身体感覚と多くの情報が外から入ってきます。またアウトプットするときは正確を期すために自分のなかでも、視覚・聴覚・身体感覚を強く再現して相手に伝える訳です。内外で体験の強度が高いのです。
アウトプットを中心に勉強をする効能は、勝間さんは「無理なく続けられる 年収を10倍アップ勉強法」で「アウトプットが多い勉強は、みな面倒なので敬遠する傾向がありますが、それこそがもっとも大事で、効率の良い、勉強の近道です」(p83)と言われています。
以上をまとめると、アウトプットを先に述べた要領で2ヶ月の間に4回することが、記憶力を高める試験勉強術です。アウトプットの一端として速射で結構ですから、マインドマップを活用してみませんか。
試験勉強術にも役に立つマインドマップを学ぶなら【マインドマップ基礎講座】へどうぞ。
とりあえずマインドマップの書き方を知りたい方はこちらへどうぞ。
こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
記憶力がもっとあったら、と誰しも思うところでしょう。
国家試験である一級建築士に合格できない頃に、私もそう思っていました。
でも、「頭の悪い人はいない、頭の使い方を知らないだけだ」と今は思います。
と言うのは、これからお伝えする頭の使い方、引いては記憶力の高め方を学び、実践してそれを私自身が実感したからです。正直に言えば劣等生だった自分が頭の使い方を学ぶことで、できなかったことができるようになったわけですから、なおさら「自分は頭の使い方を知らないだけだ」と思ったのです。
さて、今回は記憶力編の2回目です。前回お伝えしたチャンキングや音読に合わせて、今回お伝えすることを実践していけば更に皆さんの記憶力が向上するのを期待することができる、と私は考えています。その方法がマインドマップを使った記憶力の強化法です。
あまり知られていないことですが、実は、マインドマップを創始者トニー・ブザンは、記憶力を上げるノート法として当初は考案した、と言っています。彼が記憶力を上げる講義をしている時に、なんと学生たちが居眠りをしてしまう、その光景を目にして、自分の講義形式やノートについて見直した。それがマインドマップの始まりだったのです。
ですから、マインドマップは勉強に使うにも飽きがこない。別の表現をすれば、興味と関心を持って私たちが学習に取り組める。興味や関心を持つことは経験から分かるように良く覚えられるわけですが、その結果として記憶力が強化されるように工夫がされているわけです。つまり、私たちの脳が本来の能力を発揮できる、記憶力が高くなるノート法がマインドマップなのです。
では、マインドマップをどう書くかざっと復習をしましょう。書き方は7項目からできていますが、学習理論や記憶の仕組みをブザン氏が考察して考案しました。学習理論とは、学習の時間において、その始めと終わりの時期に学習したことを想起しやすい。記憶の仕組みとは、強調されたこと、関連づけられたこと、特異なもの、などが覚えやすいことです。では、書き方です。
1.A4サイズ以上の無地の紙、その中心から書き始める
2.中心に書くのはテーマの絵、セントラルイメージを3色以上で書く
3.セントラルイメージから直接にブランチ(枝)を曲線で伸ばす
4.伸ばした枝の上に言葉(キーワード)を1枝1語で書く
5.色は多彩に用い、一連の枝は同じ色で書き、絵やイラストも多彩に書く
6.キーワードや一連の枝を序列化や階層化して構造化する
マインドマップの書き方は以上の7項目です。このこの中で、特に記憶に関係あるのが、試験勉強や記憶に関する私の経験では、2と4と6です。順に解説しましょう。
2のセントラルイメージを3色以上で書くのは、NLP的にみても大事です。記憶も含めて人間の内面の状態をつぶさに省察しているNLPは、視覚的な心的表象は無彩色より有彩色の方が多くの場合に心に与える強度を持つ、と教えます。簡単な話、皆さんが今でも覚えていることを心の中に思い浮かべると、それがカラーになっているのではありませんか。
以上のように、セントラルイメージを3色以上で書くと、書いたことが覚えやすい心に対して強烈度を有しますから、記憶に残りやすいのです。もちろん、いちいちカラーペンや色鉛筆でセントラルイメージ、つまり絵を描くのは面倒なことでしょう。でも、描く時間は長くても5分くらいで、そうすることでマインドマップ自体を思い出しやすくなるのです。結果、得なのです。
4の言葉(キーワード)は、その言葉を手がかりに関連した情報が出てくる、いわば記憶の扉を開ける鍵の働きをする言葉、まさにキーワードです。問題集を解いて答え合わせをして、解答のポイントを3ほどの言葉で表すとしたら、どの言葉になるのか、それを考えてキーワードにします。マインドマップを試験勉強に使う時に、言葉を絞り込むことが重用です。
と言うのは、私も経験があることです。試験勉強をしている時、どの言葉も重用に思えます。全部をマインドマップに書きたくなります。でもそうしていると、マインドマップを書く時間が多くなる割には、書いたことを思い出しにくいのです。逆に、書きたくなっている言葉を代表するのはどの言葉か、と考えて絞って書いた方が覚え安いですし、書く手間も省けて効率的です。
キーワードを選ぶヒントで、速読をする時の参考にもなることですが、重要な情報つまりキーワードは全体の10%前後だと言われています。具体的には、名詞や動詞、形容詞(形容動詞)である言葉がだいたいキーワードとなりますから、日本語の場合は助詞や助動詞は不必要です。これまで申しあげた参照枠で言えば、試験に頻出であなたが覚えていないことはキーワードです。
キーワードを書く時に一工夫するとより記憶に残りますから、そのテクニックをここにご紹介します。それは、強調することです。具体的は、特に強調したい言葉の文字を太文字で書く、影をつける、奥行きがあるように遠近法で書く、雲形の囲みで強調する、強調したい言葉だけ独特の色で書く、などなど色々と工夫する。こうして一手間かけるとでグンと思い出し安くなります。
6の構造化ですが、これは試験勉強に限らず、仕事でも肝腎なことです。考えがキーワードとして紙面に書かれていきますが、ただ書いていても決して悪くないです。むしろ、アイディアフラッシュの時はただドンドン書き出すのは大事です。これが思考の発散です。ところが、考えをまとめる、考えを収束する時には構造化が必要です。
まず、序列化とは、書き出した言葉や、その言葉が一連の枝になったものを、見比べて、重要度や論理展開にそって番号や記号を振って、1つの基準にそって並べることです。試験勉強なら、最頻出をA、頻出B、出たC、などと重要度を決めてマインドマップに書いたキーワードや枝群に記号を振ります。復習はAからすれば良いわけですから、時間を節約できます。
次に、階層化とは、抽象化と具体化とをして、言葉を抽象度で上下関係をつけることです。例をあげましょう。建築士の試験問題では、排煙、採光、換気、などの事項が頻出します。では、先の3つを抽象化する、つまり共通の言葉でくくるとすると、「窓」です。マインドマップでメインブランチに窓と書いたら、次の枝を3本出しそれぞれの枝に、排煙、採光、換気と書きます。
もう一つ事例を述べましょう。これも建築士の頻出問題で、居室から階段までの距離、階段に至るまでの廊下、階段の位置、などがあります。その一軍だったら幾つか候補はあります。自分が「避難」という言葉で一連の言葉をまとめられ、しかも関連したことを思い出しやすいなら、それを上位の概念として位置づけます。メインブランチにこの場合だったら「避難」と書きます。
幾つかの言葉を抽象化するのを、NLPやコーチングではチャンクアップと言いますが、単なる言葉遊びではなく、大事なのは思い出しやすさを重視しましょう。概念的に正しい抽象化より、試験対策として思い出し安いかどうか。試験問題に向かった時に正解をしやすい階層化ができているか。そこを常に意識していただきたいのです。それを確認するには問題を解くことです。
試験対策にマインドマップを使うのは楽しいのが事実です。ところが、ここに落とし穴があります。楽しいから、ついつい重用でもないことまで書きたくなります。マインドマップは詳細に書こうと思えばいくらでも書き込むことができます。詳細に書くことに力点をおいて、つい試験対策としての効率を忘れることがあります。ここが落とし穴です。
あくまでマインドマップは試験勉強の手段です。試験勉強の意図はなんでしょうか。そうです、合格することです。ですから、極論を言えば、マインドマップを書かなくても合格できるなら、それもありです。マインドマップに時間を費やしすぎないこと、常に問題集を解いてマインドマップを書いて勉強したことの効果性を確かめましょう。
そうです。大事なのはマインドマップの書き方よりもそれによってどれだけ勉強の中身を獲得しているかそれを試験問題に立ち返り、解答した結果で確認しましょう。試験勉強の時間は短くで合格できるに超したことはありません、常に効率よく勉強できているか、その視点からマインドマップも使っていきませんか。
効果的なマインドマップの書き方が分かる【マインドマップ基礎講座】
こちらはマインドマップの書き方
こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
マインドマップ試験勉強術、前回は教材編でした。
教材は主に3種類あり、視覚、視聴覚、聴覚、それぞれの特徴と取り組み方をご紹介しました。特にお奨めするのが聴覚教材でした。
確かに、聴覚教材はただ聞けば良いと言われます。しかし、本当にただ聞いてはいけなと言いました。理由は次のことでした。ただ聞くことには、問題意識を持って聞くことが前提が省略されていてる。本当に、ただ聞いては、公開を期待できないから、問題意識をもって聞くことが大事だと言いました。
問題意識を持つには、問題集を解くことです。自分が正解できないところを明確にしておく。それが問題意識になり、聴覚教材を聞くときに効果的な学習ができるのでした。お試しになっていかがでしたか。
さて、本題に入りましょう。今回から記憶力編を始めます。目的は、どのように勉強したら試験に不可欠な記憶力を強化できるか。それを、心構え以上に大切な実践を通じて、そのやり方をお伝えしていきます。信じる必要もないし、やる気がなくてもいいし、ただやれば効果を期待できる方法をお話します。
では、始めましょう。まず、記憶と一概に言いますが、大きくは2に分かれます。短期記憶と長期記憶です。さらに、長期記憶は4つにわかれます。意味記憶、エピソード記憶、手続き記憶、プライミング記憶です。話が見えるように、リストで整理しておきます。
1.短期記憶
2.長期記憶
①意味記憶
②エピソード記憶
③手続き記憶
④プライミング記憶
それぞれの特性を理解することが、記憶を強化するのに役に立ちますので、そこから入りましょう。
まずは、1.短期記憶に触れます。
短期記憶は数分以内まで保持される記憶です。巷間に流布されている7±2で言われる、私たちが一度に記憶できる記憶量としては、最低でも5個、最高9個、それを一度に覚えることができる能力。それが短期記憶です。
ここからが大事なところです。ある対象が短期記憶として保持されることが繰り返されると、数ヶ月から場合によっては一生に渡って覚える長期記憶になっていきます。例えば、実家の電話番号は繰り返し暗唱しているうちに自然に覚えているのが、その好例です。だから、試験勉強でも同じで、暗記物を覚えるには繰り返しが大事なのです。
繰り返しが大切だ、と申しあげるどうでしょう。「そうは言うけれど、繰り返している傍らから忘れるぞ」とご意見があるのは事実でしょう。ところが、そのように忘れることは改善が可能なのです。
理由は、そこに短期記憶の特性を生かせば良いからです。先ほど、短期記憶は最高9つのことを一度に覚える記憶だと言いましたが、一度に9つ以上のことを覚えるのはやろうと思えばできますが、記憶の仕組みからいって無理が多いのです。ここに着目すると短期記憶を改善できます。
ではどうするか。先に申しあげた短期記憶の仕組みに合わせて覚えるのです。電話番号は市外局番を除いて大方8桁になっていて、市外局番をひとくくりに見ていけば、全部で9桁になるわけで、だから覚えられるのです。このように固まりにして覚える方法をチャンキングと言いますが、これはマインドマップの書き方にも現れています。
マインドマップは連想した、または関連した事項を一連の枝に書き出していきます。その部分が重要で覚えておきたいとしましょう。ならば、書き出し終えた一連の枝を線で囲み、その側に囲んだことを一言で表すイメージをつけます。これが、チャンキングの好例ですが、こうすると囲んだものが囲みの中を代表するイメージが思い出す手がかりになり、大方思い出されます。
先に申しあげたように、一度に沢山のことを覚えようとするのは無理がありますから、沢山のことをいくつかに分けて固まりにする。その固まりにして短期記憶の容量が対応できる数、最大でも9つにして繰り返す。その例が電話番号を覚えるときに皆さんがやっている方法で、これが短期記憶を上手に作る方法です。
よって、英単語や専門用語を覚えるときは多くても9個までにすればいいわけです。固まりにする方法はいくつか考えられますが、例えば英単語なら明暗、寒暖、正否、と反対語で対を作れば5つの固まりで、10個の英単語がおぼえられます。このやり方は効率的ではないでしょうか。以上が、短期記憶の性質を利用した暗記物の覚え方です。
また、短期記憶を鍛えるとても良い方法があります。チャンキングを使うのがソフトウエア的なやり方なら、もう一つの方法はハードウェアを鍛える方法です。脳そのものを鍛錬する方法です。この方法は私自身もやり始めるまでは、本当に効果があるのかと、実は疑っていた方法です。ところが、実際にやり始めると、短期記憶だけでなく実に多くのメリットがありました。
そのメリットとは、創造力が増す、意欲が維持できる、コミュニケーション力が向上する、など能力・脳力が全般的に高まることです。一言で言えば、頭が良くなることです。もちろん、短期記憶が高まりますから、ひいては長期記憶にも肯定的な影響があります。その方法はやり続けていて、そのすばらしさは言い尽くせません。
でも、1つだけ欠点と言えば、欠点があります。その欠点が、多くの人がこの方法からメリットを享受できない理由でもあるのです。その欠点とは1日1回、1回あたり5分間続けることです。まあ、簡単と言えば簡単なのですが、なぜか多くの方が効果を手に入れる前にあきらめます。しかし、続けた人は私と同じように沢山の恩恵に与っています。
その方法とは音読です。1日1回、5分間の音読を毎日続ける。それが、短期記憶を始め脳力全般を改善するのです。事例を挙げましょう。東北大学の川島教授の研究によれば、音読を1ヶ月続けると脳年齢が10歳若返る。数値的には平均で約20%短期記憶が向上する、とのことです。なんと、すばらしいことではありませんか。
もう一つ事例を川島教授の研究から挙げますと、英単語を覚える前に2分間の音読をやって覚えることを1ヶ月続けると、これまた約20%の短期記憶力の向上が見られるのだそうです。
なぜそうなるかと言えば、音読をやることが脳全体、とくに記憶や学習を司っている脳の前部、前頭前野を鍛錬するからなのです。しかも、音読は左脳も右脳も鍛錬する効果がありますから、まさに脳全体を鍛えるのです。
音読するないような何でも結構です。言語も日本語に限らず、英語やフランス語、中国語などそれこそ声に出して読むことが脳を鍛え、引いては勉強の基礎となる、短期記憶力を向上させるのです。こうして、たった5分間音読をやることが記憶力をたかめるのですが、いかがですか。
ですから、作業興奮と言った何かをやることがやる気を高める脳の性質の他に、記憶力を高めるメリットがあるので、継続編では音読から勉強を始めることをお奨めしました。
以上、今回は勉強の基礎となる短期記憶を強くする方法を述べました。チャンキングはともかく、音読から始めてはいかがでしょうか。前にも述べたように、勉強の開始を必ず5分間の音読から初めて見ませんか。
試験勉強にも役に立つ【マインドマップ基礎講座】のご案内はこちら。
記憶力アップにも役立つ正式なマインドマップの書き方はこちら。
こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
マインドマップ試験勉強術は前回まで継続編でした。
継続編では、どのようにしてやる気を出し続けるかを探求しました。
今回からは、どんな教材が勉強を助け、どう取り組むのかがテーマです。
そのテーマに沿ってマインドマップ勉強術としてお伝えしましょう。
かつてから試験勉強を始め様々な学習に役に立つ教材がたくさんありました。
今は勉強に有益な教材、情報が簡単に豊富に手に入るようになっています。
それをipodやMP3プレイヤーに中身を転送して手軽に学習できます。
さて、勝間和代さんの本が影響して、これから勉強ブームが来そうです。
多くの人が、これから簡単にどんどん勉強ができるようになりなります。
その時、教材をどう選び、どう取り組むのかが合否の分かれ目でしょう。
さてあなたはその基準やノウハウをどれくらい把握していますか。
まずは、私たちの学習を含めた身辺の情報処理について述べます。
人の情報処理は五感を通して行われます。主に3つのルートがあります。味覚や嗅覚もありますが、試験勉強でも、なめたり、臭いをかいだり、そうして学べる教材が今はありませんから、そのルートは視覚、聴覚、身体感覚です。
そこに焦点を合わせて教材は作られます。教材で身体感覚を通して学習情報を入力できるものを私は寡聞に知りません。そこで、視覚や視聴覚や聴覚の3つに分けてそれぞれに教材を考えてみましょう。
視覚教材は、目を通して試験情報を入力する(学べる)ものです。
文字や図式を通して学んでいく教科書や参考書がその代表でしょう。一番の視覚教材は、試験に良く出るが自分が分かっていないことを見て覚えられるように書いたマインドマップです。
大事なので繰り返しますが、試験に良く出て、自分が分かっていないことを書いているから良いのです。ただし、そのマインドマップや教科書や参考書は満員電車の中では広げにくいし、歩きながらの勉強には使えないのが事実です。
視聴覚教材は、目や耳を通して学べるものです。
映像があり、音声がついている、ヴィデオやDVDです。今はDVDが主流で、雑誌にも付録としてつく便利な時代になりました。これで勉強するときは、画面付きのDVDプレーヤーやプレーヤーにつないだ映像機器を通して勉強しまが、ここが便利さでもあり勉強のネックになります。
DVDは小型のプレーヤーですと、画面が小さく見にくいです。大画面の液晶ディスプレイやTVなどの大型映像機器は持ち運んで勉強することは、やろうと思えばできますが、大変です。だから、DVDは再生機器がおけるところで見聞きするのですから、それで勉強できる場所が限られます。
聴覚教材は、耳を通して学ぶものです。
教材のメディアは主にCDやダウンロードサイトです。メディアを再生するのは、MDプレーヤーやMP3プレーヤーやiPodなどです。以前はCDプレーヤーもありましたが、大きさから来る持ち運びやすさから、結局は先ほどあげたものが残っています。先の2つに較べて強みを持っています。
その強みは、メディアや小型化した再生機器も手伝って、歩きながら、電車通勤しながら、といろいろな場所で勉強することを可能にします。特に教科書や問題集を広げていると周りににらまれそうな満員電車でも勉強できるのが、聴覚教材の強みです。
ただし、車や自転車の運転をしながら聴覚教材で勉強することは、注意散漫になり安全面から考えると、試験を前にして事故に遭うかもしれず、あまりお勧めしません。また、安全に勉強できる電車の中でも、イヤホーンから漏れた音がもとで怖い人に胸ぐらを捕まれないように、周りに配慮して音量にはご注意下さい。
イヤホーンから音漏れの原因は、周りの騒音に負けないように音量を上げることです。音量を上げていると、周りに迷惑をかけるばかりでなく、自分の聴覚に障害をきたす畏れもあります。
だから、周りの騒音を遮断することが、根本的な解決策です。その為に、消音式や遮音型のヘッドホンをお使いになることをお勧めします。少し投資が発生しますが、聴覚教材も良く聞こえるだけでなく、音楽も微細な音まで聞こえて一段と楽しめます。
私が一級建築士の勉強で活用したのは、やはり聴覚教材でした。今ではほとんど見ることのない、カセットテープでした。その当時はヘッドホンカセットプレーヤーが使えたので、それなりに便利なものでした。満員電車で教科書を広げられない通勤時間を有効に使える試験勉強の友でした。
ここまで3つを較べてみると聴覚教材が最も使えます。歩いていても、満員電車のなか(音量は要注意)でも、場合によっては食事をしながらでも、と時間を有効に使えるのです。
さて聴覚教材でよく言われることがあります。
ただ聞いているだけで学習効果があると言われますが、どうでしょうか。
確かに、その論拠としては進化論的に聴覚が最も脳に働きかけやすいといわれます。しかし、ただ聞いていては実のところ学習効果を期待できないのです。
理由を述べましょう。
成功者の多くは、聴覚教材がただ聞いているだけで効果があるとも教えます。ところが、この教えは「問題意識を持っている場合にただ聞いていても学習効果がある」との説明を省略しています。省略は悪意ではなく、成功者がもつ無意識の有能さに由来します。
成功者は、無意識、つまり意識することになしに自分が取り組んでいることに問題意識を持ち続けます。その問題意識は潜在意識がつねに問題を解決しようとする性質を駆動します。
つまり、成功者は問題意識から答えを求めるようにいつも脳を働かせる。だから、成功者は凡人がなし得ない問題解決ができ、成功者たりえるのです。ここが大事なところで、成功者にとっては当たり前のことすぎて言語化されません。
問題意識と脳の関係ですが、例えばあなたが車を乗り換えたいと考え始め、ある自動車メーカーの車種のことをいつも考えているとしましょう。すると、今までは目にとまらなかったその車種がよく目につくようになります。
そうなるのは、何も自動車のディーラーがあなたの考えを聞きつけて、その車種を町中に配備しているからではありません。その現象は、脳の目標指向性、問題意識を持ったときに解決策を見つけ出そうとする、意識を向けたものの情報をあつめようとする、脳の性質を端的に表しています。
話を戻しますと、凡人は成功者に較べてあまり問題意識を持ちません。ここが凡人の最たる特徴ですが、よって自らの潜在意識の問題処理能力も活性化しません。だから、成功者のように問題解決ができず、残念なことに凡人は凡人のままなのです。
くわえて問題意識の大切さは、成功者がもつ当然さから言葉にならず、言い落とされますから、凡人は分かりません。だから、問題意識を持って聞けば本来は学習効果がある教材を凡人は「本当に」ただ聞くことになりますから、聴覚教材から成功者ほど学習効果を得られません。
このことは人気が高いフォトリィーディングにも底通します。あの速読法の要は、問題意識をもって速読のプロセスを駆動するかどうかにかかっています。明確な目的意識を持たずにフォトリィーディングをしても、潜在意識の処理能力が駆動されず、結局は速読の効果がないと苦情を述べるに至ります。
ではどうするか。すでにご賢察のとおり、問題意識を持つことです。
問題意識を持つには繰り返し、試験を受けるまでに最低でも4回は問題集にあたり、試験に良く出るところで自分が分かっていないところを明確にする。
また、教科書や参考書で勉強したら、本当に分かっているのか必ず問題集を解きます。そうやって解けないところを明らかにすると、そこになぜ解けないのか、何を知らないからなのか、問題意識が自然に持ち上がるでしょう。
そうして問題意識を持っているときは、潜在意識が問題解決にむけて情報を求めます。聴覚教材は、ただ聞くものではなく、潜在意識が答えを見つけるための効果的な聴覚学習の情報源として有効になります。
以上をまとめましょう。
繰り返し問題集を解き、試験に良く出るところで自分がまだ分かっていないところを明確にする。その状態でどこでも勉強しやすい聴覚教材を活用する。それが時間を有効に使える聴覚教材を使った試験勉強のコツです。
こちらから、マインドマップ基礎講座の情報をどうぞ。
またこちらから、マインドマップの書き方をご覧ください。
こんにちは
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
先々週から知性について探求をしています。
「頭が良い」、「知的である」とは何か考えてます。
その切っ掛けは2つありました。
1つ目は、4月末から1週間のNLPトレーナー養成講座でした。
NLP創始者リチャード・バンドラーとともに、その創設期にNLPの様々な技法を確立されたクリスティーナ・ホール博士が講師でした。
クリス先生が展開する様々な講義を拝聴するに度に知性について考えました。とくに「生きているシステムの思考モデル」のお話も拝聴するのは、今年で3回目。人が思考するとは何なのか、どのように情報を処理しているのか。それが「生きているシステムの思考モデル」の要でした。
それから知性についてあれこれと私なりに考え始めたわけです。
2つ目は、先週の「マインドマップ仕事術&記憶術」セミナーでした。
講師は、7つの習慣のスティーヴン・R・コビー氏と並び称される知の巨匠であり、脳と学習の権威である、マインドマップ創始者トニー・ブザン氏。
ブザン氏の講義で見せる思考の展開に驚嘆。その展開の意外さや深遠さ、全てを肯定的に捉える視点に驚くばかり。どのようにブザン先生は、その知を発揮しているのかを探求していきました。
師は、持つ全てのことを肯定的に捉える彼のありかたと視点移動の柔軟さや、そこで起こっていることを全般的に肯定的に抽象化する思考を持つ。「生きているシステムの思考モデル」に底通するものを見て取れました。
さて本題に入ります。
試験勉強は人生にあまり役に立たない。かつ大変なところもあります。しかし、知性を磨く一面もあるのではないでしょうか。合格後あなたの人生に直接役に立たなくても、将来における知性の一端を間違いなく担うからです。
さて今回は継続編その5です。
やる気を持続する方法をさらに強化します。
前回のやる気を持ち続ける方法はアンカリングを基調に考えました。
アンカリングは学習が保持されている状態で、簡単にいえば条件付けです。
何か刺激になることがあり、それを切っ掛けとして反応が起こる。
その一連の過程でやる気を出していくことを前回は考えました。
内容をどのように思い出しましたか、また試してみてどうでしたか。
今回は姿勢や言葉に、さらに視覚的なイメージもくわえます。
そうして、やる気をもっと強力に継続的に出し続けることを狙います。
前回は身体感覚と聴覚を使ったアンカリングをご案内しました。
それに視覚を重ねていこうというが今回の趣向です。
イメージトレーニングを使うの、と勘の良い方はお考えでしょう。
そう、ご明察です、NLPを基盤にやる気を出す方法をご案内します。
まずは準備からご案内します。
この準備をするだけでもやる気を出し続けられます。
それは自分の望ましい状態を表す絵・画像を作成することです。
やり方は簡単です。
望ましい状態とは、本文の主題も試験勉強ですから、合格した図です。
自分が望む合格した時の状態を客観的に表すイメージを作るのです。
イメージをデザインする時はマインドマップを使いましょう。
セントラルイメージに合格を想起させる楽しげな絵を書きます。
自分が合格をしている状況を楽しみながら書き進めましょう。
合格の時、その日時、周りの風景、聞こえてくる音や言葉な何か。
それを見聞きした時の気持ちや体の感覚などをどんどん書いてきます。
書いたら眺めつつこれだと思える望ましい状況を思い描きます。
そのデザインをもとにデジカメで写真を撮ります。
例えば、合格発表がされる場所に行って、写真を撮ってもらいます。
写真撮影をする時は合格しつもりになって表情を豊かに演出する。
または合格証や資格免状を持って喜んでいる姿を撮影します。
「資格免状はどうするの」とお考えですか、良い質問です。
先輩や知り合いから借りてコピーします。コピーする時、貸し主の氏名と合格日などの日付は紙でカバーして複写します。そしてコピーしたものに、資格の合格や取得の年月日と自分の名前を書き込みます。
できるだけリアルにする、それが大事なポイントだからです。単に撮影用だけに作るのでは、手間がもったいない。だから、撮影した後は勉強机の前に張っておくのです。実際、ご案内したことを私はやりました。これは効きます。
現地撮影は恥ずかしそうなら、背景と自分は別の場所で撮影する。
そして自分の写真を背景の上に切り貼り、コラージュするのです。切り貼りが泥臭いなら、画像ソフトで合成してもいいでしょう。いずれの方法でも自分が合格した客観的な画像、つまり合格した自分の姿全体を示す画像を作るのです。NLP的な知見から、客観的な映像が強い動機付けになるからです。
切り貼りなり、現地撮影なりして作ったら、自分の姿に吹き出しをつけて台詞を書きます。漫画の吹き出しのように、合格している様子や感じている自分の言葉を書き込みます。言葉は「○月○日、私は○○○試験に合格している、・・・」と具体的にします。言葉の時制は現在進行形、まさにそうあっているように書きます。
何でそんなことをするか。
今回の方法は視覚も重ねて強力にするためです。成功イメージを持つことが大切なのは、様々な自己啓発書を通して巷間に流布していますので、ご存じの通りです。といっても、そのイメージがなかなか思い描けないが事実です。ところが、思い描けなくても先のように作ってしまえば良いのです。
理由は簡単です。イメージできないことを言い訳にしないためです。しかも、撮影や切り貼り、合成でかなり明確なイメージをいまは便利な機材が沢山ありますから簡単に作れます。イメージは、鮮明であればあるほど、強力に潜在意識に働きかけます。
そのイメージをリアルに見られると、自然にやる気が出てきます。潜在意識は現実とイメージの区別をあまりしないからです。試験勉強を続けた結果が、リアルなイメージで実感できてやる気が出てきます。
さて、そうやって効果抜群の準備ができたら、それを勉強の前に使います。
勉強をする前に、作った合格のイメージを眺め、合格した気持ちを想像します。
そして、「私は合格するために、今から○○分集中して勉強できる」と肯定的自己宣言、アファメーションをします。アファメーションをしつつ、合格のイメージを思い出します。そこで湧いてくる気持ちを表す仕草を重ねていきます。
アファメーションの言い方はポイントを3つ持っています。
3つとは、肯定的、断定的、現在進行形です。
肯定的は「~しない」の否定的言い回しではなく、「~している」「~できている」との表現です。脳は、否定的な表現では、役に立たない否定的なイメージを作るからです。例えば、「ピンクの像を想像しないで下さい」と言われた瞬間に、どうなっているか考えると分かることです。
断定的とは、書いて字のごとく、言い切りです。「~しています」「~できています」と断定するのです。断定で抵抗感があるなら「~しつつある」「~できつつある」と緩和した言い方でも良いでしょう。
最後に現在進行形は、イメージの構成要素を強化するためですが、進行形にするとイメージに動きがでてきます。スチール写真と映画、つまり動画はどちらが記憶に残りやすいか。もちろん動画ですが、そのように強力なイメージにするために言葉遣いは現在進行形にするわけです。これはNLPが持つ時制の技法、その一部です。
以上のように、イメージ、言葉、仕草を重ねます。こして、視覚、聴覚、身体感覚を重ね合わせてアンカリングを強化できます。この一連の手続きはほんの1、2分位でできるものでしょう。
大切なのは、この手続きを取ったら、言葉通りに勉強をしていきます。そう、言葉通りに、テレビやメール、ネットサーフには目もくれずひたすら宣言した通りに勉強をすることが大切です。
今回でやる気を持ち続ける継続編は終わりますが、合格のイメージ画像を使わなくても、一番大切なのはアファメーション通りに行動することです。言葉通りに行動することが、実は最強のアファメーション効果を持ちます。
なぜなら、言葉にしたことは必ず行動になる、その成功回路が強固に形成されるからです。これは実に重用です。「思考は現実化する」といいますが、思考は言語・言葉ですから、言葉は現実化することを、やる気の継続に使っていくのです。言葉通りに実行することで、ますますあなたのアンカリングは強力になります。
最後は次回の予告です。
次回は試験勉強に役立つ教材を考えていきましょう。
試験勉強がつつがなく進みますように。
では、皆さんの健闘を祈る。
こちらから、マインドマップ基礎講座の情報をどうぞ。
またこちらから、マインドマップの書き方をご覧ください。
こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
前の日曜日と月曜日にトニー・ブザン氏のセミナーに参加しました。
セミナーは「マインドマップ仕事術&記憶術」でした。
内容はテクニックを伝えるより頭の使い方を変容させる奥の深いものでした。
そして様々な課題解決をマインドマップに焦点化するブザン氏の叡智。
何でもマインドマップで語ることへの批判を寄せ付けない。
その絶対的なあり方は知の巨匠そのものでしょう。
前回までは、勉強の邪魔を減らす方でした。
そうしたのは、プラスを入れる前にマイナスを減らす。
その方が効率的だからですが、さて本題に進みましょう。
今回はやる気を増やす方法です。
その方法をアンカリングと恒常性維持を背景にして考えていきます。
アンカリングとは簡単に言えば、条件反射のようなものです。
刺激があって反応が起こる、といった刺激と反応の関係性です。
その関係性が私たちの人生を構築していることはご案内の通りです。
恒常性維持は生態を常に一定の状態を保ちます。
その働きが人の場合は心的状況にまで及んでいるのです。
だから人は変化を望みつつ、変化を避けるようになります。
恒常性維持があるから変化できないのではありません。
急な変化を求めるから恒常性維持の抵抗を招いてしまいます。
いかに抵抗を招かないようにするのかが、肝腎なところでした。
言葉の振り返りはこれくらいにして前に進みます。
まず、やる気ですが、出るまで待っていても出てきません。
だから、テレビを見たり、メールをしたり、と出るまで待ってもだめです。
脳はやる気の素を出す側座核を持っていますが、ここは特質があります。
何かをやり始めると、刺激を受けて初めてやる気を放出します。
このことからやる気が出るまで待つより、とにかくやり始めることです。
例えば、勉強をする時間が午後9時なら、その時間にまず勉強を始める。
とにかく、机の前に座って、とにかく勉強を始めることです。
ここまで読んでいかがですか。
確かに、分かっちゃいるけどできないよ、と思うでしょうか。
しかし、そこのところをとにかくやっていただきたいのです。
その理由をアンカリングが説明してくれます。
アンカリングは刺激と反応との一定の組み合わせでした。
先の例なら、午後9時の時刻を見ることと勉強の開始を組み合わせる。
つまり、特定の時間を刺激として勉強開始と言った反応を誘発するのです。
組み合わせを繰り返しやっていくことでアンカリングは成立します。
だから、時間になったらやる気に関係なく勉強を始めて欲しいのです。
勉強を始めることが、ご案内の通りにやる気を高めるのです。
これを繰り返していると勉強の開始時間がやる気につながります。
定刻が勉強といったアンカリングが成立し、強化されます。
一例として時間を切っ掛けにやる気を出す話をしました。
残業が不定期に入ってきて時間が固定できない場合があるのは事実です。
その場合はどうするか考えてみましょう。
時間が不定期でも、アンカリングをもちろん成立できます。
ある行為を刺激にして勉強を始める反応を作れば良いのです。
例えば、教科書を広げる、問題を解いてみる、などです。
それよりも「今から勉強するぞ」と声を出すことで勉強を始めるのです。
声を出すだけでなく、ガッツポーズなど特定のポーズを重ねます。
そうすると、アンカリングが始まる切っ掛け(トリガー)が強くなります。
特に声を出すことを勉強開始にするのはお勧めです。
能力開発の手法にアファメーションと言う手法があるからです。
アファメーションとは肯定的自己宣言や肯定的自己暗示と言います。
いま人気の速読法であるフォトリーディングにも取り入れられているものです。
例えば「私は今から集中して勉強をすることができる」と声に出します。
つまり自分が望む状態やなりたい状態を声に出して唱えるのです。
すると唱えたことが潜在意識に届いて宣言した現実化が早まるのです。
静かに座り軽く目を閉じてやるとアファメーションは効果的です。
その状態が意識と潜在意識の回路を開くからです。
アファメーションとその後の状態がペアなら現実化がもっと確実です。
確実になるのは、アンカリングが成立するからです。
アファメーションが望む状態を誘発するのです。
勉強を始める時には必ずそれをやり、勉強を始めます。
重ねて言えば、「私は今から勉強します」とアファメーションします。
声だし(アファメーション)したらとにかく勉強を始めましょう。
やる気がない時でも声出で勉強する状態が誘発されます。
もちろん声の大きさは自分にささやくくらいで十分です。
先にご案内したように特定のポーズもつけると強力になります。
最初は、声出しで誘発する状態は何となく勉強する状態からでも良いです。
とにかくアファメーションでとにかく勉強を始める、それが最初の一歩です。
勉強の状態が5分や10分しか続かなくても、最初はそれから始めます。
最初から集中できるに超したことはありませんが、それで良いのです。
その理由は恒常性維持にあります。
もし、学生時代以降にほとんど勉強したことがなかったとしましょう。
勉強をしている状態は日常になかった、恒常性になかった訳です。
急に勉強すると恒常性維持が働いて抵抗が起きるかもしれません。
もちろん抵抗が起きないかもしれませんが、起きたらどうなるか。
抵抗が起きて、イライラしたり、無気力になり、勉強をやめてしまう。
極端な例に聞こえるかもしれませんが、人によっては風邪を引きます。
それではせっかく勉強の邪魔を除いたことが無駄になります。
だから、最初は少しずつ、5分や10分、1ページ教科書を読むだけ。
それから、徐々に時間を増やし、勉強量を増やしていけば良いのです。
そうして日頃勉強していなかった恒常性維持による抵抗も回避できます。
以上のプロセスを考えるとどうでしょう。
本格的な勉強体制を確立するにも助走が必要なことが分かります。
ですから試験勉強を開始するのは1週間でも早い時期に始めたいものです。
次の段階として誘発される勉強の状態を最適化していきましょう。
最初のただ勉強を始める状態から、次は頭がフル回転の状態を作ります。
そのためにお勧めしたいことが2つあります。
一つ目は勉強の開始に音読することです。
音読は脳全体の働きを短時間のうちに高めます。
短時間とは2分から5分のことですが、これで記憶力が高まるのです。
暗記物をする時2分の音読から始めることで記憶力を2割も上げられます。
音読はそれほど頭の回転を高めてくれることを川島教授が公表しています。
ですから音読で勉強を開始するのは強くお勧めします。
もう一つは音読ができない環境でもできることです。
勉強の開始にマインドマップを書きます。
書くと言ってもきちんとフルのマインドマップは荷が重たいかもしれません。
ですから、最初に書くマインドマップは速射式で十分です。
書くこと自体がやはり脳全体を活性化するからです。
書いていく内容はこれから自分が勉強することに関連したことです。
先に勉強したことを思い出して書けば復習にもなります。
最初にマインドマップを書くと後で勉強したことを付け加えられます。
最初に書いたことと後で付け加えたことが連結されます。
連結されて芋づる式に記憶を増やすことができるのです。
以上をまとめて終わります。
やる気がなくてもポーズをつけたアファメーションをする。
アファメーションをしたら音読する、またはマインドマップを書く。
もちろん両方やっても良いのです。
どんな気分でもこの組み合わせを儀式にして勉強を始めます。
そうするとやる気がなくても、やる気は確実に後からついてきます。
やる気のあるなしに振り回されず、あなたがやる気の主人になれるのです。
こちらがマインドマップを学べる【マインドマップ基礎講座】です。
こちらはマインドマップの書き方をご案内しています。
こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。
まず、前回を振り返りましょう。
そのために、前回の文末を再録します。
記録を元に刺激の正体が、見る、聴く、触れるのどれか特定できます。
特定できたら、見ない、聴かない、触れない、ように対策が取る訳です。
次回もまたアンカリングの観点から特定できたものの対応策を広げていきます。
以上から、今回もアンカリングの観点から「勉強の邪魔」対策を考えます。
対策を取ることで、勉強に必要不可欠な時間を確保していきます。
前回は、TVを題材に物からの邪魔をどう断ち切るかを考えました。
アンカリングの仕組みは強力でいったん始まると、抵抗できない。
だから、始まることを防ぐのが最良の防衛手段だったのです。
ですから、アンカリングが発生する元にできるだけ触れないようにする。
そのために、リモコンやTV本体を片づけてしてしまう訳でした。
さて、少し振り返って見ましたが、実行してみていかがでしたか。
確かに、物だったらそうやって自分なりに手を打つことができます。
しかし、人の場合は物みたいに片づける訳には行かない訳です。
人の場合というのは、勝手に電話やメールを寄越してくる人です。
勝手と言っても悪気はなく、お友達としてそうしているのです。
また、遊びや飲み会のお誘いをわざわざしてくる方たちです。
これまでのお付き合いから、物みたいには片づかない訳です。
例えば、長電話です。
「ちょっと、良い」の一言から始まります。
そして話が「ちょっと」からあれこれと広がります。
そろそろ切り上げようかなと思って