マインドマップと記憶法の共通原理とは

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こんにちは、公認マインドマップインストラクターの近藤です。

 

皆さん、最近の記憶力はどんな調子でしょうか。

確かに、10代や20代の頃は実に調子が良かった。

しかし、「記憶力に自信がないんだよ」という感じでしょうか。

そのような感じになるのは次のようなことが増えてきたからでしょうか。

 

□以前は書けていた漢字が書けなくなる

□人前で話をする時に台詞を忘れて頭が真っ白になる

□持ち物を探しに戻ったのに、何を探すのかを忘れてしまう

□名刺交換をして数時間後に相手の顔と名前が一致しなくなる

□話をしている時に「あれ、それ」と言うことが多くなった

 

この頃の職場や家庭を振り返るといかがでしょうか。

先にあげたことが増えているなら、どうしたら良いのでしょうか。

その対策がズバリ記憶力を強化することではないでしょうか。

記憶力を強化する方法は様々あります。

 

その方法をマインドマップと記憶法の原理を通してお伝えします。

今日のテーマは記憶力を高めて仕事や勉強の効率化するのに有益です。

もし勉強や仕事が少ない時間でできたら、余暇の時間も増え楽しいでしょう。

 

さて復習です。

マインドマップは脳のOS(基本ソフト)と言われます。

脳のOS・マインドマップを書くことを通して脳を使うことは、

Windows Vistaを使うことを通してパソコンを使うことと似ています。

 

先の2つのことが似ているのは、

使う対象が脳という有機的ものでも、パソコンという無機質ものでも、

形こそ違えその基本ソフトにより持てる性能を充分に引き出せることです。

 

では違う点は何でしょうか。

パソコン用のOSは1とOの数字でコンピュータを駆動します。

脳のOSであるマインドマップは想像と連想で私たちに脳を動かします。

 

電算機は1と0を表す電気パルスで動きます。

脳もシナプス間を走る微弱な電気パルスで働いていますが、

その結果として生じる想像と連想から構成される思考で動くのです。

 

その思考をマインドマップの発案者トニー・ブザンは放射思考と呼びました。

脳が1つの想像から次々と花火のように連想を広げて思考するからです。

話が迂回しましたが、その想像と連想が本日のポイントです。

 

当初、マインドマップを学生の記憶力を高めるためにブザンは考案しました。

だから自然にマインドマップの書き方とその習慣は記憶力を高めるのですが、 

マインドマップを考案する時に着目したのが先の想像と連想なのです。

 

現在、様々な記憶法が巷間に流布されていますが、

その原理は煎じ詰めると「どのように想像し、どのように連想するか」です。

想像や連想の仕方に、それぞれ流儀がありますが、根本は先の2つです。

 

記憶法は効率よく覚えたいものを覚え、そして必要な時に思い出す技術です。

記憶法は思い出し法と言ったら実に的確でしょう。

いわば想起力を高めるのが記憶法なのです。

 

ではどのように想起力は働いているのでしょうか。

もちろん、「何だかポッと浮かんでくる」という感じもあるでしょう。

でも、何の根拠もなくポッと浮かんでくるわけではありません。

 

その想起力が働く過程をよくみてみると必ず切っ掛けがあるはずです。

例えば、オールディーズを耳にした瞬間に青春時代を思い出す。

すれ違った人がつけていた香水から以前の恋人を思い出した。

小料理屋さんのお新香の味にお袋の味が懐かしくなった。

 

そのように何かの切っ掛けが記憶を呼び起こしているのです。

切っ掛けのことをトリガー、呼び起こされるものをアンカーと言います。

トリガーとアンカーの関係が、実は、記憶や学習の原理そのものです。

 

トリガー → アンカー

赤信号  → ブレーキを踏む

アロマ  → 心に特定の状態を感じる

CM   → スナックや清涼飲料水が欲しくなる

 

上記に想起の仕組みが見て取れます。

その広がり方に一瞬で体は反応をしてしまいます。

何かの切っ掛けが想像を作り、想像から連想が広がる。

想起力を強める要点は想像と連想のつながりを強めることです。

 

それを強めるのには2つあります。

 

1つ目はつながりの繰り返しを多くすることです。

自動車教習所で信号機とブレーキの関係を繰り返し練習します。

音楽や美味しそうな映像と共にCMは繰り返し放映されます。

英単語をみてその意味や発音を繰り返すことで覚えます。

以上が繰り返しで強化する例でした。

 

2つ目はつながりの強度が上がる工夫をすることです。

その工夫が前回にお伝えしたイメージの構成要素を整えることです。

 

例えば、想像と連想する対象の構成要素が視覚的なものとするならば、

明るくカラフルにくっきりと大きく動きをつけて思い描くわけです。

そのことはマインドマップのイメージやブランチの書き方に見て取れます。

加えて書く時に手を動かす身体感覚が伴いますので更に強度が上がるのです。

強度が上がるのは同時に使う感覚が増えるからです。

 

強度が上がることの典型が映画です。

視覚や聴覚、空気の震で身体感覚を同時に刺激するから、

数時間に及ぶその内容が覚えようと思わなくても刻銘に心に残りますね。

映画というのは実に効率的な記憶の仕方とも言ます。

 

「繰り返し×インパクト=記憶力(学習)」ですから、

前回にご紹介したインパクトは衝撃度、つまりは強度でしたから、

ご案内のように強度あるイメージができると繰り返しは少なくてすみます。

 

記憶法もマインドマップも効果的にする共通の原理は、

感覚を重ねて、イメージの構成要素を強度が上がるようすることです。

よって面倒でもマインドマップをカラフルに書くことをおすすめするのです。

 

以上のように想起力を強める頭の使い方を理解できると、

これから順次ご紹介する予定の記憶法が上手く使えるようになります。

 

近藤がリードする【マインドマップ基礎講座】が4月と5月に開催されます。

 

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このページは、blog.kondotetsuo.comが2008年2月27日 12:08に書いたブログ記事です。

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