マインドマップマイホーム購入術(敷地編)
こんにちは。
公認マインドマップインストラクターの近藤です。
20年にわたって建築設計に私は従事していましたが、
設計業界には建物の設計を始める時のエートスがあります。
それは「現調」と略語で呼ばれる、現場つまり敷地の調査でした。
現調することで建築設計に貴重な情報をたくさん収集できたのです。
例えば、周囲の視線、敷地からの眺望、公共施設へのアクセスなどです。
周囲の視線は近隣に高い建物や大規模な建物がある時要注意です。
視線を考慮すべき建物たちは視線の他にも日陰や風の通りなども影響します。
先の視線とともに敷地からの眺望は、住まう人の心情を変えるものですから、
家族が時を共にする居間をどこに置くなど、建物の間取りを大きく変えます。
公共施設は道路から下水道まで多岐にわたりますが、
敷地がそれにどう接続できるかを把握しておくことは考慮すべきでした。
以上は現調から得られる情報の一部ですが、のちに始まる設計を左右します。
かつその情報を見逃した設計は結果的に欠陥住宅を生むことにもなります。
敷地に関わる情報を見逃すと例えば次のようなことが起きます。
敷地の南側が道路で日差しの確保は間違いないと購入を即決したが、
東側にあった高い建物を見逃したために朝方に数時間の日陰を被る。
近くに商店街があって利便性が高い土地だと思って契約したが、
住み始めて商店街の喧噪が気に障って仕方がない。
学校の近くだから風俗関係がこない良好な環境だと住み始めたが、
校庭で遊ぶ子供立ちの声や行事の音声が飛び込んできてストレスになる。
実に敷地、建売住宅を選ぶことは大変なことです。
さてどうしたら良いのでしょうか考えてみましょう。
確かに、購入者に敷地のことを販売側が教えるべきでしょう。
しかし、販売側だけに頼らずに自分で出来るだけ調べて頂きたいのです。
なにも販売側がすべて悪徳で不利な情報を隠すからではありません。
住まいに関する嫌な出来事は、あくまでも購入する方で違うことになるからです。
住まう人の個性によって問題になる論件が異なるのは当然のことでしょう。
だから自分に取っての大切な論件は主体的に情報収集して頂きたいのです。
もちろん自分ですべて調べることはできないのも事実ですから、
どんなことを販売者に問い合わせたら後悔しないかを知っておきたいものです。
では現調、敷地調べの要点をお伝えしましょう。
まずは視覚的なことです。
最初に述べた周囲の建物から及ぶ視線です。
日差し、あるいは近隣からの日陰はどうでしょうか。
建て売りだったらそれぞれの部屋からどんな景色が望めるでしょうか。
次に聴覚的なことです。
敷地にしばらく立っていて聞こえる音はどんな音でしょうか。
朝、昼、夜の時間帯によってどんな音や声が聞こえるでしょうか。
建物の内外、それぞれの場所で周囲の騒音はどう聞こえていますか。
そして身体感覚的なことです。
どのような風通しが敷地や各部屋ありますか。
敷地にしばらくいて、窓を開けて、臭うものがあれば何ですか。
敷地や建物のなかにしばらくいて、どんな揺れや振動がありますか。
確認して欲しい先に挙げた項目は時間帯や天候によっても異なりますから、
できれば数回にわたって違う条件で現調をして欲しいのです。
例えば、昼間は閑静な場所と思えても、夜間は音の伝搬が変わりますから、
建具で処理できる音なら大丈夫ですが、意外にうるさい場所もあります。
何かの機会をつくって近所に住んでいる人に話を聴くのも1つ手だてです。
以上、敷地をチェックする項目をお伝えしました。
これまたチェックする時はマインドマップで情報整理するのが便利です。
マインドマップは情報を詳細にわたって記録や整理ができます。
加えて情報のなかに意外な共通点を見つけることや関連付けができます。
マイホームの購入は敷地調べから始まります。
マインドマップを活用なさると漏れなくダブりなく調査ができます。
この家を買って、建てて本当に良かったと思えるマイホームが手に入りますよ。
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