マインドマップ試験勉強術(継続編その2)

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こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。

 

今回は前回に引き続き「勉強のやる気を出し続けるか」です。
「勉強の邪魔を減らす具体的な対策を次回は考えましょう」が前回の文末。
具体的な対策を考えるのも、もちろん行動ベースにやっていきます。

 

行動ベースにする理由をもう一度まとめて述べます。
心構え、気持ちに焦点を当てることも1つのやり方であるのは事実です。
ところが、そのやり方はあまり役に立たないのです。
というのは、心は把握しにくく、コントロールしにくいからです。
だから、把握しやすい、行動に焦点を当てるわけです。

 

そこに焦点を当てるために、前回ご提案したのが自分の生活を調べること。
生活とは勉強の邪魔になる行動にどれだけ時間を使っているか測定する。
測定した結果で、その行いを続けるかどうか観て、選択する。
選択の基準は、それが自分の試験勉強に役に立っているかどうか、です。
そのことをお話ししていましたが、いま振り返って見ていかがですか。

 

そして、いまから、役に立っていない行動をどうするか。
その具体的な対策を考えていこう、と言うわけです。
では、勉強の邪魔になる行動をどうするか。
その対策の焦点はもちろん行動です。

 

さて、勉強を邪魔する行動ですが、何だったでしょうか。
そのきっかけは、誰で、何で、どこだったでしょうか。
例えば、TVやメール、お酒を飲み過ぎることなど色々とあったでしょう。

 

そのうち一番多く時間を使っていたのはどれだったでしょうか。
例えば、TVは最近の統計でなんと一日に3時間を費やしています。
もし、これを半分にできたらどうか。

 

それだけでも、大学なら1回の講義時間ですから、結構な勉強時間です。
その勉強を毎日確保できたら、どれほど試験の合格に近づけるでしょうか。
近づけるどころか、合格を確実にできるのではないでしょうか。

 

では、TVを例題に話を進めましょう。

 

TVをつい見てしまうのは、どうしてでしょうか。
確かに、何となくと言うのは1つの答えです。
しかし、本当の理由は何となくではなく必然なのです。
その必然が邪魔な行動をあなたがしてしまう本当の理由です。
本当の理由が私たちが持つ心の構造とそこに仕組みがあるからです。

 

TVを見てしまう仕組みをつぶさに見てみましょう。

 

きっかけは、TVの近くに来る、リモコンを手に取る、ボタンを押す。
いくつかチャンネルを切り替える、気がついたら1時間見ていた。
まるで決まり事でもあるよう勉強の邪魔が起こっている。
だからTVの魔力にかかって多くの人が時間を浪費するのです。
ずばりそうではなくても、それに近くありませんか。

 

その魔力とは何か。
どうすればその魔力から解放されるか。
今回はNLPの観点から傾向と対策を述べます。

 

NLPは神経言語プログラミングと邦訳されるのはご案内の通りです。
「内部体験の構造の研究」として1970年代に始まりました。
人が心の中でどのように物事を体験しいるか。
その体験はどのような要素からなり、要素同士がどう関係しているか。
その関係から何を感じ、考え、どう行動するか。

 

それを研究したのがNLP、神経言語プログラミングです。
一言で言えばこころや行動のメカニズムを明らかにした人間解析学です。
適応範囲は実に広く、心理療法や教育、セールスの分野にと活用できます。
端的に言えば、人間が関わる分野全てに適応できるとも言えます。

 

先ほど述べた魔力の仕組みをNLPは「アンカリング」と表現します。
ある刺激がきっかけになり、考えや感情、行動が起こることです。
アンカリングの例が次のクイズからすぐに分かります。

 

「やめられない、とまらない」の次は何でしょうか。
「スカッと爽やか」に続くのは何でしょうか。
「ファイト」から連想するのはどんな言葉ですか。

 

そう、すぐに答えが出てきたはずです。
それが、アンカリングの例です。
別の例をあげておきましょう。

 

懐かしのメロディーとその思いで。
お袋の味とそこから連想される実家の様子。
すれ違った時のシャンプーの香りと思い出される異性。
などと世の中がアンカリングで満ちているようです。

 

アンカリングは学習、簡単に言えば条件付けです。
学習は繰り返しの回数と、1回あたりの刺激度との積です。
刺激度が強ければ、たった1回でもアンカリングは成立します。
アンカリングでわき起こる感情や快感が強ければより強固になります。

 

例えば、TVを見たときの感情は、面白い、楽しいと様々にあります。
バラエティ番組と言うのは、それこそ、バラエティ・様々に感情があります。
TV制作者は視聴率を考え、快感があるようにに注力してくれています。

 

だから、いったんTVを見始めるとどうなるか。
特に連ドラなどは、繰り返しでアンカリングが強化されています。
だから、TVを見始めると、アンカリングがあなたをがっちりと捉えます。

 

しかもその条件付けは、クイズの答えが直ぐ出てきたように、極めて強力です。
いったんそのプロセスが始まると、その力に抗することは至難の業です。
TVだったら、勉強を忘れて気がついたときには、1時間の時間を費やす。
意志の力なんか木の葉のように吹き飛んで、そうなってしまうのです。
TVのリモコンを持った瞬間に、快感へのプロセスが始まります。

 

つまり、このプロセスは「刺激 → 反応」の図式を持ちます。
刺激と反応の関係が目の付け所、手の打ち所なのです。
それはとても簡単で誰でもできることです。

 

勉強の邪魔をすることはある刺激から始まるのがその仕組みです。
ならばその仕組みが起こらないようにすれば良いわけです。
ならば、自分から刺激を遠ざける、刺激に触れないようにする。
これは誰でもできる勉強の邪魔を解消する方法です。

 

「TVを見始めるきっかけはリモコンだ」としましょう。
ならばリモコンを見えない場所に片付けてしまうことです。
それでもリモコンを探してしまうなら、電池を抜いてしまうのです。
つまり、TVを簡単に見られなくしてしまうわけです。

 

「でも、TV本体のスイッチを押してしまうじゃなか」と仰いますか。
それなら、本体の電源コードを抜いてしまうのです。
そして電源コードに次のような質問を書いたタグをつけます。
「TVを見て試験に落ちますか。合格するためにTVやめますか」と。
その質問を考えることで、TVのアンカリングを止めることもできます。

 

それでも「ちょっとだけ」と電源コードを差してしまいそうですか。
なるほど、それだけTVに魅了されている貴方なのですね。
しかし、大丈夫です。まだまだ対応策はあります。
ずばり、TVを押し入れなどに片付ければ良いからです。
しっかり収納箱に入れて、簡単に見られないようにしましょう。

 

以上は、素っ気ない方法ですが、行動に即しているので効果的です。
勉強の邪魔をする行動は必ず「きっかけ」を持っています。
だからきっかけが行動ベースで起こりにくくする。
それが誰でもできる対応策です。

 

ここまでTVを話題に対応策をみてきました。
他のものはどうするかは、基本的にきっかけを遠ざけることです。
よって、前回の時間調べの記録をつぶさに見てください。
「きっかけ」、つまり刺激がなんだったのか振り返りましょう。

 

刺激と反応、つまり邪魔が起こる過程をマインドマップに書いてみましょう。
書いたものを見てみると、勉強の邪魔を起動する刺激が具体的に分かります。
刺激が分かったら、それを見ない、聴かない、触れないようにします。
下記に勉強の邪魔が起こる過程を振り返るマインドマップをつけておきます。
ただ考えるよりも書いてみると確実に邪魔の元である刺激をつかめます。

 

勉強の邪魔を振り返るマインドマップ

 

例えばTV、テレビを見てしまう「刺激 → 反応」過程です。
最初は、次は、結果は、と三段階で過程を振り返りっていきます。
それぞれの段階にある先の枝は、見る、聴く、触れる、に分けて書きます。
3つのうち、1つだけかもしれません。
視覚や聴覚、触れるなど身体感覚の感覚ベースで書いておきます。

 

今回も要点は、きっかけである感覚の刺激に対して行動ベースで働きかけるのです。
そのために、最初は、次は、結果は、と少し細かく見て欲しいのです。
働きかけができるように、刺激から反応までを感覚ベースで記録しておきます。

 

記録を元に刺激の正体が、見る、聴く、触れるのどれか特定できます。
特定できたら、見ない、聴かない、触れない、ように対策がとれる訳です。
次回もまたアンカリングの観点から特定できたものの対応策を広げていきます。

 

ではまたお会いしましょう。

 

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