マインドマップ試験勉強術(教材編)

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こんにちは。
トニー・ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。

 

マインドマップ試験勉強術は前回まで継続編でした。
継続編では、どのようにしてやる気を出し続けるかを探求しました。

 

今回からは、どんな教材が勉強を助け、どう取り組むのかがテーマです。
そのテーマに沿ってマインドマップ勉強術としてお伝えしましょう。

 

かつてから試験勉強を始め様々な学習に役に立つ教材がたくさんありました。
今は勉強に有益な教材、情報が簡単に豊富に手に入るようになっています。
それをipodやMP3プレイヤーに中身を転送して手軽に学習できます。

 

さて、勝間和代さんの本が影響して、これから勉強ブームが来そうです。
多くの人が、これから簡単にどんどん勉強ができるようになりなります。
その時、教材をどう選び、どう取り組むのかが合否の分かれ目でしょう。
さてあなたはその基準やノウハウをどれくらい把握していますか。

 

まずは、私たちの学習を含めた身辺の情報処理について述べます。
人の情報処理は五感を通して行われます。主に3つのルートがあります。味覚や嗅覚もありますが、試験勉強でも、なめたり、臭いをかいだり、そうして学べる教材が今はありませんから、そのルートは視覚、聴覚、身体感覚です。

 

そこに焦点を合わせて教材は作られます。教材で身体感覚を通して学習情報を入力できるものを私は寡聞に知りません。そこで、視覚や視聴覚や聴覚の3つに分けてそれぞれに教材を考えてみましょう。

 

視覚教材は、目を通して試験情報を入力する(学べる)ものです。
文字や図式を通して学んでいく教科書や参考書がその代表でしょう。一番の視覚教材は、試験に良く出るが自分が分かっていないことを見て覚えられるように書いたマインドマップです。

大事なので繰り返しますが、試験に良く出て、自分が分かっていないことを書いているから良いのです。ただし、そのマインドマップや教科書や参考書は満員電車の中では広げにくいし、歩きながらの勉強には使えないのが事実です。

 

視聴覚教材は、目や耳を通して学べるものです。
映像があり、音声がついている、ヴィデオやDVDです。今はDVDが主流で、雑誌にも付録としてつく便利な時代になりました。これで勉強するときは、画面付きのDVDプレーヤーやプレーヤーにつないだ映像機器を通して勉強しまが、ここが便利さでもあり勉強のネックになります。

 

DVDは小型のプレーヤーですと、画面が小さく見にくいです。大画面の液晶ディスプレイやTVなどの大型映像機器は持ち運んで勉強することは、やろうと思えばできますが、大変です。だから、DVDは再生機器がおけるところで見聞きするのですから、それで勉強できる場所が限られます。

 

聴覚教材は、耳を通して学ぶものです。
教材のメディアは主にCDやダウンロードサイトです。メディアを再生するのは、MDプレーヤーやMP3プレーヤーやiPodなどです。以前はCDプレーヤーもありましたが、大きさから来る持ち運びやすさから、結局は先ほどあげたものが残っています。先の2つに較べて強みを持っています。

 

その強みは、メディアや小型化した再生機器も手伝って、歩きながら、電車通勤しながら、といろいろな場所で勉強することを可能にします。特に教科書や問題集を広げていると周りににらまれそうな満員電車でも勉強できるのが、聴覚教材の強みです。

 

ただし、車や自転車の運転をしながら聴覚教材で勉強することは、注意散漫になり安全面から考えると、試験を前にして事故に遭うかもしれず、あまりお勧めしません。また、安全に勉強できる電車の中でも、イヤホーンから漏れた音がもとで怖い人に胸ぐらを捕まれないように、周りに配慮して音量にはご注意下さい。

 

イヤホーンから音漏れの原因は、周りの騒音に負けないように音量を上げることです。音量を上げていると、周りに迷惑をかけるばかりでなく、自分の聴覚に障害をきたす畏れもあります。

 

だから、周りの騒音を遮断することが、根本的な解決策です。その為に、消音式や遮音型のヘッドホンをお使いになることをお勧めします。少し投資が発生しますが、聴覚教材も良く聞こえるだけでなく、音楽も微細な音まで聞こえて一段と楽しめます。

 

私が一級建築士の勉強で活用したのは、やはり聴覚教材でした。今ではほとんど見ることのない、カセットテープでした。その当時はヘッドホンカセットプレーヤーが使えたので、それなりに便利なものでした。満員電車で教科書を広げられない通勤時間を有効に使える試験勉強の友でした。

 

ここまで3つを較べてみると聴覚教材が最も使えます。歩いていても、満員電車のなか(音量は要注意)でも、場合によっては食事をしながらでも、と時間を有効に使えるのです。

 

さて聴覚教材でよく言われることがあります。
ただ聞いているだけで学習効果があると言われますが、どうでしょうか。
確かに、その論拠としては進化論的に聴覚が最も脳に働きかけやすいといわれます。しかし、ただ聞いていては実のところ学習効果を期待できないのです。

 

理由を述べましょう。
成功者の多くは、聴覚教材がただ聞いているだけで効果があるとも教えます。ところが、この教えは「問題意識を持っている場合にただ聞いていても学習効果がある」との説明を省略しています。省略は悪意ではなく、成功者がもつ無意識の有能さに由来します。

 

成功者は、無意識、つまり意識することになしに自分が取り組んでいることに問題意識を持ち続けます。その問題意識は潜在意識がつねに問題を解決しようとする性質を駆動します。

 

つまり、成功者は問題意識から答えを求めるようにいつも脳を働かせる。だから、成功者は凡人がなし得ない問題解決ができ、成功者たりえるのです。ここが大事なところで、成功者にとっては当たり前のことすぎて言語化されません。

 

問題意識と脳の関係ですが、例えばあなたが車を乗り換えたいと考え始め、ある自動車メーカーの車種のことをいつも考えているとしましょう。すると、今までは目にとまらなかったその車種がよく目につくようになります。

 

そうなるのは、何も自動車のディーラーがあなたの考えを聞きつけて、その車種を町中に配備しているからではありません。その現象は、脳の目標指向性、問題意識を持ったときに解決策を見つけ出そうとする、意識を向けたものの情報をあつめようとする、脳の性質を端的に表しています。

 

話を戻しますと、凡人は成功者に較べてあまり問題意識を持ちません。ここが凡人の最たる特徴ですが、よって自らの潜在意識の問題処理能力も活性化しません。だから、成功者のように問題解決ができず、残念なことに凡人は凡人のままなのです。

 

くわえて問題意識の大切さは、成功者がもつ当然さから言葉にならず、言い落とされますから、凡人は分かりません。だから、問題意識を持って聞けば本来は学習効果がある教材を凡人は「本当に」ただ聞くことになりますから、聴覚教材から成功者ほど学習効果を得られません。

 

このことは人気が高いフォトリィーディングにも底通します。あの速読法の要は、問題意識をもって速読のプロセスを駆動するかどうかにかかっています。明確な目的意識を持たずにフォトリィーディングをしても、潜在意識の処理能力が駆動されず、結局は速読の効果がないと苦情を述べるに至ります。

 

ではどうするか。すでにご賢察のとおり、問題意識を持つことです。
問題意識を持つには繰り返し、試験を受けるまでに最低でも4回は問題集にあたり、試験に良く出るところで自分が分かっていないところを明確にする。

 

また、教科書や参考書で勉強したら、本当に分かっているのか必ず問題集を解きます。そうやって解けないところを明らかにすると、そこになぜ解けないのか、何を知らないからなのか、問題意識が自然に持ち上がるでしょう。

 

そうして問題意識を持っているときは、潜在意識が問題解決にむけて情報を求めます。聴覚教材は、ただ聞くものではなく、潜在意識が答えを見つけるための効果的な聴覚学習の情報源として有効になります。

 

以上をまとめましょう。
繰り返し問題集を解き、試験に良く出るところで自分がまだ分かっていないところを明確にする。その状態でどこでも勉強しやすい聴覚教材を活用する。それが時間を有効に使える聴覚教材を使った試験勉強のコツです。

  

こちらから、マインドマップ基礎講座の情報をどうぞ。
またこちらから、マインドマップの書き方をご覧ください。

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