マインドマップ試験勉強術(記憶力編その3)

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こんにちは。
ブザン公認マインドマップインストラクターの近藤です。

 

前回は記憶力を高める頭の使い方としてマインドマップを述べました。
述べるなかでマインドマップはあくまで手段であり、手段を持ってなそうとする合格になることを常に意識することが大切なことをにも触れてました。

 

今回はマインドマップも含めて色々な方法を使うにしても何が記憶力を高めるのかをお伝えしましょう。お伝えすることは、一見誰かでもが知っていることですが案外やっていないことで、やると驚くほど効果があることです。

 

記憶力をあげる方法を一言で表すとどうなるか。
「試験に必要な記憶力をあげるにはTVコマーシャルに学べ」です。
さてこれはどういうことだとお考えでしょうか。

 

記憶、学習に関して次の法則性があります。
体験の強度 × 体験の反復数 = 記憶度(学習度)
2003年から今年にかけて、NLPメタマスタートレーナーのクリスティーナ・ホール博士に学んだ学習に関する知見をもとに近藤が公式化したものです。

 

体験の強度は、何かを視たり、聴いたり、感じたり、と感覚を通して感じ取る情報の強烈さです。感じたりは、感情はもちろんのこと、触覚や筋肉に感じや「断腸の思い」と言うような内蔵をよぎる感覚です。

 

例えば、火事や交通事故です。目の前で激しい物音がする。目を覆うばかりの強烈な光景が展開する。覚えておこうと思わなくても、その出来事は忘れることができないくらいに、しっかりと記憶されます。

 

最近の話ですと、四川大地震のような災害に遭遇した場合は、視るもの、聴くもの、感じることが、まさに生死に関わる強烈な体験です。記憶という以上に心の傷、トラウマ的体験となるほど深くしっかりと記名されます。

 

四川で被災された方々にはお悔やみを申しあげるばかりですが、体験の強度に比例して記憶度が高くなる。それが私たちの脳が持っている記憶に関する性質です。この性質を試験勉強にどう使うかは後ほど詳細に述べます。

 

体験の反復数は、体験を繰り返した数です。ある体験が1回より2回、2回より3回と反復される数が増えるほど、来る返される体験は記憶に残ります。より鮮明に記憶されます。

 

筋肉トレーニングで荷重をかけることを繰り返すことで筋繊維は太くなります。同じように神経細胞も同じ刺激が繰り返し来ると、その刺激を処理する神経細胞が形成する回路が太くなります。その回路の太さと記憶度は比例します。

 

そのことは、自然の光景に見て取れます。山に雨が降り、雨が集まって渓流になります。渓流に繰り返し水が流れ、長年のあいだに渓流は深い渓谷に変わっていきます。渓谷には更に多くの水が流れる。

 

あるいは、山道や獣道のでき方と同じです。草木が生えている山肌を繰り返し人や獣が踏み分けて歩く。その度に道が少しずつ広くなり、更に多くの生き物がそこを通り、やがてはしっかりとした道になる。それにも似ています。

 

反復効果の好例がTVコマーシャルなのです。
それはなぜか、次の文章に続く答となる言葉をお答えください。
「すかっと爽やか」、「やめられない止まらない」、「ファイト一発」。

 

いかがですか。何を馬鹿なことを聴くのだ、と思うほど簡単に思い出されるのではないでしょうか。どうしてそうなるのか。答えは、至極簡単。皆さんがその言葉を何回もそれこそ数え切れないほど耳にしたからです。

 

それに加えて、TVには目を引く映像があり、耳を奪う音声や音楽がついている訳です。昔のラジオなら音だけですが、TVは絵もあります。視覚も聴覚も刺激する情報がそこにあります。つまり、体験の強度が高いのです。

 

更には、映像は単に商品だけではなく、目を奪う風景や可愛い動物、そして美しい女性やイケメンの男性が登場します。否応なく視覚的な体験の強度が上がるように作り込まれ、感情が動くようになっています。見事です。

 

つまり、TVコマーシャルは視聴者に商品を買ってもらう前提として、体験の強度をあげ、反復数を高めて、記憶してもらう工夫を見事に成し遂げている訳です。これが試験勉強に不可欠な記憶力をあげるのに使えるのです。

 

では、どうすれば試験に出ることを、TVコマーシャルの合い言葉のように易々と思い出せるようになるのか、先に進みましょう。

 

まずは、コマーシャルと同じく反復数です。復習を繰り返しすることです。当たり前と言えば当たり前ですが、「記憶力が低い」と嘆く方に限って、復習をあまりしない傾向があります。していてもその要領が悪いのです。

 

以前にこの試験勉強術のシリーズのなかで「試験問題を4回は解きましょう」と言いました。反復数が記憶を高めるからです。もちろん、4回だけと言わず時間が許すなら10回でもやっていただきたいのです。

 

ただし、時間は有限ですから、4回やるにも工夫の余地があります。記憶の中枢である海馬は面白い性質を持っています。その性質とは、2ヶ月の間に4回繰り返されたことを、長期記憶に蓄えることです。

 

その仕組みを踏まえて、次のように復習することが効率的です。1回目は勉強し終わり、一息入れたらすぐに復習します。2回目は次の日です。2回目から1週間後が3回目です。3回目から1ヶ月後が4回目です。

 

復習をする際にお奨めしたいのが、マインドマップです。書くといてもフルのマインドマップを書くに越したことはないですが、ブランチ(枝)は単線でスピード重視の速射マインドマップを書けば十分です。

 

速射マインドマップを書いたら関連した一連の枝を線で囲んで強調します。強度をあげるためにその側に一連の情報を代表する漫画・イラスト・イメージをカラフルに書きます。体験の強度が高まり、記憶度があげります。

 

3日間や4日間の研修を担当するときは研修の教程やコンテンツなど実に多くのことを記憶しますが、そのように代表する絵を描くことは講義の準備に良く使います。年齢に関係なく見事に覚えられるので本当に重宝しています。

 

次は、体験の強度のあげ方です。具体的には、覚える体験をするときにどれだけ強度をあげるかです。教材で言えば、視聴覚教材は時間や場所の拘束が生まれますが、体験の強度をあげる格好の教材であるのは事実です。

 

ところが、もっと覚える体験の強度をあげる方法として良いのが、アウトプットすることです。例えば、覚えたことを誰かに話す。使って文章を書く。覚えたことを問題集を解く。模擬試験を受けるのもアウトプットです。

 

理由はこうです。アウトプットするとき、特に相手がいるときのアウトプットは質問されたり、反論されたり、うろ覚えなところでどきどきしたり、といろんな体験があります。模擬試験なら点数が分かり、喜怒哀楽があります。

 

そのときは視覚、聴覚、身体感覚と多くの情報が外から入ってきます。またアウトプットするときは正確を期すために自分のなかでも、視覚・聴覚・身体感覚を強く再現して相手に伝える訳です。内外で体験の強度が高いのです。

 

アウトプットを中心に勉強をする効能は、勝間さんは「無理なく続けられる 年収を10倍アップ勉強法」で「アウトプットが多い勉強は、みな面倒なので敬遠する傾向がありますが、それこそがもっとも大事で、効率の良い、勉強の近道です」(p83)と言われています。

 

以上をまとめると、アウトプットを先に述べた要領で2ヶ月の間に4回することが、記憶力を高める試験勉強術です。アウトプットの一端として速射で結構ですから、マインドマップを活用してみませんか。

 

試験勉強術にも役に立つマインドマップを学ぶなら【マインドマップ基礎講座】へどうぞ。

とりあえずマインドマップの書き方を知りたい方はこちらへどうぞ。

 

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