2009年1月アーカイブ

前回を振り返る。

 

マインドマップを学ぶには何が大切だったか。
リアルタイムに進むTEFCASと、
インストラクターの存在だった。

 

そのように述べて、その3を閉じていた。

 

今回は、その理由を記憶の仕組みが教える。

 

まず記憶の仕組みついてどのようにお考えだろうか。
一概に「覚えることだろう」と言われるのが事実である。
ところが、その仕組みは、単に「覚えること」では括れない。

 

記憶には多くの種類がある。
種類ごとに機能が違うからだ。

 

記憶は、覚えたことの保持時間で短期記憶と長期記憶に分かれる。

 

短期記憶は保持時間が長くて3分である。
名刺に記された電話番号をみて電話をかける時に使う。
電話をかけ終われば、名刺を見返さない限りたいてい忘れてしまう。
短期記憶だから、忘れるのは自然なことである。

 

長期記憶は、3分以上の保持時間を持っている。
長いものは、一生にわたって記憶内容が脳に保持される。
長期記憶は、体験記憶と意味記憶と方法記憶とに分かれる。
以上が、以下の説明のために迂回した記憶の俯瞰だった。

 

さて、方法記憶(手続き記憶)は、物事のやり方に関する記憶である。
原始的だが、最も堅固で高齢になっても最後まで残る記憶である。
例えば、歯磨きや自転車の乗り方、スポーツまで広範囲に及ぶ。

 

スポーツなら、野球のバッティングやゴルフのショットのやり方だ。
ご存じのように、それは決してテキストで覚えられるものではない。
体験学習によって学んでいくものだ。

 

その修得は、バットやクラブを手にもってフォームの練習から始まる。
手に豆を作るほど繰り返し練習をしてそのやり方が身につく。
要するに体を動かして覚えるのが方法記憶である。

 

方法記憶を身につけるには、体験的な繰り返しが不可欠なのだ。
繰り返しとは、TEFCASのループをSに向け回すことだ。
そのイメージをその3からここに転記する。

 

       →→→
      ↑   ↓
T→E→F→C→A S
↑       ↓
 ←←←←←←←


 

こうして試行錯誤のうちに方法記憶が定着する。
定着する中味が勘やコツと言われる高次の学習だ。

 

試行錯誤の例が、ゴルフのティーショットの練習である。
スライスをし、フックになり、次第にコースに打球がのる。
ここにめでたくティーショットのコツが身についたことになる。

 

確かに、面倒な話である。
だが、いったん身につくと、忘れない。

 

数ヶ月の時間が経ってもその記憶は保たれている。
もちろん、覚えたときよりも上手くできる保障はない。
しかし、ほとんど忘れることのない強固な記憶が方法記憶である。

 

その証拠として、青春時代に野球に打ち込んだ方ならどうだろうか。
体力的な問題はあるもの、年令に無関係に野球ができる。
このように方法記憶は強固である。

 

ところが、方法記憶の強固さがデメリットになる場合がある。
いわゆるバッティングやショットに関する悪癖である。
スポーツの上達を阻害する癖である。
いったん癖がつくと直りにくい。

 

方法記憶が癖を取り込むと、方法記憶の強固さから修正が困難だ。
ゴルフファーなら、スライスやフックに今もお悩みかもしれない。
癖となった方法記憶は、ご経験のようについてしまうと修正が難しい。

 

このことはマインドスポーツであるマインドマップも同じだ。
いったん書き方が身につくと一生にわたって使える。
繰り返すが、方法記憶となるからだ。
だが、これも問題をはらむ。

 

例えば、マインドマップを独修する。
そこでいったん悪癖がつくと修正が難しい。
練習しても、スコアが伸び悩むゴルフも同様である。
書き続けても、効果が感じられないマインドマップもそうだ。

 

ここもマインドマップがスポーツに酷似している点だ。
ともに方法記憶が支えるのでそうなるのだ。

 

では、悪癖を回避する方法は何か。

 

その回答を前回のTEFCASが教える。
リアルタイムにFCAのプロセスを経験することだ。
FCAはFeedback、Check、Adjustである。

 

Feedback:書き方について情報提供を受ける。
Check:情報を参照して自分の書き方を確認する。
Adjust:確認したことを元に書き方を調整する。

 

書き方をテニスのショットに置き換えるとどうか。
こうして書いていると、レッスンを受けた記憶が蘇るようだ。
かくもマインドマップは、マインドスポーツであると言えよう。

 

FCAのプロセスは情報提供と確認の質が学習を左右する。
前回も述べたが、自らFCAを未だできないから学習者なのだ。

 

指導のもとマインドマップの書き方を直に体験的に学ぶことである。
こうすることで、悪癖を自分のマインドマップから遠ざけられる。
この点からもインストラクターは学習者の学びを支援する。

 

野球もゴルフも直接に指導を受けて覚える。
マインドスポーツであるマインドマップも同じである。
直接に見聞きしてTEFCAのループをSuccessに向かって回す。
自分の書き方が成功に向かっているかを確認しつつ学ぶことである。

 

さて、あなたは成功に向かってループを上昇させたいだろうか。
または、書けないという諦めに向かってループを下降させたいだろうか。

 

あるいは、これで良いのかと迷いのループにとどまっていたいだろうか。

 

マインドマップ基礎講座は2月1日、3月1日に開催

マインドスポーツ・マインドマップその3

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前回を振り返る。

 

マインドマップを間違いなく覚えるにはどうするか。
直接に見て、聞いて、手を動かして習う環境に身を置くことだった。

 

スポーツは動的な行為である。
マインドマップは動的な思考を紙面に写し取る行為だ。
2つが動的な性質を共有することから、冒頭のように記した。

 

もちろん、それが何であるかをテキストから知ることはできる。
しかし、共にテキストから体得することは極めて困難だ。
共に、動的な性質を蔵するからである。

 

例えば、次のことはどのように学んだだろうか。
泳ぎ方や自転車の乗り方、車の運転などである。
最終的には、学ぶ対象を実際に行ったのは事実だろう。
それが、スポーツを始め動的なものを学ぶ骨法だからだ。

 

以上から、動的な行為であるマインドマップはどう学ぶべきか。
すでに、ご賢察のとおり、実際に書いてみることである。

 

換言すれば評価者ではなく、主体者になることだ。
評論家は選手になれないが、選手は評論家になれる。
スポーツがそうするように、口ではなく実際に手を動かす。
まずは口を動かしても良いが、見よう見まねで書いてみることだ。

 

ただし、テキストを見本にすることはどうだろう。
もちろん、テキストのマインドマップを見本にするのも良いだろう。
だが、最終的には直接に見聞きして実際に書き覚えることをすすめたい。

 

理由は、マインドマップがマインド・スポーツだからだ。
手本とするテキストのマインドマップは最終形で静的である。
そのために、どこから初めて、どのように終わるのかが不明だ。

 

ただし、不明なことは、見るものの能力とは無関係だ。
不明さは動的なものをテキスト化するときの必然である。

 

こうしてマインドマップの動的な面をテキストから見て取れない。
動的なものを学ぶには、動的な見本を直に見ることが分かりやすい。

 

では、どのように実際に見聞きして学ぶのか。
ここにトニー・ブザンから学びのプロセスをご紹介しよう。
そのプロセスを表す次の言葉の頭文字をとってTEFCASという。

 

このプロセスを動的な見本を真似るときに適用したい。
真似ることは、「まねぶ」に通じることはご案内の通りである。

 

Try   =試行する
Event  =試行の結果
Feedback =結果から情報を取得する
Check  =取得した情報から達成状況を比較、分析する
Adjust   =比較、分析を元に試行に修正を加える
Success  =成功、つまり目標が達成する

 

このモデルは変化のモデルでもある。
あるいは、目標達成のモデルともいえる。
NLPをご存じの方は、TOTEモデルを想起するだろう。

 

このプロセスは、実際にはTからAまでが循環するループである。
ループの途中にあるCで達成状況に達したらループが成功Sに抜ける。
つまり、TからAのループは成功Sに向けて螺旋状に上昇する。
図示するならば下図のようになる。

 

       →→→
      ↑   ↓
T→E→F→C→A S
↑       ↓
 ←←←←←←←

 

こうしてみると、学びのプロセス自体が動的であることが分かる。
ここから、テキストのみの学びが困難なものかが見て取れる。
テキストはリアルタイムにFもCもしてくれない。

 

学習者がプロセスの主体者になり、同時に観察者になる必要がある。
だが、学びのプロセスにあるものは、あくまでも主体に限定されるべきだ。

 

学びのプロセスは間断ない体験の連続体として構築されるからである。
観察者になろうとしたその瞬間に体験は断裂し学びは成立しない。
ここから、学ぶのプロセスにFとCを行う立場の人があって欲しい。
その立場を取るものが、コーチやインストラクターである。

 

もちろんこれについて次のような反論は予想される。
学びの主体を取り終えた後に、観察者の立場を取れば良いではないか、と。

 

なるほど。
それも一理ある。
だが、問題がある。

 

ループを成功に向けて上昇させるにはFの正確さやCの質が大事だ。
Fの正確さやCの質をまだ持っていないから学習者なのである。
そして、FとCを有益なものとできるから指導者なのだ。
こうして、指導者の下で学習を行う意義がわかる。

 

学びを効果的にする学び方はどのようなものか。
その学び方はFEFCASの連続であり、動的である。
動的であるから、マインド・スポーツと言っても良いだろう。

 

さらにマインド・スポーツであるマインドマップを学ぶには何が大切か。
リアルタイムに進むTEFCASとインストラクターの存在である。

 

マインドマップ基礎講座は2月1日と3月1日に開催

マインドスポーツ・マインドマップ、その2

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マインドマップをマインドスポーツと前回から呼び始めた。

 

マインドマップがスポーツのように動的な過程を持つからだ。
絵や言葉を使って毎瞬の脳の働きを紙面に写す。

 

脳の動きは紙面中央の絵から現れる。
中央の絵から伸びるブランチに表現される。
そして、ブランチの上に書かれる言葉や絵となる。

 

いま、脳の働きはこの瞬間も文字をみて意味をとり続ける。
そのように毎瞬毎瞬変化し続けるダイナミックな動きをする。
というように、ここまで文章を解釈することも極めて動的だろう。

 

例えば、「昨日の同じ時間に何をしていた」と問うとどうだろうか。
間髪入れずに多彩な思いが心をよぎりさらに広がるだろう。
こうしても脳の動きが動的であると分かる。

 

その動きを紙面に写し取る行為がマインドマップだ。
自ずとマインドマップも花火が大空に広がるように動的だ。
動的な性質からして、動的な行為であるスポーツになぞらえた。
以上のことからマインドマップはマインドスポーツであるとした。

 

そこから動的なスポーツが紙面で学べないはご承知の通りだ。
同様に動的なマインドマップも紙面で学びにくいのは自然だろう。
にもかかわらず、間接的に学ぶことに固執するリスクを前回はあげた。

 

リスクとは、労力や時間を浪費することだ。
マインドマップの書き方をどう覚えようと個人の自由だ。
だが、その自由を称揚するが余りにリスクを回避できない。
理由は、繰り返すがスポーツもマインドマップも動的な行為だからだ。

 

こうして、動的なものを学ぶプロセスが見なおす提言をした。
「ではどのように学べば良いのか」として前回を閉じた。

 

振り返って見ると前回はこうだった。

 

さて、マインドマップをどのように学ぶかに話を進めたい。

 

スポーツを学ぶ方法が適用できそうなことは、ご賢察の通りだ。
つまり、直接に見聞きして手を動かして習い覚えることである。
動的なものを学習する方法は、それ以外に寡聞にして知らない。

 

例えば、野球やテニスはどのように覚えたか。
なるほど、手始めに教則本をなぞって習い始めただろう。
だが、本格的に習うには直接に見聞きして体をうごかした。
つまり、覚える対象を実際に体験して学習したのではなかろうか。

 

文字は、事象のほんの一面を表すシンボルである。
コミュニケーションにおいても全情報の7%しか伝えない。

 

よって野球なら走攻守どれ1つにしても文字ではうまく表現できない。
これが、文字情報で動的な行為を習おうとする時の限界なのである。
ここから、動的な行為を習うには見聞きして手を動かすことが必須だ。
ズバリ、能書きを見るより体験学習をすることだ。

 

体験学習が動的なものを習う時の常道であるのは間違いない。
動的でマインドスポーツといえるマインドマップ。
その学習も同様なのだ。

 

ここで疑問があるかもしれない。
マインドマップの書き方が文章化されているのはなぜかと。

 

確かに「ザ・マインドマップ」を始めそうした書籍が多くある。
だが多くあることは決して紙面で学べることを意味していない。

 

野球やテニスの教則本が沢山あることと同様だろう。
一方、実際にそれらを学ぶ時にはフィールドに出て行く。
書籍は、スポーツもマインドマップでも入り口であることを意味する。

 

あるいは、既に動的に学んでいるものの参照枠として存在する。
動的プロセスはあくまでも体験の中にのみ生命をもつ。
文字はその一部を捉えた剥製だと言える。

 

マインドマップの書き方が書籍で紹介されているのは事実だ。
だが、これにしても紹介されることが十分な学習可能を意味しない。
あくまでも、取りかかりであり、入門であり、参照枠に過ぎない。

 

その理由はこうである。
例えば、野球を取り上げよう。


グラウンドにはベースを4つ用意する。
1つのベースをホームベースと決める。
その左右の立ち位置をバッターボックスにする。
ベース正面から離れた位置をピッチャーマウンドする。
ピッチャーはそこから球を投げる。
以下省略・・・。

 

先の記述から動的な野球を覚えることはできない。
同様にマインドマップの書き方を読んで覚えられない。
マインドマップの書き方の紹介であって覚える方法ではない。

 

確かに、想像力がたくましい方はそれなりにお始めになる。
ところが、「それなり」がマインドマップの書き方に誤解を招いている。
それ以上に、TPOでとう使い分けるかは、盲人象をなでるがごとくだろう。

 

誤解の例をあげる。

 

セントラルイメージが単色で小さく平面的である。
セントラルイメージとそこから出るブランチが繋がっていない。
ブランチの上に書く文字列が単語ではなくフレーズになっている。

 

以上の書き方は正式なマインドマップの書き方からすると誤解である。

 

ただし、誤解はご本人の能力とは無関係である。
そうなるのは、文字情報のみに頼って動的なプロセスを習おうとするからだ。

 

これが文字情報から動的なプロセスを学ぼうとすることの限界だ。
学ぶ主体の能力が限界を持っているのでは全くない。
そうではなく学ぶ方法に限界があるだけである。

 

以上から、マインドマップを習うには直接に学ぶことを強調したい。
つまり、直接に見て、聞いて、手を動かして学ぶことだ。

 

野球を習うにはフィールドにでる。
テニスを習うならば、コートに立つ。

 

マインドマップを使えるように覚えるにはどうするか。
直接に見て、聞いて、手を動かして習う環境に身を置くことだ。
しかも様々な経験を提供できるメンターに出会うことがよいだろう。
そうすれば、自分の学びを疑いつつ学ぶことよりもずっと楽しいはずだ。

 

記:ブザン公認マインドマップインストラクター 近藤哲生

 

お知らせです。
近藤哲生事務局の西島です。

あなたもマインドスポーツとしてのマインドマップをマスターできる。
マインドマップ基礎講座に参加しませんか。

http://www.kondotetsuo.com/mindmap/seminar/MindMap_Basic/index.html

 

今年のトレンドをどのようにお考えだろうか。

 

有名な出版社は今年のトレンドを「脳」と表した。
また別の出版社は加えて「勉強術」だとしていた。

 

なるほど。

 

脳に関係した書籍が書店では平積みになっている。
例えば茂木健一郎氏の本を始め脳がタイトルの本が目に付く。
勝間和代女史の書籍も前年に変わらず平積みになっている。

 

その一端としてマインドマップの本も同列に並んでいた。

 

マインドマップが脳の取扱い説明書と言われるからだろうか。
速読法や勉強術で取り上げられることが多いのでそうなるだろう。
例えば、「マインドマップ超入門」といった本が、そのひとつだ。

 

その傾向が僕のサイトにも見られる。
多くの人がホームページにご訪問になっている。
「マインドマップの書き方」のページは月に1800回訪問がある。
たいした数字ではないが、昨年に較べて訪問数は確かに増えている。
このように脳と並びマインドマップは衆目を集めている。

 

マインドマップにご関心をお持ちだろうか。
もしそうなら、マインドマップをどのように学びたいだろうか。

 

マインドマップ関連の書籍は良好であると聞く。
先の数字が示すように多くの人が文面から学びたいようだ。
本やホームページからマインドマップの書き方を学びたいのだろう。
忙しい毎日だから、手軽に学びたいのは正直な気持ちと拝察する。

 

では、その学び方を考えてみだい。
マインドマップを本やサイトで本当に学べるのだろうか。

 

確かに、本やサイトから学べるなら、嬉しいことだ。
効率を優先して学ぶ点からすれば、自然なことだろう。
しかし、そうした方法では悲しいかな学ぶことはできない。
文面からマインドマップを正しく学ぼうとすることは無理がある。

 

できない理由はこうだ。

 

マインドマップのプロセスが動的なのだ。
マインドマップは、頭つまり思考の動きを紙面に表現する。
思考の動きがどうかは、次の問いかけを試していただければ分かる。

 

今と同じ時間に、昨日は何をなさっていただろうか。
それを考え始めた瞬間から、考えが多彩に広がったではないか。
その様は夏空に広がる花火のようであり、まさに思考は動的である。
こうしてマインドマップのプロセスは動的だと確認できる。

 

一方、動的なもので端的な例がスポーツである。
ここで想像していただきたい。

 

本をみて泳げるようになれるだろうか。
教則本を読んでテニスが上手くなるだろうか。
テキストを見ればゴルフができるようになるだろうか。

 

答は明白、不可能である。

 

同様にマインドマップの書き方は本やサイトから学べない。
学べないのは、あなたの脳力が低いからではない。
マインドマップは思考を記述する方法だからだ。
マインドマップを書くことが動的な行為だからである。

 

動的なスポーツを紙面で学ぶことは無理なことだ。
同様に動的なマインドマップを文字で学ぶことはできない。
動的な共通点から見るとマインドマップはスポーツと同様だ。
例えるならば、マインドマップはまさにマインドスポーツなのだ。

 

ところが、マインドマップに関心を寄せる人はどう学ぼうとするか。
マインドマップの性質からできないことなのに、本で学ぼうとする。
あるいは、検索をして該当するホームページに習おうとする。
そのご要望にお応えすべく情報は惜しみなく出している。

 

こうすることは決して悪くはない。
だが、そうする人は本を読みサイトを検索するが、結果はどうか。

 

その中途半端な学び方から、結局はマインドマップを諦める。
文字情報からだけで学ぶことは無理なことだ。
結局、お金や時間が無駄になる。

 

確かに「私はできているから」との反論は予想できる。
では、その反論にお答えいただきたいことがある。

 

そのマインドマップで仕事が進むようになっているだろうか。
つまりそのマインドマップの書き方は有益だろうか。
その書き方は成果を生んでいるだろうか。

 

予想は否だが、いかがだろうか。
つまり、書いている手間に見合わないとみる。

 

短見が及ぶ限り、できていると言う方のほとんどが勘違いだ。
本物の書き方ではなく、もどきの書き方になっている。
よって、書いても成果が得られないままだ。

 

成果のなさに嫌気がさし結局は「マインドマップは使えない」と仰る。
なるほど一理あるかもしれないが、やはりそれは見当違いだ。
世界的な企業で採用されているのが事実だ。
教育の分野でも世界的に普及している。

 

その善し悪しを論じているのではない。
もどきでは労力や時間が無駄ではないか。
その事実を見ていただきたい。

 

労力は無駄にしても一晩休めば回復する。
だが、時間はいったん使ってしまえば挽回が不可能だ。
忙しさを以て、安易な学び方を求めることが裏目に出ている。

 

ではどのように学べば良いのか。
その問いが立つだろう。
すぐにお答えしたい。

 

だが、すでに長文なっている。
文面の長さに最近は苦言もいただく。
よって、ご回答は次にしよう。

 

マインドマップ基礎講座は2月1日と3月1日に開催


 

聞き方のルール

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友人が本を出した。
話術がそのテーマである。

 

話術というとどのようにお考えだろうか。
誰でもが演説やスピーチと言葉にするだろう。
オバマ氏が大統領に就任することもあってそう考えるのは自然だ。

 

オバマ氏のように話し上手になりたいのは人の常であろう。
では、話し上手になるにはどうしたら良いのだろうか。
確かに、話の練習をするのは1つのやり方だ。

 

だから、多くの人は話し方の本を一度は密かに手にとる。
自分なりにネタを集めてはことある度に話そうとする。
ところが、その結果はどうだろうか。

 

本人が話に夢中になればなるほど周りがひいていく。
十八番を持ち出せば出すほど寒々しい空気がにじんでくる。
そうなるとその空気を払拭しようと声を大に話し込んでしまう。

 

すると「また始まったよ」と顰蹙をかってしまう。
だから、話すことに関しては難しさを感じるのが常だろう。

 

それではと話し方教室に通っても、そう簡単に上手く慣れない。
ついには諦めて、だんだんと人と話すことを避けがちになるものだ。
口に出して言わなくても、自分は話下手だ、と思ってしまう。

 

ズバリ、話し上手になるには、話してはいけないのだ。

 

話の口数を減らすように言葉を選ぶことではない。
もう一度言おう、話してはいけないのだ。

 

話し上手になるには逆転の発想が必要だ。
ズバリ、話すのではなく、話を聞くことだ。
しかも、ただ聞くのではなく、ルールにそって聞く。
その重要性を友人が著書で主張している。

 

なぜその主張に同意するのか。
誰でもが話を聞きたいのではない。
実のところ、話を聞いて欲しいからである。
実際、話を聞いて欲しくて高級クラブに足を運ぶ。
ひたすら話しを聞いてくれる相手に好意を持つではないか。

 

話を聞いてもらっているうちに聞かれる側は話が弾む。
弾む話の中に聞く側がうなずき、質問をするとどうなるか。
話す側は、利き手を話し上手と思ってしまうのだ。
聞く側は、聞き方のルールにそうだけでそれが起こる。
この現象はビジネスで大きな恩恵をあなたにもたらすだろう。

 

話し上手になるには汗をかき、声をからして話す必要など全く無い。
そうなれる不思議で効果的な聞き方を友人が著書で提示している。
その本が松橋良紀著「聞き方のルール (アスカビジネス) 」である。

 

話し上手になれる本書は極めて実用的な本である。
101項で著者が伝えることを実践することをおすすめする。
たぶん、周りから話し上手に思われ、場合によっては感謝されるだろう。

 

もし、あなたが顧客対応の仕事をもっと上手くしたいのなら、
部下の育成や上司との対話でお悩みなら、
夫婦の会話で冷たい空気が流れがちなら、
お読みになれば必ず何らかの手応えをあなたは感じられるだろう。
態度や心がけといった抽象論ではなく実践を本書が基礎におくからだ。

 

その実践は現場で培われたものであることが著者の経歴から拝察される。
ただし、あえて言えば、学術的な情報を極力排除したのが本書の欠点だ。
しかし、学問より解決を求める現場の声に応えて欠点を補って余りある。

 

そのノウハウが単なる経験則ではなくNLPを背景に持つからだ。
NLPは米国の大統領選挙でスピーチでも多用されている。
特にオバマ氏のスピーチは見事なまでに採用している。

 

その手法を「話す」より「聞く」側から取り入れている。
だから、ただ読むより実践されるほど効果を実感するだろう。
逆転の発想で読むものを話し上手の世界に誘う良書である。

 

婚活を焦りつい自分を売り込みすぎて寒い空気を醸している方。
訓話をする度に空気がしらけることを察知している管理職の方も。
総じて話し方にお悩みの方には目から鱗が落ちる内容であろう。

 

最後に。
話しすぎて契約を取れないセールスパーソンに贈る言葉がある。
まだ、トークしすぎて電話を切られ続けたいだろうか。
もう、話を「聞いて」契約が取れるようになりたいだろうか。
もし後者なら、本書はあなたこそが使うべき実践の書である。

京菓子にマインドマップの本質を見た

|

昨日BSを見た。

番組が「京菓子」を話題にした。

多彩なお菓子が目を楽しませ、お茶を誘う。

 

そのお菓子を売っているお店に話題が移った。

お菓子屋さんといっても、京都では1種類ではないとのこと。

おまやさん、おもちやさん、おかしやさん、と3つに分かれる。

お饅頭屋さん、お餅屋さん、お菓子やさんと言うわけだ。

 

なるほど。

古の都、奥が深い。

 

そして、お菓子も同様だった。

その中で干支やお祭りをテーマにしたものがあった。

子年は小さくネズミをかたどった焼き印をお菓子に当てる。

葵祭のお菓子は、稚児さんがきる着物の柄があしらってあった。

 

そして、酉年のお菓子はどうだったか。

数本の細い香ばしさが漂う線が格子状に刻印されている。

その刻印が何を言おうとしているのかを言葉にできなかった。

その疑問をおって解説が続いた。

 

・・・

 

「鳥かご」を表しているとのこと。

なるほど、膝を叩いて得心した。

 

カゴの刻印から酉の連想を誘っている。

酉を直に表さず、連想をもって人に酉年を想像させる。

 

俳句の世界にも通じるものがある。

「古池や蛙飛び込む水の音」に思いが及ぶ。

 

この奥深さとは、なにか。

キーワードをもって多くを語らしめるマインドマップの本質を思った。

このように連想と想像は時空を超えて豊に語りかける。

京菓子にマインドマップの本質を見た。

 

創始者トニー・ブザンは京都や奈良を好むという。

たぶん、彼にも私たちのメンタリティが分かるのだろう。

だから、マインドマップは日本人の思考に最適のツールなのだ。

 

未だ良く分からない。

しかし、たぶんそうなのだ。

 

マインドマップ基礎講座は2月1日と3月1日に開催。

 

 

 

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