2013年10月アーカイブ

【記憶ひいては学びの秘密】

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季節はまさに読書の秋。読書と言えば速読法が注目されます。速読法の一つがフォトリーディングです。それは、仕上げにマインドマップを書かせます。速読で得た知識を整理して記憶に留める為に大いに役立つからです。

実は、マインドマップは、記憶術として強力な側面を持ちます。絵や色、そして言葉の描き方に一手間をかけさせることで記憶を強化します。例えば、大切な言葉をかくときには、立体文字つまり3Dで描きます。

すると、強調つまりインパクトの強度が高まるのです。インパクトの強度と記憶の強度とは比例します。ですから、マインドマップの描き方が記憶を強化するのです。


実は記憶の名人たちがコッソリとやっている事にも関係します。その事が、ある感覚と別の感覚を連結する事です。専門的には、共感覚と呼ばれる仕組みです。一方、マインドマップも色彩を使う事で共感覚的な要素を取り入れるな描き方を提唱します。

例えば、赤い色を目にすると、熱や興奮と言った感覚を覚えます。あるいは、青い色を手にすると、冷感や落ち着きといった感覚を覚えます。他には、高くて鋭い声が「黄色い声」と視覚と結びつく事も共感覚の一つです。

共感覚を活用できると覚えたいことをより確実に記憶することが叶います。マインドマップの描き方と同様に強調が発生するからです。

例えば、14159265358979323846を覚えるとします。
覚えるにはどうしたら良いでしょうか。



よくある方法は頭から繰り返す事です。繰り返す回数と記憶の強度とは比例するからです。しかし、そうする事では確実に短時間で覚えられません。抽象的な数字はインパクトの強度を覚えようとする人に与えません。記憶を強化するために繰り返す回数で補う必要があるからです。

そこで活用したい仕組みが先の共感覚です。例えば14を石、15を苺、92を靴、65を婿、35を珊瑚などと語呂合わせします。こうすることで抽象的だった数字が漢字を通して共感覚的になります。漢字は表象部分と表音部分、表意部分とから共感覚的なのです。

更に、石に重さや手触り、苺に味や香りなどを連想します。すると、語呂合わせに触覚や味覚そして嗅覚が連結できます。抽象的な数字の並びが共感覚を通して更に想像しやすくなりました。

後は「石につまずいて苺をつぶした靴をはいた婿さんが珊瑚を・・・」と、共感覚を伴わせて一連の語呂合わせを映画のように想像します。すると、事例にあげた円周率の冒頭20桁をサクサクと覚えられるのです。



そうする事が共感覚を使うことのメリットです。確かに、そうする事は面倒なはずです。しかし、決して面倒だとは言い切れないのです。共感覚を使えれば、結果的に多くのことを簡単に覚えられます。つまり、一手間をかけることで面倒なことを解消できるからです。事例のように抽象的な対象を覚えるという面倒が容易くできたのです。



さて、その様な使い勝手のある共感覚を使うときに課題が浮上します。その課題とは共感覚を表現する語彙の多寡です。一方、共感覚は最終的に言葉として認識されます。と言うよりも、言葉にすることで始めて認識されるのです。

ですから、語彙が少ないと、共感覚の認識は貧しくなります。共感覚がもつ力強さを発揮することがあまり叶わなくなるのです。逆に地道に勉強をして豊かな語彙を養っていると共感覚も強力にできます。

すると、何かを覚えれば覚えるほど、つまり言葉の語彙を豊かにするほど新しい対象を覚えやすくなります。基礎になる事を覚えるのを面倒に思わない方が、後で面倒にならないのです。



例えば貯金はある程度の元手があった方が、利子が利子を生むようにお金を増やしやすい。そのことと記憶の仕組みは何か相通じる関係を持つようです。そうおもっているとこんな言葉を思い出しました。

「富める者はますます富み、貧しき者は持っているわずかな物でさえ取り去ら
れる」@マタイの福音書13.12

なるほど。基礎的な語彙が少ないと覚えたいことが覚えにくくて勉強が嫌になります。次第に勉強をする気力さえ何かによって取り去られてしまいます。先の言葉は、記憶ひいては学びに際しても同様だと思えます。貧しく学ぶ者は更に貧しくなり、豊かに学ぶ者は更に豊かになる。それが学びにおける秘密のようです。

【スキルを使う超スキルとは】

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以下の記事は「メルマガ成功法」に掲載した文章です。しかし、新しいスキルを学ぼうとする諸賢に資するところがあるはずです。そこで、少し加筆して以下に再録しました。

店やネットで、新しいスキルが次々と目に映ります。例えば、それは速読法やあの思考法、エンパシーライティングなど話題の文章術などです。どれも使えたら、セールストークが喧伝するメリットがありそうです。ですから、新しいスキルが目に入る度に取り組んでみたくなるはずです。

さて、そうした思いから、それに取り組んだ結果はどうでしょうか。例えば、「これはすごいスキルだ」と満足する人もいます。一方、「うたい文句の割には効果を感じられない」と不満足な人もいます。つまり、同じスキルに取り組んで、人は満足と不満足とに分かれます。

では、その様に結果が分かれるのはどうしてでしょうか。もちろん、マインドマップに関しても同様です。それが分かれる原因に関して、短見が及ぶ限りで分かったことがあります。一つのスキルに取り組んで不満足な人の特徴はこうです。

・スキルの使い方で細かい点を気にしすぎる
・スキルを正しく使えているかどうかに思い悩む
・やればできるからとスキルに取り組む事を先延ばしにする
・スキルの使い方それ自体を十分に復習し理解してから使おうとする
・スキルを少しだけ試してみて期待した結果が出ないとスキルを疑い始める

要は、スキル自体を十分に使いこなすことをやっていないのです。スキルを使って結果を出すことに熱心ではないと言えます。もちろん、スキルの細かいことに凝ることも一つの楽しみです。例えば、車マニアが洗車に注力するような事です。

しかし、スキルを使って結果を出すことに注力しないのは疑問です。スキルは本来が結果を出すために作られたものでした。そうしないことを続ける事が次のような負の思い込みを強化するからです。

・自分はスキルが使えない人なのだ
・スキルってどうせ使えない
・スキルって怪しい

スキルは本来、人の可能性を広げるものです。ですから、負の思い込みを強化することは人の可能性を狭めることです。言わば、人つまり自分の可能性に呪いをかけることになるのです。呪いと言うとおどろおどろしい事のようです。でも、要するにある人の気力や可能性を減殺することです。平安時代の事かと思いますが、今もネットの言説にそれは散見できるからです。

では、そうしたスキルの取り組みにみられる呪いの解除法とは何でしょうか。
それが、スキルを使うスキル、超スキルつまりメタスキルです。その為のメタスキルは、人が目標と観察と柔軟性との三つを循環することです。

・目標を明確に設定する
・目標を達成するために行った行動の結果を止まって観る
・観察に基づいて目標に近づける違う行動を選択する柔軟性を発揮する

要するにPDCAのサイクルを回すのです。そのサイクルを回すことの要は、何はともあれスキルに取り組む。その結果を止まって観ることです。ですから、メタスキルのコツを端的に言えば「Work on i tnow」なのです。はい、そうです、あなたが今うなずかれたようにどこかで耳にしたことのある響きでしょう。

そう聞くと「失敗するのは嫌だ」と思うことでしょう。
でも、どうか安心してやってみてください。

「失敗はなく学びがあるだけ」@NLP
「生きているだけでまるもうけ」@明石家さんま
「失うってなんだ?生きてりゃ得るもんばっかりだ」@宇多田ヒカル

まぁ、そこまで大げさにはなくても、色々と考えているだけよりも、何はともあれ取り組んだ方が、そうした分だけスキルが上手くなるからです。

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