2013年12月アーカイブ

【日本語ならではのマインドマップ発想術】

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【日本語ならではのマインドマップ発想術】

マインドマップは英国生まれです。まさに英語発祥の地で考案されたノート術。ですから、母語の影響を色濃く反映しています。英語は、主要な言葉を後に置かれた部分が説明します。

視覚的に言えば、主要な枝が小枝を伸ばすように組み立てられます。つまり、お察しのようにマインドマップは英語に最適のツールと言えます。英語話者のブザン先生がご考案なので当然と言えばまさにそうです。

英語が得意な人には釈迦に説法ですが、そう述べた理路をもう少しご案内します。長い英語の文言でも、その構造は「始め・なか・終わり」の三部構成です。ストーリーアナリストの岡田勲先生がご教授のストーリーの定義と同様です。

・初め:文頭の副詞(節・句)と主語
・なか:主語の修飾部(ない場合もある)と動詞部(副詞や助動詞を含む)
・終わり:動詞部の修飾部、目的語や補語とそれらの修飾部(形容詞節など)

主語を中心にすると以下のように図柄を想像できます。
1.主語の左側に副詞(句・節)がある(ない場合もある)
2.主語の右側になかと終わりの部分がある

つまり主語を中心に想像すると、まるでマインドマップのようになります。
1.が中央から左に伸びる枝として描くことができます。
2.が同じくなかと終わりに大枝を分けて右に伸びる枝として描けます。

以上の事から、当たり前と言えば当たり前のことですが、
英語とマインドマップとは実に相性が良いわけです。

そうした事もあって次の様な質問を講座のなかでよくお受けします。
それが「単語に助詞をつけて書いても良いですか」です。

英語は単語を書いた位置が自然に助詞をイメージさせます。
例えば、SVOならば「SはVする、Oに」となる様にです。

ですから、日本語が必要とする助詞は英語にはありませんよね。
三部構成で決まる語順が自然に助詞を含んだ意味を発します。

一方、日本語は単語を書く位置が自由で助詞によって品詞が決まります。ですから、考えを明確に表すために先の様な質問が出てくるのです。もちろん、助詞を付記しても大丈夫です。

すると「ほら、マインドマップは日本語で使えない」と思うかも知れません。
「マインドマップは単語で書くんじゃないの」とした観点からでしょう。でも、ものは考えようかもしれませんよ。確かに、助詞をつけないと考えが曖昧になりそうです。書き付けた言葉のうちどれが主語で述語かが、分かりにくいからです。

しかし、助詞をつけずに単語で考えを書くことが、逆に利点だと考えられます。アイディアとはある対象に人とは違った考え方を見いだすことです。

助詞のない日本語のマインドマップはその分だけ多角的に見ることができます。助詞をつけないと英語で言う主語や動詞、目的語や補語が曖昧だからです。曖昧な分だけ「良い加減に」様々な見方もできるからです。

例えば、一連の枝の上に「犬、人、散歩」と書いたとします。1つの解釈は、人が犬を散歩させる、とできます。別の解釈は、犬が人を散歩させる、ともできます。後の解釈は変に思うかも知れませんが、次の様なことを連想できます。

訓練した散歩犬を貸し出すサービスになるかもしません。ダイエットのために散歩する相手が欲しい人にレンタルするわけです。散歩の時間になったら犬が吠えて散歩すること知らせるようにするのです。早歩きをして運動量を増せるように、犬が人を引っ張るようにしたら面白い。

以上の様にみてみると、ものは考えようです。日本語ならではのマインドマップ発想術ができるのです。新しい年に備えてマインドマップで色々な発想を広げてみませんか。

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