【不合格になりがちな試験勉強法にご用心】
「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月7日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは認知を正せるモデルを提供します。
人は知らぬ間に主観的な歪んだ認知に陥りがち。
我々の認知を正して客観的な認知を得ることに有用です。
あら、まあ。
気づくと今年もあと三ヶ月。
つまり残すところが四半期となりました。
アレよと言う間に、
新しい年が始まってしまいかねない。
「また時間があるから勉強しなくても大丈夫」と言えない。
そうかも知れないし、そうであると断言すべき時期なのでは。
「で、何が言いたいのよ」とは的確なご指摘だ。
要するに時間が切迫する前にトットと勉強すべきなのです。
一方で「この時期にもう勉強していたけど落ちたよ」と嘆く人もある。
それってどうしたことによる結果なのだろうか。
勉強をしていたのに不合格になることは誠に理不尽なことだ。
しかしながら、そうしていても不合格になる人はなるのが現実だ。
今回は不合格になりがちな人の勉強法を確認したい。
結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入力偏重
2.解説未読
3.自己満足
以下、順に確認していきたい。
1.入力偏重
これは法令集や受験参考書、その解説書などを読むことや、あるいは受験予備校の講義動画を視聴することのみに専念する行為だ。そうした情報入力の効果性を情報出力つまり例題や過去問集を解くことで検証しない勉強だ。つまり受験に資する情報を熱心に見聞きしているのだから合格できると思い込んだ受験勉強である。
合格はこの基準を満たせる情報出力、つまり試験問題の正答によって達成される。よって、これを試験問題に関わる情報入力の偏重はもたらさない。実際、この入力偏重は合格基準を満たせることと同値でない。例題や過去問集を解く情報出力の検証で受験本番の合格基準に資すると判定できて始めて有意となる。
だが、「満足な回数まで読んで(視聴して)ないから」と問題解法に資する情報の入力偏重に傾倒する受験生が後を絶たない。結果、「あんなに勉強したのに不合格になった」と涙を飲む。「もう試験勉強するなんてヤだ」と憤る。そこで胸に手を当てなくてもよいので次のことを自問してみよう。
「オレ・アタシが繰り返し参考書や法令集を読んだりそれらの解説動画をみたりすることは、どれくらい例題や過去問を正答する、結果として本試験の問題を高確率で正解することに役に立っているのだろうか」
その答えは沈思黙考しても分からないはずだ。出力するつまり例題や過去問を解いてその正答率で認識すれば明確になる。入力偏重の勉強に傾注して不合格になったことから「オレ・アタシって頭悪い」と思い込むべきでない。悪いのはアタマでなくて入力偏重の勉強なのだよ。
2.解説未読
1に対して、「オレ・アタシはチャンと例題や過去問を解いていたけど不合格だった」とこめかみに青筋を立てる人もある。つまり情報出力の検証をしたことが合格に資さなかったと憤る受験生が存在する。だが、入力偏重を避けられる例題や過去問集を解く情報出力は合格基準を満たせる勉強と同義とは限らない。
例題や過去問集を解く情報出力はそれらを解いた後の解答法に関する解説を読解することによる検証を経て始めて有意となる。だが、「問題に正答しているから勉強の仕方は大丈夫」とする受験生は解答解説を読まなか読んでも熟読しない。試験本番でちょっとひねった設問や過去問を違った組みあわせで作った問題に正答できない状況に陥る。
その結果は問題の解説を読解することで応用の利く解法を学んでいなこと、その解法を満足に獲得していないことによる。と言うと「解答解説は読んでいたのに」と反感を覚えるかもしれない。だが、単に読むことと読解することとは違う。前者はただ解説を目に写しただけ。でもそうした気分になれる。が、後者は脳つまり次の段階を経て行われる。
それは繰り返してご案内のとおり。解説を一段落ずつ読み、各段落を構成する各行ずつ読み、各行をなす各文節ずつを読みとするように、読み飛ばしや誤解を招かない段階的に詳細化する読み方から始める。次に、それら詳細化で気づいた意味の不明な言葉や文節の係受けやを丁寧に調べてこれらを把握する。但し後に確認したい前提がある。
と言うと「それってやってたぞ」とムカつく再受験の予定者もいる。もしそうであるならばここでも考えて欲しい。「過去問集の全問で解答解説を得点力の向上に資する為にどのように読解したのか」と。
そうと伺うとその人たちは十中八九が俯いてしまう。例題や過去問集の全解説は未読だからだ。読了しても読解の水準で以下同文。問題集の解答に関わる解説は資格試験の設問の7割が過去問の組み合わせで作られることからして、合格基準を満たすためにこれを全て読解して始めて有用だ。うん実に面倒くさいぞ。だが合格できる勉強はそうするものだ。
3.自己満足
なるほど、「1と2ってオレ・アタシにあたらないけど不合格だった」とご不満の向きはあろう。試験勉強のコンテンツを読んだり見聞きしたりするだけでなくて過去問集の解答解説も全問に渡ってそれこそ紙面に穴が空くほどに読解した。それなのに不合格となったからだろうことお察できる。
しかし、そうなった訳はズバリ試験勉強に於ける1と2の一方もしくは双方が、例えば各受験科目の得点やそれらの総点に関して設定されていた合格基準を満足する水準になかったことだ。であるにも拘わらず、「この調子ならきっと合格」と自己満足に安住したことによる。
受験勉強の目標はその過程で自分を満足させることでない。そうではなくて疑う余地もなく合格基準を満たすことだ。そうする事は実際に受験しなければできないこと。だが、そうしなくても事前に自己満足に陥らないように、十二分に合格基準を満たせる見込みを達成できる様に模試や答練、それらを代替する過去問を解くことを繰り返したい。
受験勉強の効果検証は模試や答練の得点が右肩上がりになることや、過去問を繰り返し解くなかで正答率が同じくなることでできる。即ち、「オレ・アタシの試験勉強でたぶん合格する」といった主観によるのでなくて、模試や答練あるいは過去問の正答率が合格基準を満たせる確率が高いといった客観で行うべきだ。
だから「合格しそうな主観は模試や答練の得点という合格判定に資する客観的な基準とどれほど一致するか」「オレ・アタシの合格するという主観は本試験の合格基準を満たすことにどのように有益なのだろうか」と自分を止まって観てみることの意義は大いにある。
繰り返す。受験勉強は自己満足のためにするのでない。そうでなくて、本試験が設定する合格基準を満たして合格を果たして最終的に満足をする為のもの。だから決して受験勉強における自己満足に至る順序を誤ってはいけない。もちろん一過程としの主観的な満足をすることもあってよい。
だがそうした受験勉強だけでは合格という客観的な目標を満足することに至れない。そのことは念頭に置いておくほうが受験勉強に関わる人生、命の時間を無駄にせずに済む。
以上、不合格になりがちな勉強法にはご用心だ。
受験生諸君の健闘を祈る。
Good-luck!
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