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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月26日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

時は今月も下旬。
来週に月替わりとなりますね。
皆さん、試験勉強の進行はいかがですか。

その尺度として、例えば過去問の解法を順調に覚えられていますか。あるいは、受験予備校をご活用の方々は模試や答練の得点が合格基準の突破を見込めるような右肩上がりとなっているでしょうか。予備校をご活用でない独学の貴方でも、週末などに一人模試を行った得点が、以下同文。

「いきなりナニよ」と唐突な問に戸惑ったかも知れませんね。そうでなくても、合格を目指して今まで行ってきた勉強を結実させる為には、この時期でなくても、「勉強って良い感じで進んでるかも」「この調子でいけそう」と勉強の進度を主観的に掴むよりも、「不得意科目はあと○点を確実に取れれば合格」「得意科目はこの得点を維持すれば合格確実」と勉強の調子を客観的に測る方ことが有用です。

敢えて言いますが、資格試験とは「良い感じで勉強していたから合格のはず」でなく「合格基準を満たせる得点ができたから合格だった」と、主観でなく客観的な尺度でこの合否が決まるある意味で非情であり、またある意味で極めて公平であるものだから。頑張らずに合格基準を満たせているのに不合格ならそれこそ非情。

何れにしても、各試験に設定されている合格基準を満たす。そうできる様に計算問題の解法や理屈抜きに覚えるべき数値などといった暗記すべきものは、これをなんとしても覚えることが前述の試験に対する対応策のひとつ。

でも、そうした事に対して次の様なお悩みの絶えることも決してない。
「昨日に覚えたはずの解法を思い出せない自分って情けない」
「昨夜暗記した大切な係数を忘れちゃったよ(涙)」

合格を目指す追い込み時期の今、上記のようなことが続く様であるならば、その事態は自ずと合格基準の未達を暗示して勉強の意欲を大いに阻害することからして、合格することを目指し続けることは極めて困難。では、覚えるべきものをより確実に覚えることはこれをどうすればできるのか。

今回は覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認したい。



結論から述べる。
その勉強法とは次の3つだ。
1.夜の暗記と朝の復習
2.折に触れた暗記
3.暗唱、暗唱また暗唱



1.夜の暗記と朝の復習
 覚えたはずのことを失念する。その原因のなかで大きなものの一つが「干渉」です。それは覚えておきたいことを失念に追いやる影響。例えば、ややもすると退屈な暗記すべき対象よりも、チラ見した興味をそそるTV番組の方が、暗記しようと思わなくても記憶に残る。あるいは前者よりも仕事の失敗で叱責を受けたことの方が頭から離れない。それらのような効果のことが先の「干渉」です。

とすると、得点するために必須である項目を暗記した後の過ごし方は、先の「干渉」をできるだけ遠ざけるようにしたい。これを自然にできる方法が表題の前者である夜の暗記、特に就寝前にこれをする。そうすれば暗記に悪さをする身の回りからの干渉を無理なく遮断できる。

加えて、睡眠前に取得した情報を処理して理解そして記憶へと変換する脳機能からして、就寝前に暗記をすることはその機能を有用かつ自然に活用できるので、極めて得策。その上で朝、昨夜に暗記したことを復習することは、無干渉でよりよく短期の記憶として定着しつつある暗記情報を試験時に想起できる長期の記憶に転じることに良策。以上からして、夜の暗記と朝の復習を実践されてはいかが。



2.折に触れた暗記
 1で朝の復習をした結果として明らかになった失念した暗記対象の解消、そして試験本番で確実に想起できるようにしたい項目、それらをもっと強固な暗記に転じる方法としてお勧めできることは、折に触れた暗記、つまり通勤や昼食の時間など勉強に使える機会のある度に暗記したいことを暗記し直すこと。

そうしたことができるには、「暗記したいことを身につけることが必要じゃね」とは誠にご賢察である。例えば、就寝前に暗記ことを朝に復習した結果から、書きだした忘れてしまった項目をポケットサイズのノートに転記する。これを覚えられる機会のある毎に繰り返して暗記する。

仮に通勤時間が往復で2時間、昼食時間が1時間であるならば、ザックリ3時間もの暗記ができる。と見るならば、暗記はこれを繰り返す程に強固な記憶、試験で使える長期の記憶に転じることからして、実に多くの暗記を果たせる。



3.暗唱、暗唱また暗唱
 受験参考書をただ眺めたり、聴覚教材をただ聞き流したりするよりも、確実に試験本番で使える記憶を生成する方法は、例えば繰り返し繰り返し暗唱した結果として瞬時に想起できるかけ算の九九の覚え方であり、繰り返し繰り返し「お名前は?」と聞かれる毎に「○○です」と口にした結果として同様にできる自分の氏名からして、強固に暗記したいことを想起して言葉にする表題の方法だと断言できる。
 
暗唱は、前述のようにそして前号で記したように記憶の培地たる「想起」と、そうしたことを言葉にして自らに再び行う「入力」からなる。同様の仕組みを巧みに使って視聴者に商品を記憶させるメディアCMから分かるように、想起と入力の回数に相関して記憶の強化される脳機構からして、試験本番の設問に正答する為に想起すべき事柄を確実にそして瞬時にそうする為に効果的だ。



以上、三つの覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認した。
この大切な追い込み期、皆さんそして貴方の健闘を祈る。
Good Luck!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月19日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

さて、5月も中旬。
皆さん、試験勉強の調子はいかがですか。
その尺度となる過去問の解き方はどれくらい覚えられましたか。

「えっ、突然ナニ」って感じかも知れませんね。
先の様に問うた訳は試験勉強の中核が問題を合格基準を満たす為に正解できようになること。事実、過去問の組みあわせで本試験の7割が作られるのが資格試験。よって資格試験の勉強で過去問の解き方を覚えることが最優先だからです。

その答えとして例えば以下のようでしょう。
「そうね、過去10年分をほぼ覚えられた感じ」
もしそうならば、その感じを確信にしましょう。

対してこうでしょうか。
「覚えたはずなのに片っ端から忘れて(-_-;)」
「もう5回も解いたのに半分も憶えていない(T_T)」
仮にそうならば、「頭が悪い」から救いようがないのでしょうか。
いいえ断じて違います。頭が悪い人はいない。いるのは覚え方が悪い人だけ。

今回は直ぐにできる科学的に効果的な覚え方を再確認しましょう。



結論から述べたい。

以下の覚えかたは時間の無駄。
・繰り返し読む
・要点に下線を引く
・ポイントを色ペンで目立たせる

「えっ、フツウ勉強ってそうするでしょ?!」と思いますよね。
しかし勉強したツモリでも、後に確認できる方法に比べて効果が低いから。

米国に於ける学習法の研究は先の3つに関してそれらの方法を検証。繰り返し読むことは二度くらいまでなら一度で終わらせる勉強よりも再読の効果が見られる。しかし、二度以上の再読は回数に相関した効果をもたらさなかった。下線や色ペンに関しても、それらを用いた群と用いなかった群、それらを施したものを読む群、以上三群に差異が見られなかった。以上からして先の結論を強調したい。

では効果的に覚えることはどうすればできるのか。
それは・・・、こうです。
「アクティブリコール」をすること。
「あの解法って○○・・・○○」と自ら主体的に想起すること。

「えっ、それってムズそう」でしょうか。

いいえ、実は、特に暗算を得意とするこの国の人なら誰でもがやったこと。その好例は、小学生の時にかけ算の九九を暗唱したり漢字を思い出したりしながら書き取ったこと。暗唱はアクティブリコールそのもの。繰り返し漢字のテストをすることも以下同文。小学生だった時にご経験済みのはず。決してムズくない。要はそうした事を今もやるかやらないか。それが過去問の解き方を覚える事にも露呈する。

例えば、過去問の解き方を覚える時、そうする時に必須である解答解説の読解をする際に、要点に下線を引いたり、色ペンで強調を施したりして「ヨシこれでバッチリ」と覚えた気持ちになる。が、しかし、次回にそうした問題が解けない。その解き方を失念したことに呆然とする。過去問の解き方を覚えられない受験生の多くはそうしたことの繰り返しでこの追い込み期の貴重な時間を浪費している。

そうではなくて、勉強をした時間に相関して過去問の解き方を覚えられる受験生、その結果として合格基準の得点を満たせる人たちは、誤答した過去問の解答解説を読解した後、読み取った解法の要点を自らに解説するかのように暗唱する。あるいは、その要点を想起しながら紙に書き付ける。時間的に余裕がある場合はマインドマップにする。何れにして再読や書き写しでなく「想起」を中核とする。

記憶することは、再読や繰り返し写し取る、つまり記憶の対象を入力することで果たせると誤解しがち。しかし、積極的に想起することが、記憶した対象に関わった視覚や聴覚そして身体感覚を再構成つまり記憶の再構築とその結果として記憶の強化をもたらす。実際、予備校の講師たちは、講義をする度に過去問解法を想起するので、難しい解法を難なく立て板に水の勢いで語れる。

「それって講師じゃないオレ・アタシって無理」

そう思うのは短見。全く不必要。日常を振り返ると即座に誤解だと分かる。例えば、「面白かったな」とサブスクで見た映画(受験勉強をしている時、その視聴はできなか)を通勤電車の中で思い出したり、「そう言えば、○○って超面白かった・・・」と同僚に話したりしている時、誰でもが自然にアクティブリコールをしている。つまり、主体的に想起することは貴方もできる。要はやらないかやるかだけ。

最後にアクティブリコールの仕方を確認しよう。
・解答解説を読解した後にその要点を暗唱する
・解答解説の要点を一人語りで自分自身に解説する
・正答できる過去問の解法を翌朝の通勤時に思い出す
・昼食時に昨夜に解いた過去問を見てその解き方を想起する

アクティブリコールもこれを繰り返す事に相関して効果を増す。繰り返しの仕方は忘却しかかる時期にそうなることを補完するようにして結果的に強化できる記憶の法則に沿って以下の様にすることでよりよい効果を期待できる。

・2回目は1回目から1日後に
・3回目は2回目から1週間後に
・4回目は3回目から2週間後に
・5回目は4回目から1ヶ月後に

苦手科目は以下のようにして想起の間隔と回数を増やすことも効果的になる。
・2回目は1回目から1時間後に
・3回目は2回目から1日後に
・4回目は3回目から3日後に
・5回目は4回目から1週間後に
・6回目は5回目から2週間後に
・7回目は6回目から1ヶ月後に

以上、最低でも5回、
アクティブリコールをご活用されてはいかがだろうか。
無料で貴方自身がいれば何処ででもできる効果的な勉強法なのだから。

皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月12日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



ご機嫌よう。

2週間のご無沙汰でした。
NLP資格試験コーチの近藤です。

大型連休も終わって1週間が経とうとする今、
試験勉強の進捗はいかがでしょうか。

「連休『も』思い通りに勉強できたからバッチリ」
そう答えられらる状況ならば何も言うことなし。
その状況を受験まで維持されたい。

「連休でも勉強が捗らなかったから必死で挽回しなくっちゃ」
そうお考えであれば大いに頑張ってください。

が、しかし、チョットまって欲しい。
実は「勉強を頑張ったのに不合格だった」と嘆く受験生は実に多数。
一級建築士(学科)のそれは約8割、社労士の受験生は約9割がそれに該当。
頑張りようを誤ると上記に当たってしまうのだから。

ではそうなってしまうことは、どうすれば回避できるのか。つまり不合格でなくて合格を目指せるのか。それには、戦線で地雷の在りかを知る兵士は自らを守れる様に、確実に合格を目指したい受験生はあることを事前に知る必要がある。

今回は不合格になってしまう受験生の特徴を再確認したい。


「連休も毎日15時間の勉強をした」
「連休後も通勤時間を含めて毎日5時間の勉強をした」
そのような受験勉強をしたにもかかわらず不合格になる受験生が数多。
事実、前述のように一級建築士で約8割、社労士で約9割の者がそれに該当する。

では、かの人たちどのようにして望まぬ結果を招いてしまったのか。
結論、不合格になる者は不合格になる勉強をしたからだ。
「ケッ、それってナニよ」とお怒りだろうな。
以下に説明する。

不合格になる試験勉強とは以下の通り。
1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた
2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した
3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した



1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた

これは不合格になる受験生がそれをしている自らに気づかずにやりがちなこと。逆に合格する受験生は上記をしている自らを正すことができた。つまり試験勉強の要諦を保持し続けた故に合格者たり得た。
 
では試験勉強の要諦とは何であったか。それは一題でも多くの問題で「誤答を正答に転じること」だ。問題とは参考書の例題や模試(答練)の問題、そして過去問集の問題だ。これらの正答率を受験期に向かって着々と右肩上がりで向上させる。特に過去問集、最低でも5年できれば10年分のそれを繰り返し解く過程で正答率を合格基準に照らして確実に満たせることを目指して上昇させることだ。

しかし、そのことを失念、具体的には「オレ・アタシは勉強しているよ」と先の要諦を外してただ過去問集を繰り返して解くことを続けてしまう。「もう5回も繰り返して解いたから本番もイケそう」と無根拠な自信を有してしまう。その結果「あんなに勉強したのに不合格ってナニ」と怒る。的を狙わずに放った矢に向かって「なんで的を外すのよ」と怒るお門違いな射手のようにだ。

ズバリ、「誤答を正答に転じること」をしていない自分を認知せずに勉強時間を稼いだり「過去問をもう7回も解いた」と解答数をただ増やしたりする試験勉強をする受験生は哀しい事にそうした努力に相反して不合格に陥る。極めて哀しい。



2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した

では、1の様な状況に陥るのは何故か。その答えは上の通り、つまり「この事例ならあの法令からしてその選択肢が正解だ」と筋道を立てて正答に至る解答をするのでなくて、「これって以前に解いた問題みたくこれが正解って感じ」と感触的に問題解答を非論理的にし続けたことだ。「この手の問題って何時もの調子で解けばイケちゃう」と何時ものノリで解き続けた勉強だ。

試験勉強の核である問題解答は、設問が提示する対象に対してこれを解釈する法令や算法と言った根拠、それら組みあわせから構築した論理によって筋道を立てて正答に至ることによりこれを行う。決して感覚的に行うべきでないことはご案内の通りだ。そうしたことを自らが正しく行っていることは、それを明確に言語化できているか否かで自ずと気づける。正答に至る過程を説明できない勉強は駄目だ。

試験勉強の核である問題解答を感覚的にし続けて不合格に陥る受験生は、正答に至る過程を説明できない勉強をし続けているにもかかわらず、ただ過去問を繰り返して解くことに勤しんだり、法令集を繰り返して読むことに満足したり、予備校の講義に皆勤したりすることを良しとするだけ。そうするのでなくて問題解答を論理的に行い続ける。正答に至る過程を明快な言語化に至らせるべきだ。



3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した

試験勉強の効果測定とは何か。それは勉強時間や問題の解答数が右肩上がりになり続けることか。勿論、それらの数値を図ることは効果測定の一端である。しかし、決して試験勉強の核心でない。そうではなくて、試験勉強の効果測定とは、模試や答練あるいは過去問集に於ける正答率を測るべきもの。「勉強時間は○○時間」や「問題解答は○回になった」と本質からずれた効果測定をしても無意味だ。

加えて、「○回目の過去問解答で正答率は合格基準の○点を満たせている」とする様に、「この調子ならイケそう」と決して感覚に溺れるのでなくて、厳正に客観的に測る数値で判断する。ところが、不合格になる受験生はこれをないがしろにする。「今の感じでガンと行けば合格よ」と数値でなく受験勉強に於いて無意味な根性や気合いなど気持ち任せつまり精神論の勉強をし続ける。

以上3点に渡って勉強していながら不合格になる様子のご確認を賜った。
いかがだっただろうか。

仮に1つでも思い当たる節があるのならば、
今からそれを正すことは決して無駄とはならない。
7月や8月、夏期の受験本番までまだ使える時間はあるのだから。

皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月21日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



今月も遂に下旬。
大型連休が目前に迫る。
言うまでもないことだが、
行楽などを気にする場合ではないはず。

その連休は勉強の遅れなどを解消できる時間を多く蔵する。
これを十二分に活用することが叶うのならば、
夏期の受験で合格を目指すことを確実にできる好機にも転じられる。

仮にそうできた結果、
合格を貴方に果たさせてあの時間を振り返って見た時、
「あの期間はまさに光り輝くゴールデンウィークだった」と思えよう。

この時期に限ったことでないが、一方で次のご相談も絶える事が無い。
「決まった過去問の解法だけに頭が混乱してしまう」
「特定の過去問解法だけが理解できないので覚えられない」
「あの過去問って解き方が解答解説を精読しても何だか腑に落ちない」

懸命に勉強していても、上記のようだとしたら、それは実に頭の痛い状況だ。その状態が続くようならば、模試や答練の得点も伸びにくく、勉強の意欲も維持し難いだろう。悪くすると合格を目指すことに挫折するかもしれない。勿論そうなってはならないから何とかするに超したことはない。では、前述のような理解に関する悩みの解消はどうすればできるのか。

今回は混乱を理解に転換する方法を再度ご案内したい。



今回の方法つまり心理技術は、理解をしたい例えば過去問の解法について、それを構成する事例や根拠、その2つから導出される解法などに関わる専門用語や計算方法、そして先の事例や根拠の関連知識を有すに十分な勉強を既に行っていることを前提とする。

加えて、過去問の解法を理解する為に、それに関する解答解説文をまず文全体を通読し、次に行単位で再読し、更に副詞句や条件節に分節して精読するなどして、ややもするとありがちな誤読を正す読解に励んでいることも同様にする。

つまりその技法は決して知識や読解の不足といった不勉強を一瞬で解消するような魔術や秘法でない。そうではなくて、受験生が先の前提を十二分に満たしつつも、例えばある種の計算問題を含む特定の過去問解法について、理解ではなく混乱をまだ有する心理状況を解消する。

以上の前提を満たしているのならば、ご案内の技法は有効性を発揮できるので、次に展開する段階を踏んでほしい。



***** 混乱を理解に転換できる6段階 *****

1.理解している事柄、例えば解法のイメージに関わる要素を列挙する
 ・色合い:無彩色/有彩色
 ・明 度:暗い/明るい
 ・距 離:遠い/近い
 ・位 置:上/下/左/右
 ・動き :静止画/動画
 例えば理解のイメージは「有彩色で明るい動画」だ。
 
2.混乱している解法のイメージに関わる要素を同要素で列挙する
 例えば混乱のイメージは「無彩色で遠くの静止画」だ。
 
3.1と2とを比較して見え方の異なる要素を特定する
 上記の事例では、色合いと動きとが異なる。
 
4.2の要素において1と異なる要素を一つずつ1と同じくする
 ・そうして例えば腑に落ちたような感覚を覚えた要素をメモする
 ・変化させた2の要素はもう一度もとの状態に戻しておく
 例えば距離を変えても変化を覚えなくても色合いと動きとに変化を覚える。
 
5.2に関する4でメモした要素を例えば一斉に以下の様に変える
 ・色合い:無彩色 → 有彩色
 ・明 度:暗め → 明るめ
 ・動き :静止画 → 動画
 上の事例なら、色合いを無彩色から有彩色にしつつ、静止画を動画にする。
 
6.2の事柄が混乱から理解に転じたことを確認する
 ・それが確認できないなら5をあと何回か繰り返す
 ・上記を行っても望む転換が不十分なら他の要素も試す
 
以上をしても理解に転じたかった対象がまだ混乱にあるのなら、それは混乱でなく不理解の状態だ。本技法に関わる前提を満たせる勉強に励むことがより望ましい方法である。

と言うと、「ジャ、この方法を使わなくても、理解が得られるように知識の構築や解法解説の読解といったフツウの事に精を出した方が良いんジャね」とは誠にご賢察である。実際、今回の方法に至る以前に、ご指摘のような実践によって例えば過去問の解法が混乱から理解に転じられる方は多数あるのだから、フツウの事つまり今までの勉強を極めることは時間の有効活用からも大いに大切である。



今回のご案内は以上。
今回の心理技法も読んだだけでの効果はなんら無い。
各種の勉強法と同じく実践し始めてその有用性を発することは確かだ。

最後に、講座で先の技法を実践したある方は「理解をしたかった解法のイメージを静止画から動画に変えてみたら、ストンと腑に落ちるようなった」とのこと。またコーチングで同様にした別の方は「何だか混乱していた解法のイメージを多彩に明るい大きな絵にしてみたら『なるほど』と頷けるようになれた」とのことだった。

勉強についても更なる健闘を祈る!
グッドラック!!



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本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

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NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
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今月も既に中旬。

あの連休が話題になる頃。
それについてどうお考えだろうか。

例えば、「勉強はヨユウで進んでるから旅行にいく」のもあり等と?
だが、「それができるようだったら苦労はしないわ」が現実であるだろう。
そう、前者であるならここまで本誌を読んでいる訳がないと想定されるのだから。

前回、以下の要点をお伝えした。
それは「勉強をフリやツモリにしない」方法、
つまり試験勉強を合格することに有用な行為にする以下だった。
(但し、分かりやすくする為に少しく加筆修正を施してある)

過去問集を自力で解けてその過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にするつまり思考すること・・・が可能な勉強をする。

それに関して以下の問い合わせが到来した。
「解き方を言語化するってどうすればできますか」
「正答できることを自在に心の中で言葉にすることってどうすればいいですか」

その方法はこれまでに幾度もご案内の通り。
であるので聡明な皆さんを考慮して敢えて書き記さなかった。
しかし、人は最も知るべきことを往々にして何故か聞き漏らしたり読み見落としたりする。

そのことを知ってしまったら、それをやらないことの言い分けができない無防備な状況に陥ることを避けたい自己防衛の心理機構が働く。だからと言って決してそれが悪いわけではない。我々はその機構に於いて勤勉で有能な生き物だから仕方ない。だから、その機構を顧慮して案内は届くまで繰り返される。教えはクドクドと反復される。主張は手を変え品を変え繰り返される。

今回は自力で過去問を解けてかつ説明できるようになれる方法を再確認したい。

結論。
その答えは既に上記で書き記した。

察しの良い方はこれにお気づきであったかもしれない。それとも「えっ、ゼンゼン分かんない・・・」とご反発だろうか。それは、「案内」や「主張」を解法と置き換えると浮き彫りになる「繰り返す」「反復する」ことでであった。

では、そうすることの目的は何か。それは、身体化する事である。換言すれば我が手足のように自由に使えるようにする為だ。血肉化する事とも言える。

例えば、ご自分の氏名を皆さん、貴方はどのようにして覚えただろうか。幼少の頃から、「お名前は?」とことある度に周囲から問われてその度に答えた。学齢期に至ってからはテストの度にその都度書いた。何度そうしたことをしてきただろうか。そう、何度も、無数と言えるほどだ。結果、自分の名前を無意識に手足を使えるが如く瞬時に想起しようと思わずとも想起できる。

更に、ご自分の氏名、その書き方を以下同文。そう、ことある度に繰り返し、何度も無数と言える程に書いてきた。その結果、それこそ知らぬ間に覚えたはずだ。加えて、かけ算の九九はどうだったか。例えば「しちはちごじゅうろく」と同様に繰り返すことで、まるで即座に自分の名前を口にできるが如くに覚えたはずだ。

長ずるに、英語の単語や熟語そして構文、あるいは三角関数や二次方程式に関わる解の公式、それらも繰り返し見たり聞いたりする事で、そしてそれを覚えたかどうかを手を変え品を変えテストされては何度も書き記すことで覚えただろう。そう、「繰り返す」「反復する」ことは知識・技能の身体化に関する母である。

かつ、これまたご経験のように、ダラダラと繰り返すよりも、「テストがあるから○○までに覚えよう」と期限を切って・・・そうすることで集中し強度を上げて・・・反復する方がよりよい結果をもたらしたはずだ。

また、集中し強度を上げることは、時間的な加圧をする事に加えて、繰り返す内容を紙に色とりどりで書いたり、調子を付けて声に出したり、それをまるで操作しているかの様に身振り手振りを加えたりして表現することで可能だったことも経験済みであるはずだ。そうすることで身体化が加速した。強度を上げることは、知識・技能の身体化に関して父と言える。

以上、過去問解法、過去問に正答する為の知識・技能を身体化つまり学習する為の方法を公式として以下のようにご案内していた訳だ。

学習 = 繰り返しの回数 × 繰り返し毎の強度

上記に於いて「その強度を上げることは当該の公式が二要素の積であることからして、往々にして「ウンザリする」繰り返しの回数を減ずることで可能する」とご賢察のことだろう。

そうだとしたら、公式の後段を高める為にも、ダラダラと繰り返すのでなくて、集中することの必須を強調したい。集中することを妨げる例えばスマホやながらに聞く音楽を勉強の環境から排除することを繰り返してここにお勧めする。

要するに過去問解法の身体化を基礎付けるものは、回数と強度とに冠されるところの「繰り返し」だった。その繰り返しが合格を目指すことにより有効になるような勉強の環境にもご留意されることが賢明だった。

以上、過去問の解法を身体化する実践を再確認した。
いかがであっただろうか。

「ケッ、要するに繰り返しかよ」
「フン、それができれば苦労はしないわ」

そう反感を覚えられることは想像に難くない。
何に関して有能さや勤勉さを発揮するのかは自己選択である。
「好きにすれば」とその反応に対してお応えしておく。

但し有能さや勤勉さの発揮する方面を誤ると合格への道も誤らないか。
連休前の勉強についても健闘を祈る!
グッドラック!!



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【勉強をしている!つもりですか??】

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新年度が始まった。

新人がやって来たわ、
新規事業が始まったよで大変。

それは無くても、
前年度より高い成果を求められるわ、
思ってもいなかった役職につかされたぜでもう大変。

「そんなの関係ない」とは言え、
花粉症は去年よりも酷くなって実に大変。
あるいは年度替わりのストレスで体調が・・・。
等々あれこれと様変わりする卯月。

一方、夏期に受験の予定なら、試験勉強は言うまでもなく終盤期に突入した。合格を目指せる得点力を体得すべく是非ともこれにはげみたい。これに関して・・・勿論この時期に限らずだが・・・以下のお悩みが多発する。

「毎日3時間の勉強をしているのに模試の得点が上がらない」
「休日は15時間も勉強しているけど模試の点数が乱高下して心配・・・」
「予備校は皆勤でノート取りも真面目にやっているのに模試で点数が伸びない」

どうした事だろうか。各訴えの前段が真であるならば後段は極めて深刻な事態だ。そうした状況にどう対処すれば合格を目指せる得点力を獲得できるのか。
今回は合格点をとれる勉強とは何かを再確認したい。



その前提として以下の問にマジメに本気で向き合ってほしい。
「勉強をしている!つもりですか??」

換言すればこうとも問える。
「勉強をしているフリをしていないか」
「点数を取れない勉強の何が勉強していることになるのか」

試験勉強の核心は得点を増やす、つまり誤答を正答に転じることに尽きることから、上の問を発した。冒頭の問はともかくも次の問で少しでもウッとなっていないだろうか。その感覚を少しでも憶えているならば、自己改革に必須の自覚がある証左なのでまだ現状打破を見込める。我々は痛みから多くの学びを得るからだ。

そもそも試験勉強をするのは何の為か。教養を身につける為か、人格陶冶をする為か。あるいは異性の注目を獲得して婚活を有利にする為か。派生効果としてはそういう目的もあり得て然るべきだろう。

が、しかし、その答えは本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ。当たり前過ぎるがこれが核心なのでもう一度以下で繰り返す。試験勉強をするのは「本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ」った。であるから、その為に資することのない行為はこれを勉強と言わない。勉強ではなく「勉強をしているフリ」だ。

そのフリに対比する行為とは例えばこうだ。
・模試や答練で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・模試や答練で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
・模試や答練で合格点を見込めているけど予備校の受講は行ける時だけ

各行為の前段を利用できない状況なら、模試や答練の代替となる過去問集を使って試験時間も本試験と同じく設定した一人模試をすることに置き換えて考えてみよう。つまり先の行為は以下となる。
・一人模試で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・自前模試で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ

以上をここでまとめる。何れにしても、計画した進捗を満たせていない仕事がそれをしているつもりであることと同様に、合格点を見込めていない勉強は真の勉強でなく単なる偽の勉強であり、要するに「ふり」または「つもり」だ。

では、以上のことを真に自覚できたとしよう。
「じゃあどうしたらいいのよ」と怒声で問いたいだろう。
だったら、それにたいして本気で真面目に大声でお答えしよう。

その答えを結論とする。過去問集を自力で解けて解けた過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にすることが・・・できる勉強をする。過去問集と書き記したが、幾つかの過去問でなく、過去問集の全問だ。例えば5年もしくは10年分の過去問、全問に対して先の勉強をすることだ。

と言うと、例えば一級建築士の受験生ならば、「10年間の過去問、1250題でそれをするのって無理ゲー」とご立腹だろう。だが、正答することに先の言語化を特に要する論理系科目の問題数は法規と構造との各30問の内、前者は全問だが後者は計算問題の約10問なので、合わせて40問/年となり10年分で400問だ。大学受験で数千の英単語の意味を覚える・・・つまり言語化する・・・ことに比べれば高々それだけ。

「言語を使わずに何かを思考しなさい」と聴くと、「そうするのって何よ」と即座に内言してしまうことから、思考は言語。思考はその実体として「アレってこのことか」と理解すること、その結果である「アレってこうだったよね」と想起することして人は認知できる。何れにしても、認知したことの言語化に与っている。特に本試験中に想起したい対象は言語化すること無しにはあり得ない。

前述したように過去問集の全問に関して自力解答と自力説明をする事により、本試験で設問の7割が・・・これに正解できれば各受験科目の合格基準を満たせる。かつ応用力も体得できるので総点でのそれも満たしやすい・・・過去問の組みあわせで出題される本試験に臨んで、大いに合格を見込めるのだった。

であるから、例えば自力でなく解答解説をチラ見ながら過去問を繰り返し解いたとしても、解答力の体得にならないので、これは勉強をしているフリやツモりだ。仮に、過去問集を既に5回以上も解いたのに、論理系各問の解き方に関して何故にどのようにして正解に至るのかを自力で解説できなければ、解法を理解・記憶しているのでなく「答え」を丸暗記している状態つまりこれは以下同文だ。

今回は辛すぎた。
最後を丁寧に述べて終わりたい。
過去問集を自力で解けて自力でその解法を説明できる勉強をしませんか。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月31日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


3月も今日で終わり。

桜もその色合いを深め散り始めた。
「桜が散るなんて縁起でもないことを言わないで」

そのようなご懸念を覚えられる向きもあるかもしれない。
夏期に受験予定であるのならば、本試験と半年以内に遭遇する。
その結果を想定しては、「散る」ことも連想されるからだろうか。

対して、「なんでそんなんネガなの?」と訝しがる方もあるはず。その方々は本試験の漸近することに別の感覚を憶えているからだろう。例えば、ゲームの最終局面でラスボスを倒してその終焉を見事に飾ることに似た状況を本試験の結果に想定されていると思えば、先の感覚にも納得できよう。

何れにしてもこの時期、本試験に向けての追い込み期間に、合格基準・・・例えば各受験科目での得点基準とこれらの合計基準と・・・を満たせる得点力を体得することが必須であることは言うまでもない。その要件を基礎付けることは何か。根性や気合いあるいは神頼みであるか。

まさかね。精神論で合格を目指せれば誰もが苦労はしない。そうではなくて、ただ合格を叶える得点力を体得できる勉強時間を増やすことだ。これに関してどうだろうか。

「それは分かっちゃいるけど、続けられないよ」
「それって分かっているわよ、でも途中で飽きちゃうの」
「言われんでも十分に分かっているが、そんな長く集中できないぞ」

なるほど、上記のことはコーチング等で繰り返して拝聴してきた。我々の集中力の継続は三十分を上限とすると言われる。先のご意見はごもっともなことである。しかし、可能であるのならば、休日に勉強の進捗を稼ぎたいならば、食事や睡眠など不可欠な時間を除いて、例えば15時間程度を・・・睡眠時間を7時間と食事等を2時間として・・・勉強時間にできることにこしたことはないのでは。

では、そうする事はこれをどうしたらできるのか。
今回は勉強時間を爆伸びさせる方法について考えてみたい。



結論から述べる。
その方法とはチョイ上籠城勉強法だ。

チョイ上とは自分のレベルより少しく上を目指した勉強をすること。例えば、体や勉強に差し障るから、止めろと言われても何時間も・・・人によっては睡眠以外の全ての時間を・・・あのゲームに填まったチョイ上レベルのコンプリートにワクワクすることに似て、チョイ苦手な科目を勉強したり、苦手科目の過去問でもチョイ頑張れば解き方を思い出せる設問に向かってみたりすることだ。

ゲームでも勉強でも、チョイ上レベルの克服に挑戦することは、これを試みること自体が脳内に強い快感物質であるドーパミンの満ちることを誘う。加えて、これをドキドキの内に成し遂げた結果としてドーパミンの作用に拮抗する安らぎを覚えるセロトニンの満ちてくることも誘発する。快感を伴う興奮と鎮静とを人に与える。つまるところ、ゲームに依存することのように勉強にも依存を生じせしめる。

簡単にまとめる。チョイ上とは、気がつくとすっかり填まってしまっているゲームの様に、それをCompleteするに対して人は常にこれを維持し続けたくなる事と同様に、勉強でも過去問を繰り返して解いたり法令集を読解したりする過程でこれを保持して勉強にすっかり填まってしまう様相だ。



籠城とは勉強のみができる場に我が身を閉じこもることだ。勉強する事以外に意識の転じることがない、つまり勉強する事だけに意識をむけざる得ない空間に自分自身を置くことだ。

「それってどんな場や空間なの?」とは実に良い質問だ。
お答えしよう。

それは、例示すると図書館の自習室やレンタル書斎などだ。テレビも動画に誘うパソコンも話しかけてくる家族もいない所だ。勿論、自宅の勉強部屋を整理や片付けを・・・直ぐに観られないようにテレビを箱に入れてしまったり、ゲーム機も同様にしたり・・・して籠城の場にできるのならそれでも悪くない。

要するに見聞きすること・・・これによって我々は刺激を受けてそれ相応の反応、例えばテレビや動画に見はまったりゲームに打ち興じたりする反応を生成してしまう・・・が勉強に関することのみに限定される場所だよ。籠城の場・空間に於いてなら、ウッカリすると長時間のチョイ上勉強をすることも可能となる。

但し、スマホを気にしたり弄ったりすして上記の有用な場を汚染することは厳にこれを慎むべきだ。むしろ、その元凶であるスマホを決して籠城の場に持ち込んだりしない。どうしても持ち込むのであるのなら、必ず電源を遮断して場の有用性を確保すべきだ。加えて、関係性に於いても話しかけてくるような人のいないようにしてこれを維持する。



以上、チョイ上籠城勉強法をご提案した。
「でも、いきなり15時間も勉強するなんて無理ゲー」とお考えたろう。

しかし、ゲームに見事に填まるった事、事実、いきなりでなくても、気がついたら寝食をネグレクトしてまでゲームに興じることができた事実からして、長時間の勉強をする事も昨日よりも今日、今日よりも明日、その様に徐々に可能になろう。

「ケッ、それができれば苦労はしない」とご反発であるかもしれない。

が、しかし、それを覚えることも様々な事に対して繰り返しチョイ上の積重をして瞬時にしてそうお感じになった結果ではないのか。であるのならば、その有能さをもってすれば、チョイ上籠城勉強法も可能では。どうだろうか。


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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月24日号
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合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
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今月も下旬。
各地で桜も順次に開花。
新年度を目前にして多忙さの募る毎日・・・?!

他方、夏期に受験予定の方であるならば、その受験生にとってこの時期は試験勉強の終盤となる。本試験を視野に入れると合格基準を満たせる得点力を十二分に体得すべきだ。例えば各受験科目でのそれを満たしつつ総点でのそれも同様にしていく。それらを満足する為には諸事情・・・多忙さ、不安や焦りなど・・・に妥協しがちな自分を超える必要があろう。

上記に関してはどうだろうか。
「ん、ゼンゼン問題ないよ、計画通りだもん」
例えば模試や答練で目論見通りの得点を得ているなら大いに結構。本試験に向けて是非ともその状態を維持し更に上向きにされたい。

一方で次の状況も想定できる。「合格した先輩みたいな勉強ができたら良いな」「合格して楽しい毎日を過ごせている奴みたいになりたいよ」その様なお嘆きは特にこの時期に・・・そうでなくても頻繁に・・・も繰り返して拝聴してきた。つまりその心模様は今ではない今日ではない「未来」の自分に憧れている様子。

そう言えばWBC決勝戦直前の円陣で大谷選手は「憧れるのを止めましょう」と述べた。その要諦は「憧れるだけでは超えるべき者・・・対戦相手そして今の自分・・・を超えられない」と思えてこれに頷けた。理想の自分に心を寄せるだけで今の勉強が虚ろな受験生にもそれは当たるはずだ。でも、「それができれば苦労はしない」と反感もあるだろう。

何れにせよ合格に憧れる暇があったらそれを止めて今の勉強に集中したい。私たちはそうすることをどうすればなし得るだろうか。それは「気合いだ」「集中だ」と精神論か。まさかね。それこそ「それで勉強できれば苦労はしない」のだ。

今回は今の自分を超える心理・・・NLP・・・技術を確認したい。



その技術は未来、理想つまり合格をなし得た自分から今の自分に必須の心的資源を得る。仮想的にでもそうなった自分から、今の自分に有用な示唆を届ける方法だ。以下、具体的な5つの段階をご覧いただこう。

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
5.4で得た心的資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
その時間軸・タイムラインはお好みでご想像されて良い。例えば、いつもの散歩道の先に未来つまり合格を果たした時の状況が観えている。または、光の筋が同様の状況を指し示している。あるいは、レーンや軌道の先に同様の状況が観えている。何れにしても今の自分が憧れる合格した自分の様子をそれらの先に想う。

2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
1で想った状況にこれまた自分の好きな・・・例えば歩いたりタイムマシンや銀河鉄道に乗ったりしての・・・方法で進み入る。そうすると視えるだろう様子をその時に視て、聴こえるはずの音声を聴いて、きっと感じることを感じよう。過去(未来からして現在)から憧れた状況でなく、その今(現在からして未来)を直に知覚しよう。

3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
2の状況にあって過去の自分・・・現在の勉強に呻吟するオレ・アタシ・・・を将にやって来た道を振り返ったその先にあった・・・未来を基準にして・・・過去を観たり、過去の自分をテレビやスマホに映し出して観察しよう。そうすると、過去の自分はどのように見えたり聞こえたりそして感じたりするだろうか。

4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
3の観察から得た認知や発見そして気づきをただ伝える。但し、「もっと頑張れ」「チャンと気合いを入れろ」などと抽象論をするのでないて、例えば「あと3回過去問を解いたから合格できたんだぞ」、「ダラダラ勉強したんじゃなくて時間を区切って集中した勉強をしたから合格したんだよ」と合格者として当たり前にやったはずの行いを具体的に伝言する。

5.4で得た心理資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める
内的資源を保持したままが難しそうなら手短にメモをしても良い。何れにしても、ただ想像して終わり・・・例えばそのうちに勉強しよう・・・でなくて、自分に戻ったら直ぐに勉強をすることが4までの段階を有用にできる。単なる白昼夢でなくて思考を現実化させる為に極めて効果的となる。

以上を想像だけで行うことに困難を覚える向きには未来旅行をするより、未来日記
・・過去(未来からして現在)に憧れていた合格者と既になった自分が過去の自分を振り返った記録・・・例えば「法令集を論理的に読解し続けたから合格できた」など・・・を書き記す方法がもっと肌身に合うかもしれない。

何れにしても、「うん、分かった、そのうちにね」とすることはお勧めしない。憧れでなくこれを体現した未来の自分はこれに関しても決して先延ばしをするなどしなかっただろう。でなければ憧れの自分などになれた、あるいはそれを超えられた訳がないのだから。



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月17日号
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合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


季節は春。
所により桜も開花。
「だからナニ、関係ねーしぃ」
年度末の多忙さ故にそう言いたくなろう。

「年度末・・・、そんなのいつものこと!」
そのようにご立腹の向きもあることも想像するに難くない。仕事はこれを良く成し遂げる人に向かって集まってくる。いつも忙しくさせるのが当然の成り行きというものだ。その一方で本試験の実施日も刻一刻と切迫する。

夏期・・・例えば7月や8月に・・・受験のご予定であるならば、この時期は過去問の解き方を覚える時である。受験勉強の中核である過去問・・・本試験の設問で7割は過去問の組みあわせであり、この解き方を覚えれば受験科目の合格基準を自ずと満たせる・・・を繰り返し解くことでこれの解法を本試験に於いて瞬時に想起できるようになる試験勉強をすべきであることは「耳タコ」でご案内の通りだ。

そこで以下のようなお悩みはこれが絶えることがない。
「法規の様な論理問題の解法を覚えるのってどうするの」
「構造計算の問題解法を覚えることはどうすればできるの」
と以上は考えさせる過去問の解法を会得することの困難である。

定数や規制値を想起すれば正答できる暗記型の過去問であれば、これの解法は言うまでもなく、正答に資する項目を的確に暗記することに尽きる。そうする事は既に大学受験などでご経験の通りに先の項目を繰り返して何れにしても暗記すること。

だが、考えさせる過去問の解法はこれを体得するにはどうすればできるのか。
今回は、思考型の過去問解法を覚える方法を再確認しよう。

次の前提は、過去問解法を身につける為の縦糸としてこれを・・・例えば3分/問と時間制限を設けて・・・一度もしくは二度解いた結果、誤答した。正答できたとしても解答解説からして自らの解法が誤っていた。制限時間内に正答できたのでなくその制限を超過してどうにか正答できた。以上の場合は過去問の解法は未習得として、その解法を習得する為の横糸として以下に進むことである。

結論から述べる。
考えさせる過去問の解法を覚える方法は以下の通り。

1.解法を理解する
2.1を言語化して暗記する
3.2を記憶の法則に沿って繰り返す
4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

以上の要諦は・・・特に計算問題に於いて注意したいこと・・・解法を暗記していない内から無闇に計算したり法令集をめくったりしない・・・するにしても確認する程度に止める・・・こと。そうすると無闇に時間を浪費してしまうので、そうするのでなくて効率的に解法を覚えられるようにする為、上記に書き記したように手を動かして実際に過去問を解くことは最後にする。以下、少しく説明を加えたい。



1.解法を理解する

こうする訳は無理解でも丸暗記できる子どもの勉強とは異なり、理解の下でないと効率的に暗記ができない大人の学習に必須であることだ。例えば計算問題だが、なぜに特定の切り口からはいり、次に何を求め、その値をどの公式に入力するのかといった論理つまり話の道筋を分かるようにする。話を構成する用語に曖昧さがあればこれを必ず解消する。これがないと次の段階は苦痛に満ちるからだ。

特に計算問題で、例えば一級建築士の構造計算などだが、どのような理由からある切り口で問題を解き始めるのかといった解法の初手を理解する事が肝要。計算問題は解法の初手・・・例えば図解法によるべきなのに反力から求めようとしたり、構造体の支持点がピンでありその反力数は明確に決まっているにもかかわらずこれを違えたりするように・・を間違えると決して正解できないからだ。



2.1を言語化して暗記する

暗記することは、受験勉強の時間が有限であることから、効率的にできるに超したことはない。これを繰り返して何でも間でも事細かに書き付けることで頭に入れようとしたり、効果的だと見聞きしたからとして時間を要する多彩な漫画や図解を豊富に書き込むマインドマップをいきなり描いたりしては駄目。

そうするのではなく、論理を明確に認知できるような要点の鍵語だけを書きながら、自分自身に向かって一人レク・・・何故、どのように、問題を解き進めるのかと論理をおって一人解説・・・をする。ただ口を動かすだけよりも、プレゼンをする時の様に身振り手振りを加えて一人レクを行うと、これの内容を暗記しやすい。これは複数の感覚を動員する方が記憶強化の起動する仕組みからして有効であるからだ。



3.2を記憶の法則に沿って繰り返す

これは要するに忘れかける頃に行うことだ。過去問を繰り返し解く方法で既にご案内の通り。2回目は1回目から1日後に、3回目は2回目から1週間後に、4回目は3回目から2週間後に、5回目は4回目から1ヶ月後に行う。忘れかける頃は人それぞれにことなるので、2回目は1時間後、3回目は一日後、4回目は1週間後、5回目は2週間後と繰り返す間隔を適宜に調整する。

何れにしても、記憶は繰り返しによって強化できることから、5回繰り返しても記憶が曖昧なら、それが鮮明かつ瞬間的に想起できるようになるまで、繰り返して暗記することの重要性をここで強調しておきたい。例えば、5回で先のような想起ができないのであれば、7回でも、10回でも2.を繰り返して記憶を強化する。



4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

実際に3.の3~4回目までを行うと、かなり鮮明に解法を想起可能になるはずなので、4回~5回目は表題のようにする。つまり、縦糸として行っていた過去問を繰り返して解く過程に戻る。勿論、そうなれるまでの回数を要するならこれを行う回数を先延ばしにすることは適宜に行うべきだ。何れにしても、仕上げとして実際に書くことで問題を解くことは論理、計算問題の克服に必須。

こうすると解き方の要点を勘違いして言語化したり、要点を曖昧にしたままで暗記したつもりになっていたりする点を明確に認知できる。「不知の知」を得ることができ、気づけた不知を解消する知識や技能を補える。苦手としていた論理や計算の問題に関して苦手意識を払拭できるはずだ。



以上、今回もなんら魔法も秘法もない地道な勉強法をご確認いただいた。

「何だまたかよ」とご失望であるかもしれない。が、しかし、受験勉強、こと資格試験のそれは先のように地道に進めることが、実は合格を目指す為の敢えて言えば「魔法であり秘法」である。

その過程は実に退屈である・・・でも、過去問解法の暗記ができる様になることに相関して過去問を解くことの感覚はゲームをすることのような面白さに転じる・・・が、資格試験の勉強とはそう言うものである。



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明日、今月は中旬を迎える。
季節はめっきり春めいて桜の話題も賑やか。
この国でこれを境に様々な変化を招喚することはご経験の通り。

例えば、職場で転部や転勤、新規事業の立ち上げなどがそれらのひとつ。
私事では、引っ越しや子どもの卒入学の時期となる忙しさだ。
詰まるところ、心が亡くなるほど多難な時である。

一方、夏期に受験予定であるなら勉強は待ったなしだ。これが中核となす過去問の解法を本試験で設問を目にした瞬間に解法を想起できるように体得することを受験生に求める。それに応じるには、これを記憶の機構に沿って繰り返し解くことが最善。例えば、一級建築士の場合、過去10年分の過去問を最低でも五回解きたい。つまる所、受験生に6250問の過去問解答を迫ってくる。

如何だろうか。そう、ウンザリするだろう。仮にそうであっても上記に対応することは合格の王道。過去問の組みあわせから出題される資格試験の性質からしてこれを嘆いても仕方ない。むしろこれを逆手にとって合格を目指せるようにすることが合格を達成することに肝要だと腹をくくることが有用である。対して、以下のようなお嘆きのあることを繰り返して以下のように拝聴してきた。

「6250問も解けなんて無理ゲー過ぎ」
「そんなに多くの過去問を解くなんてできない」

とは言え、それらの泣訴をされる面々は決して怠惰でも無能でもない。そうではなくて、やればできることを「無理ゲー」にする勤勉さや、できることを「できない」ことにする有能さをご発揮なのである。ただそれらの能力の使い方で勘違いをなされているだけだ。であるからして、合格を目指してその有能さ勤勉さを発揮可能にする方法を再度ご案内したい。

今回の題目は過去問を解ききれるやる気の作り方である。
やる気はあるなしでなく、これを作るか否かが君の合否を左右する。


お急ぎであろうから結論から述べる。その方法とはやる気を細分化して出すことだ。数千の過去問を書き終えるに要する巨大な意欲を精神論や根性論・・・それでモチベアップ可能なら誰も苦労はしないぞ・・・から呻吟して作るのでない。そうするのでは無くて、例えば今夜に論理系の過去問、30題を解ききるやる気を作る。その前提ととして、最初の一問を解ききるモチベーションを作ることだ。

その手順は以下の通り。
過去問をこれの後で直ぐに解ける体勢を整えて着手する。

1.過去、何かをやりきった経験を想起する
2.その時、見聞きしていたことを今また心の中で見聞きする
3.そうすると湧き上がる身体感覚を体全身にグルグルと循環させる
4.その循環の中、「まず一問を解けたら良いな」と心のなかで呟く
5.加えてそれができている情景も心の中で思い描く

以上で4.の思いを実行したくてたまらない心理を醸成できているはずだから、それを案内としてすぐ4.の思いを実行しよう。すると何かを行うと後からそうした事の報酬としてやる気の脳内快感物質を生成する脳機構から次の問題を解きたくなるやる気を手に入れているはず。なので、その気分に乗じて二問目を解けばよい。二問目を解けば、すると以下同文。芋づる式にやる気を連鎖できる。

勿論、「でも途中、疲れちゃってやる気が萎えるよ」とのご懸念はあろう。でも、ご心配には及ばない。仮にそうなったらば、まず背伸びでもして気分を更新する。次に上記の1.から5.を、4.の「一問」を「全問」と置き換えて、今一度行う。すると、上記の脳内機構から自ずと意欲亢進が起動する。その意欲に乗じて淡々と予定の全問を解き終えられれば宜しいのだから。

以上、細分化したやる気・モチベーションを作る方法とこれの応用は行うに要する時が僅か1~2分ほどである。「それができれば苦労はしない」と思う暇にできるはずだ。

最後に、「千里の道も一歩から」は決して言事に留まらない。
「数千の過去問も一問から」と言えることを示唆しているのだよ。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合否を左右する過去問の解き方とは】

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合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


弥生、3月。
何かと忙しい年度末。

仕事の忙しさが増す一方、
昇進や転部、そして転勤の噂が耳に入る。
それらに無関係でも何かとやるべき事が降ってくる。

他方、試験勉強と言えばどうか。
夏期、7月や8月に受験するならば、
以下を行うに要する時間的な観点からして、
「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきだ。

過去問を解くことを既に繰り返しているとするならば、
その精度を高める勉強は合格を目指す目的に極めて資する。
これを制限時間内で正答率を高めることと定義しておく。

「えっ、それってどう言うこと」
「過去問を解くことの精度を高めるってナニ」
そう思われたとしたらその問は合格を目指すのに極めて有益。

「ナニ、過去問って解かなきゃなんないの」
「予備校の講義を聞いてりゃ合格できるんじゃね」
仮にそうお考えであるのならズバリ言わせてもらおう。
「それじゃ、合格するって無理ゲーじゃね」

資格試験の勉強においても、過去問の解き方を覚えることは、この試験問題が過去問の繰り合わせからその7割(これに正答できるだけで各受験科目の合格基準を満せる)が出題されることから、合格をする為の王道であった。

では、合格を目指す為の過去問を使った勉強はどうするのか。
今回は合格を目指せる過去問の解き方を再確認したい。



結論から述べる。
過去問は時間制限の中でこれを繰り返して解く。

時間制限とは一問を解く為の所要時間を意味する。
繰り返し解く時期は過去問の解き方を忘れかける頃合いだ。
過去問を解いた後に誤答した問題の解答解説を読解することは必須。



例えば、一級建築士の場合、構造と施工の試験は2つの学科で所要時間を165分と一括りで行われる。その制限時間の中、受験生は前者の30問(これは6から7問の計算問題を含む)、後者の25問を解くことになる。制限時間と問題数から1問当たりの解答時間は3分となる。

しかし、前者の計算問題は合格を目指す為に是非とも得点源にしたいことを考えると正答をするべく時間を使いたい。仮に構造の計算問題数を6問として1問を15分で解くとする。残りの暗記問題(構造の問題24問と施工の問題25問を合わせた)49問は75分、1問あたりに約1.5分で解くことになる。この性質からして解答時間としては妥当だろう。

過去問を解く勉強は、上記のような実践的な時間枠の中で行うことで模擬試験的な性質をも包摂することになり、合格を目指すことに於いて大いに有用であるはずだ。先の時間枠内で過去問に正答できるようになる為にも、過去問集はこれをタイマーなどを使って時間制限をした中で繰り返して解くことが、時間の使い方も繰り返して訓練することで体得できる事から、合格を獲得する為に極めて大切だ。

同じ過去問を繰り返し解く時期は、その解き方を忘れる時期が人それぞれであるから当然のことながら異なるが、記憶の機構などを探求した脳的な知見からして一般的に以下の様な時期に解くことはご案内の通りだ。

2回目は1回目から1日後。
3回目は2回目から1週間後。
4回目は3回目から2週間後。
5回目は4回目から1ヶ月後。
以上の様に約2か月間で5回繰り返して同じ過去問を解く。

しかし、忘却の始まる時期は各人によって、また受験科目の得手不得手によって異なる。例えば、一級建築士の試験科目で多くの受験生が苦手としがちな法規試験(30問を105分、3.5分/問で正答を目指す)は、相対評価で合否の決まる本試験の性格からしてこれを得意にして得点源としたいことを考えれば、この過去問を上記よりも短い間隔で例えば下記のようにすることも視野に入れたい。

2回目は1回目から1時間後。
3回目は2回目から1日後。
4回目は3回目から1週間後。
5回目は4回目から2週間後。

以上約1ヶ月で5回繰り返して同じ過去問を解く。
その繰り返しをできるだけ多く行いたい。



事例とした一級建築士の本試験、受験者は全学科で合計125問を全学科の合計390分で正答を目指す。なべて考えると約3分/問で合格を目指す。過去10年間で1250問の過去問を先の時間制限内で最低でも5回解くとすると、18750分(312.5時間)を要する。過去問を解くことだけに一日で3時間を使うにしてもその日数は104日だ。

仮に誤答した過去問の解答解説を読解することを考えると、上記の日数は最低でも120日とみても大過ない。仕事や私事の様々なリスク(多忙さの増大、思わぬ病気や事故など)を視野に入れて本試験の一月前までに合格を目指すことに不可避な過去問を繰り返して解きその解き方(制限時間内に正答すること)を体得しておくことはこれを懸命と言わずして何と言うのか。

よって、今回の冒頭で「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきとしたことはこれを繰り返してここに大書きしておく。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月24日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自分自身をそうなせる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


「にげる」
そう呼称される今月。
2月は来週前半で終わる。
くどく言うが先月より三日短い。
「ふーん、だからナニ」とお感じだろうか。

仮にそうであるなら、試験直前期にそうである状況に対する想像力不足だ。
つまり危機感が欠如していることの表れとも言える。「少年老いやすく学なり難し」とは決して言事の内に終わる事ではなく、資格試験で合格を目指す諸氏にも当てはまるのだから。いきなりお説教モードになってしまった。閑話休題。

前回、効率的な勉強をするには「やればできることを倍化せよ」と述べた。その訳はご案内したことを実行すれば自ずと分かる事なので縷々述べなかった。で、以下のようなご質問やご指摘を賜った。

「できることを倍化するとなぜ効率的になるのですか」
「やればできる事を倍にすると効率的になる意味がわからない」

なるほど、まだ分からないことを行うことは、これをやることで次第にそして確実に分かるようになるので、古来伝統的に「いいから黙ってやりなさい」と学びの場で伝統的に行われていたことが、知的な齟齬を生むことからして非効率であろうとする今時の時流からして当然の疑問や反感であろう。よって、今回はその疑問や反感を解消したい。

今回は倍化することが効率化と等価である理を再確認したい。

まずは前提を再確認しておく。倍化する対象はあくまでもやればできることだ。極めて大切な前提なので、「倍化する対象はあくまでもやればできること」と繰り返して強調する。

例示すると、平日に一時間の勉強しかできなかった受験生がいきなり五時間のそれをしたり、休日に10項しか参考書を読解できなかった人がいきなり100項もそうしたりすることでない。そうではなくて、平日に一時間の勉強だったら、できる工夫をして二時間にする。同様にして10項の読解を20項に増やす。

では本題に進む。
「倍化することが効率化を生成するのはなぜか」
結論から述べる。効率化はそうした仕組みになっているからだ。
「そうした仕組みって意味レス」とご立腹であることは想像できる。

説明しよう。何かを行うことを倍化することは試行錯誤・・・例えば「ああすると誤答して、こうをすると正答するのか」と正しい解法の会得に漸近すること・・・を倍化することと等価だ。つまり、何か、例えば計算問題の解法について学習を倍化することになる。

「まだやっていないから『倍化』だと言われても分からない」

そういう人もいるだろうが、記憶になくても、数歩を歩いては転び転んではまた数歩を歩くを繰り返して体得した歩き方、数メータを進んでは転び転んではまた数メーターを進めるうちにマスターした自転車の乗り方、そして書き取り帳を添削される度に書き直しを繰り返した漢字の書き方を体得する際に実は、そうした事が効率的にできたことから、倍化と効率化の関係を既に十二分にご経験済みだ。

歩き方や自転車の乗り方、漢字の書き方など既にできる様になっていることは、「1回できたから2回できるようになろう」「1回書けたからもう一回書いてみよう」と「やればできること」を倍化したことの成果だ。この過程はやった経験から「あることを学ばない」からやった経験から「あることを学ぶ」、そしてあることを学んだことから「あることの学び方を『学ぶ』」となる深化・進化を秘めている。

その進化を「学習のレベル」と学習論の著名なグレゴリー・ベイトソンは述べた。例えば、ベルが鳴ると涎をながす犬のようにただ条件反射だけにあるものを学習0、英単語の暗記を繰り返す程にその記憶を強化することを学習1、その強化の仕方について「こうすればもっと簡単に覚えられるのか」と記憶に関する記憶つまり学びを得ることを学習2と言うように学習の水準を提唱した。

加えて、「やればできることをやる」ことはこれ自身の性質からして自ずと達成感をもたらす。「1回できたのだから、もう一回やってみたい」「1回できたから2回できるようになりたい」「これができたのだからあれもやってみたい」とする意欲の亢進を人に於いて誘発してきたし、これからも同様にするだろう。

その意欲はやればできる事にこれを適用できれば、前述のようにして好循環をもたらす。無理なく「やればできることをやる」倍化を駆動する。「こうすれば要領よくできるんだ」つまり「こうすれば効率的にできるのだ」と自然と例えば過去問の解法や法文解釈に関する学習のレベルを深化・・・進化せしめるであろう。

以上から試験勉強に関しても次のように言えよう。
「できる事をやることは倍化の父である」
「倍化は効率化の母である」
その父母の下に合格も生まれる。

なお、上記はだまってやった人を即座に解しせしめる理なのだが、「それができれば苦労はしない」として「やればできる事をやらない」向きには決してご理解いただけない瑕疵を蔵している。後者に該当する向きに本誌は応えることできない。やればできることも行うことなしに効率化をお求めの諸氏は他を当たられることを強く推奨しておきたい。悪しからず。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者はこれ自身を可能にする勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



今月は残すところ2週間以下。「もうそうなの」と感じられるかも知れない。「にげる」と称される通りである。先月や来月に比して三日短いからね。

「だからナニ・・・?」
「それがどうしたの・・・・??」

なるほど今はそう言えよう。しかしだぞ、時が試験直前期ならどうだ。「あと三日だけでも時間が欲しい」と嘆く人がいた。合格基準にギリギリである科目の底上げに必至なら特にそうだろう。誰しもそのようになりたくないはずだ。前述のようなのどかなことは言えないのだよ。

他方、特に再受験で合格を目指す人は時の大切さ、つまり合格できる無限の可能性が有限な時間の中でのみ実現されると痛感してきた。それ故に、あるいはそうでなくても、効率化を最優先にする社会事情からして以下のようなご相談を頻繁にされる。

「はやく参考書を読むのってどうしたらできますか」
「速読みたく法令集をサクサクと読解することは以下同文」
「模試や過去問の問題文をはやく正しく解くことは以下同文」

限られた時間の中、効率的に情報を脳に入力して同様に脳から出力する。そうできることは将に要領よく合格を目指すこと、換言すれば効率的に受験勉強をすることだ。ではそれはどうすればできるのか。

今回は効率的な勉強がてきる方法を再確認したい。



ここまで読まれた皆さんが効率的な情報収集を指針にされていることは当然だろうから、結論から述べる。

それはやればできる勉強を倍にする方法だ。
ご注意、それは記したように「やればできる」ことだ。

休日に18時間の勉強をしたり、平日に四時間の睡眠時間で倍の勉強をしたりすることでは決して無い。そうするのではなくて、大事なので繰り返して強調するが、以下のように例示するあくまでも「やればできる」ことだ。

・参考書の通読は1回でなく、2回以上と回数を倍化する
・法令集の読解は1回で終わるのでなく、以下同文。
・問題文を解くときは1回で解き終わるのでなく、以下同文。

2回以上とは、時間と気力そして体力が許すのならば3回でも5回でもと読んだり解いたりする回数を増やすこと。

付記する。参考書や法令集の通読は第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に1回で読み通して終わりにしない。仮に先のような始めから終わりまでの通読をするにしても、その回数を倍化する。

更に効率的・・・できるだけ短時間で合格基準を満たせるようになること・・・な通読をお望みであろうから、自らのデシラ・・・頻繁に出題されてきた設問であるに解き方を知らない状況・・・を解消できる様にデシラに関連する章や節を核にしてその事例や背景そして根拠として関連する章や節に読む範囲を広げるように通読されることが望ましいだろう。

「それでは虫食い読みで訳が分からなくなりそう」

仮にそのようにご懸念であれば、虫食い読みを解消できるようにそれこそマジメに正しく第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に2回以上の通読をされたら宜しかろう。

「これってあれに繋がるのね」と思えるように、学びはこの対象全体が関連付いている故に、虫食い読みの関連付けが知らぬ間に進化することで醸成する。よって、デシラ中心の虫食い読みでもこれを倍化すれば、「これってあれに繋がるのね」と興味津々で読みの対象を更に広げられる。気がつくと努力せずとも全部を読んでしまえる。

むしろ、参考書や法令集は退屈な用語の解説から始まって事例や背景など間接的な情報までに関心を広げ読んでこそ深く理解できるように書かれているので、関連付けで虫食い読みをするにしても倍化でこれを行えば、理解不足や情報欠落に関する心配は心配ご無用だ。



問題文は2回目以降にこれを解く勉強で、2回目が1回目から一日後に、3回目が2回目から1週間後・・・5回目が1ヶ月後にとこの解き方を忘れ始める時期に行う。要するに倍化以上でこれに取り組むことで、これを見た瞬間に解き方を想起できる・・・限られた試験時間で正答をすることができる・・・ように解き方を身体化できる。

勿論、2倍化や3倍化そして5倍化する間隔は人それぞれでよい。例えば、2回目を同日に勉強の終わりにしても良い。要点は記憶の対象を想起することで記憶が強化できる学習機構からして解き方を忘れかける時期に問題を解くことを倍化すること。

付け加えるが、ただ倍化すれば問題文を素早く解けるようになると思うのは、仮に誤答したままで終わると誤答の仕方を強化する痛い勉強に終始して結果的に不合格に至るので早計である。そうするのでなくて、倍化の結果が誤答であったら、誤答した原因・・・例えば、回答の根拠とした法令を読み誤ったこと・・・を認識して、それを解消すべきだ。

以上、いわゆる効率的な勉強はできることを倍化する事でこれを可能にできる。三倍、四倍と倍化を増やすほど短時間でできるようになることは様々なご経験からして容易に想像できよう。どうだろうか。

「ケッ、倍化で何が『効率化』なの」とお怒りだろう。

しかし、何かを体得する、例えば母語・・・世界の中でも習得の困難さを指摘される日本語・・・を習得することは、「ワンワンだよ」「ニャアニャアね」と親たちの貴方に対する飽きもしない言葉の繰り返し、倍化によって可能になった。世の中の不思議に関しても「なぜ、どうして」を親や先生達に繰り返す、倍化することでこれを学んだはずだ。

つまり、できる事を繰り返す・倍化することは、学習精度の父であり学習速度の母である。合格を目指したいなら、今度はあなたが自身の為にその父や母としてこれを行うべきだろう。

対して、「それができれば苦労はしない」とやればできることに苦情を述べたいのならば、そうする苦労を回避できるように受験勉強など即刻おやめになることが宜しかろう。

そもそも合格者たちはやればできることを倍化すことに苦労だとは決して思わなかった。むしろ倍化することによって参考書や法令集の読みや問題文への解答が短時間で正確になる、結果的に勉強が効率的にできるようになる訳からして、「勉強って面白い」と楽しささえを覚えた。
人間、たで食う虫も好き好きである。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月11日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者はそうなれるような勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



本日、今月は中旬となる。
「逃げる」と称されるように短い。
年度末直前でもあり仕事も忙しくなりがち。

「別に年度末じゃなくても忙しい」
「それって無関係でいつも忙しいの」
そう反感を覚えられる向きもあるだろ。

そんな状況下、何れにしても、
夏期の受験期を刻々と迎えつつある。
勉強に集中することがより一層に必要だ。
合格を目指すために不可欠な学びをもたらすから。

そうしたことから前回に集中ができる環境作りをご提案した。
これに関連して以下のような声、ご相談が到来した。

「集中できる工夫をしても勉強中に気が散る」
「集中して勉強し始めたのに何だか注意散漫な自分が嫌」
「1つ事に集中して勉強したいのに別の項目を意識してしまう」

なるほど、一点集中して勉強したい時、例えば不得意科目の中でも最も苦手とする計算問題の仕方を掴もうとしている時、それ以外のことに気が散ってしまう心もちは、そうしていることの目論見からして、じつに困ったことだろう。理解や記憶の増生に余り資することがないと想定されるのだから。

他方、その悩ましい状況は、仮にこれを解消そうできないにしても改善できたとしたら、大いに試験勉強を促進できることが想像されることと、現実的にその過程と乖離した自分の状況からして、一段と自らに困窮を覚えさせずにおかない。そう、実に困ったことだ。

やれやれ、1つことに集中したいのだがそれに集中できない。換言すればそうできないことは「集中しないことができる」ことの表明に他ならない。では、この有能さを勉強にどうしたら発揮できるのか。

今回は合格を目指せる不集中との上手な付き合い方をご案内したい。



不集中とは、「不注意」を視野に入れた造語。あることにまだ十二分に集中していないこととすれば「未集中」とも言えよう。何れにしても、冒頭の声が名指しするように、集中したい対象に集中し切れていない心境くらいの意味だ。

不集中は、前号でも触れたように常に難詰されるべきでない。これをすることで、周囲に注意を適度に分散させて雑踏のなかでも他人と衝突する事無く安全に歩行をさせる。あるいは調理中に野菜を切りながら煮物を焦がさずに済ませる。日常生活を安全、円滑に進めるために実に有用な心理状態である。

一方、勉強を始めようとする時、不集中は自らを勉強以外のことに注意を向けさせた場合に勉強の開始を遅延させたりその質量を低下させたりするので、冒頭のようなお悩みの基になるわけだった。マインドフルネスのような心理訓練をすると、例えば自分の呼吸に意識を向け続けることが困難なように、常時に駆動していることが見て取れる。

重要なので繰り返して以下を強調したい。不集中はある対象に集中できない無能や怠惰を意味しない。そうではなくある対象だけに集中しないことができる有能や勤勉さの表れ。つまり複数の対象に目配りのできる心持だ。使いようで「○○と鋏」の言事が示唆するように使いよう次第で合格を目指せるように勉強の質量を大いに増進させてくれる。

以下の前提は、前回のご案内したようできるだけ勉強に集中できるようにするつまり以外のことに集中することを可能な限り排除すること。その条件下で以下のことを実践されたい。

1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる
2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす
3.不集中の起因となる対象に対処する



1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる

これは有用な心理訓練(禅やマインドフルネス)の要諦でもある。例えば呼吸に意識をむけることから周りの音や臭いに意識が漂ったったら、そうなっていることに気づき次第、呼吸に意識を向け直すようなことだ。無理に集中を維持しようとするのでない。そうではなくて、不集中の起動に気づいたら直ぐに集中したい対象に意識を戻すことだ。

勉強中なら、勉強以外のこと、近隣からの音に向かって意識が漂い始めたらこれに気づいて直ぐに、勉強の中身に意識を戻す。その中身に注意を戻しても、その中身以外の例えばそれに関連した法令や算法に注意が向かっていることに気がついたら、本来的に集中したかった対象に意識を戻す。

不集中の起こる度に集中にもどるだけだ。「オレ・アタシはどうして何度も注意散漫になる?」と不集中ができる自分に決して集中しない。そうするのでなく、もともと集中したかった勉強で特定の内容に集中を戻せればそれで良しとする。



2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす

こうすることは「集中だ、集中だ」と自らに連呼するような精神論や根性論で成しがたい。そうではなくて簡単な自己訓練でできる。スマホでなく数百円で入手できるタイマーを使う。日常で最短の待ち時間として多用される3分をタイマーにセットする。その間に集中したい対象に集中する。これを繰り返す。

「そうするのって簡単」と直ぐにでも思えるだろうから、そう思えたら3分を5分に、5分を7分に、7分を10分にと集中する維持する時間をタイマーにセットして、その時間に自分を維持するように訓練する。

仮に集中する時間を増進させることができなかったとしても、無問題だ。要は集中したい時間内に不集中が起きたら、その瞬間に気づいて勉強の内容そのものに集中をもどすことが最も大切なのだから。



3.不集中の起因となる対象に対処する

上の2つをしようとしても不集中が繰り返して起きる場合、これは無用な状況の発生でなくある種の内的な警告とも見られる。とすれば、何を知らせようとしているのか。

例えば、仕事のことで未完了のあることが後に煩悶を起こすこと、それでなければ人間関係の悩みに対処していないこと。などなど勉強以外のことに対する注意喚起とも想定される。

勉強の中だけで言えば、不得意科目の理解や暗記が足りない項目に対処することを求める警鐘かもしれない。または、いま分わかり始めた過去問の解法にそれ以外の解法がある可能性に対する気配りの起動とも推測できる。何れにしても意識をむけるべき存在の誘発することだ。
 
それらのことは、「時が解決してくれ」場合もあるが、繰り返される場合、対処の必要性があると見るのが総じて妥当。臭い物に蓋をしたとしても元を絶たなければ、その腐臭は警告として不集中を生起し続けるから、その状態を解消して集中したことにそうできる様にしよう。

集中を維持したい勉強の内容が完了し次第、対処できる様に不集中の状態に関して、勉強中ならば例えば3分間と時間を区切って、不集中の起因をメモする。そして区切りがきたら、勉強そのものにもどろう。勉強が終わったら、先のメモをもとに対応策を考える。できることから先延ばしをする事無く直ぐにでも策を講じよう。

勉強そのもののことなら、例えば不注意の基となっていた法令集を読解したり、解いていた過去問に関する他の解法を勉強したりする。何れにしてもそれらに対して蓋をしない。見ないふりや耳をかた向けないふりをしてはいけない。解消すべきことのあることを不集中は教えてくれているのだから。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格する為に止めるべき3つのこととは】

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合格者は自身を目指せる勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を応援します。



今日は節分。
季節を分ける日だ。
明日から春が始まる立春を祝う時。

一方で豆まきも恵方巻きの会食も受験生には無関係だろう。
ただし「鬼は外」について合格を目指す為には少しく考えたい。
この時期に限らず以下のようなお悩みが絶えることがないからだ。

「勉強をしているのに模試の成績が上がらず困る」
「集中して勉強したいけれどそうできない自分が嫌だ」
「参考書を読みこんだのに過去問の誤答を正答にできない」

どうやらそれらのことをもたらす勉強の邪鬼がいるようだ。
その鬼を勉強から一掃すれば勉強に福を招来することができよう。
ではそうする事はどうすればできるのか。
今回は合格を目指すために止めるべき勉強の仕方を再確認したい。



止めるべき勉強の仕方とはついやりがちな「ながら」勉強だ。
つまり勉強をしたつもりになる時間の無駄な行為だ。

この事例は具体的に以下の行為。
1.動画やテレビをみながら勉強する
2.音楽やトークをききながら同上
3.スマホを気にしながら同上


後に詳しく説明する前提は、私たちが今こうして存続していることにある。数百万年前から祖先達は、例えば食物の摂取といった1つ事だけに集中を維持しない、常に注意を分散することによって天敵から身を守れたことで生きながらえてきたことだ。結果、1つ事に集中できないのでなく、それに集中しないことができる。

そうした能力は、1つことでなく複数のことに注意を分散させることに快感を覚えて自らを無意識ながらも強く動機付けられる脳内物質が分泌されることを脳科学が検証していることからも裏付けられている。つまり極めて強力であり得る。周囲に注意を分散させて例えば安全に車を運転することも可能になす。

よって勉強中にその能力は、勉強以外の対象に発揮される事の無いように厳重な工夫を不可欠とする。同時にその工夫があれば、勉強の内容で1つ事に偏った集中をして、例えば過去問解法の基礎である法令を理解の埒外においたり、他に有用な過去問の解法があることを度外視したりすることを未然に防げる。つまり適切に使えようになれる。

以上を前提にして以下に先の三項についてご説明を差し上げよう。



1.動画やテレビをみながら
「別に集中して見てない」や「時々チラ見するくらい」、だから別に勉強を妨げないはずとお考えだろう。しかし、結果からするとお悩みの如くにそのお考えは実に的外れだ。

ちらっとでも動画やテレビを目にすることは、勉強の内容に集中を維持することが理解や記憶をもたらす。勉強にそのことを阻害する集中の分散をもたらす。僅かに一分でもこれが数分間におよんで集中の低下をもたらす。低下した集中力を勉強に引き戻す為には更に数分を要する。

以上のことを勉強している間に繰り返すと、経験的そして結果的にお分かりのように理解の低下そしてその結果としての記憶の低下が確実に訪れる。そうした状況の継続は言うまでもなく模試や答練の成績に露呈する。勿論そうなったことを後で嘆いてもその時では手遅れだ。



2.音楽やトーク放送をききながら
「聞き流しているだけ」「声があった方が集中できるの」だからながらで良いとお感じだろう。確かに、BGMがある環境は能率を上げるとする意見は耳に入る。だが、これを勉強に利用することは決してお勧めしない。訳は前述と同様に集中の阻害つまり分散をもたらすことだ。

先の言説は、本来なら勉強に全集中される認知がすくなからず聞き流しの対象や集中できそうな雰囲気に分散していることを明確に露呈している。勉強に全集中される認知は言うまでもなく理解の父であり記憶の母だ。これを欠くようなことをしながら最も育成されるべき成績の向上に関する遅滞を後から愁傷しても、それは子どもの泣き言。

更に言えば、「音があった方が集中できるの」とする考えは背景音声のない試験本番を考えるといかがなものか。もちろん、「その時はその時で切り換えられるから大丈夫」とお考えだろう。しかし、「音があった方が集中できるの」と言うことは、お考えのようにすぐできるはずが断じてない。

先のご意見は、仮に本当だとしても癖つまりある種の依存であることの言い換えにすぎない。自らの癖や依存を理由にしても試験本番に採用されることは決してない。無音声は設問に集中できないことをご意見の主にもたらす。設問に正答できる事を減らす。結果は言うまでもない。本試験を考えても無音声の勉強に慣れるに超したことはない。



3.スマホを気にしながら
これは具体的に言うと、直ぐに使える状態のスマホを手近におきながら、直ぐに使えないように電源を落としてもそれを手近・・・例えば机の上やポケットに中・・・におきながら勉強することだ。

そのようにすることは、視覚や体感覚を通してスマホへに対する認知をもたらすから、日常で身近にあって当たり前で不可欠となっている・・・つまり注意を常に注いでいる・・・スマホに向かって勉強中にあって然るべき集中の分散が生じることが米国の研究からも判明している。

スマホを気にしながら勉強することは注意の分散である。勉強にあるべき理解や記憶の低下をもたらす。勉強の遅滞を招いて当然だ。こうするのではなく、呼び出しの音やバイブが集中を妨げないように電源を切って更に視覚的な注意の分散も阻止できるように勉強机から離れた場所に保管することが勉強を上質に行うに有用である。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格したいなら一冊マスター勉強法だ】

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合格者は当たり前に合格できる勉強をした。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格を目指す人にその型を提案することで受験勉強を援助します。



今月も次週で終わる。

「逃げる」の感を禁じ得ない2月が到来する。
年度末の様相も色濃くなり忙しさが募る頃でもある。

一方で試験勉強もド本気になってやるべき時でもある。例えば建築士なら7月、社労士なら8月が受験期であるのだから。前の受験までに残された時間は半年となりつつある。後の受験でも余裕を持って合格を目指したいのならば「まだ先のこと」などと油断してはならない。

本気で合格を目指しているのならば、「忙しい」だの「疲れた」だの言って勉強をすることから逃げていられる状況では断じてない。根性論や精神論から言っているのでなくて、例えば初学者が先の合格を目指すとしたら、それに要する勉強時間が最低でも800時間であったことはご案内の通りであるのだから。

その状況下、やっと合格を目指す気になったからか、実に困ってしまう・・・「ナニ今ごろそんなことを思っているの」と憤りたくなる・・・勉強のご相談は以下である。予備校や通信教育をご活用であれば山のような教材がついてくる。そうでなくても書店に沢山の参考書が置いてある。どれから手を付けたモノかと悩むのも無理はない。で、こうだ。

「どんな勉強をしたら合格ができますか」
「合格する勉強ってどうしたらできますか」
「なにをどこから始めたら合格ができますか」

その答えは前号でご案内の通り。
以上、次号でまたお目にかかりましょう。

受験生の様々な状況を徴するにそれで終わってはあまりにも非人情。
今回は合格を目指せる勉強法を違った視点から再確認したい。



合格を目指せる勉強法とは何か。
それは一冊をマスターする勉強法だ。

そうたった一冊をマスターする、それを完全に体得する勉強だ。
「また上手いことを言って・・・」と怪しまれただろうか。
チッと待って欲しい。それでは早計あるいは浅見である。

その一冊とは過去10・・・最低でも過去5年・・・分の過去問集だ。
マスターとはその過去問集、全問を誤答から正答に転じること。
暗記問題ならば、正答に必要な項目を即座に想起する。
計算や法規の論理問題ならそれに要する解き方を完全に説明する。
それらの行為を可能にした状態を意味する。

前例主義を基盤に機能する行政の一端である資格試験の設問は、決して前例を踏み外すことがないことからして、その7割が過去問の組みあわせであると言える。残りの設問も過去問を基盤に作成される。合わせて合格基準も同様にして、建築士や社労士で見ると合格基準は各受験科目で6割以上の得点、その総点も7割強である。

よって先の過去問集、その全問に正答できる受験生であるならば、自動的に本試験で合格基準を満たす得点を果たせる。以上からして、合格を目指せる勉強法とは「過去問集の一冊をマスターする」こととした。

「それってどうしたらできるの」
そうお考えだとも拝察できるので続けてお答えしよう。

過去問集の一冊をマスターするには以下のことを行う。
1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
繰り返しになるが大切な事なので以下に再確認したい。



1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
・2回目は前回から一日後
・3回目は前回から1週間後
・4回目は前回から2週間後
・5回目は前回から1ヶ月後

それらの間隔はもちろん人それぞれで可変だ。要するに忘れそうになった頃合いを見計らって過去問を解くことを繰り返して想起や言語化することが暗記や論理の過去問をマスターすることの要点だからだ。

2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
その工夫は人それぞれ。視覚的な暗記が得意ならば、想起に繋がる図解や漫画を書いたりする。聴覚的なそれならば、想起を強めるようにリズムを付けて暗唱を繰り返したり面白おかしい語呂合わせを暗記対象に使ったりする。身体感覚的なそれならば、覚えたいことを書き付けたり身振り手振りにしてみたりする。但し時間を浪費しないようにする。

3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
この事例を建築士の過去問で例示すると、それは構造計算問題だ。ある箇所の撓みやモーメントの値で正解を一択させる。「その値を求める為に」「構造体に関わる全反力を求める」「その反力と設問箇所との距離に○○式を適用する」と解法を即座にすらすらと説明できるようにする。それが表題にあげた言語化である。

以上はこれまでにご案内の通りだ。
いかがだろうか。

「え・・・、それって無理」
「それができれば苦労はしない」

そう思われた向きのあることは拝察する。
が、しかし、合格する勉強とはそう言うものだ。
つまるところが誤答を正答に転じられる学習である。
合格した人に存在した勉強の特徴とは以上に述べた通り。
過去問の一冊をマスターする事だった。

健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格するのに今の勉強はどうですか?】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年1月6日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


新年明けまして、
おめでとうございます。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者は当然だが合格できる勉強をした。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
そうして貴方も合格者になれる要諦を提案します。



三箇日も終わった。
新年最初の週も明日で終わる。

今年も残すところは約51週だ。
7月や8月の受験期を基準に言えば、
むしろ約30週や約34週と言うべきか。

新年早々に煽るようなことを述べて済まない。
時間的な視点から、上記は受験生に関する現況だ。
皆さんにおかれては当然なから合格をお目指しだろう。
そのことに資する以下の質問をお考えいただきたい。

「合格するのに今の勉強で大丈夫ですか」

唐突な質問にこう感じただろうか。
「新年早々、何ガチな質問をしているの?」
「年が明けたばかりなのに縁起でもないこと聞くなよ!」

とは言え受験直前期になると、
前述の質問は否が応でも自問するだろう。
その時期になってからしても手遅れになることはままある。
まだ手当が可能なこの時期だからこそ考えるべき質問であろう。
実際、仕事ならば納期に関して常日頃にこう考えるはずだ。

「納入するのに今の進捗で大丈夫だろうか」

仕事のそれは同僚や上司も関わるので一概に考えにくい。
受験は飽くまでも自分一人だけのことだから考え安い。
当該の質問を具体的に言い換えると以下の様になる。

「合格点を満たすのに今の勉強で間に合うのか」

合格点は各受験科目の得点やそれらの総点に設定された得点だ。
例えば、昨年の一級建築士のそれはどうだったか。
各受験科目の合格点はどれも50点を超えた。
その総点は百点満点に換算して73点だ。
つまり同様の基準にして各科目は73点以上の得点である。

換言すれば、直前の質問はこうも問える。
「各受験科目の合格点を満たすのに今の勉強でどうか」

例えばその答えは以下のようなものがよく聞かれた。
「よく解らないけど大丈夫かも」
「まあ何となくイケそう」

それらの答えを言うようでは合格は難しい
忖度なしに言えば極めて望みが薄い。
合格を目指すことは主観的に考えるものでない。
そうではなくて点数つまり客観的に検討すべきだからだ。
適切な答えを例示してみよう。

「百点満点換算して各科目であと5点の加算が必要」
「不得意科目は最低でもあと3点加点できないと駄目」
「総点でみるとあと13点稼げるようにしたい」

以上のようにそれは客観的な指標、得点で答えるべきだ。
つまり主観、感覚的な答えをするようではいけない。
仮に点数と言う客観で回答できたとしよう。
ならば先の問を以下のように問い直そう。

「今の勉強は合格基準を満たす為に質や量を見るとどうか」

勉強の質は正答できる知識や技能をどれくらい身体化できたか。
時間内で正解できるようにどれくらい目や手、頭を動かせ得るか。
そうできる背景として先の2つをどれくらい言語化できているかだ。
例えば「これは○○法令によるXX算定で解く」と言えるかどうか。

勉強の量は、例えば10年分の過去問集で言えば、何年分までを何回解いたか。その結果として何割を正答できる様になったか。法令集で言えば、どの範囲までのそれを何回まで読解したか。同様にしてその関連問題にどれくらいの正答を果たしているかだ。

察するに先の回答はこうだろう。
「今その質や量が足りているようなら苦労はしない」
仮にそうした答えなら合格を目指して是非とも苦労をされよ。
具体的には、勉強の質と量とを向上させる毎日の工夫をなされたい。

そう言えば今年の干支は卯。
飛躍と言う言葉がつきずきしい。
だからと言ってこうではどうだろうか。

「今の勉強できっと大丈夫よ」

そう考えているのならば、
多分に勢い余って切り株にぶつかる兎に成り果てる。
合格基準の壁に激突してあえなく不合格となるだろう。
だからと言ってこう思うようではどうか。

「あの人と同じようにやっているからアタシもイケそう」
「先輩もこうやって合格したからオレも大丈夫」

そう言うように農夫が切り株を守ってただ兎を待つような受験勉強の仕方であっても合格することは実に怪しい。今年の干支からして、皆さんにおかれては客観的な指標で測った勉強の質と量とを高めて、合格基準の壁をピョンと軽快に飛び越えていただければ幸いだ。
年始に当たって皆さんの健闘を祈る。


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NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。

戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。



今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。

「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」

マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。

そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。



結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。

その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。



1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ

 お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
 
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる

 その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
 
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる

 「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。

新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。



現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。

お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度

仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。

質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。



以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。

「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」

皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.

最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。

今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。



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【苦手な計算問題を克服できる勉強法とは】

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合格者たちは目的に合った勉強ができた。
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あの統一戦も終わり。
双子座流星群の天体ショーも。
来週末は早くもクリスマスイブ。

今年もいよいよ押し詰まり感が半端ない。
仕事は忙しいわ、年賀状書きは溜まっているわで、
もう大変?!

「今時、年賀状を書くなんて関係ないし」
そうでなくても試験勉強の調子はいかがですか。
この時期に限らず頻繁に賜ってきたお悩みはこうだ。

「計算問題のある学科は苦手で勉強がヤだ」
「計算問題が大半の学科は不得意で合格できるか不安」
「計算問題って文系のオレ・アタシが克服するのってムリ」

なるほど。そうした悩みは昨日のことさながらに心のなかで再現できる。合格までに長期間を要した身からすると決して他人事でない。しかしだよ。悩んでいるだけで試験勉強の課題が解消できるのなら受験生の誰もが苦労をしない。計算問題、例えば一級建築士の受験者で構造計算に関わる苦手・不得意の意識を解消するにはどうすればできるのか。

今回は計算問題を得意になれる勉強法を再確認したい。
つまり計算問題の苦手・不得意の解消策を繰り返してみたい。



結論から述べる。
それは以下の段階を経る。

1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする
2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する
3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする
4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す

上記は以前にご案内の通り。
以上、終わり。
それでは非人情すぎよう。
以下に順を追ってご説明する。



1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする

そもそも「計算問題ってオレ・アタシは苦手(不得意)だ」とするのが暗示だ。要するに思い込み。ある種の信じ込みだ。「思考は現実化する」と巷間に流布するようにそれらは確実に現実化する。むしろ現に苦手・不得意の意識と身振りをもってそれを体現している。

人間は暗示や信念に生きるもの。それらによって認知や能力が大きく変わる生物であることは世の示すところ。例えば、「4回転ができるはず」とフィギャースケート界で信じられる様になると、「んじゃ、4回転をやるわ」と羽生君が現実化した。「100メートルって10秒を切れるジャね」と同様にしてそれを桐生君も以下同文。

「それってスポーツで勉強と関係ないし」とお考えだろうな。でだ。自らに無益であるにも関わらず我々は自分が信じたことを固持したい。そのことを証明しにかかる。結果として「計算問題が苦手・不得意」と思考し(信じ)たことを現実化する。現にそう思ったとおりの結果を知らぬ間に(実際は意識的にそうなることをして)体現する。

「人は信じたとおりになる」のならば「なぜ今なりたいようになれると信じないの」か。「トットとなりたいようになれると信じろ」だ。現に計算問題を得意にする受験生は口に出さなくても「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じている。そう信じるから計算問題をバリバリと克服する。そうするからこそそう信じ続ける。以下反復。

計算問題を得意にしたければ「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じればよい。そう自己暗示して次にご案内する信じこみつまり思考を現実化する段階を踏み続ければよい。



2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する

本邦に於ける資格試験の計算問題は何語で書かれているだろうか。「このヒトって何いってんの」とお考えだろう。それは日本語だった。ならば何を意味しているのかお分かりだろうか。つまりどんな解法を求めているのかご理解だろうか。「それが解りゃ苦労はしねーよ」と言うのが現実だろうな。苦手・不得意の訳はその連携不足にある。

であるから、まずは問題文とその解法を連携して暗記する。問題文の意味する、求めることをまず理解する。その理解に基づいて意味・求めに応じられる解法のあることを次に理解する。その解法といっても微分方程式やテンソル解析などの難解さにない。短見の及ぶ限りで言えば四則演算の水準にある。

例えば、一級建築士、構造の計算問題、「点pの撓み値を選べ」とする問題はこれに関わる各点の反力を求め、それを元にモーメントを求め、算出したそれを元に撓みの公式を使う。どれをするにしても加減乗除すれば算定できる。何も積分問題を解くわけでなく電算機の必要もない。筆算で解答できる。しかも定型や手筋つまりパターンがある。

でだよ。問題文とその解法を一組にして暗記する。但しその組を暗記する場合だが効率的にそうする為に書いて覚える身体化をしない。そうでなくてその組を口にして覚える言語化するだけで済ませる。「それじゃ忘れるんジャね」とのご懸念を払拭できるように次のことをする。



3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする

2の暗記を確実にすることは1の信じこみを現実化する為に先のご指摘に沿って必須。この為に暗記ができたことの検証として覚えたと感じる解き方を問題文をみて暗唱する。もちろん一字一句を正確に出なくて良い。解法の型・パター、流れを言語化できていればそれでよい。

例えば、一晩の勉強で計算問題の解き方を30問暗記したとする。ならば、そうしたことの仕上げとして暗記したはずのことを問題文を見ながら暗唱する。つまり復習する。繰り返して強調するが解法を紙に書かない。それを言葉にする。暗唱するだけで全く十分だ。

「キチンと暗唱できてるかマジ心配」とお考えならばスマホなどの録音機能を活用すれば良い。再生音を解答解説と照合するのもよい。だだしこれはそれなりに時間を要する。むしろ暗唱したらそうした感覚が残っている間に解法解説に当たればこと足りよう。仕事は効率一番であるように試験勉強も効率一番でいこう。



4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す

それを想起つまり暗唱することの効能は計算問題の解法を体得することにも有用。例えば、2回目にそうする事は1回目から一日後に、3回目にそうする事は2回目から三日目に、4回目にそうする事は3回目から五日目に、5回目にそうすることは4回目から七日目に、とするよう次第に間隔を空けて問題への解法を暗唱することを5回繰り返す。

そうした解法を暗唱することつまりそれを言語化・思考化したことを試験本番で即座に現実化する為の仕上げとして、実際に解法を紙面に展開、書けばよい。「アタシ・オレって計算問題ができる」と大方サクサクと計算問題を解けることに笑顔がこぼれるはずだ。「計算問題が苦手」としていた思い込みを見事に解消できる結果を手にできよう。



「ケッ、結局、面倒くさくね」と以上をお考えだろうか。
そう、正味の話が実に面倒くさいのだよ。

「計算問題は不得意」と信じこむに多大な面倒をかけられたはず。信じたことを現実化する為に問題文を精読することを避け、その解法を理解する事に対して懸命に抵抗したように沢山の面倒をしてきたと想定できる。そうでなければ「計算問題は不得意」と信じこむことは叶わない。無能や怠惰から決してその現実化に至らない。

であるからして、その過程を遡行をするのだから面倒なのは仕方ない。試験勉強に限らず何かを勉強する事はそういうものだ。
そろそろご観念されたら如何だろうか。
お手上げになるまえに。



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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った集中ができる。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。


何と、ナント。

2週間もすると聖夜。
今年は週末がクリスマスだ。

「だからナニ?!」
そう思ったかもしれい皆さん、
そうでない貴方、勉強の進捗はいかがですか。

この時期でなくても耳タコのお嘆きは以下。
「予定通りに勉強をはじめられなくて・・・」
「勉強時間になっても机に向かえないアタシが嫌」
「勉強しようと机についてもボッーとするオレって駄目」

それって何気に自分の鼻を触れるように分かるよ。合格を果たすまでの長い受験勉強期間、リフレインされるテレビCMみたいに繰り返し思った。新年を待たず勉強に打ち込みたいのにお嘆きのような状態では合格を目指す事の困難を覚えずにおれなかったのだから。やれ、やれ、こうした状態の解消はどうしたらできるのか。

今回は合格を目指せる勉強の取り組み方を再確認したい。



結論から述べたい。
それはただ勉強をすることだ。
状態の如何を問わず合格を目指せる勉強をすること。

ただ、状態の如何を問わずとは、根性や気合いあるいは集中や意欲の有無そしてそれらの度合いにかかずらわないことだ。根性や気合いが入ってなかろうが、集中や意欲が低かろうが、そんなことは無視できなくても小脇に抱えながら、過去問の誤答を正答に転じる勉強をする。こうすることが冒頭のお悩み群に対する結論だ。

以上、オワリ!



では分かりづらくもあるやもしれぬので続いてその訳をご説明する。例えば、令和4年・社労士の合格基準は以下のようにされていた。

本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
① 選択式試験は、総得点27点以上かつ各科目3点以上
② 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。

以上を繰り返しつぶさに精読されたい。いかがだろうか。それらの文言の中、「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をして受験に臨むことを条件にする語彙があるだろうか。言うまでもなく1つとしてない。あるのは得点つまり客観的な指標のみだ。



「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしていなくても合格基準をみたせれば貴方は合格だ。この事実は他の資格試験でも同様だ。事実、一級建築士、税理士や弁護士の受験生だから「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強の必要がある訳でない。

「いい加減に」「雑然と」、「不真面目に」あるいは「ボーッと」「やる気がなく」受験勉強を本試験まで続けていようが、先の合格基準つまり合格点を取れる...その方法は誤答した過去問の全てを正答に転じる...勉強をしていれば合格。何の問題も悶着もなく貴方は合格を果たせる。勉強をしている時の態度や心理状態などどうでも良いことだ。

なにも机に向かわずとも誤答した過去問の全てを正答に転じる勉強ができていればそれで良い。例えば、ソファーに寝っ転がっていようが、コタツでゴロゴロしていようが、彼・彼女とイチャイチャしていようが、あるいは寝ぼけ眼でボーッとしていようが、試験問題の7割が過去問の組みあわせであるから冒頭の勉強ができれば何の問題もない。



むしろ「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしようと自己啓発本を読んだり普段は気にもしない机や本棚の整理を始めたり試験勉強の本義と無関係のことをする方がよほど問題がある。敢えて言うがそうしようとすることは資格試験の合格基準となんら関係がない。不必要だ。度外視すべきだからだ。

「ったって、集中してなきゃ勉強が頭に入らないじゃない!」

そうご立腹である場合は想定できる。それにお答えする。実際、集中していなくても物事を有用に覚えることを我々は日常茶飯事に行えている。例えば、運転の道順だが、ボーッとやのんびりと車を運転していても知らぬ間にそれを覚えてしまえることはよくあることだ。なのに試験勉強の時だけ集中に拘ることは事の筋目が通らない。

気にしていることに関して検証してみることだ。例えば、集中の状態とそうでない状態、その2つでどちらが誤答した過去問を正答に転じた数値が高いのかを。実際に比較してみると、注意散漫な状態が先の数値が高かい場合もある。必要十分条件でないこともわかる。要するに「集中だ」「気合いだ」と気にしなくても良い訳だ。

更に言えば、ボッーとしていたり、気合いの入らずダラーッとしていたりする心理状態は脳科学的な視点で見ると脳がアルファー波、つまり努力を必要とせずに知覚した対象を記憶しやすい状態であったりもする。つまり、勉強の客観的な指標を満たすことに有用なコンディションだったりもする。目くじらをたてることでもないわけだ。



だらだらしてしまうのならば、そうしつつも過去問の解答解説や法令の解説書を読んだり、あるいは聴覚教材を聞いたりする。繰り返すが、そうした勉強でも誤答した過去問を正答に転じる勉強の出来る事は大いにあり得る。下手に集中だと集中することに集中することのほうが内的資力を浪費して、試験勉強本来の目的を逸しやすいのでご用心。

長くなった。話をまとめたい。「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をすることに注力しない。そうではなくて、それらの状態にあらずとも、例えば雑然と不真面目にそしてボッーとやる気なく勉強をしていても合格を目指せる勉強...それは誤答の過去問を正答に転じる...を続けられよ。

皆さんの健闘を祈る。

ん、健闘と言ってはいけない、
合格を目指せる勉強のご継続を祈る。



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