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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月26日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

時は今月も下旬。
来週に月替わりとなりますね。
皆さん、試験勉強の進行はいかがですか。

その尺度として、例えば過去問の解法を順調に覚えられていますか。あるいは、受験予備校をご活用の方々は模試や答練の得点が合格基準の突破を見込めるような右肩上がりとなっているでしょうか。予備校をご活用でない独学の貴方でも、週末などに一人模試を行った得点が、以下同文。

「いきなりナニよ」と唐突な問に戸惑ったかも知れませんね。そうでなくても、合格を目指して今まで行ってきた勉強を結実させる為には、この時期でなくても、「勉強って良い感じで進んでるかも」「この調子でいけそう」と勉強の進度を主観的に掴むよりも、「不得意科目はあと○点を確実に取れれば合格」「得意科目はこの得点を維持すれば合格確実」と勉強の調子を客観的に測る方ことが有用です。

敢えて言いますが、資格試験とは「良い感じで勉強していたから合格のはず」でなく「合格基準を満たせる得点ができたから合格だった」と、主観でなく客観的な尺度でこの合否が決まるある意味で非情であり、またある意味で極めて公平であるものだから。頑張らずに合格基準を満たせているのに不合格ならそれこそ非情。

何れにしても、各試験に設定されている合格基準を満たす。そうできる様に計算問題の解法や理屈抜きに覚えるべき数値などといった暗記すべきものは、これをなんとしても覚えることが前述の試験に対する対応策のひとつ。

でも、そうした事に対して次の様なお悩みの絶えることも決してない。
「昨日に覚えたはずの解法を思い出せない自分って情けない」
「昨夜暗記した大切な係数を忘れちゃったよ(涙)」

合格を目指す追い込み時期の今、上記のようなことが続く様であるならば、その事態は自ずと合格基準の未達を暗示して勉強の意欲を大いに阻害することからして、合格することを目指し続けることは極めて困難。では、覚えるべきものをより確実に覚えることはこれをどうすればできるのか。

今回は覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認したい。



結論から述べる。
その勉強法とは次の3つだ。
1.夜の暗記と朝の復習
2.折に触れた暗記
3.暗唱、暗唱また暗唱



1.夜の暗記と朝の復習
 覚えたはずのことを失念する。その原因のなかで大きなものの一つが「干渉」です。それは覚えておきたいことを失念に追いやる影響。例えば、ややもすると退屈な暗記すべき対象よりも、チラ見した興味をそそるTV番組の方が、暗記しようと思わなくても記憶に残る。あるいは前者よりも仕事の失敗で叱責を受けたことの方が頭から離れない。それらのような効果のことが先の「干渉」です。

とすると、得点するために必須である項目を暗記した後の過ごし方は、先の「干渉」をできるだけ遠ざけるようにしたい。これを自然にできる方法が表題の前者である夜の暗記、特に就寝前にこれをする。そうすれば暗記に悪さをする身の回りからの干渉を無理なく遮断できる。

加えて、睡眠前に取得した情報を処理して理解そして記憶へと変換する脳機能からして、就寝前に暗記をすることはその機能を有用かつ自然に活用できるので、極めて得策。その上で朝、昨夜に暗記したことを復習することは、無干渉でよりよく短期の記憶として定着しつつある暗記情報を試験時に想起できる長期の記憶に転じることに良策。以上からして、夜の暗記と朝の復習を実践されてはいかが。



2.折に触れた暗記
 1で朝の復習をした結果として明らかになった失念した暗記対象の解消、そして試験本番で確実に想起できるようにしたい項目、それらをもっと強固な暗記に転じる方法としてお勧めできることは、折に触れた暗記、つまり通勤や昼食の時間など勉強に使える機会のある度に暗記したいことを暗記し直すこと。

そうしたことができるには、「暗記したいことを身につけることが必要じゃね」とは誠にご賢察である。例えば、就寝前に暗記ことを朝に復習した結果から、書きだした忘れてしまった項目をポケットサイズのノートに転記する。これを覚えられる機会のある毎に繰り返して暗記する。

仮に通勤時間が往復で2時間、昼食時間が1時間であるならば、ザックリ3時間もの暗記ができる。と見るならば、暗記はこれを繰り返す程に強固な記憶、試験で使える長期の記憶に転じることからして、実に多くの暗記を果たせる。



3.暗唱、暗唱また暗唱
 受験参考書をただ眺めたり、聴覚教材をただ聞き流したりするよりも、確実に試験本番で使える記憶を生成する方法は、例えば繰り返し繰り返し暗唱した結果として瞬時に想起できるかけ算の九九の覚え方であり、繰り返し繰り返し「お名前は?」と聞かれる毎に「○○です」と口にした結果として同様にできる自分の氏名からして、強固に暗記したいことを想起して言葉にする表題の方法だと断言できる。
 
暗唱は、前述のようにそして前号で記したように記憶の培地たる「想起」と、そうしたことを言葉にして自らに再び行う「入力」からなる。同様の仕組みを巧みに使って視聴者に商品を記憶させるメディアCMから分かるように、想起と入力の回数に相関して記憶の強化される脳機構からして、試験本番の設問に正答する為に想起すべき事柄を確実にそして瞬時にそうする為に効果的だ。



以上、三つの覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認した。
この大切な追い込み期、皆さんそして貴方の健闘を祈る。
Good Luck!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月19日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

さて、5月も中旬。
皆さん、試験勉強の調子はいかがですか。
その尺度となる過去問の解き方はどれくらい覚えられましたか。

「えっ、突然ナニ」って感じかも知れませんね。
先の様に問うた訳は試験勉強の中核が問題を合格基準を満たす為に正解できようになること。事実、過去問の組みあわせで本試験の7割が作られるのが資格試験。よって資格試験の勉強で過去問の解き方を覚えることが最優先だからです。

その答えとして例えば以下のようでしょう。
「そうね、過去10年分をほぼ覚えられた感じ」
もしそうならば、その感じを確信にしましょう。

対してこうでしょうか。
「覚えたはずなのに片っ端から忘れて(-_-;)」
「もう5回も解いたのに半分も憶えていない(T_T)」
仮にそうならば、「頭が悪い」から救いようがないのでしょうか。
いいえ断じて違います。頭が悪い人はいない。いるのは覚え方が悪い人だけ。

今回は直ぐにできる科学的に効果的な覚え方を再確認しましょう。



結論から述べたい。

以下の覚えかたは時間の無駄。
・繰り返し読む
・要点に下線を引く
・ポイントを色ペンで目立たせる

「えっ、フツウ勉強ってそうするでしょ?!」と思いますよね。
しかし勉強したツモリでも、後に確認できる方法に比べて効果が低いから。

米国に於ける学習法の研究は先の3つに関してそれらの方法を検証。繰り返し読むことは二度くらいまでなら一度で終わらせる勉強よりも再読の効果が見られる。しかし、二度以上の再読は回数に相関した効果をもたらさなかった。下線や色ペンに関しても、それらを用いた群と用いなかった群、それらを施したものを読む群、以上三群に差異が見られなかった。以上からして先の結論を強調したい。

では効果的に覚えることはどうすればできるのか。
それは・・・、こうです。
「アクティブリコール」をすること。
「あの解法って○○・・・○○」と自ら主体的に想起すること。

「えっ、それってムズそう」でしょうか。

いいえ、実は、特に暗算を得意とするこの国の人なら誰でもがやったこと。その好例は、小学生の時にかけ算の九九を暗唱したり漢字を思い出したりしながら書き取ったこと。暗唱はアクティブリコールそのもの。繰り返し漢字のテストをすることも以下同文。小学生だった時にご経験済みのはず。決してムズくない。要はそうした事を今もやるかやらないか。それが過去問の解き方を覚える事にも露呈する。

例えば、過去問の解き方を覚える時、そうする時に必須である解答解説の読解をする際に、要点に下線を引いたり、色ペンで強調を施したりして「ヨシこれでバッチリ」と覚えた気持ちになる。が、しかし、次回にそうした問題が解けない。その解き方を失念したことに呆然とする。過去問の解き方を覚えられない受験生の多くはそうしたことの繰り返しでこの追い込み期の貴重な時間を浪費している。

そうではなくて、勉強をした時間に相関して過去問の解き方を覚えられる受験生、その結果として合格基準の得点を満たせる人たちは、誤答した過去問の解答解説を読解した後、読み取った解法の要点を自らに解説するかのように暗唱する。あるいは、その要点を想起しながら紙に書き付ける。時間的に余裕がある場合はマインドマップにする。何れにして再読や書き写しでなく「想起」を中核とする。

記憶することは、再読や繰り返し写し取る、つまり記憶の対象を入力することで果たせると誤解しがち。しかし、積極的に想起することが、記憶した対象に関わった視覚や聴覚そして身体感覚を再構成つまり記憶の再構築とその結果として記憶の強化をもたらす。実際、予備校の講師たちは、講義をする度に過去問解法を想起するので、難しい解法を難なく立て板に水の勢いで語れる。

「それって講師じゃないオレ・アタシって無理」

そう思うのは短見。全く不必要。日常を振り返ると即座に誤解だと分かる。例えば、「面白かったな」とサブスクで見た映画(受験勉強をしている時、その視聴はできなか)を通勤電車の中で思い出したり、「そう言えば、○○って超面白かった・・・」と同僚に話したりしている時、誰でもが自然にアクティブリコールをしている。つまり、主体的に想起することは貴方もできる。要はやらないかやるかだけ。

最後にアクティブリコールの仕方を確認しよう。
・解答解説を読解した後にその要点を暗唱する
・解答解説の要点を一人語りで自分自身に解説する
・正答できる過去問の解法を翌朝の通勤時に思い出す
・昼食時に昨夜に解いた過去問を見てその解き方を想起する

アクティブリコールもこれを繰り返す事に相関して効果を増す。繰り返しの仕方は忘却しかかる時期にそうなることを補完するようにして結果的に強化できる記憶の法則に沿って以下の様にすることでよりよい効果を期待できる。

・2回目は1回目から1日後に
・3回目は2回目から1週間後に
・4回目は3回目から2週間後に
・5回目は4回目から1ヶ月後に

苦手科目は以下のようにして想起の間隔と回数を増やすことも効果的になる。
・2回目は1回目から1時間後に
・3回目は2回目から1日後に
・4回目は3回目から3日後に
・5回目は4回目から1週間後に
・6回目は5回目から2週間後に
・7回目は6回目から1ヶ月後に

以上、最低でも5回、
アクティブリコールをご活用されてはいかがだろうか。
無料で貴方自身がいれば何処ででもできる効果的な勉強法なのだから。

皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月12日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



ご機嫌よう。

2週間のご無沙汰でした。
NLP資格試験コーチの近藤です。

大型連休も終わって1週間が経とうとする今、
試験勉強の進捗はいかがでしょうか。

「連休『も』思い通りに勉強できたからバッチリ」
そう答えられらる状況ならば何も言うことなし。
その状況を受験まで維持されたい。

「連休でも勉強が捗らなかったから必死で挽回しなくっちゃ」
そうお考えであれば大いに頑張ってください。

が、しかし、チョットまって欲しい。
実は「勉強を頑張ったのに不合格だった」と嘆く受験生は実に多数。
一級建築士(学科)のそれは約8割、社労士の受験生は約9割がそれに該当。
頑張りようを誤ると上記に当たってしまうのだから。

ではそうなってしまうことは、どうすれば回避できるのか。つまり不合格でなくて合格を目指せるのか。それには、戦線で地雷の在りかを知る兵士は自らを守れる様に、確実に合格を目指したい受験生はあることを事前に知る必要がある。

今回は不合格になってしまう受験生の特徴を再確認したい。


「連休も毎日15時間の勉強をした」
「連休後も通勤時間を含めて毎日5時間の勉強をした」
そのような受験勉強をしたにもかかわらず不合格になる受験生が数多。
事実、前述のように一級建築士で約8割、社労士で約9割の者がそれに該当する。

では、かの人たちどのようにして望まぬ結果を招いてしまったのか。
結論、不合格になる者は不合格になる勉強をしたからだ。
「ケッ、それってナニよ」とお怒りだろうな。
以下に説明する。

不合格になる試験勉強とは以下の通り。
1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた
2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した
3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した



1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた

これは不合格になる受験生がそれをしている自らに気づかずにやりがちなこと。逆に合格する受験生は上記をしている自らを正すことができた。つまり試験勉強の要諦を保持し続けた故に合格者たり得た。
 
では試験勉強の要諦とは何であったか。それは一題でも多くの問題で「誤答を正答に転じること」だ。問題とは参考書の例題や模試(答練)の問題、そして過去問集の問題だ。これらの正答率を受験期に向かって着々と右肩上がりで向上させる。特に過去問集、最低でも5年できれば10年分のそれを繰り返し解く過程で正答率を合格基準に照らして確実に満たせることを目指して上昇させることだ。

しかし、そのことを失念、具体的には「オレ・アタシは勉強しているよ」と先の要諦を外してただ過去問集を繰り返して解くことを続けてしまう。「もう5回も繰り返して解いたから本番もイケそう」と無根拠な自信を有してしまう。その結果「あんなに勉強したのに不合格ってナニ」と怒る。的を狙わずに放った矢に向かって「なんで的を外すのよ」と怒るお門違いな射手のようにだ。

ズバリ、「誤答を正答に転じること」をしていない自分を認知せずに勉強時間を稼いだり「過去問をもう7回も解いた」と解答数をただ増やしたりする試験勉強をする受験生は哀しい事にそうした努力に相反して不合格に陥る。極めて哀しい。



2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した

では、1の様な状況に陥るのは何故か。その答えは上の通り、つまり「この事例ならあの法令からしてその選択肢が正解だ」と筋道を立てて正答に至る解答をするのでなくて、「これって以前に解いた問題みたくこれが正解って感じ」と感触的に問題解答を非論理的にし続けたことだ。「この手の問題って何時もの調子で解けばイケちゃう」と何時ものノリで解き続けた勉強だ。

試験勉強の核である問題解答は、設問が提示する対象に対してこれを解釈する法令や算法と言った根拠、それら組みあわせから構築した論理によって筋道を立てて正答に至ることによりこれを行う。決して感覚的に行うべきでないことはご案内の通りだ。そうしたことを自らが正しく行っていることは、それを明確に言語化できているか否かで自ずと気づける。正答に至る過程を説明できない勉強は駄目だ。

試験勉強の核である問題解答を感覚的にし続けて不合格に陥る受験生は、正答に至る過程を説明できない勉強をし続けているにもかかわらず、ただ過去問を繰り返して解くことに勤しんだり、法令集を繰り返して読むことに満足したり、予備校の講義に皆勤したりすることを良しとするだけ。そうするのでなくて問題解答を論理的に行い続ける。正答に至る過程を明快な言語化に至らせるべきだ。



3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した

試験勉強の効果測定とは何か。それは勉強時間や問題の解答数が右肩上がりになり続けることか。勿論、それらの数値を図ることは効果測定の一端である。しかし、決して試験勉強の核心でない。そうではなくて、試験勉強の効果測定とは、模試や答練あるいは過去問集に於ける正答率を測るべきもの。「勉強時間は○○時間」や「問題解答は○回になった」と本質からずれた効果測定をしても無意味だ。

加えて、「○回目の過去問解答で正答率は合格基準の○点を満たせている」とする様に、「この調子ならイケそう」と決して感覚に溺れるのでなくて、厳正に客観的に測る数値で判断する。ところが、不合格になる受験生はこれをないがしろにする。「今の感じでガンと行けば合格よ」と数値でなく受験勉強に於いて無意味な根性や気合いなど気持ち任せつまり精神論の勉強をし続ける。

以上3点に渡って勉強していながら不合格になる様子のご確認を賜った。
いかがだっただろうか。

仮に1つでも思い当たる節があるのならば、
今からそれを正すことは決して無駄とはならない。
7月や8月、夏期の受験本番までまだ使える時間はあるのだから。

皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月21日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



今月も遂に下旬。
大型連休が目前に迫る。
言うまでもないことだが、
行楽などを気にする場合ではないはず。

その連休は勉強の遅れなどを解消できる時間を多く蔵する。
これを十二分に活用することが叶うのならば、
夏期の受験で合格を目指すことを確実にできる好機にも転じられる。

仮にそうできた結果、
合格を貴方に果たさせてあの時間を振り返って見た時、
「あの期間はまさに光り輝くゴールデンウィークだった」と思えよう。

この時期に限ったことでないが、一方で次のご相談も絶える事が無い。
「決まった過去問の解法だけに頭が混乱してしまう」
「特定の過去問解法だけが理解できないので覚えられない」
「あの過去問って解き方が解答解説を精読しても何だか腑に落ちない」

懸命に勉強していても、上記のようだとしたら、それは実に頭の痛い状況だ。その状態が続くようならば、模試や答練の得点も伸びにくく、勉強の意欲も維持し難いだろう。悪くすると合格を目指すことに挫折するかもしれない。勿論そうなってはならないから何とかするに超したことはない。では、前述のような理解に関する悩みの解消はどうすればできるのか。

今回は混乱を理解に転換する方法を再度ご案内したい。



今回の方法つまり心理技術は、理解をしたい例えば過去問の解法について、それを構成する事例や根拠、その2つから導出される解法などに関わる専門用語や計算方法、そして先の事例や根拠の関連知識を有すに十分な勉強を既に行っていることを前提とする。

加えて、過去問の解法を理解する為に、それに関する解答解説文をまず文全体を通読し、次に行単位で再読し、更に副詞句や条件節に分節して精読するなどして、ややもするとありがちな誤読を正す読解に励んでいることも同様にする。

つまりその技法は決して知識や読解の不足といった不勉強を一瞬で解消するような魔術や秘法でない。そうではなくて、受験生が先の前提を十二分に満たしつつも、例えばある種の計算問題を含む特定の過去問解法について、理解ではなく混乱をまだ有する心理状況を解消する。

以上の前提を満たしているのならば、ご案内の技法は有効性を発揮できるので、次に展開する段階を踏んでほしい。



***** 混乱を理解に転換できる6段階 *****

1.理解している事柄、例えば解法のイメージに関わる要素を列挙する
 ・色合い:無彩色/有彩色
 ・明 度:暗い/明るい
 ・距 離:遠い/近い
 ・位 置:上/下/左/右
 ・動き :静止画/動画
 例えば理解のイメージは「有彩色で明るい動画」だ。
 
2.混乱している解法のイメージに関わる要素を同要素で列挙する
 例えば混乱のイメージは「無彩色で遠くの静止画」だ。
 
3.1と2とを比較して見え方の異なる要素を特定する
 上記の事例では、色合いと動きとが異なる。
 
4.2の要素において1と異なる要素を一つずつ1と同じくする
 ・そうして例えば腑に落ちたような感覚を覚えた要素をメモする
 ・変化させた2の要素はもう一度もとの状態に戻しておく
 例えば距離を変えても変化を覚えなくても色合いと動きとに変化を覚える。
 
5.2に関する4でメモした要素を例えば一斉に以下の様に変える
 ・色合い:無彩色 → 有彩色
 ・明 度:暗め → 明るめ
 ・動き :静止画 → 動画
 上の事例なら、色合いを無彩色から有彩色にしつつ、静止画を動画にする。
 
6.2の事柄が混乱から理解に転じたことを確認する
 ・それが確認できないなら5をあと何回か繰り返す
 ・上記を行っても望む転換が不十分なら他の要素も試す
 
以上をしても理解に転じたかった対象がまだ混乱にあるのなら、それは混乱でなく不理解の状態だ。本技法に関わる前提を満たせる勉強に励むことがより望ましい方法である。

と言うと、「ジャ、この方法を使わなくても、理解が得られるように知識の構築や解法解説の読解といったフツウの事に精を出した方が良いんジャね」とは誠にご賢察である。実際、今回の方法に至る以前に、ご指摘のような実践によって例えば過去問の解法が混乱から理解に転じられる方は多数あるのだから、フツウの事つまり今までの勉強を極めることは時間の有効活用からも大いに大切である。



今回のご案内は以上。
今回の心理技法も読んだだけでの効果はなんら無い。
各種の勉強法と同じく実践し始めてその有用性を発することは確かだ。

最後に、講座で先の技法を実践したある方は「理解をしたかった解法のイメージを静止画から動画に変えてみたら、ストンと腑に落ちるようなった」とのこと。またコーチングで同様にした別の方は「何だか混乱していた解法のイメージを多彩に明るい大きな絵にしてみたら『なるほど』と頷けるようになれた」とのことだった。

勉強についても更なる健闘を祈る!
グッドラック!!



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【勉強をしている!つもりですか??】

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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月7日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



新年度が始まった。

新人がやって来たわ、
新規事業が始まったよで大変。

それは無くても、
前年度より高い成果を求められるわ、
思ってもいなかった役職につかされたぜでもう大変。

「そんなの関係ない」とは言え、
花粉症は去年よりも酷くなって実に大変。
あるいは年度替わりのストレスで体調が・・・。
等々あれこれと様変わりする卯月。

一方、夏期に受験の予定なら、試験勉強は言うまでもなく終盤期に突入した。合格を目指せる得点力を体得すべく是非ともこれにはげみたい。これに関して・・・勿論この時期に限らずだが・・・以下のお悩みが多発する。

「毎日3時間の勉強をしているのに模試の得点が上がらない」
「休日は15時間も勉強しているけど模試の点数が乱高下して心配・・・」
「予備校は皆勤でノート取りも真面目にやっているのに模試で点数が伸びない」

どうした事だろうか。各訴えの前段が真であるならば後段は極めて深刻な事態だ。そうした状況にどう対処すれば合格を目指せる得点力を獲得できるのか。
今回は合格点をとれる勉強とは何かを再確認したい。



その前提として以下の問にマジメに本気で向き合ってほしい。
「勉強をしている!つもりですか??」

換言すればこうとも問える。
「勉強をしているフリをしていないか」
「点数を取れない勉強の何が勉強していることになるのか」

試験勉強の核心は得点を増やす、つまり誤答を正答に転じることに尽きることから、上の問を発した。冒頭の問はともかくも次の問で少しでもウッとなっていないだろうか。その感覚を少しでも憶えているならば、自己改革に必須の自覚がある証左なのでまだ現状打破を見込める。我々は痛みから多くの学びを得るからだ。

そもそも試験勉強をするのは何の為か。教養を身につける為か、人格陶冶をする為か。あるいは異性の注目を獲得して婚活を有利にする為か。派生効果としてはそういう目的もあり得て然るべきだろう。

が、しかし、その答えは本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ。当たり前過ぎるがこれが核心なのでもう一度以下で繰り返す。試験勉強をするのは「本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ」った。であるから、その為に資することのない行為はこれを勉強と言わない。勉強ではなく「勉強をしているフリ」だ。

そのフリに対比する行為とは例えばこうだ。
・模試や答練で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・模試や答練で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
・模試や答練で合格点を見込めているけど予備校の受講は行ける時だけ

各行為の前段を利用できない状況なら、模試や答練の代替となる過去問集を使って試験時間も本試験と同じく設定した一人模試をすることに置き換えて考えてみよう。つまり先の行為は以下となる。
・一人模試で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・自前模試で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ

以上をここでまとめる。何れにしても、計画した進捗を満たせていない仕事がそれをしているつもりであることと同様に、合格点を見込めていない勉強は真の勉強でなく単なる偽の勉強であり、要するに「ふり」または「つもり」だ。

では、以上のことを真に自覚できたとしよう。
「じゃあどうしたらいいのよ」と怒声で問いたいだろう。
だったら、それにたいして本気で真面目に大声でお答えしよう。

その答えを結論とする。過去問集を自力で解けて解けた過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にすることが・・・できる勉強をする。過去問集と書き記したが、幾つかの過去問でなく、過去問集の全問だ。例えば5年もしくは10年分の過去問、全問に対して先の勉強をすることだ。

と言うと、例えば一級建築士の受験生ならば、「10年間の過去問、1250題でそれをするのって無理ゲー」とご立腹だろう。だが、正答することに先の言語化を特に要する論理系科目の問題数は法規と構造との各30問の内、前者は全問だが後者は計算問題の約10問なので、合わせて40問/年となり10年分で400問だ。大学受験で数千の英単語の意味を覚える・・・つまり言語化する・・・ことに比べれば高々それだけ。

「言語を使わずに何かを思考しなさい」と聴くと、「そうするのって何よ」と即座に内言してしまうことから、思考は言語。思考はその実体として「アレってこのことか」と理解すること、その結果である「アレってこうだったよね」と想起することして人は認知できる。何れにしても、認知したことの言語化に与っている。特に本試験中に想起したい対象は言語化すること無しにはあり得ない。

前述したように過去問集の全問に関して自力解答と自力説明をする事により、本試験で設問の7割が・・・これに正解できれば各受験科目の合格基準を満たせる。かつ応用力も体得できるので総点でのそれも満たしやすい・・・過去問の組みあわせで出題される本試験に臨んで、大いに合格を見込めるのだった。

であるから、例えば自力でなく解答解説をチラ見ながら過去問を繰り返し解いたとしても、解答力の体得にならないので、これは勉強をしているフリやツモりだ。仮に、過去問集を既に5回以上も解いたのに、論理系各問の解き方に関して何故にどのようにして正解に至るのかを自力で解説できなければ、解法を理解・記憶しているのでなく「答え」を丸暗記している状態つまりこれは以下同文だ。

今回は辛すぎた。
最後を丁寧に述べて終わりたい。
過去問集を自力で解けて自力でその解法を説明できる勉強をしませんか。



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合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
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今月も下旬。
各地で桜も順次に開花。
新年度を目前にして多忙さの募る毎日・・・?!

他方、夏期に受験予定の方であるならば、その受験生にとってこの時期は試験勉強の終盤となる。本試験を視野に入れると合格基準を満たせる得点力を十二分に体得すべきだ。例えば各受験科目でのそれを満たしつつ総点でのそれも同様にしていく。それらを満足する為には諸事情・・・多忙さ、不安や焦りなど・・・に妥協しがちな自分を超える必要があろう。

上記に関してはどうだろうか。
「ん、ゼンゼン問題ないよ、計画通りだもん」
例えば模試や答練で目論見通りの得点を得ているなら大いに結構。本試験に向けて是非ともその状態を維持し更に上向きにされたい。

一方で次の状況も想定できる。「合格した先輩みたいな勉強ができたら良いな」「合格して楽しい毎日を過ごせている奴みたいになりたいよ」その様なお嘆きは特にこの時期に・・・そうでなくても頻繁に・・・も繰り返して拝聴してきた。つまりその心模様は今ではない今日ではない「未来」の自分に憧れている様子。

そう言えばWBC決勝戦直前の円陣で大谷選手は「憧れるのを止めましょう」と述べた。その要諦は「憧れるだけでは超えるべき者・・・対戦相手そして今の自分・・・を超えられない」と思えてこれに頷けた。理想の自分に心を寄せるだけで今の勉強が虚ろな受験生にもそれは当たるはずだ。でも、「それができれば苦労はしない」と反感もあるだろう。

何れにせよ合格に憧れる暇があったらそれを止めて今の勉強に集中したい。私たちはそうすることをどうすればなし得るだろうか。それは「気合いだ」「集中だ」と精神論か。まさかね。それこそ「それで勉強できれば苦労はしない」のだ。

今回は今の自分を超える心理・・・NLP・・・技術を確認したい。



その技術は未来、理想つまり合格をなし得た自分から今の自分に必須の心的資源を得る。仮想的にでもそうなった自分から、今の自分に有用な示唆を届ける方法だ。以下、具体的な5つの段階をご覧いただこう。

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
5.4で得た心的資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
その時間軸・タイムラインはお好みでご想像されて良い。例えば、いつもの散歩道の先に未来つまり合格を果たした時の状況が観えている。または、光の筋が同様の状況を指し示している。あるいは、レーンや軌道の先に同様の状況が観えている。何れにしても今の自分が憧れる合格した自分の様子をそれらの先に想う。

2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
1で想った状況にこれまた自分の好きな・・・例えば歩いたりタイムマシンや銀河鉄道に乗ったりしての・・・方法で進み入る。そうすると視えるだろう様子をその時に視て、聴こえるはずの音声を聴いて、きっと感じることを感じよう。過去(未来からして現在)から憧れた状況でなく、その今(現在からして未来)を直に知覚しよう。

3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
2の状況にあって過去の自分・・・現在の勉強に呻吟するオレ・アタシ・・・を将にやって来た道を振り返ったその先にあった・・・未来を基準にして・・・過去を観たり、過去の自分をテレビやスマホに映し出して観察しよう。そうすると、過去の自分はどのように見えたり聞こえたりそして感じたりするだろうか。

4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
3の観察から得た認知や発見そして気づきをただ伝える。但し、「もっと頑張れ」「チャンと気合いを入れろ」などと抽象論をするのでないて、例えば「あと3回過去問を解いたから合格できたんだぞ」、「ダラダラ勉強したんじゃなくて時間を区切って集中した勉強をしたから合格したんだよ」と合格者として当たり前にやったはずの行いを具体的に伝言する。

5.4で得た心理資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める
内的資源を保持したままが難しそうなら手短にメモをしても良い。何れにしても、ただ想像して終わり・・・例えばそのうちに勉強しよう・・・でなくて、自分に戻ったら直ぐに勉強をすることが4までの段階を有用にできる。単なる白昼夢でなくて思考を現実化させる為に極めて効果的となる。

以上を想像だけで行うことに困難を覚える向きには未来旅行をするより、未来日記
・・過去(未来からして現在)に憧れていた合格者と既になった自分が過去の自分を振り返った記録・・・例えば「法令集を論理的に読解し続けたから合格できた」など・・・を書き記す方法がもっと肌身に合うかもしれない。

何れにしても、「うん、分かった、そのうちにね」とすることはお勧めしない。憧れでなくこれを体現した未来の自分はこれに関しても決して先延ばしをするなどしなかっただろう。でなければ憧れの自分などになれた、あるいはそれを超えられた訳がないのだから。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月10日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


明日、今月は中旬を迎える。
季節はめっきり春めいて桜の話題も賑やか。
この国でこれを境に様々な変化を招喚することはご経験の通り。

例えば、職場で転部や転勤、新規事業の立ち上げなどがそれらのひとつ。
私事では、引っ越しや子どもの卒入学の時期となる忙しさだ。
詰まるところ、心が亡くなるほど多難な時である。

一方、夏期に受験予定であるなら勉強は待ったなしだ。これが中核となす過去問の解法を本試験で設問を目にした瞬間に解法を想起できるように体得することを受験生に求める。それに応じるには、これを記憶の機構に沿って繰り返し解くことが最善。例えば、一級建築士の場合、過去10年分の過去問を最低でも五回解きたい。つまる所、受験生に6250問の過去問解答を迫ってくる。

如何だろうか。そう、ウンザリするだろう。仮にそうであっても上記に対応することは合格の王道。過去問の組みあわせから出題される資格試験の性質からしてこれを嘆いても仕方ない。むしろこれを逆手にとって合格を目指せるようにすることが合格を達成することに肝要だと腹をくくることが有用である。対して、以下のようなお嘆きのあることを繰り返して以下のように拝聴してきた。

「6250問も解けなんて無理ゲー過ぎ」
「そんなに多くの過去問を解くなんてできない」

とは言え、それらの泣訴をされる面々は決して怠惰でも無能でもない。そうではなくて、やればできることを「無理ゲー」にする勤勉さや、できることを「できない」ことにする有能さをご発揮なのである。ただそれらの能力の使い方で勘違いをなされているだけだ。であるからして、合格を目指してその有能さ勤勉さを発揮可能にする方法を再度ご案内したい。

今回の題目は過去問を解ききれるやる気の作り方である。
やる気はあるなしでなく、これを作るか否かが君の合否を左右する。


お急ぎであろうから結論から述べる。その方法とはやる気を細分化して出すことだ。数千の過去問を書き終えるに要する巨大な意欲を精神論や根性論・・・それでモチベアップ可能なら誰も苦労はしないぞ・・・から呻吟して作るのでない。そうするのでは無くて、例えば今夜に論理系の過去問、30題を解ききるやる気を作る。その前提ととして、最初の一問を解ききるモチベーションを作ることだ。

その手順は以下の通り。
過去問をこれの後で直ぐに解ける体勢を整えて着手する。

1.過去、何かをやりきった経験を想起する
2.その時、見聞きしていたことを今また心の中で見聞きする
3.そうすると湧き上がる身体感覚を体全身にグルグルと循環させる
4.その循環の中、「まず一問を解けたら良いな」と心のなかで呟く
5.加えてそれができている情景も心の中で思い描く

以上で4.の思いを実行したくてたまらない心理を醸成できているはずだから、それを案内としてすぐ4.の思いを実行しよう。すると何かを行うと後からそうした事の報酬としてやる気の脳内快感物質を生成する脳機構から次の問題を解きたくなるやる気を手に入れているはず。なので、その気分に乗じて二問目を解けばよい。二問目を解けば、すると以下同文。芋づる式にやる気を連鎖できる。

勿論、「でも途中、疲れちゃってやる気が萎えるよ」とのご懸念はあろう。でも、ご心配には及ばない。仮にそうなったらば、まず背伸びでもして気分を更新する。次に上記の1.から5.を、4.の「一問」を「全問」と置き換えて、今一度行う。すると、上記の脳内機構から自ずと意欲亢進が起動する。その意欲に乗じて淡々と予定の全問を解き終えられれば宜しいのだから。

以上、細分化したやる気・モチベーションを作る方法とこれの応用は行うに要する時が僅か1~2分ほどである。「それができれば苦労はしない」と思う暇にできるはずだ。

最後に、「千里の道も一歩から」は決して言事に留まらない。
「数千の過去問も一問から」と言えることを示唆しているのだよ。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合否を左右する過去問の解き方とは】

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合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


弥生、3月。
何かと忙しい年度末。

仕事の忙しさが増す一方、
昇進や転部、そして転勤の噂が耳に入る。
それらに無関係でも何かとやるべき事が降ってくる。

他方、試験勉強と言えばどうか。
夏期、7月や8月に受験するならば、
以下を行うに要する時間的な観点からして、
「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきだ。

過去問を解くことを既に繰り返しているとするならば、
その精度を高める勉強は合格を目指す目的に極めて資する。
これを制限時間内で正答率を高めることと定義しておく。

「えっ、それってどう言うこと」
「過去問を解くことの精度を高めるってナニ」
そう思われたとしたらその問は合格を目指すのに極めて有益。

「ナニ、過去問って解かなきゃなんないの」
「予備校の講義を聞いてりゃ合格できるんじゃね」
仮にそうお考えであるのならズバリ言わせてもらおう。
「それじゃ、合格するって無理ゲーじゃね」

資格試験の勉強においても、過去問の解き方を覚えることは、この試験問題が過去問の繰り合わせからその7割(これに正答できるだけで各受験科目の合格基準を満せる)が出題されることから、合格をする為の王道であった。

では、合格を目指す為の過去問を使った勉強はどうするのか。
今回は合格を目指せる過去問の解き方を再確認したい。



結論から述べる。
過去問は時間制限の中でこれを繰り返して解く。

時間制限とは一問を解く為の所要時間を意味する。
繰り返し解く時期は過去問の解き方を忘れかける頃合いだ。
過去問を解いた後に誤答した問題の解答解説を読解することは必須。



例えば、一級建築士の場合、構造と施工の試験は2つの学科で所要時間を165分と一括りで行われる。その制限時間の中、受験生は前者の30問(これは6から7問の計算問題を含む)、後者の25問を解くことになる。制限時間と問題数から1問当たりの解答時間は3分となる。

しかし、前者の計算問題は合格を目指す為に是非とも得点源にしたいことを考えると正答をするべく時間を使いたい。仮に構造の計算問題数を6問として1問を15分で解くとする。残りの暗記問題(構造の問題24問と施工の問題25問を合わせた)49問は75分、1問あたりに約1.5分で解くことになる。この性質からして解答時間としては妥当だろう。

過去問を解く勉強は、上記のような実践的な時間枠の中で行うことで模擬試験的な性質をも包摂することになり、合格を目指すことに於いて大いに有用であるはずだ。先の時間枠内で過去問に正答できるようになる為にも、過去問集はこれをタイマーなどを使って時間制限をした中で繰り返して解くことが、時間の使い方も繰り返して訓練することで体得できる事から、合格を獲得する為に極めて大切だ。

同じ過去問を繰り返し解く時期は、その解き方を忘れる時期が人それぞれであるから当然のことながら異なるが、記憶の機構などを探求した脳的な知見からして一般的に以下の様な時期に解くことはご案内の通りだ。

2回目は1回目から1日後。
3回目は2回目から1週間後。
4回目は3回目から2週間後。
5回目は4回目から1ヶ月後。
以上の様に約2か月間で5回繰り返して同じ過去問を解く。

しかし、忘却の始まる時期は各人によって、また受験科目の得手不得手によって異なる。例えば、一級建築士の試験科目で多くの受験生が苦手としがちな法規試験(30問を105分、3.5分/問で正答を目指す)は、相対評価で合否の決まる本試験の性格からしてこれを得意にして得点源としたいことを考えれば、この過去問を上記よりも短い間隔で例えば下記のようにすることも視野に入れたい。

2回目は1回目から1時間後。
3回目は2回目から1日後。
4回目は3回目から1週間後。
5回目は4回目から2週間後。

以上約1ヶ月で5回繰り返して同じ過去問を解く。
その繰り返しをできるだけ多く行いたい。



事例とした一級建築士の本試験、受験者は全学科で合計125問を全学科の合計390分で正答を目指す。なべて考えると約3分/問で合格を目指す。過去10年間で1250問の過去問を先の時間制限内で最低でも5回解くとすると、18750分(312.5時間)を要する。過去問を解くことだけに一日で3時間を使うにしてもその日数は104日だ。

仮に誤答した過去問の解答解説を読解することを考えると、上記の日数は最低でも120日とみても大過ない。仕事や私事の様々なリスク(多忙さの増大、思わぬ病気や事故など)を視野に入れて本試験の一月前までに合格を目指すことに不可避な過去問を繰り返して解きその解き方(制限時間内に正答すること)を体得しておくことはこれを懸命と言わずして何と言うのか。

よって、今回の冒頭で「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきとしたことはこれを繰り返してここに大書きしておく。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月11日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者はそうなれるような勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



本日、今月は中旬となる。
「逃げる」と称されるように短い。
年度末直前でもあり仕事も忙しくなりがち。

「別に年度末じゃなくても忙しい」
「それって無関係でいつも忙しいの」
そう反感を覚えられる向きもあるだろ。

そんな状況下、何れにしても、
夏期の受験期を刻々と迎えつつある。
勉強に集中することがより一層に必要だ。
合格を目指すために不可欠な学びをもたらすから。

そうしたことから前回に集中ができる環境作りをご提案した。
これに関連して以下のような声、ご相談が到来した。

「集中できる工夫をしても勉強中に気が散る」
「集中して勉強し始めたのに何だか注意散漫な自分が嫌」
「1つ事に集中して勉強したいのに別の項目を意識してしまう」

なるほど、一点集中して勉強したい時、例えば不得意科目の中でも最も苦手とする計算問題の仕方を掴もうとしている時、それ以外のことに気が散ってしまう心もちは、そうしていることの目論見からして、じつに困ったことだろう。理解や記憶の増生に余り資することがないと想定されるのだから。

他方、その悩ましい状況は、仮にこれを解消そうできないにしても改善できたとしたら、大いに試験勉強を促進できることが想像されることと、現実的にその過程と乖離した自分の状況からして、一段と自らに困窮を覚えさせずにおかない。そう、実に困ったことだ。

やれやれ、1つことに集中したいのだがそれに集中できない。換言すればそうできないことは「集中しないことができる」ことの表明に他ならない。では、この有能さを勉強にどうしたら発揮できるのか。

今回は合格を目指せる不集中との上手な付き合い方をご案内したい。



不集中とは、「不注意」を視野に入れた造語。あることにまだ十二分に集中していないこととすれば「未集中」とも言えよう。何れにしても、冒頭の声が名指しするように、集中したい対象に集中し切れていない心境くらいの意味だ。

不集中は、前号でも触れたように常に難詰されるべきでない。これをすることで、周囲に注意を適度に分散させて雑踏のなかでも他人と衝突する事無く安全に歩行をさせる。あるいは調理中に野菜を切りながら煮物を焦がさずに済ませる。日常生活を安全、円滑に進めるために実に有用な心理状態である。

一方、勉強を始めようとする時、不集中は自らを勉強以外のことに注意を向けさせた場合に勉強の開始を遅延させたりその質量を低下させたりするので、冒頭のようなお悩みの基になるわけだった。マインドフルネスのような心理訓練をすると、例えば自分の呼吸に意識を向け続けることが困難なように、常時に駆動していることが見て取れる。

重要なので繰り返して以下を強調したい。不集中はある対象に集中できない無能や怠惰を意味しない。そうではなくある対象だけに集中しないことができる有能や勤勉さの表れ。つまり複数の対象に目配りのできる心持だ。使いようで「○○と鋏」の言事が示唆するように使いよう次第で合格を目指せるように勉強の質量を大いに増進させてくれる。

以下の前提は、前回のご案内したようできるだけ勉強に集中できるようにするつまり以外のことに集中することを可能な限り排除すること。その条件下で以下のことを実践されたい。

1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる
2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす
3.不集中の起因となる対象に対処する



1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる

これは有用な心理訓練(禅やマインドフルネス)の要諦でもある。例えば呼吸に意識をむけることから周りの音や臭いに意識が漂ったったら、そうなっていることに気づき次第、呼吸に意識を向け直すようなことだ。無理に集中を維持しようとするのでない。そうではなくて、不集中の起動に気づいたら直ぐに集中したい対象に意識を戻すことだ。

勉強中なら、勉強以外のこと、近隣からの音に向かって意識が漂い始めたらこれに気づいて直ぐに、勉強の中身に意識を戻す。その中身に注意を戻しても、その中身以外の例えばそれに関連した法令や算法に注意が向かっていることに気がついたら、本来的に集中したかった対象に意識を戻す。

不集中の起こる度に集中にもどるだけだ。「オレ・アタシはどうして何度も注意散漫になる?」と不集中ができる自分に決して集中しない。そうするのでなく、もともと集中したかった勉強で特定の内容に集中を戻せればそれで良しとする。



2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす

こうすることは「集中だ、集中だ」と自らに連呼するような精神論や根性論で成しがたい。そうではなくて簡単な自己訓練でできる。スマホでなく数百円で入手できるタイマーを使う。日常で最短の待ち時間として多用される3分をタイマーにセットする。その間に集中したい対象に集中する。これを繰り返す。

「そうするのって簡単」と直ぐにでも思えるだろうから、そう思えたら3分を5分に、5分を7分に、7分を10分にと集中する維持する時間をタイマーにセットして、その時間に自分を維持するように訓練する。

仮に集中する時間を増進させることができなかったとしても、無問題だ。要は集中したい時間内に不集中が起きたら、その瞬間に気づいて勉強の内容そのものに集中をもどすことが最も大切なのだから。



3.不集中の起因となる対象に対処する

上の2つをしようとしても不集中が繰り返して起きる場合、これは無用な状況の発生でなくある種の内的な警告とも見られる。とすれば、何を知らせようとしているのか。

例えば、仕事のことで未完了のあることが後に煩悶を起こすこと、それでなければ人間関係の悩みに対処していないこと。などなど勉強以外のことに対する注意喚起とも想定される。

勉強の中だけで言えば、不得意科目の理解や暗記が足りない項目に対処することを求める警鐘かもしれない。または、いま分わかり始めた過去問の解法にそれ以外の解法がある可能性に対する気配りの起動とも推測できる。何れにしても意識をむけるべき存在の誘発することだ。
 
それらのことは、「時が解決してくれ」場合もあるが、繰り返される場合、対処の必要性があると見るのが総じて妥当。臭い物に蓋をしたとしても元を絶たなければ、その腐臭は警告として不集中を生起し続けるから、その状態を解消して集中したことにそうできる様にしよう。

集中を維持したい勉強の内容が完了し次第、対処できる様に不集中の状態に関して、勉強中ならば例えば3分間と時間を区切って、不集中の起因をメモする。そして区切りがきたら、勉強そのものにもどろう。勉強が終わったら、先のメモをもとに対応策を考える。できることから先延ばしをする事無く直ぐにでも策を講じよう。

勉強そのもののことなら、例えば不注意の基となっていた法令集を読解したり、解いていた過去問に関する他の解法を勉強したりする。何れにしてもそれらに対して蓋をしない。見ないふりや耳をかた向けないふりをしてはいけない。解消すべきことのあることを不集中は教えてくれているのだから。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格するのに今の勉強はどうですか?】

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新年明けまして、
おめでとうございます。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者は当然だが合格できる勉強をした。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
そうして貴方も合格者になれる要諦を提案します。



三箇日も終わった。
新年最初の週も明日で終わる。

今年も残すところは約51週だ。
7月や8月の受験期を基準に言えば、
むしろ約30週や約34週と言うべきか。

新年早々に煽るようなことを述べて済まない。
時間的な視点から、上記は受験生に関する現況だ。
皆さんにおかれては当然なから合格をお目指しだろう。
そのことに資する以下の質問をお考えいただきたい。

「合格するのに今の勉強で大丈夫ですか」

唐突な質問にこう感じただろうか。
「新年早々、何ガチな質問をしているの?」
「年が明けたばかりなのに縁起でもないこと聞くなよ!」

とは言え受験直前期になると、
前述の質問は否が応でも自問するだろう。
その時期になってからしても手遅れになることはままある。
まだ手当が可能なこの時期だからこそ考えるべき質問であろう。
実際、仕事ならば納期に関して常日頃にこう考えるはずだ。

「納入するのに今の進捗で大丈夫だろうか」

仕事のそれは同僚や上司も関わるので一概に考えにくい。
受験は飽くまでも自分一人だけのことだから考え安い。
当該の質問を具体的に言い換えると以下の様になる。

「合格点を満たすのに今の勉強で間に合うのか」

合格点は各受験科目の得点やそれらの総点に設定された得点だ。
例えば、昨年の一級建築士のそれはどうだったか。
各受験科目の合格点はどれも50点を超えた。
その総点は百点満点に換算して73点だ。
つまり同様の基準にして各科目は73点以上の得点である。

換言すれば、直前の質問はこうも問える。
「各受験科目の合格点を満たすのに今の勉強でどうか」

例えばその答えは以下のようなものがよく聞かれた。
「よく解らないけど大丈夫かも」
「まあ何となくイケそう」

それらの答えを言うようでは合格は難しい
忖度なしに言えば極めて望みが薄い。
合格を目指すことは主観的に考えるものでない。
そうではなくて点数つまり客観的に検討すべきだからだ。
適切な答えを例示してみよう。

「百点満点換算して各科目であと5点の加算が必要」
「不得意科目は最低でもあと3点加点できないと駄目」
「総点でみるとあと13点稼げるようにしたい」

以上のようにそれは客観的な指標、得点で答えるべきだ。
つまり主観、感覚的な答えをするようではいけない。
仮に点数と言う客観で回答できたとしよう。
ならば先の問を以下のように問い直そう。

「今の勉強は合格基準を満たす為に質や量を見るとどうか」

勉強の質は正答できる知識や技能をどれくらい身体化できたか。
時間内で正解できるようにどれくらい目や手、頭を動かせ得るか。
そうできる背景として先の2つをどれくらい言語化できているかだ。
例えば「これは○○法令によるXX算定で解く」と言えるかどうか。

勉強の量は、例えば10年分の過去問集で言えば、何年分までを何回解いたか。その結果として何割を正答できる様になったか。法令集で言えば、どの範囲までのそれを何回まで読解したか。同様にしてその関連問題にどれくらいの正答を果たしているかだ。

察するに先の回答はこうだろう。
「今その質や量が足りているようなら苦労はしない」
仮にそうした答えなら合格を目指して是非とも苦労をされよ。
具体的には、勉強の質と量とを向上させる毎日の工夫をなされたい。

そう言えば今年の干支は卯。
飛躍と言う言葉がつきずきしい。
だからと言ってこうではどうだろうか。

「今の勉強できっと大丈夫よ」

そう考えているのならば、
多分に勢い余って切り株にぶつかる兎に成り果てる。
合格基準の壁に激突してあえなく不合格となるだろう。
だからと言ってこう思うようではどうか。

「あの人と同じようにやっているからアタシもイケそう」
「先輩もこうやって合格したからオレも大丈夫」

そう言うように農夫が切り株を守ってただ兎を待つような受験勉強の仕方であっても合格することは実に怪しい。今年の干支からして、皆さんにおかれては客観的な指標で測った勉強の質と量とを高めて、合格基準の壁をピョンと軽快に飛び越えていただければ幸いだ。
年始に当たって皆さんの健闘を祈る。


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本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。

戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。



今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。

「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」

マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。

そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。



結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。

その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。



1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ

 お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
 
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる

 その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
 
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる

 「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。

新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。



現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。

お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度

仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。

質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。



以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。

「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」

皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.

最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。

今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。



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【苦手な計算問題を克服できる勉強法とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月16日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。



あの統一戦も終わり。
双子座流星群の天体ショーも。
来週末は早くもクリスマスイブ。

今年もいよいよ押し詰まり感が半端ない。
仕事は忙しいわ、年賀状書きは溜まっているわで、
もう大変?!

「今時、年賀状を書くなんて関係ないし」
そうでなくても試験勉強の調子はいかがですか。
この時期に限らず頻繁に賜ってきたお悩みはこうだ。

「計算問題のある学科は苦手で勉強がヤだ」
「計算問題が大半の学科は不得意で合格できるか不安」
「計算問題って文系のオレ・アタシが克服するのってムリ」

なるほど。そうした悩みは昨日のことさながらに心のなかで再現できる。合格までに長期間を要した身からすると決して他人事でない。しかしだよ。悩んでいるだけで試験勉強の課題が解消できるのなら受験生の誰もが苦労をしない。計算問題、例えば一級建築士の受験者で構造計算に関わる苦手・不得意の意識を解消するにはどうすればできるのか。

今回は計算問題を得意になれる勉強法を再確認したい。
つまり計算問題の苦手・不得意の解消策を繰り返してみたい。



結論から述べる。
それは以下の段階を経る。

1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする
2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する
3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする
4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す

上記は以前にご案内の通り。
以上、終わり。
それでは非人情すぎよう。
以下に順を追ってご説明する。



1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする

そもそも「計算問題ってオレ・アタシは苦手(不得意)だ」とするのが暗示だ。要するに思い込み。ある種の信じ込みだ。「思考は現実化する」と巷間に流布するようにそれらは確実に現実化する。むしろ現に苦手・不得意の意識と身振りをもってそれを体現している。

人間は暗示や信念に生きるもの。それらによって認知や能力が大きく変わる生物であることは世の示すところ。例えば、「4回転ができるはず」とフィギャースケート界で信じられる様になると、「んじゃ、4回転をやるわ」と羽生君が現実化した。「100メートルって10秒を切れるジャね」と同様にしてそれを桐生君も以下同文。

「それってスポーツで勉強と関係ないし」とお考えだろうな。でだ。自らに無益であるにも関わらず我々は自分が信じたことを固持したい。そのことを証明しにかかる。結果として「計算問題が苦手・不得意」と思考し(信じ)たことを現実化する。現にそう思ったとおりの結果を知らぬ間に(実際は意識的にそうなることをして)体現する。

「人は信じたとおりになる」のならば「なぜ今なりたいようになれると信じないの」か。「トットとなりたいようになれると信じろ」だ。現に計算問題を得意にする受験生は口に出さなくても「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じている。そう信じるから計算問題をバリバリと克服する。そうするからこそそう信じ続ける。以下反復。

計算問題を得意にしたければ「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じればよい。そう自己暗示して次にご案内する信じこみつまり思考を現実化する段階を踏み続ければよい。



2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する

本邦に於ける資格試験の計算問題は何語で書かれているだろうか。「このヒトって何いってんの」とお考えだろう。それは日本語だった。ならば何を意味しているのかお分かりだろうか。つまりどんな解法を求めているのかご理解だろうか。「それが解りゃ苦労はしねーよ」と言うのが現実だろうな。苦手・不得意の訳はその連携不足にある。

であるから、まずは問題文とその解法を連携して暗記する。問題文の意味する、求めることをまず理解する。その理解に基づいて意味・求めに応じられる解法のあることを次に理解する。その解法といっても微分方程式やテンソル解析などの難解さにない。短見の及ぶ限りで言えば四則演算の水準にある。

例えば、一級建築士、構造の計算問題、「点pの撓み値を選べ」とする問題はこれに関わる各点の反力を求め、それを元にモーメントを求め、算出したそれを元に撓みの公式を使う。どれをするにしても加減乗除すれば算定できる。何も積分問題を解くわけでなく電算機の必要もない。筆算で解答できる。しかも定型や手筋つまりパターンがある。

でだよ。問題文とその解法を一組にして暗記する。但しその組を暗記する場合だが効率的にそうする為に書いて覚える身体化をしない。そうでなくてその組を口にして覚える言語化するだけで済ませる。「それじゃ忘れるんジャね」とのご懸念を払拭できるように次のことをする。



3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする

2の暗記を確実にすることは1の信じこみを現実化する為に先のご指摘に沿って必須。この為に暗記ができたことの検証として覚えたと感じる解き方を問題文をみて暗唱する。もちろん一字一句を正確に出なくて良い。解法の型・パター、流れを言語化できていればそれでよい。

例えば、一晩の勉強で計算問題の解き方を30問暗記したとする。ならば、そうしたことの仕上げとして暗記したはずのことを問題文を見ながら暗唱する。つまり復習する。繰り返して強調するが解法を紙に書かない。それを言葉にする。暗唱するだけで全く十分だ。

「キチンと暗唱できてるかマジ心配」とお考えならばスマホなどの録音機能を活用すれば良い。再生音を解答解説と照合するのもよい。だだしこれはそれなりに時間を要する。むしろ暗唱したらそうした感覚が残っている間に解法解説に当たればこと足りよう。仕事は効率一番であるように試験勉強も効率一番でいこう。



4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す

それを想起つまり暗唱することの効能は計算問題の解法を体得することにも有用。例えば、2回目にそうする事は1回目から一日後に、3回目にそうする事は2回目から三日目に、4回目にそうする事は3回目から五日目に、5回目にそうすることは4回目から七日目に、とするよう次第に間隔を空けて問題への解法を暗唱することを5回繰り返す。

そうした解法を暗唱することつまりそれを言語化・思考化したことを試験本番で即座に現実化する為の仕上げとして、実際に解法を紙面に展開、書けばよい。「アタシ・オレって計算問題ができる」と大方サクサクと計算問題を解けることに笑顔がこぼれるはずだ。「計算問題が苦手」としていた思い込みを見事に解消できる結果を手にできよう。



「ケッ、結局、面倒くさくね」と以上をお考えだろうか。
そう、正味の話が実に面倒くさいのだよ。

「計算問題は不得意」と信じこむに多大な面倒をかけられたはず。信じたことを現実化する為に問題文を精読することを避け、その解法を理解する事に対して懸命に抵抗したように沢山の面倒をしてきたと想定できる。そうでなければ「計算問題は不得意」と信じこむことは叶わない。無能や怠惰から決してその現実化に至らない。

であるからして、その過程を遡行をするのだから面倒なのは仕方ない。試験勉強に限らず何かを勉強する事はそういうものだ。
そろそろご観念されたら如何だろうか。
お手上げになるまえに。



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月9日号
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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った集中ができる。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
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何と、ナント。

2週間もすると聖夜。
今年は週末がクリスマスだ。

「だからナニ?!」
そう思ったかもしれい皆さん、
そうでない貴方、勉強の進捗はいかがですか。

この時期でなくても耳タコのお嘆きは以下。
「予定通りに勉強をはじめられなくて・・・」
「勉強時間になっても机に向かえないアタシが嫌」
「勉強しようと机についてもボッーとするオレって駄目」

それって何気に自分の鼻を触れるように分かるよ。合格を果たすまでの長い受験勉強期間、リフレインされるテレビCMみたいに繰り返し思った。新年を待たず勉強に打ち込みたいのにお嘆きのような状態では合格を目指す事の困難を覚えずにおれなかったのだから。やれ、やれ、こうした状態の解消はどうしたらできるのか。

今回は合格を目指せる勉強の取り組み方を再確認したい。



結論から述べたい。
それはただ勉強をすることだ。
状態の如何を問わず合格を目指せる勉強をすること。

ただ、状態の如何を問わずとは、根性や気合いあるいは集中や意欲の有無そしてそれらの度合いにかかずらわないことだ。根性や気合いが入ってなかろうが、集中や意欲が低かろうが、そんなことは無視できなくても小脇に抱えながら、過去問の誤答を正答に転じる勉強をする。こうすることが冒頭のお悩み群に対する結論だ。

以上、オワリ!



では分かりづらくもあるやもしれぬので続いてその訳をご説明する。例えば、令和4年・社労士の合格基準は以下のようにされていた。

本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
① 選択式試験は、総得点27点以上かつ各科目3点以上
② 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。

以上を繰り返しつぶさに精読されたい。いかがだろうか。それらの文言の中、「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をして受験に臨むことを条件にする語彙があるだろうか。言うまでもなく1つとしてない。あるのは得点つまり客観的な指標のみだ。



「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしていなくても合格基準をみたせれば貴方は合格だ。この事実は他の資格試験でも同様だ。事実、一級建築士、税理士や弁護士の受験生だから「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強の必要がある訳でない。

「いい加減に」「雑然と」、「不真面目に」あるいは「ボーッと」「やる気がなく」受験勉強を本試験まで続けていようが、先の合格基準つまり合格点を取れる...その方法は誤答した過去問の全てを正答に転じる...勉強をしていれば合格。何の問題も悶着もなく貴方は合格を果たせる。勉強をしている時の態度や心理状態などどうでも良いことだ。

なにも机に向かわずとも誤答した過去問の全てを正答に転じる勉強ができていればそれで良い。例えば、ソファーに寝っ転がっていようが、コタツでゴロゴロしていようが、彼・彼女とイチャイチャしていようが、あるいは寝ぼけ眼でボーッとしていようが、試験問題の7割が過去問の組みあわせであるから冒頭の勉強ができれば何の問題もない。



むしろ「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしようと自己啓発本を読んだり普段は気にもしない机や本棚の整理を始めたり試験勉強の本義と無関係のことをする方がよほど問題がある。敢えて言うがそうしようとすることは資格試験の合格基準となんら関係がない。不必要だ。度外視すべきだからだ。

「ったって、集中してなきゃ勉強が頭に入らないじゃない!」

そうご立腹である場合は想定できる。それにお答えする。実際、集中していなくても物事を有用に覚えることを我々は日常茶飯事に行えている。例えば、運転の道順だが、ボーッとやのんびりと車を運転していても知らぬ間にそれを覚えてしまえることはよくあることだ。なのに試験勉強の時だけ集中に拘ることは事の筋目が通らない。

気にしていることに関して検証してみることだ。例えば、集中の状態とそうでない状態、その2つでどちらが誤答した過去問を正答に転じた数値が高いのかを。実際に比較してみると、注意散漫な状態が先の数値が高かい場合もある。必要十分条件でないこともわかる。要するに「集中だ」「気合いだ」と気にしなくても良い訳だ。

更に言えば、ボッーとしていたり、気合いの入らずダラーッとしていたりする心理状態は脳科学的な視点で見ると脳がアルファー波、つまり努力を必要とせずに知覚した対象を記憶しやすい状態であったりもする。つまり、勉強の客観的な指標を満たすことに有用なコンディションだったりもする。目くじらをたてることでもないわけだ。



だらだらしてしまうのならば、そうしつつも過去問の解答解説や法令の解説書を読んだり、あるいは聴覚教材を聞いたりする。繰り返すが、そうした勉強でも誤答した過去問を正答に転じる勉強の出来る事は大いにあり得る。下手に集中だと集中することに集中することのほうが内的資力を浪費して、試験勉強本来の目的を逸しやすいのでご用心。

長くなった。話をまとめたい。「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をすることに注力しない。そうではなくて、それらの状態にあらずとも、例えば雑然と不真面目にそしてボッーとやる気なく勉強をしていても合格を目指せる勉強...それは誤答の過去問を正答に転じる...を続けられよ。

皆さんの健闘を祈る。

ん、健闘と言ってはいけない、
合格を目指せる勉強のご継続を祈る。



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【今の勉強で合格を目指せていますか】

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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強をします。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。


何と、ナント。

W杯のことではない。
カレンダーは遂に師走に突入。

敢えて言う。
今年も残すところ30日をきった。
皆さん、そして貴方の勉強はどうだろうか。

この時期、その答えは以下の様相で散見される。
「それなりに良い感じだけど大丈夫かな?」
「マジメに予備校にも通っているけどこのままで良いの!」
「もしかしたら駄目な勉強をしているかも...とチョット不安よ」

その声は特に初秋から勉強を始めた諸氏によく発せられる。
言わば合格を目指して既に勉強をしている故の悩みで当然のことだ。

勿論、「もうやっているのだから、マイナスに思っても大丈夫よ」とすることもできる。がしかしだぞ。暗中模索の勉強で合格を果たせるほど資格試験は生やさしくないのだから、その言葉で勉強を続けられるくらいなら、受験生のだれもが苦労はしないのだよ。

では、既に勉強を始めていて前述のように悩んでいる受験生は勉強進度に関わる不安や心配を解消することはどうすればできるのか。

今回は勉強進度の不安を解消する策を再確認したい。



その策、答えは次の2つだ。
1.何はともあれ勉強の効果検証をする
2.1の結果からして学習計画の再構築をする

既に勉強をしている諸氏はPDCA循環で前から2つを経ている。何らかの学習計画...自分や予備校が立案したもの...によって計画の実行つまり試験勉強を続けてこられた。

合格を目指すことを確実にし続ける為にやるべき事は、「頑張る」「打ち込む」などと精神論的な勉強で合格できるほど本試験の甘くないことから、次のCとAとをすることが暗中模索の不安を解消する策となる。ご賢察のようにCは上記の1だ。Aはその2だ。合格に至る道のりを自立的に管理することが先の答えだ。以下で順に説明する。



1.何はともあれ効果検証をする

そうする事に最適なのは試験の疑似演習、シミュレーションの実施だ。休日を使って本試験と同じ時間割である年度の過去問を解く。解いた全問の正誤を明らかにする。正答した問題でも感覚で正解したもの、つまり解法の誤りだった問題はこれ誤答とする。

各科目の得点は合格基準にどうか。その総点は以下同文。「できてるみたい」「たぶん大丈夫」などと主観的な判断で勉強を続けるのでなくて「この科目は合格基準に○点が足りない」「各科目は合格基準に足りてるけど総点のそれにX点が足りない」と客観的(数値的)な査定から今までの勉強を点数によって査定する。



2.1の結果からして学習計画の再構築をする

特に合格基準に足りなかった科目は早急にこれをする。何時までに何をどうするかを暦に落とし込む。例えば「年内に、誤答に関連する法文の全てを、最低でも3回読解しその都度その主旨を暗唱する」と。

あるいは「今年中に、誤答した計算問題の全解法を、最低でも五回覚え直して、その度に必ず要点を暗唱する」と数値や行動の水準で計画する。繰り返して強調する。「大晦日まで必死で頑張る」「年内にがむしゃらで克服する」などと気合いや根性など測りようのない、つまり精神主義の独りよがりな学習計画...そもそも計画でない...をしない。



「で、このヒトって、何が言いたいの?」
「んじゃ、どうしろって言うんだ?!」

仮に先述の1と2とにそう反感を覚えられたとしたら、要するに感覚的な勉強を止めて、これからあるいはこれからも数値的な勉強をしろ。仕事で行程管理することさながらに試験勉強を合格を目指せるように進めよと言っている訳だ。

これまでのことを言い換える。「止観選行」である。「止」は今までやっていることを「多分これで良いんジャね」「きっと上手くできてるって」と流さない。そうでなくて一端止める。「観」は観察だ。客観的つま数値的に勉強の状態を冷徹にみるだ。「選」は観の結果によってこれから何をどうするかを選ぶ。「行」は決めたことを行うだ。

合格を目指せる試験勉強は、かけがえのない貴方の時間つまり命を削ってこれを行うことだ。その道程を暗中模索でやるべきでない。各科目の得点やその総点の合格基準を満たすべくこれを行うべきなのだから。

資格試験の勉強とはそういうものだ。
面倒くさいと言っても仕方ない。

DO IT NOW!



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オ、オット!
ウッカリせずとも既に下旬。

時はひと月もすれば聖夜を迎える。
更に1週間も経ずして何と大晦日である。
今年を見ればあと三十数日となっているぞ。

試験勉強を進めることができたのはどれくらいでしょうか。
唐突にそう尋ねられた返答は例えばこうでしょう。

「年度末モードで勉強どころじゃない」
「忘年会の誘いもあって以下同文」
「なんだか忙しくて以下同文」

なるほど、そうかも知れない。
合格にまだ及ばなかった長い期間、
私もこの時期に同様のことを感じていた。
「こんな時に勉強するのってムリ」

社労士や一級建築士の合格には最低でも勉強に800時間を要する。初学者においては言うまでもなくそれ以上を必要と覚悟するのが賢明。一年のうちにどうしても勉強の困難な時が65日あったとする。残った300日で先の時間を積み上げるには毎日、そう毎日だ、最低限の話としてだよ、2.6時間、160分を要する。

「そげん勉強するのってできんと」
(実情は「勉強以外のことすることができている」だ)

前述の時間は繰り返して強調するか最低条件だった。そんな泣き言を言う余裕など決してない。そんなことができている場合でなかったことは5月大型連休過ぎに明白となる。「あの時から勉強をもっとしておけば良かったのに!」とその時になってももう遅い。コーチングを通してそうした嘆きは耳タコで拝聴してきた。

ではするのがムリとした勉強をすることを可能に転じられるのか。
今回お題は忙しいと思える時にでも勉強時間を見つけられる方法だ。



結論、その答えは自らの行動記録を取ることだ。
それを採る方法は、何時・何をしたかをだだ紙に書くだけ。

ペンとポケットサイズのメモとを常に持ち歩く。例えば「19:47 ライン」と行為とそれをし始めた時刻を紙に書くただこれだけ。正直にかつ簡潔に書き記す。無論言い訳などを記すことは一切が不要。メモ帳は使い慣れたシステム手帳を使っても良いが、その大きさを言い訳にしないように敢えてポケットサイズをお勧めする。

注意。「それなら何時どこの百均で買うのが良いかな」などと先の記録を始める為の準備に時間を要することはしない。そうではなくて、もしメモ帳を入手する手間暇がかかるなら、無用になったA4コピー用紙でも四つ切りにする。クリップ止めにでもしたモノを使えば宜しい。手早く先の記録を始めることはこれから有用性を享受する為に大切。

直近の休日や週末、もちろん平日でも、行動記録を取る。一日の終わりにさながら宇宙人が始めて見た人・地球人でも観察するかのように自分自身の行動記録を目視する。鏡に囲まれたガマガエルが己の姿をみて油を垂らすが如くに、「なんでこんなことに沢山の時間を使っているの」と己の行為を認知してそれを勉強へときっと転じたくなる。

「何よ、そんなことをするより勉強してよ」として先のようにして集めた時間に向かって自分を強く自然に勉強へと動機付けられるはずだ。仮にそうでなくても、「ジャあこの時間ってこうすれば勉強時間に回せそう」と行動記録の点検から時間活用の知恵も湧くだろう。

仮にそうして集めた時間によって毎日の勉強時間が以前に比して1時間増えたとする。その総計が300日で300時間となる。12.5日に換算できる。「だからナニ」と本試験がまだ先と思える今は感じられもするが、試験直前期ともなるとその時間は極めて貴重に思えるはずだ。さて、いかがだろうか。

ある調査によれば成人の平均的なスマホの使用時間は平均3時間46分だ。別の調査はそれを四時間以上とも言う。「スマホが学力を破壊する」とその使用時間と学力の低下との間に明確な相関関係のあることを東北大学の川島隆太教授が述べた。アンデシュ・ハンセン著「スマホ脳」はスマホを使う時間が長いほど知性の劣化が進むとも言う。

何れにしてもご自分の行動記録を取られることを最後に強くお勧めする。記録するだけで食物や食欲を変えて痩せられる知恵が我々の体には蔵されていることに似て、そうするだけで勉強できる時間を認知する。直にもっと勉強をしようとする知性が我々の脳に宿るのだから。



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【その勉強法って合格の最短路ですか?】

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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年11月11日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは効果的な勉強をしました。
NLPはその方法と特徴とに着目しています。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


今日はぞろ目の日付。
11時11分11秒にその並びが更に極まる。
ん、「だからナニ」とはごもっともなことだ。
ぞろ目の数字が私たちにナニかをしてくれる訳でもない。

一方、「ナニか良さそうなことがありそう」と思う人もあかもしれない。単なる験担ぎだが、視点を変えれば今日一日の自分に対する予祝ともなる。期待したことがなかったとしても良い気分で過ごせそうだ。

「気分の良い社員は気分の良い結果をつくる」と言われることさながらに言えば、「気分の良い受験生は気分の良い成果を出せる」と言えるかもしれない。さて、今日一日をどう過ごしただろうか。



前号は合格を目指せない代表的な勉強法に警鐘を鳴らした。それに気づかずに良かれとそれを続けることのリスクを年寄りの繰り言として警告した。そのことに対して以下に続くように思わず頷けそうな疑問やご意見が寄せられた。

「下線を引いたりマーキングしたりする読み方でも駄目なの?!」
「参考書を黙読するよりも効果的って言う音読してるけど?!」
「勉強を爆速にできるマインドマップを書くのって無駄?!」

さて、本当のところはどうだろうか。
今回は合格の最短路に繋がる日々の勉強について再確認したい。



合格を目指す皆さん、
ここまで読み進めた貴方に尋ねたい。
「日々の勉強って何を目的にしていますか」

「ナニ言ってんの『合格すること』に決まってんじゃん」
「だあら~、『一発合格すること』の他にあんの」
「わざわざ言わんでも『リベンジ合格』たい」

確かに、それぞれのご回答はごもっともだ。何か慈善活動をやっている訳でも、副業を営んでいる訳でも、あるいは霊的な鍛錬に勤しんでいる訳でも決してない。日々の勉強の目的は次の試験に合格することであるから真っ当だ。が、しかし、日々そして今日の勉強は本当にそうなっているのだろうか。

そもそも資格試験に合格することはどうすればできたのか。それは繰り返しご確認してきたように夫々の試験が設定する合格基準を満たすことだ。例えば、本年度の一級建築士でなら、各受験科目で過半を超えた得点をしつつ、それらの総点を百点満点に換算して72点...相対評価で多少の変動が毎年あるが...を超える合格点を取ること。

では更に問いたい。試験本番で合格点が取れる蓋然性を確保することはどうすればできるのか。例えば、縁起の良さげなぞろ目の日、ぞろ目の時間に合格を願った験担ぎや神仏への祈祷をすることだろうか。

まさかね。神頼みで合格できるのなら苦労はしないのだね。そうではなくて、これまたご案内の通りだが、本試験の数ヶ月前から定期的に模試・答練を受けることで得点力が合格点を超えられることの確認をすることだった。それらが利用できなくても、過去問を繰り返しとく過程で誤答の問題を正答に転じることを増加させることだった。



以上からして、冒頭の問いに戻ろう。法令集や参考書を読む時、ただ読むだけでなく、要点の記載に下線を引いたり色づけを施したりしたとしても、得点力が合格点を超えられることの確認が出来なければ、そうした事は知性を止めてもできる単純作業をすることに等しいので、残念ながら駄目である。

黙読するよりも脳活性の点から理解や記憶を促進するとされる音読...東北大学の川島隆太教授らによる機能的な磁気断層撮影を使っだ脳活動を研究した結果は動画を見たり音声を聞いたりするより脳の主要箇所が大いに活性化する...をしていても、実際に誤答の問題を正答に転じることを増加させられていなければどうだろうか。

そうした結果は駆動機関を暖機するように脳をアイドリングするだけの音読である...例えば、それは準備運動に励むものの実際にトラックを走らないランナーや、包丁を研ぐことに注力する一方で研いだ包丁を使って調理をしない板前に似る...からしてこれまた駄目だ。

重ねて、模試や答練そして過去問を繰り返し解く過程で得点力の上昇が確認できなければ、勉強を爆速にできるマインドマップを書くことももちろん駄目だ。とは言え、模試や答練そして過去問を繰り返し解くと言った勉強の効果を検証する段階で駄目が出るような他の勉強法でもこれまた駄目だ。

やれやれどうしたら良いのか。その答えは日々の勉強でその効果検証をすることだ。法令集や参考書を読む時に要点の記載に下線を引いたり色づけを施したりしても...もちろん効果検証が良好ならしなくても、と言うより省くほうがコスパが良い...そうして読み終わった後、そうして認識したはずの要点の理解や記憶を確認する。暗唱することで。

仮に暗唱した結果が不調なら、要点とした箇所を読み直して頭にたたき込む。それを暗唱した結果が以下同文。参考書を音読したことや、要点のマインドマップを書いたことも、それした後に学習したはずの要点の保持を確認する。つまり暗唱する。仮に暗唱した結果が不調なら、以下同文。

「ってことは、下線を引いたりマーキングしたり、音読したりマインドマップを書いたりしなくても、勉強した後で要点の暗唱ができれば良いって訳ね?!」とは、誠にご洞見である。そうできれば、試験勉強の手間暇を省けるのだからコスパがより極めて良い。その延長にある模試や答練そして過去問の反復解答でも勉強の良き効果検証が見込める。



以上をまとめる。日々の勉強を下線を引いたりマーキングしたり、音読したりマインドマップを書いたりしても悪くないが、そうして体得したはずの要点を暗唱できなければ、それは勉強でなくて駄目な単純作業、単に脳死的な活動だ。

それらの駄目をしなくても、認識したはずの要点を暗唱できれば良好。無論、後者に勤しむことをお勧めする。年長者の頻繁に使いがちな格言でその訳を締めくくろう。

「少年老い易く学成り難し」を準えてに言えば、
「受験生老いやすく合格なりがたし」だ。
「光陰矢の如し」でもあるのだから。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年11月4日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

凡人と秀才には明確な違いがあります。
NLPはその違いを創る違いを解明しています。
それにより誰でもが秀才になれる違いを提供します。


晩秋。

と言うよりも、
冬の足音が近づく今日この頃。

朝は寝床から出るのが億劫だったり、
昼は数ヶ月前まで避けていた日差しが心地良かったり、
夜はコタツやストーブをそろそろ出そうかなと思ったりする。

「ん、暖地の人って良いわよね」
「え、こっちはとっくに冬支度も終わったぞ」
と、反感を覚えられる皆さんのあることは拝察できる。
つまるところ夏や秋の想い出に浸っている間に時は過ぎている訳だ。

さて、この時期も合格を目指す受験生に油断のならない。法令集や受験参考書を読みこんだり、聴覚教材を通勤中にも聞き込んだり受験予備校の講義に集中したりして、合格基準を満たせる得点力の基礎を固める時期であるべきなのだから。つまり基礎力を構築する期間。加えて、合格を着々と目指せる勉強習慣を構築したい季節でもある。

そうだとして、次のことをお尋ねしたい。
「その勉強で本当に(確実に、現実的に)合格を目指せていますか」

いかがだろうか。
なるほど、その答えは例えばこうだろう。
「うん、合格した先輩もそうしていたからね」
「そう、聞いているうちに自然と基礎力がつくだって」
「もち、講義に皆勤した人たちは合格したって聞いたからよ」

確かに幾つかの事例からしてそう思うことは無理もない。しかし、そうであっても、その事例は決して合格を目指せることを確約しない。たまたま合格を目指せた採取例であってそうでなかった採取例と数的な比較がない。確率や統計の視点から蓋然性が疑わしい。結果、前述したような事例を信じてこれを続けていると不味いことを招き兼ねない。

今回はいま取り組んでいる勉強法を点検してみたい。
「その勉強で合格を目指せていますか」と題しておこう。


しかし、ご多忙の諸氏を鑑みて結論から述べる。
哀しくも合格を目指せない代表的な勉強法とは以下の3つ。

1.法令集や受験参考書をひたすら読みこむ
2.通勤時間も音声教材を聞いたり動画教材を見たりする
3.予備校の講義を休むことなくマジメにキチンと本気で聴講する

「えっ、このヒトって何を言ってんの」とご立腹だろう。
以下、順に説明したい。



1.法令集や受験参考書をひたすら読みこむ

もちろん、こうすることは基礎をなす用語や事例そして解釈を身につける為に必要なこと。例えば、法令集の冒頭にある用語の定義はこれを繰り返し精読することが、これに続く法文の解釈精度を大いに高めるのだから。また、参考書を繰り返し読むことで頻出の算法を理解し体得しようとすることは大いに有用。

だが、それらのことに打ち込む「だけ」には疑問を禁じ得ない。数ヶ月後、資格試験勉強の中核をなす過去問を解く時期、それを解き始めて誤答する問題の多さに慌てる受験生が後を絶たない。つまり、法令集や参考書の読み込みで身につけたはずの基礎的な知識や技能は思っていたほど体得できてなかったことを自覚するからだ。

そもそも、「法令集や受験参考書をひたすら読みこむ」ことの目的とは何か。それは試験によく出ているのに自分がその解き方をしらない分野や項目に関する知識や技能を獲得すること。であるなら、それらを読みこんだ効果検証をせずして、そうしたことから勉強の良好な進捗を信じこむことは無謀だ。



2.通勤時間も音声教材を聞いたり動画教材を見たりする

確かに、いわゆる視聴覚教材を見聞きして学習することの効果的であることは折に触れて耳に入ることだ。例えば、「聞き流すだけでヒアリング力が自然に身につく」などとした語学教材はよく散見される。むろん、それらを見聞きするだけで資格試験の合格を目指せるのであれば、そうすることにこしたことはない。否、そうすべきだろう。

しかし、通勤の往復やランチタイムそして家事などの時間に視聴覚教材で勉強したことの効果検証となる模試や答練の結果、「勉強していたはずなのに」「これじゃ合格って無理」と絶句する諸氏がしばしば苦悩に塗れながら、「今からどうすれば勉強の遅れを挽回できますか」と解決策を求めてのご相談に到来される。

既にご賢察であろうが、そうなる訳は要するに聞くだけ見るだけ学習に頼ったのは宜しくなかったことだ。実の所が残念ながら結果からすると、効果の望め無かった勉強であったと断じざる得ない。「繰り返し聞いていたのに」「七回視聴すれば潜在意識に入るって言われていたのに」などと泣き言をいっても遅い。だって結果が結果なのだから。



3.予備校の講義を休むことなくマジメにキチンと本気で聴講する

なるほど、そうする事は合格を目指すことに資する厳選の蓄積された知識や技能を獲得することに効果的だと信じて大過ないはずだ。そうで無ければ、その講義に金銭や労力を投じる意味がない。他方「本校から○○人の合格者が出ています」としたような募集も疑われる。だが事実からして合格を目指すことに大いに与すると考えられる訳だ。

とは言え、その講義が終盤を迎えて、それを受講した効果検証の段階である模試・答練を受けた受講生の中に「マジメにキチンと本気で講義を聴いていたのに、この点数って信じられない」と憤る方が目に留まる。「当然、講義でノートしたことも必ず見返すことも欠かさなかったのに」と泣訴の声が断続的に寄せられる。

そうした事は、極めて哀しい。しかし、ひとつの事実だ。つまりその様に嘆いている予備校の受講生が作った結果だ。マジメにキチンと本気で受講「だけ」していれば合格できると信じたことの招いた事実であろう。かつ、そうするだけがどのように合格を目指すことになるのか。勿論ならない。結果からしてなってなかったのだから。

以上、合格を目指せない代表的な勉強法、そのよくある3つの事例として、これをご確認に与った。これらに通底して合格を目指すことを阻害することは何だったか。合格を目指せている勉強をしている受験生諸氏は既に既にお気づきであるように、それは先の事例どれもが読みこんだり見聞きしたり受講したりするだけ、要するに入力偏重だったこと。

では各教材に関して読みこんだり見聞きしたり受講したりすることの目標は何だったのか。最終的に、本試験の設問に正答して合格基準を満たすこと。その前段として、模試や答練または過去問で右肩上がりの得点を先の基準を満足できる様に維持すること。よってこれらのことが不調だと判明する前に取るべき対策を見つけることが肝要。

ではそうする事はどうすればできるのか。その答えは本誌で定期的に触れてきたことだ。読みこんだり見聞きしたり受講したりした後、そうしたことの効果検証として必ず例題やデシラの過去問を解く。そうできなくても見聞きした勉強の内容を暗唱する。つまり勉強内容の出力をすることで、勉強で入力偏重の脳死的な勉強を改めることだ。

以上はいかがだろうか。
「えーっ、それって無理・・・」
「マジ、面倒くさくってやってらんね」

そうお感じの方があることは無理なく拝察できる。
だけれども、合格を目指せる勉強法とは先のように手間がかかる。

合格を本気で目指すことはそう言うものなのだよ。
来年の初夏にはお解りになるはずだ。
無論それでは遅いのだが。



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【試験勉強が確実に捗る変身勉強法とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月28日号
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NLPはその違いを創る違いを解明しています。
それにより私たちに勉強上手となれる違いを提供します。


ややっ!

数日でハロウィン。
と言うか今月も終わりだ。

富士山の初冠雪も観測された。
紅葉が北陸で始まり東北で真っ盛り。
そう、本格的に秋が各地に到来しつつある。

季節は実りの時節を迎える一方だが、
受験生諸君、貴方の勉強は実りに向かっているだろうか。
その答えは例えばこうだと拝察できる。

「まあ、来年の初夏に分かんジャね」
「それって受験直前になんないとわかんないわ」
「答練や模試を受け始めてから考えても遅くないさ」

なるほど、そうお感じであることに一理ある。
特に次が初受験のいわゆる初学者なら当然のことだ。
受験勉強が暗中模索で合格を目指しているとしたらね。

一方、そうした状況に安住したままでいることにご用心。
例えば、納期のある仕事で同様のことを上司に言うとしたらどうだ。
「何だ自分の進捗状況も把握してないのか?!」と詰られる。
そうでなくても「それで納期は大丈夫なのか!?」と懸念される。
それに似て次の受験に関わる結果は深い霧に包まれないか。

ん、つまり、ご自分の勉強進度を把握してない状況に注意して欲しいのだ。それに気をつけないまま時を経て、例えば事例の時期を迎えたとして、「わっ、勉強が間に合わない」とその時になって慌てても、「あっ、これじゃデッドラインが本当のそれになっちゃう」と仕事で動転することに似て、時遅しとなる蓋然性が極めて高いからね。

「じゃどうすれば良いの」とお感じであることは拝察できる。
で、今回は以下のそれを再確認したい。
受験勉強の進捗も把握できて確実に合格も目指せる有用な勉強法だ。



その背景は学習定着度の計測結果だ。アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果で、7つの学習方法に関する学習の定着率順だ。これは以下の通りである。

講義を聴講   :5%
読書      :10%
視聴覚で学習  :20%
実演説明をする :30%
議論をする   :50%
他者に教える  :90%

ご賢察の通り情報つまり勉強の内容を入力する度合いより、それを出力する度合いが高い程に学習の定着率が上昇する。
そうなる訳はこうだ。

まず近年の脳科学で採用される機能的磁気共鳴画像法が解明したように、見たり聞いたりするだけの情報入力よりも音読したり会話したりする情報出力が脳活動を活性化することだ。

次に、他人に何かを教えるとなると、自分の分かっていないことが解り、知っていないことも知る事になる。教えることに関する論理やこれを構成する事例とこれに関わる根拠そしてその2つに関連した知識を人に滞りなく教えられる様に学習することになる。教える内容に対して自ずと精通してしまえる。つまり良く理解でき確実に記憶できる。

実際、自分の分かったつもりのデシラだった過去問解法を同僚や受験生仲間に教えてみると、解き方の論理が分かっていなければ話の筋が千々に乱れ、そうでなくても事例や根拠の説明がしどろもどろになり、あるいは曖昧な関連知識で突っ込まれて慌てることになろう。

そうならない様にすることつまり先生として教えることを前提にすると勉強に集中せざる得ない。否が応でもその内容を理解し覚えざる得ないことはご納得いただけるはずだ。以上を考えれば自ずと上記の学習階層に頷けるはずだ。

以上から結論を述べる。
それは変身勉強法を実践すること。
具体的に列記すると以下の項目となる。

1:常に先生に変身するつまり教える立場で勉強する
 ・生徒を納得させられる解法(事例と根拠、答え)を覚える
 ・解法に関わる関連知識に精通す
 ・別の解法を見出す
 
2:折に触れて1で教えられた生徒に変身して疑問を考える
 ・なぜ、どのようにして、その解法となるのか
 ・まだ知らない知識は何かを点検する
 ・解法の関連知識を調べる
 

以上、変身勉強法とは、先生やその生徒になって例えば過去問の解法について徹底的に勉強することだ。「ん、それって本にあったティーチング勉強法の拡大版よね」とはお察しの通り。先生の観点で勉強すると過去問の解法について洩れなく重複なく勉強することになる。加えて生徒の視点で1の勉強を見直すと勉強の質が更に深化する。

事実、仕事のやり方を後輩に教えると、教える前より教えた後、仕事のやり方を自身がより分かるようになれることに似て、試験勉強も単に受験生として勉強しているよりも例えば受験予備校の講師として勉強した方が、後の立場を確かにするために自然と集中して長い時間の勉強をするようになることは極めて自然な成り行きだ。

そうなってしまえば、やる気が出ないとか、集中できないとか、勉強時間を延ばせないとか、言うような試験勉強に付帯しがちな悩みが一挙に当然の流れとして解消されることは言うまでもないことだ。



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【貴方も合格を目指せる勉強時間の作り方】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月21日号
本誌はNLPの視点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

凡人と達人には明確な違いがあります。
NLPはその違いを創る違いを解明しています。
その知見から私たちに後者、高水準の違いを提供します。


おや、まあ。
今月も既に下旬。
時の流れが速くないですか。

確かに「それって年のせい?!」とも言えそう。
一方で「あっという間にハロウィンよね」との声もありそう。
何れにしても時間は"Time flies"とも言われます。
受験生でなくてもその使い方にはご用心。


さて、前回、「合格しやすい人の勉強法」を再確認しました。そのなかで、客観的な指標(例えば偏差値)で勉強の進度を把持することの重要性に触れました。大学受験でご経験のように偏差値を上げることは学習者に多くの時間を求める。それに関わる声が幾つかの経路から到来。

「増やせる勉強時間ってあり得ない」
「もう今以上に勉強時間を見つけられない」
「忙しすぎてもっと多くの勉強時間を作れない」

確かにそうかも知れない。合格するまでの長期間にあった僕も同様に感じた。そう言うことを折りに触れて呟いていたことを想起します。

しかし、それらの言葉は以下のことを無意識に表明する。「・・・は(が)あり得ない」は「・・・は(が)あるようにしないことができる」、「・・・を見つけられない」は「・・・見つけないことができる」、「・・・を作れない」は「・・・を作らないことができる」と言えるように。それらは決して無能や怠惰からでなくある種の有能や勤勉からくる。

また合格をする受験生はより多く勉強をした。つまりそうできる勉強時間を確保した。例えば暗記項目の多い受験科目で暗記することを繰り返す、つまり時間を掛けるほど得点を伸ばせますから。そうした事実から、「社労士に合格するには最低でも八百時間いる」とされる。

つまるところ合格を目指す受験生でありたいのならば、是非とも勉強時間を確保することに有能さや勤勉さを発揮すべきではないのか。

今回は合格を目指せる勉強時間の作り方を再確認したい。



まずは事実の確認から。時間は万人に対して平等なのか。確かに、人それぞれにおいて寿命の短長はある。しかし、寿命を構成する年や月、そして一日は同じ。ましてやある試験が終了しその試験がまた実施されるまでの時間はどの受験生において等しくある。これは事実。

対して、例えば「勉強する時間がない・ある」と言う違いがどのようにして生じるのか。その訳は先の確認からして時間の有無でなく受験生が一年やひと月、一日の時間をどう使うか、その違いによって生じる。時間の有無に関する違いを創る違いとは時間の使い方であろう。

他方、以下の様な言葉も頻繁に発せられる。
「気がついたらもうこんな時間」
「あっと言う間に時間がなくなった」

その声はまるで時間が制御不能で勝手に過ぎることを責めているよう。また「こんな時間までよく頑張った」「まだあとひとつやれるだけの時間がある」とする受験生もいる。両者の違いを創る違いは時間意識の有無だ。前者は時間意識が希薄。むしろ時間に無意識ですらある。後者は「何にどれくらい時間を使う(った)のか」と時間に意識的だ。

実例だが、忙しさを訴えながらもサクサクと仕事をこなす人はどの仕事にどれくらいの時間をかけるかを計画する。またそれを実施した後、実際に要した時間の記録を残す。こうした計画とこの振り返りとを繰り返す。時間に対して意識的である。結果、同じ一日そして1週間、ひと月そして一年で、時間に無意識的な者よりも有能たり得る。

結論。以上から、合格を目指せる勉強時間の作り方は以下となる。
1.何をどれくらい時間で行うか計画を立てる
2.何にどれくらい時間をかけたかを記録する
3.1と2との差異から勉強に回せる時間を見つける
4.3から見つけた時間を勉強時間として1で計画する

2を補足する。これを行うことはつまり「○時○分からX時X分まで・・・した」と行動記録をのこすこと。

すると、例えば自宅でTVやYouTubeに見「はまっていたり」ラインのチャットで同様にしていたり、あるいはSNSの投稿に時間を使いすぎていたりしたことに関して意識的になれる。結果、その無用を認知してそれを有用に転じようと意図すれば勉強時間を増やせる訳だ。

試しに直近の休日にご自分の行動記録をとって見られてはいかがだろうか。もし「勉強時間がない」と貴方がお嘆きだったのならば、その嘆きは自律的に解消可能である事実に愕然とするはずだ。きっと勉強時間の創出に関わる違いを創る違いを手に入れられるだろう。

受験生諸君の健闘を祈る。
Good-luck!

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

やれ、やれ。
今月も折り返し時点が目前。
つまるところが2週間もすると11月の到来。

こんな調子の時間は動かぬ人を置き去りにして動く。
あっという間に年末となり、やがて新年となる。
春になったかと思えば夏の受験期間に転じる。
「光陰矢の如し」とこれを言事が教える。

それは関係ない方も、来週から一気に寒さの到来すると気象機関は予報する。合格を目指して勉強を始めたり続けたりできる体調の維持にご用心くださいね。

さて、前号で不合格になる勉強法を再確認。
これに関して幾つかの経路で以下の声を拝聴。

「入力偏重が駄目ならどうすれば良いの?」
「解答解説を全部読むって無理!」
「自己満足じゃなきゃ何満足なの??」

なるほど、そうお感じになるのはごもっともだ。有用な行動指針は例えば「騒がないで」とする否定形でなく、「静かにして」と肯定形であることが好ましい。だとすると、前号の再確認は1つのレトリックであったにしても前者に当たるのだから。

で、前回の3点を肯定形として後述する。
今回は合格しやすい人の勉強法を再確認しよう。

結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入出力均衡
2.解説全読解
3.客観的達成
以下で順にご確認を賜ろう。

1.入出力均衡
 例えば、基礎知識を蓄える為に参考書や法令集(その解説書)を読んだとする。ならば、その後、入力した情報の量や質を確認する為に出力する、これ即ちそれらを問う例題や問題を解く。
 
 換言する。これは勉強に関わる文章や音声教材や動画などの情報を読んだり聞いたりあるいは見たりした後、「読んだから終わり」「聞いたからもう大丈夫」「視聴したから覚えたはず」と勉強を終わるのでなくて、必ずそうしたことの記憶と言う効果性をそれらに関わる過去問などを解く、即ち情報の出力をすることで確認することだ。
 
 すると、問題を解いた結果から、読めていなかったことは何か、聞けていなかったとことはどこか、なにがどのように視聴し切れていなかったか、その答えが浮上してくる。要するに自らの勉学で不足が明らかになるので余り気分ではないかもしれない。
 
 だが、それらの結果は学びにおいて最も有用である「未知、『まだ』知っていないこと」を知らせてくれる。人の知性は無知を自覚することで自らを強く駆動することから、合格を目指す為に、そうでなくても当面の問題に正答する為に、まだ知るべきことを明確化してくれる。
 
「いちいち例題や問題を解く暇がないわよ」

仮にそれが現実であるにしても、読んだり聞いたり視聴したりと情報の入力をした後は必ず「いま読んだところの要点は......」「いま聞いた箇所のポイントは......」「さっき視聴した動画の重点は......」とその要諦を自分なりに情報出力つまり暗唱する。そうして入出力均衡はこれをなすかこがやがて合格を確実にしてくれる。

2.解説全読解
 そもそも参考書の例題や過去問集の解答解説はこれを問題解法のプロ・百戦錬磨である専門家が微に入り細に入り語ったモノ。いわば試験勉強の核である問題の解き方を覚えるために必須の情報を教えている。だとしたら、これの1つでも読み落とすことは実にもったいない。
 
 と言うよりも、資格試験の本試験、その設問の大半以上は過去問の組みあわせで作られることからして、解答解説を読み落とした過去問が本試験の設問に組み込まれることは決して否定できないことからすると、そうすることが不合格を招来したとしてもこれは自らが招いた災禍。
 
 そうでなく、合格をより確実に目指したいのであれば、例題に加え過去問集の解答解説はこれを全読解することは、先述のことからして大いに有用であるはずだ。ただし、全読解するにしても、人は忘れる生き物であることからして、解答解説は問題を解いた度にこれを読解して、これに関する理解を深めることは実に有用。
 
 「えっ...、忙しいのにいちいちそうできないわよ」
 そう言うお嘆きのあることはこれを想像するに難くない。だが、実際に実行した人ならご賢察のように、現実としてそれはあまり当たらない。いちいち、つまり繰り返し読解することはこれ自体を加速する。即ち速読解を読者にもたらす。怪しい速読術など決していらないから。

3.客観的達成
 これは例示すると皆さんが大学受験などで馴染みを深めたあの「偏差値」を基準にして試験勉強の達成度を合格基準に届かせることだ。
 
 各資格試験の難易度・偏差値を公開するサイトによれば、例えば税理士のそれは「68」、一級建築士は「66」、社労士は「62」などとしている。仮に、偏差値の「65」となる資格試験で合格を目指すのならば、上位から7%以内に位置付される得点力を涵養しよう。
 
 例えば、偏差値の62される社労士の合格を達成するとすれば、試験の成績で上位11.51%に入ることを試験勉強を通して達成することが実際の合格率の平均7%前後からして絶対的に必要となる訳だ。
 
 もし、ご利用の全国的な受験予備校が模試や答練の偏差値を公表しているのであれば、是非ともこれをご自分に関する試験勉強の客観的達成を測る為にご活用なさることは極めて得策だ。
 
 更に、偏差値の66で2次試験まである一級建築士の合否は実質的に相対評価つまり得点の上位者から5.48%をこれの境界とする。「オレ・アタシって模試で何時も合格基準を満たせているからきっと合格」とするのは自己満足の域をでない。そうではなくて、時に偏差値など客観的な指標によって勉強つまり得点力の達成度を測るべきだ。
 
 試験勉強において偏差値の様な客観的達成がなされているのであれば「マジメに」、「キチンと」や「チャンと」などと言うような精神論的な勉強をすることはこれが一切無用とできる。仮にオンラインゲームにハマっていようが、恋人と遊び呆けていようが、客観的達成の下で試験勉強を続ける受験生は合格を叶えられる蓋然性が高い。
 
 以上が受験勉強の真相というものだから、「オレ・アタシって勉強してたのに不合格ってあり得ない」とこめかみに青筋を立てても仕方がない。だって、特に相対評価の資格試験ってそう言うものだから。


以上、合格を目指せる勉強法に再確認を賜った。
受験生諸君、あなたの健闘を祈る。

Good-luck!

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