資格試験勉強法: 2016年8月アーカイブ

猛暑の中、今月もいくつかの資格試験は本番を向かえます。

例えば、中小企業診断士(一次)や税理士(一次)、公認会計士(二次)です。
今月末に、社会保険労務士の本番も受験生のあなたを待ち構えます。

あなたも暑さや忙しさの中で頑張ってきた。
合格を目指してコツコツと勉強を続けてきた拝察します。
無論、試験本番では、今まで培った実力をきっと発揮はずです。

資格試験は無関係でも、仕事でも本番は待ち構えます。
商談やプレゼン、セールスなど様々でしょう。


もちろん、どのような本番にも魔物がいると言われます。

高校球児もオリンピック選手も厄介な魔物の存在を口にします。
天才と言われる内村航平選手さえ鉄棒から落ちることがあるのです。

魔物の仕業で不意に動揺を覚えてしまう。
できるはずができなくなってしまうのです。

本番の魔物はポケモンキャラのようには決して可愛くない。
今まで培ってきたはずの実力を阻害する本当に困りものです。

「あがってしまって訳が分からなくなった」と受験生に言わせます。
「頭が真っ白になって何もできなかった」と中堅社員さえ苦しめます。

受験を続けていた頃、僕も魔物に捕まったことが何度もありました。
仕事でも提案や報告、商談で同様のことを繰り返しました。

魔物の対策が喫緊の課題だと今は良く分かります。


やれやれ、大事な本番で本当に困った事です。

本番に現れる魔物にどう対処したら良いのでしょう。
動揺したりあがったりした場合の対策とは何でしょうか。

例えば、「落ち着け」と自分に言い聞かせる方法が目に留まります。
「私はできる」と自己宣言するやり方も効果的だと耳にします。

本番で魔物を感じた時、僕もよく見聞きした方法を試しました。
結局、心は大揺れで、試験の結果は撃沈を繰り返しました。
実のところ、どうしたら良かったのでしょうか。

困り果てて多方面を探求を続けました。
分かったことがありました。

答えは「脱同一化」。


脱同一化は、何かと一緒になっている自分から離れた様子です。
自分が魔物に捕まった自分自身を客観視することです。

イメトレ的に表現すれば、幽体離脱です。
なるほど、気味が悪い描写かも知れませんが、実に効果的です。

自分の心だけが身体から抜けて、自分の身体を観ます。
動揺したりあがったりしている自分を客体化すると言えます。
身体から自由になった自分の心が自分自身を止まって観るのです。

言語の水準に立てば、自分で自分自身をレポートするような様です。
「オレって動揺している」を「彼は手に汗を握っている」と言葉にします。
「私ってあがっている」を「彼女は動悸を覚えている」と表現します。

表現のポイントは一人称を三人称に変えること。
見えたり聞こえたり、感じたりする事実を表現します。
まとめて言えば、何かの観察報告をすることに似ています。

自分レポートをするとどうでしょうか。


言葉は思考でした。

思考は感情を立ち上げます。
立ち上がった感情は身体の反応を引き起こします。

レポートする客観的な言葉は熱した自分自身から離れた言葉です。
言わば冷めた言葉ですから、冷静な思考を立ち上げてくれます。
冷静は思考は、落ちついた感情も知らぬ間にもたらします。
感情が落ちつけば、身体の反応も静まってきます。

仮に身体が即座に静まってこなくても大丈夫。
冷静な思考の下、有効は対策を講じることが可能です。
対策は、例えばイメトレ法をしたり、呼吸法をしたりすることです。


ここから、実質的にイメトレ法も兼ねた呼吸法をご紹介します。

呼吸法と言うと、ラジオ体操の深呼吸が思い出されるでしょう。
「息を大きく吸ってゆっくり吐いて」としたくなります。

一方、動揺を覚える時、吸う息から始めるのはこれが意外と困難。
息を吸おうと無理をすると酸欠の金魚みたいになります。
口だけぱくぱくして、苦しささえ覚えます。

実は、効果的な呼吸法とは逆なのです。
「息をゆっくりと長く吐く」だけで良いのです。

「呼吸」は書いて字の如く、
「息を吐く」意味の字から始まります
「息を吸う」行為は次に自然とできるのです。

息を吐くと、後は新鮮な空気が無理なく体内へ十二分に入ってきます。
息を長く吐くと、副交感神経が活性化して感情も静まります。


息を長く吐いている自分をレポートしてみましょう。
息を自然に吸っている自分を止まって観てみましょう。

「○○(自分の名前)は息を長く吐いている」
「自然に息を吸っていると、動悸が静まったのにも気付いている」
以上のように息を長く吐いている自分をセルフレポートしていきます。

セルフレポートとは自分で自分の状態を客観的に言い表します。
実際に、今ここで起こっている現象を観たままに表現するのです。

息を長く吐いた後、
自然に過不足なく息を吸っている自分を止まって観ます。
自分を止まって観ることは、思考を冷静にして気持ちも静めました。


本番の時、動揺したりあがったりし始めたら、どうするのか。

「セルフレポートをしながら息を長く吐く」
「息を長く吐きながらセルフレポートをする」

ほんの数分で実力が発揮できる本来の自分に戻れるはずです。
効果の程はやってみればわかります。
「プリンの味は食べれば分かる」のですから。

2021年4月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2021年4月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

アーカイブ