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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月26日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。
こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。
時は今月も下旬。
来週に月替わりとなりますね。
皆さん、試験勉強の進行はいかがですか。
その尺度として、例えば過去問の解法を順調に覚えられていますか。あるいは、受験予備校をご活用の方々は模試や答練の得点が合格基準の突破を見込めるような右肩上がりとなっているでしょうか。予備校をご活用でない独学の貴方でも、週末などに一人模試を行った得点が、以下同文。
「いきなりナニよ」と唐突な問に戸惑ったかも知れませんね。そうでなくても、合格を目指して今まで行ってきた勉強を結実させる為には、この時期でなくても、「勉強って良い感じで進んでるかも」「この調子でいけそう」と勉強の進度を主観的に掴むよりも、「不得意科目はあと○点を確実に取れれば合格」「得意科目はこの得点を維持すれば合格確実」と勉強の調子を客観的に測る方ことが有用です。
敢えて言いますが、資格試験とは「良い感じで勉強していたから合格のはず」でなく「合格基準を満たせる得点ができたから合格だった」と、主観でなく客観的な尺度でこの合否が決まるある意味で非情であり、またある意味で極めて公平であるものだから。頑張らずに合格基準を満たせているのに不合格ならそれこそ非情。
何れにしても、各試験に設定されている合格基準を満たす。そうできる様に計算問題の解法や理屈抜きに覚えるべき数値などといった暗記すべきものは、これをなんとしても覚えることが前述の試験に対する対応策のひとつ。
でも、そうした事に対して次の様なお悩みの絶えることも決してない。
「昨日に覚えたはずの解法を思い出せない自分って情けない」
「昨夜暗記した大切な係数を忘れちゃったよ(涙)」
合格を目指す追い込み時期の今、上記のようなことが続く様であるならば、その事態は自ずと合格基準の未達を暗示して勉強の意欲を大いに阻害することからして、合格することを目指し続けることは極めて困難。では、覚えるべきものをより確実に覚えることはこれをどうすればできるのか。
今回は覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認したい。
結論から述べる。
その勉強法とは次の3つだ。
1.夜の暗記と朝の復習
2.折に触れた暗記
3.暗唱、暗唱また暗唱
1.夜の暗記と朝の復習
覚えたはずのことを失念する。その原因のなかで大きなものの一つが「干渉」です。それは覚えておきたいことを失念に追いやる影響。例えば、ややもすると退屈な暗記すべき対象よりも、チラ見した興味をそそるTV番組の方が、暗記しようと思わなくても記憶に残る。あるいは前者よりも仕事の失敗で叱責を受けたことの方が頭から離れない。それらのような効果のことが先の「干渉」です。
とすると、得点するために必須である項目を暗記した後の過ごし方は、先の「干渉」をできるだけ遠ざけるようにしたい。これを自然にできる方法が表題の前者である夜の暗記、特に就寝前にこれをする。そうすれば暗記に悪さをする身の回りからの干渉を無理なく遮断できる。
加えて、睡眠前に取得した情報を処理して理解そして記憶へと変換する脳機能からして、就寝前に暗記をすることはその機能を有用かつ自然に活用できるので、極めて得策。その上で朝、昨夜に暗記したことを復習することは、無干渉でよりよく短期の記憶として定着しつつある暗記情報を試験時に想起できる長期の記憶に転じることに良策。以上からして、夜の暗記と朝の復習を実践されてはいかが。
2.折に触れた暗記
1で朝の復習をした結果として明らかになった失念した暗記対象の解消、そして試験本番で確実に想起できるようにしたい項目、それらをもっと強固な暗記に転じる方法としてお勧めできることは、折に触れた暗記、つまり通勤や昼食の時間など勉強に使える機会のある度に暗記したいことを暗記し直すこと。
そうしたことができるには、「暗記したいことを身につけることが必要じゃね」とは誠にご賢察である。例えば、就寝前に暗記ことを朝に復習した結果から、書きだした忘れてしまった項目をポケットサイズのノートに転記する。これを覚えられる機会のある毎に繰り返して暗記する。
仮に通勤時間が往復で2時間、昼食時間が1時間であるならば、ザックリ3時間もの暗記ができる。と見るならば、暗記はこれを繰り返す程に強固な記憶、試験で使える長期の記憶に転じることからして、実に多くの暗記を果たせる。
3.暗唱、暗唱また暗唱
受験参考書をただ眺めたり、聴覚教材をただ聞き流したりするよりも、確実に試験本番で使える記憶を生成する方法は、例えば繰り返し繰り返し暗唱した結果として瞬時に想起できるかけ算の九九の覚え方であり、繰り返し繰り返し「お名前は?」と聞かれる毎に「○○です」と口にした結果として同様にできる自分の氏名からして、強固に暗記したいことを想起して言葉にする表題の方法だと断言できる。
暗唱は、前述のようにそして前号で記したように記憶の培地たる「想起」と、そうしたことを言葉にして自らに再び行う「入力」からなる。同様の仕組みを巧みに使って視聴者に商品を記憶させるメディアCMから分かるように、想起と入力の回数に相関して記憶の強化される脳機構からして、試験本番の設問に正答する為に想起すべき事柄を確実にそして瞬時にそうする為に効果的だ。
以上、三つの覚えたいことをより確実に覚えられる勉強法を再確認した。
この大切な追い込み期、皆さんそして貴方の健闘を祈る。
Good Luck!
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月19日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。
こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。
さて、5月も中旬。
皆さん、試験勉強の調子はいかがですか。
その尺度となる過去問の解き方はどれくらい覚えられましたか。
「えっ、突然ナニ」って感じかも知れませんね。
先の様に問うた訳は試験勉強の中核が問題を合格基準を満たす為に正解できようになること。事実、過去問の組みあわせで本試験の7割が作られるのが資格試験。よって資格試験の勉強で過去問の解き方を覚えることが最優先だからです。
その答えとして例えば以下のようでしょう。
「そうね、過去10年分をほぼ覚えられた感じ」
もしそうならば、その感じを確信にしましょう。
対してこうでしょうか。
「覚えたはずなのに片っ端から忘れて(-_-;)」
「もう5回も解いたのに半分も憶えていない(T_T)」
仮にそうならば、「頭が悪い」から救いようがないのでしょうか。
いいえ断じて違います。頭が悪い人はいない。いるのは覚え方が悪い人だけ。
今回は直ぐにできる科学的に効果的な覚え方を再確認しましょう。
結論から述べたい。
以下の覚えかたは時間の無駄。
・繰り返し読む
・要点に下線を引く
・ポイントを色ペンで目立たせる
「えっ、フツウ勉強ってそうするでしょ?!」と思いますよね。
しかし勉強したツモリでも、後に確認できる方法に比べて効果が低いから。
米国に於ける学習法の研究は先の3つに関してそれらの方法を検証。繰り返し読むことは二度くらいまでなら一度で終わらせる勉強よりも再読の効果が見られる。しかし、二度以上の再読は回数に相関した効果をもたらさなかった。下線や色ペンに関しても、それらを用いた群と用いなかった群、それらを施したものを読む群、以上三群に差異が見られなかった。以上からして先の結論を強調したい。
では効果的に覚えることはどうすればできるのか。
それは・・・、こうです。
「アクティブリコール」をすること。
「あの解法って○○・・・○○」と自ら主体的に想起すること。
「えっ、それってムズそう」でしょうか。
いいえ、実は、特に暗算を得意とするこの国の人なら誰でもがやったこと。その好例は、小学生の時にかけ算の九九を暗唱したり漢字を思い出したりしながら書き取ったこと。暗唱はアクティブリコールそのもの。繰り返し漢字のテストをすることも以下同文。小学生だった時にご経験済みのはず。決してムズくない。要はそうした事を今もやるかやらないか。それが過去問の解き方を覚える事にも露呈する。
例えば、過去問の解き方を覚える時、そうする時に必須である解答解説の読解をする際に、要点に下線を引いたり、色ペンで強調を施したりして「ヨシこれでバッチリ」と覚えた気持ちになる。が、しかし、次回にそうした問題が解けない。その解き方を失念したことに呆然とする。過去問の解き方を覚えられない受験生の多くはそうしたことの繰り返しでこの追い込み期の貴重な時間を浪費している。
そうではなくて、勉強をした時間に相関して過去問の解き方を覚えられる受験生、その結果として合格基準の得点を満たせる人たちは、誤答した過去問の解答解説を読解した後、読み取った解法の要点を自らに解説するかのように暗唱する。あるいは、その要点を想起しながら紙に書き付ける。時間的に余裕がある場合はマインドマップにする。何れにして再読や書き写しでなく「想起」を中核とする。
記憶することは、再読や繰り返し写し取る、つまり記憶の対象を入力することで果たせると誤解しがち。しかし、積極的に想起することが、記憶した対象に関わった視覚や聴覚そして身体感覚を再構成つまり記憶の再構築とその結果として記憶の強化をもたらす。実際、予備校の講師たちは、講義をする度に過去問解法を想起するので、難しい解法を難なく立て板に水の勢いで語れる。
「それって講師じゃないオレ・アタシって無理」
そう思うのは短見。全く不必要。日常を振り返ると即座に誤解だと分かる。例えば、「面白かったな」とサブスクで見た映画(受験勉強をしている時、その視聴はできなか)を通勤電車の中で思い出したり、「そう言えば、○○って超面白かった・・・」と同僚に話したりしている時、誰でもが自然にアクティブリコールをしている。つまり、主体的に想起することは貴方もできる。要はやらないかやるかだけ。
最後にアクティブリコールの仕方を確認しよう。
・解答解説を読解した後にその要点を暗唱する
・解答解説の要点を一人語りで自分自身に解説する
・正答できる過去問の解法を翌朝の通勤時に思い出す
・昼食時に昨夜に解いた過去問を見てその解き方を想起する
アクティブリコールもこれを繰り返す事に相関して効果を増す。繰り返しの仕方は忘却しかかる時期にそうなることを補完するようにして結果的に強化できる記憶の法則に沿って以下の様にすることでよりよい効果を期待できる。
・2回目は1回目から1日後に
・3回目は2回目から1週間後に
・4回目は3回目から2週間後に
・5回目は4回目から1ヶ月後に
苦手科目は以下のようにして想起の間隔と回数を増やすことも効果的になる。
・2回目は1回目から1時間後に
・3回目は2回目から1日後に
・4回目は3回目から3日後に
・5回目は4回目から1週間後に
・6回目は5回目から2週間後に
・7回目は6回目から1ヶ月後に
以上、最低でも5回、
アクティブリコールをご活用されてはいかがだろうか。
無料で貴方自身がいれば何処ででもできる効果的な勉強法なのだから。
皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月21日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。
今月も遂に下旬。
大型連休が目前に迫る。
言うまでもないことだが、
行楽などを気にする場合ではないはず。
その連休は勉強の遅れなどを解消できる時間を多く蔵する。
これを十二分に活用することが叶うのならば、
夏期の受験で合格を目指すことを確実にできる好機にも転じられる。
仮にそうできた結果、
合格を貴方に果たさせてあの時間を振り返って見た時、
「あの期間はまさに光り輝くゴールデンウィークだった」と思えよう。
この時期に限ったことでないが、一方で次のご相談も絶える事が無い。
「決まった過去問の解法だけに頭が混乱してしまう」
「特定の過去問解法だけが理解できないので覚えられない」
「あの過去問って解き方が解答解説を精読しても何だか腑に落ちない」
懸命に勉強していても、上記のようだとしたら、それは実に頭の痛い状況だ。その状態が続くようならば、模試や答練の得点も伸びにくく、勉強の意欲も維持し難いだろう。悪くすると合格を目指すことに挫折するかもしれない。勿論そうなってはならないから何とかするに超したことはない。では、前述のような理解に関する悩みの解消はどうすればできるのか。
今回は混乱を理解に転換する方法を再度ご案内したい。
今回の方法つまり心理技術は、理解をしたい例えば過去問の解法について、それを構成する事例や根拠、その2つから導出される解法などに関わる専門用語や計算方法、そして先の事例や根拠の関連知識を有すに十分な勉強を既に行っていることを前提とする。
加えて、過去問の解法を理解する為に、それに関する解答解説文をまず文全体を通読し、次に行単位で再読し、更に副詞句や条件節に分節して精読するなどして、ややもするとありがちな誤読を正す読解に励んでいることも同様にする。
つまりその技法は決して知識や読解の不足といった不勉強を一瞬で解消するような魔術や秘法でない。そうではなくて、受験生が先の前提を十二分に満たしつつも、例えばある種の計算問題を含む特定の過去問解法について、理解ではなく混乱をまだ有する心理状況を解消する。
以上の前提を満たしているのならば、ご案内の技法は有効性を発揮できるので、次に展開する段階を踏んでほしい。
***** 混乱を理解に転換できる6段階 *****
1.理解している事柄、例えば解法のイメージに関わる要素を列挙する
・色合い:無彩色/有彩色
・明 度:暗い/明るい
・距 離:遠い/近い
・位 置:上/下/左/右
・動き :静止画/動画
例えば理解のイメージは「有彩色で明るい動画」だ。
2.混乱している解法のイメージに関わる要素を同要素で列挙する
例えば混乱のイメージは「無彩色で遠くの静止画」だ。
3.1と2とを比較して見え方の異なる要素を特定する
上記の事例では、色合いと動きとが異なる。
4.2の要素において1と異なる要素を一つずつ1と同じくする
・そうして例えば腑に落ちたような感覚を覚えた要素をメモする
・変化させた2の要素はもう一度もとの状態に戻しておく
例えば距離を変えても変化を覚えなくても色合いと動きとに変化を覚える。
5.2に関する4でメモした要素を例えば一斉に以下の様に変える
・色合い:無彩色 → 有彩色
・明 度:暗め → 明るめ
・動き :静止画 → 動画
上の事例なら、色合いを無彩色から有彩色にしつつ、静止画を動画にする。
6.2の事柄が混乱から理解に転じたことを確認する
・それが確認できないなら5をあと何回か繰り返す
・上記を行っても望む転換が不十分なら他の要素も試す
以上をしても理解に転じたかった対象がまだ混乱にあるのなら、それは混乱でなく不理解の状態だ。本技法に関わる前提を満たせる勉強に励むことがより望ましい方法である。
と言うと、「ジャ、この方法を使わなくても、理解が得られるように知識の構築や解法解説の読解といったフツウの事に精を出した方が良いんジャね」とは誠にご賢察である。実際、今回の方法に至る以前に、ご指摘のような実践によって例えば過去問の解法が混乱から理解に転じられる方は多数あるのだから、フツウの事つまり今までの勉強を極めることは時間の有効活用からも大いに大切である。
今回のご案内は以上。
今回の心理技法も読んだだけでの効果はなんら無い。
各種の勉強法と同じく実践し始めてその有用性を発することは確かだ。
最後に、講座で先の技法を実践したある方は「理解をしたかった解法のイメージを静止画から動画に変えてみたら、ストンと腑に落ちるようなった」とのこと。またコーチングで同様にした別の方は「何だか混乱していた解法のイメージを多彩に明るい大きな絵にしてみたら『なるほど』と頷けるようになれた」とのことだった。
勉強についても更なる健闘を祈る!
グッドラック!!
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tml
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月7日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
新年度が始まった。
新人がやって来たわ、
新規事業が始まったよで大変。
それは無くても、
前年度より高い成果を求められるわ、
思ってもいなかった役職につかされたぜでもう大変。
「そんなの関係ない」とは言え、
花粉症は去年よりも酷くなって実に大変。
あるいは年度替わりのストレスで体調が・・・。
等々あれこれと様変わりする卯月。
一方、夏期に受験の予定なら、試験勉強は言うまでもなく終盤期に突入した。合格を目指せる得点力を体得すべく是非ともこれにはげみたい。これに関して・・・勿論この時期に限らずだが・・・以下のお悩みが多発する。
「毎日3時間の勉強をしているのに模試の得点が上がらない」
「休日は15時間も勉強しているけど模試の点数が乱高下して心配・・・」
「予備校は皆勤でノート取りも真面目にやっているのに模試で点数が伸びない」
どうした事だろうか。各訴えの前段が真であるならば後段は極めて深刻な事態だ。そうした状況にどう対処すれば合格を目指せる得点力を獲得できるのか。
今回は合格点をとれる勉強とは何かを再確認したい。
その前提として以下の問にマジメに本気で向き合ってほしい。
「勉強をしている!つもりですか??」
換言すればこうとも問える。
「勉強をしているフリをしていないか」
「点数を取れない勉強の何が勉強していることになるのか」
試験勉強の核心は得点を増やす、つまり誤答を正答に転じることに尽きることから、上の問を発した。冒頭の問はともかくも次の問で少しでもウッとなっていないだろうか。その感覚を少しでも憶えているならば、自己改革に必須の自覚がある証左なのでまだ現状打破を見込める。我々は痛みから多くの学びを得るからだ。
そもそも試験勉強をするのは何の為か。教養を身につける為か、人格陶冶をする為か。あるいは異性の注目を獲得して婚活を有利にする為か。派生効果としてはそういう目的もあり得て然るべきだろう。
が、しかし、その答えは本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ。当たり前過ぎるがこれが核心なのでもう一度以下で繰り返す。試験勉強をするのは「本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ」った。であるから、その為に資することのない行為はこれを勉強と言わない。勉強ではなく「勉強をしているフリ」だ。
そのフリに対比する行為とは例えばこうだ。
・模試や答練で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・模試や答練で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
・模試や答練で合格点を見込めているけど予備校の受講は行ける時だけ
各行為の前段を利用できない状況なら、模試や答練の代替となる過去問集を使って試験時間も本試験と同じく設定した一人模試をすることに置き換えて考えてみよう。つまり先の行為は以下となる。
・一人模試で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・自前模試で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
以上をここでまとめる。何れにしても、計画した進捗を満たせていない仕事がそれをしているつもりであることと同様に、合格点を見込めていない勉強は真の勉強でなく単なる偽の勉強であり、要するに「ふり」または「つもり」だ。
では、以上のことを真に自覚できたとしよう。
「じゃあどうしたらいいのよ」と怒声で問いたいだろう。
だったら、それにたいして本気で真面目に大声でお答えしよう。
その答えを結論とする。過去問集を自力で解けて解けた過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にすることが・・・できる勉強をする。過去問集と書き記したが、幾つかの過去問でなく、過去問集の全問だ。例えば5年もしくは10年分の過去問、全問に対して先の勉強をすることだ。
と言うと、例えば一級建築士の受験生ならば、「10年間の過去問、1250題でそれをするのって無理ゲー」とご立腹だろう。だが、正答することに先の言語化を特に要する論理系科目の問題数は法規と構造との各30問の内、前者は全問だが後者は計算問題の約10問なので、合わせて40問/年となり10年分で400問だ。大学受験で数千の英単語の意味を覚える・・・つまり言語化する・・・ことに比べれば高々それだけ。
「言語を使わずに何かを思考しなさい」と聴くと、「そうするのって何よ」と即座に内言してしまうことから、思考は言語。思考はその実体として「アレってこのことか」と理解すること、その結果である「アレってこうだったよね」と想起することして人は認知できる。何れにしても、認知したことの言語化に与っている。特に本試験中に想起したい対象は言語化すること無しにはあり得ない。
前述したように過去問集の全問に関して自力解答と自力説明をする事により、本試験で設問の7割が・・・これに正解できれば各受験科目の合格基準を満たせる。かつ応用力も体得できるので総点でのそれも満たしやすい・・・過去問の組みあわせで出題される本試験に臨んで、大いに合格を見込めるのだった。
であるから、例えば自力でなく解答解説をチラ見ながら過去問を繰り返し解いたとしても、解答力の体得にならないので、これは勉強をしているフリやツモりだ。仮に、過去問集を既に5回以上も解いたのに、論理系各問の解き方に関して何故にどのようにして正解に至るのかを自力で解説できなければ、解法を理解・記憶しているのでなく「答え」を丸暗記している状態つまりこれは以下同文だ。
今回は辛すぎた。
最後を丁寧に述べて終わりたい。
過去問集を自力で解けて自力でその解法を説明できる勉強をしませんか。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
季節は春。
所により桜も開花。
「だからナニ、関係ねーしぃ」
年度末の多忙さ故にそう言いたくなろう。
「年度末・・・、そんなのいつものこと!」
そのようにご立腹の向きもあることも想像するに難くない。仕事はこれを良く成し遂げる人に向かって集まってくる。いつも忙しくさせるのが当然の成り行きというものだ。その一方で本試験の実施日も刻一刻と切迫する。
夏期・・・例えば7月や8月に・・・受験のご予定であるならば、この時期は過去問の解き方を覚える時である。受験勉強の中核である過去問・・・本試験の設問で7割は過去問の組みあわせであり、この解き方を覚えれば受験科目の合格基準を自ずと満たせる・・・を繰り返し解くことでこれの解法を本試験に於いて瞬時に想起できるようになる試験勉強をすべきであることは「耳タコ」でご案内の通りだ。
そこで以下のようなお悩みはこれが絶えることがない。
「法規の様な論理問題の解法を覚えるのってどうするの」
「構造計算の問題解法を覚えることはどうすればできるの」
と以上は考えさせる過去問の解法を会得することの困難である。
定数や規制値を想起すれば正答できる暗記型の過去問であれば、これの解法は言うまでもなく、正答に資する項目を的確に暗記することに尽きる。そうする事は既に大学受験などでご経験の通りに先の項目を繰り返して何れにしても暗記すること。
だが、考えさせる過去問の解法はこれを体得するにはどうすればできるのか。
今回は、思考型の過去問解法を覚える方法を再確認しよう。
次の前提は、過去問解法を身につける為の縦糸としてこれを・・・例えば3分/問と時間制限を設けて・・・一度もしくは二度解いた結果、誤答した。正答できたとしても解答解説からして自らの解法が誤っていた。制限時間内に正答できたのでなくその制限を超過してどうにか正答できた。以上の場合は過去問の解法は未習得として、その解法を習得する為の横糸として以下に進むことである。
結論から述べる。
考えさせる過去問の解法を覚える方法は以下の通り。
1.解法を理解する
2.1を言語化して暗記する
3.2を記憶の法則に沿って繰り返す
4.総括として実際に手を動かして過去問を解く
以上の要諦は・・・特に計算問題に於いて注意したいこと・・・解法を暗記していない内から無闇に計算したり法令集をめくったりしない・・・するにしても確認する程度に止める・・・こと。そうすると無闇に時間を浪費してしまうので、そうするのでなくて効率的に解法を覚えられるようにする為、上記に書き記したように手を動かして実際に過去問を解くことは最後にする。以下、少しく説明を加えたい。
1.解法を理解する
こうする訳は無理解でも丸暗記できる子どもの勉強とは異なり、理解の下でないと効率的に暗記ができない大人の学習に必須であることだ。例えば計算問題だが、なぜに特定の切り口からはいり、次に何を求め、その値をどの公式に入力するのかといった論理つまり話の道筋を分かるようにする。話を構成する用語に曖昧さがあればこれを必ず解消する。これがないと次の段階は苦痛に満ちるからだ。
特に計算問題で、例えば一級建築士の構造計算などだが、どのような理由からある切り口で問題を解き始めるのかといった解法の初手を理解する事が肝要。計算問題は解法の初手・・・例えば図解法によるべきなのに反力から求めようとしたり、構造体の支持点がピンでありその反力数は明確に決まっているにもかかわらずこれを違えたりするように・・を間違えると決して正解できないからだ。
2.1を言語化して暗記する
暗記することは、受験勉強の時間が有限であることから、効率的にできるに超したことはない。これを繰り返して何でも間でも事細かに書き付けることで頭に入れようとしたり、効果的だと見聞きしたからとして時間を要する多彩な漫画や図解を豊富に書き込むマインドマップをいきなり描いたりしては駄目。
そうするのではなく、論理を明確に認知できるような要点の鍵語だけを書きながら、自分自身に向かって一人レク・・・何故、どのように、問題を解き進めるのかと論理をおって一人解説・・・をする。ただ口を動かすだけよりも、プレゼンをする時の様に身振り手振りを加えて一人レクを行うと、これの内容を暗記しやすい。これは複数の感覚を動員する方が記憶強化の起動する仕組みからして有効であるからだ。
3.2を記憶の法則に沿って繰り返す
これは要するに忘れかける頃に行うことだ。過去問を繰り返し解く方法で既にご案内の通り。2回目は1回目から1日後に、3回目は2回目から1週間後に、4回目は3回目から2週間後に、5回目は4回目から1ヶ月後に行う。忘れかける頃は人それぞれにことなるので、2回目は1時間後、3回目は一日後、4回目は1週間後、5回目は2週間後と繰り返す間隔を適宜に調整する。
何れにしても、記憶は繰り返しによって強化できることから、5回繰り返しても記憶が曖昧なら、それが鮮明かつ瞬間的に想起できるようになるまで、繰り返して暗記することの重要性をここで強調しておきたい。例えば、5回で先のような想起ができないのであれば、7回でも、10回でも2.を繰り返して記憶を強化する。
4.総括として実際に手を動かして過去問を解く
実際に3.の3~4回目までを行うと、かなり鮮明に解法を想起可能になるはずなので、4回~5回目は表題のようにする。つまり、縦糸として行っていた過去問を繰り返して解く過程に戻る。勿論、そうなれるまでの回数を要するならこれを行う回数を先延ばしにすることは適宜に行うべきだ。何れにしても、仕上げとして実際に書くことで問題を解くことは論理、計算問題の克服に必須。
こうすると解き方の要点を勘違いして言語化したり、要点を曖昧にしたままで暗記したつもりになっていたりする点を明確に認知できる。「不知の知」を得ることができ、気づけた不知を解消する知識や技能を補える。苦手としていた論理や計算の問題に関して苦手意識を払拭できるはずだ。
以上、今回もなんら魔法も秘法もない地道な勉強法をご確認いただいた。
「何だまたかよ」とご失望であるかもしれない。が、しかし、受験勉強、こと資格試験のそれは先のように地道に進めることが、実は合格を目指す為の敢えて言えば「魔法であり秘法」である。
その過程は実に退屈である・・・でも、過去問解法の暗記ができる様になることに相関して過去問を解くことの感覚はゲームをすることのような面白さに転じる・・・が、資格試験の勉強とはそう言うものである。
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本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
明日、今月は中旬を迎える。
季節はめっきり春めいて桜の話題も賑やか。
この国でこれを境に様々な変化を招喚することはご経験の通り。
例えば、職場で転部や転勤、新規事業の立ち上げなどがそれらのひとつ。
私事では、引っ越しや子どもの卒入学の時期となる忙しさだ。
詰まるところ、心が亡くなるほど多難な時である。
一方、夏期に受験予定であるなら勉強は待ったなしだ。これが中核となす過去問の解法を本試験で設問を目にした瞬間に解法を想起できるように体得することを受験生に求める。それに応じるには、これを記憶の機構に沿って繰り返し解くことが最善。例えば、一級建築士の場合、過去10年分の過去問を最低でも五回解きたい。つまる所、受験生に6250問の過去問解答を迫ってくる。
如何だろうか。そう、ウンザリするだろう。仮にそうであっても上記に対応することは合格の王道。過去問の組みあわせから出題される資格試験の性質からしてこれを嘆いても仕方ない。むしろこれを逆手にとって合格を目指せるようにすることが合格を達成することに肝要だと腹をくくることが有用である。対して、以下のようなお嘆きのあることを繰り返して以下のように拝聴してきた。
「6250問も解けなんて無理ゲー過ぎ」
「そんなに多くの過去問を解くなんてできない」
とは言え、それらの泣訴をされる面々は決して怠惰でも無能でもない。そうではなくて、やればできることを「無理ゲー」にする勤勉さや、できることを「できない」ことにする有能さをご発揮なのである。ただそれらの能力の使い方で勘違いをなされているだけだ。であるからして、合格を目指してその有能さ勤勉さを発揮可能にする方法を再度ご案内したい。
今回の題目は過去問を解ききれるやる気の作り方である。
やる気はあるなしでなく、これを作るか否かが君の合否を左右する。
お急ぎであろうから結論から述べる。その方法とはやる気を細分化して出すことだ。数千の過去問を書き終えるに要する巨大な意欲を精神論や根性論・・・それでモチベアップ可能なら誰も苦労はしないぞ・・・から呻吟して作るのでない。そうするのでは無くて、例えば今夜に論理系の過去問、30題を解ききるやる気を作る。その前提ととして、最初の一問を解ききるモチベーションを作ることだ。
その手順は以下の通り。
過去問をこれの後で直ぐに解ける体勢を整えて着手する。
1.過去、何かをやりきった経験を想起する
2.その時、見聞きしていたことを今また心の中で見聞きする
3.そうすると湧き上がる身体感覚を体全身にグルグルと循環させる
4.その循環の中、「まず一問を解けたら良いな」と心のなかで呟く
5.加えてそれができている情景も心の中で思い描く
以上で4.の思いを実行したくてたまらない心理を醸成できているはずだから、それを案内としてすぐ4.の思いを実行しよう。すると何かを行うと後からそうした事の報酬としてやる気の脳内快感物質を生成する脳機構から次の問題を解きたくなるやる気を手に入れているはず。なので、その気分に乗じて二問目を解けばよい。二問目を解けば、すると以下同文。芋づる式にやる気を連鎖できる。
勿論、「でも途中、疲れちゃってやる気が萎えるよ」とのご懸念はあろう。でも、ご心配には及ばない。仮にそうなったらば、まず背伸びでもして気分を更新する。次に上記の1.から5.を、4.の「一問」を「全問」と置き換えて、今一度行う。すると、上記の脳内機構から自ずと意欲亢進が起動する。その意欲に乗じて淡々と予定の全問を解き終えられれば宜しいのだから。
以上、細分化したやる気・モチベーションを作る方法とこれの応用は行うに要する時が僅か1~2分ほどである。「それができれば苦労はしない」と思う暇にできるはずだ。
最後に、「千里の道も一歩から」は決して言事に留まらない。
「数千の過去問も一問から」と言えることを示唆しているのだよ。
以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月3日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
弥生、3月。
何かと忙しい年度末。
仕事の忙しさが増す一方、
昇進や転部、そして転勤の噂が耳に入る。
それらに無関係でも何かとやるべき事が降ってくる。
他方、試験勉強と言えばどうか。
夏期、7月や8月に受験するならば、
以下を行うに要する時間的な観点からして、
「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきだ。
過去問を解くことを既に繰り返しているとするならば、
その精度を高める勉強は合格を目指す目的に極めて資する。
これを制限時間内で正答率を高めることと定義しておく。
「えっ、それってどう言うこと」
「過去問を解くことの精度を高めるってナニ」
そう思われたとしたらその問は合格を目指すのに極めて有益。
「ナニ、過去問って解かなきゃなんないの」
「予備校の講義を聞いてりゃ合格できるんじゃね」
仮にそうお考えであるのならズバリ言わせてもらおう。
「それじゃ、合格するって無理ゲーじゃね」
資格試験の勉強においても、過去問の解き方を覚えることは、この試験問題が過去問の繰り合わせからその7割(これに正答できるだけで各受験科目の合格基準を満せる)が出題されることから、合格をする為の王道であった。
では、合格を目指す為の過去問を使った勉強はどうするのか。
今回は合格を目指せる過去問の解き方を再確認したい。
結論から述べる。
過去問は時間制限の中でこれを繰り返して解く。
時間制限とは一問を解く為の所要時間を意味する。
繰り返し解く時期は過去問の解き方を忘れかける頃合いだ。
過去問を解いた後に誤答した問題の解答解説を読解することは必須。
例えば、一級建築士の場合、構造と施工の試験は2つの学科で所要時間を165分と一括りで行われる。その制限時間の中、受験生は前者の30問(これは6から7問の計算問題を含む)、後者の25問を解くことになる。制限時間と問題数から1問当たりの解答時間は3分となる。
しかし、前者の計算問題は合格を目指す為に是非とも得点源にしたいことを考えると正答をするべく時間を使いたい。仮に構造の計算問題数を6問として1問を15分で解くとする。残りの暗記問題(構造の問題24問と施工の問題25問を合わせた)49問は75分、1問あたりに約1.5分で解くことになる。この性質からして解答時間としては妥当だろう。
過去問を解く勉強は、上記のような実践的な時間枠の中で行うことで模擬試験的な性質をも包摂することになり、合格を目指すことに於いて大いに有用であるはずだ。先の時間枠内で過去問に正答できるようになる為にも、過去問集はこれをタイマーなどを使って時間制限をした中で繰り返して解くことが、時間の使い方も繰り返して訓練することで体得できる事から、合格を獲得する為に極めて大切だ。
同じ過去問を繰り返し解く時期は、その解き方を忘れる時期が人それぞれであるから当然のことながら異なるが、記憶の機構などを探求した脳的な知見からして一般的に以下の様な時期に解くことはご案内の通りだ。
2回目は1回目から1日後。
3回目は2回目から1週間後。
4回目は3回目から2週間後。
5回目は4回目から1ヶ月後。
以上の様に約2か月間で5回繰り返して同じ過去問を解く。
しかし、忘却の始まる時期は各人によって、また受験科目の得手不得手によって異なる。例えば、一級建築士の試験科目で多くの受験生が苦手としがちな法規試験(30問を105分、3.5分/問で正答を目指す)は、相対評価で合否の決まる本試験の性格からしてこれを得意にして得点源としたいことを考えれば、この過去問を上記よりも短い間隔で例えば下記のようにすることも視野に入れたい。
2回目は1回目から1時間後。
3回目は2回目から1日後。
4回目は3回目から1週間後。
5回目は4回目から2週間後。
以上約1ヶ月で5回繰り返して同じ過去問を解く。
その繰り返しをできるだけ多く行いたい。
事例とした一級建築士の本試験、受験者は全学科で合計125問を全学科の合計390分で正答を目指す。なべて考えると約3分/問で合格を目指す。過去10年間で1250問の過去問を先の時間制限内で最低でも5回解くとすると、18750分(312.5時間)を要する。過去問を解くことだけに一日で3時間を使うにしてもその日数は104日だ。
仮に誤答した過去問の解答解説を読解することを考えると、上記の日数は最低でも120日とみても大過ない。仕事や私事の様々なリスク(多忙さの増大、思わぬ病気や事故など)を視野に入れて本試験の一月前までに合格を目指すことに不可避な過去問を繰り返して解きその解き方(制限時間内に正答すること)を体得しておくことはこれを懸命と言わずして何と言うのか。
よって、今回の冒頭で「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきとしたことはこれを繰り返してここに大書きしておく。
以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者はこれ自身を可能にする勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
今月は残すところ2週間以下。「もうそうなの」と感じられるかも知れない。「にげる」と称される通りである。先月や来月に比して三日短いからね。
「だからナニ・・・?」
「それがどうしたの・・・・??」
なるほど今はそう言えよう。しかしだぞ、時が試験直前期ならどうだ。「あと三日だけでも時間が欲しい」と嘆く人がいた。合格基準にギリギリである科目の底上げに必至なら特にそうだろう。誰しもそのようになりたくないはずだ。前述のようなのどかなことは言えないのだよ。
他方、特に再受験で合格を目指す人は時の大切さ、つまり合格できる無限の可能性が有限な時間の中でのみ実現されると痛感してきた。それ故に、あるいはそうでなくても、効率化を最優先にする社会事情からして以下のようなご相談を頻繁にされる。
「はやく参考書を読むのってどうしたらできますか」
「速読みたく法令集をサクサクと読解することは以下同文」
「模試や過去問の問題文をはやく正しく解くことは以下同文」
限られた時間の中、効率的に情報を脳に入力して同様に脳から出力する。そうできることは将に要領よく合格を目指すこと、換言すれば効率的に受験勉強をすることだ。ではそれはどうすればできるのか。
今回は効率的な勉強がてきる方法を再確認したい。
ここまで読まれた皆さんが効率的な情報収集を指針にされていることは当然だろうから、結論から述べる。
それはやればできる勉強を倍にする方法だ。
ご注意、それは記したように「やればできる」ことだ。
休日に18時間の勉強をしたり、平日に四時間の睡眠時間で倍の勉強をしたりすることでは決して無い。そうするのではなくて、大事なので繰り返して強調するが、以下のように例示するあくまでも「やればできる」ことだ。
・参考書の通読は1回でなく、2回以上と回数を倍化する
・法令集の読解は1回で終わるのでなく、以下同文。
・問題文を解くときは1回で解き終わるのでなく、以下同文。
2回以上とは、時間と気力そして体力が許すのならば3回でも5回でもと読んだり解いたりする回数を増やすこと。
付記する。参考書や法令集の通読は第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に1回で読み通して終わりにしない。仮に先のような始めから終わりまでの通読をするにしても、その回数を倍化する。
更に効率的・・・できるだけ短時間で合格基準を満たせるようになること・・・な通読をお望みであろうから、自らのデシラ・・・頻繁に出題されてきた設問であるに解き方を知らない状況・・・を解消できる様にデシラに関連する章や節を核にしてその事例や背景そして根拠として関連する章や節に読む範囲を広げるように通読されることが望ましいだろう。
「それでは虫食い読みで訳が分からなくなりそう」
仮にそのようにご懸念であれば、虫食い読みを解消できるようにそれこそマジメに正しく第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に2回以上の通読をされたら宜しかろう。
「これってあれに繋がるのね」と思えるように、学びはこの対象全体が関連付いている故に、虫食い読みの関連付けが知らぬ間に進化することで醸成する。よって、デシラ中心の虫食い読みでもこれを倍化すれば、「これってあれに繋がるのね」と興味津々で読みの対象を更に広げられる。気がつくと努力せずとも全部を読んでしまえる。
むしろ、参考書や法令集は退屈な用語の解説から始まって事例や背景など間接的な情報までに関心を広げ読んでこそ深く理解できるように書かれているので、関連付けで虫食い読みをするにしても倍化でこれを行えば、理解不足や情報欠落に関する心配は心配ご無用だ。
問題文は2回目以降にこれを解く勉強で、2回目が1回目から一日後に、3回目が2回目から1週間後・・・5回目が1ヶ月後にとこの解き方を忘れ始める時期に行う。要するに倍化以上でこれに取り組むことで、これを見た瞬間に解き方を想起できる・・・限られた試験時間で正答をすることができる・・・ように解き方を身体化できる。
勿論、2倍化や3倍化そして5倍化する間隔は人それぞれでよい。例えば、2回目を同日に勉強の終わりにしても良い。要点は記憶の対象を想起することで記憶が強化できる学習機構からして解き方を忘れかける時期に問題を解くことを倍化すること。
付け加えるが、ただ倍化すれば問題文を素早く解けるようになると思うのは、仮に誤答したままで終わると誤答の仕方を強化する痛い勉強に終始して結果的に不合格に至るので早計である。そうするのでなくて、倍化の結果が誤答であったら、誤答した原因・・・例えば、回答の根拠とした法令を読み誤ったこと・・・を認識して、それを解消すべきだ。
以上、いわゆる効率的な勉強はできることを倍化する事でこれを可能にできる。三倍、四倍と倍化を増やすほど短時間でできるようになることは様々なご経験からして容易に想像できよう。どうだろうか。
「ケッ、倍化で何が『効率化』なの」とお怒りだろう。
しかし、何かを体得する、例えば母語・・・世界の中でも習得の困難さを指摘される日本語・・・を習得することは、「ワンワンだよ」「ニャアニャアね」と親たちの貴方に対する飽きもしない言葉の繰り返し、倍化によって可能になった。世の中の不思議に関しても「なぜ、どうして」を親や先生達に繰り返す、倍化することでこれを学んだはずだ。
つまり、できる事を繰り返す・倍化することは、学習精度の父であり学習速度の母である。合格を目指したいなら、今度はあなたが自身の為にその父や母としてこれを行うべきだろう。
対して、「それができれば苦労はしない」とやればできることに苦情を述べたいのならば、そうする苦労を回避できるように受験勉強など即刻おやめになることが宜しかろう。
そもそも合格者たちはやればできることを倍化すことに苦労だとは決して思わなかった。むしろ倍化することによって参考書や法令集の読みや問題文への解答が短時間で正確になる、結果的に勉強が効率的にできるようになる訳からして、「勉強って面白い」と楽しささえを覚えた。
人間、たで食う虫も好き好きである。
以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。
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【合格する為に止めるべき3つのこととは】
「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月3日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自身を目指せる勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を応援します。
今日は節分。
季節を分ける日だ。
明日から春が始まる立春を祝う時。
一方で豆まきも恵方巻きの会食も受験生には無関係だろう。
ただし「鬼は外」について合格を目指す為には少しく考えたい。
この時期に限らず以下のようなお悩みが絶えることがないからだ。
「勉強をしているのに模試の成績が上がらず困る」
「集中して勉強したいけれどそうできない自分が嫌だ」
「参考書を読みこんだのに過去問の誤答を正答にできない」
どうやらそれらのことをもたらす勉強の邪鬼がいるようだ。
その鬼を勉強から一掃すれば勉強に福を招来することができよう。
ではそうする事はどうすればできるのか。
今回は合格を目指すために止めるべき勉強の仕方を再確認したい。
止めるべき勉強の仕方とはついやりがちな「ながら」勉強だ。
つまり勉強をしたつもりになる時間の無駄な行為だ。
この事例は具体的に以下の行為。
1.動画やテレビをみながら勉強する
2.音楽やトークをききながら同上
3.スマホを気にしながら同上
後に詳しく説明する前提は、私たちが今こうして存続していることにある。数百万年前から祖先達は、例えば食物の摂取といった1つ事だけに集中を維持しない、常に注意を分散することによって天敵から身を守れたことで生きながらえてきたことだ。結果、1つ事に集中できないのでなく、それに集中しないことができる。
そうした能力は、1つことでなく複数のことに注意を分散させることに快感を覚えて自らを無意識ながらも強く動機付けられる脳内物質が分泌されることを脳科学が検証していることからも裏付けられている。つまり極めて強力であり得る。周囲に注意を分散させて例えば安全に車を運転することも可能になす。
よって勉強中にその能力は、勉強以外の対象に発揮される事の無いように厳重な工夫を不可欠とする。同時にその工夫があれば、勉強の内容で1つ事に偏った集中をして、例えば過去問解法の基礎である法令を理解の埒外においたり、他に有用な過去問の解法があることを度外視したりすることを未然に防げる。つまり適切に使えようになれる。
以上を前提にして以下に先の三項についてご説明を差し上げよう。
1.動画やテレビをみながら
「別に集中して見てない」や「時々チラ見するくらい」、だから別に勉強を妨げないはずとお考えだろう。しかし、結果からするとお悩みの如くにそのお考えは実に的外れだ。
ちらっとでも動画やテレビを目にすることは、勉強の内容に集中を維持することが理解や記憶をもたらす。勉強にそのことを阻害する集中の分散をもたらす。僅かに一分でもこれが数分間におよんで集中の低下をもたらす。低下した集中力を勉強に引き戻す為には更に数分を要する。
以上のことを勉強している間に繰り返すと、経験的そして結果的にお分かりのように理解の低下そしてその結果としての記憶の低下が確実に訪れる。そうした状況の継続は言うまでもなく模試や答練の成績に露呈する。勿論そうなったことを後で嘆いてもその時では手遅れだ。
2.音楽やトーク放送をききながら
「聞き流しているだけ」「声があった方が集中できるの」だからながらで良いとお感じだろう。確かに、BGMがある環境は能率を上げるとする意見は耳に入る。だが、これを勉強に利用することは決してお勧めしない。訳は前述と同様に集中の阻害つまり分散をもたらすことだ。
先の言説は、本来なら勉強に全集中される認知がすくなからず聞き流しの対象や集中できそうな雰囲気に分散していることを明確に露呈している。勉強に全集中される認知は言うまでもなく理解の父であり記憶の母だ。これを欠くようなことをしながら最も育成されるべき成績の向上に関する遅滞を後から愁傷しても、それは子どもの泣き言。
更に言えば、「音があった方が集中できるの」とする考えは背景音声のない試験本番を考えるといかがなものか。もちろん、「その時はその時で切り換えられるから大丈夫」とお考えだろう。しかし、「音があった方が集中できるの」と言うことは、お考えのようにすぐできるはずが断じてない。
先のご意見は、仮に本当だとしても癖つまりある種の依存であることの言い換えにすぎない。自らの癖や依存を理由にしても試験本番に採用されることは決してない。無音声は設問に集中できないことをご意見の主にもたらす。設問に正答できる事を減らす。結果は言うまでもない。本試験を考えても無音声の勉強に慣れるに超したことはない。
3.スマホを気にしながら
これは具体的に言うと、直ぐに使える状態のスマホを手近におきながら、直ぐに使えないように電源を落としてもそれを手近・・・例えば机の上やポケットに中・・・におきながら勉強することだ。
そのようにすることは、視覚や体感覚を通してスマホへに対する認知をもたらすから、日常で身近にあって当たり前で不可欠となっている・・・つまり注意を常に注いでいる・・・スマホに向かって勉強中にあって然るべき集中の分散が生じることが米国の研究からも判明している。
スマホを気にしながら勉強することは注意の分散である。勉強にあるべき理解や記憶の低下をもたらす。勉強の遅滞を招いて当然だ。こうするのではなく、呼び出しの音やバイブが集中を妨げないように電源を切って更に視覚的な注意の分散も阻止できるように勉強机から離れた場所に保管することが勉強を上質に行うに有用である。
以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年1月27日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は当たり前に合格できる勉強をした。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格を目指す人にその型を提案することで受験勉強を援助します。
今月も次週で終わる。
「逃げる」の感を禁じ得ない2月が到来する。
年度末の様相も色濃くなり忙しさが募る頃でもある。
一方で試験勉強もド本気になってやるべき時でもある。例えば建築士なら7月、社労士なら8月が受験期であるのだから。前の受験までに残された時間は半年となりつつある。後の受験でも余裕を持って合格を目指したいのならば「まだ先のこと」などと油断してはならない。
本気で合格を目指しているのならば、「忙しい」だの「疲れた」だの言って勉強をすることから逃げていられる状況では断じてない。根性論や精神論から言っているのでなくて、例えば初学者が先の合格を目指すとしたら、それに要する勉強時間が最低でも800時間であったことはご案内の通りであるのだから。
その状況下、やっと合格を目指す気になったからか、実に困ってしまう・・・「ナニ今ごろそんなことを思っているの」と憤りたくなる・・・勉強のご相談は以下である。予備校や通信教育をご活用であれば山のような教材がついてくる。そうでなくても書店に沢山の参考書が置いてある。どれから手を付けたモノかと悩むのも無理はない。で、こうだ。
「どんな勉強をしたら合格ができますか」
「合格する勉強ってどうしたらできますか」
「なにをどこから始めたら合格ができますか」
その答えは前号でご案内の通り。
以上、次号でまたお目にかかりましょう。
受験生の様々な状況を徴するにそれで終わってはあまりにも非人情。
今回は合格を目指せる勉強法を違った視点から再確認したい。
合格を目指せる勉強法とは何か。
それは一冊をマスターする勉強法だ。
そうたった一冊をマスターする、それを完全に体得する勉強だ。
「また上手いことを言って・・・」と怪しまれただろうか。
チッと待って欲しい。それでは早計あるいは浅見である。
その一冊とは過去10・・・最低でも過去5年・・・分の過去問集だ。
マスターとはその過去問集、全問を誤答から正答に転じること。
暗記問題ならば、正答に必要な項目を即座に想起する。
計算や法規の論理問題ならそれに要する解き方を完全に説明する。
それらの行為を可能にした状態を意味する。
前例主義を基盤に機能する行政の一端である資格試験の設問は、決して前例を踏み外すことがないことからして、その7割が過去問の組みあわせであると言える。残りの設問も過去問を基盤に作成される。合わせて合格基準も同様にして、建築士や社労士で見ると合格基準は各受験科目で6割以上の得点、その総点も7割強である。
よって先の過去問集、その全問に正答できる受験生であるならば、自動的に本試験で合格基準を満たす得点を果たせる。以上からして、合格を目指せる勉強法とは「過去問集の一冊をマスターする」こととした。
「それってどうしたらできるの」
そうお考えだとも拝察できるので続けてお答えしよう。
過去問集の一冊をマスターするには以下のことを行う。
1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
繰り返しになるが大切な事なので以下に再確認したい。
1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
・2回目は前回から一日後
・3回目は前回から1週間後
・4回目は前回から2週間後
・5回目は前回から1ヶ月後
それらの間隔はもちろん人それぞれで可変だ。要するに忘れそうになった頃合いを見計らって過去問を解くことを繰り返して想起や言語化することが暗記や論理の過去問をマスターすることの要点だからだ。
2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
その工夫は人それぞれ。視覚的な暗記が得意ならば、想起に繋がる図解や漫画を書いたりする。聴覚的なそれならば、想起を強めるようにリズムを付けて暗唱を繰り返したり面白おかしい語呂合わせを暗記対象に使ったりする。身体感覚的なそれならば、覚えたいことを書き付けたり身振り手振りにしてみたりする。但し時間を浪費しないようにする。
3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
この事例を建築士の過去問で例示すると、それは構造計算問題だ。ある箇所の撓みやモーメントの値で正解を一択させる。「その値を求める為に」「構造体に関わる全反力を求める」「その反力と設問箇所との距離に○○式を適用する」と解法を即座にすらすらと説明できるようにする。それが表題にあげた言語化である。
以上はこれまでにご案内の通りだ。
いかがだろうか。
「え・・・、それって無理」
「それができれば苦労はしない」
そう思われた向きのあることは拝察する。
が、しかし、合格する勉強とはそう言うものだ。
つまるところが誤答を正答に転じられる学習である。
合格した人に存在した勉強の特徴とは以上に述べた通り。
過去問の一冊をマスターする事だった。
健闘を祈る。
グッドラック。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月23日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。
本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。
戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。
今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。
「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」
マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。
そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。
結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。
その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。
新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。
現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。
お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度
仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。
質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。
以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。
「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」
皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.
最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。
今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月16日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。
あの統一戦も終わり。
双子座流星群の天体ショーも。
来週末は早くもクリスマスイブ。
今年もいよいよ押し詰まり感が半端ない。
仕事は忙しいわ、年賀状書きは溜まっているわで、
もう大変?!
「今時、年賀状を書くなんて関係ないし」
そうでなくても試験勉強の調子はいかがですか。
この時期に限らず頻繁に賜ってきたお悩みはこうだ。
「計算問題のある学科は苦手で勉強がヤだ」
「計算問題が大半の学科は不得意で合格できるか不安」
「計算問題って文系のオレ・アタシが克服するのってムリ」
なるほど。そうした悩みは昨日のことさながらに心のなかで再現できる。合格までに長期間を要した身からすると決して他人事でない。しかしだよ。悩んでいるだけで試験勉強の課題が解消できるのなら受験生の誰もが苦労をしない。計算問題、例えば一級建築士の受験者で構造計算に関わる苦手・不得意の意識を解消するにはどうすればできるのか。
今回は計算問題を得意になれる勉強法を再確認したい。
つまり計算問題の苦手・不得意の解消策を繰り返してみたい。
結論から述べる。
それは以下の段階を経る。
1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする
2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する
3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする
4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す
上記は以前にご案内の通り。
以上、終わり。
それでは非人情すぎよう。
以下に順を追ってご説明する。
1.「計算問題は得意だ」と自己暗示をする
そもそも「計算問題ってオレ・アタシは苦手(不得意)だ」とするのが暗示だ。要するに思い込み。ある種の信じ込みだ。「思考は現実化する」と巷間に流布するようにそれらは確実に現実化する。むしろ現に苦手・不得意の意識と身振りをもってそれを体現している。
人間は暗示や信念に生きるもの。それらによって認知や能力が大きく変わる生物であることは世の示すところ。例えば、「4回転ができるはず」とフィギャースケート界で信じられる様になると、「んじゃ、4回転をやるわ」と羽生君が現実化した。「100メートルって10秒を切れるジャね」と同様にしてそれを桐生君も以下同文。
「それってスポーツで勉強と関係ないし」とお考えだろうな。でだ。自らに無益であるにも関わらず我々は自分が信じたことを固持したい。そのことを証明しにかかる。結果として「計算問題が苦手・不得意」と思考し(信じ)たことを現実化する。現にそう思ったとおりの結果を知らぬ間に(実際は意識的にそうなることをして)体現する。
「人は信じたとおりになる」のならば「なぜ今なりたいようになれると信じないの」か。「トットとなりたいようになれると信じろ」だ。現に計算問題を得意にする受験生は口に出さなくても「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じている。そう信じるから計算問題をバリバリと克服する。そうするからこそそう信じ続ける。以下反復。
計算問題を得意にしたければ「オレ・アタシって計算問題って得意・できる」と信じればよい。そう自己暗示して次にご案内する信じこみつまり思考を現実化する段階を踏み続ければよい。
2.計算問題は問題文と解法とを組みにして暗記する
本邦に於ける資格試験の計算問題は何語で書かれているだろうか。「このヒトって何いってんの」とお考えだろう。それは日本語だった。ならば何を意味しているのかお分かりだろうか。つまりどんな解法を求めているのかご理解だろうか。「それが解りゃ苦労はしねーよ」と言うのが現実だろうな。苦手・不得意の訳はその連携不足にある。
であるから、まずは問題文とその解法を連携して暗記する。問題文の意味する、求めることをまず理解する。その理解に基づいて意味・求めに応じられる解法のあることを次に理解する。その解法といっても微分方程式やテンソル解析などの難解さにない。短見の及ぶ限りで言えば四則演算の水準にある。
例えば、一級建築士、構造の計算問題、「点pの撓み値を選べ」とする問題はこれに関わる各点の反力を求め、それを元にモーメントを求め、算出したそれを元に撓みの公式を使う。どれをするにしても加減乗除すれば算定できる。何も積分問題を解くわけでなく電算機の必要もない。筆算で解答できる。しかも定型や手筋つまりパターンがある。
でだよ。問題文とその解法を一組にして暗記する。但しその組を暗記する場合だが効率的にそうする為に書いて覚える身体化をしない。そうでなくてその組を口にして覚える言語化するだけで済ませる。「それじゃ忘れるんジャね」とのご懸念を払拭できるように次のことをする。
3.計算問題は書いて解かずに解き方を暗唱するだけにする
2の暗記を確実にすることは1の信じこみを現実化する為に先のご指摘に沿って必須。この為に暗記ができたことの検証として覚えたと感じる解き方を問題文をみて暗唱する。もちろん一字一句を正確に出なくて良い。解法の型・パター、流れを言語化できていればそれでよい。
例えば、一晩の勉強で計算問題の解き方を30問暗記したとする。ならば、そうしたことの仕上げとして暗記したはずのことを問題文を見ながら暗唱する。つまり復習する。繰り返して強調するが解法を紙に書かない。それを言葉にする。暗唱するだけで全く十分だ。
「キチンと暗唱できてるかマジ心配」とお考えならばスマホなどの録音機能を活用すれば良い。再生音を解答解説と照合するのもよい。だだしこれはそれなりに時間を要する。むしろ暗唱したらそうした感覚が残っている間に解法解説に当たればこと足りよう。仕事は効率一番であるように試験勉強も効率一番でいこう。
4.計算問題は解き方を想起することを時と時の間に繰り返す
それを想起つまり暗唱することの効能は計算問題の解法を体得することにも有用。例えば、2回目にそうする事は1回目から一日後に、3回目にそうする事は2回目から三日目に、4回目にそうする事は3回目から五日目に、5回目にそうすることは4回目から七日目に、とするよう次第に間隔を空けて問題への解法を暗唱することを5回繰り返す。
そうした解法を暗唱することつまりそれを言語化・思考化したことを試験本番で即座に現実化する為の仕上げとして、実際に解法を紙面に展開、書けばよい。「アタシ・オレって計算問題ができる」と大方サクサクと計算問題を解けることに笑顔がこぼれるはずだ。「計算問題が苦手」としていた思い込みを見事に解消できる結果を手にできよう。
「ケッ、結局、面倒くさくね」と以上をお考えだろうか。
そう、正味の話が実に面倒くさいのだよ。
「計算問題は不得意」と信じこむに多大な面倒をかけられたはず。信じたことを現実化する為に問題文を精読することを避け、その解法を理解する事に対して懸命に抵抗したように沢山の面倒をしてきたと想定できる。そうでなければ「計算問題は不得意」と信じこむことは叶わない。無能や怠惰から決してその現実化に至らない。
であるからして、その過程を遡行をするのだから面倒なのは仕方ない。試験勉強に限らず何かを勉強する事はそういうものだ。
そろそろご観念されたら如何だろうか。
お手上げになるまえに。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月9日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
合格者たちは目的に合った集中ができる。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。
何と、ナント。
2週間もすると聖夜。
今年は週末がクリスマスだ。
「だからナニ?!」
そう思ったかもしれい皆さん、
そうでない貴方、勉強の進捗はいかがですか。
この時期でなくても耳タコのお嘆きは以下。
「予定通りに勉強をはじめられなくて・・・」
「勉強時間になっても机に向かえないアタシが嫌」
「勉強しようと机についてもボッーとするオレって駄目」
それって何気に自分の鼻を触れるように分かるよ。合格を果たすまでの長い受験勉強期間、リフレインされるテレビCMみたいに繰り返し思った。新年を待たず勉強に打ち込みたいのにお嘆きのような状態では合格を目指す事の困難を覚えずにおれなかったのだから。やれ、やれ、こうした状態の解消はどうしたらできるのか。
今回は合格を目指せる勉強の取り組み方を再確認したい。
結論から述べたい。
それはただ勉強をすることだ。
状態の如何を問わず合格を目指せる勉強をすること。
ただ、状態の如何を問わずとは、根性や気合いあるいは集中や意欲の有無そしてそれらの度合いにかかずらわないことだ。根性や気合いが入ってなかろうが、集中や意欲が低かろうが、そんなことは無視できなくても小脇に抱えながら、過去問の誤答を正答に転じる勉強をする。こうすることが冒頭のお悩み群に対する結論だ。
以上、オワリ!
では分かりづらくもあるやもしれぬので続いてその訳をご説明する。例えば、令和4年・社労士の合格基準は以下のようにされていた。
本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
① 選択式試験は、総得点27点以上かつ各科目3点以上
② 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。
以上を繰り返しつぶさに精読されたい。いかがだろうか。それらの文言の中、「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をして受験に臨むことを条件にする語彙があるだろうか。言うまでもなく1つとしてない。あるのは得点つまり客観的な指標のみだ。
「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしていなくても合格基準をみたせれば貴方は合格だ。この事実は他の資格試験でも同様だ。事実、一級建築士、税理士や弁護士の受験生だから「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強の必要がある訳でない。
「いい加減に」「雑然と」、「不真面目に」あるいは「ボーッと」「やる気がなく」受験勉強を本試験まで続けていようが、先の合格基準つまり合格点を取れる...その方法は誤答した過去問の全てを正答に転じる...勉強をしていれば合格。何の問題も悶着もなく貴方は合格を果たせる。勉強をしている時の態度や心理状態などどうでも良いことだ。
なにも机に向かわずとも誤答した過去問の全てを正答に転じる勉強ができていればそれで良い。例えば、ソファーに寝っ転がっていようが、コタツでゴロゴロしていようが、彼・彼女とイチャイチャしていようが、あるいは寝ぼけ眼でボーッとしていようが、試験問題の7割が過去問の組みあわせであるから冒頭の勉強ができれば何の問題もない。
むしろ「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしようと自己啓発本を読んだり普段は気にもしない机や本棚の整理を始めたり試験勉強の本義と無関係のことをする方がよほど問題がある。敢えて言うがそうしようとすることは資格試験の合格基準となんら関係がない。不必要だ。度外視すべきだからだ。
「ったって、集中してなきゃ勉強が頭に入らないじゃない!」
そうご立腹である場合は想定できる。それにお答えする。実際、集中していなくても物事を有用に覚えることを我々は日常茶飯事に行えている。例えば、運転の道順だが、ボーッとやのんびりと車を運転していても知らぬ間にそれを覚えてしまえることはよくあることだ。なのに試験勉強の時だけ集中に拘ることは事の筋目が通らない。
気にしていることに関して検証してみることだ。例えば、集中の状態とそうでない状態、その2つでどちらが誤答した過去問を正答に転じた数値が高いのかを。実際に比較してみると、注意散漫な状態が先の数値が高かい場合もある。必要十分条件でないこともわかる。要するに「集中だ」「気合いだ」と気にしなくても良い訳だ。
更に言えば、ボッーとしていたり、気合いの入らずダラーッとしていたりする心理状態は脳科学的な視点で見ると脳がアルファー波、つまり努力を必要とせずに知覚した対象を記憶しやすい状態であったりもする。つまり、勉強の客観的な指標を満たすことに有用なコンディションだったりもする。目くじらをたてることでもないわけだ。
だらだらしてしまうのならば、そうしつつも過去問の解答解説や法令の解説書を読んだり、あるいは聴覚教材を聞いたりする。繰り返すが、そうした勉強でも誤答した過去問を正答に転じる勉強の出来る事は大いにあり得る。下手に集中だと集中することに集中することのほうが内的資力を浪費して、試験勉強本来の目的を逸しやすいのでご用心。
長くなった。話をまとめたい。「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をすることに注力しない。そうではなくて、それらの状態にあらずとも、例えば雑然と不真面目にそしてボッーとやる気なく勉強をしていても合格を目指せる勉強...それは誤答の過去問を正答に転じる...を続けられよ。
皆さんの健闘を祈る。
ん、健闘と言ってはいけない、
合格を目指せる勉強のご継続を祈る。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月16日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。
今月も既に中旬。
直近、三連休の天候は荒れ模様との予報。
気象関係によれば、台風は九州、中国地方を直撃する見込み。
一方、受験勉強をしている皆さんにそれは別の意味もあり得る。
例えば、悪天候の懸念から遊びの誘惑を経ちやすくもある。
雨の降る前から地固まると言った感じかもしれない。
そうでなくても災害のないことを祈るばかり。
さて、この時期(でなくても)よく賜るご質問はこれ。
「正直、楽な合格法ってどうすれば良いですか」
「ぶっちゃけ、楽して合格する方法って何ですか」
「苦労せずに合格するのってどうしたらできますか」
皆さん、あなたはそれをどうお考えであろうか。
正味の話、そうした方法があるに超したことはないはず。
初受験から合格するまでの長期間、僕も同様に思い続けました。
今回はあなたも楽に合格できる勉強法を確認しよう。
結論。
その勉強法は合格基準を満たせるようにすること。
例えば、開示された各受験科目の得点でその基準を満たすこと。
加えて同様にされたその得点の総点で以下同文。
その基準は試験の実施機関や受験予備校の示すもの。
例えば、今年に実施された一級建築士・学科試験で合格基準点は、計画が11/20点、環境・設備が11/20、法規、構造が16/30点、施工13/25点、総合91/125点。各受験科目で過半以上を得点し、かつ総点を百点満点に換算して73点以上を得点するようなことだ。
「本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は1点以上、国民年金法は2点以上)である者。択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上である者」と令和3年度、社会保険労務士試験の合格基準はしていた。
なるほど、「それって全然楽じゃないわ」とご立腹だろうか。しかし、「真面目に勉強したから合格」「一生懸命に以下同文」「チャンと以下同文」などするように抽象的な基準や「有資格者として相応しい人格者だから合格」とする曖昧な基準を目指すよりも、客観的な指標である得点を満たせるように勉強すれば合格するのだから随分と楽だ。
不真面目だろうが全く一生懸命でなかろうが全然チャンとじゃなかろうが人格者でなかろうが、合格基準に達すれば合格だ。満たすべき基準は明確。それに対する勉強の到達度を模試や答練などによって定期的に測りさえすれば、無理な気合いや根性は断じて不要。基準到達に必要な勉強をしさえすれば合格する。でだ、ご案内は楽な勉強法なのだ。
それにご納得いただけたとして、合格点を満たせる勉強法と何か。続いて具体的にこれをご案内する。練習問題、最終的に過去問集において、本試験の設問はその7割が過去問の組みあわせから作成される資格試験の特質からして、過去問集で誤答した問題を全て正答に転じられるように勉強する。その答えでなくてその解き方を憶える。
では一概に過去問と言うとどうか。それは初学者にとって茫洋としてつかみ所がないように思える。だが、これは暗記型と論理型とに大別できる。決して恐れるに足りない。むしろそれに応じた勉強をすれば良いのだからどうすれば合格できるかと気に病むことは全くない。
前者は問われる事項に合致する情報を憶える。問いに正答できる情報を想起する方法、つまり解き方を憶えさせすればこれに正答できる。どのみち暗記すれば得点が容易だ。これを克服できない受験生はやれば必ず取れるはず点数を取れないので合格の望みが薄い。暗記型はこれを克服できれば正答できるのだから極めて楽だ。
一級建築士の学科試験なら、計画や施工の設問は大抵が暗記型に属する。頻繁に出題される項目で自分がまだ暗記していない項目さえ憶えれば、その問い7割を正答することは容易い。応用力も涵養できるので満点に近い得点も決して無理でない。楽にできるたろう。
暗記ものを克服するコツは大学受験などで既にご経験のはず。兎にも角にも暗記対象を繰り返して見聞きしてこれを暗唱すること。試験時間ないで暗記問題の全てを正解できるように正答に資する情報を短時間で想起できるような暗記をしよう。例えば大学受験、英語の勉強であの有名な英単語集を丸暗記したように。
後者は正答に至る根拠と方法つまり正解への話の道筋を追ってこれを正答できる。根拠は法令や特定の算法、方法はそれらの組みあわせ方だ。暗記型の問題と異なり、「なぜ、どのようにして、これが答えか」を明確に説明できるように徹底的に言語化した勉強をする。
その規範たる解答解説を読解してこれの要点を暗唱する。注意、正答できたからとして自分の解き方を優先しがちだ。そうすると汎用性に欠けるので、決してそうしてはならない。そうではなく、この段の冒頭で述べたように過去問集の解答解説(人によっては予備校講師の解き方)を優先して誤答を正答に転じる為にこれを憶える。
例えば、一級建築士の法規で頻出の耐火建築物にすべき建物の問題は、法22条と法23条、法第27条から出題されるので、それらの法令を正解に至るための適切な根拠としてひけるように勉強する。このような論理型の問題の勉強も勘や感性などつかみ所のないものを頼みにせずとも良い。地道に解き方を憶えればよい。実に楽なものだ。
まとめよう。楽な試験勉強は本試験の設問に正答できるように、過去問の傾向である暗記型や論理型に沿った答えでなく「解き方」を憶える。そうすることを着実に重ねて、例えば各受験科目の得点とその総点とで合格基準とを満たせるようにすることだった。
そうすることは性別、学歴や職歴に無関係でやればできる。かつ根性や気合いそしてキチンと真面目になど精神論にたよらないやれば誰でも、勿論あなたもやればできる。合格することに有用な勉強法となる。
以上、合格に向かって楽に邁進されますように。
Good Luck!
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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年8月26日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは記憶に関して優れた方法も提示します。
事実、記憶の劣る人はないし記憶の方法が劣る人はある。
つまり私たちにとって記憶に関しても実に有用な手法なのです。
今月も既に下旬。
夏の試験シーズンは終盤となる。
今週末に社労士試験、受験生の諸氏は本番に臨む。
ご注意、今号はその受験に関する現状に基づいて行を進める。以下に「受験前にこんなことを読ませないで」と思える状況も記す。合格を願い験担ぎなど精神論を頼りにされる向きには違和感があろう。「縁起でもねえこと書きやがって」とご立腹の恐れもあろう。その予感を覚えられる諸氏は以下をスルーされ最後の追い込みに励まれたい。
さて、言うまでもなく社労士試験も受験するだけでは有資格者になさない。最近、その合格の推移は受験生に対して1割以下と実に塩辛い。令和3年、3万7,306人が受験し、合格率は「7.9%」だった。34358人の受験生は涙を飲んだことになった。今年も同様とみて大過ないはずだ。
恐らく、「幸先悪いことを言わないでよ」とご立腹だろう。だが、「事実は小説より奇なり」に似て上記は現実だ。前例を踏襲する行政事業の一端である資格試験も同様にして実施される。設問の難易度に関しても前例を大きく踏み外すことは決してないのだから。
よって、模試や答練などの得点・評価など客観的な指標によって直近の受験で絶対的に合格を確信できる受験生は、今号に関して以下は不必要であろう。これまた以下をスルーされたい。念を入れた最後の追い込みにお励みいただければ幸いだ。
では次の合格を高確率になす為に必要なことは何か。過去問の組みあわせから設問の7割程度が作られる資格試験の惰性的な性質からして、それは前回にも確認した過去問の解き方を完全に覚えること。
だが、そのことに関してコーチングで以下の様なお嘆きが絶えない。
「最低、過去5年分、過去問の解き方を覚えるのってムリよ」
「過去5年分でも無理ぽいのに10年分なんて覚えられっこないぜ」
やれやれどうしたらその様な悩みを払拭できるのか。
今回は過去問の解法を完全に覚える勉強法を再確認しよう。
合格者の間や受験業界で公然の秘密とされる合格する勉強法は「最低でも5年分できれば10年分、過去問の解き方を完全に覚える」ことだ。繰り返すが、過去問の組みあわせから設問の7割程度が作られる、これに正解できれば高確率で合格できる、そうした資格試験の性質からして誠に理にかなったのが冒頭の合格法である。
勿論、その事に対して、先の様なお嘆きの絶えないことも事実。だが、「ムリ」「できない」とすることはどうだろうか。仮に10年分、過去問の解法を覚えるとして考えてみよう。
例えば、社労士や一級建築士の場合、過去問数は以下となる。
・社労士:80問/年×10年=800問
・建築士:125問/年×10年=1250問
なるほど、こうしてみると決して少なくない。だが、そうした数の暗記をすることは恐れるに足りない。例えば、多数の皆さんがご経験であろう大学受験、これで覚えるべき英単語の数はなんと「約4,000語~6,000語」とされる。これを基準に考えると、前述した覚えるべき解法の過去問数は一級建築士の場合でも半数以下。
もちろん、「オレ・アタシは大学受験は関係ないたたき上げだから」と仰る皆さんでも、高校の英語の教科書で学習した英単語で約2,000語~2,500語を定期テストに際して覚えた経験があるだろう。
そうしたご経験からして、先の資格試験で合格を確かにする為に、10年分の過去問に関する解法を覚えることは、決して不可能でない。むしろ、やればできると拝察する。
では、その数の過去問解法を覚えることはどうすればできるのか。それは、学生時代の受験が、「繰り返して暗記する」とこれを教えているはずだ。例えば、英単語「consider:~を考慮する」と繰り返し暗唱することで覚えたように。受験数学で頻出で難解な整数問題の解法にしても繰り返しその解法を書くなり暗唱するなりして同様に。
つまり、何かを覚えることは、繰り返すことにその基盤を置く。実際、都市圏で一般道から高速道に乗り入れるような複雑な運転操作も同様にすることでやがて無意識の水準でできるようになれる訳だ。覚える対象を繰り返し見聞きすることは記憶の父であり、特に暗唱することは暗記の母である。その父母にして試験で使える優秀な記憶が生まれる。
とは言え、例えば一級建築士の受験生の場合、過去10年分1250問の解法をいきなり前述のようにすることに対しては、「もっと要領の良い覚え方ってあるんジャね」とご洞見であろう。左様、であるからして、かつ受験生各位におかれては技能や知識そして経験知に段階的な階層があることからして、以下の戦略をご提示する。
その戦略は以下の通り。
1.カンニング勉強法
・過去10年分の過去問を一分/問で答える
・各問に解答したら直ぐに答え合わせをする
・一分以内で解けない問は不正解とする
・目的:試験によくデて解き方をシラない過去問の把握
つまり自分の弱点、最優先で補うべき項目の明確化
2.リンキング勉強法
・上記で把握した「デシラ」を優先して参考書や法令集に関連付ける
・デシラと関連付けた参考書や法令集の該当部分を読解し理解する
・上記の該当部分に含まれる用語や算法も同様にする
・目的:3の解答解説に関連する情報の検索と補強とを確保
3.リピート勉強法
・過去10年分の過去問を決めた時間内で繰り返し解く
・解いた後、必ず答え合わせをして解答解説を読解する
・不正解だった過去問の解き方を暗唱するなどして覚える
・以上のことを過去10年分に渡って最低5回繰り返す
・目的:試験で必要な時に即座に想起できる記憶の構築
予備校などをご活用で「厳選過去問解法」に類するテキストなどを活用可能な方は、1をした後でそのテキストのデシラに関連する部分を2の勉強法の対象として含まれると「自分にピッタリ厳選過去問解法」テキストを作ることができる。これより予備校の提供する受験情報も包括できて効率的な受験勉強ができる。
初学者は以上の戦略によられるとよい。だが、再受験生の諸氏は大方の知識や技能を保持するだろうから、兎にも角にも3を最優先にして5回で解法を完全に覚えきれない(だから、再受験となったはず)なら、7回でも10回でも繰り返して暗記されることを強くお勧めする。
但し、暗記する事は、できるだけ短い期間にできるだけ多く繰り返せるようにしたい。例えば1250問/回を5回で6250問の解法暗記を一問当たりに時間をかけて50問/日で125日行うよりも、それを一問当たりに時間を短くして125問/日で50日を2回転つまり100日で10回繰り返すように短いインターバルで数多く行いたい。
そうする訳は、覚えたことも時が経つほど忘れやすく、時を待たずに繰り返したことをよく覚えられる記憶の仕組みからして賢明であるからだ。どうだろうか、「えぇ、戦略とか言いながら要は繰り返しなのね」とは誠にご賢察である。覚えたいことを短期間で繰り返す事は暗記の培地なのだからだよ。
次の絶対合格を目指す皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.
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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月29日号
試験の結果はいかが。
先週末、建築士等の学科試験が実施済み。
正式でなくても、その結果はこれを予想できる。
受験生、当のご本人が合否の感触を最も覚えやすい。
当落の微妙な場合もありつつもその感触は大方が高精度。
結果「ヤッパ駄目そうだ」ならその感覚はほぼその通りになるはず。
満を持して本試験に臨まれたことからして、
受験生ご自身は肌を通して合否の感触をご実感だろうから。
仮に不合格だとしたら、
次の合格を叶える為には、
これからどうするのが賢明なのか。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な達成手法の最右翼です。
有用な達成手法の多くは内的資源を有効活用します。
NLPは内的資源を巧みに活用できる多彩な技術体系です。
夏の受験実施が真っ盛りであるこの時期。
冒頭のことで多くの受験生が胸に痛みを覚える。
2021年、一級建築士、学科試験の合格率は15.2%だった。
受験者数31,696人のうち26,864人が涙を吞む結果となっていた。
本年も多少の変動がありながらも同様の結果となるだろうからだ。
この時期、
講座やコーチングで、
以下の様なご相談やお悩みの絶えることがない。
「不合格みたいだけど何時から勉強を再会したら良いの」
「次は絶対に合格したいので勉強を始める最適な時期は何時?」
「直ぐに勉強を再開した方が良さそうだけどどうしたら良いの?」
同様の状況にあるとしたら皆さんはどうお感じになるであろうか。
例えばこれまでの事例からしてこうであろう。
「勉強を再開するにしても短期間で合格したいしね」
「勉強を再開するのって大変だから色々と考えちゃう」
「落ち込んでるのに直ぐに勉強を再開する気になれないよ」
受験後、次の合格を目指した試験勉強の再開は、
これをどうしたらその合格をより確実にすることができるのか。
今回は次の合格を目指した試験勉強を再開する時期を再確認したい。
その時期は次の合格を果たす為に極めて重要。
結論から述べるとこうだ。
それは受験終了後すぐである。
できれば受験が終わったその当日だ。
それは無理だとしてもその翌日からだ。
そうする訳は実に明白で多数として存在する。
そのうちの幾つかを以下に続けてご確認されたい。
受験生が自分の弱点を最も鮮明に自覚できる時なのだから。
合格を叶える為に最優先で補強すべきその弱点に関わる他人の決して教えることのできない記憶は、あの忘却曲線が教えるように日を追うにつれ急な右肩下がりとなっているあの曲線の勾配を転げ落ちるように低下する。
一方、その記憶はこれが鮮明なうちならばまたとない合格指南となる。受験生自身の弱点つまり各受験科目、特に不合格の主因であっただろう不得意科目で何をどう勉強すべきであったかを、痛いほど受験生ご本人に自覚させてくれる。これを忘却にまかせて無駄にする手はない。
更に、長期に亘って積み重ねてきた貴重な過去問解法に関わる記憶を敢えて忘却の危険にさらさずに済む。初学者がこれから一つずつ積み上げていくその内的資源を有したままに、次のより確実な合格を目指して再受験街道を邁進できる。
対して、数週間または数ヶ月後、その貴重な記憶が忘却の彼方に去った後、試験勉強を再開すると、手戻りの勉強が必要となる。過去問をザッと解いて自分の弱点を再認識するカンニング勉強法ことから始めることになる。加えて、自分の弱点補強を確実に行う学習計画も1から始めることになりやすく、これまた手戻りで非効率だ。
更に、初学者が絶対に知り得ない最新の出題傾向を直に自らの耳目を持って知り得た有利さがありながら、それを漫然と時を経るにつれて忘却するに任せる事は、いかに愚かなことか言うまでもない。
加えて、不合格の悔しさ、つまり捲土重来の気概を憶えていることは、次の合格をより確実にする為の勉強をする強い動機づけとなり得る。これを直ちに活かさないことは、いかに以下同文。
以上からして再受験の合格を効率的に叶えたいのならば、
試験勉強を再開する時期はできるだけ早期にすべきだった。
もちろん試験勉強を再開しにくい気持ちはあるだろう。しかし、その気持ちに流されるとそれを始めることが更に難しくなる。
下手をすると、再受験の有利さをドブに捨てる再受験生がいる。つまり自分の弱点を本試験で明確に把握している優位性がありながら、「ジブン、再受験だから、来年から始めよう」などとしがちだ。
再受験の有利さがあるのだから、次の合格を果たしたければ、それが活かせるように直ぐにでも試験勉強を再開するにことしたことはないはずだ。であるのに、ご本人に自覚のないことであるが、より確実な次の合格を叶えることを顧慮すると実に困ったことになることは必至。
それでも、「そのうちにベンキョウ始めるわ」とお考えなら、それはご本人のお好みであろうから、敢えて苦難の道を通して合格という頂上を目指すのも「たで食う虫」の教えるところ。お好きな様にとしか言いようがない。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月8日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な記憶手法も提示します。
記憶は外的な知覚と内的な知覚との連合の一形態。
NLPはそれらの連合に資する多彩な手法を有しています。
7月、初旬も週末で終わり。
本年、一級建築士の学科試験は今月第四日曜日に実施される。
これを受験する皆さん、そうあなたは将に試験直前期の真っ只中。
「それって関係ない」と言う社労士の受験生でも、ほぼひと月後に試験本番を迎えます。時は光陰矢の如しと言うことからして、いずれの受験生も直前期において五十歩百歩。
そうしたことから、無限な合格の可能性は有限な時間の中で求めざる得ないこの現実の中、合格するためには特に苦手科目で合格基準を満たせる勉強をすることが必須であることを強調したい。
仮に得意科目で満点をとっても苦手科目で合格基準を満たせなければ悲しくも不合格とする冷徹な合格の要件はこの時期でなくても以下の様なお悩み・ご相談を講座やコーチングにしばしばもたらしてきました。
「暗記で得点できる項目をまだ暗記しきれないで困る!」
「命綱になりそうなマインドマップ記憶法ってどう使うの?」
「覚え切れない過去問解法を覚えるのってどうすればできるの?」
直前期に上記の課題を抱えていることは、合格するまでに長期を要した経験からして、ジリジリとした焦燥感をもたらすことが暗闇でも己の鼻先を触れられるように解るよ。
今回は直前期でなくても使いたい記憶法の核心を再確認したい。
記憶法の核心とは何か。
それはその対象を繰り返して想起すること。
そのことを目にしていかがだろうか。例えば、「まだ覚えていないこと『それを想起する?!』って無理ジャネ」とお感じだろう。しかし、記憶法の核心とは実のところが繰り返して想起することだ。
第一に、想起しようとしてまだ想起できない事実は、あなたをして時に記憶に関する絶望を抱かせることもある一方で、やがて想起できるようになりたいと言う意欲を抱かせる。
第二に、前述の事実は、つぶさに振り返ってみれば、全くの絶望でなくて、合格の希望をもたらす想起を惹起する手がかりのあることを有している。つまり合格にしする想起に至る道はこれをうっすらとでも合格を希求する君に示している。
第三に、記憶とは予めハードディスクに書き込まれた磁気信号の様なものでない。必要に応じてその都度に脳内で生成される心像つまり想起であることが脳科学的に解っている。要するに想起を意味して、記憶法の本質とは有用な想起の方法に他ならない。
「ん、結局ナニを言ってるのよ」とお考えだろう。
説明する。例えば過去問の解法を暗記することとは何か。試験に際して、それを即座に想起できるようになることだ。そうできる様に様々な、例えば心の映写幕に解法に資する法文の一項を、または同所に正解をもたらす算法を映像つまり視覚的な手がかり足がかりを脳内に構築することだ。
そのことを更に言えば、「これってあれに繋がるのね」つまり「これであれを思い出せる(想起できる)」と言えるようなイメージを心の白板にできるだけ書き付けることだ。手垢のついた言い方をすれば、「思い出しの手がかりになるイメージ」をできるだけ多く言葉(聴覚)や感触(身体感覚)としても持つことだ。
そうする事に資するひとつの方法とは何だったか。それは、想起に資する画像(視覚的刺激)や同様にする鍵語(聴覚的切っ掛け)を書き手をして知らぬ間に書かせるマインドマップだ。これを使って何としても暗記つまり想起したい過去問解法とそれに関連する法文や計算公式などを紙面に書き付ける方法だった。
だが、しかし、その方法はこれを1度だけ用いて終わるものでない。そうではなくて、マインドマップとして暗記つまり想起の為に書き付けた内容(過去問解法そのものとそれに関連した事柄)を真っ新な白紙に再現するつまり想起してまた書き付けることだ。そうする事で脳内に想起に資する神経回路を構築ことだ。
もちろん、「書けない所ってどうするのよ」と困惑されるだろう。しかし、「どうするのよ」と言う思いそのものが「どうすればよいのか」その答えを示唆している。そう、書けないところは、そのところを書けるようになるために必要な情報を覚えるつまり暗記することを求めている。要するに弱点補強の勉強をすることを求めている。
その求めに応じたら、応じたことで得た情報も含めて白紙に全て書けるかを二度、三度と想起的なマインドマップで書かれることが記憶法の核心であった繰り返して想起することを意味する。
「マインドマップって書けないんだけど」との困難も想定できる。
であっても大丈夫。想起強化の手段はマインドマップだけでない。通常のノート法で暗記項目つまり想起の確認をしたい項目を書かれれば宜しい。その様にして想起できない、または想起しにくかった過去問解法は想起にしする弱点補強の学習をした後、その学習内容も含めて繰り返して白紙に再現つまり想起する。満足できる想起に至るまで繰り返す。
「何よこれも要するに繰り返しなの」とは誠にご賢察。
何にせよだ。
記憶法の核心とは何だったか。
それはその対象を繰り返して想起することだったのだから。
今回もなんら一発逆転となる魔法をご提示しなかった。
これを特に反省することは不必要であろう。
「学問に王道なし」であるからだ。
是非その道を進まれよ。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年6月24日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは効率的な記憶法をも提示します。
記憶の質量は知覚的刺激の質と量とに相関する。
NLPは知覚的な刺激に関して多様な知見を有するのです。
六月はもう下旬。
梅雨明けの時期が話題になる頃ですね。
今年はそれが早くなるとの報道も聞こえます。
仮にそうなったら、その分だけ暑い夏が早く到来するとのこと。そうでなくても、合格する受験生としてやるべきことは変わらない。それは各受験科目の得点とそれらの総点で合格基準を満たすことだった。
今夏、例えば七月や八月に受験するのならば、今が将に追い込み期。この時期、受験生として合格する為になすべきことは、本試験で多くの設問が過去問の組みあわせから作成されることから、一問でも多く過去問の解き方を覚えること。
対して、そのことは以下の迷いを勉強不足の受験生に招来する。
「解法暗記を確実にするには書いた方が良いですか」
「多くの解法を一気に覚えるにはマインドマップが良いですか」
「苦手科目で解法の記憶はまとめノートを作った良いのでしょうか」
追い込み期、受験生の皆さん、
そしてあなたはそれに関してどのように考えるだろうか。
今回は過去問の効率的な解法記憶はどうするのかを再確認したい。
効率的な解法の記憶法とは何か。
それは覚える為に記憶の対象をいちいち書かない覚え方。
書かないことで生じる時間を使って繰り返し記憶する方法だ。
記憶の為にマインドマップやまとめノートを書くことはそれなりに、書き方によってはかなりの時間を要する。一方、「書いたから、これでバッチリ覚えられたはず」と期待した程に記憶に供しない。加えて覚えても忘れてしまうこともある。書かないことで浮く時間を有用に使って過去問解法を繰り返し知覚して、これを記憶する勉強法である。
記憶の質量は、記憶の対象と知覚的に接した回数とその回毎の知覚に関する強度との積に相関する。その回数は外的に記憶の対象を知覚することに、「建築物の定義って・・・」と思い出しに勤めたり想起できたりして内的に記憶の対象を知覚することをも加わる。
私たちは、扉を前にしてそれ開く為にその取っ手を目にしたらそれを押すなり回すなりした。それを繰り返した結果、今それが無意識にできる。横断歩道で歩行者としてあるなら青信号を色や音声として知覚したら歩きだした。同様にした結果、同様に今それもできる。
そうしたことは「取っ手を見ても別に感動しないぜ」「青信号で特に感激しないわ」と言うように知覚的な強度が低いのに繰り返しの結果として、無意識に行える程の記憶になっている。
その記憶は「扉の取っ手についてマインドマップを書かなきゃ」「横断歩道の青信号をまとめノートにしておこう」として覚えた訳でない。そうではなくて「扉の取っ手」を知覚したら「押す」「回す」。「青信号」を同じくしたら「歩き出す」。そうしたことを「繰り返す」ことで殆ど無意識にそれらを行える記憶を私たちは獲得してきた。
加えて、「2の十乗は1024」を例えば歯磨きをしたりトイレに行ったり食事をしたりする度に、つまり折に触れて見聞きしたり、それを想起(「2の十乗は1024」だったと内的に再知覚)したりするとどうか。覚えようそのことを書かなくても、小学校で「シチハチ56」と同様にして覚えた九九と同様に記憶できる。
過去問の解法、その記憶に同様の外的な知覚と内的なそれとを同義にする脳機能を適用できる。これに基づいて「過去問は最低でもこれを書かずとも5回解く」ことを推奨した。それを解くことは、計算問題を除いてその回毎に書く行為を要さない。設問を見聞きしてその正解とこれに至る解法とを解答解説のように想起できたかを確認すればよい。
それらを確認した結果、誤答したり正答しても解法や正答の根拠を誤ったりした場合、「ふーん、間違ったんだ」と解答解説をただ読み流さない。そうするのでなくてこれを「読解」して要点を把握する。その後、即座に解答解説を隠して先の要点を暗唱する。記憶は繰り返しで担保されることから、こうすることをクドクドとご提案してきた。
とは言え、以下の異論があることは承知している。
「5回解いても解き方を記憶できないからスルーだ」
「5回解いても覚えられないのって捨て問よね」
なるほど、合格する可能性は無限でも、これを有限の時間で顧慮しなければならない。ことことから前述のように考えたくもなるのだろう。だが、そう考えて苦手科目でも合格基準を満たせるのならばそれこそ合格する為に受験生は苦労をしない。
「最低でも五回」と繰り返してきた様に、五回で覚え難ければ七回、10回と解法を記憶したい過去問に繰り返して接することは、記憶の仕組みからして有用だ。解答に至る過程を書く時間を繰り返し想起することに転用する勉強法は、記憶の強度がその対象に接する回数に相関することから効率的な勉強法となる。
最後に、そうしてもなお記憶したい過去問の解法が残るのであれば、以前にご案内した例えば「保有水平耐力計算の方法とは」と問題形式つまりその要点を想起させる形式で、最終的な手段としてマインドマップやまとめノートを作成する。もちろん、これを作成して終わらない。これに繰り返し接して要点を想起つまり暗唱することを繰り返す。
まとめると、効率的な解法記憶法は「マインドマップを書けば」「まとめノートを作れば」とする思い込みを脇に置き、そうする為に浪費しがちだった時間を使って、記憶したい対象に繰り返して接し想起や暗唱をすることで記憶を強化する方法だった。
合格することに大事なので繰り返す。確認してきた方法は合格基準を満たすことが「まだ」難しい苦手科目から優先して適用したい。得意科目で満点を取ろうが、仮に苦手科目で合格基準を満たせなければ不合格を避け得ないのだから。
覚えたい解法を書く勉強が合格に合目的であるとは限らない。
合目的である勉強法での健闘を祈る!
Good Luck!!
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年5月27日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは脳の使える方向づけができる。
脳は言葉によって活動の方向を有用に変えます。
NLPは有用な質問によって脳の活動を劇的に賦活するから。
今月も来週の初めで終わり。
時は梅雨の始まりを季節に見始める、
その一方で受験勉強は終盤つまり追い込み期となる?
(今夏に受験の予定ならば)
受験生なら合格できるように、
何としても苦手科目の得点はその合格基準を超え、
得意科目の得点は総点を一点でも加点できるようにしたい。
合格をしたいならばどうでしょう。
そうではないですか?
ね?!
本試験の設問はその7割を過去問の組みあわせだ。よって、合格したいのならば、誤答を繰り返した過去問を正答できるように、一問でも多く特にデシラ(頻繁にデて解き方をまだシらない問題)の解き方を覚えることが今すぐにでもやるべきことではないでしょうか。
その一方、そうする事に関わる以下に例示する苦悶の声がコーチングで頻繁に聞こえてくることはこの時期に限らずによくあること。
「覚えたはずでも忘れやすくて・・・」
「そうするための勉強時間がたりなくて・・・」
「仕事の疲れでそのための勉強ができなくて・・・」
そういう状況に陥らない為にできるだけ早期に受験勉強を始めることは耳タコでご案内の通り。それらの事に関して歯に衣着せずいってしまえば、「今ごろそんなのことを言っても遅い」。だが、合格を目指す人生の旅には色々なことが起こり、絶体絶命的な状況に陥ることもこれまた事実。ならば、この状況を解決することはどうすればできるのか。
今回は必要な勉強時間を補填できる効果的な方法を再確認したい。
合格したい受験生に共通のことは何か。それは受験生の合格できる可能の無限は時間の有限に制約される事実だ。そうであるならば、合格を目指す為にその有限を拡張したい。要するに受験生は1時間でも多くの合格に資する勉強時間を確保したい訳だ。だが一日は24時間であり1週間は七日だった。では、それはどうすればできるのか?
その答えは、つい無為に過ごしがちな時間、とくに通勤(移動)時間を有用に活用して勉強する方法だ。対して「その時って問題集や参考書を広げて勉強できない・・・」「電車の中で法令集なんかを読んでると肘で突かれちゃう・・・」と言うのが現状。でだ、ついスマホで音楽を聴いたり報道記事を見たりしがちだろう。
だが、スマホでそうしてしまう事をちょっと見直して欲しい。スマホあるいは小型の音響機器を勉強に活用したらどうだろうか。仮にいままで無為に過ごしてきた通勤・移動時間を有効化できる。過去問の解き方やこれに関わる情報を先の機材を使って勉強する。と、勉強に関わる時間の制約をそれなりに解消できよう。
仮に平日、週五日、その通勤・移動時間が往復で2時間だとする。その時間を有効な勉強に充てるとするならば、週あたりで10時間、1ヶ月で約40時間として合格を目指せる勉強得時間を確保できるはず。ただでさえ時間の不足が嘆かわしいこの時期にその時間は決して無視できまい。否、是非とも視野に入れて活用したい。
そこで、「ジャ、『聞くだけで合格の○○』を聞くわ」「なら、予備校の講座録画を見るよ」とお考えかもしれない。なるほどそれは名案でありそうだ。それすることに使う機器は何れにしても、「聞き流すだけで○○」「見るだけで○○」と言われるような勉強に有用とされる聴覚学習や視聴覚のそれができそうだから。
だが、それで合格ができるのならば現実的に苦労はしないのも事実。
正味、先の結果、「模試・答練の成績が伸びない」「また不合格になった」との悲しみを繰り返し耳にしてきた。そうお嘆きの諸氏は、怠惰だったので絶対にない。そうではなく先の学習法を無効にすることに勤勉だった。それらを有用な勉強にできていなかったからだ。
「そうじゃないわ」ならば、今朝の通勤・移動の時間に無目的に見たり聞いたりした報道の内容をどれくらい覚えいるだろうか。「そうしたことは憶えているけど、その内容や要点までは」と言うのが正直なところだろう。もちろん、そうであっても決して記憶に関して無能ではなくて、記憶しない脳の使い方に無目的の故に極めて有能だっただけだ。
はてさて、通勤・移動時間を有効化する勉強はこれに使用する機材に関わらずどうすればできるのか。それには過去問の解き方やそれに関わる法文そして参考書など勉強に関わる情報の受け手である脳の状態を変えることだ。つまり、何も考えずのただ見たり聞いたりする有限な時間を無限に浪費するだけの脳死的な勉強を決してしない。
そうではなくて、例えば「誤答した○○の過去問はどうすれば正答できるのか」と常に問題意識を有してその答えを求める。目的志向で脳が盛んに活動する方向付けをした脳活的な勉強をする。または「いま見た・聞いたことを要約すると・・・」と見たり聞いたりした情報を対して自問自答する。それらの問題意識をもった同様の勉強をする。
付け加えるが、そうした勉強をする為には、問題意識を賦活するは「問題意識を持つぞ」と言うかけ声だけの精神論で決してない。具体的な自らの脳活に向けた工夫が不可欠だ。ではそれは何か。
例えば、誤答を繰り返した過去問は何がどうなのかの問題点を手短にメモにして折に触れてこれを目にする。忘れやすい法文の趣旨は「○○とは何か」とこれを問題として同様にする。もちろん、これをすることは自らの欠点・問題を列挙することだ。うん正直に言えば疲れる。ウンザリもする。だが、そうする事の対価は有用な脳活がなることだ。
そのことを得た受験生は、市販や予備校の教材を使おうが、できるだけ手間をかけずに例えば誤答を繰り返した問題の解答解説を自分で撮影したり音読して録音したりした自作の教材を使おうが、いままで無為に過ごしてきた通勤・移動の時間を有用な勉強に転じることができる。無論、そうすることは家事やお風呂、トイレの時間でも可能だろう。
合格を目指す為に使える時間は有限だがこれを有用にする方法は以上に確認した通り。合格を目指している受験生諸氏におかれてはその時間をどのようになさりたいだろうか。
「面倒くさそうだからそのうちに」だろうか。
カレンダーに何時か・somedayはない。
まさかね。
健闘を祈る!
ではまた。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年5月20日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。
NLPは脳の取り扱い方法とも言われます。
脳は言葉によって自らの活動を大きく変えます。
NLPは有用な質問によって脳を劇的に賦活させます。
暦は既に5月の下旬。
緑は一段とその色を深め、
梅雨の入りもそろそろ気になる頃。
試験勉強の調子はいかがですか。
例えば、「絶好調!」であるならば言うことなし。
是非、是非、その調子を維持して合格を目指しましょう。
対して、「イマイチ」や「絶不調」ならご用心。今夏に受験予定ならそれを挽回する時間が減りつつある。特に不合格を招来しやすい苦手科目でデシラの解き方を覚える機会を喪失しつつある訳です。つまり合格を目指せる可能性を低減させつつあるともみられます。
苦手科目でデシラの解き方を覚えることはどうしたらできるのか。今回はそのデシラの解き方を何としても覚える方法を再確認しましょう。
デシラとは何か。それは試験によく出る一方で自分が解き方を知らない設(過去)問。この解き方を体得しない受験生は合格基準を自ずと満たせなくなる。仮に得意科目で満点を取れたとしても、不得意科目で合格基準を満たせないのならば不合格となる。合格する為になんとしてもデシラの解き方を身につけるべき勉強の対象だった。
デシラの解き方を体得することはどうすれば可能か。それは試験によく出る設問を把握しながら、その設問の解き方を知らない自らの状況をも認識する為に最も有用な最低でも5年、できれば10年分の過去問集を繰り返して解く。その都度に答え合わせをして、誤答した設問の解答解説を読解し理解してその解き方を暗記する方法だった。
もちろん、そうする方法に対する異論は以下の様にある。
「模試・答練だけで間に合うはず?!」
「○○出版の厳選問題集だけで十分よね?!」
「『これだけ要点集』さえやれば合格じゃね?!」
確かに、それらのご意見はごもっとも。受験生の多忙さからしてそう考えたくなることは無理からぬことだ。毎日、仕事で効率化の叫ばれる状況下、それらの方法は理にかなっているようにも聞こえる。
だが、本当にそうだろうか。模試・答練、厳選問題集、これだけ要点集は受験生、あなたのデシラを網羅しているのだろうか。一人一人の顔かたちが異なり、もちろん性格や物事に対する得意不得意、そして不得意科目でもその項目毎に得手不得手、それらすべての異なる受験生、各個人に対してデシラを的確に網羅できるのか。まさかね。
デシラは各受験生の指紋に似る。各受験生は知識や技能そして経験、言うまでもなくその背景である学歴も異にする。従って得意、不得意の項目が異なる。指紋のように各受験生に固有となって然るだろう。であるのに、模試・答練、厳選問題集、これだけ要点集、それらに自らのデシラを求めるのは木によりて魚を求めるような行いだ。
デシラはこれを各受験生が過去問を繰り返し解くことで把握すべきだ。だが、各受験生の合格する可能性は無限にある一方、その可能性を現実化する為に使える時間はあくまで有限。よって効率的にデシラの把握をしつつデシラを解消する準備としてカンニング勉強法が、参考書や法令集の読みどころを示し、リンキング勉強法に連鎖した。
それら勉強法の後、過去問集を繰り返し解くリピート勉強法の目的は繰り返して強調するがデシラの解消だ。つまり頻出の設問を認識しつつその解き方を最終的に暗記すること。その手段として、記憶の法則から最低でも5回はこれを解く。その都度に解答の正誤を確かめ、誤答の設問は解答解説を読解し理解してこの解き方を暗記する。
デシラで3回目以降の解答で誤答を繰り返す設問は基礎的な知識や技能の不足を指摘している。それらの不足を補填できるようにそれらを可能にする項目を参考書などで読解し確実に覚えることを求めている。言うまでもないが、これができる様にする為に各設問の脇に○×を付記して正誤の記録を残すことは有用だ。
ところがそうする事に関して以下のような嘆きの絶えることがない。
「不得意科目のデシラ解消ができなくて焦る」
「苦手科目の解き方って頭になかなか入らず嫌になる」
「だいだい嫌な科目の勉強って超眠くて全然進まずもうウンザリ」
それらは不得意科目に対する勉強の脳死状態を露呈している。
やれやれその状態はこれをどうすれば解消できるのか。
つまり不得意科目のデシラに対して自分を脳活状態にできるのか。
もちろん、その答えは以下で決してない。
「やる気よね」
「やっぱ根性だぜ」
「気合いを入れるジャネ」
そうした精神論で解消できるなら苦労はしないね。
そうするのではなくて、その答えは目的志向で俄然と起動する脳特性による。不得意科目のデシラを解消する目的を再確認することだ。その目的は言うまでもなく試験に合格することだろう。だがそれを確認して不得意科目で脳活状態になれるのなら、それこそ苦労はしないはず。
だから、不得意科目のデシラを解消する目的の更に大きな目的、そしてその目的は何に貢献するのかを本気で真剣に考えることだ。とは言え、「いきなりそう言われても何をどう考えるのよ?」と意味プーな感じを覚えて当然。以下にそれに対する効果的な質問をご提示する。不得意科目のデシラを解消することは以下で「そのこと」と表記する。
・そのことは自分の能力や信念、自己イメージにどう影響するのか
・そのことは誰しもが渇望する「自信」の獲得にどう貢献するのか
・そのことは合格後の数年後から振り返ってみてどう思えるだろうか
・そのことは有資格者として活躍している私をどう支えているのか
・そのことは人生の目的を叶えるためにどのように貢献をするのか
以上の答えを勉強の合間にでも本気で真面目に紙に書き付けよう。そうすれば脳の目的志向にガッンとスイッチが入る。脳は唸りを上げてその目的に向かって性化する。不得意科目のデシラを解消することはこれまでとは全く違ってあなたを勉強という探求の世界に誘う事だろう。
デシラ解消の健闘を祈る。
Good Luck!
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