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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月24日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


今月も下旬。
各地で桜も順次に開花。
新年度を目前にして多忙さの募る毎日・・・?!

他方、夏期に受験予定の方であるならば、その受験生にとってこの時期は試験勉強の終盤となる。本試験を視野に入れると合格基準を満たせる得点力を十二分に体得すべきだ。例えば各受験科目でのそれを満たしつつ総点でのそれも同様にしていく。それらを満足する為には諸事情・・・多忙さ、不安や焦りなど・・・に妥協しがちな自分を超える必要があろう。

上記に関してはどうだろうか。
「ん、ゼンゼン問題ないよ、計画通りだもん」
例えば模試や答練で目論見通りの得点を得ているなら大いに結構。本試験に向けて是非ともその状態を維持し更に上向きにされたい。

一方で次の状況も想定できる。「合格した先輩みたいな勉強ができたら良いな」「合格して楽しい毎日を過ごせている奴みたいになりたいよ」その様なお嘆きは特にこの時期に・・・そうでなくても頻繁に・・・も繰り返して拝聴してきた。つまりその心模様は今ではない今日ではない「未来」の自分に憧れている様子。

そう言えばWBC決勝戦直前の円陣で大谷選手は「憧れるのを止めましょう」と述べた。その要諦は「憧れるだけでは超えるべき者・・・対戦相手そして今の自分・・・を超えられない」と思えてこれに頷けた。理想の自分に心を寄せるだけで今の勉強が虚ろな受験生にもそれは当たるはずだ。でも、「それができれば苦労はしない」と反感もあるだろう。

何れにせよ合格に憧れる暇があったらそれを止めて今の勉強に集中したい。私たちはそうすることをどうすればなし得るだろうか。それは「気合いだ」「集中だ」と精神論か。まさかね。それこそ「それで勉強できれば苦労はしない」のだ。

今回は今の自分を超える心理・・・NLP・・・技術を確認したい。



その技術は未来、理想つまり合格をなし得た自分から今の自分に必須の心的資源を得る。仮想的にでもそうなった自分から、今の自分に有用な示唆を届ける方法だ。以下、具体的な5つの段階をご覧いただこう。

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
5.4で得た心的資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
その時間軸・タイムラインはお好みでご想像されて良い。例えば、いつもの散歩道の先に未来つまり合格を果たした時の状況が観えている。または、光の筋が同様の状況を指し示している。あるいは、レーンや軌道の先に同様の状況が観えている。何れにしても今の自分が憧れる合格した自分の様子をそれらの先に想う。

2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
1で想った状況にこれまた自分の好きな・・・例えば歩いたりタイムマシンや銀河鉄道に乗ったりしての・・・方法で進み入る。そうすると視えるだろう様子をその時に視て、聴こえるはずの音声を聴いて、きっと感じることを感じよう。過去(未来からして現在)から憧れた状況でなく、その今(現在からして未来)を直に知覚しよう。

3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
2の状況にあって過去の自分・・・現在の勉強に呻吟するオレ・アタシ・・・を将にやって来た道を振り返ったその先にあった・・・未来を基準にして・・・過去を観たり、過去の自分をテレビやスマホに映し出して観察しよう。そうすると、過去の自分はどのように見えたり聞こえたりそして感じたりするだろうか。

4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
3の観察から得た認知や発見そして気づきをただ伝える。但し、「もっと頑張れ」「チャンと気合いを入れろ」などと抽象論をするのでないて、例えば「あと3回過去問を解いたから合格できたんだぞ」、「ダラダラ勉強したんじゃなくて時間を区切って集中した勉強をしたから合格したんだよ」と合格者として当たり前にやったはずの行いを具体的に伝言する。

5.4で得た心理資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める
内的資源を保持したままが難しそうなら手短にメモをしても良い。何れにしても、ただ想像して終わり・・・例えばそのうちに勉強しよう・・・でなくて、自分に戻ったら直ぐに勉強をすることが4までの段階を有用にできる。単なる白昼夢でなくて思考を現実化させる為に極めて効果的となる。

以上を想像だけで行うことに困難を覚える向きには未来旅行をするより、未来日記
・・過去(未来からして現在)に憧れていた合格者と既になった自分が過去の自分を振り返った記録・・・例えば「法令集を論理的に読解し続けたから合格できた」など・・・を書き記す方法がもっと肌身に合うかもしれない。

何れにしても、「うん、分かった、そのうちにね」とすることはお勧めしない。憧れでなくこれを体現した未来の自分はこれに関しても決して先延ばしをするなどしなかっただろう。でなければ憧れの自分などになれた、あるいはそれを超えられた訳がないのだから。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


季節は春。
所により桜も開花。
「だからナニ、関係ねーしぃ」
年度末の多忙さ故にそう言いたくなろう。

「年度末・・・、そんなのいつものこと!」
そのようにご立腹の向きもあることも想像するに難くない。仕事はこれを良く成し遂げる人に向かって集まってくる。いつも忙しくさせるのが当然の成り行きというものだ。その一方で本試験の実施日も刻一刻と切迫する。

夏期・・・例えば7月や8月に・・・受験のご予定であるならば、この時期は過去問の解き方を覚える時である。受験勉強の中核である過去問・・・本試験の設問で7割は過去問の組みあわせであり、この解き方を覚えれば受験科目の合格基準を自ずと満たせる・・・を繰り返し解くことでこれの解法を本試験に於いて瞬時に想起できるようになる試験勉強をすべきであることは「耳タコ」でご案内の通りだ。

そこで以下のようなお悩みはこれが絶えることがない。
「法規の様な論理問題の解法を覚えるのってどうするの」
「構造計算の問題解法を覚えることはどうすればできるの」
と以上は考えさせる過去問の解法を会得することの困難である。

定数や規制値を想起すれば正答できる暗記型の過去問であれば、これの解法は言うまでもなく、正答に資する項目を的確に暗記することに尽きる。そうする事は既に大学受験などでご経験の通りに先の項目を繰り返して何れにしても暗記すること。

だが、考えさせる過去問の解法はこれを体得するにはどうすればできるのか。
今回は、思考型の過去問解法を覚える方法を再確認しよう。

次の前提は、過去問解法を身につける為の縦糸としてこれを・・・例えば3分/問と時間制限を設けて・・・一度もしくは二度解いた結果、誤答した。正答できたとしても解答解説からして自らの解法が誤っていた。制限時間内に正答できたのでなくその制限を超過してどうにか正答できた。以上の場合は過去問の解法は未習得として、その解法を習得する為の横糸として以下に進むことである。

結論から述べる。
考えさせる過去問の解法を覚える方法は以下の通り。

1.解法を理解する
2.1を言語化して暗記する
3.2を記憶の法則に沿って繰り返す
4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

以上の要諦は・・・特に計算問題に於いて注意したいこと・・・解法を暗記していない内から無闇に計算したり法令集をめくったりしない・・・するにしても確認する程度に止める・・・こと。そうすると無闇に時間を浪費してしまうので、そうするのでなくて効率的に解法を覚えられるようにする為、上記に書き記したように手を動かして実際に過去問を解くことは最後にする。以下、少しく説明を加えたい。



1.解法を理解する

こうする訳は無理解でも丸暗記できる子どもの勉強とは異なり、理解の下でないと効率的に暗記ができない大人の学習に必須であることだ。例えば計算問題だが、なぜに特定の切り口からはいり、次に何を求め、その値をどの公式に入力するのかといった論理つまり話の道筋を分かるようにする。話を構成する用語に曖昧さがあればこれを必ず解消する。これがないと次の段階は苦痛に満ちるからだ。

特に計算問題で、例えば一級建築士の構造計算などだが、どのような理由からある切り口で問題を解き始めるのかといった解法の初手を理解する事が肝要。計算問題は解法の初手・・・例えば図解法によるべきなのに反力から求めようとしたり、構造体の支持点がピンでありその反力数は明確に決まっているにもかかわらずこれを違えたりするように・・を間違えると決して正解できないからだ。



2.1を言語化して暗記する

暗記することは、受験勉強の時間が有限であることから、効率的にできるに超したことはない。これを繰り返して何でも間でも事細かに書き付けることで頭に入れようとしたり、効果的だと見聞きしたからとして時間を要する多彩な漫画や図解を豊富に書き込むマインドマップをいきなり描いたりしては駄目。

そうするのではなく、論理を明確に認知できるような要点の鍵語だけを書きながら、自分自身に向かって一人レク・・・何故、どのように、問題を解き進めるのかと論理をおって一人解説・・・をする。ただ口を動かすだけよりも、プレゼンをする時の様に身振り手振りを加えて一人レクを行うと、これの内容を暗記しやすい。これは複数の感覚を動員する方が記憶強化の起動する仕組みからして有効であるからだ。



3.2を記憶の法則に沿って繰り返す

これは要するに忘れかける頃に行うことだ。過去問を繰り返し解く方法で既にご案内の通り。2回目は1回目から1日後に、3回目は2回目から1週間後に、4回目は3回目から2週間後に、5回目は4回目から1ヶ月後に行う。忘れかける頃は人それぞれにことなるので、2回目は1時間後、3回目は一日後、4回目は1週間後、5回目は2週間後と繰り返す間隔を適宜に調整する。

何れにしても、記憶は繰り返しによって強化できることから、5回繰り返しても記憶が曖昧なら、それが鮮明かつ瞬間的に想起できるようになるまで、繰り返して暗記することの重要性をここで強調しておきたい。例えば、5回で先のような想起ができないのであれば、7回でも、10回でも2.を繰り返して記憶を強化する。



4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

実際に3.の3~4回目までを行うと、かなり鮮明に解法を想起可能になるはずなので、4回~5回目は表題のようにする。つまり、縦糸として行っていた過去問を繰り返して解く過程に戻る。勿論、そうなれるまでの回数を要するならこれを行う回数を先延ばしにすることは適宜に行うべきだ。何れにしても、仕上げとして実際に書くことで問題を解くことは論理、計算問題の克服に必須。

こうすると解き方の要点を勘違いして言語化したり、要点を曖昧にしたままで暗記したつもりになっていたりする点を明確に認知できる。「不知の知」を得ることができ、気づけた不知を解消する知識や技能を補える。苦手としていた論理や計算の問題に関して苦手意識を払拭できるはずだ。



以上、今回もなんら魔法も秘法もない地道な勉強法をご確認いただいた。

「何だまたかよ」とご失望であるかもしれない。が、しかし、受験勉強、こと資格試験のそれは先のように地道に進めることが、実は合格を目指す為の敢えて言えば「魔法であり秘法」である。

その過程は実に退屈である・・・でも、過去問解法の暗記ができる様になることに相関して過去問を解くことの感覚はゲームをすることのような面白さに転じる・・・が、資格試験の勉強とはそう言うものである。



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【合否を左右する過去問の解き方とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月3日号
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合格者は自分自身がそうなれる勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


弥生、3月。
何かと忙しい年度末。

仕事の忙しさが増す一方、
昇進や転部、そして転勤の噂が耳に入る。
それらに無関係でも何かとやるべき事が降ってくる。

他方、試験勉強と言えばどうか。
夏期、7月や8月に受験するならば、
以下を行うに要する時間的な観点からして、
「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきだ。

過去問を解くことを既に繰り返しているとするならば、
その精度を高める勉強は合格を目指す目的に極めて資する。
これを制限時間内で正答率を高めることと定義しておく。

「えっ、それってどう言うこと」
「過去問を解くことの精度を高めるってナニ」
そう思われたとしたらその問は合格を目指すのに極めて有益。

「ナニ、過去問って解かなきゃなんないの」
「予備校の講義を聞いてりゃ合格できるんじゃね」
仮にそうお考えであるのならズバリ言わせてもらおう。
「それじゃ、合格するって無理ゲーじゃね」

資格試験の勉強においても、過去問の解き方を覚えることは、この試験問題が過去問の繰り合わせからその7割(これに正答できるだけで各受験科目の合格基準を満せる)が出題されることから、合格をする為の王道であった。

では、合格を目指す為の過去問を使った勉強はどうするのか。
今回は合格を目指せる過去問の解き方を再確認したい。



結論から述べる。
過去問は時間制限の中でこれを繰り返して解く。

時間制限とは一問を解く為の所要時間を意味する。
繰り返し解く時期は過去問の解き方を忘れかける頃合いだ。
過去問を解いた後に誤答した問題の解答解説を読解することは必須。



例えば、一級建築士の場合、構造と施工の試験は2つの学科で所要時間を165分と一括りで行われる。その制限時間の中、受験生は前者の30問(これは6から7問の計算問題を含む)、後者の25問を解くことになる。制限時間と問題数から1問当たりの解答時間は3分となる。

しかし、前者の計算問題は合格を目指す為に是非とも得点源にしたいことを考えると正答をするべく時間を使いたい。仮に構造の計算問題数を6問として1問を15分で解くとする。残りの暗記問題(構造の問題24問と施工の問題25問を合わせた)49問は75分、1問あたりに約1.5分で解くことになる。この性質からして解答時間としては妥当だろう。

過去問を解く勉強は、上記のような実践的な時間枠の中で行うことで模擬試験的な性質をも包摂することになり、合格を目指すことに於いて大いに有用であるはずだ。先の時間枠内で過去問に正答できるようになる為にも、過去問集はこれをタイマーなどを使って時間制限をした中で繰り返して解くことが、時間の使い方も繰り返して訓練することで体得できる事から、合格を獲得する為に極めて大切だ。

同じ過去問を繰り返し解く時期は、その解き方を忘れる時期が人それぞれであるから当然のことながら異なるが、記憶の機構などを探求した脳的な知見からして一般的に以下の様な時期に解くことはご案内の通りだ。

2回目は1回目から1日後。
3回目は2回目から1週間後。
4回目は3回目から2週間後。
5回目は4回目から1ヶ月後。
以上の様に約2か月間で5回繰り返して同じ過去問を解く。

しかし、忘却の始まる時期は各人によって、また受験科目の得手不得手によって異なる。例えば、一級建築士の試験科目で多くの受験生が苦手としがちな法規試験(30問を105分、3.5分/問で正答を目指す)は、相対評価で合否の決まる本試験の性格からしてこれを得意にして得点源としたいことを考えれば、この過去問を上記よりも短い間隔で例えば下記のようにすることも視野に入れたい。

2回目は1回目から1時間後。
3回目は2回目から1日後。
4回目は3回目から1週間後。
5回目は4回目から2週間後。

以上約1ヶ月で5回繰り返して同じ過去問を解く。
その繰り返しをできるだけ多く行いたい。



事例とした一級建築士の本試験、受験者は全学科で合計125問を全学科の合計390分で正答を目指す。なべて考えると約3分/問で合格を目指す。過去10年間で1250問の過去問を先の時間制限内で最低でも5回解くとすると、18750分(312.5時間)を要する。過去問を解くことだけに一日で3時間を使うにしてもその日数は104日だ。

仮に誤答した過去問の解答解説を読解することを考えると、上記の日数は最低でも120日とみても大過ない。仕事や私事の様々なリスク(多忙さの増大、思わぬ病気や事故など)を視野に入れて本試験の一月前までに合格を目指すことに不可避な過去問を繰り返して解きその解き方(制限時間内に正答すること)を体得しておくことはこれを懸命と言わずして何と言うのか。

よって、今回の冒頭で「遅くとも」今月から過去問を解き始めるべきとしたことはこれを繰り返してここに大書きしておく。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者はこれ自身を可能にする勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



今月は残すところ2週間以下。「もうそうなの」と感じられるかも知れない。「にげる」と称される通りである。先月や来月に比して三日短いからね。

「だからナニ・・・?」
「それがどうしたの・・・・??」

なるほど今はそう言えよう。しかしだぞ、時が試験直前期ならどうだ。「あと三日だけでも時間が欲しい」と嘆く人がいた。合格基準にギリギリである科目の底上げに必至なら特にそうだろう。誰しもそのようになりたくないはずだ。前述のようなのどかなことは言えないのだよ。

他方、特に再受験で合格を目指す人は時の大切さ、つまり合格できる無限の可能性が有限な時間の中でのみ実現されると痛感してきた。それ故に、あるいはそうでなくても、効率化を最優先にする社会事情からして以下のようなご相談を頻繁にされる。

「はやく参考書を読むのってどうしたらできますか」
「速読みたく法令集をサクサクと読解することは以下同文」
「模試や過去問の問題文をはやく正しく解くことは以下同文」

限られた時間の中、効率的に情報を脳に入力して同様に脳から出力する。そうできることは将に要領よく合格を目指すこと、換言すれば効率的に受験勉強をすることだ。ではそれはどうすればできるのか。

今回は効率的な勉強がてきる方法を再確認したい。



ここまで読まれた皆さんが効率的な情報収集を指針にされていることは当然だろうから、結論から述べる。

それはやればできる勉強を倍にする方法だ。
ご注意、それは記したように「やればできる」ことだ。

休日に18時間の勉強をしたり、平日に四時間の睡眠時間で倍の勉強をしたりすることでは決して無い。そうするのではなくて、大事なので繰り返して強調するが、以下のように例示するあくまでも「やればできる」ことだ。

・参考書の通読は1回でなく、2回以上と回数を倍化する
・法令集の読解は1回で終わるのでなく、以下同文。
・問題文を解くときは1回で解き終わるのでなく、以下同文。

2回以上とは、時間と気力そして体力が許すのならば3回でも5回でもと読んだり解いたりする回数を増やすこと。

付記する。参考書や法令集の通読は第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に1回で読み通して終わりにしない。仮に先のような始めから終わりまでの通読をするにしても、その回数を倍化する。

更に効率的・・・できるだけ短時間で合格基準を満たせるようになること・・・な通読をお望みであろうから、自らのデシラ・・・頻繁に出題されてきた設問であるに解き方を知らない状況・・・を解消できる様にデシラに関連する章や節を核にしてその事例や背景そして根拠として関連する章や節に読む範囲を広げるように通読されることが望ましいだろう。

「それでは虫食い読みで訳が分からなくなりそう」

仮にそのようにご懸念であれば、虫食い読みを解消できるようにそれこそマジメに正しく第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に2回以上の通読をされたら宜しかろう。

「これってあれに繋がるのね」と思えるように、学びはこの対象全体が関連付いている故に、虫食い読みの関連付けが知らぬ間に進化することで醸成する。よって、デシラ中心の虫食い読みでもこれを倍化すれば、「これってあれに繋がるのね」と興味津々で読みの対象を更に広げられる。気がつくと努力せずとも全部を読んでしまえる。

むしろ、参考書や法令集は退屈な用語の解説から始まって事例や背景など間接的な情報までに関心を広げ読んでこそ深く理解できるように書かれているので、関連付けで虫食い読みをするにしても倍化でこれを行えば、理解不足や情報欠落に関する心配は心配ご無用だ。



問題文は2回目以降にこれを解く勉強で、2回目が1回目から一日後に、3回目が2回目から1週間後・・・5回目が1ヶ月後にとこの解き方を忘れ始める時期に行う。要するに倍化以上でこれに取り組むことで、これを見た瞬間に解き方を想起できる・・・限られた試験時間で正答をすることができる・・・ように解き方を身体化できる。

勿論、2倍化や3倍化そして5倍化する間隔は人それぞれでよい。例えば、2回目を同日に勉強の終わりにしても良い。要点は記憶の対象を想起することで記憶が強化できる学習機構からして解き方を忘れかける時期に問題を解くことを倍化すること。

付け加えるが、ただ倍化すれば問題文を素早く解けるようになると思うのは、仮に誤答したままで終わると誤答の仕方を強化する痛い勉強に終始して結果的に不合格に至るので早計である。そうするのでなくて、倍化の結果が誤答であったら、誤答した原因・・・例えば、回答の根拠とした法令を読み誤ったこと・・・を認識して、それを解消すべきだ。

以上、いわゆる効率的な勉強はできることを倍化する事でこれを可能にできる。三倍、四倍と倍化を増やすほど短時間でできるようになることは様々なご経験からして容易に想像できよう。どうだろうか。

「ケッ、倍化で何が『効率化』なの」とお怒りだろう。

しかし、何かを体得する、例えば母語・・・世界の中でも習得の困難さを指摘される日本語・・・を習得することは、「ワンワンだよ」「ニャアニャアね」と親たちの貴方に対する飽きもしない言葉の繰り返し、倍化によって可能になった。世の中の不思議に関しても「なぜ、どうして」を親や先生達に繰り返す、倍化することでこれを学んだはずだ。

つまり、できる事を繰り返す・倍化することは、学習精度の父であり学習速度の母である。合格を目指したいなら、今度はあなたが自身の為にその父や母としてこれを行うべきだろう。

対して、「それができれば苦労はしない」とやればできることに苦情を述べたいのならば、そうする苦労を回避できるように受験勉強など即刻おやめになることが宜しかろう。

そもそも合格者たちはやればできることを倍化すことに苦労だとは決して思わなかった。むしろ倍化することによって参考書や法令集の読みや問題文への解答が短時間で正確になる、結果的に勉強が効率的にできるようになる訳からして、「勉強って面白い」と楽しささえを覚えた。
人間、たで食う虫も好き好きである。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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合格者はそうなれるような勉強に集中できた。
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本日、今月は中旬となる。
「逃げる」と称されるように短い。
年度末直前でもあり仕事も忙しくなりがち。

「別に年度末じゃなくても忙しい」
「それって無関係でいつも忙しいの」
そう反感を覚えられる向きもあるだろ。

そんな状況下、何れにしても、
夏期の受験期を刻々と迎えつつある。
勉強に集中することがより一層に必要だ。
合格を目指すために不可欠な学びをもたらすから。

そうしたことから前回に集中ができる環境作りをご提案した。
これに関連して以下のような声、ご相談が到来した。

「集中できる工夫をしても勉強中に気が散る」
「集中して勉強し始めたのに何だか注意散漫な自分が嫌」
「1つ事に集中して勉強したいのに別の項目を意識してしまう」

なるほど、一点集中して勉強したい時、例えば不得意科目の中でも最も苦手とする計算問題の仕方を掴もうとしている時、それ以外のことに気が散ってしまう心もちは、そうしていることの目論見からして、じつに困ったことだろう。理解や記憶の増生に余り資することがないと想定されるのだから。

他方、その悩ましい状況は、仮にこれを解消そうできないにしても改善できたとしたら、大いに試験勉強を促進できることが想像されることと、現実的にその過程と乖離した自分の状況からして、一段と自らに困窮を覚えさせずにおかない。そう、実に困ったことだ。

やれやれ、1つことに集中したいのだがそれに集中できない。換言すればそうできないことは「集中しないことができる」ことの表明に他ならない。では、この有能さを勉強にどうしたら発揮できるのか。

今回は合格を目指せる不集中との上手な付き合い方をご案内したい。



不集中とは、「不注意」を視野に入れた造語。あることにまだ十二分に集中していないこととすれば「未集中」とも言えよう。何れにしても、冒頭の声が名指しするように、集中したい対象に集中し切れていない心境くらいの意味だ。

不集中は、前号でも触れたように常に難詰されるべきでない。これをすることで、周囲に注意を適度に分散させて雑踏のなかでも他人と衝突する事無く安全に歩行をさせる。あるいは調理中に野菜を切りながら煮物を焦がさずに済ませる。日常生活を安全、円滑に進めるために実に有用な心理状態である。

一方、勉強を始めようとする時、不集中は自らを勉強以外のことに注意を向けさせた場合に勉強の開始を遅延させたりその質量を低下させたりするので、冒頭のようなお悩みの基になるわけだった。マインドフルネスのような心理訓練をすると、例えば自分の呼吸に意識を向け続けることが困難なように、常時に駆動していることが見て取れる。

重要なので繰り返して以下を強調したい。不集中はある対象に集中できない無能や怠惰を意味しない。そうではなくある対象だけに集中しないことができる有能や勤勉さの表れ。つまり複数の対象に目配りのできる心持だ。使いようで「○○と鋏」の言事が示唆するように使いよう次第で合格を目指せるように勉強の質量を大いに増進させてくれる。

以下の前提は、前回のご案内したようできるだけ勉強に集中できるようにするつまり以外のことに集中することを可能な限り排除すること。その条件下で以下のことを実践されたい。

1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる
2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす
3.不集中の起因となる対象に対処する



1.集中したいことに不集中をしたら前者にもどる

これは有用な心理訓練(禅やマインドフルネス)の要諦でもある。例えば呼吸に意識をむけることから周りの音や臭いに意識が漂ったったら、そうなっていることに気づき次第、呼吸に意識を向け直すようなことだ。無理に集中を維持しようとするのでない。そうではなくて、不集中の起動に気づいたら直ぐに集中したい対象に意識を戻すことだ。

勉強中なら、勉強以外のこと、近隣からの音に向かって意識が漂い始めたらこれに気づいて直ぐに、勉強の中身に意識を戻す。その中身に注意を戻しても、その中身以外の例えばそれに関連した法令や算法に注意が向かっていることに気がついたら、本来的に集中したかった対象に意識を戻す。

不集中の起こる度に集中にもどるだけだ。「オレ・アタシはどうして何度も注意散漫になる?」と不集中ができる自分に決して集中しない。そうするのでなく、もともと集中したかった勉強で特定の内容に集中を戻せればそれで良しとする。



2.特定のことに集中する状態を少しずつ伸ばす

こうすることは「集中だ、集中だ」と自らに連呼するような精神論や根性論で成しがたい。そうではなくて簡単な自己訓練でできる。スマホでなく数百円で入手できるタイマーを使う。日常で最短の待ち時間として多用される3分をタイマーにセットする。その間に集中したい対象に集中する。これを繰り返す。

「そうするのって簡単」と直ぐにでも思えるだろうから、そう思えたら3分を5分に、5分を7分に、7分を10分にと集中する維持する時間をタイマーにセットして、その時間に自分を維持するように訓練する。

仮に集中する時間を増進させることができなかったとしても、無問題だ。要は集中したい時間内に不集中が起きたら、その瞬間に気づいて勉強の内容そのものに集中をもどすことが最も大切なのだから。



3.不集中の起因となる対象に対処する

上の2つをしようとしても不集中が繰り返して起きる場合、これは無用な状況の発生でなくある種の内的な警告とも見られる。とすれば、何を知らせようとしているのか。

例えば、仕事のことで未完了のあることが後に煩悶を起こすこと、それでなければ人間関係の悩みに対処していないこと。などなど勉強以外のことに対する注意喚起とも想定される。

勉強の中だけで言えば、不得意科目の理解や暗記が足りない項目に対処することを求める警鐘かもしれない。または、いま分わかり始めた過去問の解法にそれ以外の解法がある可能性に対する気配りの起動とも推測できる。何れにしても意識をむけるべき存在の誘発することだ。
 
それらのことは、「時が解決してくれ」場合もあるが、繰り返される場合、対処の必要性があると見るのが総じて妥当。臭い物に蓋をしたとしても元を絶たなければ、その腐臭は警告として不集中を生起し続けるから、その状態を解消して集中したことにそうできる様にしよう。

集中を維持したい勉強の内容が完了し次第、対処できる様に不集中の状態に関して、勉強中ならば例えば3分間と時間を区切って、不集中の起因をメモする。そして区切りがきたら、勉強そのものにもどろう。勉強が終わったら、先のメモをもとに対応策を考える。できることから先延ばしをする事無く直ぐにでも策を講じよう。

勉強そのもののことなら、例えば不注意の基となっていた法令集を読解したり、解いていた過去問に関する他の解法を勉強したりする。何れにしてもそれらに対して蓋をしない。見ないふりや耳をかた向けないふりをしてはいけない。解消すべきことのあることを不集中は教えてくれているのだから。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格する為に止めるべき3つのこととは】

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月3日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自身を目指せる勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を応援します。



今日は節分。
季節を分ける日だ。
明日から春が始まる立春を祝う時。

一方で豆まきも恵方巻きの会食も受験生には無関係だろう。
ただし「鬼は外」について合格を目指す為には少しく考えたい。
この時期に限らず以下のようなお悩みが絶えることがないからだ。

「勉強をしているのに模試の成績が上がらず困る」
「集中して勉強したいけれどそうできない自分が嫌だ」
「参考書を読みこんだのに過去問の誤答を正答にできない」

どうやらそれらのことをもたらす勉強の邪鬼がいるようだ。
その鬼を勉強から一掃すれば勉強に福を招来することができよう。
ではそうする事はどうすればできるのか。
今回は合格を目指すために止めるべき勉強の仕方を再確認したい。



止めるべき勉強の仕方とはついやりがちな「ながら」勉強だ。
つまり勉強をしたつもりになる時間の無駄な行為だ。

この事例は具体的に以下の行為。
1.動画やテレビをみながら勉強する
2.音楽やトークをききながら同上
3.スマホを気にしながら同上


後に詳しく説明する前提は、私たちが今こうして存続していることにある。数百万年前から祖先達は、例えば食物の摂取といった1つ事だけに集中を維持しない、常に注意を分散することによって天敵から身を守れたことで生きながらえてきたことだ。結果、1つ事に集中できないのでなく、それに集中しないことができる。

そうした能力は、1つことでなく複数のことに注意を分散させることに快感を覚えて自らを無意識ながらも強く動機付けられる脳内物質が分泌されることを脳科学が検証していることからも裏付けられている。つまり極めて強力であり得る。周囲に注意を分散させて例えば安全に車を運転することも可能になす。

よって勉強中にその能力は、勉強以外の対象に発揮される事の無いように厳重な工夫を不可欠とする。同時にその工夫があれば、勉強の内容で1つ事に偏った集中をして、例えば過去問解法の基礎である法令を理解の埒外においたり、他に有用な過去問の解法があることを度外視したりすることを未然に防げる。つまり適切に使えようになれる。

以上を前提にして以下に先の三項についてご説明を差し上げよう。



1.動画やテレビをみながら
「別に集中して見てない」や「時々チラ見するくらい」、だから別に勉強を妨げないはずとお考えだろう。しかし、結果からするとお悩みの如くにそのお考えは実に的外れだ。

ちらっとでも動画やテレビを目にすることは、勉強の内容に集中を維持することが理解や記憶をもたらす。勉強にそのことを阻害する集中の分散をもたらす。僅かに一分でもこれが数分間におよんで集中の低下をもたらす。低下した集中力を勉強に引き戻す為には更に数分を要する。

以上のことを勉強している間に繰り返すと、経験的そして結果的にお分かりのように理解の低下そしてその結果としての記憶の低下が確実に訪れる。そうした状況の継続は言うまでもなく模試や答練の成績に露呈する。勿論そうなったことを後で嘆いてもその時では手遅れだ。



2.音楽やトーク放送をききながら
「聞き流しているだけ」「声があった方が集中できるの」だからながらで良いとお感じだろう。確かに、BGMがある環境は能率を上げるとする意見は耳に入る。だが、これを勉強に利用することは決してお勧めしない。訳は前述と同様に集中の阻害つまり分散をもたらすことだ。

先の言説は、本来なら勉強に全集中される認知がすくなからず聞き流しの対象や集中できそうな雰囲気に分散していることを明確に露呈している。勉強に全集中される認知は言うまでもなく理解の父であり記憶の母だ。これを欠くようなことをしながら最も育成されるべき成績の向上に関する遅滞を後から愁傷しても、それは子どもの泣き言。

更に言えば、「音があった方が集中できるの」とする考えは背景音声のない試験本番を考えるといかがなものか。もちろん、「その時はその時で切り換えられるから大丈夫」とお考えだろう。しかし、「音があった方が集中できるの」と言うことは、お考えのようにすぐできるはずが断じてない。

先のご意見は、仮に本当だとしても癖つまりある種の依存であることの言い換えにすぎない。自らの癖や依存を理由にしても試験本番に採用されることは決してない。無音声は設問に集中できないことをご意見の主にもたらす。設問に正答できる事を減らす。結果は言うまでもない。本試験を考えても無音声の勉強に慣れるに超したことはない。



3.スマホを気にしながら
これは具体的に言うと、直ぐに使える状態のスマホを手近におきながら、直ぐに使えないように電源を落としてもそれを手近・・・例えば机の上やポケットに中・・・におきながら勉強することだ。

そのようにすることは、視覚や体感覚を通してスマホへに対する認知をもたらすから、日常で身近にあって当たり前で不可欠となっている・・・つまり注意を常に注いでいる・・・スマホに向かって勉強中にあって然るべき集中の分散が生じることが米国の研究からも判明している。

スマホを気にしながら勉強することは注意の分散である。勉強にあるべき理解や記憶の低下をもたらす。勉強の遅滞を招いて当然だ。こうするのではなく、呼び出しの音やバイブが集中を妨げないように電源を切って更に視覚的な注意の分散も阻止できるように勉強机から離れた場所に保管することが勉強を上質に行うに有用である。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格したいなら一冊マスター勉強法だ】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年1月27日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は当たり前に合格できる勉強をした。
NLPはその勉強法に共通する特徴つまり型に注目する。
合格を目指す人にその型を提案することで受験勉強を援助します。



今月も次週で終わる。

「逃げる」の感を禁じ得ない2月が到来する。
年度末の様相も色濃くなり忙しさが募る頃でもある。

一方で試験勉強もド本気になってやるべき時でもある。例えば建築士なら7月、社労士なら8月が受験期であるのだから。前の受験までに残された時間は半年となりつつある。後の受験でも余裕を持って合格を目指したいのならば「まだ先のこと」などと油断してはならない。

本気で合格を目指しているのならば、「忙しい」だの「疲れた」だの言って勉強をすることから逃げていられる状況では断じてない。根性論や精神論から言っているのでなくて、例えば初学者が先の合格を目指すとしたら、それに要する勉強時間が最低でも800時間であったことはご案内の通りであるのだから。

その状況下、やっと合格を目指す気になったからか、実に困ってしまう・・・「ナニ今ごろそんなことを思っているの」と憤りたくなる・・・勉強のご相談は以下である。予備校や通信教育をご活用であれば山のような教材がついてくる。そうでなくても書店に沢山の参考書が置いてある。どれから手を付けたモノかと悩むのも無理はない。で、こうだ。

「どんな勉強をしたら合格ができますか」
「合格する勉強ってどうしたらできますか」
「なにをどこから始めたら合格ができますか」

その答えは前号でご案内の通り。
以上、次号でまたお目にかかりましょう。

受験生の様々な状況を徴するにそれで終わってはあまりにも非人情。
今回は合格を目指せる勉強法を違った視点から再確認したい。



合格を目指せる勉強法とは何か。
それは一冊をマスターする勉強法だ。

そうたった一冊をマスターする、それを完全に体得する勉強だ。
「また上手いことを言って・・・」と怪しまれただろうか。
チッと待って欲しい。それでは早計あるいは浅見である。

その一冊とは過去10・・・最低でも過去5年・・・分の過去問集だ。
マスターとはその過去問集、全問を誤答から正答に転じること。
暗記問題ならば、正答に必要な項目を即座に想起する。
計算や法規の論理問題ならそれに要する解き方を完全に説明する。
それらの行為を可能にした状態を意味する。

前例主義を基盤に機能する行政の一端である資格試験の設問は、決して前例を踏み外すことがないことからして、その7割が過去問の組みあわせであると言える。残りの設問も過去問を基盤に作成される。合わせて合格基準も同様にして、建築士や社労士で見ると合格基準は各受験科目で6割以上の得点、その総点も7割強である。

よって先の過去問集、その全問に正答できる受験生であるならば、自動的に本試験で合格基準を満たす得点を果たせる。以上からして、合格を目指せる勉強法とは「過去問集の一冊をマスターする」こととした。

「それってどうしたらできるの」
そうお考えだとも拝察できるので続けてお答えしよう。

過去問集の一冊をマスターするには以下のことを行う。
1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
繰り返しになるが大切な事なので以下に再確認したい。



1.記憶の法則により一定間隔をおいて5回その問題を解く
・2回目は前回から一日後
・3回目は前回から1週間後
・4回目は前回から2週間後
・5回目は前回から1ヶ月後

それらの間隔はもちろん人それぞれで可変だ。要するに忘れそうになった頃合いを見計らって過去問を解くことを繰り返して想起や言語化することが暗記や論理の過去問をマスターすることの要点だからだ。

2.暗記問題には即座に正確な想起ができる記憶の工夫を行う
その工夫は人それぞれ。視覚的な暗記が得意ならば、想起に繋がる図解や漫画を書いたりする。聴覚的なそれならば、想起を強めるようにリズムを付けて暗唱を繰り返したり面白おかしい語呂合わせを暗記対象に使ったりする。身体感覚的なそれならば、覚えたいことを書き付けたり身振り手振りにしてみたりする。但し時間を浪費しないようにする。

3.論理問題には何の為に何をどうするのかを完全に言語化する
この事例を建築士の過去問で例示すると、それは構造計算問題だ。ある箇所の撓みやモーメントの値で正解を一択させる。「その値を求める為に」「構造体に関わる全反力を求める」「その反力と設問箇所との距離に○○式を適用する」と解法を即座にすらすらと説明できるようにする。それが表題にあげた言語化である。

以上はこれまでにご案内の通りだ。
いかがだろうか。

「え・・・、それって無理」
「それができれば苦労はしない」

そう思われた向きのあることは拝察する。
が、しかし、合格する勉強とはそう言うものだ。
つまるところが誤答を正答に転じられる学習である。
合格した人に存在した勉強の特徴とは以上に述べた通り。
過去問の一冊をマスターする事だった。

健闘を祈る。
グッドラック。



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【合格するのに今の勉強はどうですか?】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年1月6日号
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新年明けまして、
おめでとうございます。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者は当然だが合格できる勉強をした。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
そうして貴方も合格者になれる要諦を提案します。



三箇日も終わった。
新年最初の週も明日で終わる。

今年も残すところは約51週だ。
7月や8月の受験期を基準に言えば、
むしろ約30週や約34週と言うべきか。

新年早々に煽るようなことを述べて済まない。
時間的な視点から、上記は受験生に関する現況だ。
皆さんにおかれては当然なから合格をお目指しだろう。
そのことに資する以下の質問をお考えいただきたい。

「合格するのに今の勉強で大丈夫ですか」

唐突な質問にこう感じただろうか。
「新年早々、何ガチな質問をしているの?」
「年が明けたばかりなのに縁起でもないこと聞くなよ!」

とは言え受験直前期になると、
前述の質問は否が応でも自問するだろう。
その時期になってからしても手遅れになることはままある。
まだ手当が可能なこの時期だからこそ考えるべき質問であろう。
実際、仕事ならば納期に関して常日頃にこう考えるはずだ。

「納入するのに今の進捗で大丈夫だろうか」

仕事のそれは同僚や上司も関わるので一概に考えにくい。
受験は飽くまでも自分一人だけのことだから考え安い。
当該の質問を具体的に言い換えると以下の様になる。

「合格点を満たすのに今の勉強で間に合うのか」

合格点は各受験科目の得点やそれらの総点に設定された得点だ。
例えば、昨年の一級建築士のそれはどうだったか。
各受験科目の合格点はどれも50点を超えた。
その総点は百点満点に換算して73点だ。
つまり同様の基準にして各科目は73点以上の得点である。

換言すれば、直前の質問はこうも問える。
「各受験科目の合格点を満たすのに今の勉強でどうか」

例えばその答えは以下のようなものがよく聞かれた。
「よく解らないけど大丈夫かも」
「まあ何となくイケそう」

それらの答えを言うようでは合格は難しい
忖度なしに言えば極めて望みが薄い。
合格を目指すことは主観的に考えるものでない。
そうではなくて点数つまり客観的に検討すべきだからだ。
適切な答えを例示してみよう。

「百点満点換算して各科目であと5点の加算が必要」
「不得意科目は最低でもあと3点加点できないと駄目」
「総点でみるとあと13点稼げるようにしたい」

以上のようにそれは客観的な指標、得点で答えるべきだ。
つまり主観、感覚的な答えをするようではいけない。
仮に点数と言う客観で回答できたとしよう。
ならば先の問を以下のように問い直そう。

「今の勉強は合格基準を満たす為に質や量を見るとどうか」

勉強の質は正答できる知識や技能をどれくらい身体化できたか。
時間内で正解できるようにどれくらい目や手、頭を動かせ得るか。
そうできる背景として先の2つをどれくらい言語化できているかだ。
例えば「これは○○法令によるXX算定で解く」と言えるかどうか。

勉強の量は、例えば10年分の過去問集で言えば、何年分までを何回解いたか。その結果として何割を正答できる様になったか。法令集で言えば、どの範囲までのそれを何回まで読解したか。同様にしてその関連問題にどれくらいの正答を果たしているかだ。

察するに先の回答はこうだろう。
「今その質や量が足りているようなら苦労はしない」
仮にそうした答えなら合格を目指して是非とも苦労をされよ。
具体的には、勉強の質と量とを向上させる毎日の工夫をなされたい。

そう言えば今年の干支は卯。
飛躍と言う言葉がつきずきしい。
だからと言ってこうではどうだろうか。

「今の勉強できっと大丈夫よ」

そう考えているのならば、
多分に勢い余って切り株にぶつかる兎に成り果てる。
合格基準の壁に激突してあえなく不合格となるだろう。
だからと言ってこう思うようではどうか。

「あの人と同じようにやっているからアタシもイケそう」
「先輩もこうやって合格したからオレも大丈夫」

そう言うように農夫が切り株を守ってただ兎を待つような受験勉強の仕方であっても合格することは実に怪しい。今年の干支からして、皆さんにおかれては客観的な指標で測った勉強の質と量とを高めて、合格基準の壁をピョンと軽快に飛び越えていただければ幸いだ。
年始に当たって皆さんの健闘を祈る。


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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月23日号
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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。

戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。



今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。

「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」

マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。

そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。



結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。

その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。



1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ

 お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
 
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる

 その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
 
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる

 「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。

新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。



現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。

お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度

仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。

質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。



以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。

「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」

皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.

最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。

今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。



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【今の勉強で合格を目指せていますか】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月2日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強をします。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。


何と、ナント。

W杯のことではない。
カレンダーは遂に師走に突入。

敢えて言う。
今年も残すところ30日をきった。
皆さん、そして貴方の勉強はどうだろうか。

この時期、その答えは以下の様相で散見される。
「それなりに良い感じだけど大丈夫かな?」
「マジメに予備校にも通っているけどこのままで良いの!」
「もしかしたら駄目な勉強をしているかも...とチョット不安よ」

その声は特に初秋から勉強を始めた諸氏によく発せられる。
言わば合格を目指して既に勉強をしている故の悩みで当然のことだ。

勿論、「もうやっているのだから、マイナスに思っても大丈夫よ」とすることもできる。がしかしだぞ。暗中模索の勉強で合格を果たせるほど資格試験は生やさしくないのだから、その言葉で勉強を続けられるくらいなら、受験生のだれもが苦労はしないのだよ。

では、既に勉強を始めていて前述のように悩んでいる受験生は勉強進度に関わる不安や心配を解消することはどうすればできるのか。

今回は勉強進度の不安を解消する策を再確認したい。



その策、答えは次の2つだ。
1.何はともあれ勉強の効果検証をする
2.1の結果からして学習計画の再構築をする

既に勉強をしている諸氏はPDCA循環で前から2つを経ている。何らかの学習計画...自分や予備校が立案したもの...によって計画の実行つまり試験勉強を続けてこられた。

合格を目指すことを確実にし続ける為にやるべき事は、「頑張る」「打ち込む」などと精神論的な勉強で合格できるほど本試験の甘くないことから、次のCとAとをすることが暗中模索の不安を解消する策となる。ご賢察のようにCは上記の1だ。Aはその2だ。合格に至る道のりを自立的に管理することが先の答えだ。以下で順に説明する。



1.何はともあれ効果検証をする

そうする事に最適なのは試験の疑似演習、シミュレーションの実施だ。休日を使って本試験と同じ時間割である年度の過去問を解く。解いた全問の正誤を明らかにする。正答した問題でも感覚で正解したもの、つまり解法の誤りだった問題はこれ誤答とする。

各科目の得点は合格基準にどうか。その総点は以下同文。「できてるみたい」「たぶん大丈夫」などと主観的な判断で勉強を続けるのでなくて「この科目は合格基準に○点が足りない」「各科目は合格基準に足りてるけど総点のそれにX点が足りない」と客観的(数値的)な査定から今までの勉強を点数によって査定する。



2.1の結果からして学習計画の再構築をする

特に合格基準に足りなかった科目は早急にこれをする。何時までに何をどうするかを暦に落とし込む。例えば「年内に、誤答に関連する法文の全てを、最低でも3回読解しその都度その主旨を暗唱する」と。

あるいは「今年中に、誤答した計算問題の全解法を、最低でも五回覚え直して、その度に必ず要点を暗唱する」と数値や行動の水準で計画する。繰り返して強調する。「大晦日まで必死で頑張る」「年内にがむしゃらで克服する」などと気合いや根性など測りようのない、つまり精神主義の独りよがりな学習計画...そもそも計画でない...をしない。



「で、このヒトって、何が言いたいの?」
「んじゃ、どうしろって言うんだ?!」

仮に先述の1と2とにそう反感を覚えられたとしたら、要するに感覚的な勉強を止めて、これからあるいはこれからも数値的な勉強をしろ。仕事で行程管理することさながらに試験勉強を合格を目指せるように進めよと言っている訳だ。

これまでのことを言い換える。「止観選行」である。「止」は今までやっていることを「多分これで良いんジャね」「きっと上手くできてるって」と流さない。そうでなくて一端止める。「観」は観察だ。客観的つま数値的に勉強の状態を冷徹にみるだ。「選」は観の結果によってこれから何をどうするかを選ぶ。「行」は決めたことを行うだ。

合格を目指せる試験勉強は、かけがえのない貴方の時間つまり命を削ってこれを行うことだ。その道程を暗中模索でやるべきでない。各科目の得点やその総点の合格基準を満たすべくこれを行うべきなのだから。

資格試験の勉強とはそういうものだ。
面倒くさいと言っても仕方ない。

DO IT NOW!



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【その勉強法って合格の最短路ですか?】

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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは効果的な勉強をしました。
NLPはその方法と特徴とに着目しています。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


今日はぞろ目の日付。
11時11分11秒にその並びが更に極まる。
ん、「だからナニ」とはごもっともなことだ。
ぞろ目の数字が私たちにナニかをしてくれる訳でもない。

一方、「ナニか良さそうなことがありそう」と思う人もあかもしれない。単なる験担ぎだが、視点を変えれば今日一日の自分に対する予祝ともなる。期待したことがなかったとしても良い気分で過ごせそうだ。

「気分の良い社員は気分の良い結果をつくる」と言われることさながらに言えば、「気分の良い受験生は気分の良い成果を出せる」と言えるかもしれない。さて、今日一日をどう過ごしただろうか。



前号は合格を目指せない代表的な勉強法に警鐘を鳴らした。それに気づかずに良かれとそれを続けることのリスクを年寄りの繰り言として警告した。そのことに対して以下に続くように思わず頷けそうな疑問やご意見が寄せられた。

「下線を引いたりマーキングしたりする読み方でも駄目なの?!」
「参考書を黙読するよりも効果的って言う音読してるけど?!」
「勉強を爆速にできるマインドマップを書くのって無駄?!」

さて、本当のところはどうだろうか。
今回は合格の最短路に繋がる日々の勉強について再確認したい。



合格を目指す皆さん、
ここまで読み進めた貴方に尋ねたい。
「日々の勉強って何を目的にしていますか」

「ナニ言ってんの『合格すること』に決まってんじゃん」
「だあら~、『一発合格すること』の他にあんの」
「わざわざ言わんでも『リベンジ合格』たい」

確かに、それぞれのご回答はごもっともだ。何か慈善活動をやっている訳でも、副業を営んでいる訳でも、あるいは霊的な鍛錬に勤しんでいる訳でも決してない。日々の勉強の目的は次の試験に合格することであるから真っ当だ。が、しかし、日々そして今日の勉強は本当にそうなっているのだろうか。

そもそも資格試験に合格することはどうすればできたのか。それは繰り返しご確認してきたように夫々の試験が設定する合格基準を満たすことだ。例えば、本年度の一級建築士でなら、各受験科目で過半を超えた得点をしつつ、それらの総点を百点満点に換算して72点...相対評価で多少の変動が毎年あるが...を超える合格点を取ること。

では更に問いたい。試験本番で合格点が取れる蓋然性を確保することはどうすればできるのか。例えば、縁起の良さげなぞろ目の日、ぞろ目の時間に合格を願った験担ぎや神仏への祈祷をすることだろうか。

まさかね。神頼みで合格できるのなら苦労はしないのだね。そうではなくて、これまたご案内の通りだが、本試験の数ヶ月前から定期的に模試・答練を受けることで得点力が合格点を超えられることの確認をすることだった。それらが利用できなくても、過去問を繰り返しとく過程で誤答の問題を正答に転じることを増加させることだった。



以上からして、冒頭の問いに戻ろう。法令集や参考書を読む時、ただ読むだけでなく、要点の記載に下線を引いたり色づけを施したりしたとしても、得点力が合格点を超えられることの確認が出来なければ、そうした事は知性を止めてもできる単純作業をすることに等しいので、残念ながら駄目である。

黙読するよりも脳活性の点から理解や記憶を促進するとされる音読...東北大学の川島隆太教授らによる機能的な磁気断層撮影を使っだ脳活動を研究した結果は動画を見たり音声を聞いたりするより脳の主要箇所が大いに活性化する...をしていても、実際に誤答の問題を正答に転じることを増加させられていなければどうだろうか。

そうした結果は駆動機関を暖機するように脳をアイドリングするだけの音読である...例えば、それは準備運動に励むものの実際にトラックを走らないランナーや、包丁を研ぐことに注力する一方で研いだ包丁を使って調理をしない板前に似る...からしてこれまた駄目だ。

重ねて、模試や答練そして過去問を繰り返し解く過程で得点力の上昇が確認できなければ、勉強を爆速にできるマインドマップを書くことももちろん駄目だ。とは言え、模試や答練そして過去問を繰り返し解くと言った勉強の効果を検証する段階で駄目が出るような他の勉強法でもこれまた駄目だ。

やれやれどうしたら良いのか。その答えは日々の勉強でその効果検証をすることだ。法令集や参考書を読む時に要点の記載に下線を引いたり色づけを施したりしても...もちろん効果検証が良好ならしなくても、と言うより省くほうがコスパが良い...そうして読み終わった後、そうして認識したはずの要点の理解や記憶を確認する。暗唱することで。

仮に暗唱した結果が不調なら、要点とした箇所を読み直して頭にたたき込む。それを暗唱した結果が以下同文。参考書を音読したことや、要点のマインドマップを書いたことも、それした後に学習したはずの要点の保持を確認する。つまり暗唱する。仮に暗唱した結果が不調なら、以下同文。

「ってことは、下線を引いたりマーキングしたり、音読したりマインドマップを書いたりしなくても、勉強した後で要点の暗唱ができれば良いって訳ね?!」とは、誠にご洞見である。そうできれば、試験勉強の手間暇を省けるのだからコスパがより極めて良い。その延長にある模試や答練そして過去問の反復解答でも勉強の良き効果検証が見込める。



以上をまとめる。日々の勉強を下線を引いたりマーキングしたり、音読したりマインドマップを書いたりしても悪くないが、そうして体得したはずの要点を暗唱できなければ、それは勉強でなくて駄目な単純作業、単に脳死的な活動だ。

それらの駄目をしなくても、認識したはずの要点を暗唱できれば良好。無論、後者に勤しむことをお勧めする。年長者の頻繁に使いがちな格言でその訳を締めくくろう。

「少年老い易く学成り難し」を準えてに言えば、
「受験生老いやすく合格なりがたし」だ。
「光陰矢の如し」でもあるのだから。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年11月4日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

凡人と秀才には明確な違いがあります。
NLPはその違いを創る違いを解明しています。
それにより誰でもが秀才になれる違いを提供します。


晩秋。

と言うよりも、
冬の足音が近づく今日この頃。

朝は寝床から出るのが億劫だったり、
昼は数ヶ月前まで避けていた日差しが心地良かったり、
夜はコタツやストーブをそろそろ出そうかなと思ったりする。

「ん、暖地の人って良いわよね」
「え、こっちはとっくに冬支度も終わったぞ」
と、反感を覚えられる皆さんのあることは拝察できる。
つまるところ夏や秋の想い出に浸っている間に時は過ぎている訳だ。

さて、この時期も合格を目指す受験生に油断のならない。法令集や受験参考書を読みこんだり、聴覚教材を通勤中にも聞き込んだり受験予備校の講義に集中したりして、合格基準を満たせる得点力の基礎を固める時期であるべきなのだから。つまり基礎力を構築する期間。加えて、合格を着々と目指せる勉強習慣を構築したい季節でもある。

そうだとして、次のことをお尋ねしたい。
「その勉強で本当に(確実に、現実的に)合格を目指せていますか」

いかがだろうか。
なるほど、その答えは例えばこうだろう。
「うん、合格した先輩もそうしていたからね」
「そう、聞いているうちに自然と基礎力がつくだって」
「もち、講義に皆勤した人たちは合格したって聞いたからよ」

確かに幾つかの事例からしてそう思うことは無理もない。しかし、そうであっても、その事例は決して合格を目指せることを確約しない。たまたま合格を目指せた採取例であってそうでなかった採取例と数的な比較がない。確率や統計の視点から蓋然性が疑わしい。結果、前述したような事例を信じてこれを続けていると不味いことを招き兼ねない。

今回はいま取り組んでいる勉強法を点検してみたい。
「その勉強で合格を目指せていますか」と題しておこう。


しかし、ご多忙の諸氏を鑑みて結論から述べる。
哀しくも合格を目指せない代表的な勉強法とは以下の3つ。

1.法令集や受験参考書をひたすら読みこむ
2.通勤時間も音声教材を聞いたり動画教材を見たりする
3.予備校の講義を休むことなくマジメにキチンと本気で聴講する

「えっ、このヒトって何を言ってんの」とご立腹だろう。
以下、順に説明したい。



1.法令集や受験参考書をひたすら読みこむ

もちろん、こうすることは基礎をなす用語や事例そして解釈を身につける為に必要なこと。例えば、法令集の冒頭にある用語の定義はこれを繰り返し精読することが、これに続く法文の解釈精度を大いに高めるのだから。また、参考書を繰り返し読むことで頻出の算法を理解し体得しようとすることは大いに有用。

だが、それらのことに打ち込む「だけ」には疑問を禁じ得ない。数ヶ月後、資格試験勉強の中核をなす過去問を解く時期、それを解き始めて誤答する問題の多さに慌てる受験生が後を絶たない。つまり、法令集や参考書の読み込みで身につけたはずの基礎的な知識や技能は思っていたほど体得できてなかったことを自覚するからだ。

そもそも、「法令集や受験参考書をひたすら読みこむ」ことの目的とは何か。それは試験によく出ているのに自分がその解き方をしらない分野や項目に関する知識や技能を獲得すること。であるなら、それらを読みこんだ効果検証をせずして、そうしたことから勉強の良好な進捗を信じこむことは無謀だ。



2.通勤時間も音声教材を聞いたり動画教材を見たりする

確かに、いわゆる視聴覚教材を見聞きして学習することの効果的であることは折に触れて耳に入ることだ。例えば、「聞き流すだけでヒアリング力が自然に身につく」などとした語学教材はよく散見される。むろん、それらを見聞きするだけで資格試験の合格を目指せるのであれば、そうすることにこしたことはない。否、そうすべきだろう。

しかし、通勤の往復やランチタイムそして家事などの時間に視聴覚教材で勉強したことの効果検証となる模試や答練の結果、「勉強していたはずなのに」「これじゃ合格って無理」と絶句する諸氏がしばしば苦悩に塗れながら、「今からどうすれば勉強の遅れを挽回できますか」と解決策を求めてのご相談に到来される。

既にご賢察であろうが、そうなる訳は要するに聞くだけ見るだけ学習に頼ったのは宜しくなかったことだ。実の所が残念ながら結果からすると、効果の望め無かった勉強であったと断じざる得ない。「繰り返し聞いていたのに」「七回視聴すれば潜在意識に入るって言われていたのに」などと泣き言をいっても遅い。だって結果が結果なのだから。



3.予備校の講義を休むことなくマジメにキチンと本気で聴講する

なるほど、そうする事は合格を目指すことに資する厳選の蓄積された知識や技能を獲得することに効果的だと信じて大過ないはずだ。そうで無ければ、その講義に金銭や労力を投じる意味がない。他方「本校から○○人の合格者が出ています」としたような募集も疑われる。だが事実からして合格を目指すことに大いに与すると考えられる訳だ。

とは言え、その講義が終盤を迎えて、それを受講した効果検証の段階である模試・答練を受けた受講生の中に「マジメにキチンと本気で講義を聴いていたのに、この点数って信じられない」と憤る方が目に留まる。「当然、講義でノートしたことも必ず見返すことも欠かさなかったのに」と泣訴の声が断続的に寄せられる。

そうした事は、極めて哀しい。しかし、ひとつの事実だ。つまりその様に嘆いている予備校の受講生が作った結果だ。マジメにキチンと本気で受講「だけ」していれば合格できると信じたことの招いた事実であろう。かつ、そうするだけがどのように合格を目指すことになるのか。勿論ならない。結果からしてなってなかったのだから。

以上、合格を目指せない代表的な勉強法、そのよくある3つの事例として、これをご確認に与った。これらに通底して合格を目指すことを阻害することは何だったか。合格を目指せている勉強をしている受験生諸氏は既に既にお気づきであるように、それは先の事例どれもが読みこんだり見聞きしたり受講したりするだけ、要するに入力偏重だったこと。

では各教材に関して読みこんだり見聞きしたり受講したりすることの目標は何だったのか。最終的に、本試験の設問に正答して合格基準を満たすこと。その前段として、模試や答練または過去問で右肩上がりの得点を先の基準を満足できる様に維持すること。よってこれらのことが不調だと判明する前に取るべき対策を見つけることが肝要。

ではそうする事はどうすればできるのか。その答えは本誌で定期的に触れてきたことだ。読みこんだり見聞きしたり受講したりした後、そうしたことの効果検証として必ず例題やデシラの過去問を解く。そうできなくても見聞きした勉強の内容を暗唱する。つまり勉強内容の出力をすることで、勉強で入力偏重の脳死的な勉強を改めることだ。

以上はいかがだろうか。
「えーっ、それって無理・・・」
「マジ、面倒くさくってやってらんね」

そうお感じの方があることは無理なく拝察できる。
だけれども、合格を目指せる勉強法とは先のように手間がかかる。

合格を本気で目指すことはそう言うものなのだよ。
来年の初夏にはお解りになるはずだ。
無論それでは遅いのだが。



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【貴方も合格を目指せる勉強時間の作り方】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月21日号
本誌はNLPの視点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

凡人と達人には明確な違いがあります。
NLPはその違いを創る違いを解明しています。
その知見から私たちに後者、高水準の違いを提供します。


おや、まあ。
今月も既に下旬。
時の流れが速くないですか。

確かに「それって年のせい?!」とも言えそう。
一方で「あっという間にハロウィンよね」との声もありそう。
何れにしても時間は"Time flies"とも言われます。
受験生でなくてもその使い方にはご用心。


さて、前回、「合格しやすい人の勉強法」を再確認しました。そのなかで、客観的な指標(例えば偏差値)で勉強の進度を把持することの重要性に触れました。大学受験でご経験のように偏差値を上げることは学習者に多くの時間を求める。それに関わる声が幾つかの経路から到来。

「増やせる勉強時間ってあり得ない」
「もう今以上に勉強時間を見つけられない」
「忙しすぎてもっと多くの勉強時間を作れない」

確かにそうかも知れない。合格するまでの長期間にあった僕も同様に感じた。そう言うことを折りに触れて呟いていたことを想起します。

しかし、それらの言葉は以下のことを無意識に表明する。「・・・は(が)あり得ない」は「・・・は(が)あるようにしないことができる」、「・・・を見つけられない」は「・・・見つけないことができる」、「・・・を作れない」は「・・・を作らないことができる」と言えるように。それらは決して無能や怠惰からでなくある種の有能や勤勉からくる。

また合格をする受験生はより多く勉強をした。つまりそうできる勉強時間を確保した。例えば暗記項目の多い受験科目で暗記することを繰り返す、つまり時間を掛けるほど得点を伸ばせますから。そうした事実から、「社労士に合格するには最低でも八百時間いる」とされる。

つまるところ合格を目指す受験生でありたいのならば、是非とも勉強時間を確保することに有能さや勤勉さを発揮すべきではないのか。

今回は合格を目指せる勉強時間の作り方を再確認したい。



まずは事実の確認から。時間は万人に対して平等なのか。確かに、人それぞれにおいて寿命の短長はある。しかし、寿命を構成する年や月、そして一日は同じ。ましてやある試験が終了しその試験がまた実施されるまでの時間はどの受験生において等しくある。これは事実。

対して、例えば「勉強する時間がない・ある」と言う違いがどのようにして生じるのか。その訳は先の確認からして時間の有無でなく受験生が一年やひと月、一日の時間をどう使うか、その違いによって生じる。時間の有無に関する違いを創る違いとは時間の使い方であろう。

他方、以下の様な言葉も頻繁に発せられる。
「気がついたらもうこんな時間」
「あっと言う間に時間がなくなった」

その声はまるで時間が制御不能で勝手に過ぎることを責めているよう。また「こんな時間までよく頑張った」「まだあとひとつやれるだけの時間がある」とする受験生もいる。両者の違いを創る違いは時間意識の有無だ。前者は時間意識が希薄。むしろ時間に無意識ですらある。後者は「何にどれくらい時間を使う(った)のか」と時間に意識的だ。

実例だが、忙しさを訴えながらもサクサクと仕事をこなす人はどの仕事にどれくらいの時間をかけるかを計画する。またそれを実施した後、実際に要した時間の記録を残す。こうした計画とこの振り返りとを繰り返す。時間に対して意識的である。結果、同じ一日そして1週間、ひと月そして一年で、時間に無意識的な者よりも有能たり得る。

結論。以上から、合格を目指せる勉強時間の作り方は以下となる。
1.何をどれくらい時間で行うか計画を立てる
2.何にどれくらい時間をかけたかを記録する
3.1と2との差異から勉強に回せる時間を見つける
4.3から見つけた時間を勉強時間として1で計画する

2を補足する。これを行うことはつまり「○時○分からX時X分まで・・・した」と行動記録をのこすこと。

すると、例えば自宅でTVやYouTubeに見「はまっていたり」ラインのチャットで同様にしていたり、あるいはSNSの投稿に時間を使いすぎていたりしたことに関して意識的になれる。結果、その無用を認知してそれを有用に転じようと意図すれば勉強時間を増やせる訳だ。

試しに直近の休日にご自分の行動記録をとって見られてはいかがだろうか。もし「勉強時間がない」と貴方がお嘆きだったのならば、その嘆きは自律的に解消可能である事実に愕然とするはずだ。きっと勉強時間の創出に関わる違いを創る違いを手に入れられるだろう。

受験生諸君の健闘を祈る。
Good-luck!

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

やれ、やれ。
今月も折り返し時点が目前。
つまるところが2週間もすると11月の到来。

こんな調子の時間は動かぬ人を置き去りにして動く。
あっという間に年末となり、やがて新年となる。
春になったかと思えば夏の受験期間に転じる。
「光陰矢の如し」とこれを言事が教える。

それは関係ない方も、来週から一気に寒さの到来すると気象機関は予報する。合格を目指して勉強を始めたり続けたりできる体調の維持にご用心くださいね。

さて、前号で不合格になる勉強法を再確認。
これに関して幾つかの経路で以下の声を拝聴。

「入力偏重が駄目ならどうすれば良いの?」
「解答解説を全部読むって無理!」
「自己満足じゃなきゃ何満足なの??」

なるほど、そうお感じになるのはごもっともだ。有用な行動指針は例えば「騒がないで」とする否定形でなく、「静かにして」と肯定形であることが好ましい。だとすると、前号の再確認は1つのレトリックであったにしても前者に当たるのだから。

で、前回の3点を肯定形として後述する。
今回は合格しやすい人の勉強法を再確認しよう。

結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入出力均衡
2.解説全読解
3.客観的達成
以下で順にご確認を賜ろう。

1.入出力均衡
 例えば、基礎知識を蓄える為に参考書や法令集(その解説書)を読んだとする。ならば、その後、入力した情報の量や質を確認する為に出力する、これ即ちそれらを問う例題や問題を解く。
 
 換言する。これは勉強に関わる文章や音声教材や動画などの情報を読んだり聞いたりあるいは見たりした後、「読んだから終わり」「聞いたからもう大丈夫」「視聴したから覚えたはず」と勉強を終わるのでなくて、必ずそうしたことの記憶と言う効果性をそれらに関わる過去問などを解く、即ち情報の出力をすることで確認することだ。
 
 すると、問題を解いた結果から、読めていなかったことは何か、聞けていなかったとことはどこか、なにがどのように視聴し切れていなかったか、その答えが浮上してくる。要するに自らの勉学で不足が明らかになるので余り気分ではないかもしれない。
 
 だが、それらの結果は学びにおいて最も有用である「未知、『まだ』知っていないこと」を知らせてくれる。人の知性は無知を自覚することで自らを強く駆動することから、合格を目指す為に、そうでなくても当面の問題に正答する為に、まだ知るべきことを明確化してくれる。
 
「いちいち例題や問題を解く暇がないわよ」

仮にそれが現実であるにしても、読んだり聞いたり視聴したりと情報の入力をした後は必ず「いま読んだところの要点は......」「いま聞いた箇所のポイントは......」「さっき視聴した動画の重点は......」とその要諦を自分なりに情報出力つまり暗唱する。そうして入出力均衡はこれをなすかこがやがて合格を確実にしてくれる。

2.解説全読解
 そもそも参考書の例題や過去問集の解答解説はこれを問題解法のプロ・百戦錬磨である専門家が微に入り細に入り語ったモノ。いわば試験勉強の核である問題の解き方を覚えるために必須の情報を教えている。だとしたら、これの1つでも読み落とすことは実にもったいない。
 
 と言うよりも、資格試験の本試験、その設問の大半以上は過去問の組みあわせで作られることからして、解答解説を読み落とした過去問が本試験の設問に組み込まれることは決して否定できないことからすると、そうすることが不合格を招来したとしてもこれは自らが招いた災禍。
 
 そうでなく、合格をより確実に目指したいのであれば、例題に加え過去問集の解答解説はこれを全読解することは、先述のことからして大いに有用であるはずだ。ただし、全読解するにしても、人は忘れる生き物であることからして、解答解説は問題を解いた度にこれを読解して、これに関する理解を深めることは実に有用。
 
 「えっ...、忙しいのにいちいちそうできないわよ」
 そう言うお嘆きのあることはこれを想像するに難くない。だが、実際に実行した人ならご賢察のように、現実としてそれはあまり当たらない。いちいち、つまり繰り返し読解することはこれ自体を加速する。即ち速読解を読者にもたらす。怪しい速読術など決していらないから。

3.客観的達成
 これは例示すると皆さんが大学受験などで馴染みを深めたあの「偏差値」を基準にして試験勉強の達成度を合格基準に届かせることだ。
 
 各資格試験の難易度・偏差値を公開するサイトによれば、例えば税理士のそれは「68」、一級建築士は「66」、社労士は「62」などとしている。仮に、偏差値の「65」となる資格試験で合格を目指すのならば、上位から7%以内に位置付される得点力を涵養しよう。
 
 例えば、偏差値の62される社労士の合格を達成するとすれば、試験の成績で上位11.51%に入ることを試験勉強を通して達成することが実際の合格率の平均7%前後からして絶対的に必要となる訳だ。
 
 もし、ご利用の全国的な受験予備校が模試や答練の偏差値を公表しているのであれば、是非ともこれをご自分に関する試験勉強の客観的達成を測る為にご活用なさることは極めて得策だ。
 
 更に、偏差値の66で2次試験まである一級建築士の合否は実質的に相対評価つまり得点の上位者から5.48%をこれの境界とする。「オレ・アタシって模試で何時も合格基準を満たせているからきっと合格」とするのは自己満足の域をでない。そうではなくて、時に偏差値など客観的な指標によって勉強つまり得点力の達成度を測るべきだ。
 
 試験勉強において偏差値の様な客観的達成がなされているのであれば「マジメに」、「キチンと」や「チャンと」などと言うような精神論的な勉強をすることはこれが一切無用とできる。仮にオンラインゲームにハマっていようが、恋人と遊び呆けていようが、客観的達成の下で試験勉強を続ける受験生は合格を叶えられる蓋然性が高い。
 
 以上が受験勉強の真相というものだから、「オレ・アタシって勉強してたのに不合格ってあり得ない」とこめかみに青筋を立てても仕方がない。だって、特に相対評価の資格試験ってそう言うものだから。


以上、合格を目指せる勉強法に再確認を賜った。
受験生諸君、あなたの健闘を祈る。

Good-luck!

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【不合格になりがちな試験勉強法にご用心】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月7日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは認知を正せるモデルを提供します。
人は知らぬ間に主観的な歪んだ認知に陥りがち。
我々の認知を正して客観的な認知を得ることに有用です。


あら、まあ。
気づくと今年もあと三ヶ月。
つまり残すところが四半期となりました。

アレよと言う間に、
新しい年が始まってしまいかねない。
「また時間があるから勉強しなくても大丈夫」と言えない。
そうかも知れないし、そうであると断言すべき時期なのでは。

「で、何が言いたいのよ」とは的確なご指摘だ。
要するに時間が切迫する前にトットと勉強すべきなのです。
一方で「この時期にもう勉強していたけど落ちたよ」と嘆く人もある。

それってどうしたことによる結果なのだろうか。
勉強をしていたのに不合格になることは誠に理不尽なことだ。
しかしながら、そうしていても不合格になる人はなるのが現実だ。

今回は不合格になりがちな人の勉強法を確認したい。



結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入力偏重
2.解説未読
3.自己満足
以下、順に確認していきたい。

1.入力偏重
 これは法令集や受験参考書、その解説書などを読むことや、あるいは受験予備校の講義動画を視聴することのみに専念する行為だ。そうした情報入力の効果性を情報出力つまり例題や過去問集を解くことで検証しない勉強だ。つまり受験に資する情報を熱心に見聞きしているのだから合格できると思い込んだ受験勉強である。
 
 合格はこの基準を満たせる情報出力、つまり試験問題の正答によって達成される。よって、これを試験問題に関わる情報入力の偏重はもたらさない。実際、この入力偏重は合格基準を満たせることと同値でない。例題や過去問集を解く情報出力の検証で受験本番の合格基準に資すると判定できて始めて有意となる。
 
 だが、「満足な回数まで読んで(視聴して)ないから」と問題解法に資する情報の入力偏重に傾倒する受験生が後を絶たない。結果、「あんなに勉強したのに不合格になった」と涙を飲む。「もう試験勉強するなんてヤだ」と憤る。そこで胸に手を当てなくてもよいので次のことを自問してみよう。
 
「オレ・アタシが繰り返し参考書や法令集を読んだりそれらの解説動画をみたりすることは、どれくらい例題や過去問を正答する、結果として本試験の問題を高確率で正解することに役に立っているのだろうか」
 
 その答えは沈思黙考しても分からないはずだ。出力するつまり例題や過去問を解いてその正答率で認識すれば明確になる。入力偏重の勉強に傾注して不合格になったことから「オレ・アタシって頭悪い」と思い込むべきでない。悪いのはアタマでなくて入力偏重の勉強なのだよ。
 
 
 
2.解説未読
 1に対して、「オレ・アタシはチャンと例題や過去問を解いていたけど不合格だった」とこめかみに青筋を立てる人もある。つまり情報出力の検証をしたことが合格に資さなかったと憤る受験生が存在する。だが、入力偏重を避けられる例題や過去問集を解く情報出力は合格基準を満たせる勉強と同義とは限らない。
 
 例題や過去問集を解く情報出力はそれらを解いた後の解答法に関する解説を読解することによる検証を経て始めて有意となる。だが、「問題に正答しているから勉強の仕方は大丈夫」とする受験生は解答解説を読まなか読んでも熟読しない。試験本番でちょっとひねった設問や過去問を違った組みあわせで作った問題に正答できない状況に陥る。
 
 その結果は問題の解説を読解することで応用の利く解法を学んでいなこと、その解法を満足に獲得していないことによる。と言うと「解答解説は読んでいたのに」と反感を覚えるかもしれない。だが、単に読むことと読解することとは違う。前者はただ解説を目に写しただけ。でもそうした気分になれる。が、後者は脳つまり次の段階を経て行われる。

それは繰り返してご案内のとおり。解説を一段落ずつ読み、各段落を構成する各行ずつ読み、各行をなす各文節ずつを読みとするように、読み飛ばしや誤解を招かない段階的に詳細化する読み方から始める。次に、それら詳細化で気づいた意味の不明な言葉や文節の係受けやを丁寧に調べてこれらを把握する。但し後に確認したい前提がある。

と言うと「それってやってたぞ」とムカつく再受験の予定者もいる。もしそうであるならばここでも考えて欲しい。「過去問集の全問で解答解説を得点力の向上に資する為にどのように読解したのか」と。

そうと伺うとその人たちは十中八九が俯いてしまう。例題や過去問集の全解説は未読だからだ。読了しても読解の水準で以下同文。問題集の解答に関わる解説は資格試験の設問の7割が過去問の組み合わせで作られることからして、合格基準を満たすためにこれを全て読解して始めて有用だ。うん実に面倒くさいぞ。だが合格できる勉強はそうするものだ。


3.自己満足
 なるほど、「1と2ってオレ・アタシにあたらないけど不合格だった」とご不満の向きはあろう。試験勉強のコンテンツを読んだり見聞きしたりするだけでなくて過去問集の解答解説も全問に渡ってそれこそ紙面に穴が空くほどに読解した。それなのに不合格となったからだろうことお察できる。
 
 しかし、そうなった訳はズバリ試験勉強に於ける1と2の一方もしくは双方が、例えば各受験科目の得点やそれらの総点に関して設定されていた合格基準を満足する水準になかったことだ。であるにも拘わらず、「この調子ならきっと合格」と自己満足に安住したことによる。
 
 受験勉強の目標はその過程で自分を満足させることでない。そうではなくて疑う余地もなく合格基準を満たすことだ。そうする事は実際に受験しなければできないこと。だが、そうしなくても事前に自己満足に陥らないように、十二分に合格基準を満たせる見込みを達成できる様に模試や答練、それらを代替する過去問を解くことを繰り返したい。
 
 受験勉強の効果検証は模試や答練の得点が右肩上がりになることや、過去問を繰り返し解くなかで正答率が同じくなることでできる。即ち、「オレ・アタシの試験勉強でたぶん合格する」といった主観によるのでなくて、模試や答練あるいは過去問の正答率が合格基準を満たせる確率が高いといった客観で行うべきだ。
 
 だから「合格しそうな主観は模試や答練の得点という合格判定に資する客観的な基準とどれほど一致するか」「オレ・アタシの合格するという主観は本試験の合格基準を満たすことにどのように有益なのだろうか」と自分を止まって観てみることの意義は大いにある。
 
 繰り返す。受験勉強は自己満足のためにするのでない。そうでなくて、本試験が設定する合格基準を満たして合格を果たして最終的に満足をする為のもの。だから決して受験勉強における自己満足に至る順序を誤ってはいけない。もちろん一過程としの主観的な満足をすることもあってよい。
 
 だがそうした受験勉強だけでは合格という客観的な目標を満足することに至れない。そのことは念頭に置いておくほうが受験勉強に関わる人生、命の時間を無駄にせずに済む。
 
以上、不合格になりがちな勉強法にはご用心だ。
受験生諸君の健闘を祈る。

Good-luck!

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月30日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。

前号は緊急事態により臨時的に休刊しました。
先週、実は全く使用していない光電話を解約したのです。
その機能を付与する光端末装置がネットと不接続になりました。

その22日に発生した不具合を解消するのに六日間を要しました。
以上のことから本誌は臨時休刊をしていた次第です。
もし光電話の廃止をお考えならご用心です。
それに関する十分な準備が必要です。

さて9月も今日で終わり。
夏の受験シーズンもとっくに終了。
涼しさを従えて次の合格も目指せる勉強の季節がいよいよ到来。

とは言え、「勉強と言われてもその気になれない・・・」とのお悩みは、この時期と限らず以下のようにも断続的にコーチングで伺うこと。

「次の受験に備えた早めの勉強が大切って言われても・・・」
「再受験の有利さあるからまだ勉強を始める気分じゃない・・・」
「受験勉強がやっと終わったのにそれってなかなか再開できない」

皆さん、そして貴方は勉強の再開についていかがだろうか。

なるほど、初受験から合格するまでに10年を要した僕の経験からして
それらの気持ちは掌を指すように把持できる。だが、繰り返し声を大
しても言い過ぎでないくらいに大切な事なので、いま一度ここで繰り
したいのは、「時間こそが受験生にとって最良の味方」であること。

次の合格をお望み方なら、受験勉強の追い込み期や受験直前期にご経
の「時間」に関わるあの激しい欠乏感をここで想起されると、「時間
そが最良の味方」であることを改めて実感できると想定する。

つまり、次の合格を確実にしたいならば、「今すぐに試験勉強を始める」ことの必然性をご理解いただけるだろう。他方、「勉強をする気
なれない」とした諸事情の存在する事はこれもまた事実。

今回は直ぐにでも勉強を始められるNLP的メントレをご案内する。

NLPは効果的なメントレを提供する。
我々を知らぬ間に支配している知覚に接触できる。
つまり無意識の水準から人心を強く鍛錬できるのだから。


まずは結論。
今回の手順は次の通り。

1.勉強を直ぐにする必要を実感していた状況を想起する
 例えば、想起するのは受験勉強の終盤、その追い込み期や受験直前期。「もっと早くに勉強を始めていたら、こんなに焦らなくても良い
に・・・(汗)」「去年の秋から勉強していたなら、こんなに後悔しなが
勉強せずに済んだのに」などといったその様子だ。
 
2.1の状況を十二分に再体験する
 その状況を心の中で再体験できるように1の状況にもう一度入り込
で、見ていたことをもう一度今ここで視て、自分の焦りを表す呟きな
聞いていたことをもう一度今ここで聴いて、それらの知覚が喚起する
あの感覚を体中にグルグルと巡らせよう。
 
 注意:この段階で心的な再体験をする時の要諦は、体験している自
を他人事つまり体験している自分を対象として見ない。換言すると自
を客観視しない。そうするのでなくて、1の状況を直接に自分の耳目
とおして再体験すること。仮に自分を見るとしても、主観的に見てい
例として自分の手先や鼻先だけが見える。
 
3.その感覚を呼び覚ます触覚的な引き金を作る
その感覚を味わいながら以下のどれか1つ例えば、手首を軽く握ったり、首の後ろを触ったり、胸に手を置いたりする。すると、そうした
草をその感覚を呼び覚ます触覚的な引き金とすることができる。

4.引き金の作動試験をする
 目を閉じていたらば開眼して、今いる所の周囲を見渡したり、背伸
をしたりして2から3の状況から脱する。次に、3で行った引き金と
ての仕草をする。2で再体験した感覚が生じるのであるなら引き金の
動は良好。2の感覚が生じないのなら、2からここまでをやり直す。
 
5.使用を開始する
 勉強を始め難い状況、勉強の再開を先延ばしにしたくなった時、例
ばゲームやSNSなどにはまり始めたり急に無用の掃除や片付けなど
始めたりしたら、4で動作の確認がとれたやる気の引き金となる仕草
使う。

以上の手順は、何か(例えば、仕事や学生時代の課題やレポート、あ
いは夏休みの宿題)の締め切り前に皆さんも知らぬ間にご利用であろ
(「テルマエロマエ」作者である漫画家ヤマザキマリさんの言う締め
りに迫られた自分にやる気を催させる「焦り汁」をだす)時間の切迫
際して俄然とやる気の生じる脳内物質を出す方法だった。

もちろん、「焦った気分で勉強するのってヤ」との向きには、以前か
本紙で折に触れてご案内した「思い通りに勉強ができた」状況を想起
て、その体感覚から勉強にやる気を出せるメントレをご活用なさると
いだろう。

何れにしても、次の合格を本気で目指したいなら、直ぐに勉強をし始
ることの賢明さはいくら強調してもしすぎることはない。時間さえあ
ば難関試験も突破できる。このことは合格まで長々とした時を要した
の経験が教えるところ。

だが、人は結婚もできる昇進もできる加えて有資格者にもなれる言っ
可能性を無限に有する一方、それを発揮する為に使える時間は人の老
やがて死する事実からして有限であることを顧慮すると、資格試験に
やる気を出して早々に合格できるに越したことはないはずだ。

以上、合格に向かってやる気をだされますように。
ごきげんよう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年8月26日号

こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは記憶に関して優れた方法も提示します。
事実、記憶の劣る人はないし記憶の方法が劣る人はある。
つまり私たちにとって記憶に関しても実に有用な手法なのです。


今月も既に下旬。

夏の試験シーズンは終盤となる。
今週末に社労士試験、受験生の諸氏は本番に臨む。

ご注意、今号はその受験に関する現状に基づいて行を進める。以下に「受験前にこんなことを読ませないで」と思える状況も記す。合格を願い験担ぎなど精神論を頼りにされる向きには違和感があろう。「縁起でもねえこと書きやがって」とご立腹の恐れもあろう。その予感を覚えられる諸氏は以下をスルーされ最後の追い込みに励まれたい。

さて、言うまでもなく社労士試験も受験するだけでは有資格者になさない。最近、その合格の推移は受験生に対して1割以下と実に塩辛い。令和3年、3万7,306人が受験し、合格率は「7.9%」だった。34358人の受験生は涙を飲んだことになった。今年も同様とみて大過ないはずだ。

恐らく、「幸先悪いことを言わないでよ」とご立腹だろう。だが、「事実は小説より奇なり」に似て上記は現実だ。前例を踏襲する行政事業の一端である資格試験も同様にして実施される。設問の難易度に関しても前例を大きく踏み外すことは決してないのだから。

よって、模試や答練などの得点・評価など客観的な指標によって直近の受験で絶対的に合格を確信できる受験生は、今号に関して以下は不必要であろう。これまた以下をスルーされたい。念を入れた最後の追い込みにお励みいただければ幸いだ。



では次の合格を高確率になす為に必要なことは何か。過去問の組みあわせから設問の7割程度が作られる資格試験の惰性的な性質からして、それは前回にも確認した過去問の解き方を完全に覚えること。

だが、そのことに関してコーチングで以下の様なお嘆きが絶えない。
「最低、過去5年分、過去問の解き方を覚えるのってムリよ」
「過去5年分でも無理ぽいのに10年分なんて覚えられっこないぜ」

やれやれどうしたらその様な悩みを払拭できるのか。
今回は過去問の解法を完全に覚える勉強法を再確認しよう。



合格者の間や受験業界で公然の秘密とされる合格する勉強法は「最低でも5年分できれば10年分、過去問の解き方を完全に覚える」ことだ。繰り返すが、過去問の組みあわせから設問の7割程度が作られる、これに正解できれば高確率で合格できる、そうした資格試験の性質からして誠に理にかなったのが冒頭の合格法である。

勿論、その事に対して、先の様なお嘆きの絶えないことも事実。だが、「ムリ」「できない」とすることはどうだろうか。仮に10年分、過去問の解法を覚えるとして考えてみよう。

例えば、社労士や一級建築士の場合、過去問数は以下となる。
・社労士:80問/年×10年=800問
・建築士:125問/年×10年=1250問

なるほど、こうしてみると決して少なくない。だが、そうした数の暗記をすることは恐れるに足りない。例えば、多数の皆さんがご経験であろう大学受験、これで覚えるべき英単語の数はなんと「約4,000語~6,000語」とされる。これを基準に考えると、前述した覚えるべき解法の過去問数は一級建築士の場合でも半数以下。

もちろん、「オレ・アタシは大学受験は関係ないたたき上げだから」と仰る皆さんでも、高校の英語の教科書で学習した英単語で約2,000語~2,500語を定期テストに際して覚えた経験があるだろう。

そうしたご経験からして、先の資格試験で合格を確かにする為に、10年分の過去問に関する解法を覚えることは、決して不可能でない。むしろ、やればできると拝察する。



では、その数の過去問解法を覚えることはどうすればできるのか。それは、学生時代の受験が、「繰り返して暗記する」とこれを教えているはずだ。例えば、英単語「consider:~を考慮する」と繰り返し暗唱することで覚えたように。受験数学で頻出で難解な整数問題の解法にしても繰り返しその解法を書くなり暗唱するなりして同様に。

つまり、何かを覚えることは、繰り返すことにその基盤を置く。実際、都市圏で一般道から高速道に乗り入れるような複雑な運転操作も同様にすることでやがて無意識の水準でできるようになれる訳だ。覚える対象を繰り返し見聞きすることは記憶の父であり、特に暗唱することは暗記の母である。その父母にして試験で使える優秀な記憶が生まれる。

とは言え、例えば一級建築士の受験生の場合、過去10年分1250問の解法をいきなり前述のようにすることに対しては、「もっと要領の良い覚え方ってあるんジャね」とご洞見であろう。左様、であるからして、かつ受験生各位におかれては技能や知識そして経験知に段階的な階層があることからして、以下の戦略をご提示する。

その戦略は以下の通り。

1.カンニング勉強法
・過去10年分の過去問を一分/問で答える
・各問に解答したら直ぐに答え合わせをする
・一分以内で解けない問は不正解とする
・目的:試験によくデて解き方をシラない過去問の把握
    つまり自分の弱点、最優先で補うべき項目の明確化

2.リンキング勉強法
・上記で把握した「デシラ」を優先して参考書や法令集に関連付ける
・デシラと関連付けた参考書や法令集の該当部分を読解し理解する
・上記の該当部分に含まれる用語や算法も同様にする
・目的:3の解答解説に関連する情報の検索と補強とを確保

3.リピート勉強法
・過去10年分の過去問を決めた時間内で繰り返し解く
・解いた後、必ず答え合わせをして解答解説を読解する
・不正解だった過去問の解き方を暗唱するなどして覚える
・以上のことを過去10年分に渡って最低5回繰り返す
・目的:試験で必要な時に即座に想起できる記憶の構築

予備校などをご活用で「厳選過去問解法」に類するテキストなどを活用可能な方は、1をした後でそのテキストのデシラに関連する部分を2の勉強法の対象として含まれると「自分にピッタリ厳選過去問解法」テキストを作ることができる。これより予備校の提供する受験情報も包括できて効率的な受験勉強ができる。

初学者は以上の戦略によられるとよい。だが、再受験生の諸氏は大方の知識や技能を保持するだろうから、兎にも角にも3を最優先にして5回で解法を完全に覚えきれない(だから、再受験となったはず)なら、7回でも10回でも繰り返して暗記されることを強くお勧めする。

但し、暗記する事は、できるだけ短い期間にできるだけ多く繰り返せるようにしたい。例えば1250問/回を5回で6250問の解法暗記を一問当たりに時間をかけて50問/日で125日行うよりも、それを一問当たりに時間を短くして125問/日で50日を2回転つまり100日で10回繰り返すように短いインターバルで数多く行いたい。

そうする訳は、覚えたことも時が経つほど忘れやすく、時を待たずに繰り返したことをよく覚えられる記憶の仕組みからして賢明であるからだ。どうだろうか、「えぇ、戦略とか言いながら要は繰り返しなのね」とは誠にご賢察である。覚えたいことを短期間で繰り返す事は暗記の培地なのだからだよ。

次の絶対合格を目指す皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年8月19日号

こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは我々を現在の状態から望ましい状態に進めます。
その為に必要な行動を起動させる各種の心理技法を蔵します。
つまり私たちにとって目標達成のために実に有用な手法なのです。


暦は既にお盆明け。
多くの方はすっかり仕事モードでは。

一方、夏の試験シーズンはいよいよ終盤だ。
例えば、公認会計士・論文試験は本日から日曜日まで。
そして社労士試験は来週末に待ちに待った(?!)本番ですね。

その様な状況下、
前回に風変わりだけど実践すれば効果的、
そのような記憶法・暗記術をご案内していました。
皆さん、そしてあなたはそれに思ったことはなんでしたか。
例えば、そのことはコーチング中にご相談として以下のようでした。

「記憶法も良いけど本質的な勉強法が知りたい」
「暗記術なんかよりまともな勉強の仕方ってナニ」
「そんなものに頼らずに済む合格の方法って何ですか」


なるほど、次の合格を既に見据えたご質問のようである。小手先で合格を果たすのは無理っぽいとのご指摘だろう。実際、多くのことをやり残している受験生は、前回のことは役立たずと考えることが容易に想定される。

しかし、今年の合格を内心で諦めて(否、有用な模試と考え)て、次の合格を目指している。そう想定すると納得のできるご相談だ。そう考えると、先の声は本誌にとって誠につきずきしいご要望である。

でだ。受験後に次の合格を目指して直ぐに試験勉強を再開したい。そうした志を秘めた受験生諸氏に向けて先のご要望に応えたい。

今回は確実に合格を目指せる試験勉強法を共に再確認しよう。



その勉強法は既に拙著「マインドマップ資格試験勉強法」でご案内の通り。改めてザックリとした切り口で以下にご案内しておく。

1.目標を設定する
2.目標達成の為の行動計画を立案する
3.行動計画を実行にし、実行の結果を記録する
4.3を計画達成まで繰り返す

1.目標を設定する

これは、例えば「○年○月○日、社労士試験に合格する」でも悪くない。が、しかし、これで勉強のやる気がでて合格を目指せるのだったらそれこそ苦労はしないはずた。合格の可否は試験官のなすことであり、これを直接に自分が統御できない。人が意欲を覚えることとは自らが関与できて望む結果を出せることだからだ。

一方、例えば、「一級建築士に合格する」為にこの受験生が果たすべき要件は、例えば令和3年、「計画11/20点、環境・設備11/20点、法規16/30点、構造16/30点、施工13/25点、総合91/125点」と関係機関によって明らかになった。

先の様に明確な合格基準の示されことは今年も同様。これや前年を参照して、例えば一級建築士に合格する為の目標設定はこれを下に例示するような確実に合格を可能にできて、自らが模試や答練そして過去問集の活用を効果測定することによって、直接に関われる数値化つまり自らの努力が以下の設定にどう近づいているかを計測可能な形式にする。

○年○月○日、私は以下の様にして一級建築士試験に合格する
・法規24/30点、構造24/30点
・計画16/20点、環境・設備16/20点、施工20/25点
・以上の総点100/125点(各科目の平均80点)



2.目標達成の為の行動計画を立案する

ここで、1により明らかにした目標に対して、これを達成する為に「目標を達成できる様に頑張る(あるいは根性・気合いを入れる)」とする精神論にしない。そうではなく主体的につまり行動の水準で関われる具体論、つまり行動計画を立案する。

目標達成に有用な試験の勉強における核心は、例えば一級建築士の場合、過去10年分の過去問集の解き方を全て覚えること。つまり125問/年に10年を掛けた1250問のそれ解くことで完全にこれを体得すること。この為に一問あたりに試験本番の試験時間を参照して平均で3分(記憶の法則から5回解くと仮定)を要すると所要時間は以下となる。

・3分/問×1250問=3750分
・3750分/回×5回=18750分(312.5時間)
・312.5時間/3(時間/日)として約104日

以上を満たすには、先の要件で過去問を解いて全問に正解する、つまり全問の解き方を覚える為に、過去問を繰り返し解く勉強を一日3時間で4ヶ月続ければこと足りる。これを行動計画にする、つまり実行する開始日と終了日とを暦に落とし込む。各科目の得意や不得意を考えて、各科目で一日あたり解く問題数を決めれば更に行動計画を具体化できる。

ここまでどうだろうか。例えば、「いきなり過去問集を説くのってムリ」「知識不足で過去問集は解けない」とご立腹だろう。それは当然のことである。

試験勉強の核心つまり過去問の解き方を覚えることは、果物が自らの核心である種を広げて繁茂する為に、種の周りを美味な果肉で包みそれを動物に食させることに似る。これを行うために果物の果肉に当たる事前の学習、例えば過去問集と法令集や参考書とを関連付けて自らの脳に過去問を解く為の情報を前もって吸収させる関連付け学習が必要だ。

その学習に要する時間は一級建築士を事例に概算すると以下となる。得意や不得意の科目に要する時間を均して15分としてみる。これにも一日3時間の勉強をあてると仮定する。

・1250問×15分/問=18750分(312.5時間)
・312.5時間/3(時間/日)として約104日

以上から、遅れを回復できるように余裕を含めて約4ヶ月を過去問集との関連付け学習に要することを行動計画として暦に落とし込める。ここまでで毎日3時間の勉強を約8ヶ月続ける必要が分かった。

但し、「初学者が最初っから参考書や法令集を読みこんで過去問集と紐付けするのは難しい」とお考えになることからして、過去問集とそれらの関連付け学習の前段として参考書や法令集の全体像を把握する勉強や、過去問集で頻繁に出題されるのに自分がその解き方を知らない「デシラ」を明確にして関連付けを行うべき項目を明確にしておく。

それら2つの準備学習に毎日3時間の勉強で3ヶ月を要するとする。これも一日や1週間で何をどこまで行うか暦に落とし込むのだが、以上から、確実に合格を目指す為に毎日3時間の勉強を11ヶ月することの必要が分かってくる。



3.行動計画を実行にし、実行の結果を記録する

デシラを明確にする勉強から過去問集の全問その解き方を覚える勉強まで、月や週そして一日単位で学習計画を立案できたとする。ならば、やればできることを学習計画として決めたのだから、決めた通りに実行する。勿論、それを実行することに関わるでき・不出来が生じるので、その結果を日誌として記録する。

そうした記録は「今日は計画通りにできた」と漠然と書かない。そうではなく、「今日は○ページ読解して計画の○%を達成した」と具体的にこれを記述する。勉強が計画通りにできている場合は自分を褒め、そうでなければ自分をたしなめる。そうして合格を目指して自身に勉強し続けられる強い動機づけをもたらす。



4.3を計画達成まで繰り返す

これの目的は、「今日、○○を計画通り100%できた」を目指すことだ。一級建築士で言うなら最終的に「今日、1250問の解き方を全て覚えた」とすることだ。それを覚えた確証として模試や答練で目標として設定した各科目の得点と総点とを得点することだ。

だが、「ローマは一日でならず」とご賢察のように決して容易に出来ることでない。しかし、「千里の道も一歩から」であると言うように計画の達成まで、やればできることを学習の計画にしたのだから、計画したことを毎日行って記録を残す。この記録を足がかりにして次の日も繰り返すことはできることだ。遂にはこれを試験前日まで繰り返す。



以上、確実に合格を目指せる試験勉強法はこれをザックリと再確認した。これをどうするかは皆さん、そしてあなた次第だ。

さてどうだろうか。「何だか難しそう」とお感じだろうか。しかし、何をするにしても当初はそう感じるのが人の常だ。この勉強法はやればできることを決めてその通りにやることを旨とした。そう決めた勉強の行動計画通りにやれば良いだけのこと。

それにも関わらず、「もっと簡単な勉強法ってあるわよね」とお考えの向きには「どうぞお好きに」と言うほかはない。遠くから健闘を祈る次第。「とりあえず不尽」としておこう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月29日号


試験の結果はいかが。

先週末、建築士等の学科試験が実施済み。
正式でなくても、その結果はこれを予想できる。

受験生、当のご本人が合否の感触を最も覚えやすい。
当落の微妙な場合もありつつもその感触は大方が高精度。
結果「ヤッパ駄目そうだ」ならその感覚はほぼその通りになるはず。

満を持して本試験に臨まれたことからして、
受験生ご自身は肌を通して合否の感触をご実感だろうから。

仮に不合格だとしたら、
次の合格を叶える為には、
これからどうするのが賢明なのか。

NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な達成手法の最右翼です。
有用な達成手法の多くは内的資源を有効活用します。
NLPは内的資源を巧みに活用できる多彩な技術体系です。



夏の受験実施が真っ盛りであるこの時期。
冒頭のことで多くの受験生が胸に痛みを覚える。

2021年、一級建築士、学科試験の合格率は15.2%だった。
受験者数31,696人のうち26,864人が涙を吞む結果となっていた。
本年も多少の変動がありながらも同様の結果となるだろうからだ。

この時期、
講座やコーチングで、
以下の様なご相談やお悩みの絶えることがない。

「不合格みたいだけど何時から勉強を再会したら良いの」
「次は絶対に合格したいので勉強を始める最適な時期は何時?」
「直ぐに勉強を再開した方が良さそうだけどどうしたら良いの?」

同様の状況にあるとしたら皆さんはどうお感じになるであろうか。
例えばこれまでの事例からしてこうであろう。

「勉強を再開するにしても短期間で合格したいしね」
「勉強を再開するのって大変だから色々と考えちゃう」
「落ち込んでるのに直ぐに勉強を再開する気になれないよ」

受験後、次の合格を目指した試験勉強の再開は、
これをどうしたらその合格をより確実にすることができるのか。
今回は次の合格を目指した試験勉強を再開する時期を再確認したい。



その時期は次の合格を果たす為に極めて重要。
結論から述べるとこうだ。

それは受験終了後すぐである。
できれば受験が終わったその当日だ。
それは無理だとしてもその翌日からだ。

そうする訳は実に明白で多数として存在する。
そのうちの幾つかを以下に続けてご確認されたい。
受験生が自分の弱点を最も鮮明に自覚できる時なのだから。

合格を叶える為に最優先で補強すべきその弱点に関わる他人の決して教えることのできない記憶は、あの忘却曲線が教えるように日を追うにつれ急な右肩下がりとなっているあの曲線の勾配を転げ落ちるように低下する。

一方、その記憶はこれが鮮明なうちならばまたとない合格指南となる。受験生自身の弱点つまり各受験科目、特に不合格の主因であっただろう不得意科目で何をどう勉強すべきであったかを、痛いほど受験生ご本人に自覚させてくれる。これを忘却にまかせて無駄にする手はない。

更に、長期に亘って積み重ねてきた貴重な過去問解法に関わる記憶を敢えて忘却の危険にさらさずに済む。初学者がこれから一つずつ積み上げていくその内的資源を有したままに、次のより確実な合格を目指して再受験街道を邁進できる。

対して、数週間または数ヶ月後、その貴重な記憶が忘却の彼方に去った後、試験勉強を再開すると、手戻りの勉強が必要となる。過去問をザッと解いて自分の弱点を再認識するカンニング勉強法ことから始めることになる。加えて、自分の弱点補強を確実に行う学習計画も1から始めることになりやすく、これまた手戻りで非効率だ。

更に、初学者が絶対に知り得ない最新の出題傾向を直に自らの耳目を持って知り得た有利さがありながら、それを漫然と時を経るにつれて忘却するに任せる事は、いかに愚かなことか言うまでもない。

加えて、不合格の悔しさ、つまり捲土重来の気概を憶えていることは、次の合格をより確実にする為の勉強をする強い動機づけとなり得る。これを直ちに活かさないことは、いかに以下同文。

以上からして再受験の合格を効率的に叶えたいのならば、
試験勉強を再開する時期はできるだけ早期にすべきだった。



もちろん試験勉強を再開しにくい気持ちはあるだろう。しかし、その気持ちに流されるとそれを始めることが更に難しくなる。

下手をすると、再受験の有利さをドブに捨てる再受験生がいる。つまり自分の弱点を本試験で明確に把握している優位性がありながら、「ジブン、再受験だから、来年から始めよう」などとしがちだ。

再受験の有利さがあるのだから、次の合格を果たしたければ、それが活かせるように直ぐにでも試験勉強を再開するにことしたことはないはずだ。であるのに、ご本人に自覚のないことであるが、より確実な次の合格を叶えることを顧慮すると実に困ったことになることは必至。

それでも、「そのうちにベンキョウ始めるわ」とお考えなら、それはご本人のお好みであろうから、敢えて苦難の道を通して合格という頂上を目指すのも「たで食う虫」の教えるところ。お好きな様にとしか言いようがない。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月22日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは望ましい状態づくりを支援します。
その状態は内的知覚とこれに伴う生体反応に立脚する。
NLPは内的知覚を統御する有用な手法を多彩に蔵します。


本日、7月も遂に下旬。

今週末、木造や一級の建築士・学科の試験が実施。
また、数週間を経ると税理士や中小企業診断士も同様。

この時期、夏の試験実施が真っ盛りとなります。
一年や数年間、試験勉強に励んできた真価の問われる時。
受験生なら試験本番で合格できるように実力を発揮したいはず。

そのような状況下、
次のようなご相談のくることは恒例。

「合格を確信できるまで勉強してきたけど本番が心配」
「模試で合格判定を取れるまでになれたのに本試験が不安」
「得点力は右肩上がりで合格できるはずだけど試験本番が怖い」

それらのお悩みは実に手強いのだか効果的な方策が実はある。
今回は受験本場で実力発揮ができるイメトレを再びご案内したい。



前述の状態はこれにどう対処したらよいのだろうか。例えば、「そこまで頑張ったんだから、『きっと大丈夫』って自分に言い聞かせたら良いんジャね」とお考えだろう。つまり、それは肯定的な自己暗示をすれば心に安息が訪れて試験本番で実力が発揮できるとの考えだな。

だが、「そんな暗示で実力が発揮できるのなら苦労はしない」と反論したくなる向きも想像される。特に、「そこまで頑張った」けど不合格だった経験をした再受験者ならそうだろう。

そうでなくても、不安や心配そして怖さを覚える中、前述した暗示はこれ自身が好ましくない状態に連合して逆効果を惹起する事を否定できない。つまり、先の暗示をする度に心配や不安、怖さを自らに覚えさせることになる。うん、本末転倒なりかねない。

やれやれそうした状態にうまく対処することはどうすればできるのか。それは相反した状態を起こさる知覚と感覚の連合から脱した内的状態を構築できる手法を採用することだ。つまり否定的な連合の起動しない合格をした未来という前提から今現在に向かって肯定的な想像をすることだ。以下に僅か数分で実践できるその手順を述べる。



合格をした未来からこれに資する受験本番の状態を創るイメトレ

1.合格をした未来をありありと想像する
 その未来で必然的に見える対象(合格証や合格発表のネット掲示)を今心のなかで鮮明に見て、同様に聞こえる音声(「やった合格だ」「合格おめでとう」の言葉)を今心のなかで大きく聞いて、それらが誘発する好ましい感覚をぐるぐると体全体に循環させる。
 
2.肯定的な感覚の循環を楽しみながら、合格を勝ち取った受験を終えた会場の自分が見る対象(満足げに受験票をしまう様子など)を今心のなかで鮮明に見て、同様に聞こえる内的な声(「苦手科目も得点できた」「得意科目もほぼ満点だ」)を今心のなかで大きく聞いて、それらが誘発する好ましい感覚も、肯定的な感覚の循環に合流させる。

3.2で更に強くなった肯定的な感覚の循環を楽しみながら、合格を勝ち取った受験を支える思い通りの実力を発揮しながら午後の受験に臨んでいた自分が見る対象(時間の余裕を示す時計の表示など)を今心のなかで見て、同様に聞こえる音声(「これってあの過去問と一緒だ」などの呟き)を今心のなかで大きく聞いて、それらが誘発する好ましい感覚も、肯定的な感覚の循環に合流させる。

4.3で更に強くなった肯定的な感覚の循環を楽しみながら、合格を勝ち取った受験を支える思い通りの実力を発揮しながら午前の受験に臨んでいた自分が以下同文。

5.4までで更に更に強く大きくなった肯定的な感覚の循環を味わいながら、その感覚を表象する例えばOKサインやVサインなど特定の仕草をしつつ、「合格するから楽しんで」などと自分に呟く。これで一例のイメトレを終わる。以上による肯定的な状態を味わいながら、最後の追い込みに励もう。

以上、1~5まで勉強の休憩時間にでも繰り返す。受験本番中、もし心が否定的に傾きかけたらのならば、慌てることなく1つ息でもついてから、即座に5で行った仕草や呟きをして、合格を基礎付けた肯定的な感覚を直ちに召喚する。

以上、合格をした未来からこれに資する受験本番の状態を創る方法のご案内を終わる。今回のイメトレが合格に有用であれば幸いだ。

受験本番での健闘を祈る。
May the Force be with you.



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