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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年10月27日号
本誌はNLPの観点から合格を叶えられる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身を達成できる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型つまりパターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格達成を支援します。


こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。

今月もあと四日。
来週中には月が改まる。
今年も残るところは二ヶ月余り。


さて紙面コーチングを始めましょうか。
その手始めとして次のことを伺いします。
「参考書や法令集の読み込みはどんな調子ですか」

もちろん、その答えは人それぞれでしょう。
でも、しばしば耳にする声は以下に例示する通り。

「法令集ってもっと速く読めたらいいのに」
「参考書って読むのに手間が掛かって嫌になる」
「予備校のテキストって沢山で読み終えられないよ」

資格試験の勉強、その中核である過去問集を繰り返し解いてこの解法を覚える為に、法令集や参考書そして受験予備校にご通学の向きにはそこのテキストを読み込むことはその為に資する知識や技能または関連情報を吸収することからして極めて大切。だが、「それができたら苦労はしないわ」とするお悩みは紅葉がりの山々に響く山びこのように拝聴してきた。

やれやれこれをどうしたら解消できるのか。
今回は試験勉強にも有用な読書法を再確認したい。


その方法とは読後の暗唱をすること。

読後とは通読や精読あるいは速読それらいずれの読み方であっても法令集や参考書そしてテキストを読み終えた時のこと。勿論、読み終えた直後から数時間あるいは数日あとまでと時間的な幅はある。しかし、次に暗唱することの効果検証を忘却の作用を除いて確実にする為には直後から数時間の時間幅にすることが有用と考えて大過ないはずだ。

暗唱とは、ある章を何らかの読書法で読み終えた後、その結論とこれに関連した事例そしてその事例を提示した根拠を、例えば「この章の結論(要点)は○○で、その事例は△△で、その根拠は□□だ」と論理を構成する三要素として諳んじること。換言すれば、仮に前述した三要素を暗唱できないとすると、通読や精読あるいは速読のいずれの読書法であっても勉強にあまり意味がない。

例えば、流行の速読法○○リーティングを法令集や参考書で行ったとする。読み込めたはずの文章、その論理を構成する三要素を暗唱できなければ、その速読法は意味がない。それどころか「読み終えたわ」と勘違いをもたらすだけ有害だ。逆に義務教育で学んだような普通の読み方をしたとしても、読了した文章の論理を構成する三要素を自分なりにでも暗唱できればその読み方は実に有用である。


では、普通の読み方を確実にしている要素とは何であったのか。それは、これまた学校で繰り返し耳にしてきたように「意味や読み方の分からない言葉を辞書で調べましょう」と諭されたり「意味の取りにくい文は文節に切って文節同士の係り受けを調べましょう」と教えられたりした方法だ。うん、実に面倒くさい。だが、その方法は結果的に効果的であるから義務教育で学べた訳だ。

学校で教えられる読み方が無益だったら教えられる訳がない。むしろ、その方法に多少の改良がなされてきたとしても、義務教育の開始から百年以上も歴史的な効果検証を経て例えば流行の速読法○○リーティングに淘汰されることがなく現存していることからして、有益であり教育的に意味がある訳だ。「それってガッコウが保守的だからよ」との反感はあろうが、先の暗唱の結果で考えたらどうか。

確かに、流行の速読法○○リーティングで前述した暗唱の結果を良好に得られる人もあるだろう。であるならば、効果的な方法を採用するのが受験勉強でも王道であるからして、その速読法をお続けになったら宜しい。しかし、その速読法で暗唱の結果が不良に終わるならば、その継続に疑問を覚えることは合格を目指す観点からして当然だ。受験勉強の目的はある読書法を信じることでなく合格だからだ。

大切な事なので繰り返すが、いずれの読書法を行ったとしても、それを行った対象であった文章に存する論理を構成する三要素を暗唱できることは、過去問集の解法を体得する為に必須である知識・技能そして関連情報を得ることに有用であることからして、これが極めて重要だ。


と言うと、「それって分かったからさ、もっと速く読める方法ってナニ」とご不満のあることは合格にまで長期を要した経験からして大いに予想できる。では、その方法をズバリお答えしよう。それは・・・。

「繰り返し読むこと」だよ。

「ナニよそれって普通じゃないよ」どお怒りだろう。そう、実にご指摘の通りにフツウで平凡極まりないね。だが、そうおっしゃっている言葉を即座に発することを可能にしているのは何か。その言語を繰り返し、その母語を口にするようになった幼少期から数限りなく繰り返してきたことによる。同様に、サクサクと速く読める文章も同様の経過を取っているはずだ。

実際、通勤する度に目にしてきた路線図にある駅名や案内はこの読み方や意味に迷ったりせず瞬時に解り読めるはずだ。または仕事をする度に読んできたマニュアル類はこの読み方以下同文。つまるところ、この現象が前述した繰り返し読むことの有用性を如実に現している。不明な言葉の読み方や意味の調べ物をすることを前提にして「読書百遍意自ずから通ずる」とはよく言ったものだ。

速く読める方法に関して更に加えると、それは速く読みたい文章に関連した文集も繰り返し読めば読むほどに互いの文章を速く読める様になることだ。当たり前すぎて公に言われることがあまりないことだが、そうした事によってある知識やその関連情報を豊富にした文章を速く読める事は、論理を構成する三要素に関する理解やその理解がもたらす記憶の深化を期待できる事からして自然なことだ。

速く読む方法とは、不明な言葉の読み方や意味の調べ物をすることを前提にして、繰り返しそして関連した文章も同様にすることだ。「それって超フツウね」と反感を覚えるだろうが、歴史的な淘汰をへて現存している方法だからそれを難詰しても仕方ない。読書法に決して一瞬で読める魔法などあり得ない。仮にそうした方法があったのならばとっくの昔に学校で教えられているはずだ。どうだね。


読書法はいずれにしても健闘を祈るGood Luck!!


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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年2月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者はこれ自身を可能にする勉強に集中できた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



今月は残すところ2週間以下。「もうそうなの」と感じられるかも知れない。「にげる」と称される通りである。先月や来月に比して三日短いからね。

「だからナニ・・・?」
「それがどうしたの・・・・??」

なるほど今はそう言えよう。しかしだぞ、時が試験直前期ならどうだ。「あと三日だけでも時間が欲しい」と嘆く人がいた。合格基準にギリギリである科目の底上げに必至なら特にそうだろう。誰しもそのようになりたくないはずだ。前述のようなのどかなことは言えないのだよ。

他方、特に再受験で合格を目指す人は時の大切さ、つまり合格できる無限の可能性が有限な時間の中でのみ実現されると痛感してきた。それ故に、あるいはそうでなくても、効率化を最優先にする社会事情からして以下のようなご相談を頻繁にされる。

「はやく参考書を読むのってどうしたらできますか」
「速読みたく法令集をサクサクと読解することは以下同文」
「模試や過去問の問題文をはやく正しく解くことは以下同文」

限られた時間の中、効率的に情報を脳に入力して同様に脳から出力する。そうできることは将に要領よく合格を目指すこと、換言すれば効率的に受験勉強をすることだ。ではそれはどうすればできるのか。

今回は効率的な勉強がてきる方法を再確認したい。



ここまで読まれた皆さんが効率的な情報収集を指針にされていることは当然だろうから、結論から述べる。

それはやればできる勉強を倍にする方法だ。
ご注意、それは記したように「やればできる」ことだ。

休日に18時間の勉強をしたり、平日に四時間の睡眠時間で倍の勉強をしたりすることでは決して無い。そうするのではなくて、大事なので繰り返して強調するが、以下のように例示するあくまでも「やればできる」ことだ。

・参考書の通読は1回でなく、2回以上と回数を倍化する
・法令集の読解は1回で終わるのでなく、以下同文。
・問題文を解くときは1回で解き終わるのでなく、以下同文。

2回以上とは、時間と気力そして体力が許すのならば3回でも5回でもと読んだり解いたりする回数を増やすこと。

付記する。参考書や法令集の通読は第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に1回で読み通して終わりにしない。仮に先のような始めから終わりまでの通読をするにしても、その回数を倍化する。

更に効率的・・・できるだけ短時間で合格基準を満たせるようになること・・・な通読をお望みであろうから、自らのデシラ・・・頻繁に出題されてきた設問であるに解き方を知らない状況・・・を解消できる様にデシラに関連する章や節を核にしてその事例や背景そして根拠として関連する章や節に読む範囲を広げるように通読されることが望ましいだろう。

「それでは虫食い読みで訳が分からなくなりそう」

仮にそのようにご懸念であれば、虫食い読みを解消できるようにそれこそマジメに正しく第一章の第一段落の1行目から最終章の最終段落の最終行までを一直線に2回以上の通読をされたら宜しかろう。

「これってあれに繋がるのね」と思えるように、学びはこの対象全体が関連付いている故に、虫食い読みの関連付けが知らぬ間に進化することで醸成する。よって、デシラ中心の虫食い読みでもこれを倍化すれば、「これってあれに繋がるのね」と興味津々で読みの対象を更に広げられる。気がつくと努力せずとも全部を読んでしまえる。

むしろ、参考書や法令集は退屈な用語の解説から始まって事例や背景など間接的な情報までに関心を広げ読んでこそ深く理解できるように書かれているので、関連付けで虫食い読みをするにしても倍化でこれを行えば、理解不足や情報欠落に関する心配は心配ご無用だ。



問題文は2回目以降にこれを解く勉強で、2回目が1回目から一日後に、3回目が2回目から1週間後・・・5回目が1ヶ月後にとこの解き方を忘れ始める時期に行う。要するに倍化以上でこれに取り組むことで、これを見た瞬間に解き方を想起できる・・・限られた試験時間で正答をすることができる・・・ように解き方を身体化できる。

勿論、2倍化や3倍化そして5倍化する間隔は人それぞれでよい。例えば、2回目を同日に勉強の終わりにしても良い。要点は記憶の対象を想起することで記憶が強化できる学習機構からして解き方を忘れかける時期に問題を解くことを倍化すること。

付け加えるが、ただ倍化すれば問題文を素早く解けるようになると思うのは、仮に誤答したままで終わると誤答の仕方を強化する痛い勉強に終始して結果的に不合格に至るので早計である。そうするのでなくて、倍化の結果が誤答であったら、誤答した原因・・・例えば、回答の根拠とした法令を読み誤ったこと・・・を認識して、それを解消すべきだ。

以上、いわゆる効率的な勉強はできることを倍化する事でこれを可能にできる。三倍、四倍と倍化を増やすほど短時間でできるようになることは様々なご経験からして容易に想像できよう。どうだろうか。

「ケッ、倍化で何が『効率化』なの」とお怒りだろう。

しかし、何かを体得する、例えば母語・・・世界の中でも習得の困難さを指摘される日本語・・・を習得することは、「ワンワンだよ」「ニャアニャアね」と親たちの貴方に対する飽きもしない言葉の繰り返し、倍化によって可能になった。世の中の不思議に関しても「なぜ、どうして」を親や先生達に繰り返す、倍化することでこれを学んだはずだ。

つまり、できる事を繰り返す・倍化することは、学習精度の父であり学習速度の母である。合格を目指したいなら、今度はあなたが自身の為にその父や母としてこれを行うべきだろう。

対して、「それができれば苦労はしない」とやればできることに苦情を述べたいのならば、そうする苦労を回避できるように受験勉強など即刻おやめになることが宜しかろう。

そもそも合格者たちはやればできることを倍化すことに苦労だとは決して思わなかった。むしろ倍化することによって参考書や法令集の読みや問題文への解答が短時間で正確になる、結果的に勉強が効率的にできるようになる訳からして、「勉強って面白い」と楽しささえを覚えた。
人間、たで食う虫も好き好きである。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

やれ、やれ。
今月も折り返し時点が目前。
つまるところが2週間もすると11月の到来。

こんな調子の時間は動かぬ人を置き去りにして動く。
あっという間に年末となり、やがて新年となる。
春になったかと思えば夏の受験期間に転じる。
「光陰矢の如し」とこれを言事が教える。

それは関係ない方も、来週から一気に寒さの到来すると気象機関は予報する。合格を目指して勉強を始めたり続けたりできる体調の維持にご用心くださいね。

さて、前号で不合格になる勉強法を再確認。
これに関して幾つかの経路で以下の声を拝聴。

「入力偏重が駄目ならどうすれば良いの?」
「解答解説を全部読むって無理!」
「自己満足じゃなきゃ何満足なの??」

なるほど、そうお感じになるのはごもっともだ。有用な行動指針は例えば「騒がないで」とする否定形でなく、「静かにして」と肯定形であることが好ましい。だとすると、前号の再確認は1つのレトリックであったにしても前者に当たるのだから。

で、前回の3点を肯定形として後述する。
今回は合格しやすい人の勉強法を再確認しよう。

結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入出力均衡
2.解説全読解
3.客観的達成
以下で順にご確認を賜ろう。

1.入出力均衡
 例えば、基礎知識を蓄える為に参考書や法令集(その解説書)を読んだとする。ならば、その後、入力した情報の量や質を確認する為に出力する、これ即ちそれらを問う例題や問題を解く。
 
 換言する。これは勉強に関わる文章や音声教材や動画などの情報を読んだり聞いたりあるいは見たりした後、「読んだから終わり」「聞いたからもう大丈夫」「視聴したから覚えたはず」と勉強を終わるのでなくて、必ずそうしたことの記憶と言う効果性をそれらに関わる過去問などを解く、即ち情報の出力をすることで確認することだ。
 
 すると、問題を解いた結果から、読めていなかったことは何か、聞けていなかったとことはどこか、なにがどのように視聴し切れていなかったか、その答えが浮上してくる。要するに自らの勉学で不足が明らかになるので余り気分ではないかもしれない。
 
 だが、それらの結果は学びにおいて最も有用である「未知、『まだ』知っていないこと」を知らせてくれる。人の知性は無知を自覚することで自らを強く駆動することから、合格を目指す為に、そうでなくても当面の問題に正答する為に、まだ知るべきことを明確化してくれる。
 
「いちいち例題や問題を解く暇がないわよ」

仮にそれが現実であるにしても、読んだり聞いたり視聴したりと情報の入力をした後は必ず「いま読んだところの要点は......」「いま聞いた箇所のポイントは......」「さっき視聴した動画の重点は......」とその要諦を自分なりに情報出力つまり暗唱する。そうして入出力均衡はこれをなすかこがやがて合格を確実にしてくれる。

2.解説全読解
 そもそも参考書の例題や過去問集の解答解説はこれを問題解法のプロ・百戦錬磨である専門家が微に入り細に入り語ったモノ。いわば試験勉強の核である問題の解き方を覚えるために必須の情報を教えている。だとしたら、これの1つでも読み落とすことは実にもったいない。
 
 と言うよりも、資格試験の本試験、その設問の大半以上は過去問の組みあわせで作られることからして、解答解説を読み落とした過去問が本試験の設問に組み込まれることは決して否定できないことからすると、そうすることが不合格を招来したとしてもこれは自らが招いた災禍。
 
 そうでなく、合格をより確実に目指したいのであれば、例題に加え過去問集の解答解説はこれを全読解することは、先述のことからして大いに有用であるはずだ。ただし、全読解するにしても、人は忘れる生き物であることからして、解答解説は問題を解いた度にこれを読解して、これに関する理解を深めることは実に有用。
 
 「えっ...、忙しいのにいちいちそうできないわよ」
 そう言うお嘆きのあることはこれを想像するに難くない。だが、実際に実行した人ならご賢察のように、現実としてそれはあまり当たらない。いちいち、つまり繰り返し読解することはこれ自体を加速する。即ち速読解を読者にもたらす。怪しい速読術など決していらないから。

3.客観的達成
 これは例示すると皆さんが大学受験などで馴染みを深めたあの「偏差値」を基準にして試験勉強の達成度を合格基準に届かせることだ。
 
 各資格試験の難易度・偏差値を公開するサイトによれば、例えば税理士のそれは「68」、一級建築士は「66」、社労士は「62」などとしている。仮に、偏差値の「65」となる資格試験で合格を目指すのならば、上位から7%以内に位置付される得点力を涵養しよう。
 
 例えば、偏差値の62される社労士の合格を達成するとすれば、試験の成績で上位11.51%に入ることを試験勉強を通して達成することが実際の合格率の平均7%前後からして絶対的に必要となる訳だ。
 
 もし、ご利用の全国的な受験予備校が模試や答練の偏差値を公表しているのであれば、是非ともこれをご自分に関する試験勉強の客観的達成を測る為にご活用なさることは極めて得策だ。
 
 更に、偏差値の66で2次試験まである一級建築士の合否は実質的に相対評価つまり得点の上位者から5.48%をこれの境界とする。「オレ・アタシって模試で何時も合格基準を満たせているからきっと合格」とするのは自己満足の域をでない。そうではなくて、時に偏差値など客観的な指標によって勉強つまり得点力の達成度を測るべきだ。
 
 試験勉強において偏差値の様な客観的達成がなされているのであれば「マジメに」、「キチンと」や「チャンと」などと言うような精神論的な勉強をすることはこれが一切無用とできる。仮にオンラインゲームにハマっていようが、恋人と遊び呆けていようが、客観的達成の下で試験勉強を続ける受験生は合格を叶えられる蓋然性が高い。
 
 以上が受験勉強の真相というものだから、「オレ・アタシって勉強してたのに不合格ってあり得ない」とこめかみに青筋を立てても仕方がない。だって、特に相対評価の資格試験ってそう言うものだから。


以上、合格を目指せる勉強法に再確認を賜った。
受験生諸君、あなたの健闘を祈る。

Good-luck!

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年12月17日号


こんにちは。

好調にお過ごしですか。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

来週は聖夜。
そう思うとあの歌が心の中に繰り返されそう。
でも、「それって受験生には関係ない」かも知れませんね。

これからも頑張って試験に合格できれば、
その年のクリスマスを何の懸念もなく楽しめる。
そう思えば先のようにストイックになることも苦ではない。
見方を変えれば状況の意味は一転するのですから。


さて試験勉強の調子はどうでしょうか。

「受験参考書もサクサク読めてて絶好調」
「法令集もスイスイ読めるから勉強が楽しい」

もしそう言えるのなら試験勉強の調子は言うことなし。
その調子を更に上向きにして次の合格を確実にしていきましょう。
一方、以下の様なお悩みもこの時期に(限らず)寄せられます。

「予備校のテキストを速く読めなくてイラつく」
「法令集を読むのに時間がかかって勉強がストレス」
「参考書や解答解説を速読できるようになれない自分が嫌」

以上のお悩みはご覧のように読書の速度に関する苦悩。
要するに何かを速く読めない事態の解消策をお求めである。

今回はあるモノを速く読めない事態の打開策を考えてみたい。


前述したお悩みの事例は受験に限らずしばしば耳に入ること。例えば仕事でマニュアルや長文の電子メールをスイスイと読みたい。対して「オレ・アタシはものを速く読めないので駄目」とお嘆きの諸氏が散見される。あるいは私事で読みたくて買った本をスルスルと読めない自分が嫌になって積ん読にしてしまうこと。

やれやれ本つまり文章を速く読めない事態の打開策とはいったい何だろうか。その答えは例えば「それって1時間で一冊の本が読めるっていうあの速読法じゃね」とお考えだろうか。確かにその謳い文句のような速度で本が読めた感覚を覚えられたら良さそうだ。

そこで「どうしたらもっと速く本が読めるの」と何らかの手法を求めたくなるだろう。だが、そうする事は懸命でない。もしそうすると上には上の方法が見えてくるので「確かにその方法で前よりは速く読める様になったけど、オレ・アタシは本・文章をまだ速く読めない」と速く読みたいのに読めないと言う速度探求の堂々巡りに落ちるだろう。

実際、速読界隈を歩くと「1時間で一冊」が「10分で一冊」、更には「1分で一冊」と魔法の様なノウハウの宣伝合戦が花盛りである。それに目を奪われてウッカリそれらに手を伸ばしてしまうと前述のような陥穽に足を取られてしまう。

であるので、そうするのではなくて打開策に至る為に考えるべき事は「何の為に速く読むのか」である。参考書や法令集を速く読むことの成果とその成果から目指す目的は何かだ。

そう考えてみると実際に次のような答えが浮かんでくるはずだ。
「それって読んだ内容を速くつかんで合格する為でしょ!」
確かにそうだとも。受験生の本を速く読む目的はその人が単なる速読マニアでなければ合格すること以外に考えにくい。

加えて、その成果とその目的から観て「本質的に速く読めないことの何が問題なのか」である。すると次いで以下の答えが続くと想定される。「そうね・・・読んだことをサクサクと理解できないことよ」
なるほどね。仮にそうであるとするとその答えは受験生の合格を目指すことからすると真っ当な答えである。

他方、ある時期に世間を賑わした「いままでの○倍速く本が読める」としたある速読法は決して「いままでの○倍速く本が『読解』できる」とはしていない。言うまでもなく「速く本が読める」感覚は決して「速く本が『読解』できる」ことと違う。

その関係を換言すれば「速く本が読める」ことは決して「速く本が『読解』できる」ことを約束しない。むしろ以下のような場合に「速く本が『誤読』できる」状況を招来する。仮に10倍速く本が読めるのなら10倍速く誤読を行えてしまう訳だ。

・文中にある用語の定義を理解していない
・文章を構成する語句間にある係受けが分からない
・状況や条件、場合を示す語句を正しく把握していない
・文と文、節と説などの関係性を示す接続詞を解していない
・ある一文が表す内容が何を意味するかを同定できない

仮に上記のような脳内状況であるにも関わらず速読できている自己認識を持ってしまうならば、その自己認識に相関して誤読つまり無知を広げてしまう怖れを禁じ得ない。

対して「AIに負けない子どもを育てる」を著された新井紀子先生のご提唱である読解力テストに接してみると、文章を速く読むこととそれを正しく理解することとは関係ないことが実感できる。むしろ、速読が誤読を招いてしまういそれらは相反さえすることが痛感される。

以上からして「速く読めない事態の解消策」とは何をどうすることか。振り返ると参考書や法令集を速く読むことの成果はそれらの内容を速く理解することつまり速く読解することだった。その成果の目的は合格することであった。よって本件の回答は以前から以下の様に繰り返してご案内の通り正しく読解することである。

・文中にある用語はこれの定義・意味を正しく覚える
・文を構成する語句同士の係り受けはこれを正確に理解する
・「これ」「それ」などの代名詞に照応する内容を真っ当に捉える
・文法的な関係や話し手の事態を表す機能語を正しく把握する

ちなみに機能語とは例えば「のうち」とか「の時」、「・・・以外」や「・・・を超えない」「もし・・・ならば」など条件や状況そして場合などを示す語句だ。

速く読めない事態の解消策は大まかに前述の4つを行えているか適宜に確認しながら読み進めることだ。と言うと「それじゃ速く読めないよ」とお考えだろう。そうする最初の内は全く以てご賢察の通りとなるだろう。

だが、急がば回れでご提示したことを実践されると昨日よりも今日、今日よりも明日と速読でなくて読解の速度は、理解が理解に基礎付いて構築され拡大されることからして次第に増してくる。

すると参考書や法令集を誤読でなくて次第に速く読解できる様になれると期待できる。そうして得た知識や技能は過去問の解き方を正しく読解させてくれる。やがて得点力を向上させひいては合格を確信させてくれるだろう。

もちろんそうなるまで速誤読でなくて急がば回れの蝸牛のごとき読解を続けることが必要であることは言うまでもない。だから以前から「いいからトットと勉強しなさい」と苦言を呈してきたのだよ。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年10月1日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

カレンダーは今日から月を改めた。
朝方、窓からの風は少なからず冷気を含む。
そう、勉強にそして読書に最適な季節がやってきた。

試験勉強、
その調子はいかがかな。


それは前回のこと。
法令集の読み方を再確認していただいた。
それに伴って以下の様な声・ご質問が耳に入ってきました。

「読み方は解ったけど、もっと速く読めるようになりたい!」
「フツウに読んでいたら、受験に間に合わなそう・・・」
「法令集を読むのに『速読』って使えないの?」


うん、確かにそうお考えになることは無理からぬ事だ。
受験生の合格に対する可能性は無限である。
一方それを現実化する為の時間は有限だ。
同じ読むにしても速いに超したことはないのだから。

では、法令集などを速く読解することはどうすればできるのか。
今回は受験勉強の基礎も構築できる読書法を再確認しよう。



「受験勉強で速読ができたらいいな」
なるほど、それができたら勉強もはかどりそうだ。
そればかりか、仕事もサクサクと同様になって残業も減りそう。
すると、勉強できる時間も増えて受験勉強がもっと以下同文。
その様に想定すると先のご要望はもっともなことである。

では、いわゆる「速読」はどうすればできるのか。
例えば、衆目を集めたあの速読講座に参加すればよいのか。
そのような思いから、僕もその手の講座に参加したことがある。
加えて様々な速読法も懲りずにあれこれと実践してきた。

だが、時間もお金もそれに投資したが今ではその速読をしていない。
法令集に限らず技術書や評論文を読むのにその有用性を覚えない。
読めたつもりになったそれらの内容を現実に適用できない。
つまり読めたつもりが読めていないし頭に入らない。
速読なるものの効果性が実に怪しいからだ。

他方、僕の本を読む速度は決して遅くはない。
一般的なビジネス書の類なら長くても数時間で読破する。
ものによってはあの速読法のうたい文句のように1時間できる。

「それって、ヤッパ速読してるんジャネ」とお考えだろう。
正直にお答えするが、あの手の速読法は決して使わない。
というか、使える読書をする為にそれは使えない。

ハッキリ言う、使える読書に速読法は使っては駄目だ。
読んだつもりになれても読めていない。
頭に残らないからだ。

ならば、勉強で使える読書はどうすればできるのか。
結果的として速読することも以下同じ。

結論、その方法は読むべきところから繰り返し読むことだ。



法令集などを読むことに話を戻す。
そのことの背景としてあるのはデシラだった。
過去問に繰り返しデて解き方をシラない項目・分野だった。
その項目・分野に関連する章や節が読むべきところだ。

その章や節を読むことの前提としてあったのは用語の定義だった。
建築基準法で言えば(用語の定義)第二条である。
その条文を中核としてデシラに関わる章や節を繰り返し読む。

ただ繰り返し読むのでなくて折りに触れて読んだことを出力する。
例えば、読むことを触発したデシラの過去問を解いてみる。
職場で同僚や部下に読んだ内容を解説する。
そうできなくても読んだ箇所を要約して暗唱する。
することで自分の読み方を確実に検証できるからだ。

そう言えばこんな諺を思い出した。
「白猫でも黒猫でも鼠を捕るのが良い猫である」@鄧小平
それを本歌取りすれば以下のように言える。
「遅読でも速読でも出力できるのが良い読書法だ」

そうした読書の観点からするとちまたの速読法はお勧めしない。
興味がおありならお試しになることも一興だろう。
ただそうする時間とお金があるのなら受験勉強に投じるべきだ。



閑話休題。
前述のように読むべき箇所を繰り返し読みその内容を出力する。
そうしていると学習の仕組みからして間違いなくこうなる。

一回目よりも二回目は、
二回目よりも三回目は、
三回目よりも四回目は、
四回目よりも五回目は、
より速く読めてより確実に頭に残る。

そうすることで、我々はどうなれるのだろうか。
法文を構成する用語や機能語が回を追う毎に記憶できる。
出力することをしていれば読みの記憶は確かなものにできる。
その記憶は脳の仕組みからして自ずと人の読書速度を加速する。
繰り返し通る高速道路で案内板を一瞬に読み取れることに似てくる。



今回のご案内は以上。
いかがであっただろうか。

「もっと速い方法ってないの」だろうか。
「理屈は分かったけど何か面倒くさいよ」かもしれない。
残念なことにご案内のことより楽で簡単な方法を僕は知らない。

速読マニアだった古狸はこう言いたい。
「読書百遍自ずと速読に通じる」
最低五遍でも速読に近づけるのだよ。



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