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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年9月15日号
本誌はNLPの観点から合格を叶えられる勉強法を提案します。

合格者は自らにこれたり得る勉強をさせることができた。
NLPはその人たちに共通する型つまりパターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで試験勉強を支援します。


勉強の調子はいかがですか。
NLP資格試験コーチの近藤です。

前号で型にハマることの有用さを再確認しました。
そのことをすることでやる気がなくても勉強を再開できるから。
予想はしていましたが、それに関する幾つかのお嘆きが到来。

「いきなり型にハマること自体に息苦しさを覚えて嫌」
「型にハマろうとすること自体をなかなか始められないの」
「型にハマれば良いって分かるけどそうするやる気が起きない」

などなど、「無理」、「できない」そして「やれない」などの声が漏れ聞こえる。確かに、「それができれば苦労はしない」とはごもっともなことかもしれない。だが、それであっても打開策はまたある。そうお嘆きの声が既にその策を暗示しているのだから。

今回はやる気と無関係に勉強ができる型へのハマり方を確認したい。



その方法とはやる気無しに勉強ができる型の細分化だ。
まず型とは何かを再確認したい。

その事例を確認しておきたい。例えば、朝起きたら、型どおりにやる気がなくても洗顔したり歯を磨いたりする。大した食欲がなくても「なんか食べておかないと」と朝食をとる。次いで、外出する為にこれまたやる気がなくても、着替えをしたりメイクをしたりする。加えて、ニュースの1つも見聞するだろう。つまりこれが朝の習慣だ。

平日、型どおりに「しょうがねー仕事だ」とやる気がなく渋々にでも職場に向かう。自席につけば「こんなにメール溜まってヤダ」とやる気の有無に無関係に返信をする。昼食時になれば、「昼飯か」とこれまたたいした食欲もなくランチをとる。帰宅途中、「飲みにいかね」と誘われればその気がなくても飲みに行く。つまりそれが平日の習慣だ。

休日、型どおりに「なんかないかな」とやる気もなしにテレビや動画配信に見はまる。ピコン、ピコン、バゴーンと同様にしていつものゲームにドハマりする。「あっ、いけない何か食べておこう」と食欲も覚えないのになんとなく遅めの食事をする。あるいは「こんなに溜まってるぅ」とやる気もなく洗濯をする。つまりそれもまた休日の習慣だ。

以上、型どおりに何かをすることはつまり習慣だ。何かのやる気と無関係につまり無意識にできるようななった様をして習慣化と言える。であるから、冒頭でお悩みの事例をお示しの皆さんも、そして貴方もなにがしかの習慣化をなされているとみて大過ないだろう。

仮にそうでなかったら、「やる気を出そう」と何をするにしても毎日が実に大変な時の連続となるはず。しかし、そうなっていない事実からすると、なにがしかを習慣化していることの恩恵は計り知れない。

でだ、実際に、冒頭でお嘆きの諸氏に置かれては、「型にハマるのって・・・」と聞き慣れないことに違和感を覚える習慣化を体得されている。つまり、「分かっちゃいるけど・・・」と無意識に思えてしまう型つまり習慣化が板についている訳だ。これは決して怠惰や無能さの表出でない。

そうではなくて、それは「でも・・・」とやれば必ずできる小さな事に対しても反感を持ったり違和感を覚えてやらなかったりすることを繰り返した。そうする事を習慣化できたまさに勤勉や有能の現れだ。つまりだよ。有用なことを習慣化しないことを習慣化できる能力をご発揮とも言える。

あるいは、「やる気さえあれば勉強ができる」「やる気がないから勉強ができない」とやる気の有無真理教とでも表せるある種の密やかなご信仰を有しておいでのようだ。もちろん信仰の自由は憲法で保障されている権利なのでお好きになされば宜しかろう。それで望みの合格を果たせれば言うことなしである。いらぬ世話の焼き蛤というもの。

何れにしても、型にハマるとは換言すれば習慣化すること。では、何かを習慣化、例えば勉強を始めたりそれを予定した時間まで続けたりすることを型にハマることで始める、つまりそれらのことを習慣化することはこれをどうすればできるのか。

その答えは習慣化の細分化だ。例えば、休日に6時間の勉強をすることを習慣化したいとする。もちろん、一気にそうすることを習慣化できるに超したことはない。だが、「それができれば苦労はしない」のが現実だろう。であるのならば、以下のように実現可能を目指せる習慣化の細分化をしてみよう。

例えば、休日に6時間の勉強を1時間の勉強を6セットに細分化する。加えて、各セットを最初の五分は机の整頓に2分と次の3分間を音読または勉強開始のイメトレにあてる。残り55分を勉強に充てる。その55分も、10分勉強をしたら1分をそうできたことを振り返り「10分の勉強ができた」と自分褒めに当てる。これを5セット繰り返す。

そのように、やると決めれば必ずできる大きさにやることを細分化する。細分化したことはやる気や意欲と無関係にやればできるのだからこれをネガな気持ちがらあれをこれを小脇に抱えながら繰り返す。

結果、やる気や気分の善し悪しに関係なく平日や休日の繰り返しが様々な習慣化を生んだように、勉強に関する細分化に基づく繰り返しも習慣化の母であるからして、「思うように勉強を始められてそれを予定通り知らぬ間にできる様になっていた」と望むことの習慣化を産するはずだ。いかがだうか。

そのようにして何か、特に勉強する事を習慣化できることの習慣化を体得することとは何か。AIの確かな普及が私たちに新たな学びを求める一方、それをしない人を多様な職域から淘汰することから自己防衛するだけでなく、AIさえも活用可能にする学習能力をもたらしてくれる生き残り戦略としても極めて有用であろう。

つまり、やる気と無関係な勉強の習慣化を細分化することの習慣化は、合格を果たした後にも、否、後のことを考えればなおのこと、実に望ましいことであることをここに大書きしておく。


細分化の力も共にあらんことを!
Good Luck!!


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【どんな時でも勉強できる方法とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年9月8日号
本誌はNLPの観点から合格を叶えられる勉強法を提案します。

合格者は自らに合格者たり得る勉強をさせることができた。
NLPはその人たちに共通するパターンつまり型にも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで試験勉強を支援します。


こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。

それは前号でのこと。
各種試験の合否に触れました。
多数の受験生は合格に捲土重来を目指すだろうと。

であるならば、
時間は受験生に常に味方することから、
直ぐに勉強を再開することを強く推奨もしました。
もちろん、以下のような声の到来も想定しつつのこと。

「やる気がなくてとても勉強なんてできない」
「早く勉強を再開したいけどダルくてそうできない」
「気落ちしていて早々に試験勉強を再開するのってムリ無理」

講座やコーチングをご利用の皆さんからも同様の声を拝聴。そのお悩みの程は暗闇でも鼻を触れる位に分かる。しかしそれを傾聴しているだけでは仕方ない。むしろ同情することなどもってのほか。合格を再度目指す為からして全くもって資することがないのだから。では、今日、今夜からでも勉強を再開する事はどうすればできるのか。

今回はどんな時でも勉強をし始める方法を再確認したい。


結論。
その方法とは・・・。
何かをするにしても意欲ややる気の有無に頼らない。
そうするのではなくて型、習慣やルーティンにハマる行為だ。

何かをするとは、例えば掃除や片付けそして今回の主題である資格試験やTOEICの勉強をすることだ。意欲ややる気の有無に頼らないとは、例えばモチベややる気の有無に左右されない。そうではなくて、意欲ややる気がなかろうが、それらになすべき行為を左右されずに、例えば仕事や家事そして勉強をもすることだ。

そうする事に最も資する方法とな何か。それが型(習慣やルーティン)にハマる行為である。型とは予定した時に予定した行為を決めた通りに行うこと。やる気がなかったり気分が落ち込んだりしていてもやることを決めていた通り実行する。もちろん、以下のような反論や反感のあることは承知の上で先のことを再確認している。

「それって無理ゲーじゃね」
「それってできれば苦労はしないわ」
「ロボットみたいな非人間的なことって嫌よ」

しかし、それらの声はどうだろうか。皆さんの日常に反してはいないだろうか。特に勉強に関して持ち出すことに違和感がないだろうか。

事実、休日明け、特段のやる気がなくても「仕事に行くか」との意欲もなく淡々と職場に向かってきた。仕事の失敗で気落ちしていても「仕事が溜まる前にやろう」と思うこともなく仕事をしてきた。帰宅すれば「夕飯の時間だから何か食べるか」と特に食欲もないのに飯を食ってきた。そう、貴方はやる気や意欲と無関係にやることをやってきた。

加えて、休日中、「さあやる気を出すぞ」と思もわず、ましてややる気など決してないにもかかわらず気がつけば何時間もスマホを弄ってきた。「さあ食べるわよ」と気分を高めることもなしにお昼だから夕方だからと食事をとってきた。「集中して見るわよ」と気分を高揚させもせずにお決まりの連ドラをテレビやスマホで見てきた。

そう、皆さんそして我々はそのようにしてルーティン・習慣の生き物だ。やる気に関係なくやることを今までやってきた。そして今からも否応なくやるだろう。否、間違いなくやれるはず。だって、そうやってきたし、そうできた結果こそが、ルーティン・習慣つまり型の威力なのだから。であるのならば、その力を勉強にも活用したら良いのだよ。

ではどうやるか。例えば、平日は自宅で21時から3時間の試験勉強をすると決めたとする。であるのならば、その時間にやる気の有無にかかわらず机に向かう。まずやれば必ずできる参考書の三分間音読をする。次にそれを黙読の読解に転じて勉強を続ける。更に事前に決めたように法令集を精読する。更に例題を○題解く。と型どおりにする。

そこで大事なことは何か。それはやる気があろうがなかろうが、気分がハイだろうが落ち込んでいようが、決めた時間に決めた行為から決めた様に始めることだ。もちろん、その時間にそうできるように教材を揃える事前準備、勉強の邪魔をするスマホをかたづけると言った学習環境の整備をすることが必要であることは言うまでもない。

学習環境の整備で付け加えるが、PCでオンライン学習などをされている向きに於かれては、勉強の開始や集中を妨げる「通知機能」をオフにしたり、無益なネット検索を招くブラウザーのタブを削除したりすることは必須だ。

スマホで同様にされる方も同じくされることが賢明だ。特にゲームアプリなどを削除する。但し、スマホ自体が勉強を妨げる習慣を誘発する最たるものであるからして、これを使わずに勉強をすることがより良いのではあるまいか。繰り返すが、むしろ勉強中はスマホが発する有害性からしてそれを目の届かぬ所に仕舞い込むのがより良い。

スマホを使わなくても勉強をする方法は目を転じるにそれこそ売りつけられる程にあるのだから。そう言えば、中高生を長年に渡って調査してきた東北大学の研究によれば、スマホ使用時間の増加と学力低下とは相関する結果が想起される。そのことは決して学生に限ったことでもないことは諸外国の研究からも明らか。

以上をまとめて結論を繰り返す。やる気のあるなしなど意欲に左右されずに勉強を始める方法とは、決めた時間に決めたことを決めた通りにやり始める、つまり型にハマって勉強を始めることだ。

そうすることは人脳に作業刺激として作用する。気がつけばまるで事前にやる気があったかのような意欲を私たちにもたらしてもくれるのだから。NLP的にみれば、型をトリガーにして、やる気を出せてしまう反応を生成できるアンカリングという極めて有用な仕組みと言える。

更に型にハマることと関してはこんな一節を思い出せる。それは新約聖書の一節。経済学でもよく引用される聖句である。

「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」(マタイ福音書13章12節)。

引用の中で「持っている」の目的語を型とするとどうだ。「型を持っている人は勉強する機会を与えられ、いよいよ知識や技能が豊かになるが、型を持っていない人は、持てるはずの勉強の機会までも取り上げられるであろう」となる。

型とは、経済学的に言えば金銭。これを有する者ほど豊かになれるように、これにハマる者ほど勉強もできるようにしてくれるのだよ。


型の力が共にあらんことを!
Good Luck!!


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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年7月28日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得る勉強をさせることができた。
NLPはその人たちに共通する型つまりパターンに注目する。
合格を目指す受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

夏の試験シーズン。
7月を前半戦とするならば、
来月の後半戦も近々に始まる。

後半戦、中小企業診断士、税理士や会計士そして社労士が試験本番。
他方、今月の一次試験、例えば建築士の学科に合格見込みのある受験生は二次(設計製図)試験、その対策をどうするのか。その課題で悩ましいのがこの時期。他の資格試験でも二次(論文等の)試験を控える皆さんもご同様の時であろう。

で、この時期、建築士を事例にすると、頻繁に到来するご相談がこれ。
「学科の合格が分からないので、二次の勉強ってどうするのって超悩む」
「ギリで学科に合格しそうなので実技の試験対策は何時からやればいいの」
「もしも学科に落ちてたら、実技の勉強をしても無駄になりそうなのがヤだ」
他の試験でも二次に受験見込みのある貴方は同じような感じだと拝察する。

はて、さて二次の試験対策とは何時からどうしたものか。
今回は二次の試験対策に何時から何をするかを再確認したい。



結論から述べる。
二次の試験対策は貴方が今すぐに添削指導を受け始めることだ。
添削指導を活用できない状況下ならそれと同じ効果を見込める勉強をする。

上記に関してどうお感じだろうか。

勿論、「もし一次が不合格だったらそれって無駄ジャね」とのご懸念はあろう。精度に揺らぎを覚える自己採点、または予備校の解答速報など高精度の採点予想を活用しても、特に合格境界に位置する得点の受験生はそう感じて当然だ。その感覚を小脇に抱えながら暫く勉強を進めた結果、一次が不合格であった場合、そのダメージを考えると前進の足取りが鈍るのは致し方ないことかも知れない。



が、しかし、仮にそうであっても、二次の試験対策は今すぐに始めることが賢明だ。建築士、設計製図の対策を事例にして言えば、自分のエスキスや製図に指導者から赤入れをしてもらい合格を目指せる要諦を学べる添削指導をそのうちとは言わずにできるだけ早くに明日からでも活用されることを強くお勧めする。

次月、仮に1次試験の結果に不合格を見るとしても、二次の試験対策を始めたことは、例えば何故に、計画の試験で建物用途ごとの多彩な問があるのか、法規の試験で避難関係の法令が頻出なのか、構造の試験で柱や梁の断面について問われるのか、それらに正答できる学科試験の幅広な素養をもたらすことからしても、次回の学科試験に合格を目指す事に大いに資する。つまり決して無駄にはならない。

先のことは、2次試験を受ける資格を有するには、1次試験に合格することが必須である意味を大いに認知させてくれる。換言すれば、1次試験に合格できない者が、2次試験に合格できるはずのないことを骨身に染みて分からせてくれるはずだ。2次試験に合格する為にも1次試験、学科の勉強に励む意味を心底分からせてくれるからだ。



さて、設計製図の試験も厳しい。受験生の過半数を不合格にする。要求された図面や説明のどれ1つを欠いても不合格。そうでなくても、例えば避難階段が法的に不適格であるような設計、その結果としての製図に重大なミスがある場合、他の欠陥も派生する事例が多いことから、それらが厳しく検出されて大きな減点を招来してほぼ不合格に陥る。その致命的な過誤に陥ることを回避するにはどうするか。

例えば、設計製図の試験対策書で自己学習すれば良さそうと思える。しかし、設計製図で生じる不合格を招く失敗は、詰まるところが自分の思考に存する習癖に由来する。その癖に自分で気づけるのならば、設計製図の対策に誰も苦労はしない。事実、自分で認知し難いしむしろほぼ認知できない。岡目八目にある添削者による指摘とそれに従う素直な自己修正をして始めて思考的な偏向を解消できる。

「ん、こいつは受験予備校の依頼を受けてるジャね」と上記に関して訝しがる気持ちは分かる。事実、始めてそして一次試験免除で角番で設計製図の合格を目論んだ時、「設計製図の試験対策って自前でできる」と私は高をくくっていた。が、しかし、その結果はものの見事に不合格に陥った。その経験から、最終合格を果たせた年、素直に添削指導を活用した。その経験から先の結論を述べた訳だ。

付け加えるが、設計製図で不合格となる設計の癖に加えて製図のそれも同様だ。かつ、それらは一度や二度の指導で解消できれば、これまた誰もが苦労はしない。不合格となる癖は学生時代から始まる長年の経験に根付く。根深い雑草のように決して容易く根絶できない。その様に根付いた習癖であるからして、時間を掛けて一つ一つ対処することでこれを除去し得る。



仮に、設計や製図に不合格を招く癖がないとしても、設計製図の試験はエスキスと記述、製図と見直し、6時間半のなかでかつ限定された製図道具や電卓つまりCADが当たり前の今時に「超不便」な設計製図の環境下において、それらの全てを合格水準に至らせる実技をも受験者に厳しく求める。その条件に己を十二分に慣らしておく決して数週間で終われない訓練が合格するために極めて有用となる。

以上、設計製図で不合格を招く癖の解消は時間を要する。数ヶ月先、2次試験までの時間がまだあると考えても、最終合格に万全を期したいのならば、「まだヨユウって感じ」と油断することは愚策。むしろ今から対策を始めても時間が足りないと考える位が賢明だ。仮に時間が足りるにしても、合格を目指す受験生にとって最良そして最高の味方が時間であったことを再びここで想起しておきたい。



来季の一次、あるいは今季の二次対策を始めよう。
皆さんの健闘を心から祈る。

Good Luck!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月24日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


今月も下旬。
各地で桜も順次に開花。
新年度を目前にして多忙さの募る毎日・・・?!

他方、夏期に受験予定の方であるならば、その受験生にとってこの時期は試験勉強の終盤となる。本試験を視野に入れると合格基準を満たせる得点力を十二分に体得すべきだ。例えば各受験科目でのそれを満たしつつ総点でのそれも同様にしていく。それらを満足する為には諸事情・・・多忙さ、不安や焦りなど・・・に妥協しがちな自分を超える必要があろう。

上記に関してはどうだろうか。
「ん、ゼンゼン問題ないよ、計画通りだもん」
例えば模試や答練で目論見通りの得点を得ているなら大いに結構。本試験に向けて是非ともその状態を維持し更に上向きにされたい。

一方で次の状況も想定できる。「合格した先輩みたいな勉強ができたら良いな」「合格して楽しい毎日を過ごせている奴みたいになりたいよ」その様なお嘆きは特にこの時期に・・・そうでなくても頻繁に・・・も繰り返して拝聴してきた。つまりその心模様は今ではない今日ではない「未来」の自分に憧れている様子。

そう言えばWBC決勝戦直前の円陣で大谷選手は「憧れるのを止めましょう」と述べた。その要諦は「憧れるだけでは超えるべき者・・・対戦相手そして今の自分・・・を超えられない」と思えてこれに頷けた。理想の自分に心を寄せるだけで今の勉強が虚ろな受験生にもそれは当たるはずだ。でも、「それができれば苦労はしない」と反感もあるだろう。

何れにせよ合格に憧れる暇があったらそれを止めて今の勉強に集中したい。私たちはそうすることをどうすればなし得るだろうか。それは「気合いだ」「集中だ」と精神論か。まさかね。それこそ「それで勉強できれば苦労はしない」のだ。

今回は今の自分を超える心理・・・NLP・・・技術を確認したい。



その技術は未来、理想つまり合格をなし得た自分から今の自分に必須の心的資源を得る。仮想的にでもそうなった自分から、今の自分に有用な示唆を届ける方法だ。以下、具体的な5つの段階をご覧いただこう。

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
5.4で得た心的資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める

1.心の映写幕に未来へと伸びる時間軸を想像する
その時間軸・タイムラインはお好みでご想像されて良い。例えば、いつもの散歩道の先に未来つまり合格を果たした時の状況が観えている。または、光の筋が同様の状況を指し示している。あるいは、レーンや軌道の先に同様の状況が観えている。何れにしても今の自分が憧れる合格した自分の様子をそれらの先に想う。

2.その軸に沿って合格を果たした未来へ時間旅行をする
1で想った状況にこれまた自分の好きな・・・例えば歩いたりタイムマシンや銀河鉄道に乗ったりしての・・・方法で進み入る。そうすると視えるだろう様子をその時に視て、聴こえるはずの音声を聴いて、きっと感じることを感じよう。過去(未来からして現在)から憧れた状況でなく、その今(現在からして未来)を直に知覚しよう。

3.その旅先から過去つまり現在にある自分を振り返って観る
2の状況にあって過去の自分・・・現在の勉強に呻吟するオレ・アタシ・・・を将にやって来た道を振り返ったその先にあった・・・未来を基準にして・・・過去を観たり、過去の自分をテレビやスマホに映し出して観察しよう。そうすると、過去の自分はどのように見えたり聞こえたりそして感じたりするだろうか。

4.そうして観て気づいたこと発見したことを今の自分に伝える
3の観察から得た認知や発見そして気づきをただ伝える。但し、「もっと頑張れ」「チャンと気合いを入れろ」などと抽象論をするのでないて、例えば「あと3回過去問を解いたから合格できたんだぞ」、「ダラダラ勉強したんじゃなくて時間を区切って集中した勉強をしたから合格したんだよ」と合格者として当たり前にやったはずの行いを具体的に伝言する。

5.4で得た心理資源を保持したまま今の自分に戻って勉強を始める
内的資源を保持したままが難しそうなら手短にメモをしても良い。何れにしても、ただ想像して終わり・・・例えばそのうちに勉強しよう・・・でなくて、自分に戻ったら直ぐに勉強をすることが4までの段階を有用にできる。単なる白昼夢でなくて思考を現実化させる為に極めて効果的となる。

以上を想像だけで行うことに困難を覚える向きには未来旅行をするより、未来日記
・・過去(未来からして現在)に憧れていた合格者と既になった自分が過去の自分を振り返った記録・・・例えば「法令集を論理的に読解し続けたから合格できた」など・・・を書き記す方法がもっと肌身に合うかもしれない。

何れにしても、「うん、分かった、そのうちにね」とすることはお勧めしない。憧れでなくこれを体現した未来の自分はこれに関しても決して先延ばしをするなどしなかっただろう。でなければ憧れの自分などになれた、あるいはそれを超えられた訳がないのだから。



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明日、今月は中旬を迎える。
季節はめっきり春めいて桜の話題も賑やか。
この国でこれを境に様々な変化を招喚することはご経験の通り。

例えば、職場で転部や転勤、新規事業の立ち上げなどがそれらのひとつ。
私事では、引っ越しや子どもの卒入学の時期となる忙しさだ。
詰まるところ、心が亡くなるほど多難な時である。

一方、夏期に受験予定であるなら勉強は待ったなしだ。これが中核となす過去問の解法を本試験で設問を目にした瞬間に解法を想起できるように体得することを受験生に求める。それに応じるには、これを記憶の機構に沿って繰り返し解くことが最善。例えば、一級建築士の場合、過去10年分の過去問を最低でも五回解きたい。つまる所、受験生に6250問の過去問解答を迫ってくる。

如何だろうか。そう、ウンザリするだろう。仮にそうであっても上記に対応することは合格の王道。過去問の組みあわせから出題される資格試験の性質からしてこれを嘆いても仕方ない。むしろこれを逆手にとって合格を目指せるようにすることが合格を達成することに肝要だと腹をくくることが有用である。対して、以下のようなお嘆きのあることを繰り返して以下のように拝聴してきた。

「6250問も解けなんて無理ゲー過ぎ」
「そんなに多くの過去問を解くなんてできない」

とは言え、それらの泣訴をされる面々は決して怠惰でも無能でもない。そうではなくて、やればできることを「無理ゲー」にする勤勉さや、できることを「できない」ことにする有能さをご発揮なのである。ただそれらの能力の使い方で勘違いをなされているだけだ。であるからして、合格を目指してその有能さ勤勉さを発揮可能にする方法を再度ご案内したい。

今回の題目は過去問を解ききれるやる気の作り方である。
やる気はあるなしでなく、これを作るか否かが君の合否を左右する。


お急ぎであろうから結論から述べる。その方法とはやる気を細分化して出すことだ。数千の過去問を書き終えるに要する巨大な意欲を精神論や根性論・・・それでモチベアップ可能なら誰も苦労はしないぞ・・・から呻吟して作るのでない。そうするのでは無くて、例えば今夜に論理系の過去問、30題を解ききるやる気を作る。その前提ととして、最初の一問を解ききるモチベーションを作ることだ。

その手順は以下の通り。
過去問をこれの後で直ぐに解ける体勢を整えて着手する。

1.過去、何かをやりきった経験を想起する
2.その時、見聞きしていたことを今また心の中で見聞きする
3.そうすると湧き上がる身体感覚を体全身にグルグルと循環させる
4.その循環の中、「まず一問を解けたら良いな」と心のなかで呟く
5.加えてそれができている情景も心の中で思い描く

以上で4.の思いを実行したくてたまらない心理を醸成できているはずだから、それを案内としてすぐ4.の思いを実行しよう。すると何かを行うと後からそうした事の報酬としてやる気の脳内快感物質を生成する脳機構から次の問題を解きたくなるやる気を手に入れているはず。なので、その気分に乗じて二問目を解けばよい。二問目を解けば、すると以下同文。芋づる式にやる気を連鎖できる。

勿論、「でも途中、疲れちゃってやる気が萎えるよ」とのご懸念はあろう。でも、ご心配には及ばない。仮にそうなったらば、まず背伸びでもして気分を更新する。次に上記の1.から5.を、4.の「一問」を「全問」と置き換えて、今一度行う。すると、上記の脳内機構から自ずと意欲亢進が起動する。その意欲に乗じて淡々と予定の全問を解き終えられれば宜しいのだから。

以上、細分化したやる気・モチベーションを作る方法とこれの応用は行うに要する時が僅か1~2分ほどである。「それができれば苦労はしない」と思う暇にできるはずだ。

最後に、「千里の道も一歩から」は決して言事に留まらない。
「数千の過去問も一問から」と言えることを示唆しているのだよ。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
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「にげる」
そう呼称される今月。
2月は来週前半で終わる。
くどく言うが先月より三日短い。
「ふーん、だからナニ」とお感じだろうか。

仮にそうであるなら、試験直前期にそうである状況に対する想像力不足だ。
つまり危機感が欠如していることの表れとも言える。「少年老いやすく学なり難し」とは決して言事の内に終わる事ではなく、資格試験で合格を目指す諸氏にも当てはまるのだから。いきなりお説教モードになってしまった。閑話休題。

前回、効率的な勉強をするには「やればできることを倍化せよ」と述べた。その訳はご案内したことを実行すれば自ずと分かる事なので縷々述べなかった。で、以下のようなご質問やご指摘を賜った。

「できることを倍化するとなぜ効率的になるのですか」
「やればできる事を倍にすると効率的になる意味がわからない」

なるほど、まだ分からないことを行うことは、これをやることで次第にそして確実に分かるようになるので、古来伝統的に「いいから黙ってやりなさい」と学びの場で伝統的に行われていたことが、知的な齟齬を生むことからして非効率であろうとする今時の時流からして当然の疑問や反感であろう。よって、今回はその疑問や反感を解消したい。

今回は倍化することが効率化と等価である理を再確認したい。

まずは前提を再確認しておく。倍化する対象はあくまでもやればできることだ。極めて大切な前提なので、「倍化する対象はあくまでもやればできること」と繰り返して強調する。

例示すると、平日に一時間の勉強しかできなかった受験生がいきなり五時間のそれをしたり、休日に10項しか参考書を読解できなかった人がいきなり100項もそうしたりすることでない。そうではなくて、平日に一時間の勉強だったら、できる工夫をして二時間にする。同様にして10項の読解を20項に増やす。

では本題に進む。
「倍化することが効率化を生成するのはなぜか」
結論から述べる。効率化はそうした仕組みになっているからだ。
「そうした仕組みって意味レス」とご立腹であることは想像できる。

説明しよう。何かを行うことを倍化することは試行錯誤・・・例えば「ああすると誤答して、こうをすると正答するのか」と正しい解法の会得に漸近すること・・・を倍化することと等価だ。つまり、何か、例えば計算問題の解法について学習を倍化することになる。

「まだやっていないから『倍化』だと言われても分からない」

そういう人もいるだろうが、記憶になくても、数歩を歩いては転び転んではまた数歩を歩くを繰り返して体得した歩き方、数メータを進んでは転び転んではまた数メーターを進めるうちにマスターした自転車の乗り方、そして書き取り帳を添削される度に書き直しを繰り返した漢字の書き方を体得する際に実は、そうした事が効率的にできたことから、倍化と効率化の関係を既に十二分にご経験済みだ。

歩き方や自転車の乗り方、漢字の書き方など既にできる様になっていることは、「1回できたから2回できるようになろう」「1回書けたからもう一回書いてみよう」と「やればできること」を倍化したことの成果だ。この過程はやった経験から「あることを学ばない」からやった経験から「あることを学ぶ」、そしてあることを学んだことから「あることの学び方を『学ぶ』」となる深化・進化を秘めている。

その進化を「学習のレベル」と学習論の著名なグレゴリー・ベイトソンは述べた。例えば、ベルが鳴ると涎をながす犬のようにただ条件反射だけにあるものを学習0、英単語の暗記を繰り返す程にその記憶を強化することを学習1、その強化の仕方について「こうすればもっと簡単に覚えられるのか」と記憶に関する記憶つまり学びを得ることを学習2と言うように学習の水準を提唱した。

加えて、「やればできることをやる」ことはこれ自身の性質からして自ずと達成感をもたらす。「1回できたのだから、もう一回やってみたい」「1回できたから2回できるようになりたい」「これができたのだからあれもやってみたい」とする意欲の亢進を人に於いて誘発してきたし、これからも同様にするだろう。

その意欲はやればできる事にこれを適用できれば、前述のようにして好循環をもたらす。無理なく「やればできることをやる」倍化を駆動する。「こうすれば要領よくできるんだ」つまり「こうすれば効率的にできるのだ」と自然と例えば過去問の解法や法文解釈に関する学習のレベルを深化・・・進化せしめるであろう。

以上から試験勉強に関しても次のように言えよう。
「できる事をやることは倍化の父である」
「倍化は効率化の母である」
その父母の下に合格も生まれる。

なお、上記はだまってやった人を即座に解しせしめる理なのだが、「それができれば苦労はしない」として「やればできる事をやらない」向きには決してご理解いただけない瑕疵を蔵している。後者に該当する向きに本誌は応えることできない。やればできることも行うことなしに効率化をお求めの諸氏は他を当たられることを強く推奨しておきたい。悪しからず。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月9日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った集中ができる。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。


何と、ナント。

2週間もすると聖夜。
今年は週末がクリスマスだ。

「だからナニ?!」
そう思ったかもしれい皆さん、
そうでない貴方、勉強の進捗はいかがですか。

この時期でなくても耳タコのお嘆きは以下。
「予定通りに勉強をはじめられなくて・・・」
「勉強時間になっても机に向かえないアタシが嫌」
「勉強しようと机についてもボッーとするオレって駄目」

それって何気に自分の鼻を触れるように分かるよ。合格を果たすまでの長い受験勉強期間、リフレインされるテレビCMみたいに繰り返し思った。新年を待たず勉強に打ち込みたいのにお嘆きのような状態では合格を目指す事の困難を覚えずにおれなかったのだから。やれ、やれ、こうした状態の解消はどうしたらできるのか。

今回は合格を目指せる勉強の取り組み方を再確認したい。



結論から述べたい。
それはただ勉強をすることだ。
状態の如何を問わず合格を目指せる勉強をすること。

ただ、状態の如何を問わずとは、根性や気合いあるいは集中や意欲の有無そしてそれらの度合いにかかずらわないことだ。根性や気合いが入ってなかろうが、集中や意欲が低かろうが、そんなことは無視できなくても小脇に抱えながら、過去問の誤答を正答に転じる勉強をする。こうすることが冒頭のお悩み群に対する結論だ。

以上、オワリ!



では分かりづらくもあるやもしれぬので続いてその訳をご説明する。例えば、令和4年・社労士の合格基準は以下のようにされていた。

本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
① 選択式試験は、総得点27点以上かつ各科目3点以上
② 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。

以上を繰り返しつぶさに精読されたい。いかがだろうか。それらの文言の中、「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をして受験に臨むことを条件にする語彙があるだろうか。言うまでもなく1つとしてない。あるのは得点つまり客観的な指標のみだ。



「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしていなくても合格基準をみたせれば貴方は合格だ。この事実は他の資格試験でも同様だ。事実、一級建築士、税理士や弁護士の受験生だから「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強の必要がある訳でない。

「いい加減に」「雑然と」、「不真面目に」あるいは「ボーッと」「やる気がなく」受験勉強を本試験まで続けていようが、先の合格基準つまり合格点を取れる...その方法は誤答した過去問の全てを正答に転じる...勉強をしていれば合格。何の問題も悶着もなく貴方は合格を果たせる。勉強をしている時の態度や心理状態などどうでも良いことだ。

なにも机に向かわずとも誤答した過去問の全てを正答に転じる勉強ができていればそれで良い。例えば、ソファーに寝っ転がっていようが、コタツでゴロゴロしていようが、彼・彼女とイチャイチャしていようが、あるいは寝ぼけ眼でボーッとしていようが、試験問題の7割が過去問の組みあわせであるから冒頭の勉強ができれば何の問題もない。



むしろ「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしようと自己啓発本を読んだり普段は気にもしない机や本棚の整理を始めたり試験勉強の本義と無関係のことをする方がよほど問題がある。敢えて言うがそうしようとすることは資格試験の合格基準となんら関係がない。不必要だ。度外視すべきだからだ。

「ったって、集中してなきゃ勉強が頭に入らないじゃない!」

そうご立腹である場合は想定できる。それにお答えする。実際、集中していなくても物事を有用に覚えることを我々は日常茶飯事に行えている。例えば、運転の道順だが、ボーッとやのんびりと車を運転していても知らぬ間にそれを覚えてしまえることはよくあることだ。なのに試験勉強の時だけ集中に拘ることは事の筋目が通らない。

気にしていることに関して検証してみることだ。例えば、集中の状態とそうでない状態、その2つでどちらが誤答した過去問を正答に転じた数値が高いのかを。実際に比較してみると、注意散漫な状態が先の数値が高かい場合もある。必要十分条件でないこともわかる。要するに「集中だ」「気合いだ」と気にしなくても良い訳だ。

更に言えば、ボッーとしていたり、気合いの入らずダラーッとしていたりする心理状態は脳科学的な視点で見ると脳がアルファー波、つまり努力を必要とせずに知覚した対象を記憶しやすい状態であったりもする。つまり、勉強の客観的な指標を満たすことに有用なコンディションだったりもする。目くじらをたてることでもないわけだ。



だらだらしてしまうのならば、そうしつつも過去問の解答解説や法令の解説書を読んだり、あるいは聴覚教材を聞いたりする。繰り返すが、そうした勉強でも誤答した過去問を正答に転じる勉強の出来る事は大いにあり得る。下手に集中だと集中することに集中することのほうが内的資力を浪費して、試験勉強本来の目的を逸しやすいのでご用心。

長くなった。話をまとめたい。「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をすることに注力しない。そうではなくて、それらの状態にあらずとも、例えば雑然と不真面目にそしてボッーとやる気なく勉強をしていても合格を目指せる勉強...それは誤答の過去問を正答に転じる...を続けられよ。

皆さんの健闘を祈る。

ん、健闘と言ってはいけない、
合格を目指せる勉強のご継続を祈る。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月30日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。

前号は緊急事態により臨時的に休刊しました。
先週、実は全く使用していない光電話を解約したのです。
その機能を付与する光端末装置がネットと不接続になりました。

その22日に発生した不具合を解消するのに六日間を要しました。
以上のことから本誌は臨時休刊をしていた次第です。
もし光電話の廃止をお考えならご用心です。
それに関する十分な準備が必要です。

さて9月も今日で終わり。
夏の受験シーズンもとっくに終了。
涼しさを従えて次の合格も目指せる勉強の季節がいよいよ到来。

とは言え、「勉強と言われてもその気になれない・・・」とのお悩みは、この時期と限らず以下のようにも断続的にコーチングで伺うこと。

「次の受験に備えた早めの勉強が大切って言われても・・・」
「再受験の有利さあるからまだ勉強を始める気分じゃない・・・」
「受験勉強がやっと終わったのにそれってなかなか再開できない」

皆さん、そして貴方は勉強の再開についていかがだろうか。

なるほど、初受験から合格するまでに10年を要した僕の経験からして
それらの気持ちは掌を指すように把持できる。だが、繰り返し声を大
しても言い過ぎでないくらいに大切な事なので、いま一度ここで繰り
したいのは、「時間こそが受験生にとって最良の味方」であること。

次の合格をお望み方なら、受験勉強の追い込み期や受験直前期にご経
の「時間」に関わるあの激しい欠乏感をここで想起されると、「時間
そが最良の味方」であることを改めて実感できると想定する。

つまり、次の合格を確実にしたいならば、「今すぐに試験勉強を始める」ことの必然性をご理解いただけるだろう。他方、「勉強をする気
なれない」とした諸事情の存在する事はこれもまた事実。

今回は直ぐにでも勉強を始められるNLP的メントレをご案内する。

NLPは効果的なメントレを提供する。
我々を知らぬ間に支配している知覚に接触できる。
つまり無意識の水準から人心を強く鍛錬できるのだから。


まずは結論。
今回の手順は次の通り。

1.勉強を直ぐにする必要を実感していた状況を想起する
 例えば、想起するのは受験勉強の終盤、その追い込み期や受験直前期。「もっと早くに勉強を始めていたら、こんなに焦らなくても良い
に・・・(汗)」「去年の秋から勉強していたなら、こんなに後悔しなが
勉強せずに済んだのに」などといったその様子だ。
 
2.1の状況を十二分に再体験する
 その状況を心の中で再体験できるように1の状況にもう一度入り込
で、見ていたことをもう一度今ここで視て、自分の焦りを表す呟きな
聞いていたことをもう一度今ここで聴いて、それらの知覚が喚起する
あの感覚を体中にグルグルと巡らせよう。
 
 注意:この段階で心的な再体験をする時の要諦は、体験している自
を他人事つまり体験している自分を対象として見ない。換言すると自
を客観視しない。そうするのでなくて、1の状況を直接に自分の耳目
とおして再体験すること。仮に自分を見るとしても、主観的に見てい
例として自分の手先や鼻先だけが見える。
 
3.その感覚を呼び覚ます触覚的な引き金を作る
その感覚を味わいながら以下のどれか1つ例えば、手首を軽く握ったり、首の後ろを触ったり、胸に手を置いたりする。すると、そうした
草をその感覚を呼び覚ます触覚的な引き金とすることができる。

4.引き金の作動試験をする
 目を閉じていたらば開眼して、今いる所の周囲を見渡したり、背伸
をしたりして2から3の状況から脱する。次に、3で行った引き金と
ての仕草をする。2で再体験した感覚が生じるのであるなら引き金の
動は良好。2の感覚が生じないのなら、2からここまでをやり直す。
 
5.使用を開始する
 勉強を始め難い状況、勉強の再開を先延ばしにしたくなった時、例
ばゲームやSNSなどにはまり始めたり急に無用の掃除や片付けなど
始めたりしたら、4で動作の確認がとれたやる気の引き金となる仕草
使う。

以上の手順は、何か(例えば、仕事や学生時代の課題やレポート、あ
いは夏休みの宿題)の締め切り前に皆さんも知らぬ間にご利用であろ
(「テルマエロマエ」作者である漫画家ヤマザキマリさんの言う締め
りに迫られた自分にやる気を催させる「焦り汁」をだす)時間の切迫
際して俄然とやる気の生じる脳内物質を出す方法だった。

もちろん、「焦った気分で勉強するのってヤ」との向きには、以前か
本紙で折に触れてご案内した「思い通りに勉強ができた」状況を想起
て、その体感覚から勉強にやる気を出せるメントレをご活用なさると
いだろう。

何れにしても、次の合格を本気で目指したいなら、直ぐに勉強をし始
ることの賢明さはいくら強調してもしすぎることはない。時間さえあ
ば難関試験も突破できる。このことは合格まで長々とした時を要した
の経験が教えるところ。

だが、人は結婚もできる昇進もできる加えて有資格者にもなれる言っ
可能性を無限に有する一方、それを発揮する為に使える時間は人の老
やがて死する事実からして有限であることを顧慮すると、資格試験に
やる気を出して早々に合格できるに越したことはないはずだ。

以上、合格に向かってやる気をだされますように。
ごきげんよう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月2日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。

NLPは有用な動機付けを提示してきました。
私たちはやる気がないのでなくでその出し方に不明。
つまり私たちに対して効果的な動機付けを行う技法なのです。


月が改まった。
夏の試験ラッシュも遂に終了。

先週末の社労士試験、受験生の皆さん、合否の見込みはいかがですか。会計士や税理士、中小企業診断士試験そして建築士試験などそれらの受験生の諸氏、以下同文。「それって聞かれたくない」かもしれない。

実際、社労士試験、その合格の推移はご案内の通り。令和3年、3万7,306人が受験してその合格率は「7.9%」。34358人の受験生は涙を飲んだ。前例を踏襲する行政事業の一端である資格試験であるからして、今年も同様を呈するだろう。

だとすると、9割ほどの受験生はお気の毒なことだ。これに溺れる犬を棒で叩くような(「オレ・アタシは犬じゃない」とご立腹だろうが一つの例えとしてあげた)ことを老爺心として述べる。

次の合格を果たす為に最も有用な資源である時間と初受験者にない受験経験とを活用することからして、今は何れの受験生とてもう涙に暮れて感傷に浸っている場合ではないはずだ。いかがだろうか。確かに、「そんなことを聞いても、次の受験に向けて何かをする気分じゃない」とお感じだろう。しかし、悲しい経験をしたからこそそうなのだよ。

もちろん、それらを活用する、つまり「次の合格を確かにする為に今から何らかのことをし始めるなんで無理」かもしれない。しかし、既にご経験であることからして、次の合格を是非とも叶えるには秋風を覚え始めるこの時期から、合格を目指せる強力な動機づけを自らに施されることが賢明であることは繰り返して言うまでもないはずだ。

とは言え、「それができれば苦労はしないわよ」とのお嘆きはコーチングを通して既に聞き及んでいる。今回は、次の合格に向けて早速にでも具体的な行動を起こせる心理技法、イメトレをご案内したい。



結論から述べる。
ご案内のイメトレは以下の通り。
以下にご案内することについて思うだけより書く方がより効果的。

1.今から次の受験で合格を果たせた未来へ時間的な旅をしよう
 ・その未来で視たり聴いたりしているのはどのような何か
 ・それを感覚のもと、達成できたと自覚できた目的とは何か
 ・その目的はどのような更に大きな目的に繋がっているのか
 ・それらの目的のある未来で視たり聴いたりしていることは何か
 ・それらを知覚している自分が体感できていることは何か
 
注:合格を果たすこととは目標を達成すること。端的に言えば「資格ってただの紙切れ」と揶揄されるように合格証と言う一片の紙を手に入れること。一方、合格することの目的はそうする事のもたらす意味や価値だ。例えば、自信や意欲を持てるようになるのは目的の一つである。

2.1の未来にある自分から今の自分を想う
 ・未来の自分から今の自分を視てみよう
 ・今の自分はどのように視えるだろうか
 ・今の自分に本当はどうあって欲しいのか
 ・それらからから今の自分に伝えたいことは何か
  
3.2の未来からのことをいま視たり聴いたりして思うことは何か
 ・今の自分が未来にある自分の言葉を聴いて気づくことは何か
 ・今の気づきに対して未来の自分が思うことは何か
 ・以上の様に今の自分と未来の自分との対話を続けよう

4.3の話あいにより未来の自分から今の自分に助言する
 ・次の合格を果たす為に今の自分にやって欲しいことは何か
 ・「○月○日から、○○を、○○○しよう」と具体的に伝える
 ・その助言から今の自分が今からやりたいことを具体的に決めよう
 
注:「具体的に決める」とは「今日から勉強をしよう」と単なる心がけをすることでない。そうでなくて例えば、「今夜の20時から、過去問集で不得意科目のデシラ(設問として繰り返しデて、その解き方をシらない問題)をまず1年分だけカンニング勉強法で確認する」と明確な行動を促す水準を自らに約束することだ。
 
以上はコーチングでご提供して好評を賜っているイメトレの1つ。いかがだろうか。「それって無料で公開したら損じゃないの?」とお心遣いは心温まるものだ。しかし、多くの皆さんは「それって良さげだから、そのうちにやろう」として、結果として実践することがない。哀しい事に先のご心配は当を得ない。ご心配はご無用である。

何れにしても、次の合格を目指した皆さんの健闘を祈る。
とりあえず不尽
 
 

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年8月19日号

こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは我々を現在の状態から望ましい状態に進めます。
その為に必要な行動を起動させる各種の心理技法を蔵します。
つまり私たちにとって目標達成のために実に有用な手法なのです。


暦は既にお盆明け。
多くの方はすっかり仕事モードでは。

一方、夏の試験シーズンはいよいよ終盤だ。
例えば、公認会計士・論文試験は本日から日曜日まで。
そして社労士試験は来週末に待ちに待った(?!)本番ですね。

その様な状況下、
前回に風変わりだけど実践すれば効果的、
そのような記憶法・暗記術をご案内していました。
皆さん、そしてあなたはそれに思ったことはなんでしたか。
例えば、そのことはコーチング中にご相談として以下のようでした。

「記憶法も良いけど本質的な勉強法が知りたい」
「暗記術なんかよりまともな勉強の仕方ってナニ」
「そんなものに頼らずに済む合格の方法って何ですか」


なるほど、次の合格を既に見据えたご質問のようである。小手先で合格を果たすのは無理っぽいとのご指摘だろう。実際、多くのことをやり残している受験生は、前回のことは役立たずと考えることが容易に想定される。

しかし、今年の合格を内心で諦めて(否、有用な模試と考え)て、次の合格を目指している。そう想定すると納得のできるご相談だ。そう考えると、先の声は本誌にとって誠につきずきしいご要望である。

でだ。受験後に次の合格を目指して直ぐに試験勉強を再開したい。そうした志を秘めた受験生諸氏に向けて先のご要望に応えたい。

今回は確実に合格を目指せる試験勉強法を共に再確認しよう。



その勉強法は既に拙著「マインドマップ資格試験勉強法」でご案内の通り。改めてザックリとした切り口で以下にご案内しておく。

1.目標を設定する
2.目標達成の為の行動計画を立案する
3.行動計画を実行にし、実行の結果を記録する
4.3を計画達成まで繰り返す

1.目標を設定する

これは、例えば「○年○月○日、社労士試験に合格する」でも悪くない。が、しかし、これで勉強のやる気がでて合格を目指せるのだったらそれこそ苦労はしないはずた。合格の可否は試験官のなすことであり、これを直接に自分が統御できない。人が意欲を覚えることとは自らが関与できて望む結果を出せることだからだ。

一方、例えば、「一級建築士に合格する」為にこの受験生が果たすべき要件は、例えば令和3年、「計画11/20点、環境・設備11/20点、法規16/30点、構造16/30点、施工13/25点、総合91/125点」と関係機関によって明らかになった。

先の様に明確な合格基準の示されことは今年も同様。これや前年を参照して、例えば一級建築士に合格する為の目標設定はこれを下に例示するような確実に合格を可能にできて、自らが模試や答練そして過去問集の活用を効果測定することによって、直接に関われる数値化つまり自らの努力が以下の設定にどう近づいているかを計測可能な形式にする。

○年○月○日、私は以下の様にして一級建築士試験に合格する
・法規24/30点、構造24/30点
・計画16/20点、環境・設備16/20点、施工20/25点
・以上の総点100/125点(各科目の平均80点)



2.目標達成の為の行動計画を立案する

ここで、1により明らかにした目標に対して、これを達成する為に「目標を達成できる様に頑張る(あるいは根性・気合いを入れる)」とする精神論にしない。そうではなく主体的につまり行動の水準で関われる具体論、つまり行動計画を立案する。

目標達成に有用な試験の勉強における核心は、例えば一級建築士の場合、過去10年分の過去問集の解き方を全て覚えること。つまり125問/年に10年を掛けた1250問のそれ解くことで完全にこれを体得すること。この為に一問あたりに試験本番の試験時間を参照して平均で3分(記憶の法則から5回解くと仮定)を要すると所要時間は以下となる。

・3分/問×1250問=3750分
・3750分/回×5回=18750分(312.5時間)
・312.5時間/3(時間/日)として約104日

以上を満たすには、先の要件で過去問を解いて全問に正解する、つまり全問の解き方を覚える為に、過去問を繰り返し解く勉強を一日3時間で4ヶ月続ければこと足りる。これを行動計画にする、つまり実行する開始日と終了日とを暦に落とし込む。各科目の得意や不得意を考えて、各科目で一日あたり解く問題数を決めれば更に行動計画を具体化できる。

ここまでどうだろうか。例えば、「いきなり過去問集を説くのってムリ」「知識不足で過去問集は解けない」とご立腹だろう。それは当然のことである。

試験勉強の核心つまり過去問の解き方を覚えることは、果物が自らの核心である種を広げて繁茂する為に、種の周りを美味な果肉で包みそれを動物に食させることに似る。これを行うために果物の果肉に当たる事前の学習、例えば過去問集と法令集や参考書とを関連付けて自らの脳に過去問を解く為の情報を前もって吸収させる関連付け学習が必要だ。

その学習に要する時間は一級建築士を事例に概算すると以下となる。得意や不得意の科目に要する時間を均して15分としてみる。これにも一日3時間の勉強をあてると仮定する。

・1250問×15分/問=18750分(312.5時間)
・312.5時間/3(時間/日)として約104日

以上から、遅れを回復できるように余裕を含めて約4ヶ月を過去問集との関連付け学習に要することを行動計画として暦に落とし込める。ここまでで毎日3時間の勉強を約8ヶ月続ける必要が分かった。

但し、「初学者が最初っから参考書や法令集を読みこんで過去問集と紐付けするのは難しい」とお考えになることからして、過去問集とそれらの関連付け学習の前段として参考書や法令集の全体像を把握する勉強や、過去問集で頻繁に出題されるのに自分がその解き方を知らない「デシラ」を明確にして関連付けを行うべき項目を明確にしておく。

それら2つの準備学習に毎日3時間の勉強で3ヶ月を要するとする。これも一日や1週間で何をどこまで行うか暦に落とし込むのだが、以上から、確実に合格を目指す為に毎日3時間の勉強を11ヶ月することの必要が分かってくる。



3.行動計画を実行にし、実行の結果を記録する

デシラを明確にする勉強から過去問集の全問その解き方を覚える勉強まで、月や週そして一日単位で学習計画を立案できたとする。ならば、やればできることを学習計画として決めたのだから、決めた通りに実行する。勿論、それを実行することに関わるでき・不出来が生じるので、その結果を日誌として記録する。

そうした記録は「今日は計画通りにできた」と漠然と書かない。そうではなく、「今日は○ページ読解して計画の○%を達成した」と具体的にこれを記述する。勉強が計画通りにできている場合は自分を褒め、そうでなければ自分をたしなめる。そうして合格を目指して自身に勉強し続けられる強い動機づけをもたらす。



4.3を計画達成まで繰り返す

これの目的は、「今日、○○を計画通り100%できた」を目指すことだ。一級建築士で言うなら最終的に「今日、1250問の解き方を全て覚えた」とすることだ。それを覚えた確証として模試や答練で目標として設定した各科目の得点と総点とを得点することだ。

だが、「ローマは一日でならず」とご賢察のように決して容易に出来ることでない。しかし、「千里の道も一歩から」であると言うように計画の達成まで、やればできることを学習の計画にしたのだから、計画したことを毎日行って記録を残す。この記録を足がかりにして次の日も繰り返すことはできることだ。遂にはこれを試験前日まで繰り返す。



以上、確実に合格を目指せる試験勉強法はこれをザックリと再確認した。これをどうするかは皆さん、そしてあなた次第だ。

さてどうだろうか。「何だか難しそう」とお感じだろうか。しかし、何をするにしても当初はそう感じるのが人の常だ。この勉強法はやればできることを決めてその通りにやることを旨とした。そう決めた勉強の行動計画通りにやれば良いだけのこと。

それにも関わらず、「もっと簡単な勉強法ってあるわよね」とお考えの向きには「どうぞお好きに」と言うほかはない。遠くから健闘を祈る次第。「とりあえず不尽」としておこう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月29日号


試験の結果はいかが。

先週末、建築士等の学科試験が実施済み。
正式でなくても、その結果はこれを予想できる。

受験生、当のご本人が合否の感触を最も覚えやすい。
当落の微妙な場合もありつつもその感触は大方が高精度。
結果「ヤッパ駄目そうだ」ならその感覚はほぼその通りになるはず。

満を持して本試験に臨まれたことからして、
受験生ご自身は肌を通して合否の感触をご実感だろうから。

仮に不合格だとしたら、
次の合格を叶える為には、
これからどうするのが賢明なのか。

NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な達成手法の最右翼です。
有用な達成手法の多くは内的資源を有効活用します。
NLPは内的資源を巧みに活用できる多彩な技術体系です。



夏の受験実施が真っ盛りであるこの時期。
冒頭のことで多くの受験生が胸に痛みを覚える。

2021年、一級建築士、学科試験の合格率は15.2%だった。
受験者数31,696人のうち26,864人が涙を吞む結果となっていた。
本年も多少の変動がありながらも同様の結果となるだろうからだ。

この時期、
講座やコーチングで、
以下の様なご相談やお悩みの絶えることがない。

「不合格みたいだけど何時から勉強を再会したら良いの」
「次は絶対に合格したいので勉強を始める最適な時期は何時?」
「直ぐに勉強を再開した方が良さそうだけどどうしたら良いの?」

同様の状況にあるとしたら皆さんはどうお感じになるであろうか。
例えばこれまでの事例からしてこうであろう。

「勉強を再開するにしても短期間で合格したいしね」
「勉強を再開するのって大変だから色々と考えちゃう」
「落ち込んでるのに直ぐに勉強を再開する気になれないよ」

受験後、次の合格を目指した試験勉強の再開は、
これをどうしたらその合格をより確実にすることができるのか。
今回は次の合格を目指した試験勉強を再開する時期を再確認したい。



その時期は次の合格を果たす為に極めて重要。
結論から述べるとこうだ。

それは受験終了後すぐである。
できれば受験が終わったその当日だ。
それは無理だとしてもその翌日からだ。

そうする訳は実に明白で多数として存在する。
そのうちの幾つかを以下に続けてご確認されたい。
受験生が自分の弱点を最も鮮明に自覚できる時なのだから。

合格を叶える為に最優先で補強すべきその弱点に関わる他人の決して教えることのできない記憶は、あの忘却曲線が教えるように日を追うにつれ急な右肩下がりとなっているあの曲線の勾配を転げ落ちるように低下する。

一方、その記憶はこれが鮮明なうちならばまたとない合格指南となる。受験生自身の弱点つまり各受験科目、特に不合格の主因であっただろう不得意科目で何をどう勉強すべきであったかを、痛いほど受験生ご本人に自覚させてくれる。これを忘却にまかせて無駄にする手はない。

更に、長期に亘って積み重ねてきた貴重な過去問解法に関わる記憶を敢えて忘却の危険にさらさずに済む。初学者がこれから一つずつ積み上げていくその内的資源を有したままに、次のより確実な合格を目指して再受験街道を邁進できる。

対して、数週間または数ヶ月後、その貴重な記憶が忘却の彼方に去った後、試験勉強を再開すると、手戻りの勉強が必要となる。過去問をザッと解いて自分の弱点を再認識するカンニング勉強法ことから始めることになる。加えて、自分の弱点補強を確実に行う学習計画も1から始めることになりやすく、これまた手戻りで非効率だ。

更に、初学者が絶対に知り得ない最新の出題傾向を直に自らの耳目を持って知り得た有利さがありながら、それを漫然と時を経るにつれて忘却するに任せる事は、いかに愚かなことか言うまでもない。

加えて、不合格の悔しさ、つまり捲土重来の気概を憶えていることは、次の合格をより確実にする為の勉強をする強い動機づけとなり得る。これを直ちに活かさないことは、いかに以下同文。

以上からして再受験の合格を効率的に叶えたいのならば、
試験勉強を再開する時期はできるだけ早期にすべきだった。



もちろん試験勉強を再開しにくい気持ちはあるだろう。しかし、その気持ちに流されるとそれを始めることが更に難しくなる。

下手をすると、再受験の有利さをドブに捨てる再受験生がいる。つまり自分の弱点を本試験で明確に把握している優位性がありながら、「ジブン、再受験だから、来年から始めよう」などとしがちだ。

再受験の有利さがあるのだから、次の合格を果たしたければ、それが活かせるように直ぐにでも試験勉強を再開するにことしたことはないはずだ。であるのに、ご本人に自覚のないことであるが、より確実な次の合格を叶えることを顧慮すると実に困ったことになることは必至。

それでも、「そのうちにベンキョウ始めるわ」とお考えなら、それはご本人のお好みであろうから、敢えて苦難の道を通して合格という頂上を目指すのも「たで食う虫」の教えるところ。お好きな様にとしか言いようがない。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年4月8日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは多様な情報収集法をも開示します。
思考が言葉ですから思考の様相は言葉使いに表出する。
言葉使いから話者の思考ついて有用な情報をNLPは採取可能。


年度替わりから既に1週間。

桜前線は着々と北上中。
仕事の最前線は刻々と変わる。

新年度になっても仕事で気の休まる暇もない。
そうでなくても私事でなんだかんだと面倒が続く。
花粉症が治まらなかったり体調がイマイチだったりする。

他方、今夏に受験予定ならば、受験勉強はこれからが終盤。
これが核心とする過去問集を繰り返し解くことを君に求める。
つまり受験生に過去問の解き方を覚える学習を要求している訳だ。
よって、以下の様に困難や悩みをも生起する。

「得意と不得意、どの科目から過去問集を終わらせたら良いの」
「得意科目の過去問はやっているけど不得意科目ってまだ・・・」
「不得意科目の過去問集ってなかなか進まなくて勉強するのが嫌だ」

なるほど実に悩ましいね。受験生の誰しもが蔵する合格の可能性は無限。だが、これを現実化する為の時間や体力、気力など使える資源は飽くまで有限。一日は24時間だし、仕事や私事で疲れれば力も消失するのが現実。その制限下で受験生に最適解の学習を要求するのが受験勉強なのだった。

やれやれその要求にどう答えたら合格を目指せる勉強ができるのか。
今回は過去問集の攻略をどの受験科目から行うかを再確認したい。



さて過去問集の攻略を得意と不得意の科目のどちらから行うべきか。
つまりその解き方を双方の科目でどちらを先行して覚えるべきか。

結論。
不得意科目からだ。

不得意科目とは、例えば一級建築士の受験生で、「オレ・アタシは意匠系だから構造が苦手」と確かに感覚的にそう思える受験科目と一致する場合が以下のことからして多い。しかし、そうではなくてデシラ、つまり試験によくデて解き方にシらない設問を他の受験科目に比してより多く有する受験科目だ。

また、先の受験生の場合、「オレ・アタシは計画系だから法規ってモチ得意」と仮に自称していたとしても、さてその実体どうだろうか。デシラの多くあることを否めない受験科目に関しては、「得意な受験科目と言う感覚がどのようにしてデシラの少ない受験科目であることを保証するのかな?」と自問をしよう。

「そう言えばカンニング勉強法をした時にデシラが他の受験科目よりか多かったよな・・・」と言うような自答があるのならば、それによって得意科目であるしていたその認識を改めたい。



不得意科目である過去問の攻略を先行させる方が受験生の合格を目指すことに関して得策だ。

資格試験の設問はその7割が過去問の組みあわせで作成されるのだった。加えて各受験科目の多くは6割前後の得点を合格基準に設定する。過去問の解き方を全て覚えるつまり攻略できたならばどうなるか。正解することが可能になって、合格の道を受験生に開く。

デシラを多く含む受験科目は、これ自身を攻略できない場合、攻略できたならば本試験で得点できるはずの設問に関して、得点できない状況を受験生に招来する。合格基準の得点に至らない事態をもたらす。仮に得意な受験科目がその得点を満たしたとしても君に不合格を結果する。

以上から、繰り返して強調すると、優先して着手し攻略すべき受験科目は不得意科目、デシラをより多く有する受験科目だった。



それでは、その不得意科目を優先的に克服、攻略をすることについて、あなたはどうだろうか。

例えば、「そうするのって無理、得意科目からやって調子が上がってきてからそうするよ」と考えるだろう。だが、そうして不得意科目の克服を先延ばしにすればするほど、受験日は切迫する。かつ、一日で勉強に使える時間や体力は飽くまで有限だ。結果、不得意科目の攻略は受験に間に合わなくなることを避ける為に優先してはいかがだろうか。

あるいは、「そうするのってやる気になれない」と感じるかもしれない。しかし、その気分の招く結果は上記に述べた通りになる蓋然性が極めて高い。

加えて、事実として、仕事で同じようなことを言うだろうか。まさかね。やる気になれない仕事でも、嫌々ながらでも、実際はやっているはずだ。だったら、仕事と同様にしてはどうだろうか。

更に、不得意科目の攻略が遅れた場合、仕事で納期を延長して貰うことに倣って、受験生の勉強の遅れを考慮して資格試験の受験日を延期する事は、決してできない。結果、不得意科目で合格基準を満たせない結果を招来する。不合格となってしまう。

他方、得意科目の攻略が遅れたとしても、得意科目であることからして、その遅れを最後の追い込みで解消しやすい。

よって不得意科目の攻略はこれを優先して行うべきだ。



とは言え、理屈で解ったとしても、「できない」「やれない」「ムリ」と考えてしまうのが普通かもしれない。そこで以下の自問をすることが合格を目指す為に有用だ。

・「できない」→「もし不得意科目の解消を優先できたとしたら」
・「やれない」→「もし不得意科目の攻略を先にやれたとしたら」
・「ムリ」→「もし不得意科目を自然にやれる方法があるとしたら」

上記の自答に答える手法は前号で開示した。
それを不得意科目の過去問集を攻略することに適用しよう。
そうする事を始める前に次のイメトレを1、2分だけ行おう。

1.不得意科目の過去問集を優先して攻略した最終結果を想像する
 その想像は言うまでもなく合格している状況なので、その時に見えることを今ここで視て、今ここで聴いて、覚える感覚を今ここで十分に体の全体に循環させよう。
 
2.不得意科目の過去問集を優先して攻略できた状況を想像する
 その状況で見えることを今ここで視て、今ここで聴いて、覚える感覚を今ここで体の全体にぐるぐると1の感覚と合わせて更に力強く循環させよう。

3.不得意科目の過去問で○問を今日やり終えた様子を想像する
 その状況で見えることを今ここで視て、今ここで聴いて、覚える感覚を今ここで体の全体にぐるぐると1と2の感覚と合わせて更に更に力強く循環させよう。「今から○問をやり終えられたら良いよね」とその循環の中で自分自身に心地のよい声で呟こう。

以上の段取りで不得意科目の過去問集に対するネガな感情はすっかり好転するだろう。ポジに転じて自然にその1問目を解き始めている自分を発見できるはずだ。

さあ不得意科目の過去問集をやり始めよう。
ではどうぞ!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年4月1日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは有用な動機づけ手法をも教えています。
私達は知らぬ間に無用または有用な動機づけを行っています。
NLPで前者を後者に転じることもできるようにもなれるのです。


新年度が始まった。
年度末と同様に忙しい。

新人のケアはあるわ、
新規事業は起ち上がるわ、
上司や先輩は○○でもう大変。

その一方で今夏に受験予定であるならば、
受験勉強は得点力向上を目指して佳境に入る。
つまり過去問の解き方を1つでも多く覚えることになる。
その結果として模試の得点で右肩上がりを維持することにしたい。

よって、これから公私は自ずと多忙を極める。
確かにこの時期の困難を踏破してこそ合格の栄冠は君に輝く。
だが、この時期だからこそ以下の様なお悩みの絶えることもない。

「過去問を繰り返し解く意味ってナニ」
「過去問を繰り返し解くのって正直ウンザリ」
「過去問を何度も解くモチベーションが維持できなさそう」

資格試験の性質からして、合格基準を満たせる勉強の王道は、過去問の解き方を覚えることと、記憶の原則から盤石を期して過去問を最低でも五回の繰り返し解くこととを受験生、あなたにに求める。そうする事の目的と動機づけとを見失っては先の王道を進むことは困難を極める。合格を目指すことを叶えることができない。

今回は過去問を繰り返し解く目的と動機づけ法とを再確認したい。
これを既にご認識の受験生はスルーして勉学に励まれたい。



結論。
過去問を繰り返し解く目的は、
過去問の誤答を減らしてその正答を増やすことだ。
その反映として模試や答練の得点を右肩上がりに維持すること。

そのことは具体的に以下のこととなる。
1.誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正する
2.正答した過去問の解き方は長期記憶として受験日まで保持する
3.2を余裕で合格基準を満たせるように増加させ続けることである
以上を続いて詳しくご説明しよう。



1.誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正する

これを可能にする唯一の教師たる過去問の解答解説はこれを以下によって正しく読解する。

まず、解答解説の全文を一度に通読する。これで前者を後者に修正できる認識が得られたならばここでこの読解を終了しても良い。次に、そうできなかったならば、全文をなす各文を一文ずつ区切って再読する。こうして意味が取れないある一文を特定する。

特定されたある一文はこれを文節単位で区切って再読する。これによって、ある文節の語彙や専門用語、「・・・の時に」「・・・の場合」「・・・以下(以上)」などの文意を左右する機能語などで意味が不明または曖昧なものは辞書やネットで調べて意味や語法を明確にする。

その後に、意味がとれなかった先の一文を再読してその文意が明確になったことを確認する。これを確認できたならば、この一文を含む解答解説の全文を再読する。こうして読解した解答解説の教える解法により誤答した自らの解法を正答できる解法に修正できる認識を得る。

以上、解答解説にある語彙や構文を明確にしつつ、その全文やそれを構成する各文、各文を構成する文節を繰り返しそうして丁寧に読解することは、誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正するための要諦だった。

では、解答解説の読解法を再確認されていかがであろうか。確かに「それって面倒くさい」こと甚だしい。だが、面倒くささにかまけていては不合格というもっと面倒くさい状況に陥るだろう。丁寧な勉強をしてこそ過去問の解き方を合格できるものに転じることが叶う。



2.正答した過去問の解き方は長期記憶として受験日まで保持する

正答した過去問の解き方は仮に一度覚えたとしても人脳の忘却する性質からしてこれを受験日まで保持することが困難だ。旅行のような直接的に体験したことの記憶と異なる「AはBである」「AはBする」と言ったAもBも自分に間接的な事象の意味記憶であり、「何もせずにこれを保持でればそれこそ苦労はしない」と言うものだ。

その性質からして正答した過去問の解き方は、これを受験当日に使える長期記憶にする為に、長期的な意味記憶の最たる例となるかけ算の九九を覚えた過程と同等の道程を経る。繰り返してこれに接することを受験生に要求する。とは言え、闇雲にそうするのでは効率的な受験勉強をすることが困難だ。これを低減する過去問の解き方は以下だった。

2回目は1回目から1日後
3回目は2回目から1週間後
4回目は3回目から2週間後
5回目は4回目から1ヶ月後

つまり上記の間隔で同じ過去問を約2ヶ月間で最低でも五回解く。こうすることが覚えにくい意味記憶としての過去問解法を試験本番で使える長期記憶に転じることのできる勉強法だった。

但し、2回目以降は例えば計算問題ならばこの解法の全過程をいちいち筆記することは無用。その要点を数語のメモ程度にして、それを正しく想起できたことを解答解説によって確認できればそれで良い。こうして効率的な反復解答を続けられたい。



3.2を余裕で合格基準を満たせるように増加させ続けることである

この事、正答した過去問の解き方が勉強時間に相関して増加する長期記憶として受験日まで保持することは、「うふ、アタシってなんか合格できそう」と言うような仮に予備校の講師が耳にしたら蹴りの1つも入れたくなるような甘い主観に決して頼らない。

そうてはなくて「フフッ、模試(答練)の得点が合格基準を繰り返して十分に満たせる様になったの」と模試(答練)の得点による辛い客観的な指標によって行う。

また、その得点は合格基準を時に満たせなかったり、満たせてもギリギリだったりと不安定な様相では駄目。あくまで確実に合格基準を満たせる状況を目指して過去問解法の記憶量はこれを増加させ続ける事が合格を確実化する為に肝要だ。

模試(答練)の利用が難しい学習環境にいるならば、この利用と同等のことができる様に、本試験と同じ試験時間を設定して自らにある年度の過去問を解かせて模試とする。

何れにしても、合格を目指す受験生は、右肩上がりとなる模試(答練)の得点と言った客観的な指標から推定して合格基準をやがて満たせると言った確信を保持できるように、過去問の解答を2や1に基づいて繰り返すことによって、自らが願う合格の思いを実現できる。



とは言え、1から3を実行することは、言うまでもなく辛い。これを確実な合格を想定できるまで継続する為に強いモチベーションを君に要求する。受験生は誰しもが合格することに強い動機づけを有するだろう。また誰しもが過去問集をやりきることにも同様だろう。

だが、そうなる為に例えば毎日三十問の過去問を解くことにはどうであろうか。

誰しもが居心地のよい部屋で毎日を過ごしたい。だが、その為に毎日ではなくても定期的に片付けや掃除をすることは難儀だ。使い心地の良く清潔なキッチンはあって欲しい。でも、その為に調理や食事の後でこまめに掃除や整頓をすることは大変だ。過去問を解くことは同様の感覚を受験生に抱かせる。以下の嘆きをもたらす。

「今日も○十問の過去問を解くのか、嫌だ」
「今日もまた○十問の過去問を解くの、ウンザリよ」
かように日々の過去問解答には有用な動機づけが困難である。

だがその困難さを覚えるだけに留まるなら合格を目指すことはできない。これを可能にする日々に過去問を解き続けられる動機づけは、これを合格したいし過去問を解くことをやりきりたいと言う強い動機づけとを連結することで自らに施すことで可能だ。

その事に資する方法は繰り返してご案内の通りだ。以前の段取りを改良してご提示する。以下で確認し実践して欲しい。

1.念願の合格を果たした様子を思い浮かべてその気持ちを味わう
 合格証を手にしたり合格をネットで確認したりして、そうする時に見ていることを今ここで視て、そうした時に聞いていることを今ここで聴いて、そうした結果としてそうした後に感じていることを今ここで体感する。
 
2.1を結果した過去問解答の完了を想いて以下同文
 過去問解答の5回目を解き終えた時を思い描く。その時に見ていることを今ここで視て、聞いていることを今ここで聴いて、感じていることを今ここで体感する。
 
3.1と2との為に今日○十問の過去問を解けたことを以下同文
 合格を果たせた時と過去問の最終回を解き終えた時との心地良さに浸りながら、「その良い感じの為に今日も○十問の過去問を解けたら良いよね」と心の中で呟く。そうできた状況を思い描く。その時に見ていることを以下同文。
 
するとその心地良さから○十問の過去問を解くことへ根性論なしの強い動機づけを覚えられるはずだ。そうでなくても、「嫌だ」とか「ウンザリ」と言うような否定的な感覚を覚えることなく、過去問解答へと無理なく手を進めることができるようになっているはずだ。その気持ちに力を得てさあ今日も過去問を解き始めよう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年3月18日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは違いを創る違いに注目します。
その違いとは例えば合格する人とそうしない人とのそれ。
前者に前向きな後者に逃避的な動機づけがあることも教えます。


今日は既に三月の後半。

桜の開花やその予想も報道から聞こえてきます。
この週末は寒さが再来するも春本番は本格化しつつあるようです。

その一方、仕事は年度末で大忙し。
その納期や締め切りで息をつく暇もない。
もちろん試験勉強もこれから終盤戦となり気が抜けない。

それってどうしたことでしょうか。
勉強に打ち込みたいのに仕事も忙しくなる。
または仕事が忙しいときほど勉強も打ち込まなくてはならない。

そのことは忙しい人ほどより多くの仕事がまわってくることに似る。
「あなたはできるから頑張って」と言っているのかも知れません。


さて、皆さんが今夏に受験ならば、
この時期から過去問を繰り返し解くべき事はご案内の通り。
他方で以下の様な受験生に特有の苦悩や困難、悩みももたらします。

「過去問を解く効果ってどうやって解るの」
「過去問の反復解答をする目的って一体ナンなの」
「過去問を繰り返し解くのって大変、何の意味があるの」

実際、一級建築士の受験生ならば、
過去10年分の問題数として1250問に接することになる。
その解き方を覚える為に五回繰り返して解くと6250問になる。
その効果、目的や意味が曖昧だととてもじゃないがやってられない。

人はそれらが曖昧なことを続けることに苦痛を感じる生き物。
先のように数多の煩悶をもたらすことは容易に想定できる。

今回は過去問を繰り返し解くことの目的を再確認したい。



最初に結論。

過去問を繰り返し解く目的は本試験の合格を確実にすること。
各受験科目の合格基準と総点のそれとを満たせるようになること。

そうなることを予感し、そして実感できるようになれるように、過去問を繰り返し解く勉強の効果測定としての模試や答練の得点を右肩上がりにすることだ。

そうしたことを目的や意味として過去問を繰り返し解く勉強は過去問の解法をより効率的に暗記できるように記憶の法則によって以下のように繰り返して行うのだった。

2回目は1回目から1日後に。
3回目は2回目から1週間後に。
4回目は3回目から2週間後に。
5回目は4回目から1ヶ月後に。

よって、一級建築士の受験生ならば前述の問数を総数として過去問に接することになるのだった。もちろん、そうする事の意味や目的、そして効果が曖昧では到底やり抜けることではない。いくら合格することを熱望していても「とてもじゃないがヤッテラレン」だろう。

だか、冒頭の述べたようにそれらを再確認すれば、どうだろうか。我々は意味に反応する生き物であった。過去問を繰り返し解く勉強について少しは意欲も覚えられるはずだ。

加えて、それを繰り返し解く毎に正解率を上げることができれば、向上心を満たせてやる気を更に上げることもできる。そうすることの効果測定とし模試や答練の得点を右肩上がりにするように勉強を続けたりそれを改善したりすると、ひいては本試験の合格を予感できもする。

と言うのは、本試験の設問、その7割は過去問の組みあわせで作られるからだった。これを正解できれば、自動的に各受験科目とその総点との合格基準を満たせる。つまり合格することになるからだった。もちろん、残りの3割も所詮は過去問の組みあわせの変種だ。過去問解法を応用できれば正解できるので、更に合格を確実にできる。



以上が、過去問を繰り返し解く勉強の目的や意味、その効果測定の方法だった。実は、以下のようなご相談もある。

「もっと楽な勉強法ってないの?」
「五回も解かないで解法って覚えられない??」
「『これだけ要点集』をやってれば合格できるジャネ???」

確かに楽な勉強法のあるに超したことはない。しかしそれがあるのならば、誰もが「それがあれば苦労はしない」というものだ。仮にあるとしたら、それは万人が望むことからして、とうの昔から万人に知られるはず。だが、「学問に王道無し」と言われるように楽な勉強法はない。

とは言え、楽ではないが、楽しめる勉強法はあり得る。これをやっていることの効果として、過去問を繰り返し解く回数に相関して正答率が上がる。過去問を繰り返し解く効果性の検証として模試や答練の得点が合格基準を満たせることの確実性を予言するかのように右肩上がりになる。そうなるように過去問を繰り返し解く学習が楽しめる勉強法だ。



言うまでもないが、過去問を繰り返し解く学習が楽しめるようになることは、長距離走に似て決して楽ではない。だが、長距離の走者が折り返し地点やゴールの数キロ前などに達する所要時間のクリアを目標にしてその走破をなすことを参考に叶えることはできる。

例えば、過去問集の各年度に関する得点を設定されている合格基準を満たせるように勉強を頑張る。法文を理解し用語や計算法を暗記していく。同様に模試や答練で前述の合格基準を満たせる様に以下同文。そうすれば過去問集を繰り返し解いている勉強の効果検証ができる。「次はもっと得点しよう」とやる気を維持しやすくなるはずだ。

「そうなる勉強って結局大変ジャネ」と言うのは全くのご賢察。その勉強法は過去問を解いたり、その解答解説を読んだりして、露呈した意味の不明だったり曖昧だったりする言葉の意味や用法をいちいち調べて覚える。誤解していた計算方法を一段階ずつ筋道をおって理解してこれまた暗記する。そうした手間暇をかけることになるのだから。



なるほど、過去問を繰り返し解く勉強は、それを五回でなく三回で解法を覚えられれば幸いなことだ。もちろん、設問の中には問われる項目を暗記すれば正答できるものもある。それを暗記できればナニも五回でなく三回、あるいは一回解けばそれでこと足りる。

だが、そうした暗記を確実に本試験で想起できるものにするには、一発暗記でなくてやはり繰り返しの勉強が必要だ。過去問を一日や1週間、2週間や1ヶ月と時を経て繰り返し解くことの意味は時を経ることで記憶の耐久性を検証しその結果として長期記憶を得ること。数ヶ月後の本試験で使える記憶を獲得することだ。

そのことが解れば、そして確実な合格を望むのであれば、「三回よりも五回解いて解法の暗記を確実にしよう」と受験生の誰しもが自然に思えるはずだ。どうだろうか。



最後に、「『これだけ要点集』で合格できる」ことを謳う書籍は出版界隈で後を絶たない。これを需要とする受験生が一定するあるからだろう。もちろん、これが過去問の解法を覚えることに資する部分はある。

だが、それで合格できればそれこそ受験生は苦労はしない。合格することに必要な『これだけ要点集』は受験生一人一人で異なる。つまり、受験生一人一人でデシラはことなる。試験に良くデるのにその解き方をシラない項目は受験生一人一人で知識や経験が異なることから自ずと違う。決して全受験生に共通の『これだけ要点集』はあり得ない。

但しある受験生にとっての『これだけ要点集』はあり得る。できるだけ多くの過去問を調べて自分に固有のデシラを認識する。自分のデシラをデシル(試験によくデるので解き方をシル)に変える為の要点を集積したものだ。そうするにはコツコツと用語を覚え、解法を覚えることになる。要するに地道に勉強する事で手に入ることはご賢察の通り。



最後に結論を繰り返して強調したい。

過去問を繰り返し解く目的は本試験の合格を確実にすること。
各受験科目の合格基準と総点のそれとを満たせるようになること。

その延長として受験生、あなたに新たなキャリアが開くこと。
結果、人生を豊かにすることでもある。

健闘を祈る、good luck!


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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年2月4日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは天才的な頭の使い方とも言われます。
そう思われた人たちの思考や想像の使い方を学べる。
周りや自分自身に対する有用なイメージ実践論なのです。

昨日は節分。
よって今日から立春。
二十四節気で春の始まりで1年の始まりでもある。
勉強の仕切り直しとして今日を活用できるかも知れませんよ。


前号で勉強への集中を保つことに触れました。
その中でこまめに休憩を取ることをお勧めした。
それに関して以下のご熱心な質問を拝聴しました。

「休憩中ってどう過ごしたらより効果的ですか」
「集中ややる気を高めるのってどう休憩すればできるの」
「記憶や理解を深める休憩の取り方ってどうすれば良いのかな」

それらは向上心に満ちたお問い合わせである。
そこでそれらの志に是非ともお答えしたい。

今回のご案内は勉強の状態が上向きになる、
集中ややる気、そして記憶や理解の向上に資する休憩法だ。



勉強の合間に休憩を取る目的はこの生産性を高めること。
具体的には上記の事柄に関する質や量の向上をもたらすこと。
決して勉強に関するそれらを低下させることをしてはならない。

休憩中にどんなことをしてはいけないのか。
・ウッカリするとハマってしまうSNSを覗く
・やり始めたら止まらなくなるゲームに触ってしまう
・読み始めたら次の展開が気になるような小説や漫画を読む
要するに注意・集中が勉強以外に転じてしまう事をしてはいけない。

それらのことをしてしまうとどうなるのか。勉強にそれらを戻しそして意欲を高めることに本来において理解や記憶に投じるべき有用な内的な資源を浪費してしまう。勉強に適したコンディションに戻るのに手間取る。結果、良好な勉強の心的な状態を維持しにくくなる。そうした状態を回避して勉強の質を維持・向上することを心がけたい。



では勉強の休憩中にとのようなことをすれば良いのか。
・お茶を飲んだり栄養のあるお間食などをつまんだりする
・起ち上がってストレッチをしたりその場足踏みをしたりする
・勉強中の分野とは異なる分野の法令集や参考書などを流し見する
・ゆっくりと呼吸をしながらひたすらボーッとしてすごす

さて上記をご笑覧になっていかがだろうか。
「お茶や間食ってもうやってるよ」
「体を動かすのって眠気覚ましにも良いかも」



しかし、3番目はどうだろうか。
「それって休憩にならなそう」とお感じかもしれない。
休憩中に勉強みたいな行為をするのだからそう懸念するだろう。

しかし、それらを「読む」のではなくて「流し見」、つまり景色でも眺めるようにそれらを見ることはやってみると意外なほどに気分転換、つまり休憩になる。加えて異なる分野に関して「あっ!」と思える気づき・発見そして問題解決の糸口を見出すことができる。

例えば、一級建築士の受験生で、今、構造計算の勉強をしているとする。「何か面白そうなことってないかな」とその人が休憩中に基準法の参考書や法令集をなんとなく眺める。異なる分野に注意を向けること自体が気分転換になるし、「この条文ってあの過去問と関係あるんだ」と理解しにくかった法令に深い気づきを得られることがある。

なるほど、「そんなことしていると息抜き、休憩にならなそう」とお感じだろう。休憩中に別の勉強をする様な事だからそうかも知れない。だが、一生懸命にするのではなくて、お花見でもするような感じでなんとなく流し見すれば休憩になる。部屋を歩きながらそうするとリフレッシュ効果もより得られし、「あっ、これって?!」と発見もしやすい。

電脳と異なり、人脳は目標や課題を有するとその達成や解決の為に夢の形でも手がかりを掴めるように四六時中機能している。上記のような休憩の仕方をすると過去問の解法解説に関する理解や記憶を深める糸口や示唆を自動的に探索したて把握したりできる。特に「なんとなく」「ボーッ」と流し見をすることでその機能の恩恵に浴しやすい。



最後の「ひたすらボーッと過ごす」ことはどうだろうか。例えば、こうかもしれない。「そうするのってネガなことを考えそうで怖い」とお考えだろうか。

自転車に乗っている時、目前の電柱に気づいた瞬間に、「ぶつかるのって嫌だ」とそうなるのを想像したばかりにそうなってしまった。バイクに乗っている時、コーナリングで「こけたら嫌だ」とそうなるのを想像したばかりにリアが滑って怖い思いをした。それらの経験が示唆する想像の効果は絶大であることを先の経験から思い出されるのだから。



想像の効果はそうであるから、想像つまりある種の妄想をする休憩の過ごし方をより有用にできる方法は以下のようにしたい。

それは望ましい状態をもたらす妄想にひたすら浸ってボーッと過ごすことだ。受験生にとってその状態とは言うまでもなく念願の合格を果たした状態であろうが、さてどうだろうか。

確かに、それに対しては「勉強が『まだ』イマイチの自分にそれを想うのって無理」と感じる場合も想定される。しかし、その無理に対してはお勧めできる妄想の仕方が以下である。

今はあやふやな合格した時でなく、それは合格したことが前提になっている合格を果たしたその更なる未来から逆順に妄想を広げる方法だ。



例えば、一級建築士の受験生ならばこうだ。有資格者として独立を果たして思い通りの設計をして仕事をとても楽しんでいる未来を大いに妄想する。その時に見えるものを見て、聞こえることを聞く。見聞きしたことがもたらす体の感覚を心ゆくまで楽しむ妄想つまり想像をする。

そこから逆に「こうなれたのはあの時にあの場所で合格証を手にしたことだった・・・」とその時に見えるものを見て、聞こえるものを以下同文。そこから更に、「こうなれたのはあの試験会場で面白いように設問を解けたことだった・・・」とその時に見えるものを見て、以下同文。「こうなれたのはあの勉強を思い通りに・・・」と以下同文。

その様に望ましい未来の状態から現在、つまり過去に向かって逆順に妄想を広げていく。もちろん、休憩時間は五分ほどなので、それ以上に妄想はこれを掘り下げてはいけない。そうするではなくて、飽くまで休憩時間内でそうする。次の休憩になったら連ドラを見るように先の妄想の続きを楽しむ。そうすることがこの方法を有用に活用するコツだ。



実践してみるとすぐに体感できる事だが、この逆順に肯定的な妄想を遡って広げる方法は、厳しさや場合によっては苦痛を感じることから「この勉強って役に立つのかな」と思いがちな試験勉強に対して、まだ自分が気づいていない勉強の意味や価値をもたらしてくれる。

最後の肯定的な妄想を楽しむ休憩法は自分固有の意味や価値に強く誘われる人脳の特質からして試験勉強に関する集中、理解や記憶を大いに高めてくれるはずだ。

その真偽はやってみれば解る。
論より実践であるのだから。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年1月21日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは成果的な心理技術の1つ。
イメージや言葉の有用な使い方を組み合わせた技術体系。
例えばストレス低減やモチベーションアップにも効果を発揮します。


今月も下旬。

季節は本格的な冬の様相。
それに呼応するかのようにコロナ感染は超拡大中。

「あれってタダの風邪になったんジャネ」とする声も聞かれる。だが感染の後遺症はこれを考えるとその声に容易く頷けない。発症した場合、注意力や記憶力の低下として現れるとした英国の研究があるのだから。仕事や勉強にも暗い影を落とすと考えると、これまで通りコロナ感染にはご用心。


今夏に受験する人の場合、この時期の勉強と言えば、お勧めできるものはやがて必須の勉強として到来する過去問集の反復解答に備えた基礎構築をすること。過去問の解き方とその根拠となる法令集や参考書の記述とを相互参照できるように関連付けるリンキング勉強法です。

「そうした勉強法って関係ないから」とする受験予備校生にしても、受験本番に向けて答練や模試の得点を右肩上がりすることで合格を確信できる様になれるように、この時期において基礎的な知識と技能、そして最近の出題傾向からしてそれらの関連情報を吸収して受験勉強の基礎を盤石にすることが肝要です。

この時期、何れにしても、地道にコツコツと勉強をすることを受験生諸氏には求められる。

では試験勉強の調子はいかがだろうか。

例えば以下のような声がコーチングでも頻繁に聞かれます。
「基礎って大事なのは分かるけどダルくてやってられない」
「コツコツと勉強するのって何だか飽きちゃう」
「地道に勉強を続けるのって何か嫌」

それってどうだろうか。なるほど「それってあるある」とご同感かも知れない。合格するまでの長い間、僕も同様なことに繰り返し思った。しかし、そうしたことを嘆いても仕方ない。受験勉強の実態はそういうものだから。はて、さて、前述の様な思い・感覚はこれに上手く対処することはどうしたらできるのだろうか。

今回は地道にコツコツと勉強する意味を捉え直してみたい。



以上から今回のお題はこれ。
「地味な勉強の意味を捉え直すこと」

そうする訳はこうだ。やっていても合格するや、そうする事を確信できるようになるまでは気分のパッとしない、時には嫌になりやる気を起きしにくい試験勉強。この意味を捉え直すことで、合格に向かって地道にコツコツと勉強を意欲や熱意をもって続けられるようになる為だ。

合格の為に限らず、勉強をすることはどうだろうか。例えば、「嫌、地味、ダルい」と前述のような意味合いが色濃いだろう。実際、学生時代、定期試験の前になると、またその前でなくても、「勉強ってカッタルイな」と学友同士が互いにぼやいていた。その延長として資格試験の勉強にもそうした感覚を抱くのは仕方がないとも想定できる。

と言うのは、自炊をする度に洗い物をする事が必要になったり、着替えをする度に洗濯することを避けられなかったり、毎日とはいわなくても週に一度くらいは部屋の掃除をしたりする時、やる気が失せたり嫌になったりする炊事洗濯お掃除と合格を目指して地味に試験勉強する事が酷似するからだ。

事実、ある過去問で解法の根拠を覚える為に法令集の条文を紐解くと、既に数回も同条文を目にしたことが相互参照のメモから判明することが頻繁に生じる。結果、炊事で洗い物をしても食事の度に洗い物がでてウンザリするように、覚えたつもりのことを忘れてしまいそのことを何度も再確認したり覚え直したりする度に「嫌」になる。

またある計算問題の解法を「これって初め」とそれを理解しようと参考書の記述を読み始める。すると相互リンキングの記述からこれまた既に何度も同項目を読解したことが露呈する。埃を払い掃除機を掛けて綺麗にした部屋に暫くして同じ事をすることに飽きてしまうように、解ったつもりの事を失念したことで繰り返して学ぶことに飽きてしまう。



やれやれそうした事実はこの意味をどう捉え直せばよいのか。ほとほと参ってしまいそうになる。確かに、「人は忘れる生き物である」と言われることからして、「勉強で同じ事を繰り返すのって仕方ないよ」と諦められるに超したことはない。しかし、そう諦めて心が片付くのであれば、嫌になったり飽きたりダルさを覚えたりすることこないはずだ。

しかし、そうしたことを繰り返すことは、「覚えては忘れ忘れては覚え直すのは合格するまで続くよどこまでも」と言うのが試験勉強の実体で似てこれを嘆いても仕方ない。むしろそうする事で学びを深め学習の階梯を極めていく人脳の仕組みであるから受け入れるべきだろう。

もちろん、「それができれば『ダルい』なんて思わないよ」とはご指摘の通りだ。資格試験の勉強は前述のように飽きてしまいそうなことの繰り返しである上に、契約書の瑕疵を判断するAIのサービスが既にあることからして、その進化・発展によって資格取得の勉強をしたことが無意味になることも予感されもするだろうからね。



ならば今回のお題に答える為に以上からどう考えればよいのか。それは「勉強する事が予祝である」と捉えることだ。炊事や洗濯そして掃除を飽かずに続けることは数時間後や数日後の自分や家族が快適さを覚え健康にそして幸福に過ごす事に間違いなく貢献する。

同様に、過去問解法の根拠を覚えては忘れ、それを忘れては覚え直す時として嫌感やダルさそしてあきた感覚を禁じ得ない試験勉強を続けることは、そうする事で脳の仕組みからして記憶を強化し理解を深められることからして、確かに数週間後や数ヶ月後の自分に合格を予感させ合格を目指す事に大いに資する。

最悪の未来、AIが努力をして資格取得したあなたの仕事を奪ったとしても、それがたぶん人の知情意を身につけることが不可能なことからして、試験勉強を通してしか得られない学び経験のみが養う「どうした時、私は深く広くそして意欲的に学べたか」と言った命題に対する経験知を奪うことはできない。

あなたが勉強を地味に続ける内で無意識にまたは意識的に身につけるだろう試験勉強の意味は前述した命題の回答としてある。仮にAIが取得した資格に関わる仕事を収奪したとしても、あなたが将来に新しく学ぶことをより良く理解し記憶し身につける過程を「これってああすれば解るわ、ウフッ」と幸福にすることに於いて大いに機能するだろう。

つまり、時として否定的な意味合いを帯びて見える試験勉強は、AIやその他のあなたにとってある種の危機がもたらす社会的な激動の先にあるだろう未来のあなたに対して予祝であるのだ。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年1月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

ちなみにNLPとは、
Neuro-Linguistic Programing(神経言語プログラミング)、
イメージや言葉の有用な使い方を構造化した世界的な頭の使い方。


すっかりお正月気分も抜けた。
年度末モードで多忙な毎日をお過ごしでしょう。

一方、コロナ禍は超特急的な感染拡大の様子を呈している。
その重症化は少なくても健康を害することは言うまでもない。
仕事や試験勉強に強く影響するのでどうぞご用心くださいませ。


この夏期に受験する皆さん、
昨年の勉強もお励みだったことでしょう。
これからより本格的に受験勉強にお取り組みのことと拝察。

と言う訳ではない以下の様なご相談やお悩みをよく拝聴します。
「勉強に打ち込みたいけど、やる気がイマイチで・・・」
「集中して勉強をしたいのに、何だかボーッとしちゃって・・・」

そうなる訳を拝聴するとそれらに通底する声がこれ。
「この資格を取ったら将来にどう役に立つのかな不安」
「頑張って資格を取っても生きていけなくなるのは怖い」
資格の将来性に関わる不安や恐れがそう言う受験生に潜む訳です。

それらの影や暗雲が心の根底に広がる状況下、
合格を目指して勉強に能力・脳力を発揮することは困難。
意味や価値のあることに意欲を持ち集中するのが人脳の特性だから。

今回は脳力を発揮できる試験勉強の基本姿勢を考えてみましょう。



今回の題目はこれ。
「脳力を発揮できる試験勉強の根本とは何か」

それを見る為に有用な問は以下に続くもの。
「取りたい資格はやりたいことにどう繋がっていますか」

冒頭のお悩みを抱く受験生諸氏に共通したその答えは以下。
「やりたいことと繋がらないが将来性がありそうに感じる」
「そのこととあまり関係ないけど安定性がありそうに思える」
「やりたいことでは食っていけないから仕方なく勉強している」

なるほど。「やりたいことじゃ食っていけないよ、将来性や安定性のある道に進みなさい」と親や先生に進路で散々言われたからね。しかし、これからの社会は、あるいは既に社会は、激変しつつある。今までの様な他人の考えに頼って生きていける状況から次第にそして激しく移行していく。将来性や安定性を求める拠り所はもうなくなりつつある。



先の答えの深層を深掘りする問は以下の様にもの。
「AI等の社会的な影響を考えるとそれってどうですか」

米国の調査によれば、AIは金融や製造、情報の分野に多数の雇用喪失をもたらす社会影響を与えると言う。囲碁や将棋で人知を凌駕した事から分かるように数値や制御の処理などルールの明確な作業に圧倒的な力を発揮してきた。自動運転を担い始めた昨今から、益々もってそうするのだろうから。

他方、日本は少子高齢化の真っ只中。2008年の12800万人を頂点にして人口が急激に減りだした。厚労省の推計によれば、様々に想定されているが、日本の人口は2100年で5000万人を切る当たりに着地するという。84万人/年の減つまり一都市に当たる人口減が続く事になる。これに関係する業界に様々な影響を及ぼすことは必至。

恐らく賢明な皆さんは薄々ではあってもそうした将来的な激変をご察知のはず。そうであるならば取得を目指す資格の将来性や安定性に不安や怖れを覚えることは生物的な防衛本能からして自然なこと。資格取得に関わる意欲や集中の減退や低下を覚えることは自ずと到来する。



そうだとだとすると、
社会的な激変に対処することはどうしたらできるのか。

その答えを導出する問は以前からご案内の以下。
「資格取得の目的は何か」
「その目的の更に大きな目的は何か」
「その更に大きな目的は何にどのような貢献をするのか」

例えば、最初の答えは昇給や昇進、キャリアアップなどの個人的にやりたいこと。次は地域の発展や女性進出を促す社内改革に関わるなど次第に周囲の人たちに関わること。最後はAIに淘汰されずその活用で社会的な活躍をする人材を育成することなど。つまりその答えは自分事から人を元気にしたり笑顔にしたりすることに転じることだろう。

どのような社会的な激変があろうとも周りに誰か人がいる。人類史を見渡すとその様に互いに助け合った集団は活力に満ちて状況の激変に生き残り発展してきた。その集団を構成する各個人は、例えばハリウッド映画の英雄たちやエジソンやジョブズのように自分のやりたいことを通して前述のような人的な影響を与えた。



確かに「それって自分に関係ないから」とそう仰せの受験生もある。だが、その人も幼少から学生時代を振り返ると、部活やサークルなどのやりたいことで関係者を喜ばせたり楽しませたりするために寝食をわすれて練習したり活動したりと、自然とそのことに意欲を出せたり集中できたりしたと思える。

それらの事から前述の問は以下のようにも換言てきる。
「資格取得でやりたいことは何か」
「そのことで更に大きなやりたいことは何か」
「その更に大きなやりたいことは何にどのような貢献をするのか」

要するに資格取得の目的とその更に大きな目的、つまり短期から長期に亘るやりたいことを考える。そのことと資格との関係を再考する。

仮にそれらのやりたいことを見いだせなければ試験勉強を続けることは言わずと知れた骨折り損、時間の無駄。だから別のこと、自分が本当にやりたいことに関わる資格試験の勉強をする。あるいはやりたいと思える趣味や活動に打ち込む。そうすれば頭の仕組みからしてその働きは一辺することは言うまでもない。

そうでなくて、やりたいことと資格取得との関係を改めて確認できれば、やりたいことの脳内影響から寝食を忘れるくらいに意欲がでたり集中できたりと頭は実に良く働くだろう。やりたいことに中期・長期的にも貢献すると想像できる資格試験の勉強は意欲や集中の悩みを解消しあなたに結果的として合格をももたらしてくれるはずだ。

仮にやりたいことが結果的に失敗だったとしても、それが分かるまでワクワクして生きていける。「人はやったことよりやらなかったことを後悔する」と言われるように、資格を通してやりたいことすることは後悔しない人生をもたらしてくれると想像するのは僕だけだろう。

最後にこの問で終わりたい。
「資格試験の勉強は君の将来やりたいことにどう繋がっていますか」


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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年12月10日号


こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

日曜日を2つ過ごすと聖夜。
それをもう一つ同様にすると大晦日。
年の瀬の様相がだいぶ色濃くなってきましたね。

職場では上司や先輩達も走り回るような忙しさでしょう。
「師走」とはよく言ったものです。


さて試験勉強の調子はいかがですか。

「計画通りに勉強できててイイ調子」
「思ったように勉強が進んで良い感じ」

勉強がそうした状況なら言うことなしです。
その調子を維持して更に上向きにして合格を目指しましょう。
その一方で以下の様なご相談もこの時期にしばしば到来します。

「新年にならないと勉強する気分になれなくて」
「まだ本腰を入れて勉強ができないので受験が心配」
「勉強を始めた方が良いと分かっているけどそうできない」

以上の様なご相談は合格を目指す水準から測ると相当にヤバイ。
ズバリ言ってしまえば直近の受験でそれを目指すことは相当に困難。

確かに各受験生の合格に対する可能性は無限。だがその為に使える資源は有限だ。社労士や一級建築士の合格を目指す事は最低でも800時間を要する。それを勉強開始から受験までの日数で除すると一日当たりの勉強時間が分かる。対して一日で使える時間や体力は飽くまで有限。短期決戦や一気に挽回を言い立てるにも程がある。

とは言え先のようなご相談にお答えすることもNLP資格試験勉強法コーチというものである。では上記のように勉強を本格的に始められない状況を打破することを続いてご提示しよう。

今回のお題はこうである。
試験勉強を本格的に始めることはどうすればできるのか。



まず各位がお悩みの「勉強を本格的に始められない」状態とは何か。何時ものように申し上げるとそれは決して各位の怠惰や無能の兆候でない。そうではなくて何らかの理由づけからして「勉強を本格的に始めないことができている」勤勉さや有能さの証だ。

加えてその状態は勉強を「始められない」とそれを「始めなくてはならない」との板挟み、ダブルバインドである。先の勤勉さや有能さをしてその2極を行ったり来たりする。しかし見方を変えると今はまだ前者であることはあまり問題でない。合格を目指す為に勉強を何時からどのように始めるかという課題ともできるからだ。

であるとすると、それらを直ぐに「始めることができる」状況に転じればことはことは可能だ。ではそうすることはどうすればできるのか。その答えは端的に言えば「しりに火を付ける」ことだ。例えば学生時代に定期試験の前夜に覚えた気持ちを味わうことだ。

もちろん、最後の締め切り、試験勉強の納期は受験日である。それを考えると勉強を始めた方が良いことは分かっているだろう。だが、いまだに「勉強を始めないことができてしまっている」のは、勉強を始める期限、つまり「勉強を始めないこと」に納期を設定していないからだ。「勉強を始めること」に尻に火がつく感覚を憶えればことは解決する。

その為に次のワーク(イメトレ)に取り組んで見ること良い。

段階A
1.来年のある時期から勉強を始めて迎えた直近の受験日を想像する
2.その未来に入ってそこで見えることを見て聞こえることを聞く
3.それらの知覚がもたらす感情を味わいながら過去を振り返る
4.過去つまり現在の自分にどうすべきだったかを考える
5.その考えを携えながら過去つまり今に返ってくる

段階B
1.直ぐにでも勉強を始めた直近の受験日を想像する
2.その未来に入ってそこで見えることを見て聞こえることを聞く
3.それらの知覚がもたらす感情を味わいながら過去を振り返る
4.過去つまり現在の自分にどうしらから良かったかを教える
5.その考えを携えながら過去つまり今に返ってくる

上記2つの段階の気づきを元に勉強を始める期限を設定してみよう。確かに、「今日から勉強を始めたって合格は無理ゲー」の感覚は否めないだろう。仮にそうであるならば、直近を次々回として上記2段階を再試行してみよう。何れにしても勉強を始める期限を設定することのお悩みは朝霧のように晴れるはずだ。

人生は我々に対して常に2つの分かれ道を提示している。仕事や恋愛、そして受験勉強でも同様であることは言うまでもない。であるならば、皆さんはそして貴方はどの道をお進みになりたいだろうか。それにお悩みの折、夫々の未来から現在をどうするかをお考えになってみてはいかがだろうか。人生は同様に選択の機会をも提供しているのだから。



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【合格を目指して直ぐに勉強を始められる方法とは】

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年11月12日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

暦は既に立冬。
街では気の早い電飾も輝く季節となりました。
クリスマスのことも気になる時期かも知れませんね。


一方、試験勉強の調子はどうですか。
むしろ「勉強はお始めですか」と聞くべきでしょうか。
と言うのは次に続くお悩み相談が断続的に到来しているからです。

「一日でも早く勉強を始めたいのにそうできない」
「来年からでは遅いと分かっているけど勉強できない」
「ぐずぐずしていると前と同じになるのに勉強を始められない」

合格に有用な資源のひとつは時間。
合格を目指せるように上記の問題は解消すべきでしょう。
よって今回は今すぐに試験勉強を始められる方法をご案内した。



皆さん、試験勉強の開始はどうしているだろうか。

なるほど「オレ・アタシはもうやってるからそれって関係ない」かもしれない。仮にそうならば合格を目指した勉強のご継続を期待しておく。しかしご相談ようにお悩みの受験生もそれなりにあると想定できる。

後者の皆さんは以下のようではないだろうか。学生時代テストの日程を明確に自覚していたのに勉強できなかった。社会人になっても期限を確かに把握していた仕事に手が着かない。私事でも年賀状のような早期に始めた方が良いことができない。結果その様な心的な惰性が受験勉強にも及んでいると考えられる。

そう想定できるにしても次のことは言えるだろう。
「後で始められるのならば何故いまから始めないの?」
そう考えることが勉強の先延ばしを解消することの第一歩だ。

確かに「分かちゃいるけどそうできない」と言いたいだろうね。だが、それは「そうしないことができる」能力に付帯する言明である。決して怠惰や無能の告白でなく勤勉や有能から来る宣言と考え得る。「分かちゃいる」と言明しながらも、そうしない能力をご発揮であるから。

そう推論される上記の能力、有能や勤勉が発揮される訳は何か。それは動機づけに関して頷けるNLPが示唆する「不愉快な状況から逃れる為に、あることをする為の動機づけが発動する」ことだ。

試験勉強で言えば、「分かちゃいるけど勉強できない」とする方々はそれを始めないと試験に間に合わないギリギリの期限になると、赤点や不合格になるという不愉快な状況から逃れようとする為の動機づけが強烈に起動していた。そうしたことを経験知として有さていることから「○○だけどそれができない」と表面的にされる。

ご案内の通りにその動機づけは「もうやらないと駄目だ!」と言う不愉快な状況を逃れようとする強烈に発動する。これを頼りにする諸氏のお尻を蹴飛ばされてやっと勉強を始めさせてくれる。だが望ましい成果を得るために最良の資源である時間をとうの昔に喪失させるから、その結果は勉強や仕事、家事で繰り返してご経験の通りだ。

だが、そうしてなってしまうのは、慣れ親しんだ動機づけに頼り続ける勤勉さ有能さに由来する。とは言え、試みるとより有用だと分かる動機づけのあることを認知していない為だった。だとしたら、「後で始められるのならば、今からでも始められる」ような動機づけを以下の手順で発動してみることがお勧めできる。

1.「もうやらないと駄目だ!」と何かを始めたが結局のところ嫌なことになった、例えば学生時代のテストや大学受験の勉強、加えて社会人になって仕事で経験した不愉快さを覚えたような一連のご経験を4つから5つほど思い出す。

2.心の銀幕にそれら一連の出来事を天然色で音声と効果音付きの動画で大きく鮮明に次々と「ウンザリもう嫌だ」と自分自身に怒鳴りたくなるまで映写し続ける。すると、それら一連の動画が急に別の見え方になるのでそこで動画の映写を止めて心の銀幕を真っ新にする。

3.その次に試験勉強を思い通りにし終えた望ましい自分の姿を心のスクリーンにフルカラーで大きく鮮明に思い描く。「思い通りに勉強できてうれしい」とその時に呟くだろう自分の声を今ここで例えば好みの歌手や声優のように自分自身を魅了するような調子の声色で聞く。そうして広がるある心地よい感覚を体全体に広げてその感覚を楽しむ。

以上の段階は試験勉強をしない事に勤勉さや有能さを発揮する為のものではなかった。そうではなくて「こうしちゃいられない」と自分自身に対して自然と合格を目指せる勉強し始めることに強く快い動機づけを発動してくれるだろう。



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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年11月5日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

暦は今週から11月。
今年も残すところ2か月あまり。
年末に向けて何かと忙しさが募る頃でしょう。

その一方、様々な資格試験は合格発表を行う時期。
その結果に胸躍らせる人や視線を落とす人と人生色々。
今年受験した皆さんそして貴方はどちらだったでしょうか。

例えば、「ケッ余計なお世話よ次は絶対に合格するの」。仮にそうならばそうする事に資する幾つかのことが必要でしょう。しかし、「思っているけどやる気が出せない」人も散見される。前号のようなお悩みの声が断続的に聞こえてくるように。

前号は、そのお悩み解消の一端として、「やればできることを決めてやる」としてご案内した。そうする事で「決めたことをやる」ことに弾みがつく。結果、「やる気とは無関係にして仕事も家事、そして勉強も普通・常識そして当たり前として行える」とご案内した。「実は実行可能な学習計画を立案する時の要諦」と結んだ。

よって今回はその要諦をご案内したい。
その主題を実行可能な学習計画の立案とする。

学習計画とは言うまでもなく合格するという「プロジェクト」を達成するために有用な「いつまでに」「なにを」「どうするか」「それらは何のために」など示す「タスク」つまり勉強の指針を組織化したもの。例えば、ジグソーパズルからリピートまでにある各種の勉強法をいつまでにどうするかを決めて暦に落とし込んだものだった。

であるので合格の達成を左右する学習計画はその実施が怪しい絵に描いた餅でなくて合格を確実にするものであるべき。具体的に言えばやる気が「あろうが・なかろうが」「出せようが・出せなかろうが」と無関係に実行できるようにしたい。だから、前号からの流れからして「やればできることを決めてやれる」様にするのが学習計画の要諦だ。

まず、学習計画は時間的な水準を見定めたい。1日当たりに必要な勉強時間からして、実施が困難な例えば来年1月から「7ヶ月で一級建築士の学科」や「8ヶ月で社労士」に合格する学習計画を立案することは、時間的な観点からして困難の度合いが増すことからして「やればできなくもないことを決めてやる」こと。なのであまり賢明でない。

そうするのでなく、合格に資する学習計画はその立案後、例えば来週初めからでもやる気の「有無」や「出せる・出せない」に関わらず実施可能にしたい。「やればできることの度合いが高いことを決めてやれる」各種の勉強法をカレンダーに落とし込んだ計画にすべきだろう。

次に、学習計画は「なにを」「どうするか」といった具体的な行動を視野に収めたい。例えば、カンニング勉強法で例示する。「通勤の行き帰のそれぞれで15問を自宅で30問を1分解答して1日の全問をデシラ判別まで行う」と明確にやればできることを決める。

対して「オレ・アタシは1日で百問をデシラ判定」するからとして来年からの短期決戦に臨みたくもあるだろう。何でも効率化をよしとする時流からそうできるに超したことはない。だが、そうすることはあまり得策とは思えない。「今日こんなにやるのは無理」とやる気に左右されて計画達成が可能になりにくいことが容易に想定できるからだ。

例えば社労士や建築士の試験は合格したい受験生に最低でも800時間の勉強を要求する。会計士などの超難関は1000時間以上を求めると聞く。それらの事からすると、やる気に関係なく勉強を始め、そして続けることを考えると1日あたり、あるいは週末当たりの勉強時間をできるだけ少なくできることを優先したい。

そうできれば、合格することに有用な「やればできることを決めた」学習計画を立案できる。無論、そう決めたのだからそれを実行できる蓋然性も高まる。結果、合格することは「やればできること」として来年の達成したい目標として射程に収られる。

もちろん、「けど、短期決戦の方がやる気が高まる」ことがアドレナリンを放出させることから選好する向きもあるだろう。しかし、合格を目指す受験生に最良な資源である時間を敢えて削らずともやる気を高める方法はいくらでもある。とは言え、紙面が払底したので、後日に長期決戦でもやる気を出せるご案内をしたい。



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