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【設計製図の対策でも○○○○を使え】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年8月4日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らに合格者たり得る勉強をさせることができた。
NLPはその人たちに共通する型つまりパターンにも注目する。
合格を目指す受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



勉強の調子はいかがしょうか。
資格試験NLPコーチの近藤です。

夏の試験シーズン。
前半戦とした7月は終了。
今月の後半戦が既に始まった。

中小企業診断士や会計士そして社労士、の受験生は試験本番を迎える。その一方、建築士の学科に合格見込みのある受験生は、先月下旬に二次(設計製図)試験の課題も公表された。かつこの試験は合格率を過半以下として決して易しくない。試験時間内に設計条件および法規制を洩れなく満足する要求図書を完成させることを課題とする。合格を目指す向きにはその対策に頭の痛いことであろう。



そこで、事例とした一級建築士の設計製図、その試験の有用な試験対策として添削指導の活用を前号のようにご提案してきた。それに対して次のような声を頻繁に拝聴もしてきた。以下の悩みは試験時間で合格基準を満たす記述試験にも決して無関係でないだろう。

「週末に受けた添削指導を活かして平日にどう勉強したら良いの?」
「試験時間内に要求図書を完成できる勉強・練習の仕方ってどうするの?」
「あんなに不便な製図道具で時間内に要求図書を完成させるのってどうやるの?」

はて、さて二次のそうした試験対策とはこれをどうしたものか。
今回は二次試験の要求課題に合格基準を満たせる勉強の仕方を再確認したい。



皆さんのご多忙を拝察して結論から述べる。
その方法は厳格な時管理の下で勉強(練習)をすること。
他者および自己、何れの添削による勉強でも同じくすることが肝要。

一級建築士の設計製図は、これを事例にしてその勉強・練習法を具体的に続いてご説明する。まず今日現在を基準に言えば約2か月後に実施となる。これに合格する為に、その約60日の間に6時間半の試験時間で要求された図面や説明書を完成させ得る技能を体得することが必須だ。

更に詳しく言えば、その時間を例えば下書き2時間、記述に1時間、製図で3時間、全体見直し30分として、最低でも要求図書を完成できるノウハウを身につけることを目指す。要求図書のどれ1つでも未完であった場合、合格を目指す事はほぼできないからだ。むしろ過去の事例からして不合格と考えるのが妥当。以上からして、厳格な時管理の下で練習をすることの重要を前号で述べた。



では、その管理はどうするか。「絶対にその時間でそれぞれをするぞ」と心に決めて練習に励めばよいのか。まさかね。「そんな精神論で合格できるのなら誰も苦労はしない」ぞ。そうではなく、きっちりと時間設定ができるタイマーの下で下書きや製図を合格水準に到達できる練習に取り組む。これを限られた60日間でできるだけ行い合格できる技能を頭だけでない体にも浸み込ませる。

そうする事はこれを換言すれば、自分の設定した時間枠の開始という刺激で各々の作業を完了できる反応を自身が起こせるように、いわば条件反射的な機能を自己に組み込むNLPで言うアンカリングをすること。難しく聞こえるが、例えば青信号を見たら自動的に歩き始めたり車を前進させたりする自動的な反応ができる自分になることである。こうなることは繰り返す学習つまり練習に基礎付く。



例えば、下書き(エスキス)を2時間でできる練習をする場合だ。その時間でタイマーが鳴る設定を行う。タイマーが鳴ったら、あと少しで時間があれば完成したのにと設定時間を延ばさない。その時間内で添削を受けるなり自分で添削をする。添削の結果からして、あと少しの時間をどれくらい増減するかを決める。増減した時間で下書きも合格水準にできるように繰り返して練習する。

すると、設計製図の要となる下書きに要する自分の時間が判明する。例えば、どうしても2時間でなく2時間半を要することが分かったとする。そうならば、他の作業時間を視野に入れその時間を固定して下書きを完成できる練習をする。その一方、例えば2時間半をタイマーに設定して製図を完成できる練習を繰り返す。

何れにしても、タイマーが鳴るまでに所定の作業を、例えば数値制御の工作機械が製品を完成させる事に似て、体つまり自動的な無意識レベル(特に製図)で手を動かせて完成させられるようにな仕組みを自己にアンカリングする。繰り返して強調するが、「もう少し時間があったら要求図書を全部かけたのに」は設計製図の試験本番で決して通用しないからだ。



そうした技能を体得=アンカリングすることは時間を要する。週末だけでなく、例えば「今日は下書き(エスキス)の練習をしよう」「今夜は製図の練習をしよう」と平日もタイマーを使った厳格な管理の下で約60日間に合格を目指せる技能の体得(「知ってる」や「できる」でなくて実際に「やれる」自分になること)に励むことが合格を目指す為に肝要だ。

エスキスは考える部分の多さから例えば通勤電車の中でもこれを脳内練習できる。だが、製図は日常業務で使っているCADだけでなく好みの型板さえ使えないように限定された製図道具を使って実際に手を動かすことを求める。「エッ、そんな石器時代的な試験なんて嫌だ」と嘆いても仕方ない。何れにしても、決められた条件下で製図を合格水準に完成できる様に自己陶冶することが合格への道だ。



以上、一級建築士の設計製図を事例にしてその対策を述べたが、他の資格試験に於ける記述試験の対策も試験時間ないで要求を満たせる論述をすることからして、これの基本は厳格な時間管理にあるはずだ。タイマー(但しスマホでその機能を使うと他のこともしたくなる方は調理タイマーなどの活用が賢明だ)を同伴して記述試験に合格を目指せる旅を始めよう。

タイマーを使った二次対策をではどうぞ。
皆さんの健闘を心から祈る。

Good Luck!



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【合格を目指せる追い込みの仕上げ方】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年7月14日号
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合格者は自らに合格者たり得る勉強をさせることができた。
NLPはその人たちに共通する型つまりパターンに注目する。
合格を目指す受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



こんにちは。
資格試験NLPコーチの近藤です。

やって来ました。
「ナニガ?」でしょうか。
答えのひとつは暑い日本の夏。

もう一つは言うまでもなく受験シーズン。
来週末は建築士(学科)や弁理士(筆記)試験が本番。
来月は中小企業診断士や公認会計士そして社労士の試験本番がある。
本試験を目前にしている皆さん、貴方は今どんな感じでしょうか。

「試験の直前って勉強をどうしたらいいの」と焦っている。
「自分の弱点を補強できたかどうかで超ドンズマリ」って感じ。
「勉強の仕上げはどうすればできるのよ?!」と煮詰まっている。

そうでなくても、合格することを考えると身の置き所がない。あるいは落ち着かない。など様々な感じや気持ちが胸をよぎるだろうか。初恋の時だったらそれでも悪くない。だが試験本番を迎える時は合格することを果たせるな実力の発揮を考えると、左記の状況は是非とも解消したいのでは。受験勉強の追い込み、合格を目指せるその仕上げはどうしたらできるのか。

今回は合格を目指せる追い込みの仕上げ方についてご案内したい。



上の答えは例えばこうだろうか。

「天満宮に合格を祈願する」
「流れ星を見た時に願いをかける」

まさかね。
神仏にすがる前にできることが「まだ」ある。
ズバリ結論から述べる。
それは自分の弱点を解消することだ。

「ん、それが分かれば苦労はしない」と戸惑っているだろうか。仮にそうならば、「今ごろ何を言っているの?」と逆に戸惑い返しをしよう。

そもそも受験勉強の目的とは頻出問題であるがそれに誤答してしまう自分の弱点を解消して、各受験科目の得点とそれらの総点とに設定された合格基準を満たせるようになることだった。その弱点とは、試験によく出る問題である(故にこれを解けたら得点源となり得る)がその解き方を知らない「デシラ」だった。

以上から結論を再度述べよう。この時期にすべき勉強は自分のデシラを可能な限りデシル(頻出問題でありこの解き方を知っている)に転じること。その為には覚えるべき解法とこれの関連事項とを言葉や身振りを繰り返して暗記する。時間の許す限りそうした繰り返すことを時と時の間で繰り返すことだ。具体的に例示する。

例えば、一級建築士、法規問題で開口部関連の解法が弱点だとする。仮にそうならばそれに関連する法令が「換気、採光、排煙、避難、消防」の5条文であることを繰り返し声に出して覚える。その結果として覚えたかどうかを確認する為に暗唱する。正確に暗唱できるまでこれを繰り返す。これで終わりでない。数時間後や数日後にまた正しく暗唱できるかを確認する。できなければできるまで繰り返す。

「ったって、自分のデシラを知らない」だろうか。それに対してズバリ正直に言おう。この時期にそう思っているのならば、合格することは無理なので直近の本試験でそれを望むべきでない。来季以降に合格を目指されることを再考されるべきだをお答えしておこう。

デシラを知らせてくれるのは、資格試験の勉強で中核になる過去問集だった。それを10年分(最低でも5年分)解いていると見えてくる繰り返し出題される(つまり頻出)問題とその解き方を知らない知性が生成する誤答だ。これまでに過去問を最低でも5回解く(紙に書かなくても解き方を暗唱する)ことをご案内したが、そうしていると頻出問題なのに繰り返して誤答する設問が分かる。それが君のデシラだ。

そのデシラは符号や色づけを施してきた事だろうから、過去問集をめくれば即座に判明するはず。過去問集をめくってそれらを施した設問の解き方を暗唱する。解答解説で暗唱の成否を確認する。正しく暗唱できなければ解き方を暗唱できるまで覚え直す。暗唱できるようになったら終わりにしない。数時間、そして数日後に同様のことをする。以上のようにしてデシラをデシルにする。

以上を次にまとめておく。
・過去問集で目印を付けたデシラを確認する
・再認識したデシラの解き方を暗唱できるデシルかを確認する
・デシルになってなかったらデシルになるまで繰り返して覚える
・デシルを正しく暗唱できるか数時間、数日後にまた暗唱する
・以上を試験本番までできる限り繰り返す

以上、デシラをデシルに転じることにも秘法や魔法はあらない。
あるとすれば、それは繰り返し覚えることを繰り返すことだ。
「それができれば苦労はしない」と思っているだろうか。

仮にそうならば、きっとできるはずだ。
そう繰り返すことで今も瞬時にそう思える有能さがあるのだから。



追い込み期の最終版、
皆さんの健闘を心から祈る。

Good Luck!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月14日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。



今月も既に中旬。

あの連休が話題になる頃。
それについてどうお考えだろうか。

例えば、「勉強はヨユウで進んでるから旅行にいく」のもあり等と?
だが、「それができるようだったら苦労はしないわ」が現実であるだろう。
そう、前者であるならここまで本誌を読んでいる訳がないと想定されるのだから。

前回、以下の要点をお伝えした。
それは「勉強をフリやツモリにしない」方法、
つまり試験勉強を合格することに有用な行為にする以下だった。
(但し、分かりやすくする為に少しく加筆修正を施してある)

過去問集を自力で解けてその過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にするつまり思考すること・・・が可能な勉強をする。

それに関して以下の問い合わせが到来した。
「解き方を言語化するってどうすればできますか」
「正答できることを自在に心の中で言葉にすることってどうすればいいですか」

その方法はこれまでに幾度もご案内の通り。
であるので聡明な皆さんを考慮して敢えて書き記さなかった。
しかし、人は最も知るべきことを往々にして何故か聞き漏らしたり読み見落としたりする。

そのことを知ってしまったら、それをやらないことの言い分けができない無防備な状況に陥ることを避けたい自己防衛の心理機構が働く。だからと言って決してそれが悪いわけではない。我々はその機構に於いて勤勉で有能な生き物だから仕方ない。だから、その機構を顧慮して案内は届くまで繰り返される。教えはクドクドと反復される。主張は手を変え品を変え繰り返される。

今回は自力で過去問を解けてかつ説明できるようになれる方法を再確認したい。

結論。
その答えは既に上記で書き記した。

察しの良い方はこれにお気づきであったかもしれない。それとも「えっ、ゼンゼン分かんない・・・」とご反発だろうか。それは、「案内」や「主張」を解法と置き換えると浮き彫りになる「繰り返す」「反復する」ことでであった。

では、そうすることの目的は何か。それは、身体化する事である。換言すれば我が手足のように自由に使えるようにする為だ。血肉化する事とも言える。

例えば、ご自分の氏名を皆さん、貴方はどのようにして覚えただろうか。幼少の頃から、「お名前は?」とことある度に周囲から問われてその度に答えた。学齢期に至ってからはテストの度にその都度書いた。何度そうしたことをしてきただろうか。そう、何度も、無数と言えるほどだ。結果、自分の名前を無意識に手足を使えるが如く瞬時に想起しようと思わずとも想起できる。

更に、ご自分の氏名、その書き方を以下同文。そう、ことある度に繰り返し、何度も無数と言える程に書いてきた。その結果、それこそ知らぬ間に覚えたはずだ。加えて、かけ算の九九はどうだったか。例えば「しちはちごじゅうろく」と同様に繰り返すことで、まるで即座に自分の名前を口にできるが如くに覚えたはずだ。

長ずるに、英語の単語や熟語そして構文、あるいは三角関数や二次方程式に関わる解の公式、それらも繰り返し見たり聞いたりする事で、そしてそれを覚えたかどうかを手を変え品を変えテストされては何度も書き記すことで覚えただろう。そう、「繰り返す」「反復する」ことは知識・技能の身体化に関する母である。

かつ、これまたご経験のように、ダラダラと繰り返すよりも、「テストがあるから○○までに覚えよう」と期限を切って・・・そうすることで集中し強度を上げて・・・反復する方がよりよい結果をもたらしたはずだ。

また、集中し強度を上げることは、時間的な加圧をする事に加えて、繰り返す内容を紙に色とりどりで書いたり、調子を付けて声に出したり、それをまるで操作しているかの様に身振り手振りを加えたりして表現することで可能だったことも経験済みであるはずだ。そうすることで身体化が加速した。強度を上げることは、知識・技能の身体化に関して父と言える。

以上、過去問解法、過去問に正答する為の知識・技能を身体化つまり学習する為の方法を公式として以下のようにご案内していた訳だ。

学習 = 繰り返しの回数 × 繰り返し毎の強度

上記に於いて「その強度を上げることは当該の公式が二要素の積であることからして、往々にして「ウンザリする」繰り返しの回数を減ずることで可能する」とご賢察のことだろう。

そうだとしたら、公式の後段を高める為にも、ダラダラと繰り返すのでなくて、集中することの必須を強調したい。集中することを妨げる例えばスマホやながらに聞く音楽を勉強の環境から排除することを繰り返してここにお勧めする。

要するに過去問解法の身体化を基礎付けるものは、回数と強度とに冠されるところの「繰り返し」だった。その繰り返しが合格を目指すことにより有効になるような勉強の環境にもご留意されることが賢明だった。

以上、過去問の解法を身体化する実践を再確認した。
いかがであっただろうか。

「ケッ、要するに繰り返しかよ」
「フン、それができれば苦労はしないわ」

そう反感を覚えられることは想像に難くない。
何に関して有能さや勤勉さを発揮するのかは自己選択である。
「好きにすれば」とその反応に対してお応えしておく。

但し有能さや勤勉さの発揮する方面を誤ると合格への道も誤らないか。
連休前の勉強についても健闘を祈る!
グッドラック!!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年3月17日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。


季節は春。
所により桜も開花。
「だからナニ、関係ねーしぃ」
年度末の多忙さ故にそう言いたくなろう。

「年度末・・・、そんなのいつものこと!」
そのようにご立腹の向きもあることも想像するに難くない。仕事はこれを良く成し遂げる人に向かって集まってくる。いつも忙しくさせるのが当然の成り行きというものだ。その一方で本試験の実施日も刻一刻と切迫する。

夏期・・・例えば7月や8月に・・・受験のご予定であるならば、この時期は過去問の解き方を覚える時である。受験勉強の中核である過去問・・・本試験の設問で7割は過去問の組みあわせであり、この解き方を覚えれば受験科目の合格基準を自ずと満たせる・・・を繰り返し解くことでこれの解法を本試験に於いて瞬時に想起できるようになる試験勉強をすべきであることは「耳タコ」でご案内の通りだ。

そこで以下のようなお悩みはこれが絶えることがない。
「法規の様な論理問題の解法を覚えるのってどうするの」
「構造計算の問題解法を覚えることはどうすればできるの」
と以上は考えさせる過去問の解法を会得することの困難である。

定数や規制値を想起すれば正答できる暗記型の過去問であれば、これの解法は言うまでもなく、正答に資する項目を的確に暗記することに尽きる。そうする事は既に大学受験などでご経験の通りに先の項目を繰り返して何れにしても暗記すること。

だが、考えさせる過去問の解法はこれを体得するにはどうすればできるのか。
今回は、思考型の過去問解法を覚える方法を再確認しよう。

次の前提は、過去問解法を身につける為の縦糸としてこれを・・・例えば3分/問と時間制限を設けて・・・一度もしくは二度解いた結果、誤答した。正答できたとしても解答解説からして自らの解法が誤っていた。制限時間内に正答できたのでなくその制限を超過してどうにか正答できた。以上の場合は過去問の解法は未習得として、その解法を習得する為の横糸として以下に進むことである。

結論から述べる。
考えさせる過去問の解法を覚える方法は以下の通り。

1.解法を理解する
2.1を言語化して暗記する
3.2を記憶の法則に沿って繰り返す
4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

以上の要諦は・・・特に計算問題に於いて注意したいこと・・・解法を暗記していない内から無闇に計算したり法令集をめくったりしない・・・するにしても確認する程度に止める・・・こと。そうすると無闇に時間を浪費してしまうので、そうするのでなくて効率的に解法を覚えられるようにする為、上記に書き記したように手を動かして実際に過去問を解くことは最後にする。以下、少しく説明を加えたい。



1.解法を理解する

こうする訳は無理解でも丸暗記できる子どもの勉強とは異なり、理解の下でないと効率的に暗記ができない大人の学習に必須であることだ。例えば計算問題だが、なぜに特定の切り口からはいり、次に何を求め、その値をどの公式に入力するのかといった論理つまり話の道筋を分かるようにする。話を構成する用語に曖昧さがあればこれを必ず解消する。これがないと次の段階は苦痛に満ちるからだ。

特に計算問題で、例えば一級建築士の構造計算などだが、どのような理由からある切り口で問題を解き始めるのかといった解法の初手を理解する事が肝要。計算問題は解法の初手・・・例えば図解法によるべきなのに反力から求めようとしたり、構造体の支持点がピンでありその反力数は明確に決まっているにもかかわらずこれを違えたりするように・・を間違えると決して正解できないからだ。



2.1を言語化して暗記する

暗記することは、受験勉強の時間が有限であることから、効率的にできるに超したことはない。これを繰り返して何でも間でも事細かに書き付けることで頭に入れようとしたり、効果的だと見聞きしたからとして時間を要する多彩な漫画や図解を豊富に書き込むマインドマップをいきなり描いたりしては駄目。

そうするのではなく、論理を明確に認知できるような要点の鍵語だけを書きながら、自分自身に向かって一人レク・・・何故、どのように、問題を解き進めるのかと論理をおって一人解説・・・をする。ただ口を動かすだけよりも、プレゼンをする時の様に身振り手振りを加えて一人レクを行うと、これの内容を暗記しやすい。これは複数の感覚を動員する方が記憶強化の起動する仕組みからして有効であるからだ。



3.2を記憶の法則に沿って繰り返す

これは要するに忘れかける頃に行うことだ。過去問を繰り返し解く方法で既にご案内の通り。2回目は1回目から1日後に、3回目は2回目から1週間後に、4回目は3回目から2週間後に、5回目は4回目から1ヶ月後に行う。忘れかける頃は人それぞれにことなるので、2回目は1時間後、3回目は一日後、4回目は1週間後、5回目は2週間後と繰り返す間隔を適宜に調整する。

何れにしても、記憶は繰り返しによって強化できることから、5回繰り返しても記憶が曖昧なら、それが鮮明かつ瞬間的に想起できるようになるまで、繰り返して暗記することの重要性をここで強調しておきたい。例えば、5回で先のような想起ができないのであれば、7回でも、10回でも2.を繰り返して記憶を強化する。



4.総括として実際に手を動かして過去問を解く

実際に3.の3~4回目までを行うと、かなり鮮明に解法を想起可能になるはずなので、4回~5回目は表題のようにする。つまり、縦糸として行っていた過去問を繰り返して解く過程に戻る。勿論、そうなれるまでの回数を要するならこれを行う回数を先延ばしにすることは適宜に行うべきだ。何れにしても、仕上げとして実際に書くことで問題を解くことは論理、計算問題の克服に必須。

こうすると解き方の要点を勘違いして言語化したり、要点を曖昧にしたままで暗記したつもりになっていたりする点を明確に認知できる。「不知の知」を得ることができ、気づけた不知を解消する知識や技能を補える。苦手としていた論理や計算の問題に関して苦手意識を払拭できるはずだ。



以上、今回もなんら魔法も秘法もない地道な勉強法をご確認いただいた。

「何だまたかよ」とご失望であるかもしれない。が、しかし、受験勉強、こと資格試験のそれは先のように地道に進めることが、実は合格を目指す為の敢えて言えば「魔法であり秘法」である。

その過程は実に退屈である・・・でも、過去問解法の暗記ができる様になることに相関して過去問を解くことの感覚はゲームをすることのような面白さに転じる・・・が、資格試験の勉強とはそう言うものである。



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「にげる」
そう呼称される今月。
2月は来週前半で終わる。
くどく言うが先月より三日短い。
「ふーん、だからナニ」とお感じだろうか。

仮にそうであるなら、試験直前期にそうである状況に対する想像力不足だ。
つまり危機感が欠如していることの表れとも言える。「少年老いやすく学なり難し」とは決して言事の内に終わる事ではなく、資格試験で合格を目指す諸氏にも当てはまるのだから。いきなりお説教モードになってしまった。閑話休題。

前回、効率的な勉強をするには「やればできることを倍化せよ」と述べた。その訳はご案内したことを実行すれば自ずと分かる事なので縷々述べなかった。で、以下のようなご質問やご指摘を賜った。

「できることを倍化するとなぜ効率的になるのですか」
「やればできる事を倍にすると効率的になる意味がわからない」

なるほど、まだ分からないことを行うことは、これをやることで次第にそして確実に分かるようになるので、古来伝統的に「いいから黙ってやりなさい」と学びの場で伝統的に行われていたことが、知的な齟齬を生むことからして非効率であろうとする今時の時流からして当然の疑問や反感であろう。よって、今回はその疑問や反感を解消したい。

今回は倍化することが効率化と等価である理を再確認したい。

まずは前提を再確認しておく。倍化する対象はあくまでもやればできることだ。極めて大切な前提なので、「倍化する対象はあくまでもやればできること」と繰り返して強調する。

例示すると、平日に一時間の勉強しかできなかった受験生がいきなり五時間のそれをしたり、休日に10項しか参考書を読解できなかった人がいきなり100項もそうしたりすることでない。そうではなくて、平日に一時間の勉強だったら、できる工夫をして二時間にする。同様にして10項の読解を20項に増やす。

では本題に進む。
「倍化することが効率化を生成するのはなぜか」
結論から述べる。効率化はそうした仕組みになっているからだ。
「そうした仕組みって意味レス」とご立腹であることは想像できる。

説明しよう。何かを行うことを倍化することは試行錯誤・・・例えば「ああすると誤答して、こうをすると正答するのか」と正しい解法の会得に漸近すること・・・を倍化することと等価だ。つまり、何か、例えば計算問題の解法について学習を倍化することになる。

「まだやっていないから『倍化』だと言われても分からない」

そういう人もいるだろうが、記憶になくても、数歩を歩いては転び転んではまた数歩を歩くを繰り返して体得した歩き方、数メータを進んでは転び転んではまた数メーターを進めるうちにマスターした自転車の乗り方、そして書き取り帳を添削される度に書き直しを繰り返した漢字の書き方を体得する際に実は、そうした事が効率的にできたことから、倍化と効率化の関係を既に十二分にご経験済みだ。

歩き方や自転車の乗り方、漢字の書き方など既にできる様になっていることは、「1回できたから2回できるようになろう」「1回書けたからもう一回書いてみよう」と「やればできること」を倍化したことの成果だ。この過程はやった経験から「あることを学ばない」からやった経験から「あることを学ぶ」、そしてあることを学んだことから「あることの学び方を『学ぶ』」となる深化・進化を秘めている。

その進化を「学習のレベル」と学習論の著名なグレゴリー・ベイトソンは述べた。例えば、ベルが鳴ると涎をながす犬のようにただ条件反射だけにあるものを学習0、英単語の暗記を繰り返す程にその記憶を強化することを学習1、その強化の仕方について「こうすればもっと簡単に覚えられるのか」と記憶に関する記憶つまり学びを得ることを学習2と言うように学習の水準を提唱した。

加えて、「やればできることをやる」ことはこれ自身の性質からして自ずと達成感をもたらす。「1回できたのだから、もう一回やってみたい」「1回できたから2回できるようになりたい」「これができたのだからあれもやってみたい」とする意欲の亢進を人に於いて誘発してきたし、これからも同様にするだろう。

その意欲はやればできる事にこれを適用できれば、前述のようにして好循環をもたらす。無理なく「やればできることをやる」倍化を駆動する。「こうすれば要領よくできるんだ」つまり「こうすれば効率的にできるのだ」と自然と例えば過去問の解法や法文解釈に関する学習のレベルを深化・・・進化せしめるであろう。

以上から試験勉強に関しても次のように言えよう。
「できる事をやることは倍化の父である」
「倍化は効率化の母である」
その父母の下に合格も生まれる。

なお、上記はだまってやった人を即座に解しせしめる理なのだが、「それができれば苦労はしない」として「やればできる事をやらない」向きには決してご理解いただけない瑕疵を蔵している。後者に該当する向きに本誌は応えることできない。やればできることも行うことなしに効率化をお求めの諸氏は他を当たられることを強く推奨しておきたい。悪しからず。

以上、ご健闘を祈る。
グッドラック。



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こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。


本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。

戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。



今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。

「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」

マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。

そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。



結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。

その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。



1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ

 お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
 
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる

 その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
 
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる

 「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。

新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。



現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。

お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度

仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。

質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。



以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。

「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」

皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.

最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。

今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。



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【試験勉強が確実に捗る変身勉強法とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月28日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を受験生に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

凡人と勉強上手には明確な違いがあります。
NLPはその違いを創る違いを解明しています。
それにより私たちに勉強上手となれる違いを提供します。


ややっ!

数日でハロウィン。
と言うか今月も終わりだ。

富士山の初冠雪も観測された。
紅葉が北陸で始まり東北で真っ盛り。
そう、本格的に秋が各地に到来しつつある。

季節は実りの時節を迎える一方だが、
受験生諸君、貴方の勉強は実りに向かっているだろうか。
その答えは例えばこうだと拝察できる。

「まあ、来年の初夏に分かんジャね」
「それって受験直前になんないとわかんないわ」
「答練や模試を受け始めてから考えても遅くないさ」

なるほど、そうお感じであることに一理ある。
特に次が初受験のいわゆる初学者なら当然のことだ。
受験勉強が暗中模索で合格を目指しているとしたらね。

一方、そうした状況に安住したままでいることにご用心。
例えば、納期のある仕事で同様のことを上司に言うとしたらどうだ。
「何だ自分の進捗状況も把握してないのか?!」と詰られる。
そうでなくても「それで納期は大丈夫なのか!?」と懸念される。
それに似て次の受験に関わる結果は深い霧に包まれないか。

ん、つまり、ご自分の勉強進度を把握してない状況に注意して欲しいのだ。それに気をつけないまま時を経て、例えば事例の時期を迎えたとして、「わっ、勉強が間に合わない」とその時になって慌てても、「あっ、これじゃデッドラインが本当のそれになっちゃう」と仕事で動転することに似て、時遅しとなる蓋然性が極めて高いからね。

「じゃどうすれば良いの」とお感じであることは拝察できる。
で、今回は以下のそれを再確認したい。
受験勉強の進捗も把握できて確実に合格も目指せる有用な勉強法だ。



その背景は学習定着度の計測結果だ。アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果で、7つの学習方法に関する学習の定着率順だ。これは以下の通りである。

講義を聴講   :5%
読書      :10%
視聴覚で学習  :20%
実演説明をする :30%
議論をする   :50%
他者に教える  :90%

ご賢察の通り情報つまり勉強の内容を入力する度合いより、それを出力する度合いが高い程に学習の定着率が上昇する。
そうなる訳はこうだ。

まず近年の脳科学で採用される機能的磁気共鳴画像法が解明したように、見たり聞いたりするだけの情報入力よりも音読したり会話したりする情報出力が脳活動を活性化することだ。

次に、他人に何かを教えるとなると、自分の分かっていないことが解り、知っていないことも知る事になる。教えることに関する論理やこれを構成する事例とこれに関わる根拠そしてその2つに関連した知識を人に滞りなく教えられる様に学習することになる。教える内容に対して自ずと精通してしまえる。つまり良く理解でき確実に記憶できる。

実際、自分の分かったつもりのデシラだった過去問解法を同僚や受験生仲間に教えてみると、解き方の論理が分かっていなければ話の筋が千々に乱れ、そうでなくても事例や根拠の説明がしどろもどろになり、あるいは曖昧な関連知識で突っ込まれて慌てることになろう。

そうならない様にすることつまり先生として教えることを前提にすると勉強に集中せざる得ない。否が応でもその内容を理解し覚えざる得ないことはご納得いただけるはずだ。以上を考えれば自ずと上記の学習階層に頷けるはずだ。

以上から結論を述べる。
それは変身勉強法を実践すること。
具体的に列記すると以下の項目となる。

1:常に先生に変身するつまり教える立場で勉強する
 ・生徒を納得させられる解法(事例と根拠、答え)を覚える
 ・解法に関わる関連知識に精通す
 ・別の解法を見出す
 
2:折に触れて1で教えられた生徒に変身して疑問を考える
 ・なぜ、どのようにして、その解法となるのか
 ・まだ知らない知識は何かを点検する
 ・解法の関連知識を調べる
 

以上、変身勉強法とは、先生やその生徒になって例えば過去問の解法について徹底的に勉強することだ。「ん、それって本にあったティーチング勉強法の拡大版よね」とはお察しの通り。先生の観点で勉強すると過去問の解法について洩れなく重複なく勉強することになる。加えて生徒の視点で1の勉強を見直すと勉強の質が更に深化する。

事実、仕事のやり方を後輩に教えると、教える前より教えた後、仕事のやり方を自身がより分かるようになれることに似て、試験勉強も単に受験生として勉強しているよりも例えば受験予備校の講師として勉強した方が、後の立場を確かにするために自然と集中して長い時間の勉強をするようになることは極めて自然な成り行きだ。

そうなってしまえば、やる気が出ないとか、集中できないとか、勉強時間を延ばせないとか、言うような試験勉強に付帯しがちな悩みが一挙に当然の流れとして解消されることは言うまでもないことだ。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年10月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

やれ、やれ。
今月も折り返し時点が目前。
つまるところが2週間もすると11月の到来。

こんな調子の時間は動かぬ人を置き去りにして動く。
あっという間に年末となり、やがて新年となる。
春になったかと思えば夏の受験期間に転じる。
「光陰矢の如し」とこれを言事が教える。

それは関係ない方も、来週から一気に寒さの到来すると気象機関は予報する。合格を目指して勉強を始めたり続けたりできる体調の維持にご用心くださいね。

さて、前号で不合格になる勉強法を再確認。
これに関して幾つかの経路で以下の声を拝聴。

「入力偏重が駄目ならどうすれば良いの?」
「解答解説を全部読むって無理!」
「自己満足じゃなきゃ何満足なの??」

なるほど、そうお感じになるのはごもっともだ。有用な行動指針は例えば「騒がないで」とする否定形でなく、「静かにして」と肯定形であることが好ましい。だとすると、前号の再確認は1つのレトリックであったにしても前者に当たるのだから。

で、前回の3点を肯定形として後述する。
今回は合格しやすい人の勉強法を再確認しよう。

結論、その勉強法とは以下の3つ。
1.入出力均衡
2.解説全読解
3.客観的達成
以下で順にご確認を賜ろう。

1.入出力均衡
 例えば、基礎知識を蓄える為に参考書や法令集(その解説書)を読んだとする。ならば、その後、入力した情報の量や質を確認する為に出力する、これ即ちそれらを問う例題や問題を解く。
 
 換言する。これは勉強に関わる文章や音声教材や動画などの情報を読んだり聞いたりあるいは見たりした後、「読んだから終わり」「聞いたからもう大丈夫」「視聴したから覚えたはず」と勉強を終わるのでなくて、必ずそうしたことの記憶と言う効果性をそれらに関わる過去問などを解く、即ち情報の出力をすることで確認することだ。
 
 すると、問題を解いた結果から、読めていなかったことは何か、聞けていなかったとことはどこか、なにがどのように視聴し切れていなかったか、その答えが浮上してくる。要するに自らの勉学で不足が明らかになるので余り気分ではないかもしれない。
 
 だが、それらの結果は学びにおいて最も有用である「未知、『まだ』知っていないこと」を知らせてくれる。人の知性は無知を自覚することで自らを強く駆動することから、合格を目指す為に、そうでなくても当面の問題に正答する為に、まだ知るべきことを明確化してくれる。
 
「いちいち例題や問題を解く暇がないわよ」

仮にそれが現実であるにしても、読んだり聞いたり視聴したりと情報の入力をした後は必ず「いま読んだところの要点は......」「いま聞いた箇所のポイントは......」「さっき視聴した動画の重点は......」とその要諦を自分なりに情報出力つまり暗唱する。そうして入出力均衡はこれをなすかこがやがて合格を確実にしてくれる。

2.解説全読解
 そもそも参考書の例題や過去問集の解答解説はこれを問題解法のプロ・百戦錬磨である専門家が微に入り細に入り語ったモノ。いわば試験勉強の核である問題の解き方を覚えるために必須の情報を教えている。だとしたら、これの1つでも読み落とすことは実にもったいない。
 
 と言うよりも、資格試験の本試験、その設問の大半以上は過去問の組みあわせで作られることからして、解答解説を読み落とした過去問が本試験の設問に組み込まれることは決して否定できないことからすると、そうすることが不合格を招来したとしてもこれは自らが招いた災禍。
 
 そうでなく、合格をより確実に目指したいのであれば、例題に加え過去問集の解答解説はこれを全読解することは、先述のことからして大いに有用であるはずだ。ただし、全読解するにしても、人は忘れる生き物であることからして、解答解説は問題を解いた度にこれを読解して、これに関する理解を深めることは実に有用。
 
 「えっ...、忙しいのにいちいちそうできないわよ」
 そう言うお嘆きのあることはこれを想像するに難くない。だが、実際に実行した人ならご賢察のように、現実としてそれはあまり当たらない。いちいち、つまり繰り返し読解することはこれ自体を加速する。即ち速読解を読者にもたらす。怪しい速読術など決していらないから。

3.客観的達成
 これは例示すると皆さんが大学受験などで馴染みを深めたあの「偏差値」を基準にして試験勉強の達成度を合格基準に届かせることだ。
 
 各資格試験の難易度・偏差値を公開するサイトによれば、例えば税理士のそれは「68」、一級建築士は「66」、社労士は「62」などとしている。仮に、偏差値の「65」となる資格試験で合格を目指すのならば、上位から7%以内に位置付される得点力を涵養しよう。
 
 例えば、偏差値の62される社労士の合格を達成するとすれば、試験の成績で上位11.51%に入ることを試験勉強を通して達成することが実際の合格率の平均7%前後からして絶対的に必要となる訳だ。
 
 もし、ご利用の全国的な受験予備校が模試や答練の偏差値を公表しているのであれば、是非ともこれをご自分に関する試験勉強の客観的達成を測る為にご活用なさることは極めて得策だ。
 
 更に、偏差値の66で2次試験まである一級建築士の合否は実質的に相対評価つまり得点の上位者から5.48%をこれの境界とする。「オレ・アタシって模試で何時も合格基準を満たせているからきっと合格」とするのは自己満足の域をでない。そうではなくて、時に偏差値など客観的な指標によって勉強つまり得点力の達成度を測るべきだ。
 
 試験勉強において偏差値の様な客観的達成がなされているのであれば「マジメに」、「キチンと」や「チャンと」などと言うような精神論的な勉強をすることはこれが一切無用とできる。仮にオンラインゲームにハマっていようが、恋人と遊び呆けていようが、客観的達成の下で試験勉強を続ける受験生は合格を叶えられる蓋然性が高い。
 
 以上が受験勉強の真相というものだから、「オレ・アタシって勉強してたのに不合格ってあり得ない」とこめかみに青筋を立てても仕方がない。だって、特に相対評価の資格試験ってそう言うものだから。


以上、合格を目指せる勉強法に再確認を賜った。
受験生諸君、あなたの健闘を祈る。

Good-luck!

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年6月17日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは目的志向の心理技法です。
効果的な動機づけや迅速な恐怖症解消ができます。
それらを可能にする合目的の手法を多彩に有するからです。


梅雨の季節が各地に到来中。

足下が悪くなったり洗濯に困ったりして大変。
高温多湿で体調の乱れることも重なると更に大変。

そんな大変さのなか、来月以降に受験予定の皆さん・受験生は苦手科目で合格基準を満たせる様にしつつ、得意科目で同様に一点でも多くの総点を得点できるように試験勉強が追い込み期のまっ最中にあるはず。


その状況下(その状況でなくても)、
コーチングでしばしば耳にする相談が以下のこと。

「本試験が何だか心配」
「受験を考えると妙に不安」
「試験本番のことが訳もなく怖い」

そうした状況を解消する端緒となる原因解明の必要から、試験勉強の状況をお伺いすると返ってくる声は以下のようなこと。

「勉強を頑張っている」
「勉強を全力でやっている」
「勉強に必死の努力をしている」

以上の様な勉強をしている一方、本試験に心配や不安、怖さを覚えるのはどうすれば対処できるお感じだろうか。

例えば、「それって誰だってあるのことだからドーンと試験本番に向かえば良いジャネ」「頑張っている人ほどそうなるんだから『合格できる』と思っていれば良いのよ」とお考えかもしれない。しかし、合否は数値的な基準で決まるのだから、そうした感情論で合格できるのならそれこそ苦労はしない。

やれやれ、心配や不安でも合格することはどうすればできるのか。
今回は追い込み期(でなくても)の合格勉強法を再確認したい。


結論。

合格勉強法とは精神論的な勉強法でない。
決してそのようなものでなくで合目的的な勉強の方法だ。

精神論的なそれは再述をすると受験生の勉強に関わる以下の状況。
「頑張っている」
「全力で取り組んでいる」
「必死の努力をしている」

いかがだろうか。追い込み期でなくても、「頑張る」「全力で取り組む」「努力をする」ことは、仕事に限らず受験勉強に関してもよく耳に入る言葉だろう。仕事で成果を上げたり、受験で合格を叶えたりする為に有用かもしれない心がけだと想われる。


だが、それは本当だろうか。例えば、歩合制の営業職や納期厳守の技術職にある人が心がけつまり売り上げや納期の達成に結果をもたらす行動を伴わない心がけから想定される結果を顧慮せずに先のように精神論を唱えるのは以下のような()を想像すれば無用だと解る。

・頑張っている(から売り上げが未達でも歩合をください)
・全力で取り組んでいる(から納期が遅れてもご容赦ください)

同様に合格基準が事前に明らかな試験においても同様だ。
・頑張っている(から得点が未達でも合格させて)
・全力で取り組んでいる(から基準に未達でも以下同文)
それで合格できるのならば受験生の誰もが苦労はしないぞ。

もちろん、頑張りや全力の取り組みは目標に達する為の手段にも時になり得る。しかしそうすることは単に心構えで単なる手段の1つだ。目標達成に対して何をどうすると具体的な行為でなく感情的な言説。決して合目的であるとはいえない。ご用心、我々は頻繁に手段と目的とを取り違える。無効な手段を強化しさえする。


では合格勉強法である合目的的な勉強の方法とは何か。

それは合格の基準を満たす目的に合致するような勉強の仕方だ。
各受験科目のそれを満たしつつ総点のそれをも満たせるその方法だ。

具体的にはご案内の通りだがそれを繰り返す。過去問の組みあわせから作られる資格試験の設問傾向からして、少なくとも5年間、できれば10年(20年)分の過去問、その答えでなくてその解き方を覚える。

もちろん、それを覚える勉強は、「頑張る」や「必死でやる」と言った精神論的な手段に墜ちさせない。これに対して確認つまり定期的な模試や答練を受けることによって効果測定をする。仮に、模試や答練の得点が高下したり合格基準を満たせないことが予想されたりするならば、「頑張る」や「必死でやる」のでなくて具体的に改善する。

模試や答練で誤答した設問は何をどのようにして誤答したかを冷徹に確認する。「頑張ればできる」「必死で解ける」でなくて、それを正解するには何をどうするかをこれまた行動の水準で決める。

例えば、法令に関する正誤の選択問題で誤答したら、関連した法令を正しく認識できるような読解を可能にする用語の意味や機能語の働きを確認することを喫緊の課題として取り組む。計算問題で同様にしたら、その計算を正解できるように算法を再学習する。これを確実に記憶できるように最低5回解いて件の問題解法を体得する。

そうした改善を行ったら「頑張ったから終わり」でなく、必ずそうしたことの効果検証として、模試や答練(これが受験できないなら過去問集で行う自前の模試)を活用する。

以上は何をやっているのか。それは仕事でもやっている様に目的を果たすべくPDCAを循環させることだ。合格勉強法である合目的な勉強の方法とは「何の為に何をどうする」。そうした結果は「どのよう」でその結果に対して更に「何をどうする」。「必死」や「全力」といった感情論的な勉強でなく機能的に合格基準を満たせる勉強の仕方だ。

それができているのならば合格基準を満たせるつまり合格する。無用な精神論に陥りがちな頑張りも必死も全力も一切が必要ない。本試験に心配や不安、怖いといった感情論を持ち出すことなどないはずだ。そうではなくて、合格に合目的な勉強をしているのだから、例えば興味や好奇心、ワクワクさえ覚えることだろう。

以上の試験勉強をしていれば朗らかに受験を待てるはずだ。
合目的である試験勉強での健闘を祈る!

Good Luck!!


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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年5月13日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは脳の取説と称されます。
脳は使い方次第で自身の能力を多彩に発揮可能。
NLPはその有用な使い方を多様な質問法でも提示します。


終わりました。

ゴールデンウィーク。
どんな週間にできましたか。

上のように問いかけましたが、
「どんな週間になりましたか」としませんでした。
後者のように問うことを僕は意識的に使い分けました。

人は出来事のつながりを時の流れと認識する。よって時間とは出来事の連続と同義であるとします。時間の集積としてのある人に関する週間はこれをその主体がなし得た出来事の集積です。

天候がその主体と無関係に雨に「なり」、果実が同様に食べ頃に「なり」と言うこととは異なる。つまり、どう「なり」ではなくて、主体が関わる事からどう「できたか」とある問うのが妥当だからです。

冒頭の問は時間に有責である「あなた」はあの連休をどのような価値になし得たかと尋ねていた。仮に「あまり有意義にできなかった」との答えであるならば、その返答は主体の無能や怠惰を決して意味しない。「有意義にしない」ことをなし得た有能や勤勉の表明です。これに気づけば、これからの週末に有能や勤勉を有用に使うこと「も」可能。


そうする事に資する1つの方法は効果的な試験勉強に有用な要点ノートをつくることです。学生時代に試験対策としてつくったことがあるでしょう。これに関してもお悩みやご相談を継続的に承っています。それを例示すると以下の様なことです。

「要点ノートをつくったけど得点力が上がらない」
「マインドマップで要点をまとめたのに模試が絶不調」
「解法ポイントをノートで整理しても頭にはっていない」

なるほど、それらはよくあるノートのお悩みです。しかし、それらのお悩み・ご相談はもちろん解消が可能です。これらが秘する問題点を認識してこれを改善すれば良いからです。では、そのことは何をどうすればできるのか。

今回は得点力をつけられる要点ノートの作り方を再確認しましょう。



さて、今夏に皆さんが受験予定ならば、受験勉強は仕上げの時期でした。つまり合格できるように、各受験科目の得点とその総点との合格基準を満たせる得点力を確保すべき時間なのです。その双方で基準を満たせなければ合格を果たせないからです。

この時に応える手段として、繰り返し過去問を解くことでその解き方を覚える。それを覚えたことを検証する為に、定期的に模試や答練を受ける。その結果から、自分の弱点である頻繁に試験に「で」るのにその解き方をまだ「しら」ない「デシラ」を認識する。それを補う。その為に有用な手段の1つが要点まとめノートでした。

では、あなたはそのノートをどのようにつくっているでしょうか。その答えは先のお悩みやご相談からすると以下のようなものでしょう。

・予備校で板書されたことをまとめる
・誤答を繰り返した問題の解き方を書きためた
・要点・ポイントを下線や色づけで目立つようにする
・弱点だと解った解答解説をまとめノートとして抜き書きする
・効果的と言われるマインドマップでまとめノートをつくってきた

確かに、それらをすることは要点まとめノートとして大いに有用であると想われます。しかし、模試や答練の得点が右肩上がりにならなかったり最悪な場合として不合格を繰り返したりする場合が多いことから、あまり合格に資すること「も」ない。

では、要点まとめノートはこれのノート形式をマインドマップでなくてもどのようにすれば合格することに効果的にできるのでしょうか。



結論。

その答えとは脳死的ノートを決して取らないこと。
大事なのでお気づきのように以前から繰り返してきたことです。

脳死つまり脳活動が止まった、脳が思考の臓器である故にいわば何も考えることのない見たり聞いたりした要点をただ単に目から紙に耳から紙にただ書き写す如き要するにコピー機的な単純作業となるノートを取らないことです。

もちろん、「それって何が悪いの」と多くの人が学生時代にそうしていたことからして、そう言う疑念を覚えるのが普通かも知れません。しかし、合格を目指したいのならば、それを取らないようにすべきです。そうご相談やお悩みである諸氏から徴されるのは、「模試の成績が伸びない」や「答練の結果が不調続き」と言う結果だからです。

ではどうすれば良かったのか。
脳死的なノートを取るのでなくて脳活的なそれをつくります。

脳活的とは要点に下線を施したり色づけしたりしてそれ強調することでない。そうしても脳活つまり思考活動をしていない単なる強調するだけの単純作業に陥っている受験生が散見されるからです。もちろん、そうする事が無用ではない。そうではなくて思考をする過程やそうした結果として先の強調をすることならば大いに有用です。

では、脳活的なつまり思考的なノートをつくることはどうすればできるのか。そのことは、「じゃあマインドマップをつくれば良いジャネ」でない。マインドマップをつくっても脳死的なノートに陥ることがままある。マインドマップや東大式などどのようなノート形式であろうとも、要点つまりデシラの解法を再記憶する(頭に入れる)ものにする。

そうする為に、問答形式で要点を理解や想起することがそれを再記憶に資することからして、以下の要領でつくったノートを脳活的なものする。言わば要点を見返す自分に自問することでそれを考えさせる。または、自らに問うた要点の想起を促す。

実のところ、あることを想起することはそのことを再記憶ことと同義。実際、物心ついた頃から、私たちは自分の名前を繰り返し問われ、無意識に想起して、名前を再記憶してきた訳です。

合格に資するノートとは、要点を問答形式に沿って記述する。これを見返すことで自らの脳・この現象としての思考(想起や理解、再記憶すること)を起動するものにすべきです。

それに応えるには以下の要素をノートに取り込みます。
1.鍵語で要点を理解させる
2.問題形式で要点を想起させる
3.ノート全体をまとめた部分がある

1.鍵語で要点を理解させる
例えば、一級建築士の受験生なら、「開口部とは」で要点の解り想起できるように書くことです。例えば以下のようにします。但し、法令の条文を左から右に書き写さない。そうでなくて、過去問を繰り返しといてもそれを誤答することに関わる事柄のみを次の形式で書き記す。

開口部とは |採光、換気、排煙、進入口、無窓階に関わる部分
有効面積とは|居室の床面積あたりに規定された割合の面積・・・

要するにある事柄の定義や現象、その結果やそれに対する対策を問題形式にする。それらを見返したときに「これってあれたったのか」と解る、知性が再活動するよう書き記す。そうして要点を再び頭に蓄積できるようにします。

2.問題形式で要点を想起させる
例示すると、先の受験生ならば、「次のモーメントを求めよ」と問いかける。つまり、その答えを思考させる様式をとって要点を想起させるものにする。

例えば、先の問いかけを左に書いたら、その右に解答過程を記する。左右(または上下)にかき分けて、後で答えの部分を隠して見返したときに、自問自答つまり一人試験ができる様にする。そうして解答に必要だった要点を想起するように要点をまとめる。

そもそも、試験勉強の目的とは問題に正解できる自分になること。詳しくいえば、各受験科目の得点とその総点の合格基準を満たせる正解率を有する頭の持ち主になることでした。そうなれるように要点ノートも問い、問題に正解できることを促す形式にする訳です。

3.ノート全体をまとめた部分がある
これがある目的はある解法に関わる様々な要点を一望俯瞰的に想起できるように記す。つまりこの部分を見るとこれが代表する要点の数々を走馬灯のように想起することができるように書くことです。

例えば、ここまでの記事を僕は、「要点の再蓄積」と主題を代表する鍵語から展開しています。この鍵語で要旨に関わる思考、理解や想起など脳活動に関わる様々な事柄を僕は頭に入れました。そうすることで、ここまであれこれと述べてきた訳です。

実のところ、ある事柄に関わる諸々のことをまとめる事は、多くの事を覚えられる「記憶法」のコツなのです。ノート全体をまとめた部分をつくることは、要点を記憶する術を自動的に行うことと同義。ノートした様々な要点をまとめたもの、つまり要点の要点を考えてつくることは、記憶の貯蔵庫を開く鍵を所有することになるのです。

以上3点に関して最後に警告します。
ご注意!「知っている」「解っている」ことを書かない。
そうするのでなくて、「知らない」「解っていない」ことだけ書く。

つまり、要点ノートは要点が頭にはいって試験勉強がすすむほどに、書くことが減るものであるべきです。例えば試験前日、もう書くことがなくなっている。合格に資する要点が全て頭にはいった。大事なので再述します。要点ノートは、知らなかったことや解っていなかったこと「だけ」を問答形式で書く。決して勉強時間は無限じゃないのだから。

その結果、試験本番で解法の要点を合法的にカンニング(つまり想起)させてくれる。解法の要点をエア(頭の中を目の前で視ているよう)で想起できるようなノートをして、「要点ノート」とすべきです。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年4月22日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは悪習慣を改善できる技法を多数に有する。
習慣はこれを引き起こす内的過程に深く関係します。
NLPはその関係を変容して悪習慣を即座に改善します。


4月も既に下旬。

来週末から連休が始まります。
3日や6日、10日でそれが可能な日程。

一方、今が試験勉強にも本気になりたい時期。
特に今夏に受験するならばこれからが追い込みの時。
ゴールデンウィークを活用できれば勉強の遅れも解消可能。

だからこそ以下に例示するようなお悩みも頻繁に到来してきた。
「週末の勉強できる時なのに集中できなくて困る」
「勉強時間になっても気が散っている自分がいてダメ」
「連休で勉強に打ち込めるのにそうできない自分が嫌だ」

なるほど、せっかく勉強できる状況であるのにそれでは頭が痛い。
受験直前期、時間を無駄にしたことを悔やんでももう遅い。
無駄に使った時間は決して取り返せないのだから。

では問題です。
勉強のできる時にこれに専念することがどうしたらできるのか。
今回は勉強のできる状態に即効でなれる方法を再確認したい。



冒頭で例示した悩みは興味深い特徴を持ちます。
それは以下の様に言い換えることができるのだから。

「・・・勉強に集中できなくて困る」
     ↓↓↓↓↓
「・・・勉強に集中『しないことができて』困る」

「・・・気が散っている自分がいてダメ」
     ↓↓↓↓↓
「・・・気が散って『いられる』自分がいてダメ」

「・・・そうできない自分が嫌だ」
     ↓↓↓↓↓
「・・・そう『しないことができる』自分が嫌だ」

何かができないこと、何かになっていること。それらのことは決して怠惰や無能を告発しない。そうではなくてある種の勤勉さや有能さの表明である。無意識に行っていることであってもそうする事が雨の降るようなことでない。飽くまでそれに関して私たちに有責。だから前述のように実に興味深い書き換えがなせる。

そうしてみると、好ましくない方向に発揮されていた前述の勉強に関する困難を招いていた事の裏返しである勤勉さや有能さのこれらをどうすれば望ましい方向に転用できるのかを考えれば、今回の回答を得ることが可能。

では、勉強の困難を誘発する先の勤勉さや有能さはどのようにして起ち上がったのか。それはウィルスのように飛来した訳ではなくて、学習によって起ち上がった。つまり何かと別の何かとの関連を反復して内的に連鎖した結果つまり学習だ。例えば以下のように。

電話の呼び出し音を聞いた →→→ 即座にスマホを手に取る
LINEの着信マークを見た →→→ 速攻でLINEを開く

そうしたことを繰り返すと即座につまり無意識にその一連ができる。同様のことは、人の学習能力からして勉強に関しても容易に可能になる。以下に例示するとこうだ。

・勉強に集中し始めたのだが、ウッカリLINEに集中してしまう
・勉強に気を入れ始めたのに、ついスマホを気にしてしまう
・勉強に打ち込み始めけれど、ちょっとのつもりでTVを見てしまう

そうしたことの繰り返しは確実に脳内で学習される。つまりある刺激がある反応を引き起こすようになる。いわゆる「パブロフの犬」的な勤勉さや有能さとして、事例のようにLINEやスマホ・TVにハマらずとも、勉強したいのにこれに専心できない状況として冒頭のお悩みだった受験生に定着した訳だ。

だとしたら先の繰り返しはこれの結果として勉強に専念することに有用な別のものに置き換える。そうすれば問題の解決に達する。まず、そうできるように無用な刺激を勉強する環境から以下に例示するように遠ざけることが大事であることはご案内の通りだ。

・スマホは電源を切って目につかないところにしまう
・TVはオフにしてリモコンを片付ける
・パソコンのアイコンで勉強に無関係のモノは消去する
・漫画や雑誌など勉強に資することのない書籍は一切を片付ける
・勉強以外のことを連想させる写真やグッズなどを机から撤去する

以上の様に反応を誘発していた刺激を除去して勉強に専心できる環境を整える。次に、そうした環境を構築したのだから、即座に勉強に集中できるようになれる以下に例示するような一連した刺激と反応との関連付けを繰り返して行う。つまり以下のことを習慣化する。

・勉強すべき時間を認識したら直ちに勉強だけをする
・勉強が思い通りにできたイメトレをして即座に勉強を始める
・苦手意識を解消するイメトレをしたら直ぐに苦手科目に手をつける

どうだろうか。確かに「それができれば悩みはしない」と反感を覚えるであろう。しかし、それができないのは決して問題でない。そうではなくて、それしないことを繰り返したことによる確固とした大いに認めるべき成果である。良きにつけ悪しきにつけ繰り返しは学習となる。つまり習慣となるのだから。そして運命ともなる。

上記にあるイメトレ2つはご案内のとおり。
以前の記事をご参照されたい。

ただしそれらのイメトレをしなくとも良い。勉強時間になったら「勉強『だけ』をする」ことを何の例外もなく繰り返せば、心的な刺激としての勉強時間が望ましい心的な反応としての勉強を始めることを自動的に誘発するに至る。成功哲学の喧伝する習慣の力を得ることができる。課題だった冒頭のお悩みはその力の逆バージョンだったのだからだ。

連休中の健闘をご祈念申し上げる。
Good luck!



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年3月4日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは記憶の上手な方法をも解明しています。
その方法は英単語の綴りや人名と顔との一致した覚え方。
つまりそうした実例から「脳の取り扱い説明書」とも言われます。


暦は月を改め早くも3月。

一方「春は名のみの風の寒さ」の感は否めない。
しかし確実に春の足音は近づいているのを感じませんか。

空き地にふと目をやると、そこにはつくしが頭を出している。
日差しは暖かさを増したし日没までの時間は随分と延びてきた。
「雪が溶けて・・・」とあの懐メロか聞こえてくるようです。


さて、試験勉強の進み方はいかがですか。

今夏、受験予定ならば、その進行は新たな段階に進む。
合格基準を満たす為に有用な情報を脳内に蓄積する状況に向かう。

その状況下、ご紹介するお悩みの声は以下。
「何度解いても解き方を理解できなくてもうヤだ」
「過去問の解き方を理解できないってどうすれば良いの」
「解き方の解る過去問とそうでない類似の過去問があって困る」

なるほど、それらは夏の受験に向けて過去問の解き方を覚えることに伴うこの時期からよくあるお悩みだ。

だが、「繰り返しやっていればそのうちに解るから大丈夫なはず」とその状況は自分を慰めていれば大丈夫なものでもない。「集中だ」「根気だよ」と無根拠な精神論を持ち出しても決して解決できることでもない。そのままでは勉強が嫌になり受験の放棄を招き兼ねない。先の精神論で解決できればそれこそ「苦労はしない」というもの。

では、どうしたら過去問の解き方を理解できるようになれるのか。
解き方の解らない過去問をそれが解るようにできるのだろうか。
今回は過去問の解き方を理解する頭の使い方を案内したい。



試験まで半年を切った時期、受験勉強はそれまでの時間的な余裕を視野に入れると合格を確実にすること、つまり合格基準を満たせる自分になれることを目指して進行すべきである。受験生が合格する無限の可能性はもたらす一方でその為に使える有限の時間しか有さないからだ。資格試験の性質からして過去問の解き方を体得する段階に進ませたい。

その段階で受験生の行う勉強が過去問解法を覚える為に、記憶の法則にそって過去問を繰り返して解くこと。この事は実に労を要するのだが、記憶は原則的に特定の対象に繰り返し接することで生じ、さらに強固になることからしてそうすることは実に面倒だか仕方ない。「受験勉強ってそういうもの」と観念して取り組むしかない。

だが、過去問を繰り返し解いたにも拘わらず、「過去問解法が解らない」「解法解説を理解できない」と言う状態に陥っては合格を確実にすることの不可能や受験勉強への嫌悪、最悪の場合に受験の棄権にさえ陥り兼ねない。「今年こそは合格したい」と熱望する受験生ならば是非ともその状況はこれを好転させたいだろう。



では、過去問解法を理解できない状況を望ましく転換することはどうすればできるのだろうか。それを可能にする事はこれに困難を覚える多くの受験生からの聞き取りからして以下の前提に立脚する。それは解法解説を正しく読むこと、読めたつもりでもなく、ましてや誤読でもなく、あくまで正しく読解することだ。

確かに、「オレ・アタシはできているよ」と反感を覚えるコーチング生は幾分かある。だが、「ではその解説を僕の解るように説明してください」と尋ねるとその人たちは絶句する。他人の理解を得られる解説は自分の理解があることが前提なのだから、過去問解法に関する理解の前提となるその読解に関して秘めた問題を露呈させてしまう。

付け加えるが、それを露わにする事はその良否が受験生として「なってない」「不真面目」と言った性格的な問題ではない。そうではなくて、それ自体を転じない事の合格を危うくすることが問題である。その事態を解消できれば先の性格的な問題がある受験生でも合格することは大いに可能だ。不合格の時に性格的な問題が遡及的に指摘される訳だ。

ならば、解法解説を理解する前提となる正しい読解はどうすればできるのか。その過程は法令集や参考書を読解することと同様に以下の段階を追って進めることができる。

1.解答解説を構成する各文を一文ずつ読む
 ①意味を解せない文を見つける
 ②①の文を文節ごとに意味を捉える
 ③②をして意味が不明な文節をなす語の意味を調べる
  ・法律の規定する用語はその定義に返ってこれを解する
  ・意味があやふやな日常的な語は辞書を使って以下同文
  
2.1の①文をなす上記の文節同士の係受けを理解する
 ①主語や述語を正しく捉える
 ②修飾語や被修飾語の関係を以下同文
 
3.1の①文にある「それ」などの指示代名詞の示す照応を捉える

4.解答解説を構成する各文を関係づける機能語に注意して再読する
 ①「以下」「未満」などの違い、意味を正しく把握する
 ②「・・・の場合」「・・・ならば」などの条件を以下同文
 

以上の段階は読めたつもりや解ったつもりを招きがちな黙読をするのではない。そうするのではなく、読み方の怪しい語やその滞りから前述のつもりに対して確実な認知を得られる音読をすることが解答解説を理解することに関して極めて有用である。



次に前述の四段階から解答解説を理解する為に必要な情報を正しい読解により採取してもなおそれに至らない場合もある。

その場合は解答解説を意味不明な語句があるなどの情報不足から理解できないのではない。解答解説に関する豊富な知識や見識を有しながら解答解説の理解に苦しむ受験生のあることも事実だ。

解答解説に対して無理解と言うよりも混乱をしていることが想定できる。この場合は以下の段階を進むことでこれを解消することが可能。

1.似た内容で理解している解答解説のイメージを以下ように調べる
 ①そのイメージの大きさ、色合い、動静
 ②そのイメージの見える位置
 ③そのイメージの有する音声の有無

2.混乱、理解に苦しむ解答解説のイメージを同様に調べる
3.1と2との比べてそれらの違いを創っている違いを見つける
 その違いを例示すると以下のようなもの
 ・1のイメージは大きく、2のそれは小さい
 ・1のイメージは近く、2のそれは遠い
 ・1のイメージは解説付き、2のそれは無音声
 
4.3で見つけた理解と混乱との違いを創っていた違いを調整する
 ・混乱のイメージが小さいなら理解のイメージのように大きくする
 ・前者が遠くにあるなら後者のように近くする
 ・前者が無音生なら後者のように音声付きにする
 
読解の不足による解答解説への無理解でなく、その混乱は以上のようにしてこれを理解へと変革できる。もちろん、読解の充足により多くの解答解説は解らない状態から解り、そして確実に記憶できた状態にすることの可能であることは言うまでもない。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年2月18日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは学習の有用な仕方を提示します。
脳の大切な機能の1つは言うまでもなく学習。
よって、NLPは脳の効果的な使い方なのです。

2月は既に後半へと突入。
加えて他の月よりも数日の短さ。
にげると言われるように足早に過ぎていく。
合格を目指して一日一日を大切に勉強をして「いきたい」。


今夏に受験する場合、この時期は基礎固めの終盤。過去問解法に関する基礎知識に加えてその関連知識も蓄積したい。本試験では後者も問う設問が多くみられる。合格する為に豊かな知識や技能とそれらに対する理解と記憶とを要求するのが資格試験なのですから。

その一方、受験生はその要求を満たすことに困難を覚える。もちろん、「○○って難しい」「XXって解らない」とこの時期に限らず思わず呟いてしまうことがある。しかし、合格を目指し続けたいならば、その困難は何としても克服したい。

さて難所、つまり難しさや解らなさを覚える項目を解消することはどうしたらできるのか。その1つの方法とは「ピンポイント勉強法」。そのことを覚える事項に焦点を絞って理解とその結果である記憶を深める勉強法(いわば脳の使い方)です。

今回はピンポイント勉強法の仕方を再確認しましょう。


その仕方は以下の通り。
1.難所に関わる要点をまず出力する
2.その要点と関連した箇所とに絞って情報を入力する
3.難所が解消、つまり腑に落ちるまで1と2とを繰り返す
以下に詳しく各段階を説明する。

1.難所に関わる要点をまず出力する

難所とは例えば何度か音読しても頭に入っていない項目や何度解いても同じように正解できない例題に関わる項目だ。要点は難所を構成している構造(抽象と具体、原因と結果など)を構成している夫々の要素だ。出力するとはだだ考えることでない。難所に関して、一人語りの解説をしたり図解やマインドマップを描いたりすることだ。

確かに「難しさを感じることを最初に出力するのってムリ」と感じるだろう。しかしそうでもまずそれを出力してみよう。語りや書くことで自分の「無知の知」が解る。何に難しさを覚えるのか何を知らないのか、難所を書く手のとまる箇所から、明確に自覚できるからだ。それができれば次の段階でそれを解消する為に必要な箇所も自ずと直感できる。



2.その要点と関連した箇所とに絞って情報を入力する

入力とは視たり聴いたり触ったりして難所を乗り越える為に必要な情報を脳内に取り入れる行為。例えば、難所を解説した参考書の文章や図解をつぶさに視たり、それを解説した聴覚教材を聴いたり、それを理解する為にデモでペンや消しゴムなど手近にない小物を触ったりすること。音読することは視たり聴いたりを同時にできる。

もちろん視たり聴いたりすることを同時にできる視聴覚教材を使うことも1つの手段だ。しかしこの段階で大切な事は受動的な入力をすることより能動的な入力をすることだ。例えば、難所に関わるテキストをただ読んで済ませない。抽象や具体そして原因や結果などの各要所を読み終えたらばそれを声に出してまとめたり図解したりする。

そうした入力の手段としてお勧めする方法がマインドマップだ。もちろん多彩なそして豊かな曲線を有した枝振りの動的なそれを描くことも難所を解消することに資する。しかしそうする事はお勧めしない。手間暇を要するので限られた勉強時間内でのコスパがよろしくないからだ。この段階で大切な事はより効率的に入力を行うことだ。

「エッ、それって出力することでしょ」とお感じだろう。ご賢察の通りにマインドマップをかく(描く・書く)ことは出力だ。一方、脳機能からすると何かを出力することは実質的に入力でもある。これをしようとすることを確認や修正そして再構築と言うように脳内回路で波状的に循環させて、つまり自己入力を繰り返してだ結果が出力となるからだ。

何れにしても、お勧めできる手段の1つは構造(抽象と具象、原因と結果)を押さえながら省力化したマインドマップを描くことだ。

・鉛筆やシャーペンなどを使って単色でかく
・枝(ブランチ)は曲線でなく直線でかく
・抽象や原因(親枝)から具象や結果(小枝や孫枝)へとかき広げる
・単語で書くことに拘らず句や短文を書くことも用いる
・マインドマップにしにくい部分は図解や漫画にしてみる

ここに付け加える。決して一撃でマインドマップを完成させ様としない。そうすると時間ばかりをようして難所の解消に至らない陥穽に落ちて本末転倒となる。そうするのでなくてマインドマップでかけない箇所、つまりまた理解の進んでいない箇所を自覚できたらば、次の段階に進むことが得策だ。理解や記憶は循環をなして深まるのだから。



3.難所が解消、つまり腑に落ちるまで1と2とを繰り返す

この段階で有限の勉強時間をより有用に使うことからして大切なこは難所が解消できるまでダラダラをこの段階に留まらないこと。「この箇所を1時間で終わる」と時間を限定して行う事だ。

もちろん、「解るまでやらなきゃ意味レスじゃネ」とする向きもあるはずだ。しかし、そうする事に拘るのは、局所を得られてもできるだけ多くの難所を解消するという大局を失いかねないので不可だ。

難所の理解は狭く深く物事を探求することだが、実はご経験のようにできる限りでも広く浅くを繰り返すことでも生じることはままある。後者をすることは、「これってあれを意味するのね」と言うように、他の難所に関わることが今のこれを解消する切っ掛けにもなるからだ。

以上、基礎固めの終盤おける皆さんの健闘を祈る。
春は近い、頑張れ受験生。

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【合格を目指せる集中力の保ち方とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年1月28日号

こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは「脳の取説」です。
イメージや言葉の有用な使い方で脳活動を好ましくする。
つまり私たちに望ましい状態をもたらす心理技術の体系です。


来週から2月。
節分があり立春が来る。
二十四節気は春のはじまりを告げる。

とは言え、現実としてまだまだ寒さがつのる。
加えてコロナ感染の急拡大はご認識の通り。
自宅籠城で勉強に専心するのが得策。


と言う訳で、試験勉強の調子はいかがですか。
今夏に受験する場合、2月一杯で基礎力を盤石にしたい。

つまりこの時期の勉強で合格を目指す受験生は参考書や法令集そして解法解説を読みこんでそれらを理解する。それらが提示する基礎や関連した知識(場合によっては計算などの技能)を全方位的に身につけたい。
そこで勉強をする時に不可欠な脳的な状態は言うまでもなく「集中」。集中が知識や技能を獲得する時に必要不可欠な心的状態であることを勉学に関わる我々の経験は十二分に知っている。

そのことを背景にしたこの時期でなくても頻繁に賜るお悩みがこれ。
「勉強に集中できない自分が嫌」
「集中が途切れて要点の吸収が進まない」
「勉強以外のことに気が散って計画通りにすすまない」

なるほど、合格を目指す勉強をしている時、要点を迅速に理解したり記憶したりすることが叶わないのですから、その状態は実に困ったこと。
今回は「集中を保つことはどうしたらできるのか」を再確認したい。


改めて今回のお題は以下。
「勉強の集中を保つことはどうしたらできるのか」

その問でお悩みの皆さんに事情聴取をして存在することが解っている背景は勉強の集中を保つことを難しくする要素が身近にあること。

その典型はスマホ。例示すると、集中の途切れでお悩み方々の中に、SNSやメールに関する通知を即座に察知できる様にしたスマホを勉強中でも傍らに置いている人がいること。

その人はスマホが大好きだからこそ集中すべき勉強中にもそうしていると断じて大過ない。だとすると、そうする行為は鰹節を見せた猫に「マテ」をさせるに似る。スマホ弄りを我慢することが「辛抱たまらん!」状態を自らに強いている。にも拘わらず勉強にも集中しようとする。それは川に浮かぶ二艘に股を掛けたような状態だ。

そもそもその状態で勉強に集中を保とうとすることは無理筋。と言うよりも理不尽あるいは矛盾している。その状況から脱するにはスマホを傍らに置きながら勉強に集中できないことを悩んでも仕方ない。そこで自らに問う以下をべきである。

「今スマホと勉強に集中することとどちらが大切か」
「スマホを傍らにしてどれくらい勉強に集中できているか」
「スマホが側にあることは合格することにどれくらい有益なのか」

それらの答えは自明だろう。
そう問いかけるとよくある返答の一例がこれ。
「すぐにリプしないと友だちをなくすから」

ちょっと待って欲しい。そもそもそうしないと友だちでいられない仲ってどうよ。合格することとそん(損)な人間関係を維持するのとを比べるとどちらが大切かはその答えも言うまでもない。何を得るにしてもその代償はあるのだが、合格する代償としてそうしたチンケな友だちを失ったとしても安いと想像するのは僕だけだろうか。

で、ここまでの結論を述べる。勉強中は例えばスマホの様に勉強の集中を妨げるモノは机の上など目の届く範囲に置かない。

スマホ以外で言えば雑誌や漫画本や趣味に関する書籍などだ。加えて想い出を誘う写真も。参考書や法令集、過去問集など勉強に関するモノだけを身の回りに配する。特にスマホはそうしつつ、通知音などで耳を経由して集中を邪魔しないように電源も遮断することが得策だ。

集中したい事以外のことに僅かでも注意を向ける行為は、本来集中していた対象に集中を戻す為に意欲や注意方向の再設定と言った決して軽んじる事のできない対価をもたらす。一方、その対価を支える気力や体力にはご体験の様に限りがある。合格するため勉強に全集中したい時、あえて勉強以外の対象に注意を向けることは愚かである。



もちろん、そうした配慮をしながらも集中力の低下でお悩みの皆さんは存在する。共通して長時間に集中を保てない自らをご叱責である。なるほどそうしたい向上心のあることを認めざる得ない。

だが、人の集中が保たれる時間は長くても三十分、効果的にそれを保ちたいならば、十五分とする脳科学からすると、一時間以上の集中を保つ事を自らに求めることは無茶。木に縁って魚を求めるような行為だ。

長時間に集中を保てないことを悩むよりも前述の事から「15分間の勉強をしたら五分ほどの休憩を取る」こまめの休憩をとることがその悩みを解消してくれる。

実は、先のようにこまめに休憩をとることが休憩までの時間が長くなることに相関する記憶量の中だるみの解消に有用であることは学習の研究から解っている。つまり記憶の定着にも有用である。これを採用することも得策だろう。



最後に、上記の配慮をしつつも集中の途切れをお悩みの諸賢は存在する。その背景としてあるのが「集中することに集中する」だ。勉強している対象に集中するのではなくて、そうする事をウッカリ気にしすぎてしまう。

これまたその状況は向上心の発露であるのだが、集中したい対象は決して集中することではない。そうではなくて、勉強しているその内容だ。理解や記憶をしたい参考書の記述であり法令集の条文、そして過去問の解法解説のはずだ。

だから、それらに本来の集中をする為に、だだそれらを黙読するのではなくて、そうする時に読んでいる箇所に集中を促せるように読み取っている箇所を指やペンの先でなぞる。

そうしてもなお集中が途切れたり低下したりすることを覚えるならば、集中したい所を黙読するよりも多くの感覚を駆動することで無理なく集中をもたらす音読をする。

音読することは、それ自身の特性から脳の主要箇所を活性化することで記憶や認知そして集中の向上に寄与することはご案内の通り。これを適宜に用いることは合格を目指した勉強に有用だ。

逃げると称される2月はもう時期に始まる。以上の三点については「そのうちに」とこれに言わず、すぐにでも実践することの得策であることをここに大書きしておく。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年1月21日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは成果的な心理技術の1つ。
イメージや言葉の有用な使い方を組み合わせた技術体系。
例えばストレス低減やモチベーションアップにも効果を発揮します。


今月も下旬。

季節は本格的な冬の様相。
それに呼応するかのようにコロナ感染は超拡大中。

「あれってタダの風邪になったんジャネ」とする声も聞かれる。だが感染の後遺症はこれを考えるとその声に容易く頷けない。発症した場合、注意力や記憶力の低下として現れるとした英国の研究があるのだから。仕事や勉強にも暗い影を落とすと考えると、これまで通りコロナ感染にはご用心。


今夏に受験する人の場合、この時期の勉強と言えば、お勧めできるものはやがて必須の勉強として到来する過去問集の反復解答に備えた基礎構築をすること。過去問の解き方とその根拠となる法令集や参考書の記述とを相互参照できるように関連付けるリンキング勉強法です。

「そうした勉強法って関係ないから」とする受験予備校生にしても、受験本番に向けて答練や模試の得点を右肩上がりすることで合格を確信できる様になれるように、この時期において基礎的な知識と技能、そして最近の出題傾向からしてそれらの関連情報を吸収して受験勉強の基礎を盤石にすることが肝要です。

この時期、何れにしても、地道にコツコツと勉強をすることを受験生諸氏には求められる。

では試験勉強の調子はいかがだろうか。

例えば以下のような声がコーチングでも頻繁に聞かれます。
「基礎って大事なのは分かるけどダルくてやってられない」
「コツコツと勉強するのって何だか飽きちゃう」
「地道に勉強を続けるのって何か嫌」

それってどうだろうか。なるほど「それってあるある」とご同感かも知れない。合格するまでの長い間、僕も同様なことに繰り返し思った。しかし、そうしたことを嘆いても仕方ない。受験勉強の実態はそういうものだから。はて、さて、前述の様な思い・感覚はこれに上手く対処することはどうしたらできるのだろうか。

今回は地道にコツコツと勉強する意味を捉え直してみたい。



以上から今回のお題はこれ。
「地味な勉強の意味を捉え直すこと」

そうする訳はこうだ。やっていても合格するや、そうする事を確信できるようになるまでは気分のパッとしない、時には嫌になりやる気を起きしにくい試験勉強。この意味を捉え直すことで、合格に向かって地道にコツコツと勉強を意欲や熱意をもって続けられるようになる為だ。

合格の為に限らず、勉強をすることはどうだろうか。例えば、「嫌、地味、ダルい」と前述のような意味合いが色濃いだろう。実際、学生時代、定期試験の前になると、またその前でなくても、「勉強ってカッタルイな」と学友同士が互いにぼやいていた。その延長として資格試験の勉強にもそうした感覚を抱くのは仕方がないとも想定できる。

と言うのは、自炊をする度に洗い物をする事が必要になったり、着替えをする度に洗濯することを避けられなかったり、毎日とはいわなくても週に一度くらいは部屋の掃除をしたりする時、やる気が失せたり嫌になったりする炊事洗濯お掃除と合格を目指して地味に試験勉強する事が酷似するからだ。

事実、ある過去問で解法の根拠を覚える為に法令集の条文を紐解くと、既に数回も同条文を目にしたことが相互参照のメモから判明することが頻繁に生じる。結果、炊事で洗い物をしても食事の度に洗い物がでてウンザリするように、覚えたつもりのことを忘れてしまいそのことを何度も再確認したり覚え直したりする度に「嫌」になる。

またある計算問題の解法を「これって初め」とそれを理解しようと参考書の記述を読み始める。すると相互リンキングの記述からこれまた既に何度も同項目を読解したことが露呈する。埃を払い掃除機を掛けて綺麗にした部屋に暫くして同じ事をすることに飽きてしまうように、解ったつもりの事を失念したことで繰り返して学ぶことに飽きてしまう。



やれやれそうした事実はこの意味をどう捉え直せばよいのか。ほとほと参ってしまいそうになる。確かに、「人は忘れる生き物である」と言われることからして、「勉強で同じ事を繰り返すのって仕方ないよ」と諦められるに超したことはない。しかし、そう諦めて心が片付くのであれば、嫌になったり飽きたりダルさを覚えたりすることこないはずだ。

しかし、そうしたことを繰り返すことは、「覚えては忘れ忘れては覚え直すのは合格するまで続くよどこまでも」と言うのが試験勉強の実体で似てこれを嘆いても仕方ない。むしろそうする事で学びを深め学習の階梯を極めていく人脳の仕組みであるから受け入れるべきだろう。

もちろん、「それができれば『ダルい』なんて思わないよ」とはご指摘の通りだ。資格試験の勉強は前述のように飽きてしまいそうなことの繰り返しである上に、契約書の瑕疵を判断するAIのサービスが既にあることからして、その進化・発展によって資格取得の勉強をしたことが無意味になることも予感されもするだろうからね。



ならば今回のお題に答える為に以上からどう考えればよいのか。それは「勉強する事が予祝である」と捉えることだ。炊事や洗濯そして掃除を飽かずに続けることは数時間後や数日後の自分や家族が快適さを覚え健康にそして幸福に過ごす事に間違いなく貢献する。

同様に、過去問解法の根拠を覚えては忘れ、それを忘れては覚え直す時として嫌感やダルさそしてあきた感覚を禁じ得ない試験勉強を続けることは、そうする事で脳の仕組みからして記憶を強化し理解を深められることからして、確かに数週間後や数ヶ月後の自分に合格を予感させ合格を目指す事に大いに資する。

最悪の未来、AIが努力をして資格取得したあなたの仕事を奪ったとしても、それがたぶん人の知情意を身につけることが不可能なことからして、試験勉強を通してしか得られない学び経験のみが養う「どうした時、私は深く広くそして意欲的に学べたか」と言った命題に対する経験知を奪うことはできない。

あなたが勉強を地味に続ける内で無意識にまたは意識的に身につけるだろう試験勉強の意味は前述した命題の回答としてある。仮にAIが取得した資格に関わる仕事を収奪したとしても、あなたが将来に新しく学ぶことをより良く理解し記憶し身につける過程を「これってああすれば解るわ、ウフッ」と幸福にすることに於いて大いに機能するだろう。

つまり、時として否定的な意味合いを帯びて見える試験勉強は、AIやその他のあなたにとってある種の危機がもたらす社会的な激動の先にあるだろう未来のあなたに対して予祝であるのだ。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年11月26日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

ワォ!
今月も残り僅か。
と言うよりもひと月あまりでクリスマス。

コロナ感染も沈静化して久しい。
夜の街も活気を取り戻しつつあるかのよう。
とは言え次の感染拡大を想定すると油断は禁物。
対岸の隣国は規制緩和をしたことでそれを招いているのだから。


さて、試験勉強の調子はいかがですか。
この時期、そうお伺いすると以下の声が届きます。

「基礎知識が整理できなくて頭に入らない」
「予備校の講義が整理できなくて理解できない」
「参考書の内容を整理できなくて要点を覚えられない」

接した情報を整理することは勉強の基本。見たり聞いたりしたことを理解したり記憶したりする為に必要な最初の一歩なのですから。その一方、そうする事の困難をお嘆きになる諸氏は決して少なくない。

一方、情報番組が国際情勢や賃金問題などの複雑な問題を分かりやすく整理してくれる。そのことに慣れてしまった我々は情報整理の機会を知らぬ間に放棄している。あるいは、「それって一言で言うとどういうこと?」とちょっと複雑な話を耳にすると話し手に情報の整理を求めてしまう。そうした習慣が冒頭のお悩みを芽吹かせているようだ。

それはさておき学習内容を整理することはどうしたらできるのか。
合格を目指せる学習内容の整理法の在りかを再確認したい。


まず、参考書や予備校の講義、それらの内容を理解しやがて記憶する為に不可欠な知的過程は情報の整理だ。ある事柄を理解する事とは話の道筋を自分なりに(視覚や聴覚、身体感覚を通して)解することだ。

またはあることを構成する背景や原因・結果を分類し序列化して階層化することだ。あることを記憶することとは「これがあれに繋がるのね」とあることを構成する幾つかのことが関わる話の道筋が腑に落ちた経験がもたらす脳内情報網の再組織化だ。

情報整理の過程を視覚的に描写するならば、情報を整理する行為は分類し序列化して階層化することが織りなすマインドマップという情報の錦織を紡ぎ出す行為だ。またはその過程を聴覚的に言い表すならば、「遠い昔、遙か彼方の銀河で・・・」と序破急や起承転結などの構成により物語を語れるようになることだ。

もちろん情報の整理、例えばマインドマップを書くことは小学生でもできる事だし物語を語ることは古来から行われてきた事だ。そのように決して難しいことでもない。しかし、それらの事の根底にある情報整理に関して冒頭の様にお悩みの諸氏がある訳だ。これはどうしたことか。その手がかりは以下に垣間見ることができる。

「○○ができない」とお嘆きの方々は深層的にみれば「○○しない事ができる」と言明している。例えば、寒い朝はパッとベッドから出られない。勉強する時間になっても勉強できない。そうでなくても衣服や部屋の片付けができない。そうお悩みの人はそれらのことをしない事が有能に勤勉にできている。

「○○に自信がない」とする諸氏も同様に観察すれば「○○に自信がないことに自信が『ある』」。実際、待ち合わせの時間に間に合う自信がない人は間に合わない事を反復する学習によって、また計画通りに勉強することに自信がない受験生は計画通りに勉強しない行為を同様にして自信がないことに自信を持つ。決して無能でも怠惰でもない。

同様に勉強した内容を整理できないとする受験生は、整理する事が決してできないのではない。そうではなくて、自らの理解や記憶に資する情報の整理をしないことができている。実際、「どのようにして貴方はそれを『整理できない』という形で整理したのですか」とNLPの師匠クリス先生に倣って質問すると以下の答えが続く。

「あぁ、自分が理解しにくい整理をしていただけでした」
「そうですね、自分が覚えにくい整理の仕方をしていました」

なので、「理解したり記憶したりできた時、貴方はそうできた情報をどのように整理したのですか」との問をその回答に続ける。すると、「自分なりの絵にして・・・」や「自分の言葉で言い換えて・・・」と学習内容を自分的に整理していた過程を見事に整理される。

つまり「整理できない」と言う状況は、そう言うように整理する勤勉さや有能さがあったことや今もあることからからして、自分がいままで理解や記憶に有用な情報の整理をしてきた経験を振り返ってみれば解消できる。貴方もこれまで実に多くのことを整理できた結果として、理解し記憶できてきたのだから。

「そう言われても何だ混乱してきたよ」だろうか。
仮にそうであってもご心配は無用である。
混乱は整理して理解に変えられる。
その機会はまたこんど。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年11月19日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

大谷選手がアメリカ大リーグのMVP賞を獲得。
全米野球記者協会の投票で満票の両リーグ最優秀選手。
野球の神様ベーブルースも驚く大活躍をした結果なのですから。

皆さんも知的競技、資格試験で合格を目指しませんか。
分野が違っても地道な勉強が実を結ぶことは確かなことですから。


さて試験勉強はどうされていますか。
この時期、講座やコーチングで以下の様な声が聞かれます。

「試験勉強を始めたけど気分次第の行き当たりばったりで・・・」
「計画的に勉強したいけどやり方がよく分からない・・・」
「学習計画ね、作っても計画倒れになりそうで・・・」

以上のように皆さんの中にも同様のお嘆きがあることでしょう。
今回は合格する学習計画の要点を一緒に再確認しましょう。



皆さん、貴方は勉強をどのようにおすすめだろうか。それに対して、年末に向かうこの時期でなくても、仕事や私事において色々とあることから「計画的に勉強できれば苦労はしないよ」とお考えであろうな。

一方、仕事はすべからくある期限で設定した(させられた)成果を達成する計画にそって進めているはずだ。そうでなければ時を待たずに閑職に追い込まれる怖れを否定できない。それからすると以下の様に言えるだろう。

「結果を望まれる仕事は計画的にやっているのに、
 合格が望まれる試験勉強はなぜ計画的にやらないの」

受験生の学習計画は事業計画に似る。各受験生は無限と有限との間に佇んでいる。合格を目指せる可能性を無限に蔵している。だが、それを目指す為に蔵する知力や体力、時間などの資源を有限とせざるえない。だって受験生も人間だもの。

合格を目指して有限な資源を有効に活用する為に何らかの方策は必要だろう。そこで仕事にならって試験勉強も進める学習計画は、これを合格を目指す為に実行可能な形で立案することが得策だろう。

とは言え以下の苦悩が目に浮かぶ。
「学習計画ってどうやって立案するの・・・」
「学習計画って計画倒れになるから無駄かも・・・」

なるほど、結局は一夜漬けを繰り返した学生時代の経験からすると、特に後者は頷きをさそうと想像できる。かく言う僕も合格するまで後者に属し続けていた。しかし、ある時、ひとつの気づきに基づいた学習計画を立案した。それを実行した時に合格を果たし得た。

その気づきとはこうだ。
「やればできることを決める。
 決めたことはできることだからその通りにやる」
 
以上は考えてみれば当たり前。例えば、朝起きたら、顔を洗ったり歯を磨いたりすることに似る。また、食事の前に、「いただきます」と言ったり職場に出勤したら「おはようございます」と挨拶したりすることと同様。決して根性や気合いそして道徳論を持ち出すまでもない。

合格を目指した学習計画もそれらのことに似る。時間を縦糸に、やればできるカンニングやリンキングそしてリピートなど各種の学習法を横糸にする。それらに基礎付いた勉強が織りなすだろう模試や答練で達成したい得点など合格に至る中間の目標として立案する。

但し休日に合計で16時間時間ある学習法を実施するような学習計画は知力や体力からして言うまでもなく無理ゲー。そうするのではなくて「決めたことはできることだからその通りにやる」からして「やればできることを決める」ことが大切。

その好例が大谷選手が高校時代に設定したドラフト一位で8球団に入団する目標を彼自身がやればできることとして8つに細分化したもの。8つを構成する「体づくり」から「メンタル」まで各項目で、例えば「体づくり」ならそれを「体のケア」から「柔軟性」までさで更にやればできることとして8つに細分した方式。

試験勉強でやればできることとは何かを具体的に説明する。例えば、資格試験の勉強で中核をなす過去問の解き方を確実に覚える為に、記憶の機構から最低でも5回繰り返して過去問を解くのがリピート勉強法だった。一級建築士の受験生が盤石を期して過去10年分の過去問ににこの勉強法を用いるとする。これに要する時間は以下に見積もれる。

125問/年×10年×3分/問=18750分(約312.5時間)
 1)上記を90日で完了する場合は約3.5時間/日
 2)同上を120日で同様にする場合は約2.6時間/日
 3)同上を150日で同様にする場合は約2.0時間/日

ご注意である。3分/問は、受験時の時間配分とリピート勉強法の一回目から五回目の平均、双方を考慮した時間だ。加えて、過去問の解き方に関わる関連情報を再読したり調べたりする時間は学習の習熟度によって異なる。もちろん別に必要になる。「一日に2時間の勉強なら楽勝」とは決してならない。それ以上の勉強時間が必要となる。

前述から仕事をしつつ、平日と休日とに使える時間を視野に入れる。無理をせずに心身共に健康な状態を担保できる計画を案じる。そのように「やればできることを決める」ことで合格を目指そう。時間的な余裕を可能な限り持てるように一日でも早く学習計画を立案したい。これにそって一日でも早く勉強をし始めることが肝要な訳だ。

全体的に言えば、仮に合格を目指す為に勉強に八百時間を要するとしよう。それを来年から8ヶ月で完了することと、今年から9ヶ月でそうするのでは、月あたりの学習時間を明らかに異なる。両者の間で「やればできること」の度合いに差異が生じるからだった。

最後に「やればできること」を合格の為に組織化した学習計画はこれ自身の性格からしてこれを実行することは容易いはずだ。だからこそ、「やればできること」でもあるに関わらず、「できない」ではなく「しないことができる」勤勉さや有能さの結果としてこれを実行しない行為は自らに精神的な強い痛みをもたらすだろう。

だが、これをその通りに実行することは、決めた事がやれたことによる「私の思考は現実化する」と言える自己信頼つまり自信を確実に構築する。結果として「やればできること」の一端である合格すると言う自らの思考に対する確かな自信も涵養してくれる。



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【合格を目指して直ぐに勉強を始められる方法とは】

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年11月12日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

暦は既に立冬。
街では気の早い電飾も輝く季節となりました。
クリスマスのことも気になる時期かも知れませんね。


一方、試験勉強の調子はどうですか。
むしろ「勉強はお始めですか」と聞くべきでしょうか。
と言うのは次に続くお悩み相談が断続的に到来しているからです。

「一日でも早く勉強を始めたいのにそうできない」
「来年からでは遅いと分かっているけど勉強できない」
「ぐずぐずしていると前と同じになるのに勉強を始められない」

合格に有用な資源のひとつは時間。
合格を目指せるように上記の問題は解消すべきでしょう。
よって今回は今すぐに試験勉強を始められる方法をご案内した。



皆さん、試験勉強の開始はどうしているだろうか。

なるほど「オレ・アタシはもうやってるからそれって関係ない」かもしれない。仮にそうならば合格を目指した勉強のご継続を期待しておく。しかしご相談ようにお悩みの受験生もそれなりにあると想定できる。

後者の皆さんは以下のようではないだろうか。学生時代テストの日程を明確に自覚していたのに勉強できなかった。社会人になっても期限を確かに把握していた仕事に手が着かない。私事でも年賀状のような早期に始めた方が良いことができない。結果その様な心的な惰性が受験勉強にも及んでいると考えられる。

そう想定できるにしても次のことは言えるだろう。
「後で始められるのならば何故いまから始めないの?」
そう考えることが勉強の先延ばしを解消することの第一歩だ。

確かに「分かちゃいるけどそうできない」と言いたいだろうね。だが、それは「そうしないことができる」能力に付帯する言明である。決して怠惰や無能の告白でなく勤勉や有能から来る宣言と考え得る。「分かちゃいる」と言明しながらも、そうしない能力をご発揮であるから。

そう推論される上記の能力、有能や勤勉が発揮される訳は何か。それは動機づけに関して頷けるNLPが示唆する「不愉快な状況から逃れる為に、あることをする為の動機づけが発動する」ことだ。

試験勉強で言えば、「分かちゃいるけど勉強できない」とする方々はそれを始めないと試験に間に合わないギリギリの期限になると、赤点や不合格になるという不愉快な状況から逃れようとする為の動機づけが強烈に起動していた。そうしたことを経験知として有さていることから「○○だけどそれができない」と表面的にされる。

ご案内の通りにその動機づけは「もうやらないと駄目だ!」と言う不愉快な状況を逃れようとする強烈に発動する。これを頼りにする諸氏のお尻を蹴飛ばされてやっと勉強を始めさせてくれる。だが望ましい成果を得るために最良の資源である時間をとうの昔に喪失させるから、その結果は勉強や仕事、家事で繰り返してご経験の通りだ。

だが、そうしてなってしまうのは、慣れ親しんだ動機づけに頼り続ける勤勉さ有能さに由来する。とは言え、試みるとより有用だと分かる動機づけのあることを認知していない為だった。だとしたら、「後で始められるのならば、今からでも始められる」ような動機づけを以下の手順で発動してみることがお勧めできる。

1.「もうやらないと駄目だ!」と何かを始めたが結局のところ嫌なことになった、例えば学生時代のテストや大学受験の勉強、加えて社会人になって仕事で経験した不愉快さを覚えたような一連のご経験を4つから5つほど思い出す。

2.心の銀幕にそれら一連の出来事を天然色で音声と効果音付きの動画で大きく鮮明に次々と「ウンザリもう嫌だ」と自分自身に怒鳴りたくなるまで映写し続ける。すると、それら一連の動画が急に別の見え方になるのでそこで動画の映写を止めて心の銀幕を真っ新にする。

3.その次に試験勉強を思い通りにし終えた望ましい自分の姿を心のスクリーンにフルカラーで大きく鮮明に思い描く。「思い通りに勉強できてうれしい」とその時に呟くだろう自分の声を今ここで例えば好みの歌手や声優のように自分自身を魅了するような調子の声色で聞く。そうして広がるある心地よい感覚を体全体に広げてその感覚を楽しむ。

以上の段階は試験勉強をしない事に勤勉さや有能さを発揮する為のものではなかった。そうではなくて「こうしちゃいられない」と自分自身に対して自然と合格を目指せる勉強し始めることに強く快い動機づけを発動してくれるだろう。



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【試験勉強にも使えるやる気の育て方とは】

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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年10月29日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

はやくも来週から11月。
本日は社労士の合格発表がありました。
受験された皆さん、あなたの結果はいかがでしたか。

前年、その受験者数は38,428人で合格率は6.4%。
つまり、35,968人の受験生が涙を吞んだ結果だった。
これからすると本年も多くの受験生が同様の結果を迎えた。

これで次の合格を目指す受験生は勉強再開に明確な契機を得らる。
それを再開するとしたら、それは何時からでしょうか。

もちろん「今から」と言えるに越したことはない。
時間こそが受験生にとって最良の資源なのですから。
一方「そうできれば苦労はしない」とする方も目に留まる。

その訳として以下の様な声を拝聴してきた。
「分かちゃいるけどやる気を出せない」
「ギリにならないとやる気が出ないのよ」
「勉強を始めていたけどやる気が続かない」
かようにやる気に関する悪戦苦闘が展開する。

勉強にもやる気を出し続けることはどうしたらできるのか。
今回は仕事や家事にも不可欠なやる気の出し方を再確認したい。



今回の主題はこれ。
「やる気を出し続けることはどうしたらできるのか」

そもそもやる気は存在でなく行為の水準で扱うべきもの。
「やる気がある・(出)ない」と言う有無の問題ではない。
そうではなく「やる気を出す・出さない」とする後者の課題。

更に言えばそれらの問題を超えてやる気は更なる水準にある。実際、休み明けになればやる気に左右されずに通勤しているはず。職場に着けばそれに関係なく渋々でも仕事をしているはずだ。帰宅すればそれを度外視して洗顔したり歯磨きをしたりするだろう。それらのことにいちいち「やる気だ」と私たちは気色ばでいない。

そうしたことのできる訳とはいったい何か。そうすることが普通や常識、当たり前だからだ。何かを繰り返した結果がそれをすることが、しきたりになっている。やる気に影響されずに繰り返してきた何かを自動的にさせている。気づいてしまえばあっけないが、やる気の深層はそういうものなのだ。

そうなる仕組みは前回に触れた心的な恒常性の維持だ。端的に言えば前述した「普通や常識、当たり前」である。それらに当たることをすることで更に恒常性が維持される。恒常性が維持されているから普通や常識、当たり前ができる。そうしないと気持ちが悪い。そうすると気持ちが良いのだ。

「やる気がある・ない」や「やる気がする・しない」と言うこと、それらと無関係にやる気に関しても同じくして恒常性維持の弾み車が周り続ける。であるからして、やる気の弾み車を回すにはまず何かを繰り返こと。

それはやれば確かにできることをやると決めてやることだ。するとやればできる事だったので、当然ことだがやれて弾みがつく。弾みがついたら再度やれば確かにできることをやると決めてやる。そうしたことを繰り返している間に普通や常識、当たり前が息づく。「やる気がある・(出)ない」と無関係にやるべきことがやれる。次の日も同様にする。

事例を挙げておく。勉強の時間になったら何れにしてもやればできる事を決めてやる。例えば、とりあえずまず机に向かう。それ以外のスマホを弄ったり雑誌を読んだりネット徘徊をしたりは決してしない。そうではなくて、とりあえずただ机に向かうことはやればできるはずだから、ただそうする。すると当然だかやれるはずだ。

そうしたらやれば確かにできる別のことをまたやると決める。例えば法令集を無理に一章を読むのでなくで例えば一節を読むと決めてそうする。すると読むことに弾みがつくので次も同様にする。また次も同様にする。法令集を読むことでそうしたことを繰り返す。結果やる気と無関係にそれを通読できる。

以上の様にやればできる事を次の日もまた次の日も繰り返す。すると、やる気とは無関係にして仕事も家事、そして勉強も普通・常識そして当たり前として行える。これが心的な恒常性維持の手柄なのだから。

最後に、やればできる事を次の日もまた次の日も繰り返すことが、実は実行可能な学習計画を立案する時の要諦。だが、ここで紙面が尽きた。それについては後日にご案内したい。



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