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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年5月12日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らに合格者たり得た勉強をさせた。
NLPはその勉強法に共通する型つまりパターンに注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。
ご機嫌よう。
2週間のご無沙汰でした。
NLP資格試験コーチの近藤です。
大型連休も終わって1週間が経とうとする今、
試験勉強の進捗はいかがでしょうか。
「連休『も』思い通りに勉強できたからバッチリ」
そう答えられらる状況ならば何も言うことなし。
その状況を受験まで維持されたい。
「連休でも勉強が捗らなかったから必死で挽回しなくっちゃ」
そうお考えであれば大いに頑張ってください。
が、しかし、チョットまって欲しい。
実は「勉強を頑張ったのに不合格だった」と嘆く受験生は実に多数。
一級建築士(学科)のそれは約8割、社労士の受験生は約9割がそれに該当。
頑張りようを誤ると上記に当たってしまうのだから。
ではそうなってしまうことは、どうすれば回避できるのか。つまり不合格でなくて合格を目指せるのか。それには、戦線で地雷の在りかを知る兵士は自らを守れる様に、確実に合格を目指したい受験生はあることを事前に知る必要がある。
今回は不合格になってしまう受験生の特徴を再確認したい。
「連休も毎日15時間の勉強をした」
「連休後も通勤時間を含めて毎日5時間の勉強をした」
そのような受験勉強をしたにもかかわらず不合格になる受験生が数多。
事実、前述のように一級建築士で約8割、社労士で約9割の者がそれに該当する。
では、かの人たちどのようにして望まぬ結果を招いてしまったのか。
結論、不合格になる者は不合格になる勉強をしたからだ。
「ケッ、それってナニよ」とお怒りだろうな。
以下に説明する。
不合格になる試験勉強とは以下の通り。
1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた
2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した
3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した
1.試験勉強の要諦を外した勉強をし続けた
これは不合格になる受験生がそれをしている自らに気づかずにやりがちなこと。逆に合格する受験生は上記をしている自らを正すことができた。つまり試験勉強の要諦を保持し続けた故に合格者たり得た。
では試験勉強の要諦とは何であったか。それは一題でも多くの問題で「誤答を正答に転じること」だ。問題とは参考書の例題や模試(答練)の問題、そして過去問集の問題だ。これらの正答率を受験期に向かって着々と右肩上がりで向上させる。特に過去問集、最低でも5年できれば10年分のそれを繰り返し解く過程で正答率を合格基準に照らして確実に満たせることを目指して上昇させることだ。
しかし、そのことを失念、具体的には「オレ・アタシは勉強しているよ」と先の要諦を外してただ過去問集を繰り返して解くことを続けてしまう。「もう5回も繰り返して解いたから本番もイケそう」と無根拠な自信を有してしまう。その結果「あんなに勉強したのに不合格ってナニ」と怒る。的を狙わずに放った矢に向かって「なんで的を外すのよ」と怒るお門違いな射手のようにだ。
ズバリ、「誤答を正答に転じること」をしていない自分を認知せずに勉強時間を稼いだり「過去問をもう7回も解いた」と解答数をただ増やしたりする試験勉強をする受験生は哀しい事にそうした努力に相反して不合格に陥る。極めて哀しい。
2.試験勉強の核である問題解答を感覚的に継続した
では、1の様な状況に陥るのは何故か。その答えは上の通り、つまり「この事例ならあの法令からしてその選択肢が正解だ」と筋道を立てて正答に至る解答をするのでなくて、「これって以前に解いた問題みたくこれが正解って感じ」と感触的に問題解答を非論理的にし続けたことだ。「この手の問題って何時もの調子で解けばイケちゃう」と何時ものノリで解き続けた勉強だ。
試験勉強の核である問題解答は、設問が提示する対象に対してこれを解釈する法令や算法と言った根拠、それら組みあわせから構築した論理によって筋道を立てて正答に至ることによりこれを行う。決して感覚的に行うべきでないことはご案内の通りだ。そうしたことを自らが正しく行っていることは、それを明確に言語化できているか否かで自ずと気づける。正答に至る過程を説明できない勉強は駄目だ。
試験勉強の核である問題解答を感覚的にし続けて不合格に陥る受験生は、正答に至る過程を説明できない勉強をし続けているにもかかわらず、ただ過去問を繰り返して解くことに勤しんだり、法令集を繰り返して読むことに満足したり、予備校の講義に皆勤したりすることを良しとするだけ。そうするのでなくて問題解答を論理的に行い続ける。正答に至る過程を明快な言語化に至らせるべきだ。
3.効果測定をおざなりにした試験勉強を精神論で続行した
試験勉強の効果測定とは何か。それは勉強時間や問題の解答数が右肩上がりになり続けることか。勿論、それらの数値を図ることは効果測定の一端である。しかし、決して試験勉強の核心でない。そうではなくて、試験勉強の効果測定とは、模試や答練あるいは過去問集に於ける正答率を測るべきもの。「勉強時間は○○時間」や「問題解答は○回になった」と本質からずれた効果測定をしても無意味だ。
加えて、「○回目の過去問解答で正答率は合格基準の○点を満たせている」とする様に、「この調子ならイケそう」と決して感覚に溺れるのでなくて、厳正に客観的に測る数値で判断する。ところが、不合格になる受験生はこれをないがしろにする。「今の感じでガンと行けば合格よ」と数値でなく受験勉強に於いて無意味な根性や気合いなど気持ち任せつまり精神論の勉強をし続ける。
以上3点に渡って勉強していながら不合格になる様子のご確認を賜った。
いかがだっただろうか。
仮に1つでも思い当たる節があるのならば、
今からそれを正すことは決して無駄とはならない。
7月や8月、夏期の受験本番までまだ使える時間はあるのだから。
皆さん、貴方の健闘を祈る。
グッドラック!
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月7日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで受験勉強を支援します。
新年度が始まった。
新人がやって来たわ、
新規事業が始まったよで大変。
それは無くても、
前年度より高い成果を求められるわ、
思ってもいなかった役職につかされたぜでもう大変。
「そんなの関係ない」とは言え、
花粉症は去年よりも酷くなって実に大変。
あるいは年度替わりのストレスで体調が・・・。
等々あれこれと様変わりする卯月。
一方、夏期に受験の予定なら、試験勉強は言うまでもなく終盤期に突入した。合格を目指せる得点力を体得すべく是非ともこれにはげみたい。これに関して・・・勿論この時期に限らずだが・・・以下のお悩みが多発する。
「毎日3時間の勉強をしているのに模試の得点が上がらない」
「休日は15時間も勉強しているけど模試の点数が乱高下して心配・・・」
「予備校は皆勤でノート取りも真面目にやっているのに模試で点数が伸びない」
どうした事だろうか。各訴えの前段が真であるならば後段は極めて深刻な事態だ。そうした状況にどう対処すれば合格を目指せる得点力を獲得できるのか。
今回は合格点をとれる勉強とは何かを再確認したい。
その前提として以下の問にマジメに本気で向き合ってほしい。
「勉強をしている!つもりですか??」
換言すればこうとも問える。
「勉強をしているフリをしていないか」
「点数を取れない勉強の何が勉強していることになるのか」
試験勉強の核心は得点を増やす、つまり誤答を正答に転じることに尽きることから、上の問を発した。冒頭の問はともかくも次の問で少しでもウッとなっていないだろうか。その感覚を少しでも憶えているならば、自己改革に必須の自覚がある証左なのでまだ現状打破を見込める。我々は痛みから多くの学びを得るからだ。
そもそも試験勉強をするのは何の為か。教養を身につける為か、人格陶冶をする為か。あるいは異性の注目を獲得して婚活を有利にする為か。派生効果としてはそういう目的もあり得て然るべきだろう。
が、しかし、その答えは本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ。当たり前過ぎるがこれが核心なのでもう一度以下で繰り返す。試験勉強をするのは「本試験で合格基準を満たせる点数を取る為だ」った。であるから、その為に資することのない行為はこれを勉強と言わない。勉強ではなく「勉強をしているフリ」だ。
そのフリに対比する行為とは例えばこうだ。
・模試や答練で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・模試や答練で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
・模試や答練で合格点を見込めているけど予備校の受講は行ける時だけ
各行為の前段を利用できない状況なら、模試や答練の代替となる過去問集を使って試験時間も本試験と同じく設定した一人模試をすることに置き換えて考えてみよう。つまり先の行為は以下となる。
・一人模試で合格点を見込めている毎日の勉強は通勤時間だけ
・自前模試で合格点を見込めているけど休日の勉強は平日と同じ
以上をここでまとめる。何れにしても、計画した進捗を満たせていない仕事がそれをしているつもりであることと同様に、合格点を見込めていない勉強は真の勉強でなく単なる偽の勉強であり、要するに「ふり」または「つもり」だ。
では、以上のことを真に自覚できたとしよう。
「じゃあどうしたらいいのよ」と怒声で問いたいだろう。
だったら、それにたいして本気で真面目に大声でお答えしよう。
その答えを結論とする。過去問集を自力で解けて解けた過程を自力で説明・・・それは言語化すること、つまり思い出したいことが喉まで出かかっている状態とは真逆に本試験で正答を得る為に資する事項を自在に心の中で言葉にすることが・・・できる勉強をする。過去問集と書き記したが、幾つかの過去問でなく、過去問集の全問だ。例えば5年もしくは10年分の過去問、全問に対して先の勉強をすることだ。
と言うと、例えば一級建築士の受験生ならば、「10年間の過去問、1250題でそれをするのって無理ゲー」とご立腹だろう。だが、正答することに先の言語化を特に要する論理系科目の問題数は法規と構造との各30問の内、前者は全問だが後者は計算問題の約10問なので、合わせて40問/年となり10年分で400問だ。大学受験で数千の英単語の意味を覚える・・・つまり言語化する・・・ことに比べれば高々それだけ。
「言語を使わずに何かを思考しなさい」と聴くと、「そうするのって何よ」と即座に内言してしまうことから、思考は言語。思考はその実体として「アレってこのことか」と理解すること、その結果である「アレってこうだったよね」と想起することして人は認知できる。何れにしても、認知したことの言語化に与っている。特に本試験中に想起したい対象は言語化すること無しにはあり得ない。
前述したように過去問集の全問に関して自力解答と自力説明をする事により、本試験で設問の7割が・・・これに正解できれば各受験科目の合格基準を満たせる。かつ応用力も体得できるので総点でのそれも満たしやすい・・・過去問の組みあわせで出題される本試験に臨んで、大いに合格を見込めるのだった。
であるから、例えば自力でなく解答解説をチラ見ながら過去問を繰り返し解いたとしても、解答力の体得にならないので、これは勉強をしているフリやツモりだ。仮に、過去問集を既に5回以上も解いたのに、論理系各問の解き方に関して何故にどのようにして正解に至るのかを自力で解説できなければ、解法を理解・記憶しているのでなく「答え」を丸暗記している状態つまりこれは以下同文だ。
今回は辛すぎた。
最後を丁寧に述べて終わりたい。
過去問集を自力で解けて自力でその解法を説明できる勉強をしませんか。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月23日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
合格者たちは目的に合った勉強ができた。
NLPはその方法と特徴に着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供します。
本日、当地も、
断続的な降雪の空模様。
各地でその天候が終日見込まれます。
戸外で足下の滑りには十分にご用心ください。
転んで足腰、下手をすると頭蓋骨を痛めかねない。
そうなってしまったらしたい勉強もやれなくなります。
結果、試験に滑っては笑い話にもなりませんから。
今年も残すところは10日を切った。
新年からの勉強開始を受験生に考えさせる。
これから勉強を始める方から頻繁に賜る質問はこれ。
「合格するのに何時間の勉強をしたら良いですか」
「絶対合格したいので何時間の試験勉強が必要ですか」
マジで合格をしたいのなら上記の質問は前提を誤っている。
本当は既に勉強を始めていなければならない。
「あと何時間くらいの以下同文」
そう問うべきなのだから。
そうであっても諸般の事情をして新年から勉強を始める。
それも1つの現実だろうから先のご質問にお答えする。
今回は合格するのに必要な勉強時間を再確認したい。
結論から述べたい。
その時間は一般的に言われるそれでない。
社労士や一級建築士の受験生は最低800時間と言われる。
あくまで一般論であって個々の受験生に於いて異なる。
その結論とは全過去問を正答できるようになるまでの時間だ。
その理由は以下の通り。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
以上を続いて少しく説明する。
1.本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせ
お案内の通り本試験の設問は前例主義で仕事が進む行政の関係機関がこれを作成する。過去10年分の過去問を俯瞰すると前例主義が色濃く反映して7割が過去問に関係しだ組み合わせた。これに正答する受験生は自動的に各受験科目の合格基準を満たせるようにしている。難易度が急変することに対する社会的な批判も回避できるのだから。
2.各受験科目の合格基準得点はほぼ6割で満たせる
その根拠は前述の通り。一級建築士なら、その基準は各受験科目で大方が過半以上だ。各受験科目で7割に正答できたとしたら自動的にこれを満たせる。言うまでもないことだ。繰り返すが本試験の設問で7割が過去問の組みあわせであった。過去問全てを正答できる受験生は自ずと各受験科目の合格基準を満たせる。
3.各受験科目の総点の合格基準は1に正答できれば満たせる
「各受験科目で合格基準を満たせても総点でそれを満たせない」
そうした心配や不安を覚えることは絶対に合格することを願う受験生として当然。どう考えればこれを解消できるのか考えてみる。
新出に見える設問さえ組みあわせ方や出題分野が新出・・・前例主義の手前決して各受験科目から離れた異分野からで決してない・・・なだけだ。各受験科目の分野から出題されている。全過去問に正答できる勉強をする受験生は1つの過去問が輻輳的に関連分野を有するから自ずと全分野を克服する。総点の合格基準を満たせる得点力を体得可能となる。
現実的に今回の結論としての全過去問を正答できるまでの勉強時間は各受験生で異なる。そうできる知識や技能の多寡という前提から違ってくる。初学者や再受験生でその前提が確かに異なる。一概に例えば800時間と一括りにすることは早計すぎる。仮に800時間の勉強をしたとしても全過去問に正答できていなければ合格の困難さは不可避。
お求めの勉強時間はこれを以下の様に公式化してみる。
勉強時間 = 質 X 量 X 集中度
仮に合格に資する勉強の量を800時間とする。質が1かつ集中度も同値なら算定される勉強時間は800時間。質が1でも平均的な集中度が0.5ならそれは実質400時間だ。少ない勉強量で合格の勉強時間を得るには質と集中とを高める。だとすると勉強中にスマホなどを迂闊に弄る余裕など決してない。以下で異なる視点から論じる。
質は過去問に正答できる解法を構成する根拠や事例の理解や記憶だとしてみる。それらの理解その結果である記憶次第で大きく変動する。量は過去問を5回解くより7回解くと増えるようにつまりは過去問を解く回数だ。それを補助する知識を身につける為の参考書や法文集を読んだ回数だ。集中度は前段の様に質や量の実質を決める勉強の姿勢だ。
以上から質や量そして集中度を確保するにはよほどの秀才を除きそれなりの経験を要する。「来年から本気で勉強するつもりなら何故に今からそうしないの」と繰り返して皆さんにそうして貴方に問うてきた。合格するのに必要な勉強時間を気にする暇があったらこう言おう。
「本当に合格したけりゃトットと勉強しろ」
皆さんの健闘を祈る。
Good Luck.
最後に事務連絡。
来週30日を休刊にします。
来年6日にお会いしましょう。
今年もお世話になりました。
合格を目指せる新年をお迎えください。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月16日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。
今月も既に中旬。
直近、三連休の天候は荒れ模様との予報。
気象関係によれば、台風は九州、中国地方を直撃する見込み。
一方、受験勉強をしている皆さんにそれは別の意味もあり得る。
例えば、悪天候の懸念から遊びの誘惑を経ちやすくもある。
雨の降る前から地固まると言った感じかもしれない。
そうでなくても災害のないことを祈るばかり。
さて、この時期(でなくても)よく賜るご質問はこれ。
「正直、楽な合格法ってどうすれば良いですか」
「ぶっちゃけ、楽して合格する方法って何ですか」
「苦労せずに合格するのってどうしたらできますか」
皆さん、あなたはそれをどうお考えであろうか。
正味の話、そうした方法があるに超したことはないはず。
初受験から合格するまでの長期間、僕も同様に思い続けました。
今回はあなたも楽に合格できる勉強法を確認しよう。
結論。
その勉強法は合格基準を満たせるようにすること。
例えば、開示された各受験科目の得点でその基準を満たすこと。
加えて同様にされたその得点の総点で以下同文。
その基準は試験の実施機関や受験予備校の示すもの。
例えば、今年に実施された一級建築士・学科試験で合格基準点は、計画が11/20点、環境・設備が11/20、法規、構造が16/30点、施工13/25点、総合91/125点。各受験科目で過半以上を得点し、かつ総点を百点満点に換算して73点以上を得点するようなことだ。
「本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は1点以上、国民年金法は2点以上)である者。択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上である者」と令和3年度、社会保険労務士試験の合格基準はしていた。
なるほど、「それって全然楽じゃないわ」とご立腹だろうか。しかし、「真面目に勉強したから合格」「一生懸命に以下同文」「チャンと以下同文」などするように抽象的な基準や「有資格者として相応しい人格者だから合格」とする曖昧な基準を目指すよりも、客観的な指標である得点を満たせるように勉強すれば合格するのだから随分と楽だ。
不真面目だろうが全く一生懸命でなかろうが全然チャンとじゃなかろうが人格者でなかろうが、合格基準に達すれば合格だ。満たすべき基準は明確。それに対する勉強の到達度を模試や答練などによって定期的に測りさえすれば、無理な気合いや根性は断じて不要。基準到達に必要な勉強をしさえすれば合格する。でだ、ご案内は楽な勉強法なのだ。
それにご納得いただけたとして、合格点を満たせる勉強法と何か。続いて具体的にこれをご案内する。練習問題、最終的に過去問集において、本試験の設問はその7割が過去問の組みあわせから作成される資格試験の特質からして、過去問集で誤答した問題を全て正答に転じられるように勉強する。その答えでなくてその解き方を憶える。
では一概に過去問と言うとどうか。それは初学者にとって茫洋としてつかみ所がないように思える。だが、これは暗記型と論理型とに大別できる。決して恐れるに足りない。むしろそれに応じた勉強をすれば良いのだからどうすれば合格できるかと気に病むことは全くない。
前者は問われる事項に合致する情報を憶える。問いに正答できる情報を想起する方法、つまり解き方を憶えさせすればこれに正答できる。どのみち暗記すれば得点が容易だ。これを克服できない受験生はやれば必ず取れるはず点数を取れないので合格の望みが薄い。暗記型はこれを克服できれば正答できるのだから極めて楽だ。
一級建築士の学科試験なら、計画や施工の設問は大抵が暗記型に属する。頻繁に出題される項目で自分がまだ暗記していない項目さえ憶えれば、その問い7割を正答することは容易い。応用力も涵養できるので満点に近い得点も決して無理でない。楽にできるたろう。
暗記ものを克服するコツは大学受験などで既にご経験のはず。兎にも角にも暗記対象を繰り返して見聞きしてこれを暗唱すること。試験時間ないで暗記問題の全てを正解できるように正答に資する情報を短時間で想起できるような暗記をしよう。例えば大学受験、英語の勉強であの有名な英単語集を丸暗記したように。
後者は正答に至る根拠と方法つまり正解への話の道筋を追ってこれを正答できる。根拠は法令や特定の算法、方法はそれらの組みあわせ方だ。暗記型の問題と異なり、「なぜ、どのようにして、これが答えか」を明確に説明できるように徹底的に言語化した勉強をする。
その規範たる解答解説を読解してこれの要点を暗唱する。注意、正答できたからとして自分の解き方を優先しがちだ。そうすると汎用性に欠けるので、決してそうしてはならない。そうではなく、この段の冒頭で述べたように過去問集の解答解説(人によっては予備校講師の解き方)を優先して誤答を正答に転じる為にこれを憶える。
例えば、一級建築士の法規で頻出の耐火建築物にすべき建物の問題は、法22条と法23条、法第27条から出題されるので、それらの法令を正解に至るための適切な根拠としてひけるように勉強する。このような論理型の問題の勉強も勘や感性などつかみ所のないものを頼みにせずとも良い。地道に解き方を憶えればよい。実に楽なものだ。
まとめよう。楽な試験勉強は本試験の設問に正答できるように、過去問の傾向である暗記型や論理型に沿った答えでなく「解き方」を憶える。そうすることを着実に重ねて、例えば各受験科目の得点とその総点とで合格基準とを満たせるようにすることだった。
そうすることは性別、学歴や職歴に無関係でやればできる。かつ根性や気合いそしてキチンと真面目になど精神論にたよらないやれば誰でも、勿論あなたもやればできる。合格することに有用な勉強法となる。
以上、合格に向かって楽に邁進されますように。
Good Luck!
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「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年6月3日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な勉強法を提示します。
論理の使い方次第で脳は活動状態を変えます。
NLPは多様な論理の使い方を具体的に教えるからです。
既に六月。
梅雨の始まりが何かと懸念される頃。
一方で受験勉強は終盤つまり追い込み期。
合格を目指す受験生ならば、
苦手科目の得点はその合格基準を是が非でも超え、
得意科目の得点は総点を一点でも多くに加点可能することが必要。
多くの資格試験は先の2つを合格基準にする。
ですからその必要が生じるのでした。
ですよね?・・・!!
その為に有用な勉強法が可能なら10年分、最低でも5年分の過去問を記憶の法則からして最低でも五回これを解く。本試験の設問、その7割が過去問の組みあわせからつくられることからして、先のそうする過程で過去問の答えでなくその解き方を覚えるのでした。
ところが、過去問をご案内の通りに繰り返し解きながら以下のお悩みが耳に入ることは頻繁にある。
「過去問を繰り返し解き終わったのに模試の得点が上がらない」
「五回も過去問を解いたけど答練の成績が上下して不安」
「七回も過去問を解いたのに応用問題で誤答する」
なるほど、効果の期待できる過去問の反復解答がそれではこの時期にほとほと困ってしまうだろう。この追い込み期は一問でも多く、特に不得意科目でなら特に、合格を目指せる様にその解き方を覚えたいのだから。それにも関わらず、それが先のような困窮をもたらすことは、冷たい言い方となるが、ズバリ言えば自業自得。
何故にそのは自らが招いた事なのか。
それを挽回することはこれをどうすればできるのか。
今回は得点力の上がる過去問の取り組み方を再確認したい。
結論。得点力の上がる過去問の取り組み方は解答後の答え合わせを脳死的にしない。そうするのでなく、脳活的にするつまり「なぜ」「どのようにして」正解がそうであるのかを常に思考してこれを行う。加えて正解に至れる対策をこれまた同様に講じる。
理由。解答後の答え合わせを脳死的にするとは、換言すれば過去問を解いた後、「これは間違い、あれは正解」と解答の正誤をだだ機械的に何の思考も通すこと無しに認識すること。つまり何ら学びのない過去問の取り組みをすることだ。
もちろん、「それで何が悪いの?」と疑念があるだろう。過去問は最低でも五回これを解いた。その度に答え合わせをした。そうする時、解答解説も読んだ。「なのに何故ダメなの?」と思うのは当然だろう。学生時代に試験勉強と言えばそうしてもきただろうから。
だが、そうしていても駄目なものはダメ。それなりに何をしていようが、模試や答練の成績が上がらない、または高下する、そうする事が駄目な訳を物語っている。
本試験でない二者でも、設問の多くは資格試験の鉄則からして過去問の組みあわせから出題される。受験者の合格に資する応用力を試せる様に決して同じ過去問の出されることはない。その為に過去問の反復解答をすることでその力を体得できていない受験者は心の痛む結果を繰り返して目の当たりにせざる得ない。
模試や答練は単なる試問でない。過去問に機械的つまり脳死的に接することで真の解答力を有さない受験者に気づきを促す様にできている。つまり有用な解答力・得点力を獲得するような試験勉強をすることを認識するようになっている。そうでなければ二者の意味がない。そうであるから、模試や答練の成績は過去問学習の可否を正確に断じている。
対策。では得点力の上がる過去問の取り組み方はどうすればできるのか。冒頭の結論を言い換えれば、「過去問の答え合わせは『なぜ』『どうして』これになるの」と必ず思考つまり言語化しながらこれを行うことだ。先のように言語化することは詰まるところが論理、正解に至る話の道筋を一歩一歩と辿ることだ。
正解に至る論理を読解しこれに納得することは実に面倒。だが、応用の利かない解法の丸暗記でない本試験でも使える解答力を養うにはこれしかない。事実、本試験は丸暗記の力でなくて有資格者に資する思考力を試せるように過去問の組みあわせで設問の多くを出題してくる。その実情からして模試や答練もこれにならうことは道理。
まとめ。過去問の反復解答をする時、その答え合わせはこれを行う度に以下のように行われることを再度お勧めする。
・正答しても正答の根拠があっていなければ解答を誤答と認識する
・誤答したら『なぜ』『どうして』そうしたかを思考する
・真の正答に至れる論理構築を自らに課す
その論理構築とは設問の正答を裏付ける事例やその事例を客観的に判断できる法令や算法などと言った根拠を法令集や参考書を単に読み流すのでなく脳活的に読むつまり読解することで記憶することだ。
今回も「これさえやれば合格」と言った魔法のご提示でなかった。それをご期待の皆さんには誠に済まない。だが、以上を述べた。「それができれば苦労はしない」と言いたくなるけんもほろろの勉強法でなければ、受験生が合格を目指す事が叶わないのが現実。「学問に王道無し」と言うように魔法の勉強法はないのだから。
これからの合格をめざす追い込み期、
皆さんの健闘を祈る。
では、また。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年4月29日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。
NLPは有用な学習法をも提示してきました。
有用な学習法とは知覚と言語を効果的に使う脳活動。
NLPはそれらを有機的に使える手法を多彩に蔵するのです。
ゴールデンウィークがスタート。
上手に休暇を取得できたらどうでしょか。
黄金的な週間として連休が10日となる日程にできます。
一方、今夏に受験予定ならば試験勉強は追い込みの時。
試験本番で合格基準を満たせる得点力を身につけたい時期。
不得意科目でそれを超え得意科目で総点を上積みする力を得たい。
だから連休を有用に活用できそうな勉強法のご相談が頻繁に到来。
それらを例示すると以下に続く通り。
「リラックスして勉強をしても良いのでしょうか」
「速読法や記憶法などのノウハウを取り入れた方が良いのかな」
「まとめノートや要点マインドマップを書いた方が効果的ですか」
それらをご覧になってどうお考えだろうか。
確かにそれらのことは得点力の向上に有用と思える。
だが、そうする事はちょっとまって欲しい。
その訳が今回の主題であるのだから。
今回は連休中でもヤッテは駄目な勉強法を再確認したい。
その勉強法とは何か。
直球で結論を以下の3点に分けてご提示しておく。
1.分散的勉強法
・見ながら勉強をする
・聞きながら勉強をする
・気にしながら勉強をする
2.収集的勉強法
・勉強法の収集に注力する
・教材の収集に血道を上げる
3.作業的勉強法
・教材をただ読むだけ
・解答解説に下線を引くだけ
・なんとなく要点マインドマップなどをかく
以下に各項目を具体的に説明したい。
1.分散的勉強法
これは要するにながら勉強だ。勉強と別のこと、例えば動画やテレビを見ながら、音楽を聴きながら、そしてスマホの着信を気にしながらと勉強にのみ投入すべき能力・脳力を分散した勉強の仕方だ。これについてどうお感じになるだろうか。
なるほど、「折角の休日、そうしてリラックスした方が勉強できそう」とお考えだろうと様々なお悩みを拝聴してきたことからして想定できる。しかし、貴重な休日だからこそ脳力を分散する勉強の仕方は決してお勧めしない。
そもそも試験勉強とは何か。それは試験本番で合格基準を満たせる得点力を発揮できる頭を作ること。動画もテレビもBGMも一切ない、ましてや机の上にスマホを出したりしたらカンニングを疑われて即退場させられる試験本番の環境下、合格を目指せる脳力を身につけることだ。よってそうする事に慣れておく為にもながら勉強は一切しない。
そう言われても、「ながらの方が勉強に集中しやすいよ」とご不満だろう。ならば、「動画もテレビもBGMもスマホもない試験会場で設問に正解することにどう注力するですか」とご不満の諸氏にお伺いしよう。さてどうお答えくださるだろうか。
仮にご不満の主旨が正しいとしよう。ながらの状態が勉強に集中することに連鎖つまりアンカリングしているとする。つまり、「ながら=集中(脳力発揮)」の公式が神経回路に構築されているとしよう。だが、試験会場では、公式の前項があり得ない。よって、上記の公式は不成立だ。合格に向けて脳力の発揮されることはあり得ない。
例えば、ながらの状況下、過去問を繰り返し解くことで涵養したはずの設問に正解する脳力である集中力はこれを試験会場で断じて発揮し得ない。よってながら勉強つまり分散的な勉強は不合格を招来する。決してお勧めしないどころか禁止としたかった訳だ。
2.収集的勉強法
休日、ましてや連休中ならば時間はある。平日はできなかった、やってみたかったことをする余裕があることは確かだ。そこで、「あの速読法(記憶法)を覚えればソッコウで勉強が進みそうだからあの講座に参加しよう」「そう言えばあの有名な受験予備校の参考書を買いに行こう」とご予定かも知れない。
そうだね。例えば、1時間で一冊の本が読めたり初対面で百人の顔と名前とを覚えられたりできたら、過去問の解答解説を一瞬で読めたり過去問の解き方などソッコウで覚えたりできそうだもの。それはしなくても、「合格者の○%が当校の生徒です」とした予備校のテキストがあれば受験勉強の遅れも俊足で挽回できそうだものね。
だが、そうした勉強ノウハウや勉強情報を収集することは決してお勧めしない。事実、収集した情報やノウハウ、これらを活用する為には実践することが不可欠だ。つまり本来なら勉強に使うべき時間をそれらに投資することが必要だ。
ところが、それらの収集家にはその為の実践的な行動の見られることがない。「何時でもやれるから後で」とそれらを収集することに時間を使っても実践することに時間を使わず、そうしたことだけに安堵するからだ。実際、ノウハウや情報の収集にウッカリ専念するだけで不合格を重ねた僕や同類の受験仲間達がいた。
それらに当たらなくても先のことに時間をつかう暇があったら既知の勉強法や手元の教材そのものに時間を投資するのが得策。それらの方法や教材はやりきれば確かな効果を発揮するのだから。よって収集的勉強法もやはりお勧めしない。
3.作業的勉強法
確かに、勉強と言えば「テキストを読む」「要点に下線を引く」あるいは「要点をノート(マインドマップ)でまとめる」ことが常識とされてきた。事実、ガッコウでそうする事を見たり聞いたりそしてご自身も実行しただろうからね。
対して、そうした3つに代表される勉強の費用対効果は思わしくない。これを実践した労力に比して得点力を高める効果があまり期待できないことが実に多い。
そうなる訳はこうだ。例えば、テキストを読むことが、単に文字を目で認識しただけで黙読できたつもりになる。そうしなくても文字を声にした音読で正しく文章を読解できた気持ちに浸る。「それで何が悪いのよ」とお考えだろうか。そうすることは情報を右から左に転送するような機械的な作業だ。
その一方、得点力を向上させる勉強とは作業でない。そうではなくて仮に教科書を読んだならば「要点は・・・」とそれを必ず自分の言葉で要約する。テキストの要所を記述としてまとめるのならば、要点と思える項目を単に転記しない。「何を」「どうするのか」「何の為か」と言った論理で要点を組織化(ノートやマインドマップに)する。
無論、そうした言葉や論理を使った勉強が得点力を向上させることは言うまでもない。言葉は思考であり、論理もこれまた思考。試験勉強とは得点に寄与する思考をする訓練だ。試験本番で求められることは設問に正解するような思考することだ。よって単なる無思考のつまり脳死的勉強である作業的勉強をするのでなく思考的勉強をする訳だよ。
以上3点に留意して連休を有用に活用されたい。
受験生諸君の賢明なる健闘を祈る。
Good luck!
最後に業務連絡。
次号、5月6日、本誌を休刊とします。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年2月18日号
こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。
NLPは学習の有用な仕方を提示します。
脳の大切な機能の1つは言うまでもなく学習。
よって、NLPは脳の効果的な使い方なのです。
2月は既に後半へと突入。
加えて他の月よりも数日の短さ。
にげると言われるように足早に過ぎていく。
合格を目指して一日一日を大切に勉強をして「いきたい」。
今夏に受験する場合、この時期は基礎固めの終盤。過去問解法に関する基礎知識に加えてその関連知識も蓄積したい。本試験では後者も問う設問が多くみられる。合格する為に豊かな知識や技能とそれらに対する理解と記憶とを要求するのが資格試験なのですから。
その一方、受験生はその要求を満たすことに困難を覚える。もちろん、「○○って難しい」「XXって解らない」とこの時期に限らず思わず呟いてしまうことがある。しかし、合格を目指し続けたいならば、その困難は何としても克服したい。
さて難所、つまり難しさや解らなさを覚える項目を解消することはどうしたらできるのか。その1つの方法とは「ピンポイント勉強法」。そのことを覚える事項に焦点を絞って理解とその結果である記憶を深める勉強法(いわば脳の使い方)です。
今回はピンポイント勉強法の仕方を再確認しましょう。
その仕方は以下の通り。
1.難所に関わる要点をまず出力する
2.その要点と関連した箇所とに絞って情報を入力する
3.難所が解消、つまり腑に落ちるまで1と2とを繰り返す
以下に詳しく各段階を説明する。
1.難所に関わる要点をまず出力する
難所とは例えば何度か音読しても頭に入っていない項目や何度解いても同じように正解できない例題に関わる項目だ。要点は難所を構成している構造(抽象と具体、原因と結果など)を構成している夫々の要素だ。出力するとはだだ考えることでない。難所に関して、一人語りの解説をしたり図解やマインドマップを描いたりすることだ。
確かに「難しさを感じることを最初に出力するのってムリ」と感じるだろう。しかしそうでもまずそれを出力してみよう。語りや書くことで自分の「無知の知」が解る。何に難しさを覚えるのか何を知らないのか、難所を書く手のとまる箇所から、明確に自覚できるからだ。それができれば次の段階でそれを解消する為に必要な箇所も自ずと直感できる。
2.その要点と関連した箇所とに絞って情報を入力する
入力とは視たり聴いたり触ったりして難所を乗り越える為に必要な情報を脳内に取り入れる行為。例えば、難所を解説した参考書の文章や図解をつぶさに視たり、それを解説した聴覚教材を聴いたり、それを理解する為にデモでペンや消しゴムなど手近にない小物を触ったりすること。音読することは視たり聴いたりを同時にできる。
もちろん視たり聴いたりすることを同時にできる視聴覚教材を使うことも1つの手段だ。しかしこの段階で大切な事は受動的な入力をすることより能動的な入力をすることだ。例えば、難所に関わるテキストをただ読んで済ませない。抽象や具体そして原因や結果などの各要所を読み終えたらばそれを声に出してまとめたり図解したりする。
そうした入力の手段としてお勧めする方法がマインドマップだ。もちろん多彩なそして豊かな曲線を有した枝振りの動的なそれを描くことも難所を解消することに資する。しかしそうする事はお勧めしない。手間暇を要するので限られた勉強時間内でのコスパがよろしくないからだ。この段階で大切な事はより効率的に入力を行うことだ。
「エッ、それって出力することでしょ」とお感じだろう。ご賢察の通りにマインドマップをかく(描く・書く)ことは出力だ。一方、脳機能からすると何かを出力することは実質的に入力でもある。これをしようとすることを確認や修正そして再構築と言うように脳内回路で波状的に循環させて、つまり自己入力を繰り返してだ結果が出力となるからだ。
何れにしても、お勧めできる手段の1つは構造(抽象と具象、原因と結果)を押さえながら省力化したマインドマップを描くことだ。
・鉛筆やシャーペンなどを使って単色でかく
・枝(ブランチ)は曲線でなく直線でかく
・抽象や原因(親枝)から具象や結果(小枝や孫枝)へとかき広げる
・単語で書くことに拘らず句や短文を書くことも用いる
・マインドマップにしにくい部分は図解や漫画にしてみる
ここに付け加える。決して一撃でマインドマップを完成させ様としない。そうすると時間ばかりをようして難所の解消に至らない陥穽に落ちて本末転倒となる。そうするのでなくてマインドマップでかけない箇所、つまりまた理解の進んでいない箇所を自覚できたらば、次の段階に進むことが得策だ。理解や記憶は循環をなして深まるのだから。
3.難所が解消、つまり腑に落ちるまで1と2とを繰り返す
この段階で有限の勉強時間をより有用に使うことからして大切なこは難所が解消できるまでダラダラをこの段階に留まらないこと。「この箇所を1時間で終わる」と時間を限定して行う事だ。
もちろん、「解るまでやらなきゃ意味レスじゃネ」とする向きもあるはずだ。しかし、そうする事に拘るのは、局所を得られてもできるだけ多くの難所を解消するという大局を失いかねないので不可だ。
難所の理解は狭く深く物事を探求することだが、実はご経験のようにできる限りでも広く浅くを繰り返すことでも生じることはままある。後者をすることは、「これってあれを意味するのね」と言うように、他の難所に関わることが今のこれを解消する切っ掛けにもなるからだ。
以上、基礎固めの終盤おける皆さんの健闘を祈る。
春は近い、頑張れ受験生。
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2021年12月24日号
こんにちは。
いかがお過ごしですか。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。
今夜はクリスマスイヴ。
そして一週間すると大晦日。
つまるところ時はあっという間に新年。
一方でコロナのオミクロン株は市中感染を始めた模様。
模様と言うよりも、その感染力からして感染拡大は必至。
これまでのように感染予防を心がけて合格を目指しましょう。
さて試験勉強は好調でしょうか。
そのようにお伺いすると返ってくるよくある問の1つがこれ。
「合格するのにあとどれくらい勉強すれば良いですか」
「合格するのに必要な勉強量ってあとどれくらいですか」
「合格するのに必要な最低の勉強量ってあと何時間ですか」
つまりそれは合格する勉強の量、例えば時間や回数をお尋ねである。
仕事は事前に工数や人工を計画・把握して効率的に行うべきのも。
勉強の仕方についても効率的であるように影響して自然だろう。
息をするように我々の人生について回っていることからして。
今回は合格する勉強について皆さんとご一緒に再確認してみたい。
今回の主題は冒頭の問からして以下の通りだ。
「合格する勉強とはなぜ・なにを・どうすればできるのか」
その結論から言えばこうである。
「合格する勉強とは結果として合格する勉強である」
そうご覧になって例えば以下のようにお感じであろうか。
「ナニ!人のことを馬鹿にしてんの?」
「同語反復、同じ事を繰り返してボケてんの?!」
だが、合格した人は結果的に合格する勉強をした受験生だ。事実としてそうである。以上で今回の話は終わりにしても良い。だがそれではあまりにも抽象的なので合格する勉強を続いて公式して具体的な以下としてお伝えする。
合格する勉強=勉強の【量】×勉強の【質】×勉強の【効果】
左項はご認識のように右項三要素の積。それらのどれか1つが0なら当然に0値だ。またどれかが低ければ合格にもう少しや届かない勉強になってしまう。逆に右項の各要素が等しく高くあれば左項の値つまり合格する勉強はこれ自身の値を合格に向かって爆上げする。では右項の夫々について具体的に確認していきたい。
第一に勉強の量だが、これは一般的に社労士ならば最低でも800時間、一級建築士にしても同程度だ。税理士や公認会計士ともなれば千時間を超えると言われる。しかし、それらの時間は飽くまで一般論であり、合格に資する知識や技能そして経験は各受験生によって色模様が異なる。各受験生で異なることが自然。一概にその値を規定不能。
よって各受験生に共通の指標として過去問集を記憶の法則に準じた期間と回数によって解いてその解法を覚えることをこれまでに繰り返してきた。先の期間と回数を具体的に言えば2回目は1回目から一日後。3回目は2回目から一週間後。4回目は3回目から二週間後。5回目は4回目から一ヶ月後だ。そうして過去問解法の記憶を盤石にできる。
その可能性を準備し盤石にする為に、参考書や法令集を予め読みこむ訳だ。その読み込みも前述した記憶の法則に沿えばよい。但し闇雲にそうする事は何の為に読み込みをしているのかが不明で無理ゲー感を禁じ得ず勉強の意欲を低減するので、過去問との紐付け・関連付けを行う「リンキング勉強法」をご提示していた。
第二に勉強の【質】は集中や気合いなどと言った精神論があっても良いがそれらでない。そうではなくて勉強とは要するに思考することであり、「思考は言語」であることからして、合格する勉強の核である過去問の解法を「なぜ」「なにを」「どのように」解くのかと論理的に言語化つまり自分の言葉で説明できるようにすることだ。
論理的にとは事実や事例、数値とそれを提示した根拠そしてそれらから導かれる蓋然性の高い意見つまり結論、それら三要素から構成される話の道筋が明確な様である。だから論理を構成する最初の要素であるよく出題される事例や数値(計算問題で常識の定数や係数など)は暗記すべきだ。前者を判断する法令の記載箇所や後者を使う公式も同様だ。
であるからして感覚的なただなんとなく過去問の解き方が分かっている勉強をするのではない。で、「え・・・、そんな面倒なことをしてたら沢山の勉強が必要じゃん」とウンザリされるのは推して知られる。自ずと第一の勉強量は一般論的な最低の勉強時間として受験生の前に立ち現れる。第一がなければ第二もなく第二があれば自ずと第一が生じる。
第三に勉強の【効果】はこれまた「良い感じでいけてる」や「バッチリで合格まちがいなし」と言った主観でない。そうではなくてそれは模試や答練の得点が右肩上がりで最終的に必ず特に不得意科目でも8割をとれる数値つまり客観で測れるものだ。それで8割を取れていれば本番で合格基準の得点を上回れる可能性が十分に期待できるからだ。
だから、仮に第一と第二とに不安を覚えても効果が前述の様に現れているなら合格する勉強は成立している。逆に第一と第二に自信を覚えていても第三が上記のような客観性を提示しなければ合格する勉強が不成立であることは言うまでもない。加えて勉強に集中していなくても気合いや根性が入ってなくとも客観的に効果が認められればそれで良い。
以上、合格する勉強はその量とその質とその効果との積であった。「はぁ、結局それって沢山勉強しろってこと」とご失望だろうか。ご賢察のように勉強に王道無しであり、勉強に魔法なしである。
もし勉強に王道や魔法があるとしたら、勉強の量と質と効果を等しく高めること。だから「いいから黙って勉強を始めなさい」と繰り返してご案内してきたのだった。
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