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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年4月21日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。

合格者は自らが合格者たり得る勉強を行えた。
NLPはその勉強法に共通する型つまり特徴に注目する。
合格したい受験生にその型を提案することで試験勉強を支援します。



今月も遂に下旬。
大型連休が目前に迫る。
言うまでもないことだが、
行楽などを気にする場合ではないはず。

その連休は勉強の遅れなどを解消できる時間を多く蔵する。
これを十二分に活用することが叶うのならば、
夏期の受験で合格を目指すことを確実にできる好機にも転じられる。

仮にそうできた結果、
合格を貴方に果たさせてあの時間を振り返って見た時、
「あの期間はまさに光り輝くゴールデンウィークだった」と思えよう。

この時期に限ったことでないが、一方で次のご相談も絶える事が無い。
「決まった過去問の解法だけに頭が混乱してしまう」
「特定の過去問解法だけが理解できないので覚えられない」
「あの過去問って解き方が解答解説を精読しても何だか腑に落ちない」

懸命に勉強していても、上記のようだとしたら、それは実に頭の痛い状況だ。その状態が続くようならば、模試や答練の得点も伸びにくく、勉強の意欲も維持し難いだろう。悪くすると合格を目指すことに挫折するかもしれない。勿論そうなってはならないから何とかするに超したことはない。では、前述のような理解に関する悩みの解消はどうすればできるのか。

今回は混乱を理解に転換する方法を再度ご案内したい。



今回の方法つまり心理技術は、理解をしたい例えば過去問の解法について、それを構成する事例や根拠、その2つから導出される解法などに関わる専門用語や計算方法、そして先の事例や根拠の関連知識を有すに十分な勉強を既に行っていることを前提とする。

加えて、過去問の解法を理解する為に、それに関する解答解説文をまず文全体を通読し、次に行単位で再読し、更に副詞句や条件節に分節して精読するなどして、ややもするとありがちな誤読を正す読解に励んでいることも同様にする。

つまりその技法は決して知識や読解の不足といった不勉強を一瞬で解消するような魔術や秘法でない。そうではなくて、受験生が先の前提を十二分に満たしつつも、例えばある種の計算問題を含む特定の過去問解法について、理解ではなく混乱をまだ有する心理状況を解消する。

以上の前提を満たしているのならば、ご案内の技法は有効性を発揮できるので、次に展開する段階を踏んでほしい。



***** 混乱を理解に転換できる6段階 *****

1.理解している事柄、例えば解法のイメージに関わる要素を列挙する
 ・色合い:無彩色/有彩色
 ・明 度:暗い/明るい
 ・距 離:遠い/近い
 ・位 置:上/下/左/右
 ・動き :静止画/動画
 例えば理解のイメージは「有彩色で明るい動画」だ。
 
2.混乱している解法のイメージに関わる要素を同要素で列挙する
 例えば混乱のイメージは「無彩色で遠くの静止画」だ。
 
3.1と2とを比較して見え方の異なる要素を特定する
 上記の事例では、色合いと動きとが異なる。
 
4.2の要素において1と異なる要素を一つずつ1と同じくする
 ・そうして例えば腑に落ちたような感覚を覚えた要素をメモする
 ・変化させた2の要素はもう一度もとの状態に戻しておく
 例えば距離を変えても変化を覚えなくても色合いと動きとに変化を覚える。
 
5.2に関する4でメモした要素を例えば一斉に以下の様に変える
 ・色合い:無彩色 → 有彩色
 ・明 度:暗め → 明るめ
 ・動き :静止画 → 動画
 上の事例なら、色合いを無彩色から有彩色にしつつ、静止画を動画にする。
 
6.2の事柄が混乱から理解に転じたことを確認する
 ・それが確認できないなら5をあと何回か繰り返す
 ・上記を行っても望む転換が不十分なら他の要素も試す
 
以上をしても理解に転じたかった対象がまだ混乱にあるのなら、それは混乱でなく不理解の状態だ。本技法に関わる前提を満たせる勉強に励むことがより望ましい方法である。

と言うと、「ジャ、この方法を使わなくても、理解が得られるように知識の構築や解法解説の読解といったフツウの事に精を出した方が良いんジャね」とは誠にご賢察である。実際、今回の方法に至る以前に、ご指摘のような実践によって例えば過去問の解法が混乱から理解に転じられる方は多数あるのだから、フツウの事つまり今までの勉強を極めることは時間の有効活用からも大いに大切である。



今回のご案内は以上。
今回の心理技法も読んだだけでの効果はなんら無い。
各種の勉強法と同じく実践し始めてその有用性を発することは確かだ。

最後に、講座で先の技法を実践したある方は「理解をしたかった解法のイメージを静止画から動画に変えてみたら、ストンと腑に落ちるようなった」とのこと。またコーチングで同様にした別の方は「何だか混乱していた解法のイメージを多彩に明るい大きな絵にしてみたら『なるほど』と頷けるようになれた」とのことだった。

勉強についても更なる健闘を祈る!
グッドラック!!



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tml
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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年12月9日号
本誌はNLPの観点から合格を叶える勉強法を貴方に提案します。


こんにちは。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

合格者たちは目的に合った集中ができる。
NLPはその方法と特徴とに着目していきます。
それにより貴方も合格者になれる要諦を提供できます。


何と、ナント。

2週間もすると聖夜。
今年は週末がクリスマスだ。

「だからナニ?!」
そう思ったかもしれい皆さん、
そうでない貴方、勉強の進捗はいかがですか。

この時期でなくても耳タコのお嘆きは以下。
「予定通りに勉強をはじめられなくて・・・」
「勉強時間になっても机に向かえないアタシが嫌」
「勉強しようと机についてもボッーとするオレって駄目」

それって何気に自分の鼻を触れるように分かるよ。合格を果たすまでの長い受験勉強期間、リフレインされるテレビCMみたいに繰り返し思った。新年を待たず勉強に打ち込みたいのにお嘆きのような状態では合格を目指す事の困難を覚えずにおれなかったのだから。やれ、やれ、こうした状態の解消はどうしたらできるのか。

今回は合格を目指せる勉強の取り組み方を再確認したい。



結論から述べたい。
それはただ勉強をすることだ。
状態の如何を問わず合格を目指せる勉強をすること。

ただ、状態の如何を問わずとは、根性や気合いあるいは集中や意欲の有無そしてそれらの度合いにかかずらわないことだ。根性や気合いが入ってなかろうが、集中や意欲が低かろうが、そんなことは無視できなくても小脇に抱えながら、過去問の誤答を正答に転じる勉強をする。こうすることが冒頭のお悩み群に対する結論だ。

以上、オワリ!



では分かりづらくもあるやもしれぬので続いてその訳をご説明する。例えば、令和4年・社労士の合格基準は以下のようにされていた。

本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たしたものを合格とする。
① 選択式試験は、総得点27点以上かつ各科目3点以上
② 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者
※上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである。

以上を繰り返しつぶさに精読されたい。いかがだろうか。それらの文言の中、「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をして受験に臨むことを条件にする語彙があるだろうか。言うまでもなく1つとしてない。あるのは得点つまり客観的な指標のみだ。



「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしていなくても合格基準をみたせれば貴方は合格だ。この事実は他の資格試験でも同様だ。事実、一級建築士、税理士や弁護士の受験生だから「チャンと」「キチンと」「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強の必要がある訳でない。

「いい加減に」「雑然と」、「不真面目に」あるいは「ボーッと」「やる気がなく」受験勉強を本試験まで続けていようが、先の合格基準つまり合格点を取れる...その方法は誤答した過去問の全てを正答に転じる...勉強をしていれば合格。何の問題も悶着もなく貴方は合格を果たせる。勉強をしている時の態度や心理状態などどうでも良いことだ。

なにも机に向かわずとも誤答した過去問の全てを正答に転じる勉強ができていればそれで良い。例えば、ソファーに寝っ転がっていようが、コタツでゴロゴロしていようが、彼・彼女とイチャイチャしていようが、あるいは寝ぼけ眼でボーッとしていようが、試験問題の7割が過去問の組みあわせであるから冒頭の勉強ができれば何の問題もない。



むしろ「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をしようと自己啓発本を読んだり普段は気にもしない机や本棚の整理を始めたり試験勉強の本義と無関係のことをする方がよほど問題がある。敢えて言うがそうしようとすることは資格試験の合格基準となんら関係がない。不必要だ。度外視すべきだからだ。

「ったって、集中してなきゃ勉強が頭に入らないじゃない!」

そうご立腹である場合は想定できる。それにお答えする。実際、集中していなくても物事を有用に覚えることを我々は日常茶飯事に行えている。例えば、運転の道順だが、ボーッとやのんびりと車を運転していても知らぬ間にそれを覚えてしまえることはよくあることだ。なのに試験勉強の時だけ集中に拘ることは事の筋目が通らない。

気にしていることに関して検証してみることだ。例えば、集中の状態とそうでない状態、その2つでどちらが誤答した過去問を正答に転じた数値が高いのかを。実際に比較してみると、注意散漫な状態が先の数値が高かい場合もある。必要十分条件でないこともわかる。要するに「集中だ」「気合いだ」と気にしなくても良い訳だ。

更に言えば、ボッーとしていたり、気合いの入らずダラーッとしていたりする心理状態は脳科学的な視点で見ると脳がアルファー波、つまり努力を必要とせずに知覚した対象を記憶しやすい状態であったりもする。つまり、勉強の客観的な指標を満たすことに有用なコンディションだったりもする。目くじらをたてることでもないわけだ。



だらだらしてしまうのならば、そうしつつも過去問の解答解説や法令の解説書を読んだり、あるいは聴覚教材を聞いたりする。繰り返すが、そうした勉強でも誤答した過去問を正答に転じる勉強の出来る事は大いにあり得る。下手に集中だと集中することに集中することのほうが内的資力を浪費して、試験勉強本来の目的を逸しやすいのでご用心。

長くなった。話をまとめたい。「チャンと」「キチンと」、「マジメに」あるいは「集中して」「意欲をもって」勉強をすることに注力しない。そうではなくて、それらの状態にあらずとも、例えば雑然と不真面目にそしてボッーとやる気なく勉強をしていても合格を目指せる勉強...それは誤答の過去問を正答に転じる...を続けられよ。

皆さんの健闘を祈る。

ん、健闘と言ってはいけない、
合格を目指せる勉強のご継続を祈る。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年9月9日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法、案内人の近藤です。

本年、中秋の名月は明日。
明後日、東南の空で月と惑星とが接近。

それはホルスト作「惑星」で知られるあの「木星」。
太陽系、惑星の中で最も大きく夜空に王様として輝く星。

21時頃に晴天なら勉強の息抜きに、
その壮大な天体動向をご覧になってはいかがでしょうか。

「のっけからナニ言ってんの・・・?」
「合格法を知りたい時に関係ないこと言うなよ!」
「天体ショーなんか見ったって、合格できねーよ!!」

と言うように反感、違和感を覚えられたかも知れない。確かに、次の合格を目指し寸刻が惜しまれる今、夜空に思いを寄せている場合でもない。しかし、次の合格を目指す為には、時にそうする事も決して無益でもない。前号に関して次の例示したようなお嘆きをコーチングで伺った。それは・・・。

「受験に失敗したことが哀しすぎてタイムマシンなんか乗れない」
「不合格を責める心の声がウザくて未来を想像するなんて無理」
「勉強の失敗を悔やみ続ける心の囁きで勉強に集中できない」

なるほど、そう言う声は実に悩ましい。初受験から合格するまでの10年間、僕も同様な状況にいた。暗闇でも我が鼻先を触れるように解る。とは言え、放置したままで勉強(状況によっては仕事)に専念しにくい。これを悩まずにいられる方策をNLPに基礎付いて探求して解消する答えを見出せる。

NLPは驚きの効果を発する心理技法をも蔵する。
人は心を癒やせないのでなく癒やし方をあまり知らない。
だから私たちに対して効果的な心の癒やしを提供してくれる。
今回は後悔や自責をする心の声や絵に対処できる方法をご案内する。

言うまでもないがこの方法は実践した方にのみ有効。知るだけで終わりそうな向きには以下をご覧になると時間の浪費だ。できればここで読了として勉強や仕事にご専念されたい。



今回の方法は実のところ冒頭に関係があった。
天体ショーや富士山など壮大な景色を視る時の状況や、
あるいは名曲「惑星」や序曲「1812年」を聞く状況を活用する。

例えば、受験や仕事の失敗が心に絵としてことある度に再現する。この場合、そうすることを放置したままでは、その度に強い自責や悲しみ時に自身への怒りを覚えて勉強・仕事に専念しづらい。むしろ心的状態を損ねてまたもやそれらで同様のことをやりかねない。こうした状況を解消したいなら以下の手順を進めよう。


【A】
1.心が安らぐ、壮大な気分を覚えられる情景を心に想い浮かべる
 ・そうするのが難しいならばそれらを画像などを視よう
 ・そうしながら心地のよい気分を十二分に味わう
 
2.1の状況下、その情景の中に小さな画面があるのを想像する
 ・その画面はTVやスマホのそれで自在に操れるものだ
 ・映る絵の色合いや大きさも瞬時に変えられる
 
3.2の画面にあの悩ましかった再演される絵を写してみる
 ・その絵を視る時あくまで1の情景の一部として眺める
 ・もし嫌な感じを覚えるならあの絵の色合いをセピアにする
 ・同様なら加えてあの絵の大きさを画面のなかで小さくする
 ・何れにせよ1の情景のなかで視ることが有用


【B】
例えば、心(頭の中)に受験や仕事の失敗を責めたりクドクドと悔やんだりする囁きがあるとする。この場合も先と同様の経過をただし情景でなくて音声を基盤にして辿る。

1.心が安らぐ、壮大な気分を覚える音声を心に想い浮かべる
・それは名曲「惑星」や序曲「1812年」、テーマパークの主題曲など
・想い浮かべるのが難しいならば実際にそれらを聴く
・そうしながら心地よい気分を大いに味わう

2.1の状況下、その音声の中に小さな音源があるのを想像する
 ・その音源はTVやスマホのそれで自在に操れるものだ
 ・音量や音色、音程を自在に変えられるとしよう
 
3.2の音源にあの悩ましかった囁く声を再生しよう
 ・その音声を聴く時あくまで1の音声をGBMとする
 ・あの囁きは悪影響を下げるために明瞭に聞こえる音量にする
 ・加えて声色を甲高いアヒル声に変えよう
 ・何れにせよ1の音声のなかで聴くことが有用



仮に再演される勉強や仕事を妨げるあの思いが映画的つまり音声付きの動画であるならば、ご賢察のようにAとBと組み合わせて行えば思い通りの有用性を手にできよう。

例えば、月と木星とが接近して視える雄大な空模様にホルスト「惑星」が流れる中で、その動画を音声や画質を自由に変えられるスマホの小さな画面として視聴する様子を想像する。画質は遠い昔を想わせるセピア調にして、音質は暗示効果のないハッキリ聞こえる音量にする。後者はさらに笑えるキャラ的な声色として再生する。

妨げになっている心の絵や声に対して前述した方法を欺されたと思わなくても無料でかつ僅かに数分でできるので実践されたい。するとそれらに即効で対処できる。その絵や声は次に再現されるとしても、以前とはガラリと異なる意味や影響を伴ったものに転じるはずだ。

皆さんが勉強に専念できるようになられる。
そのことを最後に祈念する。
とりあえず不尽



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年8月5日号


暦はもう8月。

今月も資格試験が目白押し。
流し素麺のように次々と到来する。

それらは、中小企業診断士や不動産鑑定士。
公認会計士そして社会保険労務士と相次いで来る。
言うまでもなく、どの資格試験も難関あるいは超難関。

2021年、社労士の場合、合格者数や合格率は、
受験者数が37,306名であり合格者数が2,937名だった。
合格率は7.9%となり、不合格者数は結果33,369名でした。

ご覧になっていかがかな。
「縁起の悪い事を書きやがって」
「不吉なことを読むのって何かムカつく」
そう反感を抱かれることは想定するに難くない。
が、しかし、先に同様のことは今年も到来するだろう。



こんにちは。

冒頭から塩対応でしたね。
NLP資格試験勉強法の近藤です。

NLPは多彩な視点を提示します。
私たちは視点の転換で有用な認知や発見ができます。
NLPは我々を有益な気づきとそれに伴う行動に誘います。



前号で受験後に不合格が予感された場合、
これにどう対応すれば良いかそれを再確認しました。
その対応は受験終了当日やその翌日から勉強を再開すること。

それに対して想定内でしたが以下のお嘆きが散見された。
「不合格の予感が痛くて直ぐに勉強をするのってムリ」
「不合格の痛みが癒えないうちから勉強再開って無理ゲー」
「不合格の悲しみを忘れたら試験勉強を始められそうたけどね」

確かにそう言う感じはあるだろう。初受験から十年目に一級建築士に合格した過去から掌を指すように分かる。一方、泣き言を並べている場合でないことも厳正な事実だ。各受験生は合格の無限な可能性を有しつつも、その可能性を現実にする有限な時間しかない。不合格を実感した時、その時間こそが最も活かすべきだったと痛感されるのだから。

不合格の推定またはほぼ確定される場合、
次の合格を果たす為に勉強の再開はどうすればできるのか。
今回はその為に勉強の再開を直ぐにできるイメトレをご案内したい。


そのイメトレはいつもと違う。
心の中で行うのでなくこれを紙面上で行える。
イメージするのが無理そうなあなたでも簡単にできだろう。
紙と筆記具、そして書き物ができる時と場を用意するだけだから。

下の質問に対する答えを好む形式で紙に書こう。
その形式は文章や箇条書き、マインドマップと自由だ。
正直に素直に筆の進むところに任せて書き進めることが大事。
下手な反省するより以下の答えを取ることが有用でもあるのだから。

以下から始めよう。
下の質問は順に答えるとイメトレとして機能する。
それではそれぞれの自分になりきって答えを書き始めよう。

・合格を果たした今は何年、何月何日だろうか。
・この時、私はどのようにして合格を確認しているのか。
・合格を確認した私は何を視て何を聴いてどう感じているか。

・その感覚を味わいつつ、私は自分をどの様にねぎらっているのか。
・それらの感覚のなかで、あの不合格を振り返ってみるとどうか。
・あの不合格にあった自分にいま言いたいことは何だろうか。

・あの時の自分が最初に行った合格に寄与したことは何か。
・その行いによって排除できた合格に無益なことは何だったか。
・その行いの中で最も顕著にこの合格を確実にしたことは何か。

・あの私はそのことを何時どのように始めたのだったか。
・あの私がそのように始めたことはどのように展開できたか。
・その展開は時のなかで時を通してどのように拡大したか。
・その拡大は合格を果たせた受験にどのように貢献したか。

・それらの展開や拡大、そして貢献から何を学べたか。
・その学びから不合格を予感する現在の私に伝えたいことは何か。
・合格を果たした未来の私は現在の私に最も何をして欲しいのか。



以上の答えから不合格を予感する今のあなたは何したいだろうか。
少し長めの感傷旅行、あるいは年明けからの勉強再開。

そうなんですか、まさかね。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年7月29日号


試験の結果はいかが。

先週末、建築士等の学科試験が実施済み。
正式でなくても、その結果はこれを予想できる。

受験生、当のご本人が合否の感触を最も覚えやすい。
当落の微妙な場合もありつつもその感触は大方が高精度。
結果「ヤッパ駄目そうだ」ならその感覚はほぼその通りになるはず。

満を持して本試験に臨まれたことからして、
受験生ご自身は肌を通して合否の感触をご実感だろうから。

仮に不合格だとしたら、
次の合格を叶える為には、
これからどうするのが賢明なのか。

NLP資格試験勉強法の近藤です。
NLPは有用な達成手法の最右翼です。
有用な達成手法の多くは内的資源を有効活用します。
NLPは内的資源を巧みに活用できる多彩な技術体系です。



夏の受験実施が真っ盛りであるこの時期。
冒頭のことで多くの受験生が胸に痛みを覚える。

2021年、一級建築士、学科試験の合格率は15.2%だった。
受験者数31,696人のうち26,864人が涙を吞む結果となっていた。
本年も多少の変動がありながらも同様の結果となるだろうからだ。

この時期、
講座やコーチングで、
以下の様なご相談やお悩みの絶えることがない。

「不合格みたいだけど何時から勉強を再会したら良いの」
「次は絶対に合格したいので勉強を始める最適な時期は何時?」
「直ぐに勉強を再開した方が良さそうだけどどうしたら良いの?」

同様の状況にあるとしたら皆さんはどうお感じになるであろうか。
例えばこれまでの事例からしてこうであろう。

「勉強を再開するにしても短期間で合格したいしね」
「勉強を再開するのって大変だから色々と考えちゃう」
「落ち込んでるのに直ぐに勉強を再開する気になれないよ」

受験後、次の合格を目指した試験勉強の再開は、
これをどうしたらその合格をより確実にすることができるのか。
今回は次の合格を目指した試験勉強を再開する時期を再確認したい。



その時期は次の合格を果たす為に極めて重要。
結論から述べるとこうだ。

それは受験終了後すぐである。
できれば受験が終わったその当日だ。
それは無理だとしてもその翌日からだ。

そうする訳は実に明白で多数として存在する。
そのうちの幾つかを以下に続けてご確認されたい。
受験生が自分の弱点を最も鮮明に自覚できる時なのだから。

合格を叶える為に最優先で補強すべきその弱点に関わる他人の決して教えることのできない記憶は、あの忘却曲線が教えるように日を追うにつれ急な右肩下がりとなっているあの曲線の勾配を転げ落ちるように低下する。

一方、その記憶はこれが鮮明なうちならばまたとない合格指南となる。受験生自身の弱点つまり各受験科目、特に不合格の主因であっただろう不得意科目で何をどう勉強すべきであったかを、痛いほど受験生ご本人に自覚させてくれる。これを忘却にまかせて無駄にする手はない。

更に、長期に亘って積み重ねてきた貴重な過去問解法に関わる記憶を敢えて忘却の危険にさらさずに済む。初学者がこれから一つずつ積み上げていくその内的資源を有したままに、次のより確実な合格を目指して再受験街道を邁進できる。

対して、数週間または数ヶ月後、その貴重な記憶が忘却の彼方に去った後、試験勉強を再開すると、手戻りの勉強が必要となる。過去問をザッと解いて自分の弱点を再認識するカンニング勉強法ことから始めることになる。加えて、自分の弱点補強を確実に行う学習計画も1から始めることになりやすく、これまた手戻りで非効率だ。

更に、初学者が絶対に知り得ない最新の出題傾向を直に自らの耳目を持って知り得た有利さがありながら、それを漫然と時を経るにつれて忘却するに任せる事は、いかに愚かなことか言うまでもない。

加えて、不合格の悔しさ、つまり捲土重来の気概を憶えていることは、次の合格をより確実にする為の勉強をする強い動機づけとなり得る。これを直ちに活かさないことは、いかに以下同文。

以上からして再受験の合格を効率的に叶えたいのならば、
試験勉強を再開する時期はできるだけ早期にすべきだった。



もちろん試験勉強を再開しにくい気持ちはあるだろう。しかし、その気持ちに流されるとそれを始めることが更に難しくなる。

下手をすると、再受験の有利さをドブに捨てる再受験生がいる。つまり自分の弱点を本試験で明確に把握している優位性がありながら、「ジブン、再受験だから、来年から始めよう」などとしがちだ。

再受験の有利さがあるのだから、次の合格を果たしたければ、それが活かせるように直ぐにでも試験勉強を再開するにことしたことはないはずだ。であるのに、ご本人に自覚のないことであるが、より確実な次の合格を叶えることを顧慮すると実に困ったことになることは必至。

それでも、「そのうちにベンキョウ始めるわ」とお考えなら、それはご本人のお好みであろうから、敢えて苦難の道を通して合格という頂上を目指すのも「たで食う虫」の教えるところ。お好きな様にとしか言いようがない。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年4月1日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

NLPは有用な動機づけ手法をも教えています。
私達は知らぬ間に無用または有用な動機づけを行っています。
NLPで前者を後者に転じることもできるようにもなれるのです。


新年度が始まった。
年度末と同様に忙しい。

新人のケアはあるわ、
新規事業は起ち上がるわ、
上司や先輩は○○でもう大変。

その一方で今夏に受験予定であるならば、
受験勉強は得点力向上を目指して佳境に入る。
つまり過去問の解き方を1つでも多く覚えることになる。
その結果として模試の得点で右肩上がりを維持することにしたい。

よって、これから公私は自ずと多忙を極める。
確かにこの時期の困難を踏破してこそ合格の栄冠は君に輝く。
だが、この時期だからこそ以下の様なお悩みの絶えることもない。

「過去問を繰り返し解く意味ってナニ」
「過去問を繰り返し解くのって正直ウンザリ」
「過去問を何度も解くモチベーションが維持できなさそう」

資格試験の性質からして、合格基準を満たせる勉強の王道は、過去問の解き方を覚えることと、記憶の原則から盤石を期して過去問を最低でも五回の繰り返し解くこととを受験生、あなたにに求める。そうする事の目的と動機づけとを見失っては先の王道を進むことは困難を極める。合格を目指すことを叶えることができない。

今回は過去問を繰り返し解く目的と動機づけ法とを再確認したい。
これを既にご認識の受験生はスルーして勉学に励まれたい。



結論。
過去問を繰り返し解く目的は、
過去問の誤答を減らしてその正答を増やすことだ。
その反映として模試や答練の得点を右肩上がりに維持すること。

そのことは具体的に以下のこととなる。
1.誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正する
2.正答した過去問の解き方は長期記憶として受験日まで保持する
3.2を余裕で合格基準を満たせるように増加させ続けることである
以上を続いて詳しくご説明しよう。



1.誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正する

これを可能にする唯一の教師たる過去問の解答解説はこれを以下によって正しく読解する。

まず、解答解説の全文を一度に通読する。これで前者を後者に修正できる認識が得られたならばここでこの読解を終了しても良い。次に、そうできなかったならば、全文をなす各文を一文ずつ区切って再読する。こうして意味が取れないある一文を特定する。

特定されたある一文はこれを文節単位で区切って再読する。これによって、ある文節の語彙や専門用語、「・・・の時に」「・・・の場合」「・・・以下(以上)」などの文意を左右する機能語などで意味が不明または曖昧なものは辞書やネットで調べて意味や語法を明確にする。

その後に、意味がとれなかった先の一文を再読してその文意が明確になったことを確認する。これを確認できたならば、この一文を含む解答解説の全文を再読する。こうして読解した解答解説の教える解法により誤答した自らの解法を正答できる解法に修正できる認識を得る。

以上、解答解説にある語彙や構文を明確にしつつ、その全文やそれを構成する各文、各文を構成する文節を繰り返しそうして丁寧に読解することは、誤答した過去問の解き方を正答に至る解き方に修正するための要諦だった。

では、解答解説の読解法を再確認されていかがであろうか。確かに「それって面倒くさい」こと甚だしい。だが、面倒くささにかまけていては不合格というもっと面倒くさい状況に陥るだろう。丁寧な勉強をしてこそ過去問の解き方を合格できるものに転じることが叶う。



2.正答した過去問の解き方は長期記憶として受験日まで保持する

正答した過去問の解き方は仮に一度覚えたとしても人脳の忘却する性質からしてこれを受験日まで保持することが困難だ。旅行のような直接的に体験したことの記憶と異なる「AはBである」「AはBする」と言ったAもBも自分に間接的な事象の意味記憶であり、「何もせずにこれを保持でればそれこそ苦労はしない」と言うものだ。

その性質からして正答した過去問の解き方は、これを受験当日に使える長期記憶にする為に、長期的な意味記憶の最たる例となるかけ算の九九を覚えた過程と同等の道程を経る。繰り返してこれに接することを受験生に要求する。とは言え、闇雲にそうするのでは効率的な受験勉強をすることが困難だ。これを低減する過去問の解き方は以下だった。

2回目は1回目から1日後
3回目は2回目から1週間後
4回目は3回目から2週間後
5回目は4回目から1ヶ月後

つまり上記の間隔で同じ過去問を約2ヶ月間で最低でも五回解く。こうすることが覚えにくい意味記憶としての過去問解法を試験本番で使える長期記憶に転じることのできる勉強法だった。

但し、2回目以降は例えば計算問題ならばこの解法の全過程をいちいち筆記することは無用。その要点を数語のメモ程度にして、それを正しく想起できたことを解答解説によって確認できればそれで良い。こうして効率的な反復解答を続けられたい。



3.2を余裕で合格基準を満たせるように増加させ続けることである

この事、正答した過去問の解き方が勉強時間に相関して増加する長期記憶として受験日まで保持することは、「うふ、アタシってなんか合格できそう」と言うような仮に予備校の講師が耳にしたら蹴りの1つも入れたくなるような甘い主観に決して頼らない。

そうてはなくて「フフッ、模試(答練)の得点が合格基準を繰り返して十分に満たせる様になったの」と模試(答練)の得点による辛い客観的な指標によって行う。

また、その得点は合格基準を時に満たせなかったり、満たせてもギリギリだったりと不安定な様相では駄目。あくまで確実に合格基準を満たせる状況を目指して過去問解法の記憶量はこれを増加させ続ける事が合格を確実化する為に肝要だ。

模試(答練)の利用が難しい学習環境にいるならば、この利用と同等のことができる様に、本試験と同じ試験時間を設定して自らにある年度の過去問を解かせて模試とする。

何れにしても、合格を目指す受験生は、右肩上がりとなる模試(答練)の得点と言った客観的な指標から推定して合格基準をやがて満たせると言った確信を保持できるように、過去問の解答を2や1に基づいて繰り返すことによって、自らが願う合格の思いを実現できる。



とは言え、1から3を実行することは、言うまでもなく辛い。これを確実な合格を想定できるまで継続する為に強いモチベーションを君に要求する。受験生は誰しもが合格することに強い動機づけを有するだろう。また誰しもが過去問集をやりきることにも同様だろう。

だが、そうなる為に例えば毎日三十問の過去問を解くことにはどうであろうか。

誰しもが居心地のよい部屋で毎日を過ごしたい。だが、その為に毎日ではなくても定期的に片付けや掃除をすることは難儀だ。使い心地の良く清潔なキッチンはあって欲しい。でも、その為に調理や食事の後でこまめに掃除や整頓をすることは大変だ。過去問を解くことは同様の感覚を受験生に抱かせる。以下の嘆きをもたらす。

「今日も○十問の過去問を解くのか、嫌だ」
「今日もまた○十問の過去問を解くの、ウンザリよ」
かように日々の過去問解答には有用な動機づけが困難である。

だがその困難さを覚えるだけに留まるなら合格を目指すことはできない。これを可能にする日々に過去問を解き続けられる動機づけは、これを合格したいし過去問を解くことをやりきりたいと言う強い動機づけとを連結することで自らに施すことで可能だ。

その事に資する方法は繰り返してご案内の通りだ。以前の段取りを改良してご提示する。以下で確認し実践して欲しい。

1.念願の合格を果たした様子を思い浮かべてその気持ちを味わう
 合格証を手にしたり合格をネットで確認したりして、そうする時に見ていることを今ここで視て、そうした時に聞いていることを今ここで聴いて、そうした結果としてそうした後に感じていることを今ここで体感する。
 
2.1を結果した過去問解答の完了を想いて以下同文
 過去問解答の5回目を解き終えた時を思い描く。その時に見ていることを今ここで視て、聞いていることを今ここで聴いて、感じていることを今ここで体感する。
 
3.1と2との為に今日○十問の過去問を解けたことを以下同文
 合格を果たせた時と過去問の最終回を解き終えた時との心地良さに浸りながら、「その良い感じの為に今日も○十問の過去問を解けたら良いよね」と心の中で呟く。そうできた状況を思い描く。その時に見ていることを以下同文。
 
するとその心地良さから○十問の過去問を解くことへ根性論なしの強い動機づけを覚えられるはずだ。そうでなくても、「嫌だ」とか「ウンザリ」と言うような否定的な感覚を覚えることなく、過去問解答へと無理なく手を進めることができるようになっているはずだ。その気持ちに力を得てさあ今日も過去問を解き始めよう。



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「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2022年1月14日号


こんにちは。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。

ちなみにNLPとは、
Neuro-Linguistic Programing(神経言語プログラミング)、
イメージや言葉の有用な使い方を構造化した世界的な頭の使い方。


すっかりお正月気分も抜けた。
年度末モードで多忙な毎日をお過ごしでしょう。

一方、コロナ禍は超特急的な感染拡大の様子を呈している。
その重症化は少なくても健康を害することは言うまでもない。
仕事や試験勉強に強く影響するのでどうぞご用心くださいませ。


この夏期に受験する皆さん、
昨年の勉強もお励みだったことでしょう。
これからより本格的に受験勉強にお取り組みのことと拝察。

と言う訳ではない以下の様なご相談やお悩みをよく拝聴します。
「勉強に打ち込みたいけど、やる気がイマイチで・・・」
「集中して勉強をしたいのに、何だかボーッとしちゃって・・・」

そうなる訳を拝聴するとそれらに通底する声がこれ。
「この資格を取ったら将来にどう役に立つのかな不安」
「頑張って資格を取っても生きていけなくなるのは怖い」
資格の将来性に関わる不安や恐れがそう言う受験生に潜む訳です。

それらの影や暗雲が心の根底に広がる状況下、
合格を目指して勉強に能力・脳力を発揮することは困難。
意味や価値のあることに意欲を持ち集中するのが人脳の特性だから。

今回は脳力を発揮できる試験勉強の基本姿勢を考えてみましょう。



今回の題目はこれ。
「脳力を発揮できる試験勉強の根本とは何か」

それを見る為に有用な問は以下に続くもの。
「取りたい資格はやりたいことにどう繋がっていますか」

冒頭のお悩みを抱く受験生諸氏に共通したその答えは以下。
「やりたいことと繋がらないが将来性がありそうに感じる」
「そのこととあまり関係ないけど安定性がありそうに思える」
「やりたいことでは食っていけないから仕方なく勉強している」

なるほど。「やりたいことじゃ食っていけないよ、将来性や安定性のある道に進みなさい」と親や先生に進路で散々言われたからね。しかし、これからの社会は、あるいは既に社会は、激変しつつある。今までの様な他人の考えに頼って生きていける状況から次第にそして激しく移行していく。将来性や安定性を求める拠り所はもうなくなりつつある。



先の答えの深層を深掘りする問は以下の様にもの。
「AI等の社会的な影響を考えるとそれってどうですか」

米国の調査によれば、AIは金融や製造、情報の分野に多数の雇用喪失をもたらす社会影響を与えると言う。囲碁や将棋で人知を凌駕した事から分かるように数値や制御の処理などルールの明確な作業に圧倒的な力を発揮してきた。自動運転を担い始めた昨今から、益々もってそうするのだろうから。

他方、日本は少子高齢化の真っ只中。2008年の12800万人を頂点にして人口が急激に減りだした。厚労省の推計によれば、様々に想定されているが、日本の人口は2100年で5000万人を切る当たりに着地するという。84万人/年の減つまり一都市に当たる人口減が続く事になる。これに関係する業界に様々な影響を及ぼすことは必至。

恐らく賢明な皆さんは薄々ではあってもそうした将来的な激変をご察知のはず。そうであるならば取得を目指す資格の将来性や安定性に不安や怖れを覚えることは生物的な防衛本能からして自然なこと。資格取得に関わる意欲や集中の減退や低下を覚えることは自ずと到来する。



そうだとだとすると、
社会的な激変に対処することはどうしたらできるのか。

その答えを導出する問は以前からご案内の以下。
「資格取得の目的は何か」
「その目的の更に大きな目的は何か」
「その更に大きな目的は何にどのような貢献をするのか」

例えば、最初の答えは昇給や昇進、キャリアアップなどの個人的にやりたいこと。次は地域の発展や女性進出を促す社内改革に関わるなど次第に周囲の人たちに関わること。最後はAIに淘汰されずその活用で社会的な活躍をする人材を育成することなど。つまりその答えは自分事から人を元気にしたり笑顔にしたりすることに転じることだろう。

どのような社会的な激変があろうとも周りに誰か人がいる。人類史を見渡すとその様に互いに助け合った集団は活力に満ちて状況の激変に生き残り発展してきた。その集団を構成する各個人は、例えばハリウッド映画の英雄たちやエジソンやジョブズのように自分のやりたいことを通して前述のような人的な影響を与えた。



確かに「それって自分に関係ないから」とそう仰せの受験生もある。だが、その人も幼少から学生時代を振り返ると、部活やサークルなどのやりたいことで関係者を喜ばせたり楽しませたりするために寝食をわすれて練習したり活動したりと、自然とそのことに意欲を出せたり集中できたりしたと思える。

それらの事から前述の問は以下のようにも換言てきる。
「資格取得でやりたいことは何か」
「そのことで更に大きなやりたいことは何か」
「その更に大きなやりたいことは何にどのような貢献をするのか」

要するに資格取得の目的とその更に大きな目的、つまり短期から長期に亘るやりたいことを考える。そのことと資格との関係を再考する。

仮にそれらのやりたいことを見いだせなければ試験勉強を続けることは言わずと知れた骨折り損、時間の無駄。だから別のこと、自分が本当にやりたいことに関わる資格試験の勉強をする。あるいはやりたいと思える趣味や活動に打ち込む。そうすれば頭の仕組みからしてその働きは一辺することは言うまでもない。

そうでなくて、やりたいことと資格取得との関係を改めて確認できれば、やりたいことの脳内影響から寝食を忘れるくらいに意欲がでたり集中できたりと頭は実に良く働くだろう。やりたいことに中期・長期的にも貢献すると想像できる資格試験の勉強は意欲や集中の悩みを解消しあなたに結果的として合格をももたらしてくれるはずだ。

仮にやりたいことが結果的に失敗だったとしても、それが分かるまでワクワクして生きていける。「人はやったことよりやらなかったことを後悔する」と言われるように、資格を通してやりたいことすることは後悔しない人生をもたらしてくれると想像するのは僕だけだろう。

最後にこの問で終わりたい。
「資格試験の勉強は君の将来やりたいことにどう繋がっていますか」


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