MindMap: 2016年7月アーカイブ

私たちの毎日を密かに取り巻くものの1つがストレス。

例えば、交通機関で通勤通学をする時、多くの人はストレスから逃れようがありません。朝夕のラッシュ時、足腰の骨がきしむほど、車内に押し込まれる。狭くて暑苦しい車内ですし詰め状態を乗降駅まで強いられる。埼京線や京浜東北で通勤していた経験は、背中に思い出すだけで汗を滲ませます。

職場に着けば、成果だ業績だ売り上げだと上司に圧力を受ける。あるいは、「あの件はどうした」と顧客から高圧なクレームが入る。そうでなくても、先輩やお局様から様々なプレッシャーを受ける。気の休まる暇がありません。

どうにかこうにか平日を乗り越え、やっとの思いで週末を迎えても、その状況は似たり寄ったり。親心からとは言え、仕事の様子を心配されたり、結婚や小作りを催促されたり、左右上下の隣室から耳障りな声や音が漏れ聞こえたりして、これまた気が休まる暇がありません。

それら1つ1つは小さいようでも、塵も積もれば山となるのですから、確実に心に圧力を掛けます。心は折れないまでも、歪みが溜まりっぱなしです。そう、その状態こそが、心にストレスが溜まった状況です。その状態は、身体や脳に変調をきたすストレスホルモンの継続的な分泌を誘発します。

ストレスホルモンは、心拍数や血圧を高めたり、脳機能に重要な働きを占める海馬の神経細胞を損傷したりします。その結果、ストレスは悪くすると心身に重篤な病を招きます。例えば癌や心筋梗塞、脳梗塞などで死を招きます。そうはならなくても、知らぬ間にうつ病や心身症に陥る可能性も待ち構えます。

ですから、そうした結果を招くストレスはキラーストレスと呼ばれます。まるで、プロレスラーのリングネームのような響きですが、キラーストレスって名前以上にその影響は本当に恐くないでしょうか。


では、キラーストレス、その解消法とは何をどうするのでしょうか。なるほど、「冷えたビールで大丈夫」かも知れませんね。しかし、飲んで騒げば大丈夫とは、決して言えないのですよ。

ストレスは、アルコールと悪役コンピを組んで知らぬ間に酒量を増やします。また、お酒事態からして、酒は呑んでいる時に飲み足りず飲み終わったときに飲み過ぎます。結局、脂肪値や血糖値を高め、密かに肝臓を損ない大病を体に招き入れますから。

実は、お酒よりももっと健康的な3つのキラーストレス解消法があります。一つ目は、週に数回、数十分の歩行と言った軽い運動を続ける事です。無論、軽い運動を継続することによる、ストレス軽減の効果は実証済みです。

二つ目は、宗教色を廃した瞑想法でマインドフルネスと呼ばれる心的な訓練法です。1回10分程度、軽く目を閉じて自分の呼吸や周囲に注意を向けます。そうしている間、過去の出来事や不安や怖れに囚われ始めた自分に気がついたら、自分の吐く息や吸う息に注意を向けます。

とは言え、マインドフルネスは、無念無想や止水明鏡など難解な心持ちを求めません。ただ、呼吸や身体、周囲に気づきを向け続けるだけでストレス解消の効果は抜群なことが、既に検証されたいます。

三つ目は、コーピングと呼ばれるストレス解消法です。事前に用意した気晴らしを行いストレスを減らすのです。外的と内的と大きく分けられる2つの方法があります。

どちらをするにしても、大切な事はできるだけ多く気晴らしになる行為を事前に用意しておくことです。すなわち、ストレス解消になる多くの選択肢、気晴らしを前もって手帳やスマホにメモとして持っておくことです。そうしたコーピングの選択肢が多いほど、時と場所と場合で即座のストレス低減が可能になるからです。

以上から、コーピングのリストを双方合わせて百個を書き出すことから始めます。もちろん、百個書き出すのが大変ならば、仮に10個から始めても大丈夫。最も大事なのは、ストレスを感じたらコーピングのどれかをすぐに行うことです。


さて、そのリストづくりを考えるとどうでしょうか。確かに、「百個も・・・」と既にストレスを感じるかも知れません。しかし、ある方法でそれを書き出すことにストレスを覚えずに済みます。

その方法がマインドマップを活用することです。次の要領でマインドマップを先のリストづくりに使えば簡単にできてしまうからです。

まず、紙面の左右や上下と2つの領域を想定します。2つのうち、その一方に外的なコーピングを書きます。もう一方に、内的すなわちイメージなどのそれを書き広げます。とは言え、まだ難しさを覚えるでしょうか。でも、大丈夫。

そうする時のヒントの1つは、五感に注目することです。視覚、聴覚や触覚、味覚や嗅覚、それらを外面的や内面的に使う。そうする事を、枝を次々と広げて思いつくままに書き広げて見ましょう。



外面的に五感を使うとは、例えばこうです。視覚や聴覚で四季折々の花鳥風月を愛でる。花を見たり、鳥の声を聞いたり、草木を吹き渡る風の音に耳を傾ける。空が薄暮から紅にかわる夕日を見たり、夜の星座をなぞったりしてみる。

触覚や嗅覚でも季節の風物を楽しむことができます。草木に触れたり、花々や森の匂いをきいたりする。自然が身近になくても、多種多様のアロマが通勤途中のショップで手に入ります。

そして、味覚や嗅覚と言ったら多彩な飲み物や食べ物を楽しむこと。和食や中華、イタリアンや無国籍料理など様々な食を堪能すれば良い。飲み過ぎない程度、それらの食にぴったりの飲み物を取りそろえてみる。

無論、感覚別に分けなくても、何かの運動や楽しみも枝葉に書き入れます。好きな時間や場所で散歩やジョギングをしたり、森林浴をしたりする。大好きな人と大好きな場所を週末に旅行する。

そのようなワクワクの思いつきを次々とマインドマップで書き出しておきます。ストレスを感じたらば、書き出しのどれかをやればそれを解消できます。要点は、書き出しだけに終わらずに、コーピングをやることですよ。

内的な方法は長くなるので、次の記事でご案内しますね。

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